JP2002199432A - 無線データ通信システム、無線データ通信システムにおける親局及び子局、無線データ通信方法 - Google Patents

無線データ通信システム、無線データ通信システムにおける親局及び子局、無線データ通信方法

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JP2002199432A
JP2002199432A JP2000391407A JP2000391407A JP2002199432A JP 2002199432 A JP2002199432 A JP 2002199432A JP 2000391407 A JP2000391407 A JP 2000391407A JP 2000391407 A JP2000391407 A JP 2000391407A JP 2002199432 A JP2002199432 A JP 2002199432A
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Takashi Yamashita
岳志 山下
Masahiro Inoue
雅広 井上
Yasuki Nishi
泰樹 西
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の子局1と親局2との間において子局1
から親局2に向かう無線チャネルを予め決定した後、そ
のチャネルを利用して通信を行う無線データ通信システ
ムにおいて、ユーザの多様な利用形態に適応できるよう
にする。 【解決手段】 無線チャネルは、ランダムアクセス方式
によってデータを送信するためのランダムアクセスチャ
ネル3と、使用するチャネルが割当てられ該チャネルを
占有して送信できる占有チャネル4と、を含んでおり、
これら両チャネルについて、子局1と親局2との間で情
報交換を行うことによって利用すべきチャネルを決定す
る。 【効果】 占有チャネルに空きが無く親局が他の子局に
占有チャネルを割当てることができない状態となること
を未然に防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線データ通信シス
テム、無線データ通信システムにおける親局及び子局、
無線データ通信方法に関し、特に無線データ通信システ
ム、無線データ通信システムにおける親局及び子局、無
線データ通信方法に用いるチャネル割当方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の子局と親局との間で無線
データ通信を行う方式には大別して2通りある。その1
つは、社団法人電波産業会(ARIB)の標準規格によ
る「STD−27」シリーズで規定されるPDC(Pe
rsonal DigitalCellular)シス
テムのように、回線交換方式を用いてデータ通信を行う
方法である。この回線交換方式では無線チャネルは子局
に対し個別に割当てられ、無線チャネルが割当てられた
子局は通信の終了までそのチャネルを占有して使用し、
無線区間では他の子局の影響を受けることなく一定の伝
送速度を得ることができる。しかし、この方式において
は、データの送受信が無くてもチャネルが割当てられた
状態となるため、子局の数に対して回線数が十分でない
場合には呼損が増加する。
【0003】もう1つの通信方式は、ARIBの「ST
D−27F」シリーズ以降で規定されるPDC−Pシス
テムのように、ランダムアクセス方式を用いてデータ通
信を行う方法である。このランダムアクセス方式では、
1つの無線チャネルで複数の子局が送信タイミングをず
らしてデータ通信を行うように制御するので、子局の数
に対して回線数が十分でない場合にも呼損は発生しな
い。しかしながら、個々の子局の伝送速度が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、回線
交換方式は一定の伝送速度でデータ通信を行うことが可
能だが、子局数に対して回線数が十分でない場合には呼
損が増加するという欠点がある。また、ランダムアクセ
ス方式は呼損の発生は起きないが、伝送速度の低下が起
きるという問題がある。
【0005】従って、ユーザが即時性の要求されないデ
ータ通信だけを要望するのならパケット方式を採用し、
即時性・高速性が要求されるデータ通信だけを要望する
のであれば回線交換方式を採用すればよいが、ユーザの
利用形態は一様ではなく、従来の回線交換方式及びパケ
ット方式では異なった利用形態全てに合致するシステム
を提供することは不可能であった。
【0006】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はユーザの多様
な利用形態に適応可能な無線データ通信システム、無線
データ通信システムにおける親局及び子局、無線データ
通信方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
無線データ通信システムは、複数の子局と親局との間に
おいて前記子局から前記親局に向かう無線チャネルを予
め決定した後、該チャネルを利用して通信を行う無線デ
ータ通信システムであって、前記無線チャネルは、ラン
ダムアクセス方式によってデータを送信するためのラン
ダムアクセスチャネルと、使用するチャネルが割当てら
れ該チャネルを占有して送信できる占有チャネルと、を
含み、前記ランダムアクセスチャネル及び前記占有チャ
ネルについて、前記子局と前記親局との間で情報交換を
行うことによって利用すべきチャネルを決定することを
特徴とする。
【0008】本発明の請求項2による無線データ通信シ
ステムは、請求項1の無線データ通信システムにおい
て、前記親局は、前記子局から回線要求があった場合に
おいて、前記占有チャネルが割当て不可能な場合には前
記ランダムアクセスチャネルを利用し、前記占有チャネ
ルの割当てが可能な場合には該占有チャネルを利用すべ
きことを決定し、この利用すべきチャネルを該子局に通
知することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3による無線データ通信シ
ステムは、請求項1の無線データ通信システムにおい
て、前記親局は、前記子局からの回線要求により通知さ
れる送信データの全体量が所定の閾値より小さい場合に
は前記ランダムアクセスチャネルを利用し、該送信デー
タの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記占有チャネ
ルの割当てが可能な場合には該占有チャネルを利用し、
該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
占有チャネルの割当てが不可能な場合には前記ランダム
アクセスチャネルを利用すべきことを決定し、この利用
すべきチャネルを該子局に通知することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4による無線データ通信シ
ステムは、請求項1の無線データ通信システムにおい
て、前記子局は、送信すべきデータ量が所定の閾値より
も小さい場合には前記ランダムアクセスチャネルを利用
してデータを送信し、該送信するデータ量が該閾値より
も大きい場合には前記親局に占有チャネルの割当て要求
を行い、該親局により通知される占有チャネルを利用し
てデータを送信することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5による無線データ通信シ
ステムは、請求項4の無線データ通信システムにおい
て、前記親局は、前記子局から前記占有チャネルの割当
て要求があった場合において、該占有チャネルが割当て
不可能な場合には前記ランダムアクセスチャネルを利用
し、該占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チ
ャネルを利用することを決定し、この利用すべきチャネ
ルを該子局に通知することを特徴とする請求項4記載の
無線データ通信システム。
【0012】本発明の請求項6による無線データ通信シ
ステムは、請求項1〜5のいずれかの無線データ通信シ
ステムにおいて、前記親局は、前記複数のランダムアク
セスチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定し、該
測定結果を所定間隔で前記複数の子局に通知し、前記複
数の子局のうち前記ランダムアクセスチャネルを利用し
てデータを送信する子局は、該所定間隔で通知される該
測定結果を参照し、使用率が最低のランダムアクセスチ
ャネルを利用することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7による無線データ通信シ
ステムは、請求項1〜3及び5のいずれかの無線データ
通信システムにおいて、前記親局は、前記複数のランダ
ムアクセスチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定
し、前記利用すべきチャネルとして前記ランダムアクセ
スチャネルを通知する場合には、前記チャネル使用率が
最小のチャネルを通知することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8による親局は、複数の子
局との間の無線チャネルを予め決定した後、該チャネル
を利用して通信を行う無線データ通信システムにおける
親局であって、前記無線チャネルは、ランダムアクセス
方式によってデータを送信するためのランダムアクセス
チャネルと、使用するチャネルが割当てられ該チャネル
を占有して送信できる占有チャネルと、を含み、前記ラ
ンダムアクセスチャネル及び前記占有チャネルについ
て、前記子局との間で情報交換を行うことによって利用
すべきチャネルを決定することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9による親局は、請求項8
の無線データ通信システムにおける親局において、前記
子局から回線要求があった場合において、前記占有チャ
ネルが割当て不可能な場合には前記ランダムアクセスチ
ャネルを利用し、前記占有チャネルの割当てが可能な場
合には該占有チャネルを利用すべきことを決定し、この
利用すべきチャネルを該子局に通知することを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項10による親局は、請求項
8の無線データ通信システムにおける親局において、前
記子局からの回線要求により通知される送信データの全
体量が所定の閾値より小さい場合には前記ランダムアク
セスチャネルを利用し、該送信データの全体量が該閾値
より大きく、かつ、前記占有チャネルの割当てが可能な
場合には該占有チャネルを利用し、該送信データの全体
量が該閾値より大きく、かつ、前記占有チャネルの割当
てが不可能な場合には前記ランダムアクセスチャネルを
利用すべきことを決定し、この利用すべきチャネルを該
子局に通知することを特徴とする。
【0017】本発明の請求項11による親局は、請求項
8〜10のいずれかの無線データ通信システムにおける
親局において、前記複数のランダムアクセスチャネルの
チャネル使用率を所定間隔で測定し、該測定結果を所定
間隔で前記複数の子局に通知することを特徴とする。本
発明の請求項12による親局は、請求項8〜10のいず
れかの無線データ通信システムにおける親局において、
前記複数のランダムアクセスチャネルのチャネル使用率
を所定間隔で測定し、前記利用すべきチャネルとして前
記ランダムアクセスチャネルを通知する場合には、前記
チャネル使用率が最小のチャネルを通知することを特徴
とする。
【0018】本発明の請求項13による子局は、親局と
の間の無線チャネルを予め決定した後、該チャネルを利
用して通信を行う無線データ通信システムにおける子局
であって、前記無線チャネルは、ランダムアクセス方式
によってデータを送信するためのランダムアクセスチャ
ネルと、使用するチャネルが割当てられ該チャネルを占
有して送信できる占有チャネルと、を含み、前記ランダ
ムアクセスチャネル及び前記占有チャネルについて、前
記親局との間で情報交換を行うことによって利用すべき
チャネルを決定することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項14による子局は、請求項
13の無線データ通信システムにおける子局において、
送信すべきデータ量が所定の閾値よりも小さい場合には
前記ランダムアクセスチャネルを利用してデータを送信
し、該送信するデータ量が該閾値よりも大きい場合には
前記親局に占有チャネルの割当て要求を行い、該親局に
より通知される占有チャネルを利用してデータを送信す
ることを特徴とする。
【0020】本発明の請求項15による子局は、請求項
13又は14の無線データ通信システムにおける子局に
おいて、ランダムアクセスチャネルを利用してデータを
送信する場合、所定間隔で親局から通知されるランダム
アクセスチャネルのチャネル使用率の測定結果を参照
し、使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用す
ることを特徴とする。
【0021】本発明の請求項16による無線データ通信
方法は、ランダムアクセス方式によってデータを送信す
るためのランダムアクセスチャネルと、使用するチャネ
ルが割当てられ該チャネルを占有して送信できる占有チ
ャネルと、を含む無線チャネルを利用して通信を行う無
線データ通信方法であって、前記ランダムアクセスチャ
ネル及び前記占有チャネルについて、前記子局と前記親
局との間で情報交換を行うことによって利用すべきチャ
ネルを決定するチャネル決定ステップと、この決定した
チャネルを利用して通信を行う通信ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の請求項17による無線データ通信
方法は、請求項16の無線データ通信方法において、前
記チャネル決定ステップにおいては、前記子局から回線
要求があった場合において、前記占有チャネルが割当て
不可能な場合には前記ランダムアクセスチャネルを利用
し、前記占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有
チャネルを利用すべきことを、前記親局が決定し、この
利用すべきチャネルを該子局に通知することを特徴とす
る。
【0023】本発明の請求項18による無線データ通信
方法は、請求項16の無線データ通信方法において、前
記チャネル決定ステップにおいては、前記子局からの回
線要求により通知される送信データの全体量が所定の閾
値より小さい場合には前記ランダムアクセスチャネルを
利用し、該送信データの全体量が該閾値より大きく、か
つ、前記占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有
チャネルを利用し、該送信データの全体量が該閾値より
大きく、かつ、前記占有チャネルの割当てが不可能な場
合には前記ランダムアクセスチャネルを利用すべきこと
を前記親局が決定し、この利用すべきチャネルを該子局
に通知することを特徴とする。
【0024】本発明の請求項19による無線データ通信
方法は、請求項16の無線データ通信方法において、前
記送信すべきデータ量が所定の閾値よりも小さい場合に
は前記ランダムアクセスチャネルを利用してデータを送
信し、該送信するデータ量が該閾値よりも大きい場合に
は前記親局に占有チャネルの割当て要求を行う要求ステ
ップを更に含み、前記通信ステップにおいては、該親局
により通知される占有チャネルを利用してデータを送信
することを特徴とする。
【0025】本発明の請求項20による無線データ通信
方法は、請求項19の無線データ通信方法において、前
記要求ステップによる、前記子局から前記占有チャネル
の割当て要求があった場合において、前記チャネル決定
ステップにおいては、該占有チャネルが割当て不可能な
場合には前記ランダムアクセスチャネルを利用し、該占
有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チャネルを
利用することを前記親局が決定し、この利用すべきチャ
ネルを該子局に通知することを特徴とする。
【0026】本発明の請求項21による無線データ通信
方法は、請求項16〜20のいずれかの無線データ通信
方法において、前記親局が、前記複数のランダムアクセ
スチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定する使用
率測定ステップと、前記使用率測定ステップにおける測
定結果を所定間隔で前記複数の子局に通知する使用率通
知ステップと、前記複数の子局のうち前記ランダムアク
セスチャネルを利用してデータを送信する子局が、該所
定間隔で通知される該測定結果を参照する参照ステップ
と、を更に含み、前記通信ステップにおいては、使用率
が最低のランダムアクセスチャネルを利用することを特
徴とする。
【0027】本発明の請求項22による無線データ通信
方法は、請求項16〜20のいずれかの無線データ通信
方法において、前記親局が、前記複数のランダムアクセ
スチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定する使用
率測定ステップと、前記利用すべきチャネルとして前記
ランダムアクセスチャネルを通知する場合に、前記チャ
ネル使用率が最小のチャネルを通知する使用率通知ステ
ップと、を更に含み、前記通信ステップにおいては、使
用率通知ステップにおいて通知された、使用率が最低の
ランダムアクセスチャネルを利用することを特徴とす
る。
【0028】要するに本発明では、子局と親局との間で
情報交換を行うことによって利用すべきチャネルを決定
するので、占有チャネルに空きが無く親局が他の子局に
占有チャネルを割当てることができない状態となること
を未然に防げる。また、占有チャネルの割当てが不可能
な場合においても、占有チャネルが割当てられない子局
がランダムアクセスチャネルにおいてデータ送信を可能
とする。つまり、即時性を要求しないユーザがチャネル
を占有することによって即時性・高速性を要求するユー
ザが通信不可能となることを未然に防ぎ、占有チャネル
による高速な通信が不可能な場合でも伝送速度は低下す
るが通信は可能となる。
【0029】さらに、複数のランダムアクセスチャネル
の使用率を定期的に測定しこれを子局に通知し、子局は
ランダムアクセスチャネルを利用する場合は使用率が最
低なランダムアクセスチャネルを利用することで、特定
のランダムアクセスチャネルへのトラヒックの集中を防
ぎ、トラヒックが集中することによる伝送速度の低下を
緩和することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。 (第1の実施形態)図1は、本実施形態における無線デ
ータ通信システムの構成例を示すブロック図である。同
図に示されているように、本実施形態による無線データ
通信システムにおいては、子局1は親局2に対してラン
ダムアクセスチャネル3又は占有チャネル4を介してデ
ータを送信する。ランダムアクセスチャネル3は、使用
するチャネルをランダムアクセスによって決定するチャ
ネルである。占有チャネル4は、使用するチャネルが割
当てられ、そのチャネルを占有して送信できるチャネル
である。
【0031】ランダムアクセスチャネル3及び占有チャ
ネル4のうち、子局1がどちらの回線を用いてデータを
送信すべきかの制御信号の送受信方法については様々な
手法が考えられるが、本実施形態では、共通アクセスチ
ャネル5を用いるものとする。子局1は通信をしない間
は共通アクセスチャネル5を受信しており、親局2から
の制御信号をモニタしている状態である。また、親局2
から子局1に対するデータ送信方法についても様々な構
成が考えられるが、本実施形態では共通アクセスチャネ
ル5で送ることを想定している。
【0032】子局1及び親局2は、送信すべきデータが
発生した際には、共通アクセスチャネル5を用いて制御
情報のやりとりを行い、利用すべきチャネルを決定し通
信を行う。なお、同図に示されている子局1及び親局2
は、移動局及び基地局に限定されず、固定端末やホーム
アンテナ等の装置であっても良い。
【0033】図2は本実施形態による無線データ通信シ
ステムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、子局1にて送信すべきデータが発生すると(ステッ
プS201)、子局1は共通アクセスチャネル5を介し
て占有チャネルの割当てを要求するための回線要求信号
6−1を親局2に送信する。親局2は回線要求信号6−
1を受信後、空きチャネルがあるか判断する(ステップ
S202)。
【0034】ステップS202において、未だに割当て
られていない占有チャネルが無く、子局1に対し占有チ
ャネルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロ
ー)には、ランダムアクセス3での送信を通知する回線
割当信号7−1を、共通アクセスチャネル5を介して子
局1に送信する。一方、ステップS202において、割
当てが可能な場合(図中、「Yes」のフロー)には回線
割当信号7−2を、共通アクセスチャネル5を介して子
局1に送信する。なお、回線割当信号7−2には割当て
る占有チャネル4の情報が含まれている。
【0035】子局1がランダムアクセスチャネル3を介
してデータを送信する場合に、複数のランダムアクセス
チャネルのうちどのチャネルで送信するかの決定方法に
ついては様々な手法が考えられる。本実施形態並びに後
述する第2及び第3の実施形態では、複数のランダムア
クセスチャネルのうちデータを送信するランダムアクセ
スチャネルが子局毎に固定されている場合を想定してい
るがそれに限定されるものではない。
【0036】回線割当信号7−1を受信した子局1はデ
ータ信号8−1をランダムアクセスチャネル3にて送信
する。データ信号8−1を送信後に再び送信すべきデー
タが発生した場合(ステップS203)、子局1は再び
占有チャネルの割当てを要求する(図中、「a」のフロ
ー)。その後は、上記と同様の動作となる。一方、回線
割当信号7−2を受信した子局1はデータ信号8−2を
割当てられた占有チャネル4にて送信する。データ信号
8−2を送信後に再び送信すべきデータが発生した場合
(ステップS204)、子局1は割当てられた占有チャ
ネル4にてデータ信号8−3を送信する。
【0037】本実施形態では、このように動作するた
め、割当てられていない占有チャネルが無く、子局に占
有チャネルを割当てることが不可能な場合においても、
子局からのデータ送信を可能としている。ただし、ラン
ダムアクセスチャネルにてデータ送信を行う場合にはデ
ータ送信毎に割当制御を行うことから、占有チャネルで
連続してデータを送信する場合に比べてスループットは
低下する。
【0038】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。本実施形態が第1の実施形
態と異なる点は、図1に示されている子局1が、データ
発生時にそのデータ量を測定する機能と、これを親局2
に通知する機能とを有している点である。その他のシス
テム構成は、図1に示されている第1の実施形態におけ
るものと同一である。
【0039】図3は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、子局1にて送信すべきデータが発生すると(ステッ
プS301)、子局1は送信すべきデータの量を測定す
る(ステップS302)。子局1は、その後に回線要求
信号6−2を、共通アクセスチャネル5を介して親局2
に送信する。なお、回線要求信号6−2では測定したデ
ータ量が示されているものとする。
【0040】親局2では、回線要求信号6−2で示され
たデータ量を予め設定された閾値と比較する(ステップ
S303)。その比較の結果、回線要求信号6−2で示
されたデータ量が予め設定された閾値より小さい場合
(図中、「No」のフロー)、親局2は、回線割当信号
7−3を子局1に送信する。この回線割当信号7−3を
送信することで、データ信号をランダムアクセスチャネ
ル3で送信するよう子局1に通知する。
【0041】また、ステップS303における比較の結
果、回線要求信号6−2で示されたデータ量が予め設定
された閾値より大きい場合(図中、「Yes」のフロ
ー)、親局2は空きチャネルがあるか判断する(ステッ
プS304)。ステップS304において、未だに割当
てられていない占有チャネルが無く、子局1に占有チャ
ネルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロ
ー)にも、親局2はランダムアクセスチャネル3での送
信を通知する回線割当信号7−3を送信する。一方、ス
テップS304において、占有チャネルの割当てが可能
な場合(図中、「Yes」のフロー)には、回線割当信
号7−4を送信する。なお、回線割当信号7−4には割
当てる占有チャネル4の情報が含まれている。
【0042】回線割当信号7−3を受信した子局1は、
データ信号8−4をランダムアクセスチャネル3にて送
信する。データ信号8−4を送信後に再び送信すべきデ
ータが発生した場合(ステップS305)、子局1の動
作は再びステップS302に移行し、送信すべきデータ
の量を測定する(図中、「a」のフロー)。その後は、
上記と同様の動作となる。
【0043】一方、回線割当信号7−4を受信した子局
1はデータ信号8−5を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−5を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS306)、子局1
は、割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−6
を送信する。本実施形態では、以上のように動作するた
め、占有チャネルに空きが無く、親局が他の子局に占有
チャネルを割当てることができない状態となることを未
然に防ぐことができる。また第1の実施形態と同様に、
子局に占有チャネルを割当てることが不可能な場合にお
いても、子局からのデータ送信を可能としている。
【0044】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。本実施形態においては、図
1に示されている子局1は、データ発生時にそのデータ
量を測定する機能と、測定したデータ量が所定の閾値よ
り小さい場合はランダムアクセスチャネルでデータを送
信し、大きい場合には占有チャネルの割当てを要求する
機能とを有する。その他のシステム構成は図1に示され
ている第1の実施形態におけるものと同一である。
【0045】図4は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、子局1にて送信すべきデータが発生すると(ステッ
プS401)、子局1は送信すべきデータの量を測定す
る(ステップS402)。そして、この測定したデータ
量を予め設定された閾値と比較する(ステップS40
3)。その比較の結果、測定したデータ量が予め設定さ
れた閾値より小さい場合(図中、「No」のフロー)、
子局1はランダムアクセスチャネル3にてデータ信号8
−7を送信する。データ信号8−7を送信後に再び送信
すべきデータが発生した場合(ステップS404)、子
局1の動作はステップS402に移行し、再び送信すべ
きデータの量を測定する(図中、「a」のフロー)。その
後は、上記と同様の動作となる。
【0046】また、ステップS403における比較の結
果、測定した値が閾値より大きい場合(図中、「Ye
s」のフロー)には、子局1は占有チャネルの割当てを
要求するための回線要求信号6−3を、共通アクセスチ
ャネル5を介して親局2に送信する。親局2は回線要求
信号6−3を受信すると、空きチャネルがあるか判断す
る(ステップS405)。
【0047】ステップS405において、未だに割当て
られていない占有チャネルが無く、子局1に占有チャネ
ルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロ
ー)、ランダムアクセスチャネル3での送信を通知する
回線割当信号7−5を送信する。一方、ステップS40
5において、占有チャネルの割当てが可能な場合(図
中、「Yes」のフロー)には回線割当信号7−6を送
信する。なお、回線割当信号7−6には割当てる占有チ
ャネル4の情報が含まれている。
【0048】回線割当信号7−5を受信した子局1はデ
ータ信号8−8をランダムアクセスチャネル3にて送信
する。データ信号8−8を送信後に再び送信すべきデー
タが発生した場合(ステップS406)、子局1の動作
はステップS402に移行し、再び送信すべきデータの
量を測定する(図中、「b」のフロー)。その後は、上
記と同様の動作となる。
【0049】一方、回線割当信号7−6を受信した子局
1はデータ信号8−9を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−9を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS407)、子局は
割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−10を
送信する。本実施形態では、以上のように動作するた
め、第2の実施形態と同様に、占有チャネルに空きが無
く、親局が他の子局に占有チャネルを割当てることがで
きない状態となることを未然に防ぐことができる。また
第1の実施形態と同様に、子局に占有チャネルを割当て
ることが不可能な場合においても、子局からのデータ送
信を可能としている。
【0050】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。本実施形態においては、図
1に示されている親局2は、複数のランダムアクセスチ
ャネルの使用率を所定の間隔で測定し、測定結果を所定
の間隔で共通アクセスチャネル5を介して子局1に通知
する機能を有する。また、子局1は、ランダムアクセス
チャネルを利用する場合に、所定の間隔で通知された使
用率が最低のランダムアクセスチャネル3でデータを送
信する機能を有する。その他のシステム構成及びチャネ
ル割当方法は、第1の実施形態におけるものと同一であ
る。
【0051】図5は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、親局2は複数のランダムアクセスチャネルの使用率
を所定の間隔で測定する(ステップS501)。そし
て、親局2は使用率の測定結果である通知信号9−1
を、所定の間隔で共通アクセスチャネル5を介して子局
1に対して送信する。
【0052】子局1にて送信すべきデータが発生すると
(ステップS502)、チャネルの割当てを要求するた
めの回線要求信号6−1を親局2に送信する。親局2は
回線要求信号6−1を受信後、空きチャネルがあるか判
断する(ステップS503)。ステップS503におい
て、未だに割当てられていない占有チャネルが無く、子
局1に対し占有チャネルの割当てが不可能な場合(図
中、「No」のフロー)にはランダムアクセス3での送
信を通知する回線割当信号7−1を、共通アクセスチャ
ネル5を介して子局に送信する。一方、ステップS50
3において、割当てが可能な場合(図中、「Yes」の
フロー)には回線割当信号7−2を、共通アクセスチャ
ネル5を介して子局に送信する。なお、回線割当信号7
−2には割当てる占有チャネル4の情報が含まれてい
る。
【0053】回線割当信号7−1を受信した子局1は、
通知信号9−1を参照し、通知信号9−1によって通知
される使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用
するランダムアクセスチャネルと決定し(ステップS5
04)、データ信号8−1をランダムアクセスチャネル
3にて送信する。データ信号8−1を送信後に再び送信
すべきデータが発生した場合(ステップS505)、子
局1は、再び占有チャネルの割当てを要求する(図中、
「a」のフロー)。その後は、上記と同様の動作とな
る。
【0054】一方、回線割当信号7−2を受信した子局
1はデータ信号8−2を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−2を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS506)、子局1
は、割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−3
を送信する。本実施形態では、第1の実施形態と同様の
効果が得られると共に、複数のランダムアクセスチャネ
ルのうち使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利
用することによって、特定のランダムアクセスチャネル
へのトラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが集中するこ
とによるスループットの低下を緩和することが可能とな
る。
【0055】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。本実施形態においても、図
1に示されている親局2は、複数のランダムアクセスチ
ャネルの使用率を所定の間隔で測定し、測定結果を所定
の間隔で共通アクセスチャネル5を介して子局1に通知
する機能を有する。また、子局1は、ランダムアクセス
チャネルを利用する場合に、所定の間隔で通知された使
用率が最低のランダムアクセスチャネル3でデータを送
信する機能を有する。その他のシステム構成及びチャネ
ル割当方法は、第2の実施形態におけるものと同一であ
る。
【0056】図6は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、親局2は複数のランダムアクセスチャネルの使用率
を所定の間隔で測定する(ステップS601)。そし
て、親局2は使用率の測定結果である通知信号9−2
を、所定の間隔で共通アクセスチャネル5を介して子局
1に対して送信する。
【0057】子局1にて送信すべきデータが発生すると
(ステップS602)、送信すべきデータの量を測定す
る(ステップS603)。その後に回線要求信号6−2
を、共通アクセスチャネル5を介して親局2に送信す
る。なお、回線要求信号6−2では測定したデータ量が
示されているものとする。親局2は回線要求信号6−2
で示されたデータ量を、予め設定された閾値と比較する
(ステップS604)。その比較の結果、回線要求信号
6−2で示されたデータ量が予め設定された閾値より小
さい場合(図中、「No」のフロー)には、回線割当信号
7−3を子局1に送信することで、データ信号をランダ
ムアクセスチャネル3で送信するよう通知する。また、
ステップS604における比較の結果、回線要求信号6
−2で示されたデータ量が予め設定された閾値より大き
い場合(図中、「Yes」のフロー)、親局2は空きチャ
ネルがあるか判断する(ステップS605)。
【0058】ステップS605において、未だに割当て
られていない占有チャネルが無く、子局1に占有チャネ
ルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロー)
にも、親局2はランダムアクセスチャネル3での送信を
通知する回線割当信号7−3を送信する。一方、ステッ
プS605において、占有チャネルの割当てが可能な場
合(図中、「Yes」のフロー)には回線割当信号7−
4を送信する。なお、回線割当信号7−4には割当てる
占有チャネル4の情報が含まれている。
【0059】回線割当信号7−3を受信した子局1は、
通知信号9−2を参照し、通知信号9−2によって通知
される使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用
するランダムアクセスチャネルと決定し(ステップS6
06)、データ信号8−4をランダムアクセスチャネル
3にて送信する。データ信号8−4を送信後に再び送信
すべきデータが発生した場合(ステップS607)、子
局は再び送信すべきデータの量を測定する(図中、
「a」のフロー)。その後は、上記と同様の動作とな
る。
【0060】一方、回線割当信号7−4を受信した子局
1はデータ信号8−5を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−5を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS608)、子局1
は割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−6を
送信する。本実施形態では、第2の実施形態と同様の効
果が得られると共に、複数のランダムアクセスチャネル
のうち使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用
することによって、特定のランダムアクセスチャネルへ
のトラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが集中すること
によるスループットの低下を緩和することが可能とな
る。
【0061】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態について説明する。本実施形態においても、図
1に示されている親局2は、複数のランダムアクセスチ
ャネルの使用率を所定の間隔で測定し、測定結果を所定
の間隔で共通アクセスチャネル5を介して子局1に通知
する機能を有する。また、子局1は、ランダムアクセス
チャネルを利用する場合に、所定の間隔で通知された使
用率が最低のランダムアクセスチャネル3でデータを送
信する機能を有する。その他のシステム構成及びチャネ
ル割当方法は、第3の実施形態におけるものと同一であ
る。
【0062】図7は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、親局2は複数のランダムアクセスチャネルの使用率
を所定の間隔で測定する(ステップS701)。そし
て、親局2は使用率の測定結果である通知信号9−3
を、所定の間隔で共通アクセスチャネル5を介して子局
1に対して送信する。子局1にて送信すべきデータが発
生すると(ステップS702)、子局1は送信すべきデ
ータの量を測定する(ステップS703)。そして、測
定したデータ量を、予め設定された閾値と比較する(ス
テップS704)。その比較の結果、測定したデータ量
が予め設定された閾値より小さい場合(図中、「No」
のフロー)には、子局1は、通知信号9−3を参照し、
通知信号9−3によって通知される使用率が最低のラン
ダムアクセスチャネルを利用するランダムアクセスチャ
ネルと決定し(ステップS705)、データ信号8−7
をランダムアクセスチャネル3にて送信する。データ信
号8−7を送信後に再び送信すべきデータが発生した場
合(ステップS706)、子局1は再び送信すべきデー
タの量を測定する(図中、「a」のフロー)。その後
は、上記と同様の動作となる。
【0063】ステップS704における比較の結果、測
定した値が閾値より大きい場合(図中、「Yes」のフ
ロー)には、チャネルの割当てを要求するための回線要
求信号6−3を、共通アクセスチャネル5を介して親局
2に送信する。親局2は回線要求信号6−3を受信後、
空きチャネルがあるか判断する(ステップS707)。
【0064】ステップS707において、未だに割当て
られていない占有チャネルが無く、子局1に占有チャネ
ルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロー)
にはランダムアクセスチャネル3での送信を通知する回
線割当信号7−5を送信する。一方、ステップS707
において、占有チャネルの割当てが可能な場合(図中、
「Yes」のフロー)には回線割当信号7−6を送信す
る。なお、回線割当信号7−6には割当てる占有チャネ
ル4の情報が含まれている。
【0065】回線割当信号7−5を受信した子局1は、
通知信号9−3を参照し、通知信号9−3によって通知
される使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用
するランダムアクセスチャネルと決定し(ステップS7
08)、データ信号8−8をランダムアクセスチャネル
3にて送信する。データ信号8−8を送信後に再び送信
すべきデータが発生した場合(ステップS709)、子
局1は再び送信すべきデータの量を測定する(図中、
「b」のフロー)。その後は、上記と同様の動作とな
る。
【0066】一方、回線割当信号7−6を受信した子局
1はデータ信号8−9を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−9を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS710)、子局1
は割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−10
を送信する。本実施形態では、第3の実施形態と同様の
効果が得られると共に、複数のランダムアクセスチャネ
ルのうち使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利
用することによって、特定のランダムアクセスチャネル
へのトラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが集中するこ
とによるスループットの低下を緩和することが可能とな
る。
【0067】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態について説明する。本実施形態においては、図
1に示されている親局2は、複数のランダムアクセスチ
ャネルの使用率を所定の間隔で測定し、子局の割当て要
求に対しランダムアクセスの利用を通知する場合には、
測定した使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利
用することを通知する機能を有する。また、子局1は、
ランダムアクセスチャネルを利用することを通知された
場合に、指定された使用率が最低のランダムアクセスチ
ャネルでデータを送信する機能を有する。その他のシス
テム構成及びチャネル割当方法は、第1の実施形態にお
けるものと同一である。
【0068】図8は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、親局2は複数のランダムアクセスチャネルの使用率
を所定の周期で測定する(ステップS801)。子局1
にて送信すべきデータが発生すると(ステップS80
2)、子局1は共通アクセスチャネル5を介して占有チ
ャネルの割当てを要求するための回線要求信号6−1を
親局2に送信する。親局2は回線要求信号6−1を受信
後、空きチャネルがあるか判断する(ステップS80
3)。
【0069】ステップS803において、未だに割当て
られていない占有チャネルが無く、子局1に対し占有チ
ャネルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロ
ー)には、ステップS801において測定されたランダ
ムアクセスチャネルの使用率を参照し、使用率が最低の
ランダムアクセスチャネルを子局1が使用すべきランダ
ムアクセスチャネル3として選択する(ステップS80
4)。そして、回線割当信号7−1を、共通アクセスチ
ャネル5を介して子局に送信する。この回線割当信号7
−1を送信することで、データ信号をランダムアクセス
チャネル3で送信するよう子局1に通知する。なお、回
線割当信号7−1には子局1が使用すべきランダムアク
セスチャネル3の情報が含まれている。一方、ステップ
S802において、割当てが可能な場合(図中、「Ye
s」のフロー)、回線割当信号7−2を、共通アクセス
チャネル5を介して子局に送信する。なお、回線割当信
号7−2には割当てる占有チャネル4の情報が含まれて
いる。
【0070】回線割当信号7−1を受信した子局1はデ
ータ信号8−1を指定されたランダムアクセスチャネル
3にて送信する。データ信号8−1を送信後に再び送信
すべきデータが発生した場合(ステップS805)、子
局1は再び占有チャネルの割当てを要求する(図中、
「a」のフロー)。その後は、上記と同様の動作とな
る。
【0071】一方、回線割当信号7−2を受信した子局
1はデータ信号8−2を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−2を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS806)、子局1
は割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−3を
送信する。本実施形態では、第1の実施形態と同様の効
果を得ると共に、複数のランダムアクセスチャネルのう
ち使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用する
ことによって、特定のランダムアクセスチャネルへのト
ラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが集中することによ
る伝送速度の低下を緩和することが可能となる。
【0072】(第8の実施形態)次に、本発明の第8の
実施形態について説明する。本実施形態においても、図
1に示されている親局2は、複数のランダムアクセスチ
ャネルの使用率を所定の間隔で測定し、子局の割当て要
求に対しランダムアクセスの利用を通知する場合には、
測定した使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利
用することを通知する機能を有する。また、子局1は、
ランダムアクセスチャネルを利用することを通知された
場合に、指定された使用率が最低のランダムアクセスチ
ャネルでデータを送信する機能を有する。その他のシス
テム構成及びチャネル割当方法は、第2の実施形態にお
けるものと同一である。
【0073】図9は、本実施形態による無線データ通信
システムの動作を示すシーケンス図である。同図におい
て、親局2は複数のランダムアクセスチャネルの使用率
を所定の間隔で測定する(ステップS901)。子局1
にて送信すべきデータが発生すると(ステップS90
2)、子局1は送信すべきデータの量を測定する(ステ
ップS903)。子局1は、その後に回線要求信号6−
2を、共通アクセスチャネル5を介して親局2に送信す
る。なお、回線要求信号6−2では測定したデータ量が
示されている。
【0074】親局2では、回線要求信号6−2で示され
たデータ量を予め設定された閾値と比較する(ステップ
S904)。その比較の結果、回線要求信号6−2で示
されたデータ量が予め設定された閾値より小さい場合
(図中、「No」のフロー)、親局2は、ステップS9
01において測定されたランダムアクセスチャネルの使
用率を参照し、使用率が最低のランダムアクセスチャネ
ルを子局1が使用すべきランダムアクセスチャネル3と
して選択する(ステップS905)。そして、回線割当
信号7−3を共通アクセスチャネル5を介して子局1に
送信する。この回線割当信号7−3を送信することで、
データ信号をランダムアクセスチャネル3で送信するよ
う子局1に通知する。なお、回線割当信号7−3には子
局1が使用すべきランダムアクセスチャネル3の情報が
含まれている。
【0075】また、ステップS904における比較の結
果、回線要求信号6−2で示されたデータ量が予め設定
された閾値より大きい場合(図中、「Yes」のフロ
ー)、親局2は空きチャネルがあるか判断する(ステッ
プS906)。ステップS906において、未だに割当
てられていない占有チャネルが無く、子局1に占有チャ
ネルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロ
ー)には、親局2はステップS605を経て回線割当信
号7−3を子局1に送信する。一方、ステップS905
において、割当てが可能な場合(図中、「Yes」のフ
ロー)には回線割当信号7−4を、共通アクセスチャネ
ル5を介して子局1に送信する。なお、回線割当信号7
−4には割当てる占有チャネル4の情報が含まれてい
る。
【0076】回線割当信号7−3を受信した子局1はデ
ータ信号8−4をランダムアクセスチャネル3にて送信
する。データ信号8−4を送信後に再び送信すべきデー
タが発生した場合(ステップS907)、子局1の動作
は再びステップS903に移行し、送信すべきデータの
量を測定する(図中、「a」のフロー)。その後は、上
記と同様の動作となる。
【0077】一方、回線割当信号7−4を受信した子局
1はデータ信号8−5を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−5を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS908)、子局1
は割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−6を
送信する。本実施形態では、第2の実施形態と同様の効
果を得ると共に、複数のランダムアクセスチャネルのう
ち使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用する
ことによって、特定のランダムアクセスチャネルへのト
ラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが集中することによ
る伝送速度の低下を緩和することが可能となる。
【0078】(第9の実施形態)次に、本発明の第9の
実施形態について説明する。本実施形態においても、図
1に示されている親局2は、複数のランダムアクセスチ
ャネルの使用率を所定の間隔で測定し、子局の割当て要
求に対しランダムアクセスの利用を通知する場合には、
測定した使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利
用することを通知する機能を有する。また、子局1は、
ランダムアクセスチャネルを利用することを通知された
場合に、指定された使用率が最低のランダムアクセスチ
ャネルでデータを送信する機能を有する。その他のシス
テム構成及びチャネル割当方法は、第3の実施形態にお
けるものと同一である。
【0079】図10は、本実施形態による無線データ通
信システムの動作を示すシーケンス図である。同図にお
いて、親局2は複数のランダムアクセスチャネルの使用
率を所定の間隔で測定する(ステップS101)。子局
1にて送信すべきデータが発生すると(ステップS10
2)、子局1は送信すべきデータの量を測定する(ステ
ップS103)。そして、この測定したデータ量を予め
設定された閾値と比較する(ステップS104)。その
比較の結果、測定したデータ量が予め設定された閾値よ
り小さい場合(図中、「No」のフロー)には、子局1
はランダムアクセスチャネル3にてデータ信号8−7を
送信する。データ信号8−7を送信後に再び送信すべき
データが発生した場合(ステップS105)、子局1の
動作はステップS103に移行し、再び送信すべきデー
タの量を測定する(図中、「a」のフロー)。その後は、
上記と同様の動作となる。
【0080】一方、ステップS104における比較の結
果、測定した値が閾値より大きい場合(図中、「Ye
s」のフロー)には、子局1は占有チャネルの割当てを
要求するための回線要求信号6−3を、共通アクセスチ
ャネル5を介して親局2に送信する。親局2は回線要求
信号6−3を受信すると、空きチャネルがあるか判断す
る(ステップS106)。
【0081】ステップS106において、未だに割当て
られていない占有チャネルが無く、子局1に占有チャネ
ルの割当てが不可能な場合(図中、「No」のフロー)
には、ステップS101において測定されたランダムア
クセスチャネルの使用率を参照し、使用率が最低のラン
ダムアクセスチャネルを子局1が使用すべきランダムア
クセスチャネル3として選択する(ステップS10
7)。そして、回線割当信号7−5を、共通アクセスチ
ャネル5を介して子局1に送信する。この回線割当信号
7−5を送信することで、データ信号をランダムアクセ
スチャネル3で送信するよう子局1に通知する。なお、
回線割当信号7−5には子局1が使用すべきランダムア
クセスチャネル3の情報が含まれている。一方、ステッ
プS106において、割当てが可能な場合(図中、「Y
es」のフロー)には回線割当信号7−6を、共通アク
セスチャネル5を介して子局に送信する。なお、回線割
当信号7−6には割当てる占有チャネル4の情報が含ま
れている。
【0082】回線割当信号7−5を受信した子局1はデ
ータ信号8−8を指定されたランダムアクセスチャネル
3にて送信する。データ信号8−8を送信後に再び送信
すべきデータが発生した場合(ステップS108)、子
局1は再び送信すべきデータの量を測定する(図中、
「b」のフロー)。その後は、上記と同様の動作とな
る。
【0083】一方、回線割当信号7−6を受信した子局
1はデータ信号8−9を割当てられた占有チャネル4に
て送信する。データ信号8−9を送信後に再び送信すべ
きデータが発生した場合(ステップS109)、子局1
は割当てられた占有チャネル4にてデータ信号8−10
を送信する。本実施形態では、第3の実施形態と同様の
効果を得ると共に、複数のランダムアクセスチャネルの
うち使用率が最低のランダムアクセスチャネルを利用す
ることによって、特定のランダムアクセスチャネルへの
トラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが集中することに
よる伝送速度の低下を緩和することが可能となる。
【0084】(まとめ)以上のように、本システムは、
複数の子局と親局との間において上記子局から上記親局
に向かう無線チャネルを予め決定した後、該チャネルを
利用して通信を行う無線データ通信システムであり、上
記無線チャネルは、ランダムアクセス方式によってデー
タを送信するためのランダムアクセスチャネルと、使用
するチャネルが割当てられ該チャネルを占有して送信で
きる占有チャネルと、を含み、上記ランダムアクセスチ
ャネル及び上記占有チャネルについて、上記子局と上記
親局との間で情報交換を行うことによって利用すべきチ
ャネルを決定している。
【0085】そして、本システムの親局は、上記子局か
ら回線要求があった場合において、上記占有チャネルが
割当て不可能な場合には上記ランダムアクセスチャネル
を利用し、上記占有チャネルの割当てが可能な場合には
該占有チャネルを利用すべきことを決定し、この利用す
べきチャネルを該子局に通知するか、上記子局からの回
線要求により通知される送信データの全体量が所定の閾
値より小さい場合には上記ランダムアクセスチャネルを
利用し、該送信データの全体量が該閾値より大きく、か
つ、上記占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有
チャネルを利用し、該送信データの全体量が該閾値より
大きく、かつ、上記占有チャネルの割当てが不可能な場
合には上記ランダムアクセスチャネルを利用すべきこと
を決定し、この利用すべきチャネルを該子局に通知して
いる。
【0086】また、本システムの子局は、送信すべきデ
ータ量が所定の閾値よりも小さい場合には上記ランダム
アクセスチャネルを利用してデータを送信し、該送信す
るデータ量が該閾値よりも大きい場合には上記親局に占
有チャネルの割当て要求を行い、該親局により通知され
る占有チャネルを利用してデータを送信している。この
場合、親局は、上記子局から上記占有チャネルの割当て
要求があった場合において、該占有チャネルが割当て不
可能な場合には上記ランダムアクセスチャネルを利用
し、該占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チ
ャネルを利用することを決定し、この利用すべきチャネ
ルを該子局に通知している。
【0087】なお、上記親局は、上記複数のランダムア
クセスチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定し、
該測定結果を所定間隔で上記複数の子局に通知し、上記
複数の子局のうち上記ランダムアクセスチャネルを利用
してデータを送信する子局は、該所定間隔で通知される
該測定結果を参照し、使用率が最低のランダムアクセス
チャネルを利用するようにしても良いし、上記複数のラ
ンダムアクセスチャネルのチャネル使用率を所定間隔で
測定し、上記利用すべきチャネルとして上記ランダムア
クセスチャネルを通知する場合には、上記チャネル使用
率が最小のチャネルを通知するようにしても良い。
【0088】ところで、本システムは、以上のように構
成されているので、以下のような無線データ通信方法が
実現されていることになる。すなわち、ランダムアクセ
ス方式によってデータを送信するためのランダムアクセ
スチャネルと、使用するチャネルが割当てられ該チャネ
ルを占有して送信できる占有チャネルと、を含む無線チ
ャネルを利用して通信を行う無線データ通信方法であっ
て、上記ランダムアクセスチャネル及び上記占有チャネ
ルについて、上記子局と上記親局との間で情報交換を行
うことによって利用すべきチャネルを決定するチャネル
決定ステップと、この決定したチャネルを利用して通信
を行う通信ステップとを含む無線データ通信方法が、本
システムによって実現されていることになる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、子局と親
局との間で情報交換を行うことによって利用すべきチャ
ネルを決定するので、占有チャネルに空きが無く親局が
他の子局に占有チャネルを割当てることができない状態
となることを未然に防げるという効果がある。また、占
有チャネルの割当てが不可能な場合においても、占有チ
ャネルが割当てられない子局がランダムアクセスチャネ
ルにおいてデータ送信を可能とすることにより、占有チ
ャネルによる高速な通信が不可能な場合でも伝送速度は
低下するが通信を可能にできるという効果がある。さら
に、複数のランダムアクセスチャネルの使用率を定期的
に測定しこれを子局に通知し、子局はランダムアクセス
チャネルを利用する場合は使用率が最低なランダムアク
セスチャネルを利用することで、特定のランダムアクセ
スチャネルへのトラヒックの集中を防ぎ、トラヒックが
集中することによる伝送速度の低下を緩和できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線データ通信システムの構成例
を示すブロック図である。
【図2】本発明による無線データ通信システムの第1の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図3】本発明による無線データ通信システムの第2の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図4】本発明による無線データ通信システムの第3の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明による無線データ通信システムの第4の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明による無線データ通信システムの第5の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図7】本発明による無線データ通信システムの第6の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図8】本発明による無線データ通信システムの第7の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図9】本発明による無線データ通信システムの第8の
実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【図10】本発明による無線データ通信システムの第9
の実施形態の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 子局 2 親局 3 ランダムアクセスチャネル 4 占有チャネル 5 共通アクセスチャネル 6−1〜6−3 回線要求信号 7−1〜7−6 回線割当信号 8−1〜8−10 データ信号 9−1〜9−3 通知信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 泰樹 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K033 AA01 CA06 CA12 CA19 CB06 DA01 DA17 EA02 EA07 5K067 AA11 BB21 DD23 DD34 EE02 EE10 EE22 HH22 JJ12

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の子局と親局との間において前記子
    局から前記親局に向かう無線チャネルを予め決定した
    後、該チャネルを利用して通信を行う無線データ通信シ
    ステムであって、 前記無線チャネルは、ランダムアクセス方式によってデ
    ータを送信するためのランダムアクセスチャネルと、使
    用するチャネルが割当てられ該チャネルを占有して送信
    できる占有チャネルと、を含み、 前記ランダムアクセスチャネル及び前記占有チャネルに
    ついて、前記子局と前記親局との間で情報交換を行うこ
    とによって利用すべきチャネルを決定することを特徴と
    する無線データ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記親局は、前記子局から回線要求があ
    った場合において、前記占有チャネルが割当て不可能な
    場合には前記ランダムアクセスチャネルを利用し、前記
    占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チャネル
    を利用すべきことを決定し、この利用すべきチャネルを
    該子局に通知することを特徴とする請求項1記載の無線
    データ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記親局は、 前記子局からの回線要求により通知される送信データの
    全体量が所定の閾値より小さい場合には前記ランダムア
    クセスチャネルを利用し、 該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
    占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チャネル
    を利用し、 該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
    占有チャネルの割当てが不可能な場合には前記ランダム
    アクセスチャネルを利用すべきことを決定し、 この利用すべきチャネルを該子局に通知することを特徴
    とする請求項1記載の無線データ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記子局は、送信すべきデータ量が所定
    の閾値よりも小さい場合には前記ランダムアクセスチャ
    ネルを利用してデータを送信し、該送信するデータ量が
    該閾値よりも大きい場合には前記親局に占有チャネルの
    割当て要求を行い、該親局により通知される占有チャネ
    ルを利用してデータを送信することを特徴とする請求項
    1記載の無線データ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記親局は、前記子局から前記占有チャ
    ネルの割当て要求があった場合において、該占有チャネ
    ルが割当て不可能な場合には前記ランダムアクセスチャ
    ネルを利用し、該占有チャネルの割当てが可能な場合に
    は該占有チャネルを利用することを決定し、この利用す
    べきチャネルを該子局に通知することを特徴とする請求
    項4記載の無線データ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記親局は、前記複数のランダムアクセ
    スチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定し、該測
    定結果を所定間隔で前記複数の子局に通知し、前記複数
    の子局のうち前記ランダムアクセスチャネルを利用して
    データを送信する子局は、該所定間隔で通知される該測
    定結果を参照し、使用率が最低のランダムアクセスチャ
    ネルを利用することを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の無線データ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記親局は、前記複数のランダムアクセ
    スチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定し、前記
    利用すべきチャネルとして前記ランダムアクセスチャネ
    ルを通知する場合には、前記チャネル使用率が最小のチ
    ャネルを通知することを特徴とする請求項1乃至3及び
    5のいずれかに記載の無線データ通信システム。
  8. 【請求項8】 複数の子局との間の無線チャネルを予め
    決定した後、該チャネルを利用して通信を行う無線デー
    タ通信システムにおける親局であって、 前記無線チャネルは、ランダムアクセス方式によってデ
    ータを送信するためのランダムアクセスチャネルと、使
    用するチャネルが割当てられ該チャネルを占有して送信
    できる占有チャネルと、を含み、 前記ランダムアクセスチャネル及び前記占有チャネルに
    ついて、前記子局との間で情報交換を行うことによって
    利用すべきチャネルを決定することを特徴とする無線デ
    ータ通信システムにおける親局。
  9. 【請求項9】 前記子局から回線要求があった場合にお
    いて、前記占有チャネルが割当て不可能な場合には前記
    ランダムアクセスチャネルを利用し、前記占有チャネル
    の割当てが可能な場合には該占有チャネルを利用すべき
    ことを決定し、この利用すべきチャネルを該子局に通知
    することを特徴とする請求項8記載の無線データ通信シ
    ステムにおける親局。
  10. 【請求項10】 前記子局からの回線要求により通知さ
    れる送信データの全体量が所定の閾値より小さい場合に
    は前記ランダムアクセスチャネルを利用し、 該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
    占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チャネル
    を利用し、 該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
    占有チャネルの割当てが不可能な場合には前記ランダム
    アクセスチャネルを利用すべきことを決定し、 この利用すべきチャネルを該子局に通知することを特徴
    とする請求項8記載の無線データ通信システムにおける
    親局。
  11. 【請求項11】 前記複数のランダムアクセスチャネル
    のチャネル使用率を所定間隔で測定し、該測定結果を所
    定間隔で前記複数の子局に通知することを特徴とする請
    求項8乃至10のいずれかに記載の無線データ通信シス
    テムにおける親局。
  12. 【請求項12】 前記複数のランダムアクセスチャネル
    のチャネル使用率を所定間隔で測定し、前記利用すべき
    チャネルとして前記ランダムアクセスチャネルを通知す
    る場合には、前記チャネル使用率が最小のチャネルを通
    知することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに
    記載の無線データ通信システムにおける親局。
  13. 【請求項13】 親局との間の無線チャネルを予め決定
    した後、該チャネルを利用して通信を行う無線データ通
    信システムにおける子局であって、 前記無線チャネルは、ランダムアクセス方式によってデ
    ータを送信するためのランダムアクセスチャネルと、使
    用するチャネルが割当てられ該チャネルを占有して送信
    できる占有チャネルと、を含み、 前記ランダムアクセスチャネル及び前記占有チャネルに
    ついて、前記親局との間で情報交換を行うことによって
    利用すべきチャネルを決定することを特徴とする無線デ
    ータ通信システムにおける子局。
  14. 【請求項14】 送信すべきデータ量が所定の閾値より
    も小さい場合には前記ランダムアクセスチャネルを利用
    してデータを送信し、該送信するデータ量が該閾値より
    も大きい場合には前記親局に占有チャネルの割当て要求
    を行い、該親局により通知される占有チャネルを利用し
    てデータを送信することを特徴とする請求項13記載の
    無線データ通信システムにおける子局。
  15. 【請求項15】 ランダムアクセスチャネルを利用して
    データを送信する場合、所定間隔で親局から通知される
    ランダムアクセスチャネルのチャネル使用率の測定結果
    を参照し、使用率が最低のランダムアクセスチャネルを
    利用することを特徴とする請求項13又は14記載の無
    線データ通信システムにおける子局。
  16. 【請求項16】 ランダムアクセス方式によってデータ
    を送信するためのランダムアクセスチャネルと、使用す
    るチャネルが割当てられ該チャネルを占有して送信でき
    る占有チャネルと、を含む無線チャネルを利用して通信
    を行う無線データ通信方法であって、前記ランダムアク
    セスチャネル及び前記占有チャネルについて、前記子局
    と前記親局との間で情報交換を行うことによって利用す
    べきチャネルを決定するチャネル決定ステップと、この
    決定したチャネルを利用して通信を行う通信ステップと
    を含むことを特徴とする無線データ通信方法。
  17. 【請求項17】 前記チャネル決定ステップにおいて
    は、前記子局から回線要求があった場合において、前記
    占有チャネルが割当て不可能な場合には前記ランダムア
    クセスチャネルを利用し、前記占有チャネルの割当てが
    可能な場合には該占有チャネルを利用すべきことを、前
    記親局が決定し、この利用すべきチャネルを該子局に通
    知することを特徴とする請求項16記載の無線データ通
    信方法。
  18. 【請求項18】 前記チャネル決定ステップにおいて
    は、 前記子局からの回線要求により通知される送信データの
    全体量が所定の閾値より小さい場合には前記ランダムア
    クセスチャネルを利用し、 該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
    占有チャネルの割当てが可能な場合には該占有チャネル
    を利用し、 該送信データの全体量が該閾値より大きく、かつ、前記
    占有チャネルの割当てが不可能な場合には前記ランダム
    アクセスチャネルを利用すべきことを前記親局が決定
    し、 この利用すべきチャネルを該子局に通知することを特徴
    とする請求項16記載の無線データ通信方法。
  19. 【請求項19】 前記送信すべきデータ量が所定の閾値
    よりも小さい場合には前記ランダムアクセスチャネルを
    利用してデータを送信し、該送信するデータ量が該閾値
    よりも大きい場合には前記親局に占有チャネルの割当て
    要求を行う要求ステップを更に含み、 前記通信ステップにおいては、該親局により通知される
    占有チャネルを利用してデータを送信することを特徴と
    する請求項16記載の無線データ通信方法。
  20. 【請求項20】 前記要求ステップによる、前記子局か
    ら前記占有チャネルの割当て要求があった場合におい
    て、 前記チャネル決定ステップにおいては、該占有チャネル
    が割当て不可能な場合には前記ランダムアクセスチャネ
    ルを利用し、該占有チャネルの割当てが可能な場合には
    該占有チャネルを利用することを前記親局が決定し、こ
    の利用すべきチャネルを該子局に通知することを特徴と
    する請求項19記載の無線データ通信方法。
  21. 【請求項21】 前記親局が、前記複数のランダムアク
    セスチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定する使
    用率測定ステップと、 前記使用率測定ステップにおける測定結果を所定間隔で
    前記複数の子局に通知する使用率通知ステップと、 前記複数の子局のうち前記ランダムアクセスチャネルを
    利用してデータを送信する子局が、該所定間隔で通知さ
    れる該測定結果を参照する参照ステップと、 を更に含み、 前記通信ステップにおいては、使用率が最低のランダム
    アクセスチャネルを利用することを特徴とする請求項1
    6乃至20のいずれかに記載の無線データ通信方法。
  22. 【請求項22】 前記親局が、前記複数のランダムアク
    セスチャネルのチャネル使用率を所定間隔で測定する使
    用率測定ステップと、 前記利用すべきチャネルとして前記ランダムアクセスチ
    ャネルを通知する場合に、前記チャネル使用率が最小の
    チャネルを通知する使用率通知ステップと、 を更に含み、 前記通信ステップにおいては、使用率通知ステップにお
    いて通知された、使用率が最低のランダムアクセスチャ
    ネルを利用することを特徴とする請求項16乃至20の
    いずれかに記載の無線データ通信方法。
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