JP2002199556A - ワイヤーハーネス用クランプ - Google Patents
ワイヤーハーネス用クランプInfo
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Abstract
アース接続し、かつワイヤーハーネスの相手側への配索
作業の作業工数を低減する。 【解決手段】 ワイヤーハーネス35が挿通されて前記
ワイヤーハーネス31を支持するハーネス支持部45
と、このハーネス支持部45に設けられて前記ハーネス
支持部45を相手側に固定可能とする固定部47と、前
記ワイヤーハーネス31から引き出されたアース線51
の端末に設けられてアース接続するためのアース端子5
3とを備えたワイヤーハーネス用クランプ27であっ
て、前記固定部47に前記アース端子53を係止するた
めの係止部49を設け、前記アース端子53に前記係止
部49に係止される被係止部54を設け、前記係止部4
9に前記被係止部54を係止し、締結具35により前記
固定部47と共に前記アース端子53を前記相手側に締
結固定して前記アース線51と前記相手側とを導通す
る。
Description
を車体などの相手側に固定すると共に、ワイヤーハーネ
スのアース接続を行うことができるワイヤーハーネス用
クランプに関する。
際には、ワイヤーハーネスを所定の部分で車体などに固
定するワイヤーハーネス用クランプが用いられている。
6に示すように、ワイヤーハーネス1が挿通されてワイ
ヤーハーネス1を支持するハーネス支持部3と、このハ
ーネス支持部3に設けられてブラケット5に取り付けら
れるブラケット取付部7とを備えている。
てワイヤーハーネス1を相手側に固定するときには、ま
ず、ハーネス支持部3にワイヤーハーネス1を挿通して
ワイヤーハーネス1の所定の部分を支持させる。次に、
ブラケット取付部7にブラケット5を取り付けて、ハー
ネス支持部3をブラケット5に固定する。このとき、予
めボルトなどからなる締結具11によりブラケット5を
相手側に設けられた第1のボス部13に締結固定してお
くことで、ハーネス支持部3はブラケット5を介して相
手側に固定される。このため、クランプ9は、ワイヤー
ハーネス1の所定の部分を相手側に固定することができ
る。
続を行うときは、ワイヤーハーネス1から引き出された
アース線15を相手側に接続する。アース線15を相手
側に接続するときには、アース線15の端末にアース端
子17を設ける。そこで、アース端子17を相手側に設
けられた第2のボス部19にボルトなどからなる締結具
11により締結固定する。この結果、アース線15と第
2のボス部19とが導通してワイヤーハーネス1がアー
ス接続される。
は、公技番号93−26394に記載された電気接続箱
を用いるものがある。電気接続箱21は、図7に示すよ
うに、接続されたワイヤーハーネス(不図示)を内部に
設けられた分岐回路(不図示)により分岐接続してお
り、分岐回路内に設けられて接続されたワイヤーハーネ
スのアース線(不図示)に導通接続するアース接続用ブ
スバー23を備えている。
ネスをアース接続する場合には、電気接続箱21にワイ
ヤーハーネスを接続する。このとき、ワイヤーハーネス
が分岐回路により分岐接続され、ワイヤーハーネスのア
ース線がアース接続用ブスバー23に導通接続される。
そして、アース接続用ブスバー23と相手側とをボルト
などからなる締結具25により締結固定して電気接続箱
21を相手側に固定する。この結果、ワイヤーハーネス
を相手側に固定すると共にアース接続用ブスバー23を
介してアース線が相手側に接続されてワイヤーハーネス
のアース接続が行われる。
来のワイヤーハーネス用クランプ9を用いてワイヤーハ
ーネス1を相手側に配索するときには、ワイヤーハーネ
ス1のアース接続を行う場合、ワイヤーハーネス1を相
手側に固定する作業とは別の作業によりアース接続を行
うため、ワイヤーハーネス1の配索作業の作業工数が多
く手間がかかっていた。
1から引き出されてアース接続されるまで自由状態とな
っているため、車両のエンジンルームなどの作業スペー
スの少ない場所でのワイヤーハーネス1の取り回し時
に、他の部材などに引っかかり損傷するおそれがあっ
た。
ネスのアース接続をする場合には、電気接続箱21に接
続されて分岐接続されたワイヤーハーネスが、電気接続
箱21を相手側に固定することで相手側に固定されると
共にアース接続されるため、ワイヤーハーネス1の分岐
接続の必要のない部分でワイヤーハーネス1の固定およ
びアース接続を行うことができなかった。
意の部分を相手側に固定すると共にアース接続すること
ができ、かつワイヤーハーネスの相手側への配索作業の
作業工数を低減し、さらにワイヤーハーネスの取り回し
時のアース線の損傷を防止することができるワイヤーハ
ーネス用クランプの提供を目的とする。
め、請求項1記載の発明は、ワイヤーハーネスが挿通さ
れて前記ワイヤーハーネスを支持するハーネス支持部
と、このハーネス支持部に設けられて前記ハーネス支持
部を相手側に固定可能とする固定部と、前記ワイヤーハ
ーネスから引き出されたアース線の端末に設けられてア
ース接続するためのアース端子とを備えたワイヤーハー
ネス用クランプであって、前記固定部に前記アース端子
を係止するための係止部を設け、前記アース端子に前記
係止部に係止される被係止部を設け、前記係止部に前記
被係止部を係止し、締結具により前記固定部と共に前記
アース端子を前記相手側に締結固定して前記アース線と
前記相手側とを導通することを特徴とする。
では、ハーネス支持部にワイヤーハーネスを挿通して支
持させ、固定部の係止部にアース端子の被係止部を係止
して固定部にアース端子を係止し、この状態で固定部と
共にアース端子を相手側に締結固定してアース線と相手
側とを導通する。このため、固定部とアース端子とを予
め一体として取り回して相手側に固定することができ、
ワイヤーハーネスの固定と同時にワイヤーハーネスのア
ース接続を行うことができる。
イヤーハーネス用クランプであって、前記係止部が、前
記固定部の一側面から他側面にかけて貫通した穴からな
り、前記被係止部が、前記係止部内に嵌合して係止さ
れ、前記係止部に前記被係止部を係止した状態で前記係
止部に前記締結具を挿通して前記固定部および前記アー
ス端子を前記相手側に締結固定することを特徴とする。
では、係止部に被係止部を係止した状態で、係止部に締
結具を挿通して相手側に固定部と共にアース端子を固定
することができる。このため、係止部が固定部の相手側
への締結用穴として機能する。
イヤーハーネス用クランプであって、前記被係止部が、
前記固定部および前記アース端子を前記相手側に固定す
るとき、内部に前記締結具が挿通される環状の板体であ
ることを特徴とする。
では、被係止部の内部に締結具が挿通されて相手側に固
定部と共にアース端子が締結固定される。
記載のワイヤーハーネス用クランプであって、前記被係
止部が、前記係止部に係止された状態で、前記係止部の
内周面に沿って配置されることを特徴とする。
では、係止部に被係止部が係止された状態で係止部の内
周面に被係止部が沿って配置されるため、係止部に対し
て被係止部ががたつくなどの不具合を防止する。
記載のワイヤーハーネス用クランプであって、前記係止
部に前記内周面から外側に向かって設けられた複数の凹
部と、前記被係止部の外周面から突設されて前記凹部に
係合可能な凸部とを備え、前記被係止部を前記係止部に
係止するとき、前記凸部を前記複数の凹部に選択的に係
合させて前記被係止部の前記係止部への係止方向を調節
することを特徴とする。
では、被係止部を係止部に係止するときに、係止部の複
数の凹部に被係止部の凸部が選択的に係合するため、被
係止部の係止部への係止方向を調節することができる。
ーネス用クランプの実施形態について説明する。図1
は、本発明にかかるワイヤーハーネス用クランプを用い
てワイヤーハーネスを相手側に組み付けるときの斜視図
である。図2は、図1に示すワイヤーハーネス用クラン
プによりワイヤーハーネスを相手側に組み付けた状態の
断面図である。図3は、図1に示すワイヤーハーネス用
クランプの斜視図である。
に示すように、複数本の電線を束ね、これらの電線の外
周に絶縁テープ29を巻いて形成されたワイヤーハーネ
ス31を車体などの相手側に配索する際に、ワイヤーハ
ーネス31の所定部分を相手側に固定すると共に、ワイ
ヤーハーネス31をアース接続している。
27が締結固定される柱状のボス部33が設けられてい
る。ボス部33は、先端から内部にかけてボルトからな
る締結具35の雄ねじ部37が締結可能なように雌ねじ
部39が設けられていると共に、先端に後述するクラン
プ27の固定部47およびアース端子53とが締結され
る締結面41を有している。また、ボス部33は、外周
面に先端から長手方向に沿って突設された係合突起43
を備えている。
27は、ワイヤーハーネス31を支持するハーネス支持
部45と、このハーネス支持部45に設けられた固定部
47と、この固定部47に形成された係止部49と、ワ
イヤーハーネス31から引き出されたアース線51の端
末に設けられたアース端子53と、このアース端子53
に形成されて係止部49に係止される被係止部54とを
備えている。
れており、内周面の径がワイヤーハーネス31の外周面
の径と略同一の寸法となっている。このハーネス支持部
45は、一側から他側にかけてワイヤーハーネス31を
挿通されて内周面によりワイヤーハーネス31の長手方
向の一部の外周面を支持する。そして、ハーネス支持部
45は、外周面55に相手側に固定するための固定部4
7が設けられている。
り、長手方向の一側がハーネス支持部45の長手方向に
沿って外周面55に一体成形されている。この固定部4
7は、長手方向の他側がハーネス支持部45の長手方向
に交差する方向にハーネス支持部45の外周面55から
突出しており、全体としてボス部33への締結方向のク
ランプ27の前端となっている。また、固定部47は、
ボス部33への締結方向の前端面57に複数の凹条部5
9を有している。
うに、固定部47の幅方向および長手方向の各外周縁か
らそれぞれ内側に向かって設けられており、後述する係
止部49上で隣接間が略直交して相互に連通している。
これらの凹条部59は、それぞれ固定部47の前端面5
7から後端面61側に向けて形成され、図3に示すよう
に、前端面57側に開口63を有している。このように
形成された固定部47には、上述したように係止部49
が設けられている。
円形形状の開口を有した穴からなっており、固定部47
の前端面57から後端面61にかけて貫通して形成され
ている。この係止部49は、内周面65の径が締結具3
5の雄ねじ部37の径よりも若干大きい形状となってい
る。また、係止部49は、内周面65に複数の凹部67
が設けられている。
内周面65から外側に向かって形成されており、固定部
47の前端面57から後端面61にかけて連通してい
る。これらの凹部67は、隣接間に所定のピッチを有し
て設けられている。なお、本実施形態では、図3に示す
ように、それぞれ複数の凹条部59に対応して設けられ
て係止部49の内周面65に中心角が約90°ごとに配
置されていると共に、凹条部59の幅方向の略中心に配
置されている。
体成形されてボス部33にハーネス支持部45を固定す
るための固定部47を備えていたが、従来のように取付
用ブラケットを用いてもよい。
端子53は、導電性の金属からなり、図1〜図3に示す
ように、端子本体69と、この端子本体69の一側に設
けられた電線圧着部71と、端子本体69の他側に設け
られた被係止部54とを備えている。
方向の寸法が凹条部59の幅方向の寸法と略同一か若干
小さい寸法となっており、厚み方向の寸法が凹条部59
の開口63から内面73までの寸法と略同一となってい
る。この端子本体69は、長手方向の中間部にボス部3
3の係合突起43に係合する係合アーム75が設けられ
ている。
に、端子本体69から外側に向けて延設された引き出し
壁部77と、この引き出し壁部77からアース端子53
の相手側への締結方向の前端側に向けて延設された係合
壁部79とを備えている。引き出し壁部77は、矩形板
状に形成されており、端子本体69の幅方向の端面に一
体成形されている。この引き出し壁部77は、端子本体
69に交差して形成されており、先端がアース端子53
をボス部33に締結した状態でボス部33の外周縁から
外側に配置される。この引き出し壁部77の先端には、
係合壁部79が設けられている。
き出し壁部77に交差して一体成形され、引き出し壁部
77からアース端子53のボス部33への締結方向の前
端側に突出している。この係合壁部79は、アース端子
53をボス部33に締結した状態で、幅方向の端面が係
合突起43の側面に係合する。
着部71は、図1〜図3に示すように、アース線51の
芯線部81に加締め接続されて圧着され、芯線部81と
アース端子53とを導通する芯線接続部83と、アース
線51の被覆部85に加締め接続されて圧着され、芯線
部81と芯線接続部83との接続を保持する保持加締め
部87とで形成されている。
外周面89に端子本体69の長手方向の一側が一体成形
されている。この被係止部54は、図2に示すように、
アース端子53のボス部33への締結方向の前端側の開
口縁が端子本体69の相手側への締結方向の前端面91
と略面一に形成されており、端子本体69の後端面93
から外側に突出している。そして、被係止部54は、締
結方向の前端側から後端側の寸法が固定部47の厚み方
向の寸法と略同一となっている。また、被係止部54
は、外周面89の径が係止部49の内周面65の径と略
同一か若干大きい寸法となっており、内周面95の径が
締結具35の雄ねじ部37の径と略同一か若干大きい寸
法となっている。この被係止部54は、図1、図3に示
すように、外周面89に突設された凸部97を備えてい
る。
アース端子53のボス部33への締結方向に沿って突設
され、端子本体69の幅方向の中心に対して係止部49
の隣接した凹部67間のピッチと略同一のピッチを有し
て配置されている。この凸部97は、係止部49の複数
の各凹部67と略同一形状となっており、係止部49に
被係止部54が係止されるときに、選択的に係止部49
の複数の凹部67に係合されて、被係止部54の係止部
49への係止方向をワイヤーハーネス31の配索スペー
スなどに応じて適宜調節可能としている。
板体で形成したが、被係止部を例えば半円形状の板体な
どで形成してもよい。
クランプ27を用いてワイヤーハーネス31を車体など
の相手側に固定するときには、図1に示すように、まず
ハーネス支持部45にワイヤーハーネス31を支持させ
る。次に、ワイヤーハーネス31のアース線51に接続
されているアース端子53を固定部47に係止し、アー
ス端子53と固定部47とを予め一体とする。その後、
固定部47と共にアース端子53を締結具35によりボ
ス部33に締結固定する。
5に支持させるときには、図示しないが、ワイヤーハー
ネス31をハーネス支持部45の中空内部に挿入してワ
イヤーハーネス31をハーネス支持部45の一側から他
側にかけて挿通する。このため、ワイヤーハーネス31
は、図1に示すように、外周面がハーネス支持部45の
内周面に密接し、ハーネス支持部45により所定の部分
が支持される。そこで、ワイヤーハーネス31のアース
線51に接続されているアース端子53を固定部47に
係止する。
きには、図3に示すように、固定部47の係止部49に
アース端子53の被係止部54を嵌合する。このとき、
図1に示すように、予めアース線51をワイヤーハーネ
ス31の絶縁テープ29から外側に引き出し、このアー
ス線51の被覆を剥離してアース端子53を圧着してお
く。
の被係止部54に嵌合するときには、図示しないが、ま
ず、被係止部54の後端側の外周縁と固定部47の前端
面57の内周縁とを一致させる。このとき、ワイヤーハ
ーネス31の配索スペースなどに応じて係止部49の複
数の凹部の内、所定の凹部67に被係止部54の凸部9
7を位置合わせしておく。この状態では、アース端子5
3の端子本体69が複数の凹条部59の内、被係止部5
4の凸部97と係止部49の凹部67との位置合わせに
応じた固定部47の所定の凹条部59の開口63に沿っ
て配置されている。
47側に移動させる。アース端子53を固定部47側に
移動させると、係止部49の内周面65に被係止部54
の外周面89が摺接しながら係止部49に被係止部54
が圧入されて嵌合される。このとき、アース端子53
は、図1、図2、図4に示すように、被係止部54の凸
部97が予め位置合わせされた係止部49の所定の凹部
67に係合すると共に、図2に示すように、端子本体6
9が固定部47の所定の凹条部59に収容される。ま
た、アース端子53は、端子本体69の締結方向の後端
面93が凹条部59の内面73に当接して被係止部54
の係止部49への嵌合位置が位置決められる。
ーネス31の配索スペースに応じた所定の係止方向で固
定部47に係止されて一体とされる。この状態では、図
4に示すように、係止部49の所定の凹部67に被係止
部54の凸部97が係合しているため、固定部47に対
してアース端子53が回転して固定部47への係止方向
がずれるのを防止されている。また、被係止部54の外
周面89が係止部49の内周面65に沿って配置されて
いる。
る前に、ワイヤーハーネス31(不図示)の配索スペー
スなどに応じて被係止部54の凸部97と位置合わせさ
れる係止部49の複数の凹部67を変更することで、図
5に示すように、アース端子53の固定部47への係止
方向を変更することができる。
止されて一体とされた固定部47とアース端子53と
は、ボス部33に締結固定される。
とをボス部33に締結固定するときには、図示しない
が、被係止部54の開口と相手側に設けられたボス部3
3の開口とを一致させると共に、固定部47の前端面5
7側をボス部33の締結面41に突き合わせる。このと
き、アース端子53は、係合アーム75の係合壁部79
の幅方向の端面がボス部33の係止突起43の側面に当
接されている。そこで、被係止部54の内部に締結具3
5の雄ねじ部37を挿通してボス部33の雌ねじ部39
に雄ねじ部37を螺合し、固定部47およびアース端子
53をボス部33に締結固定する。
3に締結固定された状態では、図1に示すように、ワイ
ヤーハーネス31を支持しているハーネス支持部45が
ボス部33に固定される。また、アース端子53は、図
2に示すように、被係止部54のボス部33への締結方
向の前端側の開口縁と、端子本体69の長手方向の一側
とがボス部33の締結面41に当接してボス部33に導
通接続する。さらに、アース端子53は、図示しない
が、係合アーム75の係合壁部79の端面がボス部33
の係合突起43の側面に当接しているため、ボス部33
に対して回転してボス部33への固定方向がずれること
を防止されている。
の部分でボス部33を介して相手側に固定されると共
に、アース線51がアース端子53を介してボス部33
に導通されてワイヤーハーネス31が相手側にアース接
続される。
ンプ27では、ワイヤーハーネス31をハーネス支持部
45に挿通されて支持し、固定部47の係止部49にア
ース端子53の被係止部54を係止して固定部47とア
ース端子53とを一体とした状態で、固定部47と共に
アース端子53をボス部33に締結固定することができ
る。このため、クランプ27では、固定部47をボス部
33に締結固定すると同時にアース端子53をボス部3
3に締結固定することができ、ワイヤーハーネス31の
相手側への固定作業とワイヤーハーネス31のアース接
続とを同一工程で行うことができる。
ハーネス31を所定の部分で相手側に固定することがで
き、かつワイヤーハーネス31の相手側への配索作業の
作業工数を低減してワイヤーハーネス31の相手側への
配索作業を容易に行うことができる。
ース端子53とを一体とした状態でボス部33への固定
部47の締結固定と同時にアース端子53の締結固定を
行うため、締結具35が固定部47のボス部33への固
定用とアース端子53のボス部33への固定用とを共用
化することができ、締結具35の数を低減して部品点数
を低減することができる。
を配索した状態では、相手側の軽量化を図ることができ
ると共に、全体としてコストを低減することができる。
アース端子53とを一体とした状態でボス部33への固
定部47の締結固定と同時にアース端子53の締結固定
を行うため、固定部47の固定用のボス部33とアース
端子53の固定用のボス部33とを共用化でき、ボス部
33の数を低減して相手側の省スペース化を図ると共
に、相手側の軽量化を図ることができる。
7とアース端子53とを一体としてワイヤーハーネス3
1の相手側への固定作業が行われるため、ワイヤーハー
ネス31の取り回し時にアース線51の端末が固定部4
7に係止された状態となっており、アース線51が相手
側の他の部材などに引っかかり損傷することを防止する
ことができる。
る被係止部54の内部に締結具35を挿通されてアース
端子53がボス部33に締結固定されるため、アース端
子53とボス部33との接続をより確実に行うことがで
きる。
止された状態では、係止部49の内周面65に被係止部
54の外周面が沿って配置されているため、係止部49
に対して被係止部54ががたつくなどの不具合を防止し
て固定部47とアース端子53との係止状態を確実に保
持することができる。
止部54を係止部49に係止するときに、複数の凹部6
7に凸部97を選択的に係合させてアース端子53の固
定部47への係止方向を調節することができるため、相
手側のワイヤーハーネス31の配索スペースに容易に対
応することができる。この結果、クランプ27を汎用化
することができ製造コストを低減することができる。
係止部49への係止状態で係止部49の凹部67に被係
止部54の凸部97が係合するため、被係止部54と係
止部49との係止状態をより確実に保持することができ
る。このため、固定部47とアース端子53とを安定し
て係止させることができる。
形形状の開口を有した穴からなっていたが、例えば矩形
形状や楕円形状の開口を有した穴により形成してもよ
い。また、被係止部54は、円環状の板体で形成されて
いたが、例えば矩形や楕円などの環状の板体で形成する
こともできる。さらに、係止部49と被係止部54との
双方の形状を変更することもできる。
が係止部49の内周面65の中心角の約90°のピッチ
を有して配置されているが、例えば、中心角を約45°
にするなどクランプ27の仕様に応じて中心角度を変え
て複数の凹部67を配置してもよい。この場合には、中
心角を小さくすると凹部67の個数が増加し、中心角を
大きくすると凹部67の数が減少し、端子本体69の中
心に対して被係止部54の凸部97の位置も隣接した凹
部67間のピッチに応じて適宜変更される。
の個数を増加することで、被係止部54の係止部49へ
の係止状態をより強固に保持することができる。この場
合、凸部97は、隣接間のピッチが凹部67の隣接間の
ピッチに対応して配置される。
は、ワイヤーハーネスをハーネス支持部に挿通して支持
し、固定部の係止部にアース端子の被係止部を係止して
固定部とアース端子とを一体とした状態で固定部と共に
アース端子を相手側に締結固定することができる。この
ため、ワイヤーハーネス用クランプでは、固定部を相手
側に締結固定すると同時にアース端子を相手側に締結固
定することができ、ワイヤーハーネスを所定の部分で相
手側に固定でき、かつワイヤーハーネスのアース接続を
行うことができ、ワイヤーハーネスの相手側への配索作
業の作業工数を低減して配索作業を容易に行うことがで
きる。
ース端子とを一体としてワイヤーハーネスの相手側への
固定作業が行われるため、ワイヤーハーネスの取り回し
時にアース線が相手側の他の部材などに引っかかり損傷
することを防止することができる。
を係止した状態で、係止部に締結具を挿通して相手側に
固定部と共にアース端子を固定することができる。この
ため、係止部が固定部の相手側への締結用穴として機能
し、製造を容易に行うことができる。このため、ワイヤ
ーハーネス用クランプの製造コストを低減することがで
きる。
締結具を挿通されて相手側にアース端子が締結固定され
るため、アース端子と相手側との接続をより確実に行う
ことができる。
被係止部が沿って配置されるため、係止部に対して被係
止部ががたつくなどの不具合を防止して固定部とアース
端子との係止状態を確実に保持することができる。
に係止するときに、複数の凹部に凸部を選択的に係合さ
せてアース端子の固定部への係止方向を調節することが
できる。このため、クランプは、相手側のワイヤーハー
ネスの配索スペースに容易に対応させることができ、汎
用化することができて製造コストを低減することができ
る。
ランプを用いてワイヤーハーネスを相手側に組み付ける
ときの斜視図である。
プによりワイヤーハーネスを相手側に組み付けた状態の
断面図である。
プの斜視図である。
状態の平面図である。
方向を変更したときの平面図である。
示す斜視図である。
ネスのアース接続を行う場合を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ワイヤーハーネスが挿通されて前記ワイ
ヤーハーネスを支持するハーネス支持部と、このハーネ
ス支持部に設けられて前記ハーネス支持部を相手側に固
定可能とする固定部と、前記ワイヤーハーネスから引き
出されたアース線の端末に設けられてアース接続するた
めのアース端子とを備えたワイヤーハーネス用クランプ
であって、 前記固定部に前記アース端子を係止するための係止部を
設け、 前記アース端子に前記係止部に係止される被係止部を設
け、 前記係止部に前記被係止部を係止し、締結具により前記
固定部と共に前記アース端子を前記相手側に締結固定し
て前記アース線と前記相手側とを導通することを特徴と
するワイヤーハーネス用クランプ。 - 【請求項2】 請求項1記載のワイヤーハーネス用クラ
ンプであって、 前記係止部が、前記固定部の一側面から他側面にかけて
貫通した穴からなり、 前記被係止部が、前記係止部内に嵌合して係止され、 前記係止部に前記被係止部を係止した状態で前記係止部
に前記締結具を挿通して前記固定部および前記アース端
子を前記相手側に締結固定することを特徴とするワイヤ
ーハーネス用クランプ。 - 【請求項3】 請求項2記載のワイヤーハーネス用クラ
ンプであって、 前記被係止部が、前記固定部および前記アース端子を前
記相手側に固定するとき、内部に前記締結具が挿通され
る環状の板体であることを特徴とするワイヤーハーネス
用クランプ。 - 【請求項4】 請求項2または3記載のワイヤーハーネ
ス用クランプであって、 前記被係止部が、前記係止部に係止された状態で、前記
係止部の内周面に沿って配置されることを特徴とするワ
イヤーハーネス用クランプ。 - 【請求項5】 請求項3または4記載のワイヤーハーネ
ス用クランプであって、 前記係止部に前記内周面から外側に向かって設けられた
複数の凹部と、前記被係止部の外周面から突設されて前
記凹部に係合可能な凸部とを備え、 前記被係止部を前記係止部に係止するとき、前記凸部を
前記複数の凹部に選択的に係合させて前記被係止部の前
記係止部への係止方向を位置決めすることを特徴とする
ワイヤーハーネス用クランプ。
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JP (1) | JP3825253B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007295682A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | クランプおよびその固定構造 |
JP2017189031A (ja) * | 2016-04-06 | 2017-10-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 固定部材及び配線改変行為検知装置 |
EP2894719B1 (de) | 2014-01-13 | 2018-09-26 | Bombardier Transportation GmbH | Vorrichtung zur Ableitung eines Kurzschlussstroms |
EP2433831B1 (de) * | 2010-09-23 | 2022-06-15 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Verfahren zum Betreiben eines elektrisch angetriebenen Flurförderzeugs |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000396072A patent/JP3825253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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