JP2002198916A - 再同期判定方法並びに判定方式 - Google Patents

再同期判定方法並びに判定方式

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JP2002198916A
JP2002198916A JP2000393307A JP2000393307A JP2002198916A JP 2002198916 A JP2002198916 A JP 2002198916A JP 2000393307 A JP2000393307 A JP 2000393307A JP 2000393307 A JP2000393307 A JP 2000393307A JP 2002198916 A JP2002198916 A JP 2002198916A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送話者/受信者間でバースト的な回線誤りが発
生すると、送信データ中の送信暗号同期監視データにも
誤りが発生し、送信擬似乱数と受信擬似乱数が同期して
いるにもかかわらず、同期ずれと判定し再同期信号を頻
繁に出力するため、通信品質が低下してしまう。 【解決手段】送話者側に送信回線品質測定ビットDを送
出する回線品質測定制御部103を設け、受話者側に回
線誤りデータLを出力する回線品質測定検出部203
と、回線誤りデータLから計算した回線誤り率に応じて
暗号同期の再同期判定基準を設定するとともに、暗号同
期誤りデータKから受信暗号同期監視ビットHの不一致
率を計算し、上で設定された再同期判定基準を越えたと
きに再同期信号を出力する暗号同期判定部205を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル秘話装置
に関し、特に秘話通信中の暗号同期の再同期判定方法並
びに判定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信の機密性を保持することが、
従来にも増して要求され、それに対応する手段として、
様々な暗号化手法(暗号アルゴリズム)、およびそれら
を適用したディジタル秘話装置が提案されている。これ
らの暗号化方法には、例えば、暗号化と復号化の同期を
取るものや、通信相手毎にそれぞれ異なる暗号鍵を保持
させる方式、あるいは、暗号化鍵と復号化鍵の内、復号
化鍵を秘密にし、暗号化鍵は公開するシステム等があ
る。その内、同期方式では、送信者側と受信者側の間で
暗号化/復号化を行うための擬似乱数を同期させ、ずれ
が生じた場合にそれを判定し、再同期信号を送信者側に
送出する再同期判定方式が採られ、この再同期信号送出
によって通信中は送信者側と受信者側の疑似乱数を常に
同期するようにして、秘話通信が良好な品質の下で行わ
れるようにしている。図7に従来の再同期判定方式の一
例のブロック図を示す。同図において、送信部110
は、送信暗号化データ作成用の送信擬似乱数を発生する
送信擬似乱数発生部101と、送信擬似乱数発生部10
1が出力する送信擬似乱数から任意の変換によって送信
暗号同期監視ビットを生成する暗号同期監視制御部10
2と、送信暗号化データと送信暗号同期監視ビットとを
多重した送信データを出力する送信データ制御部114
とを有する。受信部210は、受信データから受信暗号
化データと受信暗号同期監視ビットとに分離する受信デ
ータ制御部214と、受信擬似乱数を発生する受信擬似
乱数発生部201と、この受信擬似乱数から送信側と同
一の変換により比較暗号同期監視ビットを内部で生成
し、生成された比較暗号同期監視ビットと受信データ制
御部214で分離された受信暗号同期監視ビットとを比
較し、一致/不一致を表す暗号同期誤りデータを生成す
る暗号同期監視検出部202と、暗号同期誤りデータよ
り不一致率が予め定めた固定の再同期判定基準を越えた
ときに再同期信号を出力する暗号同期判定部215とを
有する。
【0003】次にこの従来方式の動作について説明す
る。送信部110において、送信擬似乱数発生部101
は、音声データの暗号化に必要な送信擬似乱数を発生さ
せる。この送信擬似乱数は、暗号化に使用されるととも
に暗号同期監視制御部102へ出力される。暗号同期監
視制御部102は、入力した送信疑似乱数から任意の変
換方法により送信暗号同期監視ビットを生成して送信デ
ータ制御部114へ出力する。送信データ制御部114
は、暗号化された音声データである送信暗号化データと
送信暗号同期監視ビットとを多重し、送信データとして
出力する。
【0004】受信者側では、受信部210において、送
信者側からの受信データをまず受信データ制御部214
で受信暗号データと受信暗号同期監視ビットとに分離す
る。分離された受信暗号データは、復号化されて音声デ
ータとなる。一方、分離された受信暗号同期監視ビット
は、暗号同期監視検出部202に入力される。暗号同期
監視検出部202は、受信擬似乱数発生部201から受
信暗号化データの復号化に使用する受信擬似乱数を入力
して送信側の暗号同期制御部102と同一の変換方法に
より比較暗号同期監視ビットを生成し、受信暗号同期監
視ビットと生成した比較暗号同期監視ビットとを比較す
る。ここで送信者側の送信擬似乱数と受信者側の受信擬
似乱数が同期している場合は、同一の乱数列が出力さ
れ、同一の暗号同期監視ビットが生成されるため、比較
暗号同期監視ビットと受信暗号同期監視ビットは一致す
る。しかし、何らかの原因により送信者側の送信擬似乱
数と受信者側の受信擬似乱数が同期ずれした場合は、異
なる乱数列が出力され、異なる暗号同期監視ビットが生
成されるため、比較暗号同期監視ビットと受信暗号同期
監視ビットは不一致を検出する。比較暗号同期監視ビッ
トと受信暗号同期監視ビットの一致/不一致は、暗号同
期誤りデータとして暗号同期判定部215へ出力され
る。暗号同期判定部215は、暗号同期誤りデータによ
り、受信暗号同期監視ビットの比較暗号同期監視ビット
への不一致率が固定の再同期判定基準を越えたときに同
期ずれを起こしていると判定し、再同期信号を出力す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の暗号同期検出方式は、秘話通信中の送信データに送信
暗号同期監視ビットを付加し、送話者からの送信データ
が受信者側で受信するまでの間にバースト的な回線誤り
が発生すると、送信データ中の送信暗号同期監視データ
にも誤りが発生し、受信者側は受信データ中の受信暗号
同期監視データと自らが生成する比較暗号同期監視デー
タとの不一致を検出するため、暗号同期誤りデータ中の
不一致率が予め定めた固定の再同期判定基準を越える
と、同期ずれと判定し、再同期信号を出力してしまう。
この結果、送信擬似乱数と受信擬似乱数が同期している
にもかかわらず、送信データが受話者側で受信するまで
の間のバースト的な回線誤りが発生する度に同期ずれと
判定してしまい、再同期信号を頻繁に出力するため、通
信品質が低下してしまう。また、再同期信号を出力する
頻度を低減させるために、再同期判定基準を緩和させた
場合は、送信擬似乱数と受信擬似乱数の同期ずれが本当
に発生したときの同期ずれの検出の感度が鈍り、本来の
再同期判定の要求を満足できなくなってしまい通話品質
の低下が生ずる。本発明の目的は、秘話通信中の送話者
からの送信データを受話者側で受信するまでの間の回線
誤りを検出する手段を設け、さらに回線誤り率により再
同期判定基準を可変する手段を設けることにより、回線
誤りの増加による再同期信号の送出頻度を低減化する再
同期判定方法並びに判定方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明の再同期判定方法は、送信側において、入力した
データを第1の乱数により暗号化した暗号化データと前
記第1の乱数の配列に係わる第1の暗号監視信号とを通
信回線を介して送信し、受信側において、受信した前記
第1の暗号監視信号によって前記第1の乱数に同期して
発生する第2の乱数により前記通信回線を介して受信し
た前記暗号化データを前記入力データと同一のデータに
復合化する秘匿通信において前記第2の乱数の前記第1
の乱数に対する同期外れを判定し再同期を行うための信
号を出力する再同期判定方法であって、前記送信側が、
さらに前記通信回線の通信品質を測定するための通信回
線品質測定信号を合わせて送信し、前記受信側が、受信
した前記通信回線品質測定信号から前記通信回線の通信
の符号誤り率を測定し、前記符号誤り率と前記第2の乱
数の配列に係わる第2の暗号監視信号と前記第1の暗号
監視信号とが一致しない割合である監視信号不一致率と
によって前記同期外れを判定することを特徴とする。ま
た、本発明の請求項2に係わる発明の再同期判定方法
は、前記請求項1に係わる発明記載の前記監視信号不一
致率が、前記符号誤り率より少なくとも大きくなったと
き、前記同期外れと判定することを特徴とする。また、
本発明の請求項3に係わる発明の再同期判定方式は、送
信側において、入力したデータを第1の乱数により暗号
化した暗号化データと前記第1の乱数の配列に係わる第
1の暗号監視信号とを通信回線を介して送信し、受信側
において、受信した前記第1の暗号監視信号によって前
記第1の乱数に同期して発生する第2の乱数により前記
通信回線を介して受信した前記暗号化データを前記入力
データと同一のデータに復合化する秘匿通信において前
記第2の乱数の前記第1の乱数に対する同期外れを判定
し再同期を行うための信号を出力する再同期判定方式で
あって、前記送信側が、前記回線の通信符号誤りを測定
するための通信回線品質測定信号を生成する回線品質測
定制御手段と、前記暗号化データと第1の暗号監視信号
と前記通信回線品質測定信号とを多重して送信する送信
データ制御部を備え、前記受信側が、前記通信回線を介
して受信した受信データから前記暗号化データと前記第
1の暗号同期監視信号と前記通信回線品質測定信号をそ
れぞれ分離する受信データ制御部と、分離された前記通
信回線品質測定信号から前記通信回線の符号誤り率を検
出する回線品質測定検出手段と、前記第2の乱数の配列
に係わる第2の暗号監視信号と前記第1の暗号監視信号
とが一致しない割合である監視信号不一致率を検出する
手段と、前記監視信号不一致率と前記符号誤り率とから
前記再同期のための信号を出力する暗号同期判定手段を
備えたことを特徴とする。また、本発明の請求項4に係
わる発明の再同期判定方法は、前記請求項3に係わる発
明記載の前記暗号同期判定手段が、前記監視信号不一致
率が前記符号誤り率より少なくとも大きくなったとき、
前記同期外れと判定することを特徴とする。また、本発
明の請求項5に係わる発明の再同期判定方法並びに再同
期判定方式は、前記請求項1乃至2に係わる発明並びに
前記請求項3乃至4に係わる発明記載の前記入力データ
が、圧縮または非圧縮の音声データであることを特徴と
する。また、本発明の請求項6に係わる発明の再同期判
定方法並びに再同期判定方式は、前記請求項1乃至2に
係わる発明並びに前記請求項3乃至4に係わる発明記載
の前記入力データが、圧縮または非圧縮の動画を含む画
像データであることを特徴とする。また、本発明の請求
項7に係わる発明の再同期判定方法並びに再同期判定方
式は、前記請求項1乃至2に係わる発明並びに前記請求
項3乃至4に係わる発明記載の前記入力データが、ファ
クシミリデータであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、以下図面を参照しなが
ら、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。図1を
参照すると、本発明の一実施の形態としての再同期判定
方式が示されている。同図中、図7と同一構成部分には
同一符号を付してある。図1において、本再同期判定方
式は、送信部100と受信部200からなる。送信部1
00は、従来の送信擬似乱数発生部101並びに暗号同
期監視制御部102に、回線品質測定制御部103及び
送信データ制御部104を設けた構成である。ここで、
回線品質測定制御部103は、固定のビット列を周期的
に生成して成る送信回線品質測定ビットDを送出する。
送信擬似乱数発生部101は、送信擬似乱数Bを発生
し、暗号同期監視制御部102は、送信擬似乱数Bから
任意の変換により送信暗号同期監視ビットCを生成す
る。送信データ制御部104は、音声データを暗号化し
た送信暗号化データAと、暗号同期監視制御部102か
ら送出される送信暗号同期監視ビットCと、送信回線品
質測定ビットDとを多重し送信データEとして出力す
る。受信部200は、従来の受信擬似乱数発生部201
並びに暗号同期監視検出部202に、受信データ制御部
204、回線品質測定検出部203及び暗号同期判定部
205を設けた構成である。ここで、受信データ制御部
204は、送信側からの受信データFより受信暗号化デ
ータGと受信暗号同期監視ビットHと受信回線品質測定
ビットIとを分離する。分離された受信暗号化データG
は、復号化されて音声データとなる。暗号同期監視検出
部202は、受信擬似乱数発生部201からの受信擬似
乱数Jから送信側と同一の変換により比較暗号同期監視
ビットを内部で生成し、生成された比較暗号同期監視ビ
ットと受信暗号同期監視ビットHとを比較し、一致/不
一致を表す暗号同期誤りデータKを出力する。回線品質
測定検出部203は、受信回線品質測定ビットIが送信
側と同一の固定のビット列であるかを比較し、一致/不
一致を表す回線誤りデータLを出力する。暗号同期判定
部205は、構成を図5に示すように、暗号同期誤りデ
ータK及び回線誤りデータLが入力され、回線誤り率演
算部206において、回線誤りデータLから回線誤り率
を計算し、暗号同期監視ビット不一致率演算部207に
おいて、暗号同期誤りデータKから受信暗号同期監視ビ
ットHの比較暗号同期監視ビットに対する不一致率を計
算する。そして再同期基準設定・信号出力部208にお
いて、回線誤り率に応じた暗号同期の再同期判定基準を
設定するとともに、不一致率が、回線誤り率に応じて設
定された再同期判定基準を越えたときに再同期信号Mを
出力する。
【0008】以下、図1に示す本発明の再同期判定方式
の実施形態の動作について、図2から図6を併せて参照
して説明する。図2を参照すると、送信部100の送信
データ制御部104は、送信暗号化データAと、暗号同
期監視制御部102で送信擬似乱数発生部101からの
送信擬似乱数Bを任意の変換により生成し送出される送
信暗号同期監視ビットCと、送信回線品質測定ビットD
とを多重し、送信データEとして出力する。すなわち、
送信データ制御部104は、図2に示すように、送信暗
号化データAを任意の固定長(a1,a2等)に分割
し、送信暗号同期制御ビットC(c1,c2等)及び送
信回線品質測定ビットD(d1,d2等)とともに時分
割多重し、送信データEとして生成する。送信回線品質
測定ビットDは、d1からdmまでのmビットの固定長
データであり、回線品質測定制御部103から繰り返し
出力される。このようにして得られた送信データEは、
受話者側へ送信される。受信部200では、送話者側か
らの送信データEが伝送路を経て受信データFとして受
信され、受信データ制御部204へ入力される。伝送路
上のエラーがない場合は、送信データEと受信データF
は同一のデータとなるが、伝送路上にエラーが発生した
場合は、送信データEと受信データFは同一のデータと
ならない。受信データFは、受信データ制御部204に
より、受信暗号化データGと受信暗号同期監視ビットH
と受信回線品質測定ビットIとに分離される。暗号同期
監視検出部202は、受信データFから分離された受信
暗号同期監視ビットHに基づいて、暗号同期の確認を行
う。暗号同期監視検出部202は、受信擬似乱数発生部
201から受信擬似乱数をJ入力し、送話者側と受話者
側の暗号同期が成立している場合は、送信擬似乱数Bと
受信擬似乱数Jとは一致する。暗号同期監視検出部20
2は、受信擬似乱数Jから送話者側の暗号同期監視制御
部102と同一の変換により比較暗号同期監視ビットを
内部で生成し、受信暗号同期監視ビットHとビット単位
で比較し、一致/不一致を表す暗号同期誤りデータKを
出力する。すなわち、暗号同期監視検出部202は、図
3に示すように、受信暗号同期ビットH(c1,c2
等)が送話者側から正しく受信され、かつ送話者側と受
話者側との間の暗号同期が取れている場合は、比較暗号
同期ビットと一致し、暗号同期誤りデータKは、k0を
送出する。しかし受信暗号同期ビットHのc3‘のよう
に送話者からc3と正しく受信されなかった場合は、比
較暗号同期ビットと不一致となり、暗号同期誤りデータ
Kは、k1を送出する。回線品質測定検出部203は、
受信データFから分離された受信回線品質ビットIに基
づいて、通信同期の確認を行う。回線品質測定検出部2
03は、送信回線品質測定ビットDと同一のd1からd
mまでのmビットの固定長データを内部で生成し、送話
者と受話者側の通信同期が一致している場合は、受信回
線品質測定ビットIと一致する。回線品質測定検出部2
03は、内部で生成した送信回線品質測定ビットDと同
一の固定長データと、受信回線品質測定ビットIとビッ
ト単位で比較し、一致/不一致を表す回線誤りデータL
を出力する。すなわち、回線品質測定検出部203は、
図4に示すように、受信回線品質測定ビットI(d1,
d2等)が送話者側から正しく受信し、かつ送話者側と
受話者側との間の通信同期が取れている場合は、回線誤
りデータLは、L0を送出する。しかし受信回線品質測
定ビットのd3'のように送話者からd3と正しく受信
されなかった場合は、回線誤りデータLは、L1を送出
する。暗号同期判定部205は、図6に動作フローを示
すように、回線誤りデータLの中のL0及びL1より回
線誤り率を計算して(S10)、回線誤り率に応じた暗
号同期の再同期判定基準を設定する(S11)。同時
に、暗号同期誤りデータKから受信暗号同期監視ビット
Hの比較暗号同期監視ビットに対する不一致率を計算し
て(S12)回線誤り率に応じて設定された再同期判定
基準を越えたとき(S13、S14)に再同期信号を出
力する。数値例として、例えば回線の品質が誤り率10
-4、このときの再同期判定基準が10-3に設定されてい
て良好な通信を行っていたとき、バースト雑音の混入に
よって回線の品質が悪くなり誤り率が10-2に低下した
とする。このとき再同期基準設定・信号出力部208の
再同期判定基準の設定が自動的に10-1に設定される。
したがって、受信暗号同期監視ビットの比較暗号同期監
視ビットに対する不一致率が10-1を越えない間は再同
期信号は発出されず、頻繁に再同期処理を行うことによ
る通話品質の劣悪化を回避することができる。そして、
本発明の再同期判定方式を備えることによって、通話品
質の高い秘話音声通信装置や端末を構成することができ
る。
【0009】なお、本実施形態の説明では、データ非圧
縮または圧縮された音声データの場合について説明した
が、動画を含む圧縮/非圧縮の画像データやファクシミ
リ通信等のイメージデータの場合であっても本発明は有
効である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送話者側で送信データに付加された送信回線品質測定ビ
ットに基づき、受信データ中の回線誤りを検出して回線
誤り率を計算する手段を設け、さらに回線誤り率により
再同期判定基準を可変する手段を設けることにより、回
線誤りの増加による再同期信号の送出を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再同期判定方式の一実施形態のブロッ
ク図である。
【図2】図1の送信データ制御部の入出力を説明する図
である。
【図3】図1の暗号同期監視検出部の入出力を説明する
図である。
【図4】図1の回線品質測定検出部の入出力を説明する
図である。
【図5】図1の暗号同期判定部の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図6】図5の再同期基準設定・信号出力部の動作フロ
ーを説明する図である。
【図7】従来の再同期判定方式の一例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 送信部 101 送信擬似乱数発生部 102 暗号同期監視制御部 103 回線品質測定制御部 104 送信データ制御部 200 受信部 201 受信擬似乱数発生部 202 暗号同期監視検出部 203 回線品質測定検出部 204 受信データ制御部 205 暗号同期判定部 206 回線誤り率演算部 207 暗号同期監視ビット不一致率演算部 208 再同期基準設定・信号出力部 A 送信暗号化データ B 送信擬似乱数 C 送信暗号同期監視ビット D 送信回線品質測定ビット E 送信データ F 受信データ G 受信暗号化データ H 受信暗号同期監視ビット I 受信回線品質測定ビット J 受信擬似乱数 K 暗号同期誤りデータ L 回線誤りデータ M 再同期信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 25/02 301 H04L 9/00 631

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側において、入力したデータを第1
    の乱数により暗号化した暗号化データと前記第1の乱数
    の配列に係わる第1の暗号監視信号とを通信回線を介し
    て送信し、受信側において、受信した前記第1の暗号監
    視信号によって前記第1の乱数に同期して発生する第2
    の乱数により前記通信回線を介して受信した前記暗号化
    データを前記入力データと同一のデータに復合化する秘
    匿通信において前記第2の乱数の前記第1の乱数に対す
    る同期外れを判定し再同期を行うための信号を出力する
    再同期判定方法であって、前記送信側が、さらに前記通
    信回線の通信品質を測定するための通信回線品質測定信
    号を合わせて送信し、前記受信側が、受信した前記通信
    回線品質測定信号から前記通信回線の通信の符号誤り率
    を測定し、前記符号誤り率と前記第2の乱数の配列に係
    わる第2の暗号監視信号と前記第1の暗号監視信号とが
    一致しない割合である監視信号不一致率とによって前記
    同期外れを判定することを特徴とする再同期判定方法。
  2. 【請求項2】 前記監視信号不一致率が、前記符号誤り
    率より少なくとも大きくなったとき、前記同期外れと判
    定することを特徴とする前記請求項1記載の再同期判定
    方法。
  3. 【請求項3】 送信側において、入力したデータを第1
    の乱数により暗号化した暗号化データと前記第1の乱数
    の配列に係わる第1の暗号監視信号とを通信回線を介し
    て送信し、受信側において、受信した前記第1の暗号監
    視信号によって前記第1の乱数に同期して発生する第2
    の乱数により前記通信回線を介して受信した前記暗号化
    データを前記入力データと同一のデータに復合化する秘
    匿通信において前記第2の乱数の前記第1の乱数に対す
    る同期外れを判定し再同期を行うための信号を出力する
    再同期判定方式であって、前記送信側が、前記回線の通
    信符号誤りを測定するための通信回線品質測定信号を生
    成する回線品質測定制御手段と、前記暗号化データと第
    1の暗号監視信号と前記通信回線品質測定信号とを多重
    して送信する送信データ制御部を備え、前記受信側が、
    前記通信回線を介して受信した受信データから前記暗号
    化データと前記第1の暗号同期監視信号と前記通信回線
    品質測定信号をそれぞれ分離する受信データ制御部と、
    分離された前記通信回線品質測定信号から前記通信回線
    の符号誤り率を検出する回線品質測定検出手段と、前記
    第2の乱数の配列に係わる第2の暗号監視信号と前記第
    1の暗号監視信号とが一致しない割合である監視信号不
    一致率を検出する手段と、前記監視信号不一致率と前記
    符号誤り率とから前記再同期のための信号を出力する暗
    号同期判定手段を備えたことを特徴とする再同期判定方
    式。
  4. 【請求項4】 前記暗号同期判定手段が、前記監視信号
    不一致率が前記符号誤り率より少なくとも大きくなった
    とき、前記同期外れと判定することを特徴とする前記請
    求項3記載の再同期判定方式。
  5. 【請求項5】 前記入力データが、圧縮または非圧縮の
    音声データであることを特徴とする前記請求項1乃至2
    記載の再同期判定方法並びに前記請求項3乃至4記載の
    再同期判定方式。
  6. 【請求項6】 前記入力データが、圧縮または非圧縮の
    動画を含む画像データであることを特徴とする前記請求
    項1乃至2記載の再同期判定方法並びに前記請求項3乃
    至4記載の再同期判定方式。
  7. 【請求項7】 前記入力データが、ファクシミリデータ
    であることを特徴とする前記請求項1乃至2記載の再同
    期判定方法並びに前記請求項3乃至4記載の再同期判定
    方式。
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