JP2002199481A - 車両用超音波検出装置及びその製造方法 - Google Patents

車両用超音波検出装置及びその製造方法

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JP2002199481A JP2000392788A JP2000392788A JP2002199481A JP 2002199481 A JP2002199481 A JP 2002199481A JP 2000392788 A JP2000392788 A JP 2000392788A JP 2000392788 A JP2000392788 A JP 2000392788A JP 2002199481 A JP2002199481 A JP 2002199481A
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Mitsuru Nakagawa
中川  充
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波センサとこの超音波センサを収容する
ケーシングとの間に介在する必須の部品であるカバー部
材の構成に工夫を凝らして、超音波センサ及びケーシン
グの塗装を同時に行うようにした車両用超音波検出装置
を提供する。 【解決手段】 カバー部材30は、シリコンゴムからな
る弾性ポッティング材料を空隙g内に注入固化させるこ
とで形成される。このカバー部材の形成前に、ケーシン
グ20のフランジ部20bの表面23及び超音波センサ
40のセンサ本体40aの表面42aは、同一の塗料に
より同時に塗装処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用超音波検出
装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、乗用車用超音波検出装置
としては、当該乗用車のフロントバンパーに設けられる
ものがある。この超音波検出装置には、超音波センサを
シリコンゴム等の弾性材料からなる筒状カバー部材を介
しケーシング内に収容して構成されているものがある。
ここで、超音波センサは、その超音波送受信端面にて、
ケーシングの開口端面と共に、外方に露呈している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記超音波
検出装置においては、上述のように超音波センサの送受
信端面及びケーシングの開口端面は、共に外部に露呈し
ているため、見映えの観点から、フロントバンパーの表
面と同一色の塗料による塗装を施されている。ここで、
カバー部材の端面も超音波センサの送受信端面及びケー
シングの開口端面と同様に外部に露呈しているが、当該
カバー部材の色は、見映えの観点から、ケーシングのう
ちその開口端面以外の部分の色に合わせるため、このカ
バー部材の端面は上記塗装の対象から除かれている。
【0004】しかし、このようにカバー部材の端面を塗
装の対象から除くために、超音波センサの送受信端面及
びケーシングの開口端面を、通常、別々に塗装処理して
おり、その結果、当該送受信端面及び開口端面の各塗装
色が相互に微妙に異なり、超音波検出装置の外観上の見
映えを著しく損なうという不具合が生ずる。
【0005】ここで、上記カバー部材は、超音波センサ
の防振や超音波センサとケーシングとの間へのゴミの侵
入を防止するために、欠くことができない部品である。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、超音波センサとこの超音波センサを収容す
るケーシングとの間に介在すべき必須の部品であるカバ
ー部材の形成に工夫を凝らして、超音波センサ及びケー
シングの塗装を同時に行うようにした車両用超音波検出
装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る車両用超音波検出装置
では、ケーシング(20)と、このケーシング内にその
先端側開口部(20b)側から収容されるセンサ本体
(40a)を有する超音波センサ(40)と、ケーシン
グの内周壁とセンサ本体の外周壁との間に介装されるカ
バー部材(30)とを備え、センサ本体は、その表面
(42a)にて、ケーシングの先端側開口部から外部を
臨むように位置している。
【0008】当該超音波検出装置において、カバー部材
は、ケーシングの内周壁とセンサ本体の外周壁との間に
弾性ポッティング材料を充填して固化させることで形成
され、センサ本体の表面及びケーシングの先端側開口部
の表面は、弾性ポッティング材料の充填前に同一色の塗
料により同時に塗装処理されることを特徴とする。
【0009】このように、超音波センサとこの超音波セ
ンサのセンサ本体を収容するケーシングとの間に介在す
る必須の部品であるカバー部材が、ケーシングの内周壁
とセンサ本体の外周壁との間に弾性ポッティング材料を
充填して固化させることで形成される。従って、カバー
部材を、予め準備する必要がなく、コストの低減につな
がる。また、カバー部材としての色は、弾性ポッティン
グ材料の色を選択するのみでよいので、容易に所望の色
を選択できる。
【0010】また、カバー部材の形成前に、超音波セン
サのセンサ本体の表面とケーシングの先端側開口部の表
面とを同一の塗料により同時に塗装処理するので、当該
両表面の各塗装色は、相互に微妙な色ずれを招くことな
く、共に、同一の色となる。よって、当該超音波検出装
置を、例えば、車両のフロントバンパーに設ける場合、
上記塗装の色をフロントバンパーの表面の塗装色と同一
にすれば、センサ本体の表面とケーシングの先端側開口
部の表面の塗装色はフロントバンパーの表面の塗装色と
同一になるので、超音波検出装置の見映えを当該フロン
トバンパーの見映えを損なうことなく良好に確保でき
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明に係る超音波
検出装置の製造方法では、超音波センサ(40)を、そ
のセンサ本体(40a)にて、ケーシング(20)内
に、その先端側開口部(20b)側から、センサ本体の
表面(42a)を先端側開口部を通して外部に露呈さ
せ、かつセンサ本体とケーシングとの間に環状空隙
(g)を形成するように、収容し、センサ本体の表面及
びケーシングの先端側開口部の表面の双方に同一色の塗
料を同時に塗装し、上記環状空隙内にセンサ本体の先端
側開口部側から弾性ポッティング材料を充填して固化さ
せカバー部材(30)として形成する。
【0012】これにより、請求項1に記載の発明の作用
効果を達成し得る超音波検出装置の製造が可能となる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る超音波検出
装置Dが乗用車のフロントバンパー10に適用された例
を示している。この超音波検出装置Dは、略段付き円筒
状ケーシング20と、略円筒状カバー部材30と、段付
き円柱状超音波センサ40とを備えている。
【0015】ケーシング20は、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂(所謂、PBT)或いはアクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン樹脂(所謂、ABS)等の合成樹
脂により、図1にて図示断面形状を有するように形成さ
れている。このケーシング20は、大径部20aにて、
フロントバンパー10の開口部11内にフロントバンパ
ー10の表面12側から嵌装されており、このケーシン
グ20の大径部20aは、小径部20cと共にフロント
バンパー10の裏面側へ突出している。
【0016】ここで、大径部20aの底部の内周壁に
は、両平面部21が、図1にて示すごとく、互いに平行
に対向するように形成されている。また、このケーシン
グ20は、その環状フランジ部20bにて、当該開口部
11の外周部にその表面側から着座している。なお、図
1にて、各符号22は、後述する大径部20aの治具穴
部を示しており、これら各治具穴部22は、互いに対向
して位置する。
【0017】超音波センサ40は、図1にて示すごと
く、センサ本体40aと、ワイヤハーネス40bとを備
えており、センサ本体40aは、ケーシング20の大径
部20a内に収容されている。ここで、センサ本体40
aの小径部41は、その底部にて、ケーシング20の小
径部20cの先端開口部内に同軸的に位置しており、当
該小径部41の底部は、図1にて図示左側部にて、小径
部20cの先端開口部に沿い形成した断面L字状段部2
5上に着座している。これにより、センサ本体40aの
大径部42はケーシング20の大径部20a内に位置し
ている。
【0018】また、センサ本体40aの大径部42の底
部側部分の外周壁には、両平面部42bが、互いに対向
する位置にて切り欠き形成されている。また、センサ本
体40aの表面42aは、フランジ部20bの表面23
と共にフロントバンパー10の表面の塗装色と同一の色
の塗料で塗装処理されている。なお、大径部42の表面
42aは、センサ本体40aの超音波送受信面、超音波
送信面或いは超音波受信面としての役割を果たす。ま
た、本実施形態では、センサ本体40aの外壁は、アル
ミニウムにより形成されている。
【0019】また、ワイヤハーネス40bは、センサ本
体40aの小径部41の底壁からケーシング20の小径
部20c内に延出しており、このワイヤハーネス40b
は、その先端部43にて、配線板50の配線部にはんだ
接続されている。
【0020】カバー部材30は、図1にて図示断面形状
を有するように、弾性ポッティング材料により形成され
ている。本実施形態では、当該ポッティング材料として
は、弾性材料(例えば、シリコンゴム材料その他のゴム
材料)が採用されている。
【0021】配線板50は、筒体60内に支持されてい
る。筒体60は、その基端側開口部61にて、ケーシン
グ20の小径部20cの開口部24に嵌着されており、
この筒体60の先端側開口部62には、外部回路(図示
しない)と接続するためのコネクタ70が、そのコネク
タ本体71にて嵌着されている。なお、このコネクタ7
0のターミナル72は、筒体60内に延出し、その先端
部72aにて、配線板50の他の配線部にはんだ接続さ
れている。
【0022】また、本実施形態においては、モールド用
ポッティング材料が、筒体60内にその注入穴部63か
ら注入充填されかつ固化されてモールド部材80として
形成されている。ここで、上記モールド用ポッティング
材料の注入は、ケーシング20の小径部20cの内部及
び筒体60の内部の双方の全体に亘り行き亘るようにな
されている。これにより、モールド部材80は、配線板
50、ワイヤハーネス40b及びターミナル72のコネ
クタ本体71からの延出部を内蔵している。また、当該
モールド部材80の表面は、センサ本体40aのうちケ
ーシング20の小径部20c内への延出部の表面、小径
部20cの内表面、筒体60の内表面及びコネクタ本体
71の筒体60内への延出部の表面に亘り密着してい
る。
【0023】以上のように構成した本実施形態におい
て、超音波検出装置Dの製造工程について図2を参照し
て説明する。まず、超音波センサ収容工程S1の処理を
行う。この処理に先立ち、図1にて示す超音波検出装置
Dのうちカバー部材30、超音波センサ40及びモール
ド部材80を除いた構造体(以下、塗装前構造体D1と
いう)を準備する(図3参照)。また、上述した塗装処
理はなされていないものとする。
【0024】このような準備のもとに、超音波センサ収
容工程S1の処理において、超音波センサ40をその小
径部41からケーシング20の大径部20a内に収容す
る。このとき、センサ本体40aは、その小径部41の
底部にて、ケーシング20の小径部20cの段部25に
着座する。これに伴い、センサ本体40aの大径部42
は、その表面42aにて、ケーシング20のフランジ部
20bを通して外部に露呈する。
【0025】ついで、治具による固定工程S2の処理を
行う。この固定工程においては、両治具90を、ケーシ
ング20を精度よく固定した状態で、その各先端部91
からケーシング20の大径部20aの各治具穴部22内
に同時にバランスよく挿入する(図3及び図4参照)。
この挿入は、両治具90の各先端部91によりセンサ本
体40aの外周壁をその各対向部にて挟支するように行
う。また、当該挿入は、両治具90によりその各先端部
91にてセンサ本体40aをケーシング20の大径部2
0a内にて同軸的に保持するようになされる。これによ
り、センサ本体40aの外周壁と大径部20aの内周壁
との間には、カバー部材30を形成するに必要な段付き
環状空隙gが大径部20aと同軸的に形成される(図3
参照)。
【0026】然る後、塗装工程S3において、エアスプ
レー100により、センサ本体40aの表面42a及び
ケーシング20のフランジ部20bの表面23に、空気
圧により塗料を霧状に噴射して塗装する(図3参照)。
その後、センサ本体40aの表面42a及びケーシング
20のフランジ部20bの表面23の塗装を乾燥させ
る。但し、当該塗料としては、フロントバンパー10の
表面の塗装色と同一の色の塗料を用いる。
【0027】このように、センサ本体40aの表面42
a及びケーシング20のフランジ部20bの表面23の
双方に同時に塗装処理を施すので、両表面42a、23
の各塗装色は、相互に微妙な色ずれを招くことなく、共
に、同一の色となる。
【0028】また、上述のように、センサ本体40aの
表面42a及びケーシング20のフランジ部20bの表
面23の双方に同時に塗装処理を施すので、これら両表
面42a、23を別々に塗装する場合に必要となる塗装
治具や塗装工程が共に単一で済み、その結果、製造コス
トの軽減を確保できる。
【0029】上述のように塗装処理を終了した後、第1
ポッティング行程S4において、シリコンゴムからなる
弾性ポッティング材料をポッティングノズル110によ
り環状空隙g内に注入する。この注入は、上記弾性ポッ
ティング材料がセンサ本体40aの小径部41の外周壁
とケーシング20の大径部20aの底部内周壁との間ま
で充填されるように行う。また、上記注入に伴い、環状
空隙g内の空気が、随時、センサ本体40aの小径部4
1の外周壁とケーシング20の大径部20aの底部内周
壁との間からケーシング20の小径部20c内に押し出
されるので、上記充填は円滑にかつ確実になされ得る。
なお、上記弾性ポッティング材料が粘性を有するため、
当該弾性ポッティング材料は緩やかに空隙g内を流下し
ていくので、上記充填の際に当該弾性ポッティング材料
が筒体60内へ流下したりすることはない。
【0030】このように充填した後、乾燥工程S5にお
いて、上述のように空隙g内に充填した弾性ポッティン
グ材料を100℃〜150℃の範囲の温度にて30分間
加熱することで乾燥する。これにより、空隙g内には、
カバー部材30が図1にて図示断面形状を有するように
形成される。なお、当該乾燥工程S5では上述のように
加熱後乾燥処理をしたが、これに限ることなく、充填し
た弾性ポッティング材料を常温硬化するようにしてもよ
い。
【0031】ついで、治具除去工程S6において、両治
具90をケーシング20の大径部20aの各治具穴部2
2から引き抜く。ここで、この引き抜きは、各治具90
の表面にはシリコン等の離型剤がコーティングされてい
るため、容易になされ得る。なお、この引き抜きに伴
い、カバー部材30には、図1にて示すごとく、両引き
抜き穴部31が形成されるが、特に支障はない。
【0032】このようにして両治具90を除去した後
は、第2ポッティング工程S7において、モールド用ポ
ッティング材料を、筒体60内にその注入穴部63を通
して注入して充填する。この充填は、筒体60の内部だ
けでなくケーシング20の小径部20c内にも行き亘る
ように行う。その後、注入したモールド用ポッティング
材料を固化させてモールド部材80として形成する。
【0033】これにより、配線板50、ワイヤハーネス
40b及びターミナル72のコネクタ本体71からの延
出部はモールド部材80に内蔵された状態でしっかりと
保持されるとともに、センサ本体40aのうちケーシン
グ20の小径部20c内への延出部の表面、小径部20
cの内表面、筒体60の内表面及びコネクタ本体71の
筒体60内への延出部の表面がモールド部材80の表面
と密着して、ケーシング20、超音波センサ40及びコ
レクタ70の筒体60に対する支持を確保し得る。以上
により、超音波検出装置Dの製造が完了する。
【0034】なお、上述した第1ポッティング工程S4
において、図4にて示すようなポッティング処理を真空
中で行うことで、弾性ポッティング材料をモールド用ポ
ッティング材料として兼用させて筒体60内まで充填す
るようにすれば、ポッティング材料の充填が、気泡を伴
うことなく、空隙gだけでなく筒体60内まで行える。
この場合、第2ポッティング工程S7を廃止でき、か
つ、筒体60の注入穴部63は不要となる。
【0035】ここで、カバー部材30としては、ケーシ
ング20のうちフランジ部23の表面以外の部分の色に
合わせるように種々の色のものが、通常、必要とされる
が、カバー部材30を形成する弾性ポッティング材料の
色を選択することで、容易に所望の色のカバー部材30
を形成できる。
【0036】上述のように超音波検出装置Dの製造が完
了した後は、当該超音波検出装置Dをコネクタ70側か
らフロントバンパー10の開口部11に挿通し、ケーシ
ング20の大径部20aをその頸部にて開口部11内に
位置させるとともにフランジ部20bを当該開口部11
の外周部上に着座させる。これにより、超音波検出装置
Dのフロントバンパー10への装着が終了する。
【0037】ここで、上述のごとく、センサ本体40a
の表面42a及びケーシング20のフランジ部20bの
表面23の双方の塗装色は、フロントバンパー10の表
面の塗装色と同一になっているので、フロントバンパー
10を見たときに、センサ本体40aの表面42a及び
ケーシング20のフランジ部20bの表面23は、フロ
ントバンパー10の表面との間の色ずれはなく、超音波
検出装置の見映えをフロントバンパー10の表面の見映
えを損なうことなく良好に確保できる。
【0038】なお、本発明の実施にあたり、ケーシング
20は、大径部20aのみ或いは大径部20a及びフラ
ンジ部20bのみにより構成してもよい。この場合、大
径部20aは、筒状に限らず収容部を構成する形状であ
ればどのような形状でもよい。
【0039】また、本発明の実施にあたり、超音波検出
装置Dは、ケーシング20、超音波センサ40及びカバ
ー部材30のみにより構成されていてもよい。
【0040】また、本発明の実施にあたり、ケーシング
20は略段付き円筒状に限ることなく段付き筒状であっ
てもよく、これにあわせて、カバー部材30は略円筒状
に限ることなく筒状であり、超音波センサ40は段付き
円柱状に限ることなく段付き筒状であってもよい。
【0041】また、本発明の実施にあたり、ケーシング
20は、そのフランジ部20bを廃止して、単なる先端
側開口部としてもよい。
【0042】また、本発明の実施にあたり、センサ本体
40aの表面42aは、フランジ部20bの表面23と
同一面内になくてもよい。
【0043】また、本発明の実施にあたり、ケーシング
20の治具穴部22は、上記実施形態にて述べたように
二つに限ることなく、例えば、3つでもよい。この場
合、各治具穴部は、ケーシング20の大径部20aの周
壁にその周方向に等角度間隔にて形成される。これによ
り、治具90を3つ準備して、これら各治具の先端部を
各治具穴部にバランスよく挿通することで、センサ本体
42を大径部20a内においてより一層均等に支持でき
る。その結果、弾性ポッティング材料の注入が、センサ
本体42のより一層安定した状態で行われ得る。
【0044】また、本発明の実施にあたり、超音波検出
装置は、当該乗用車のフロントバンパーに限ることな
く、リアバンパーその他当該乗用車の車体の外壁の一部
に装着されるものであってもよい。
【0045】また、本発明の実施にあたり、乗用車用超
音波検出装置に限ることなく、一般に車両用超音波検出
装置に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である超音波検出装置が乗
用車のフロントバンパーに支持された状態を示す断面図
である。
【図2】図1の超音波検出装置の製造工程図である。
【図3】図1の超音波検出装置のカバー部材及びモール
ド部材を形成する前の断面図である。
【図4】センサ本体をケーシングの大径部内に両治具で
保持する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
20…ケーシング、20a、42…大径部、20b…フ
ランジ部、20c、41…小径部、30…カバー部材、
30a…台座、30b…カバー、40…超音波センサ、
40a…センサ本体、40b…ワイヤハーネス、42a
…表面、50…配線板、70…コネクタ、71…コネク
タ本体、72…ターミナル、80…モールド部材、g…
空隙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(20)と、 このケーシング内にその先端側開口部(20b)側から
    収容されるセンサ本体(40a)を有する超音波センサ
    (40)と、 前記ケーシングの内周壁と前記センサ本体の外周壁との
    間に介装されるカバー部材(30)とを備え、 前記センサ本体は、その表面(42a)にて、前記ケー
    シングの先端側開口部から外部を臨むように位置してい
    る車両用超音波検出装置において、 前記カバー部材は、前記ケーシングの内周壁と前記セン
    サ本体の外周壁との間に弾性ポッティング材料を充填し
    て固化させることで形成され、 前記センサ本体の表面及び前記ケーシングの先端側開口
    部の表面は、前記ポッティング材料の充填前に同一色の
    塗料により同時に塗装処理されることを特徴とする車両
    用超音波検出装置。
  2. 【請求項2】 超音波センサ(40)を、そのセンサ本
    体(40a)にて、ケーシング(20)内に、その先端
    側開口部(20b)側から、前記センサ本体の表面(4
    2a)を前記先端側開口部を通して外部に露呈させ、か
    つ前記センサ本体と前記ケーシングとの間に環状空隙
    (g)を形成するように、収容し、 前記センサ本体の表面及び前記ケーシングの先端側開口
    部の表面の双方に同一色の塗料を同時に塗装し、 前記環状空隙内に前記センサ本体の先端側開口部側から
    弾性ポッティング材料を充填して固化させカバー部材
    (30)として形成するようにした車両用超音波検出装
    置の製造方法。
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US7317663B2 (en) 2006-04-10 2008-01-08 Denso Corporation Ultrasonic sensor
JP2010232874A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Denso Corp 超音波センサ

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