JP2002199283A - 画像信号処理装置および画像信号処理方法 - Google Patents

画像信号処理装置および画像信号処理方法

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JP2002199283A
JP2002199283A JP2000393581A JP2000393581A JP2002199283A JP 2002199283 A JP2002199283 A JP 2002199283A JP 2000393581 A JP2000393581 A JP 2000393581A JP 2000393581 A JP2000393581 A JP 2000393581A JP 2002199283 A JP2002199283 A JP 2002199283A
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circuit
light
offset voltage
double sampling
amplification
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JP2000393581A
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English (en)
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Kazunori Okui
一規 奥井
Kenichi Shimomura
研一 下邨
Kunihiko Hara
邦彦 原
Yuji Tanno
裕司 丹野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子から得られた画像信号を増幅す
る際の増幅率を変えた際にも、黒レベルのずれが生じな
いようにオフセット電圧の補正をおこなう画像信号処理
装置を得ること。 【解決手段】 第1のプログラマブルゲインアンプ3お
よび第2のプログラマブルゲインアンプ4の増幅率を複
数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても画
素信号が等しくなるようなCDS回路2および第1のプ
ログラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を探し出
して、そのオフセット電圧をCDS回路2および第1の
プログラマブルゲインアンプ3に設定する。これによ
り、遮光領域の画素信号を黒レベルとして入力した際
に、第1のプログラマブルゲインアンプ3および第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率が任意の値に変
更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防ぐこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CCDイメージ
センサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子から
出力される画像信号から鮮明な画像を得るとともにデジ
タル処理化する画像信号処理装置および画像信号処理方
法に関し、特に黒レベルのオフセット電圧を補正する画
像信号処理装置および画像信号処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CCDイメージセンサやCMOSイメー
ジセンサ等の固体撮像素子から順次得られる画素信号を
デジタル処理する画像信号処理装置は、通常、相関2重
サンプリング(CDS:Correlated Dou
ble Sampling)回路、プログラマブルゲイ
ンアンプ、アナログ−デジタル変換回路およびオフセッ
ト補正回路を設けている。
【0003】CDS回路とは、画素信号のノイズが抑圧
するための回路であり、固体撮像素子から、ペデスタル
レベル(一般的に黒レベル)と信号レベルの対により構
成された画素信号を得て、ペデスタルレベルをクランプ
電位にクランプし、信号レベルが出力されている走査期
間中に、該クランプを解除して、ペデスタルレベルから
信号レベルへの変化分をサンプルホールドする。特に、
CCD等の固体撮像素子のアレイ上には、遮光領域を設
けられており、この遮光領域の画素信号を黒レベルとし
て固定している。
【0004】また、プログラマブルゲインアンプは、C
DS回路から出力された信号を、外部から与えられたデ
ータに応じて制御された増幅率で増幅する回路である。
また、アナログ−デジタル変換回路は、プログラマブル
ゲインアンプから出力されたアナログ信号をサンプリン
グし、量子化、符号化をおこなってデジタル信号に変換
する回路である。
【0005】さらに、ペデスタルレベルである黒レベル
は、オフセットを持たないのが理想的だが、実際の固体
撮像素子ではオフセット電圧が発生するため、信号レベ
ル精度を確保するためには、このオフセット電圧を補正
する必要がある。この機能を実現するのがオフセット補
正回路であり、通常、アナログ−デジタル変換回路によ
ってデジタル化された信号に基づいて、プログラマブル
ゲインアンプのオフセット電圧を調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の画像信号処理装置では、十分な輝度の確
保等をおこなうために、プログラマブルゲインアンプの
増幅率を変えた場合、上記黒レベルのずれが生じるとい
う問題があった。
【0007】また、固体撮像素子のアレイ上の遮光領域
が、例えばアレイ面の上端部と下端部というように複数
の箇所に配置されていた場合、位置の異なる遮光領域間
で黒レベルとしての信号出力にばらつきが生じるという
問題もあった。
【0008】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、固体撮像素子から得られた画像信号を増
幅する際の増幅率を変えた際にも、黒レベルのずれが生
じないようにCDS回路およびプログラマブルゲインア
ンプに対し、オフセット電圧の補正をおこなう画像信号
処理装置および画像信号処理方法を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかる画像信号処理装
置にあっては、受光部の一部に遮光領域を設けた固体撮
像装置から出力される画素信号に対して、相関2重サン
プリングを施す相関2重サンプリング回路と、前記相関
2重サンプリング回路から出力された画素信号を増幅す
る増幅回路と、前記増幅回路から出力された画素信号を
デジタル変換するアナログ−デジタル変換回路と、前記
アナログ−デジタル変換回路によってデジタル化された
画素信号に基づいて、前記相関2重サンプリング回路お
よび前記増幅回路のオフセット電圧を補正するオフセッ
ト補正回路と、を具備する画像信号処理装置において、
前記オフセット補正回路は、前記遮光領域の画素信号を
入力している期間に、当該画素信号に基づいて前記相関
2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフセット
電圧を補正することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、遮光領域の画素信号を
入力している期間に、その画素信号に基づいて相関2重
サンプリング回路および増幅回路にオフセット電圧を設
定するので、遮光領域の画素信号を黒レベルとして入力
した際に、その黒レベルの信号の変動を防ぐことができ
る。
【0011】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記オフセット補正回路
は、前記遮光領域の画素信号を入力している期間に、前
記増幅回路の増幅率を複数の増幅率に変更するととも
に、異なる増幅率毎に対して得られた画素信号が等しく
なるオフセット電圧を前記相関2重サンプリング回路お
よび前記増幅回路に設定して補正することを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、増幅回路の増幅率を複
数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても画
素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができる。
【0013】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記固体撮像装置の受光部
は、複数の遮光領域を設け、前記オフセット補正回路
は、前記複数の遮光領域毎の画素信号に基づいて、前記
相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフセ
ット電圧を補正することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、複数の遮光領域毎の画
素信号に基づいて、相関2重サンプリング回路および増
幅回路にオフセット電圧を設定するので、各遮光領域の
画素信号を黒レベルとして入力した際に、遮光領域間で
の黒レベルの信号のばらつきによる影響を抑えることが
できる。
【0015】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記オフセット補正回路
は、前記複数の遮光領域毎に当該画素信号に基づいて、
前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオ
フセット電圧を求め、求めた複数のオフセット電圧に基
づいて、前記遮光領域以外の受光部の画素信号に対する
前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオ
フセット電圧を補正することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、複数の遮光領域毎の画
素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプリ
ング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求め
たオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号に
対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオフ
セット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベルの
信号のばらつきによる影響を抑えることができる。
【0017】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記オフセット補正回路
は、前記アナログ−デジタル変換回路に対して変換レン
ジの切り替えを示す信号を出力した後、前記遮光領域の
画素信号を入力している期間に、前記相関2重サンプリ
ング回路および前記増幅回路のオフセット電圧を補正す
ることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、変換レンジを切り替え
るので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変換
回路の変換レンジに収めることができる。
【0019】つぎの発明にかかる画像信号処理方法にあ
っては、受光部の一部に遮光領域を設けた固体撮像装置
から出力される画素信号に対して、相関2重サンプリン
グ回路により相関2重サンプリングを施すとともに増幅
回路により増幅し、増幅された画素信号をアナログ−デ
ジタル変換回路によりデジタル化して、デジタル化した
画素信号に基づいて前記相関2重サンプリング回路およ
び前記増幅回路のオフセット電圧を補正する画像信号処
理方法において、前記遮光領域の画素信号を入力してい
る期間に、前記増幅回路の増幅率を複数の増幅率に変更
する増幅率変更ステップと、変更された増幅率毎に得ら
れる画素信号が互いに等しくなる前記相関2重サンプリ
ング回路および前記増幅回路のそれぞれのオフセット電
圧を算出するオフセット電圧算出ステップと、算出され
たそれぞれのオフセット電圧を前記相関2重サンプリン
グ回路および前記増幅回路に設定するオフセット電圧設
定ステップと、を含んだことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、増幅回路の増幅率を複
数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても画
素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができる。
【0021】つぎの発明にかかる画像信号処理方法にあ
っては、受光部の一部に複数の遮光領域を設けた固体撮
像装置から出力される画素信号に対して、相関2重サン
プリング回路により相関2重サンプリングを施すととも
に増幅回路により増幅し、増幅された画素信号をアナロ
グ−デジタル変換回路によりデジタル化して、デジタル
化した画素信号に基づいて前記相関2重サンプリング回
路および前記増幅回路のオフセット電圧を補正する画像
信号処理方法において、前記複数の遮光領域毎に、当該
遮光領域の画素信号を入力している期間に、前記増幅回
路の増幅率を複数の増幅率に変更する増幅率変更ステッ
プと、同一の遮光領域に対して変更された増幅率毎に得
られる画素信号が互いに等しくなる前記相関2重サンプ
リング回路および前記増幅回路のそれぞれのオフセット
電圧を、前記複数の遮光領域毎に算出するオフセット電
圧算出ステップと、算出された前記複数の遮光領域毎の
前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオ
フセット電圧に基づいて、前記遮光領域以外の受光部の
画素信号に対する前記相関2重サンプリング回路および
前記増幅回路のオフセット電圧を設定するオフセット電
圧設定ステップと、を含んだことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、複数の遮光領域毎の画
素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプリ
ング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求め
たオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号に
対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオフ
セット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベルの
信号のばらつきによる影響を抑えることができる。
【0023】つぎの発明にかかる画像信号処理方法にあ
っては、上記発明において、前記増幅率変更ステップの
前段に、前記アナログ−デジタル変換回路の変換レンジ
を切り替える変換レンジ切り替えステップを含んだこと
を特徴とする。
【0024】この発明によれば、変換レンジを切り替え
るので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変換
回路の変換レンジに収めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかる画像信
号処理装置および画像信号処理方法の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によ
りこの発明が限定されるものではない。
【0026】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る画像信号処理装置および画像信号処理方法について説
明する。図1は、実施の形態1にかかる画像信号処理装
置の概略構成を示すブロック図である。
【0027】図1に示す画像信号処理装置は、固体撮像
装置1、CDS回路2、第1のプログラマブルゲインア
ンプ3、第2のプログラマブルゲインアンプ4、アナロ
グ−デジタル変換回路5、オフセット補正回路6、レジ
スタ7およびデジタル−アナログ変換回路8〜10を備
えて構成されている。
【0028】固体撮像装置1は、光信号を電気信号に変
換する装置であり、画素に対応する複数のセルをアレイ
状に配置した受光部と、各セルから得られる信号を所定
のタイミングで順次走査して出力する制御部を備えてい
る。また、固体撮像装置1は、その受光部の上端部と下
端部に、光を通さないフィルタを被うことで遮光された
遮光画素12を特定の遮光領域に設けている。この遮光
画素12に対応するセルから得られる信号は、固体撮像
装置1の黒レベルを代表する。
【0029】図2は、受光部を構成するセルの内部回路
の例を示す図である。図2に示すセルは、カソードを電
源に接続したフォトダイオード16と、ソースをフォト
ダイオード16のアノードに接続したPMOSトランジ
スタ17と、ソースを電源に接続するとともにゲートを
フォトダイオード16のアノードに接続したPMOSト
ランジスタ18と、ソースをPMOSトランジスタ18
のドレインに接続したPMOSトランジスタ19と、を
備えて構成される。
【0030】また、このセルにおいて、PMOSトラン
ジスタ17のゲートはリセット端子20として機能し、
PMOSトランジスタ17のドレインにはリセット電位
が入力される。さらに、PMOSトランジスタ19のゲ
ートはセル選択端子21として機能し、PMOSトラン
ジスタ19のドレインは信号出力端子23として機能す
る。
【0031】リセット端子20にリセット信号を入力す
ることで、フォトダイオード16は、PMOSトランジ
スタ17のドレインに入力されるリセット電位により決
定される電圧に初期化され、初期化された際のフォトダ
イオード16のカソード側の電位は、PMOSトランジ
スタ18によって電流信号に変換される。この状態にお
いて、セル選択端子21に選択信号を入力することで、
その電流信号はリセットレベルとして信号出力端子23
から出力される。
【0032】また、上記初期化の後、フォトダイオード
16に入射する光量に依存した光電流は、フォトダイオ
ード16およびPMOSトランジスタ17を介して流
れ、フォトダイオード16のカソード側の電位が電源電
圧に近づく。このカソード側の電位は、PMOSトラン
ジスタ18によって電流信号に変換される。この状態に
おいて、セル選択端子21に選択信号を入力することに
より、その電流信号は画像レベルとして信号出力端子2
3から出力される。
【0033】図1において、CDS回路2は、固体撮像
装置1から順次得られる画素信号を、上記したセルにお
いてリセットレベルと信号レベルの対として取り出すと
ともに、リセットレベルをクランプし、信号レベルが出
力されている走査期間中に、該クランプを解除して、リ
セットレベルから信号レベルへの変化分をサンプルホー
ルドする。
【0034】図3は、実施の形態1にかかる画像信号処
理装置のCDS回路を示す回路図である。CDS回路2
は、図3に示すように、3つのアナログアンプ28と、
4つの抵抗29と、信号レベル用スイッチ24と、リセ
ットレベル用スイッチ25と、信号レベル用キャパシタ
26と、リセットレベル用キャパシタ27と、を備えて
構成される。
【0035】CDS回路2では、入力端子30に信号レ
ベルの信号が入力された際に、信号レベル用スイッチ2
4をオンにして、その信号を信号レベル用キャパシタ2
6にラッチし、入力端子30にリセットレベルの信号が
入力された際に、リセットレベル用スイッチ25をオン
にして、その信号をリセットレベル用キャパシタ27に
ラッチする。そして、ラッチされた信号レベルとリセッ
トレベルの両信号間の差分を出力端子32から出力す
る。なお、この差分を表す信号は、基準電位端子31に
入力された基準信号の電位分だけシフトする。
【0036】図1において、第1のプログラマブルゲイ
ンアンプ3は、CDS回路2から出力された信号を、外
部から入力される増幅率信号に応じた増幅率で増幅する
回路である。図4は、実施の形態1にかかる画像信号処
理装置の第1のプログラマブルゲインアンプ3を示す回
路図である。第1のプログラマブルゲインアンプ3は、
図4に示すように、出力を出力端子37に接続するとと
もに、正相入力端子を入力端子36に接続したアナログ
アンプ33と、セレクタ34と、ラダー抵抗35と、を
備えて構成される。
【0037】また、この第1のプログラマブルゲインア
ンプ3において、ラダー抵抗35は、端点の一方を基準
電位端子39に接続し、他方を出力端子37に接続して
いる。また、セレクタ34は、ラダー抵抗35上の複数
の位置と接続しており、増幅率入力端子38に入力され
た増幅率信号に基づいて、その位置の何れか一つとアナ
ログアンプ33の逆相入力端子とを結線する。よって、
第1のプログラマブルゲインアンプ3は、入力端子36
に入力された信号を、増幅率入力端子38に入力された
増幅率信号に基づく増幅率で増幅して出力端子37から
出力する。なお、この増幅された信号は、基準電位端子
39に入力された基準信号の電位分だけシフトする。
【0038】また、図1において、第2のプログラマブ
ルゲインアンプ4は、第1のプログラマブルゲインアン
プ3から出力された信号を、外部から入力される増幅率
信号に応じた増幅率で増幅する回路である。図5は、実
施の形態1にかかる画像信号処理装置の第2のプログラ
マブルゲインアンプ4を示す回路図である。第2のプロ
グラマブルゲインアンプ4は、図5に示すように、直列
に接続された抵抗41および42と、出力を出力端子4
7に接続するとともに、正相入力端子を両抵抗41およ
び42の接続点に接続したアナログアンプ43と、セレ
クタ44と、ラダー抵抗45と、を備えて構成される。
なお、抵抗41の一端は基準電位端子49に接続され、
抵抗42の一端は出力端子47に接続されている。
【0039】また、この第2のプログラマブルゲインア
ンプ4において、ラダー抵抗45は、端点の一方を基準
電位端子49に接続し、他方を入力端子46に接続して
いる。また、セレクタ44は、ラダー抵抗45上の複数
の位置および基準電位端子49と接続しており、増幅率
入力端子48に入力された増幅率信号に基づいて、ラダ
ー抵抗45上の何れか一つの位置または基準電位端子4
9とアナログアンプ43の正相入力端子とを結線する。
【0040】よって、第2のプログラマブルゲインアン
プ4は、入力端子46に入力された信号を、増幅率入力
端子48に入力された増幅率信号に基づく増幅率で増幅
して出力端子47から出力する。特に、セレクタ44
は、正相入力端子に接続する選択対象を基準電位端子4
9とした際、すなわち増幅率信号が増幅率0を表す場合
には、入力端子46に入力された信号を増幅率0で増幅
することができる。なお、このように増幅された信号
は、基準電位端子49に入力された基準信号の電位分だ
けシフトする。
【0041】図1において、アナログ−デジタル変換回
路5は、第2のプログラマブルゲインアンプ4から出力
されたアナログ信号を、外部から入力された変換レンジ
信号に基づいたレンジにより、サンプリング・量子化・
符号化をおこなってデジタル信号に変換する回路であ
る。
【0042】図1において、オフセット補正回路6は、
後述するように、固体撮像装置1が遮光画素12を走査
した際に出力した画素信号、特にCDS回路2、第1の
プログラマブルゲインアンプ3および第2のプログラマ
ブルゲインアンプ4を経由してアナログ−デジタル変換
回路5によってデジタル化された画素信号に基づいて、
CDS回路2、第1のプログラマブルゲインアンプ3お
よび第2のプログラマブルゲインアンプ4のオフセット
電圧を補正する回路である。
【0043】また、オフセット補正回路6は、オフセッ
ト電圧の補正をおこなう際に、アナログ−デジタル変換
回路5に対して所定の変換レンジへの切り替えを指示す
る信号を出力するとともに、第1のプログラマブルゲイ
ンアンプ3の増幅率入力端子38および第2のプログラ
マブルゲインアンプ4の増幅率入力端子48に対して所
定の増幅率信号を出力する。
【0044】図1において、レジスタ7は、オフセット
補正回路6がCDS回路2、第1のプログラマブルゲイ
ンアンプ3および第2のプログラマブルゲインアンプ4
に対して決定したオフセット電圧を示すデジタルデータ
を記憶するメモリである。
【0045】図1において、デジタル−アナログ変換回
路8は、レジスタ7に記憶されたデジタルデータであっ
てCDS回路2のオフセット電圧を示すデータに基づい
て基準電位を生成し、生成した基準電位をCDS回路2
の基準電位端子31に入力する回路である。
【0046】また、デジタル−アナログ変換回路9は、
レジスタ7に記憶されたデジタルデータであって第1の
プログラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を示す
データに基づいて基準電位を生成し、生成した基準電位
を第1のプログラマブルゲインアンプ3の基準電位端子
39に入力する回路である。
【0047】また、デジタル−アナログ変換回路10
は、レジスタ7に記憶されたデジタルデータであって第
2のプログラマブルゲインアンプ4のオフセット電圧を
示すデータに基づいて基準電位を生成し、生成した基準
電位を第2のプログラマブルゲインアンプ4の基準電位
端子49に入力する回路である。
【0048】つぎに、実施の形態1にかかる画像信号処
理装置の動作について、オフセット補正回路6の動作を
中心に説明する。図6は、実施の形態1にかかる画像信
号処理装置の動作を示すフローチャートであり、これは
同時に実施の形態1にかかる画像信号処理方法を表す。
【0049】まず、固体撮像装置1は、受光部を構成す
るセルへ照射した光量に応じた画素信号を上述したよう
に順次出力する。この画素信号は、CDS回路2、第1
のプログラマブルゲインアンプ3および第2のプログラ
マブルゲインアンプ4を経由してアナログ−デジタル変
換回路5によりデジタル信号に変換される。
【0050】このようにデジタル化された画素信号が得
られると、オフセット補正回路6は、アナログ−デジタ
ル変換回路5に対して変換レンジを切り替える旨の信号
を出力する(ステップS101)。これは、例えば、セ
ルに照射する光量が小さいほど画素信号の大きさが小さ
く、通常画素11からの出力の黒レベルが1[V]程度
であって変換レンジが1[V]〜2[V]の場合、0.
5[V]〜1.5[V]に切り替える。
【0051】つぎに、オフセット補正回路6は、第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率を0に設定し
(ステップS102)、アナログ−デジタル変換回路5
の出力が所定の値に一致するような第2のプログラマブ
ルゲインアンプ4のオフセット電圧を決定し、決定した
オフセット電圧を示すデータをレジスタ7に出力する。
そして、デジタル−アナログ変換回路10は、そのオフ
セット電圧に基づく基準電圧を生成して、第2のプログ
ラマブルゲインアンプ4の基準電位端子49に入力す
る。これにより、第2のプログラマブルゲインアンプ4
のオフセット電圧が設定される(ステップS103)。
【0052】つぎに、オフセット補正回路6は、第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率を所定の値に設
定し(ステップS104)、遮光画素12の領域が走査
されている期間、すなわち遮光画素12の画素信号が得
られている期間に、第2のプログラマブルゲインアンプ
4の増幅率を所定の複数の増幅率に切り替える(ステッ
プS105)。
【0053】オフセット補正回路6は、増幅率を切り替
える毎に、アナログ−デジタル変換回路5から得られる
画素信号をモニタするとともに、CDS回路2のオフセ
ット電圧を調整し、異なる増幅率間において画素信号が
等しくなるようなCDS回路2のオフセット電圧を探し
出す。そして、オフセット補正回路6は、探し出したオ
フセット電圧を示すデータをレジスタ7に出力する。つ
づいて、デジタル−アナログ変換回路8は、そのオフセ
ット電圧に基づく基準電圧を生成して、CDS回路2の
基準電位端子31に入力する。これにより、CDS回路
2のオフセット電圧が設定される(ステップS10
6)。
【0054】つぎに、オフセット補正回路6は、第1の
プログラマブルゲインアンプ3の増幅率を所定の値に設
定し(ステップS107)、遮光画素12の領域が走査
されている期間、すなわち遮光画素12の画素信号が得
られている期間に、第2のプログラマブルゲインアンプ
4の増幅率を所定の複数の増幅率に切り替える(ステッ
プS108)。
【0055】オフセット補正回路6は、増幅率を切り替
える毎に、アナログ−デジタル変換回路5から得られる
画素信号をモニタするとともに、第1のプログラマブル
ゲインアンプ3のオフセット電圧を調整し、異なる増幅
率間において画素信号が等しくなるような第1のプログ
ラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を探し出す。
そして、オフセット補正回路6は、探し出したオフセッ
ト電圧を示すデータをレジスタ7に出力する。つづい
て、デジタル−アナログ変換回路9は、そのオフセット
電圧に基づく基準電圧を生成して、第1のプログラマブ
ルゲインアンプ3の基準電位端子39に入力する。これ
により、第1のプログラマブルゲインアンプ3のオフセ
ット電圧が設定される(ステップS109)。
【0056】最後に、オフセット補正回路6は、アナロ
グ−デジタル変換回路5の変換レンジをもとに戻す(ス
テップS110)。
【0057】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる画像信号処理装置および画像信号処理方法によれ
ば、第1のプログラマブルゲインアンプ3および第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率を複数の所定の
値に切り替え、異なる増幅率間においても画素信号が等
しくなるようなオフセット電圧を探し出して設定するの
で、CDS回路2、第1のプログラマブルゲインアンプ
3および第2のプログラマブルゲインアンプ4に、黒レ
ベルの画素信号が入力されたときに、第1のプログラマ
ブルゲインアンプ3および第2のプログラマブルゲイン
アンプ4の増幅率が任意の値に変更された場合に画素信
号が変化してしまうことを防ぐことができる。これによ
り、より鮮明で安定した画像を再現することが可能にな
る。
【0058】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる画像信号処理装置および画像信号処理方法について
説明する。なお、画像信号処理装置の構成は図1に示し
たとおりなので、ここではその説明を省略する。
【0059】実施の形態2では、まず、図1において、
固体撮像装置1の受光部上において、上端に沿って配置
された遮光画素12の領域を遮光領域Aとし、下端に沿
って配置された遮光画素12の領域を遮光領域Bとす
る。
【0060】ここで、実施の形態2にかかる画像信号処
理装置の動作は、図6に示したとおりであるが、ステッ
プS107〜S109の処理を以下のようにおこなう点
で実施の形態1と異なる。オフセット補正回路6は、上
述したステップS106の処理が終わると、第1のプロ
グラマブルゲインアンプ3の増幅率を所定の値に設定
し、遮光領域Aが走査されている期間に、第2のプログ
ラマブルゲインアンプ4の増幅率を所定の複数の増幅率
に切り替える。
【0061】オフセット補正回路6は、この間において
増幅率を切り替える毎に、アナログ−デジタル変換回路
5から得られる画素信号をモニタするとともに、第1の
プログラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を調整
し、異なる増幅率間において画素信号が等しくなるよう
な第1のプログラマブルゲインアンプ3のオフセット電
圧を、遮光領域Aに対するオフセット電圧VAとして探
し出す。同様に、オフセット補正回路6は、遮光領域B
に対するオフセット電圧VBを探し出す。なお、これら
オフセット電圧VAおよびVBは、レジスタ7に記憶さ
れる。
【0062】そして、オフセット補正回路6は、通常画
素11の領域が走査されている期間、すなわち通常画素
11の画素信号が得られている期間に、固体撮像素子ア
レイ上において、走査する通常画素11の行が変わる毎
に、第1のプログラマブルゲインアンプ3のオフセット
電圧を変更する。
【0063】例えば、通常画素11がN行あった場合、
第i番目の行が走査される際には、第1のプログラマブ
ルゲインアンプ3のオフセット電圧を、(VA−VB)
×i÷N+VAで導かれる値に設定する。
【0064】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる画像信号処理装置および画像信号処理方法によれ
ば、実施の形態1にかかる画像信号処理方法に従って、
複数の遮光領域の画素信号に基づいてCDS回路2、第
1のプログラマブルゲインアンプ3および第2のプログ
ラマブルゲインアンプ4のオフセット電圧の補正をおこ
なう場合にも、遮光領域の出力ばらつきの影響を抑える
ことができ、同じ濃度の画像を読み取ったときに段差
(明暗の差)ができてしまう、いわゆるシェーディング
を取り除くことが可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、遮光領域の画素信号を入力している期間に、その画
素信号に基づいて相関2重サンプリング回路および増幅
回路にオフセット電圧を設定するので、遮光領域の画素
信号を黒レベルとして入力した際に、その黒レベルの信
号の変動を防ぐことができ、より鮮明で安定な画像を得
ることができるという効果を奏する。
【0066】つぎの発明によれば、増幅回路の増幅率を
複数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても
画素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができ、より鮮明で安定な画像を得ることができ
るという効果を奏する。
【0067】つぎの発明によれば、複数の遮光領域毎の
画素信号に基づいて、相関2重サンプリング回路および
増幅回路にオフセット電圧を設定するので、各遮光領域
の画素信号を黒レベルとして入力した際に、遮光領域間
での黒レベルの信号のばらつきによる影響を抑えること
ができ、より鮮明で安定な画像を得ることができるとい
う効果を奏する。
【0068】つぎの発明によれば、複数の遮光領域毎の
画素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプ
リング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求
めたオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号
に対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオ
フセット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を
黒レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベル
の信号のばらつきによる影響を抑えることができ、固体
撮像素子のシェーディングを抑えることができるという
効果を奏する。
【0069】つぎの発明によれば、変換レンジを切り替
えるので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変
換回路の変換レンジに収めることができ、より精確にオ
フセット電圧を算出することができるという効果を奏す
る。
【0070】つぎの発明によれば、増幅回路の増幅率を
複数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても
画素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができ、より鮮明で安定な画像を得ることができ
るという効果を奏する。
【0071】つぎの発明によれば、複数の遮光領域毎の
画素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプ
リング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求
めたオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号
に対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオ
フセット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を
黒レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベル
の信号のばらつきによる影響を抑えることができ、固体
撮像素子のシェーディングを抑えることができるという
効果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、変換レンジを切り替
えるので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変
換回路の変換レンジに収めることができ、より精確にオ
フセット電圧を算出することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】 固体撮像装置の受光部を構成するセルの内部
回路の例を示す図である。
【図3】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置のC
DS回路を示す回路図である。
【図4】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の第
1のプログラマブルゲインアンプを示す回路図である。
【図5】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の第
2のプログラマブルゲインアンプを示す回路図である。
【図6】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 固体撮像装置、3 第1のプログラマブルゲインア
ンプ、4 第2のプログラマブルゲインアンプ、5 ア
ナログ−デジタル変換回路、6 オフセット補正回路、
7 レジスタ、8,9,10 デジタル−アナログ変換
回路、11 通常画素、12 遮光画素、16 フォト
ダイオード、17,18,19 PMOSトランジス
タ、20 リセット端子、21 セル選択端子、23
信号出力端子、24 信号レベル用スイッチ、25 リ
セットレベル用スイッチ、26 信号レベル用キャパシ
タ、27 リセットレベル用キャパシタ、28,33,
43アナログアンプ、29,41,42 抵抗、30,
36,46 入力端子、31,39,49 基準電位端
子、32,37,47 出力端子、34,44 セレク
タ、35,45 ラダー抵抗、38,48 増幅率入力
端子。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月25日(2002.2.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像信号処理装置および画像信号処理
方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CCDイメージ
センサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子から
出力される画像信号から鮮明な画像を得るとともにデジ
タル処理化する画像信号処理装置および画像信号処理方
法に関し、特に黒レベルのオフセット電圧を補正する画
像信号処理装置および画像信号処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CCDイメージセンサやCMOSイメー
ジセンサ等の固体撮像素子から順次得られる画素信号を
デジタル処理する画像信号処理装置は、通常、相関2重
サンプリング(CDS:Correlated Dou
ble Sampling)回路、プログラマブルゲイ
ンアンプ、アナログ−デジタル変換回路およびオフセッ
ト補正回路を設けている。
【0003】CDS回路とは、画素信号のノイズ抑圧
するための回路であり、固体撮像素子から、ペデスタル
レベル(一般的に黒レベル)と信号レベルの対により構
成された画素信号を得て、ペデスタルレベルをクランプ
電位にクランプし、信号レベルが出力されている走査期
間中に、該クランプを解除して、ペデスタルレベルから
信号レベルへの変化分をサンプルホールドする。特に、
CCD等の固体撮像素子のアレイ上には、遮光領域
けられており、この遮光領域の画素信号を黒レベルとし
て固定している。
【0004】また、プログラマブルゲインアンプは、C
DS回路から出力された信号を、外部から与えられたデ
ータに応じて制御された増幅率で増幅する回路である。
また、アナログ−デジタル変換回路は、プログラマブル
ゲインアンプから出力されたアナログ信号をサンプリン
グし、量子化、符号化をおこなってデジタル信号に変換
する回路である。
【0005】さらに、ペデスタルレベルである黒レベル
は、オフセットを持たないのが理想的だが、実際の固体
撮像素子ではオフセット電圧が発生するため、信号レベ
ル精度を確保するためには、このオフセット電圧を補正
する必要がある。この機能を実現するのがオフセット補
正回路であり、通常、アナログ−デジタル変換回路によ
ってデジタル化された信号に基づいて、プログラマブル
ゲインアンプのオフセット電圧を調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の画像信号処理装置では、十分な輝度の確
保等をおこなうために、プログラマブルゲインアンプの
増幅率を変えた場合、上記黒レベルのずれが生じるとい
う問題があった。
【0007】また、固体撮像素子のアレイ上の遮光領域
が、例えばアレイ面の上端部と下端部というように複数
の箇所に配置されていた場合、位置の異なる遮光領域間
で黒レベルとしての信号出力にばらつきが生じるという
問題もあった。
【0008】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、固体撮像素子から得られた画像信号を増
幅する際の増幅率を変えた際にも、黒レベルのずれが生
じないようにCDS回路およびプログラマブルゲインア
ンプに対し、オフセット電圧の補正をおこなう画像信号
処理装置および画像信号処理方法を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかる画像信号処理装
置にあっては、受光部の一部に遮光領域を設けた固体撮
像装置から出力される画素信号に対して、相関2重サン
プリングを施す相関2重サンプリング回路と、前記相関
2重サンプリング回路から出力された画素信号を増幅す
る増幅回路と、前記増幅回路から出力された画素信号に
基づいて、前記相関2重サンプリング回路および前記増
幅回路のオフセット電圧を補正するオフセット補正回路
と、を具備する画像信号処理装置において、前記オフセ
ット補正回路は、前記遮光領域の画素信号を入力してい
る期間に、当該画素信号に基づいて前記相関2重サンプ
リング回路および前記増幅回路のオフセット電圧を補正
することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、遮光領域の画素信号を
入力している期間に、その画素信号に基づいて相関2重
サンプリング回路および増幅回路にオフセット電圧を設
定するので、遮光領域の画素信号を黒レベルとして入力
した際に、その黒レベルの信号の変動を防ぐことができ
る。
【0011】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記オフセット補正回路
は、前記遮光領域の画素信号を入力している期間に、前
記増幅回路の増幅率を複数の増幅率に変更するととも
に、異なる増幅率毎に対して得られた画素信号が等しく
なるオフセット電圧を前記相関2重サンプリング回路お
よび前記増幅回路に設定して補正することを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、増幅回路の増幅率を複
数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても画
素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができる。
【0013】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記固体撮像装置の受光部
は、複数の遮光領域を設け、前記オフセット補正回路
は、前記複数の遮光領域毎の画素信号に基づいて、前記
相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフセ
ット電圧を補正することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、複数の遮光領域毎の画
素信号に基づいて、相関2重サンプリング回路および増
幅回路にオフセット電圧を設定するので、各遮光領域の
画素信号を黒レベルとして入力した際に、遮光領域間で
の黒レベルの信号のばらつきによる影響を抑えることが
できる。
【0015】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記オフセット補正回路
は、前記複数の遮光領域毎に当該画素信号に基づいて、
前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオ
フセット電圧を求め、求めた複数のオフセット電圧に基
づいて、前記遮光領域以外の受光部の画素信号に対する
前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオ
フセット電圧を補正することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、複数の遮光領域毎の画
素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプリ
ング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求め
たオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号に
対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオフ
セット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベルの
信号のばらつきによる影響を抑えることができる。
【0017】つぎの発明にかかる画像信号処理装置にあ
っては、上記発明において、前記増幅回路の出力をアナ
ログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換回路を
備え、前記オフセット補正回路は、前記アナログ−デジ
タル変換回路に対して変換レンジの切り替えを示す信号
を出力した後、前記遮光領域の画素信号を入力している
期間に、前記相関2重サンプリング回路および前記増幅
回路のオフセット電圧を補正することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、変換レンジを切り替え
るので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変換
回路の変換レンジに収めることができる。
【0019】つぎの発明にかかる画像信号処理方法にあ
っては、受光部の一部に遮光領域を設けた固体撮像装置
から出力される画素信号に対して、相関2重サンプリン
グ回路により相関2重サンプリングを施すとともに増幅
回路により増幅し、増幅された画素信号に基づいて前記
相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフセ
ット電圧を補正する画像信号処理方法において、前記遮
光領域の画素信号を入力している期間に、前記増幅回路
の増幅率を複数の増幅率に変更する増幅率変更ステップ
と、変更された増幅率毎に得られる画素信号が互いに等
しくなる前記相関2重サンプリング回路および前記増幅
回路のそれぞれのオフセット電圧を算出するオフセット
電圧算出ステップと、算出されたそれぞれのオフセット
電圧を前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回
路に設定するオフセット電圧設定ステップと、を含んだ
ことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、増幅回路の増幅率を複
数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても画
素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができる。
【0021】つぎの発明にかかる画像信号処理方法にあ
っては、受光部の一部に複数の遮光領域を設けた固体撮
像装置から出力される画素信号に対して、相関2重サン
プリング回路により相関2重サンプリングを施すととも
に増幅回路により増幅し、増幅された画素信号に基づい
前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路の
オフセット電圧を補正する画像信号処理方法において、
前記複数の遮光領域毎に、当該遮光領域の画素信号を入
力している期間に、前記増幅回路の増幅率を複数の増幅
率に変更する増幅率変更ステップと、同一の遮光領域に
対して変更された増幅率毎に得られる画素信号が互いに
等しくなる前記相関2重サンプリング回路および前記増
幅回路のそれぞれのオフセット電圧を、前記複数の遮光
領域毎に算出するオフセット電圧算出ステップと、算出
された前記複数の遮光領域毎の前記相関2重サンプリン
グ回路および前記増幅回路のオフセット電圧に基づい
て、前記遮光領域以外の受光部の画素信号に対する前記
相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフセ
ット電圧を設定するオフセット電圧設定ステップと、を
含んだことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、複数の遮光領域毎の画
素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプリ
ング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求め
たオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号に
対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオフ
セット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベルの
信号のばらつきによる影響を抑えることができる。
【0023】つぎの発明にかかる画像信号処理方法にあ
っては、上記発明において、前記増幅率変更ステップの
前段において、前記増幅回路から出力される画素信号を
オフセット電圧の補正に利用する前にアナログ−デジタ
ル変換するアナログ−デジタル変換回路の変換レンジを
切り替える変換レンジ切り替えステップを含んだことを
特徴とする。
【0024】この発明によれば、変換レンジを切り替え
るので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変換
回路の変換レンジに収めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかる画像信
号処理装置および画像信号処理方法の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によ
りこの発明が限定されるものではない。
【0026】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る画像信号処理装置および画像信号処理方法について説
明する。図1は、実施の形態1にかかる画像信号処理装
置の概略構成を示すブロック図である。
【0027】図1に示す画像信号処理装置は、固体撮像
装置1、CDS回路2、第1のプログラマブルゲインア
ンプ3、第2のプログラマブルゲインアンプ4、アナロ
グ−デジタル変換回路5、オフセット補正回路6、レジ
スタ7およびデジタル−アナログ変換回路8〜10を備
えて構成されている。
【0028】固体撮像装置1は、光信号を電気信号に変
換する装置であり、画素に対応する複数のセルをアレイ
状に配置した受光部と、各セルから得られる信号を所定
のタイミングで順次走査して出力する制御部を備えてい
る。また、固体撮像装置1は、通常画素11に加えて、
その受光部の上端部と下端部に、光を通さないフィルタ
を被うことで遮光された遮光画素12を特定の遮光領域
に設けている。この遮光画素12に対応するセルから得
られる信号は、固体撮像装置1の黒レベルを代表する。
【0029】図2は、受光部を構成するセルの内部回路
の例を示す図である。図2に示すセルは、カソードを電
源に接続したフォトダイオード16と、ソースをフォト
ダイオード16のアノードに接続したPMOSトランジ
スタ17と、ソースを電源に接続するとともにゲートを
フォトダイオード16のアノードに接続したPMOSト
ランジスタ18と、ソースをPMOSトランジスタ18
のドレインに接続したPMOSトランジスタ19と、を
備えて構成される。
【0030】また、このセルにおいて、PMOSトラン
ジスタ17のゲートはリセット端子20として機能し、
PMOSトランジスタ17のドレインにはリセット電位
が入力される。さらに、PMOSトランジスタ19のゲ
ートはセル選択端子21として機能し、PMOSトラン
ジスタ19のドレインは信号出力端子23として機能す
る。
【0031】リセット端子20にリセット信号を入力す
ることで、フォトダイオード16は、PMOSトランジ
スタ17のドレインに入力されるリセット電位により決
定される電圧に初期化され、初期化された際のフォトダ
イオード16のカソード側の電位は、PMOSトランジ
スタ18によって電流信号に変換される。この状態にお
いて、セル選択端子21に選択信号を入力することで、
その電流信号はリセットレベルとして信号出力端子23
から出力される。
【0032】また、上記初期化の後、フォトダイオード
16に入射する光量に依存した光電流は、フォトダイオ
ード16およびPMOSトランジスタ17を介して流
れ、これにより、フォトダイオード16のカソード側の
電位電源電圧に近づく。このカソード側の電位は、P
MOSトランジスタ18によって電流信号に変換され
る。この状態において、セル選択端子21に選択信号を
入力することにより、その電流信号は信号レベルとして
信号出力端子23から出力される。
【0033】図1において、CDS回路2は、固体撮像
装置1から各セルの上記リセットレベルと上記信号レベ
ルの対(以下、この対を画素信号と称する。)を順次取
り出し取り出したリセットレベルをクランプするとと
もに、信号レベルが出力されている走査期間中において
、該クランプを解除してリセットレベルから信号レベ
ルへの変化分をサンプルホールドする。
【0034】図3は、実施の形態1にかかる画像信号処
理装置のCDS回路を示す回路図である。CDS回路2
は、図3に示すように、3つのアナログアンプ28と、
4つの抵抗29と、信号レベル用スイッチ24と、リセ
ットレベル用スイッチ25と、信号レベル用キャパシタ
26と、リセットレベル用キャパシタ27と、を備えて
構成される。
【0035】図3において、CDS回路2は、入力端子
30に上記信号レベルの信号が入力されるタイミングで
信号レベル用スイッチ24をオンにし、その信号を信号
レベル用キャパシタ26にラッチする。また、入力端子
30にリセットレベルの信号が入力されたタイミング
、リセットレベル用スイッチ25をオンにし、その信
号をリセットレベル用キャパシタ27にラッチする。そ
して、ラッチされた信号レベルとリセットレベルの両信
号間の差分を改めて画素信号として出力端子32から出
力する。なお、この差分を表す信号は、基準電位端子3
1に入力された基準信号の電位分だけシフトする。
【0036】図1において、第1のプログラマブルゲイ
ンアンプ3は、CDS回路2から出力された信号を、外
部から入力される増幅率信号に応じた増幅率で増幅する
回路である。図4は、実施の形態1にかかる画像信号処
理装置の第1のプログラマブルゲインアンプ3を示す回
路図である。第1のプログラマブルゲインアンプ3は、
図4に示すように、出力を出力端子37に接続するとと
もに、正相入力端子を入力端子36に接続したアナログ
アンプ33と、セレクタ34と、ラダー抵抗35と、を
備えて構成される。
【0037】また、この第1のプログラマブルゲインア
ンプ3において、ラダー抵抗35は、端点の一方を基準
電位端子39に接続し、他方を出力端子37に接続して
いる。また、セレクタ34は、ラダー抵抗35上の複数
の位置と接続しており、増幅率入力端子38に入力され
た増幅率信号に基づいて、その位置の何れか一つとアナ
ログアンプ33の逆相入力端子とを結線する。よって、
第1のプログラマブルゲインアンプ3は、入力端子36
に入力された信号を、増幅率入力端子38に入力された
増幅率信号に基づく増幅率で増幅して出力端子37から
出力する。なお、この増幅された信号は、基準電位端子
39に入力された基準信号の電位分だけシフトする。
【0038】また、図1において、第2のプログラマブ
ルゲインアンプ4は、第1のプログラマブルゲインアン
プ3から出力された信号を、外部から入力される増幅率
信号に応じた増幅率で増幅する回路である。図5は、実
施の形態1にかかる画像信号処理装置の第2のプログラ
マブルゲインアンプ4を示す回路図である。第2のプロ
グラマブルゲインアンプ4は、図5に示すように、直列
に接続された抵抗41および42と、出力を出力端子4
7に接続するとともに、逆相入力端子を両抵抗41およ
び42の接続点に接続したアナログアンプ43と、セレ
クタ44と、ラダー抵抗45と、を備えて構成される。
なお、抵抗41の一端は基準電位端子49に接続され、
抵抗42の一端は出力端子47に接続されている。
【0039】また、この第2のプログラマブルゲインア
ンプ4において、ラダー抵抗45は、端点の一方を基準
電位端子49に接続し、他方を入力端子46に接続して
いる。また、セレクタ44は、ラダー抵抗45上の複数
の位置および基準電位端子49と接続しており、増幅率
入力端子48に入力された増幅率信号に基づいて、ラダ
ー抵抗45上の何れか一つの位置または基準電位端子4
9とアナログアンプ43の正相入力端子とを結線する。
【0040】よって、第2のプログラマブルゲインアン
プ4は、入力端子46に入力された信号を、増幅率入力
端子48に入力された増幅率信号に基づく増幅率で増幅
して出力端子47から出力する。特に、セレクタ44
は、正相入力端子に接続する選択対象を基準電位端子4
9とした際、すなわち増幅率信号が増幅率0を表す場合
には、入力端子46に入力された信号を増幅率0で増幅
することができる。なお、このように増幅された信号
は、基準電位端子49に入力された基準信号の電位分だ
けシフトする。
【0041】図1において、アナログ−デジタル変換回
路5は、第2のプログラマブルゲインアンプ4から出力
されたアナログ信号を、外部から入力された変換レンジ
信号に基づいたレンジにより、サンプリング・量子化・
符号化をおこなってデジタル信号に変換する回路であ
る。
【0042】図1において、オフセット補正回路6は、
後述するように、固体撮像装置1が遮光画素12を走査
した際に出力した画素信号、特にCDS回路2、第1の
プログラマブルゲインアンプ3および第2のプログラマ
ブルゲインアンプ4を経由してアナログ−デジタル変換
回路5によってデジタル化された画素信号に基づいて、
CDS回路2、第1のプログラマブルゲインアンプ3お
よび第2のプログラマブルゲインアンプ4のオフセット
電圧を補正する回路である。
【0043】また、オフセット補正回路6は、オフセッ
ト電圧の補正をおこなう際に、アナログ−デジタル変換
回路5に対して所定の変換レンジへの切り替えを指示す
る信号を出力するとともに、第1のプログラマブルゲイ
ンアンプ3の増幅率入力端子38および第2のプログラ
マブルゲインアンプ4の増幅率入力端子48に対して所
定の増幅率信号を出力する。
【0044】図1において、レジスタ7は、オフセット
補正回路6がCDS回路2、第1のプログラマブルゲイ
ンアンプ3および第2のプログラマブルゲインアンプ4
に対して決定したオフセット電圧を示すデジタルデータ
を記憶するメモリである。
【0045】図1において、デジタル−アナログ変換回
路8は、レジスタ7に記憶されたデジタルデータであり
かつCDS回路2のオフセット電圧を示すデータに基づ
いて基準電位を生成し、生成した基準電位をCDS回路
2の基準電位端子31に入力する回路である。
【0046】また、デジタル−アナログ変換回路9は、
レジスタ7に記憶されたデジタルデータでありかつ第1
のプログラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を示
すデータに基づいて基準電位を生成し、生成した基準電
位を第1のプログラマブルゲインアンプ3の基準電位端
子39に入力する回路である。
【0047】また、デジタル−アナログ変換回路10
は、レジスタ7に記憶されたデジタルデータでありかつ
第2のプログラマブルゲインアンプ4のオフセット電圧
を示すデータに基づいて基準電位を生成し、生成した基
準電位を第2のプログラマブルゲインアンプ4の基準電
位端子49に入力する回路である。
【0048】つぎに、実施の形態1にかかる画像信号処
理装置の動作について、オフセット補正回路6の動作を
中心に説明する。図6は、実施の形態1にかかる画像信
号処理装置の動作を示すフローチャートであり、これは
同時に実施の形態1にかかる画像信号処理方法を表す。
【0049】まず、固体撮像装置1は、受光部を構成す
るセルへ照射した光量に応じた画素信号を上述したよう
に順次出力する。この画素信号は、上記したようにCD
S回路2、第1のプログラマブルゲインアンプ3および
第2のプログラマブルゲインアンプ4を経由してアナロ
グ−デジタル変換回路5によりデジタル信号に変換され
る。
【0050】このようにデジタル化された画素信号が得
られると、オフセット補正回路6は、アナログ−デジタ
ル変換回路5に対して変換レンジを切り替える旨の信号
を出力する(ステップS101)。例えば、セルに照射
される光量が小さいほど画素信号の大きさが小さくなる
ように設計されており、かつ通常画素11からの出力の
黒レベルが1[V]程度で変換レンジが1[V]〜2
[V]の場合、0.5[V]〜1.5[V]に切り替え
る。
【0051】つぎに、オフセット補正回路6は、第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率を0に設定し
(ステップS102)、アナログ−デジタル変換回路5
の出力が所定の値に一致するよう第2のプログラマブ
ルゲインアンプ4のオフセット電圧を決定し、決定した
オフセット電圧を示すデータをレジスタ7に出力する。
そして、デジタル−アナログ変換回路10は、そのオフ
セット電圧に基づく基準電圧を生成して、第2のプログ
ラマブルゲインアンプ4の基準電位端子49に入力す
る。これにより、第2のプログラマブルゲインアンプ4
のオフセット電圧が設定される(ステップS103)。
【0052】つぎに、オフセット補正回路6は、第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率を所定の値に設
定し(ステップS104)、遮光画素12の領域が走査
されている期間、すなわち遮光画素12の画素信号が得
られている期間に、第2のプログラマブルゲインアンプ
4の増幅率を所定の複数の増幅率に切り替える(ステッ
プS105)。
【0053】オフセット補正回路6は、増幅率を切り替
える毎に、アナログ−デジタル変換回路5から得られる
画素信号をモニタするとともに、CDS回路2のオフセ
ット電圧を調整し、異なる増幅率間において画素信号が
等しくなるようなCDS回路2のオフセット電圧を探し
出す。そして、オフセット補正回路6は、探し出したオ
フセット電圧を示すデータをレジスタ7に出力する。つ
づいて、デジタル−アナログ変換回路8は、そのオフセ
ット電圧に基づく基準電圧を生成して、CDS回路2の
基準電位端子31に入力する。これにより、CDS回路
2のオフセット電圧が設定される(ステップS10
6)。
【0054】つぎに、オフセット補正回路6は、第1の
プログラマブルゲインアンプ3の増幅率を所定の値に設
定し(ステップS107)、遮光画素12の領域が走査
されている期間、すなわち遮光画素12の画素信号が得
られている期間に、第2のプログラマブルゲインアンプ
4の増幅率を所定の複数の増幅率に切り替える(ステッ
プS108)。
【0055】オフセット補正回路6は、増幅率を切り替
える毎に、アナログ−デジタル変換回路5から得られる
画素信号をモニタするとともに、第1のプログラマブル
ゲインアンプ3のオフセット電圧を調整し、異なる増幅
率間において画素信号が等しくなるような第1のプログ
ラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を探し出す。
そして、オフセット補正回路6は、探し出したオフセッ
ト電圧を示すデータをレジスタ7に出力する。つづい
て、デジタル−アナログ変換回路9は、そのオフセット
電圧に基づく基準電圧を生成して、第1のプログラマブ
ルゲインアンプ3の基準電位端子39に入力する。これ
により、第1のプログラマブルゲインアンプ3のオフセ
ット電圧が設定される(ステップS109)。
【0056】最後に、オフセット補正回路6は、アナロ
グ−デジタル変換回路5の変換レンジをもとに戻す(ス
テップS110)。
【0057】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる画像信号処理装置および画像信号処理方法によれ
ば、第1のプログラマブルゲインアンプ3および第2の
プログラマブルゲインアンプ4の増幅率を複数の所定の
値に切り替え、異なる増幅率間においても画素信号が等
しくなるようなオフセット電圧を探し出して設定するの
で、CDS回路2、第1のプログラマブルゲインアンプ
3および第2のプログラマブルゲインアンプ4に、黒レ
ベルの画素信号が入力されたときに、第1のプログラマ
ブルゲインアンプ3および第2のプログラマブルゲイン
アンプ4の増幅率が任意の値に変更された場合に画素信
号が変化してしまうことを防ぐことができる。これによ
り、より鮮明で安定した画像を再現することが可能にな
る。
【0058】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる画像信号処理装置および画像信号処理方法について
説明する。なお、画像信号処理装置の構成は図1に示し
たとおりなので、ここではその説明を省略する。
【0059】実施の形態2では、まず、図1において、
固体撮像装置1の受光部上において、上端に沿って配置
された遮光画素12の領域を遮光領域Aとし、下端に沿
って配置された遮光画素12の領域を遮光領域Bとす
る。
【0060】ここで、実施の形態2にかかる画像信号処
理装置の動作は、図6に示したとおりであるが、ステッ
プS107〜S109の処理を以下のようにおこなう点
で実施の形態1と異なる。オフセット補正回路6は、上
述したステップS106の処理が終わると、第1のプロ
グラマブルゲインアンプ3の増幅率を所定の値に設定
し、遮光領域Aが走査されている期間に、第2のプログ
ラマブルゲインアンプ4の増幅率を所定の複数の増幅率
に切り替える。
【0061】オフセット補正回路6は、この間において
増幅率を切り替える毎に、アナログ−デジタル変換回路
5から得られる画素信号をモニタするとともに、第1の
プログラマブルゲインアンプ3のオフセット電圧を調整
し、異なる増幅率間において画素信号が等しくなるよう
な第1のプログラマブルゲインアンプ3のオフセット電
圧を、遮光領域Aに対するオフセット電圧VAとして探
し出す。同様に、オフセット補正回路6は、遮光領域B
に対するオフセット電圧VBを探し出す。なお、これら
オフセット電圧VAおよびVBは、レジスタ7に記憶さ
れる。
【0062】そして、オフセット補正回路6は、通常画
素11の領域が走査されている期間、すなわち通常画素
11の画素信号が得られている期間に、固体撮像素子ア
レイ上において、走査する通常画素11の行が変わる毎
に、第1のプログラマブルゲインアンプ3のオフセット
電圧を変更する。
【0063】例えば、通常画素11がN行あった場合、
第i番目の行が走査される際には、第1のプログラマブ
ルゲインアンプ3のオフセット電圧を、(VA−VB)
×i÷N+VAで導かれる値に設定する。
【0064】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる画像信号処理装置および画像信号処理方法によれ
ば、実施の形態1にかかる画像信号処理方法に従って、
複数の遮光領域の画素信号に基づいてCDS回路2、第
1のプログラマブルゲインアンプ3および第2のプログ
ラマブルゲインアンプ4のオフセット電圧の補正をおこ
なう場合にも、遮光領域の出力ばらつきの影響を抑える
ことができ、同じ濃度の画像を読み取ったときに段差
(明暗の差)ができてしまう、いわゆるシェーディング
を取り除くことが可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、遮光領域の画素信号を入力している期間に、その画
素信号に基づいて相関2重サンプリング回路および増幅
回路にオフセット電圧を設定するので、遮光領域の画素
信号を黒レベルとして入力した際に、その黒レベルの信
号の変動を防ぐことができ、より鮮明で安定な画像を得
ることができるという効果を奏する。
【0066】つぎの発明によれば、増幅回路の増幅率を
複数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても
画素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができ、より鮮明で安定な画像を得ることができ
るという効果を奏する。
【0067】つぎの発明によれば、複数の遮光領域毎の
画素信号に基づいて、相関2重サンプリング回路および
増幅回路にオフセット電圧を設定するので、各遮光領域
の画素信号を黒レベルとして入力した際に、遮光領域間
での黒レベルの信号のばらつきによる影響を抑えること
ができ、より鮮明で安定な画像を得ることができるとい
う効果を奏する。
【0068】つぎの発明によれば、複数の遮光領域毎の
画素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプ
リング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求
めたオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号
に対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオ
フセット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を
黒レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベル
の信号のばらつきによる影響を抑えることができ、固体
撮像素子のシェーディングを抑えることができるという
効果を奏する。
【0069】つぎの発明によれば、変換レンジを切り替
えるので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変
換回路の変換レンジに収めることができ、より精確にオ
フセット電圧を算出することができるという効果を奏す
る。
【0070】つぎの発明によれば、増幅回路の増幅率を
複数の所定の値に切り替え、異なる増幅率間においても
画素信号が等しくなるようなオフセット電圧を探し出し
て、そのオフセット電圧を相関2重サンプリング回路お
よび増幅回路に設定するので、遮光領域の画素信号を黒
レベルとして入力した際に、増幅回路の増幅率が任意の
値に変更された場合でもその黒レベルの信号の変動を防
ぐことができ、より鮮明で安定な画像を得ることができ
るという効果を奏する。
【0071】つぎの発明によれば、複数の遮光領域毎の
画素信号に基づいて、当該遮光領域毎に相関2重サンプ
リング回路および増幅回路のオフセット電圧を求め、求
めたオフセット電圧を用いて、遮光領域以外の画素信号
に対する相関2重サンプリング回路および増幅回路にオ
フセット電圧を設定するので、各遮光領域の画素信号を
黒レベルとして入力した際に、遮光領域間での黒レベル
の信号のばらつきによる影響を抑えることができ、固体
撮像素子のシェーディングを抑えることができるという
効果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、変換レンジを切り替
えるので、遮光領域の画素信号をアナログ−デジタル変
換回路の変換レンジに収めることができ、より精確にオ
フセット電圧を算出することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】 固体撮像装置の受光部を構成するセルの内部
回路の例を示す図である。
【図3】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置のC
DS回路を示す回路図である。
【図4】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の第
1のプログラマブルゲインアンプを示す回路図である。
【図5】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の第
2のプログラマブルゲインアンプを示す回路図である。
【図6】 実施の形態1にかかる画像信号処理装置の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 固体撮像装置、3 第1のプログラマブルゲインア
ンプ、4 第2のプログラマブルゲインアンプ、5 ア
ナログ−デジタル変換回路、6 オフセット補正回路、
7 レジスタ、8,9,10 デジタル−アナログ変換
回路、11 通常画素、12 遮光画素、16 フォト
ダイオード、17,18,19 PMOSトランジス
タ、20 リセット端子、21 セル選択端子、23
信号出力端子、24 信号レベル用スイッチ、25 リ
セットレベル用スイッチ、26 信号レベル用キャパシ
タ、27 リセットレベル用キャパシタ、28,33,
43アナログアンプ、29,41,42 抵抗、30,
36,46 入力端子、31,39,49 基準電位端
子、32,37,47 出力端子、34,44 セレク
タ、35,45 ラダー抵抗、38,48 増幅率入力
端子。
フロントページの続き (72)発明者 原 邦彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 丹野 裕司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA10 BA14 CA02 DD09 DD10 FA06 GB09 5B047 AB02 BB04 CA06 CB05 DA01 DB01 5C024 CX06 CX31 GX03 GX16 HX10 HX13 HX18 HX23 HX55 JX34 5C077 LL02 MM03 MM04 PP11 PP12 PQ03 PQ08 RR01 RR18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光部の一部に遮光領域を設けた固体撮
    像装置から出力される画素信号に対して、相関2重サン
    プリングを施す相関2重サンプリング回路と、前記相関
    2重サンプリング回路から出力された画素信号を増幅す
    る増幅回路と、前記増幅回路から出力された画素信号を
    デジタル変換するアナログ−デジタル変換回路と、前記
    アナログ−デジタル変換回路によってデジタル化された
    画素信号に基づいて、前記相関2重サンプリング回路お
    よび前記増幅回路のオフセット電圧を補正するオフセッ
    ト補正回路と、を具備する画像信号処理装置において、 前記オフセット補正回路は、前記遮光領域の画素信号を
    入力している期間に、当該画素信号に基づいて前記相関
    2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフセット
    電圧を補正することを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記オフセット補正回路は、前記遮光領
    域の画素信号を入力している期間に、前記増幅回路の増
    幅率を複数の増幅率に変更するとともに、異なる増幅率
    毎に対して得られた画素信号が等しくなるオフセット電
    圧を前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路
    に設定して補正することを特徴とする請求項1に記載の
    画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像装置の受光部は、複数の遮
    光領域を設け、 前記オフセット補正回路は、前記複数の遮光領域毎の画
    素信号に基づいて、前記相関2重サンプリング回路およ
    び前記増幅回路のオフセット電圧を補正することを特徴
    とする請求項1または2に記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセット補正回路は、前記複数の
    遮光領域毎に当該画素信号に基づいて、前記相関2重サ
    ンプリング回路および前記増幅回路のオフセット電圧を
    求め、求めた複数のオフセット電圧に基づいて、前記遮
    光領域以外の受光部の画素信号に対する前記相関2重サ
    ンプリング回路および前記増幅回路のオフセット電圧を
    補正することを特徴とする請求項3に記載の画像信号処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記オフセット補正回路は、前記アナロ
    グ−デジタル変換回路に対して変換レンジの切り替えを
    示す信号を出力した後、前記遮光領域の画素信号を入力
    している期間に、前記相関2重サンプリング回路および
    前記増幅回路のオフセット電圧を補正することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像信号処理
    装置。
  6. 【請求項6】 受光部の一部に遮光領域を設けた固体撮
    像装置から出力される画素信号に対して、相関2重サン
    プリング回路により相関2重サンプリングを施すととも
    に増幅回路により増幅し、増幅された画素信号をアナロ
    グ−デジタル変換回路によりデジタル化して、デジタル
    化した画素信号に基づいて前記相関2重サンプリング回
    路および前記増幅回路のオフセット電圧を補正する画像
    信号処理方法において、 前記遮光領域の画素信号を入力している期間に、前記増
    幅回路の増幅率を複数の増幅率に変更する増幅率変更ス
    テップと、 変更された増幅率毎に得られる画素信号が互いに等しく
    なる前記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路
    のそれぞれのオフセット電圧を算出するオフセット電圧
    算出ステップと、 算出されたそれぞれのオフセット電圧を前記相関2重サ
    ンプリング回路および前記増幅回路に設定するオフセッ
    ト電圧設定ステップと、 を含んだことを特徴とする画像信号処理方法。
  7. 【請求項7】 受光部の一部に複数の遮光領域を設けた
    固体撮像装置から出力される画素信号に対して、相関2
    重サンプリング回路により相関2重サンプリングを施す
    とともに増幅回路により増幅し、増幅された画素信号を
    アナログ−デジタル変換回路によりデジタル化して、デ
    ジタル化した画素信号に基づいて前記相関2重サンプリ
    ング回路および前記増幅回路のオフセット電圧を補正す
    る画像信号処理方法において、 前記複数の遮光領域毎に、当該遮光領域の画素信号を入
    力している期間に、前記増幅回路の増幅率を複数の増幅
    率に変更する増幅率変更ステップと、 同一の遮光領域に対して変更された増幅率毎に得られる
    画素信号が互いに等しくなる前記相関2重サンプリング
    回路および前記増幅回路のそれぞれのオフセット電圧
    を、前記複数の遮光領域毎に算出するオフセット電圧算
    出ステップと、 算出された前記複数の遮光領域毎の前記相関2重サンプ
    リング回路および前記増幅回路のオフセット電圧に基づ
    いて、前記遮光領域以外の受光部の画素信号に対する前
    記相関2重サンプリング回路および前記増幅回路のオフ
    セット電圧を設定するオフセット電圧設定ステップと、 を含んだことを特徴とする画像信号処理方法。
  8. 【請求項8】 前記増幅率変更ステップの前段におい
    て、前記アナログ−デジタル変換回路の変換レンジを切
    り替える変換レンジ切り替えステップを含んだことを特
    徴とする請求項6または7に記載の画像信号処理方法。
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