JP2002198864A - 移動通信装置及び通信方法 - Google Patents

移動通信装置及び通信方法

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JP2002198864A
JP2002198864A JP2000397596A JP2000397596A JP2002198864A JP 2002198864 A JP2002198864 A JP 2002198864A JP 2000397596 A JP2000397596 A JP 2000397596A JP 2000397596 A JP2000397596 A JP 2000397596A JP 2002198864 A JP2002198864 A JP 2002198864A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な電力消費を抑制し、受信性能を向上さ
せる。 【解決手段】 サーチ受信機6は、例えば、遅延プロフ
ァイルを作成してマルチパスを検出する際に、今回のパ
スサーチで作成した遅延プロファイルと、前回のパスサ
ーチで作成した遅延プロファイルとの相関を求め、相関
値が予め定めた閾値T2を超えているか否かを判別す
る。サーチ受信機6は、相関値が閾値T2未満であると
判別すると、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間
隔を短く設定する。一方、サーチ受信機6は、相関値が
閾値T2を超えていると判別すると、パスサーチを繰り
返し実行する際の時間間隔を長く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、符号分割多元接
続方式(CDMA;Code Division Multiple Access)
を用いた通信システムに適用されて通信を実行可能とす
る移動通信装置に係り、特に、消費電力を低減して受信
性能を向上させる移動通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線信号を送受信して通信を可能とする
ための通信方式として、符号分割多元接続方式(CDM
A;Code Division Multiple Access)が知られてい
る。例えば、携帯電話機といった、この符号分割多元接
続方式を用いた移動体通信システム等に適用されて通信
を実行可能とする移動通信装置は、フェージング環境下
での受信性能の改善等のため、フィンガー受信機として
機能する複数のコリレータを備えている。また、こうし
た移動通信装置は、通信を可能とするパスを検出するた
めのパスサーチを実行するサーチ受信機を備えている。
サーチ受信機は、無線信号から復調されたベースバンド
信号と所定の拡散コードとの相関演算を実行することに
より、遅延プロファイルを作成して通信を可能とするパ
スの位置を特定する。
【0003】従来の移動通信装置では、例えば通話中と
いった、基地局から送信された信号を連続して受信する
必要がある場合、サーチ受信機が、図6(d)に例示す
るように、予め定めた所定の時間Tが経過するごとに、
繰り返しパスサーチを実行する。
【0004】この際、例えば、図6(a)に示すよう
に、1回目に相当するパスサーチにて、メインパスM1
の他にマルチパスP1が検出されたとする。サーチ受信
機は、メインパスM1とマルチパスP1とに対応して、
コリレータが拡散コードを生成するタイミングを調整す
るなどして、複数のコリレータに、マルチパスにおける
各パスを割り付ける。
【0005】こののち、時間Tが経過すると、サーチ受
信機は2回目に相当するパスサーチを実行する。この
際、1回目に相当するパスサーチにて検出されたマルチ
パスP1がなくなり、図6(b)に示す新たなマルチパ
スP2が検出されたとする。この場合、サーチ受信機
は、1回目に相当するパスサーチでコリレータに割り付
けたマルチパスP1を、コリレータから外し、新たに検
出されたマルチパスP2を割り付ける。
【0006】こののち、さらに時間Tが経過すると、サ
ーチ受信機は3回目に相当するパスサーチを実行する。
この際、2回目に相当するパスサーチにて検出されたマ
ルチパスP2がなくなり、図6(c)に示す新たなマル
チパスP3が検出されたとする。この場合、サーチ受信
機は、2回目に相当するパスサーチでコリレータに割り
付けたマルチパスP2を、コリレータから外し、新たに
検出されたマルチパスP3を割り付ける。
【0007】なお、この例では、メインパスM1が常に
存在するものとして説明したが、特に市街地のような周
囲に建物などの電波を反射するものが多い場合、また、
移動通信装置が高速で移動している場合等には、パスの
位置が急速に変化し、メインパスM1自体も変動するこ
とがあると考えられる。他方、郊外のような、周囲に電
波を反射するものが少ない場合には、ほとんどマルチパ
スの発生状況は変わらないと考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、サ
ーチ受信機が、予め定めた所定の時間Tが経過するごと
に、繰り返しパスサーチを実行していた。このため、パ
スの位置が急速に変化する場合に、パスの変化に追従す
ることができず、受信性能が低下するという問題があっ
た。この点、パスサーチを実行する時間間隔を予め短く
設定しておくことも考えられるが、消費電力が増大する
という問題が生じる。
【0009】また、マルチパスの発生状況が変わらない
と考えられる場合でも、予め定めた所定の時間Tが経過
するごとにパスサーチを実行すると、無駄に電力を消費
することになる。
【0010】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、無駄な電力消費を抑制して受信性能を向上さ
せることができる移動通信装置を、提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る移動通信装置は、拡散
コードによりスペクトラム拡散が施された無線信号を受
信して、伝送シンボルを復号するものであって、無線信
号を受信して復調したベースバンド信号と拡散コードと
の相関演算を実行することにより得られた相関値を用い
て遅延プロファイルを作成し、パスを検出するためのパ
スサーチを実行するパス検出手段と、前記パス検出手段
がパスサーチを実行した結果に基づいてベースバンド信
号を逆拡散し、伝送シンボルを復号するシンボル復号手
段とを備え、前記パス検出手段は、受信信号の特性変化
に応じて、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔
を変更する、ことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、パス検出手段は、例え
ば遅延プロファイルの変化や受信レベルの変化といっ
た、受信信号の特性変化に応じて、パスサーチを繰り返
し実行する際の時間間隔を変更することができる。これ
により、無駄な電力消費を抑制し、受信性能を向上させ
ることができる。
【0013】より詳細には、前記パス検出手段は、前回
実行したパスサーチにて作成した遅延プロファイルと、
今回実行したパスサーチにて作成した遅延プロファイル
とを比較し、比較結果に基づいて、パスサーチを繰り返
し実行する際の時間間隔を設定することが望ましい。
【0014】例えば、前記パス検出手段は、前回実行し
たパスサーチにて作成した遅延プロファイルと、今回実
行したパスサーチにて作成した遅延プロファイルとの相
関値を特定し、相関値が予め定めた閾値を超えているか
否かを判別し、閾値未満であると判別すると、パスサー
チを繰り返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサー
チを実行したタイミングと今回のパスサーチを実行した
タイミングとの時間間隔よりも短く設定し、閾値を超え
ていると判別すると、パスサーチを繰り返し実行する際
の時間間隔を、前回のパスサーチを実行したタイミング
と今回のパスサーチを実行したタイミングとの時間間隔
よりも長く設定することが望ましい。
【0015】あるいは、例えば、前記パス検出手段は、
前回実行したパスサーチにて作成した遅延プロファイル
と、今回実行したパスサーチにて作成した遅延プロファ
イルとを比較し、タイミングが同一のパスにおける振幅
変動率を特定し、振幅変動率が予め定めた閾値を超えて
いるか否かを判別し、閾値を超えていると判別すると、
パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を、前回の
パスサーチを実行したタイミングと今回のパスサーチを
実行したタイミングとの時間間隔よりも短く設定し、閾
値未満であると判別すると、パスサーチを繰り返し実行
する際の時間間隔を、前回のパスサーチを実行したタイ
ミングと今回のパスサーチを実行したタイミングとの時
間間隔よりも長く設定してもよい。
【0016】また、前記シンボル復号手段は、前記パス
検出手段が複数のパスを検出した場合に、各パスに対応
してベースバンド信号を逆拡散するための複数の逆拡散
手段を備え、前記パス検出手段は、パスサーチにて作成
した遅延プロファイルと、前記複数の逆拡散手段の状態
とを比較し、比較結果に基づいて、パスサーチを繰り返
し実行する際の時間間隔を設定することが望ましい。
【0017】例えば、前記パス検出手段は、パスサーチ
にて作成した遅延プロファイルに基づいて、前記複数の
逆拡散手段のうちで設定を変更すべきものの数が予め定
めた閾値を超えているか否かを判別し、閾値を超えてい
ると判別すると、パスサーチを繰り返し実行する際の時
間間隔を、前回のパスサーチを実行したタイミングと今
回のパスサーチを実行したタイミングとの時間間隔より
も短く設定し、閾値未満であると判別すると、パスサー
チを繰り返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサー
チを実行したタイミングと今回のパスサーチを実行した
タイミングとの時間間隔よりも長く設定することが望ま
しい。
【0018】また、前記シンボル復号手段は、前記パス
検出手段が複数のパスを検出した場合に、各パスに対応
してベースバンド信号を逆拡散するための複数の逆拡散
手段を備え、前記パス検出手段は、前記複数の逆拡散手
段における受信レベルを予め定めた閾値と比較し、前記
シンボル復号手段が備える全ての逆拡散手段における受
信レベルが閾値未満であることを検出すると、パスサー
チを実行してもよい。
【0019】また、前記シンボル復号手段は、前記パス
検出手段が複数のパスを検出した場合に、各パスに対応
してベースバンド信号を逆拡散するための複数の逆拡散
手段と、前記複数の逆拡散手段により逆拡散された信号
を合成して伝送シンボルを復号するための信号合成手段
とを備え、前記パス検出手段は、前記信号合成手段によ
り合成された信号の状態から、パスサーチの実行タイミ
ングを特定してもよい。
【0020】この発明の第2の観点に係る通信方法は、
拡散コードによりスペクトラム拡散が施されたベースバ
ンド信号を伝送するための無線信号を受信して、伝送シ
ンボルを復号するための方法であって、サーチ受信機
が、無線信号を受信して復調されたベースバンド信号と
拡散コードとの相関演算を実行することにより得られた
相関値を用いて遅延プロファイルを作成し、パスを検出
するためのパスサーチを実行するパス検出ステップと、
前記サーチ受信機がパスサーチを実行した結果に基づい
て、複数のコリレータがベースバンド信号を逆拡散し、
合成器が前記複数のコリレータにより逆拡散された信号
を合成して伝送シンボルを復号するシンボル復号ステッ
プとを備え、前記パス検出ステップは、受信信号の特性
変化に応じて、前記サーチ受信機がパスサーチを繰り返
し実行する際の時間間隔を変更する、ことを特徴とす
る。
【0021】この発明によれば、パス検出ステップは、
例えば遅延プロファイルの変化や受信レベルの変化とい
った、受信信号の特性変化に応じて、サーチ受信機がパ
スサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を変更するこ
とができる。これにより、無駄な電力消費を抑制し、受
信性能を向上することができる。
【0022】前記パス検出ステップは、前記サーチ受信
機が、前回実行したパスサーチにて作成した遅延プロフ
ァイルと、今回実行したパスサーチにて作成した遅延プ
ロファイルとを比較し、比較結果に基づいて、パスサー
チを繰り返し実行する際の時間間隔を設定するステップ
を備えることが望ましい。
【0023】または、前記パス検出ステップは、前記サ
ーチ受信機が、パスサーチにて作成された遅延プロファ
イルに基づいて、前記複数のコリレータのうちで設定を
変更すべきものの数が予め定めた閾値を超えているか否
かを判別し、閾値を超えていると判別すると、パスサー
チを繰り返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサー
チを実行したタイミングと今回のパスサーチを実行した
タイミングとの時間間隔よりも短く設定し、閾値未満で
あると判別すると、パスサーチを繰り返し実行する際の
時間間隔を、前回のパスサーチを実行したタイミングと
今回のパスサーチを実行したタイミングとの時間間隔よ
りも長く設定するステップを備えてもよい。
【0024】あるいは、前記パス検出ステップは、前記
サーチ受信機が、前記複数のコリレータにおける受信レ
ベルを予め定めた閾値と比較し、全てのコリレータにお
ける受信レベルが閾値未満であることを検出すると、パ
スサーチを実行するステップを備えてもよい。
【0025】または、前記パス検出ステップは、前記サ
ーチ受信機が、前記合成器により合成された信号の状態
から、パスサーチの実行タイミングを特定するステップ
を備えてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る移動通信装置100について詳細
に説明する。
【0027】この移動通信装置100は、符号分割多元
接続方式(CDMA;Code Division Multiple Acces
s)を用いた移動体通信システム等に適用され、例えば
基地局から送出された無線信号を受信し、送信側から伝
送されたシンボル系列(伝送シンボル)を復号すること
により、通信を可能とするものである。
【0028】図1に示すように、この移動通信装置10
0は、アンテナ1と、RF(RadioFrequency)信号処理
部2と、RAKE受信機3と、最大比合成器4と、コー
ド生成器5と、サーチ受信機6とを備えている。
【0029】アンテナ1は、例えば、この移動通信装置
100が適用される移動体通信システムに設置された基
地局等から送出される無線信号を受信するためのもので
ある。
【0030】RF信号処理部2は、例えば、ダウンコン
バータ、直交検波器等を用いて構成され、アンテナ1に
より無線信号を受信することで生成されたRF信号か
ら、ベースバンド信号を復調するためのものである。こ
の際、RF信号処理部2により復調されるベースバンド
信号は、例えば、I(In-phase;同相)信号及びQ(Qu
adrature;直交)信号として復調され、送信側にて、拡
散コードによるスペクトラム拡散が施された信号であ
る。
【0031】RAKE受信機3は、伝送シンボルを復号
可能とするために、RF信号処理部2により復調された
ベースバンド信号を逆拡散するものであり、複数のコリ
レータ10を備えている。
【0032】複数のコリレータ10は、それぞれRF信
号処理部2により復調されたベースバンド信号を受け、
サーチ受信機6がパスサーチを実行した結果に基づいて
逆拡散するためのフィンガー受信機として機能する。す
なわち、例えば、各コリレータ10は、サーチ受信機6
がパスサーチを実行した結果より検出されるマルチパス
における各パスに対応して、コード生成器5により生成
された拡散コードに与える遅延時間を設定し、拡散コー
ドとベースバンド信号との相関演算を実行する。
【0033】最大比合成器4は、例えば加算器等から構
成され、RAKE受信機3が備える複数のコリレータ1
0により逆拡散された信号を合成(RAKE)するため
のものであり、合成した信号を、チャネル・デコーダ
(Channel Decoder)といった信号処理回路等に出力す
る。
【0034】コード生成器5は、例えばPN(Pseudo N
oise)系列を用いた拡散コード(Scrambling/Channeliz
ation Code)を生成し、RAKE受信機3に供給するた
めのものである。
【0035】サーチ受信機6は、例えばマッチトフィル
タやスライディング相関器等を用いて構成され、相関演
算等を実行することにより作成された遅延プロファイル
に基づいて、マルチパスを検出可能なパスサーチを実行
する。例えば、サーチ受信機6は、RAKE受信機3及
び最大比合成器4が作動して伝送シンボルを復号するこ
とによる通話等の通信を実行中に、パスサーチを繰り返
し実行してマルチパスを検出し、検出されたマルチパス
における各パスに対応して各コリレータ10の設定(例
えば、拡散コードの生成タイミング)を変更する。
【0036】すなわち、サーチ受信機6は、例えば拡散
コードと受信信号(ベースバンド信号)との相関値が最
大になるメインパスを中心とした1シンボル区間といっ
た、所定の時間幅における遅延プロファイルを作成し、
相関値が所定の閾値を超える複数のパスを、マルチパス
として検出する。また、サーチ受信機6は、検出された
マルチパスのタイミング情報を用いて、マルチパスにお
ける各パスを、RAKE受信機3が備える各コリレータ
10に割り付ける。例えば、サーチ受信機6は、各コリ
レータ10が相関演算を実行する際に拡散コードに与え
る遅延時間を制御することで、マルチパスにおける各パ
スを各コリレータ10に割り付けて、伝送シンボルを復
号するための逆拡散を可能とする。ここで、サーチ受信
機6は、この移動通信装置100における受信信号の特
性変化に基づいて、パスサーチを繰り返し実行する際の
時間間隔を切り換えることができる。
【0037】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
通信装置100の動作を説明する。この移動通信装置1
00は、例えば移動体通信システムを構成する基地局と
の間で無線信号を送受信して通信を可能とした通話中な
どに、パスサーチを繰り返し実行することで、フェージ
ング環境下でのマルチパスの変動に対応して受信性能の
劣化を防止する。
【0038】パスサーチを実行するために、サーチ受信
機6は、例えば、RF信号処理部2により復調されたベ
ースバンド信号と、チャネル検出用の拡散コードとの相
関演算を実行して相関値を求め、1シンボル区間といっ
た所定の時間幅における遅延プロファイルを作成する。
【0039】こうして作成した遅延プロファイルから、
相関値が予め定めた閾値T1を超えたパスを特定するな
どして、サーチ受信機6は、マルチパスにおける各パス
を検出することができる。サーチ受信機6は、各パスに
対応した拡散コードの生成タイミングを示すタイミング
情報を用いて、RAKE受信機3が備える複数のコリレ
ータ10それぞれに、マルチパスにおける各パスを割り
付ける。
【0040】ここで、サーチ受信機6は、この移動通信
装置100における受信信号の特性変化に応じて、パス
サーチを繰り返し実行する際の時間間隔を変更する。
【0041】例えば、サーチ受信機6は、遅延プロファ
イルを作成してマルチパスを検出する際に、今回のパス
サーチで作成した遅延プロファイルと、前回のパスサー
チで作成した遅延プロファイルとを比較し、その変動状
況に応じて、次回のパスサーチを実行するまでの時間間
隔を設定する。
【0042】すなわち、サーチ受信機6は、図2のフロ
ーチャートに示すように、パスサーチ処理を実行したの
ち(ステップS1)、このパスサーチ処理にて設定した
時間tだけ待機して(ステップS2)、処理をステップ
S1にリターンすることにより、パスサーチを繰り返し
実行する。
【0043】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、サーチ受信機6が、図2のフローチャートに示すス
テップS1にて実行するパスサーチ処理について説明す
る。
【0044】サーチ受信機6は、パスサーチ処理を開始
すると、1シンボル区間といった所定の時間幅における
遅延プロファイルを作成し(ステップS10)、相関値
を、予め定めた閾値T1と比較するなどして、マルチパ
スにおける各パスを検索する(ステップS11)。
【0045】こうしてマルチパスにおける各パスが特定
されると、サーチ受信機6は、特定した各パスのタイミ
ング情報を用いて複数のコリレータ10を制御し、各パ
スの割り付けを行う(ステップS12)。
【0046】こののち、サーチ受信機6は、今回のパス
サーチ処理で作成した遅延プロファイルと、前回のパス
サーチ処理で作成した遅延プロファイルとを比較する
(ステップS13)。
【0047】サーチ受信機6は、遅延プロファイルの比
較結果に基づいて、パスサーチ処理を繰り返し実行する
際の時間間隔を示す時間tを設定して(ステップS1
4)、パスサーチ処理を終了する。
【0048】例えば、サーチ受信機6は、今回のパスサ
ーチ処理で作成した遅延プロファイルと、前回のパスサ
ーチ処理で作成した遅延プロファイルとの相関を求め、
相関値が予め定めた閾値T2を超えているか否かを判別
する。
【0049】サーチ受信機6は、相関値が閾値T2未満
であると判別すると、マルチパスの変動が大きいとし
て、時間tを小さな値に設定する。これにより、パスサ
ーチ処理を繰り返し実行する際の時間間隔を、短く設定
する。
【0050】ここで、例えば、前回のパスサーチ処理と
今回のパスサーチ処理との間の時間間隔を示す時間が、
時間t’であるとする。サーチ受信機6は、遅延プロフ
ァイルを比較した結果から得られた相関値が閾値T2未
満であると判別すると、時間tを、t=t’−Δtとし
て設定する。なお、時間Δtは、パスサーチ処理を繰り
返し実行する際の時間間隔を変更するためのパラメータ
である。
【0051】例えば、サーチ受信機6は、図4(a)に
示す前回のパスサーチ処理で作成した遅延プロファイル
と、図4(b)に示す今回のパスサーチ処理で作成した
遅延プロファイルとを比較した結果から得られた相関値
が小さく、受信信号の特性変化が大きいと判別したとす
る。この場合、サーチ受信機6は、図4(c)に示すよ
うに、次回のパスサーチ処理を実行するまでの時間t
を、t=t’−Δtに設定して、パスサーチを繰り返す
頻度を増大させる。
【0052】一方、サーチ受信機6は、遅延プロファイ
ルを比較した結果から得られた相関値が予め定めた閾値
T2を超えていると判別すると、マルチパスの変動が小
さいとして、時間tを大きな値に設定する。これによ
り、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を、長
く設定する。すなわち、サーチ受信機6は、遅延プロフ
ァイルを比較した結果から得られた相関値が閾値T2を
超えていると判別すると、時間tを、t=t’+Δtと
して設定する。
【0053】例えば、サーチ受信機6は、図5(a)に
示す前回のパスサーチ処理で作成した遅延プロファイル
と、図5(b)に示す今回のパスサーチ処理で作成した
遅延プロファイルとを比較した結果から得られた相関値
が大きく、受信信号の特性変化が小さいと判別したとす
る。この場合、サーチ受信機6は、図5(c)に示すよ
うに、次回のパスサーチ処理を実行するまでの時間t
を、t=t’+Δtに設定して、パスサーチを繰り返す
頻度を低下させる。
【0054】また、例えば、サーチ受信機6は、今回の
パスサーチ処理で作成した遅延プロファイルと、前回の
パスサーチ処理で作成した遅延プロファイルとを比較
し、タイミングが同一のパスにおける振幅変動率を求め
てもよい。この際、サーチ受信機6は、振幅変動率を予
め定めた閾値T3と比較し、閾値T3を超えているか否
かを判別する。
【0055】サーチ受信機6は、振幅変動率が閾値T3
を超えている、すなわち、振幅の変動が大きい、と判別
すると、時間tを小さな値に設定する。これにより、パ
スサーチ処理を繰り返し実行する際の時間間隔を、短く
設定する。すなわち、サーチ受信機6は、振幅変動率が
閾値T3を超えていると判別すると、時間tを、t=
t’−Δtとして設定する。
【0056】一方、サーチ受信機6は、振幅変動率が閾
値T3未満である、すなわち、振幅の変動が小さい、と
判別すると、時間tを大きな値に設定する。これによ
り、パスサーチ処理を繰り返し実行する際の時間間隔
を、長く設定する。すなわち、サーチ受信機6は、振幅
変動率が閾値T3未満であると判別すると、時間tを、
t=t’+Δtとして設定する。
【0057】このように、サーチ受信機6は、前回のパ
スサーチ処理にて作成した遅延プロファイルと、今回の
パスサーチ処理にて作成した遅延プロファイルとを比較
して、この移動通信装置100における受信信号の特性
変化を検出する。さらに、サーチ受信機6は、検出した
受信信号の特性変化に応じて、パスサーチ処理を繰り返
し実行する際の時間間隔を変更する。これにより、受信
信号の特性変化に合わせてパスサーチを実行する頻度を
調整することができ、無駄な電力消費を抑制しつつマル
チパスを適切に検出し、受信性能を向上させることがで
きる。
【0058】あるいは、サーチ受信機6は、例えば、パ
スサーチにて作成した遅延プロファイルと、RAKE受
信機3が備える各コリレータ10の状態(例えば、拡散
コードのタイミング、受信レベル等)とを比較し、設定
を変更すべきコリレータ10の数の大小に応じて、パス
サーチを繰り返し実行する際の時間間隔を設定してもよ
い。この際、サーチ受信機6は、例えば、RAKE受信
機3が備える複数のコリレータ10のうちで、拡散コー
ドに与える遅延時間の設定を変更すべきものの数を、設
定変更台数として特定する。サーチ受信機6は、特定し
た設定変更台数を、予め定めた閾値T4と比較し、設定
変更台数が閾値T4を超えているか否かを判別する。
【0059】サーチ受信機6は、設定変更台数が閾値T
4を超えていると判別すると、マルチパスの変化が大き
いとして、時間tを小さな値に設定する。これにより、
パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を、短く設
定する。すなわち、サーチ受信機6は、設定変更台数が
閾値T4を超えていると判別すると、時間tを、t=
t’−Δtとして設定する。
【0060】一方、サーチ受信機6は、設定変更台数が
閾値T4未満であると判別すると、マルチパスの変化が
小さいとして、時間tを大きな値に設定する。これによ
り、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を、長
く設定する。すなわち、サーチ受信機6は、設定変更台
数が閾値T4未満であると判別すると、時間tを、t=
t’+Δtとして設定する。
【0061】このように、サーチ受信機6は、パスサー
チにて作成した遅延プロファイルと、RAKE受信機3
が備える各コリレータ10の状態とを比較して、この移
動通信装置100における受信信号の特性変化を検出す
る。さらに、サーチ受信機6は、検出した受信信号の特
性変化に応じて、パスサーチを繰り返し実行する際の時
間間隔を変更する。これにより、受信信号の特性変化に
合わせてパスサーチを実行する頻度を調整することがで
き、無駄な電力消費を抑制しつつマルチパスを適切に検
出し、受信性能を向上させることができる。
【0062】あるいは、サーチ受信機6は、例えば、R
AKE受信機3が備える各コリレータの状態変化を検出
して、パスサーチの実行タイミングを特定するようにし
てもよい。すなわち、サーチ受信機6は、各コリレータ
10における受信レベルを予め定めた閾値T5と比較
し、閾値T5を超えているか否かを判別する。サーチ受
信機6は、全てのコリレータ10における受信レベルが
閾値T5未満であると判別すると、パスサーチを実行す
る。このようにしても、パスサーチを繰り返し実行する
際の時間間隔を受信信号の特性変化に応じて変更するこ
とができ、無駄な電力消費を抑制しつつマルチパスを適
切に検出し、受信性能を向上させることができる。
【0063】または、サーチ受信機6は、例えば、各コ
リレータ10により逆拡散された信号を最大比合成器4
が合成することにより得られた信号の状態に応じて、パ
スサーチの実行タイミングを特定するようにしてもよ
い。すなわち、サーチ受信機6は、最大比合成器4によ
り合成されたのちの信号に基づいて特定された受信レベ
ルや、Eb/Io(全干渉スペクトラム密度に対する拡
散コード1シンボルあたりのエネルギー比)を、予め定
めた閾値T6と比較し、閾値T6を超えているか否かを
判別する。サーチ受信機6は、閾値T6未満であると判
別すると、パスサーチを実行する。このようにしても、
パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を受信信号
の特性変化に応じて変更することができ、無駄な電力消
費を抑制しつつマルチパスを適切に検出し、受信性能を
向上させることができる。
【0064】なお、各コリレータ10の状態変化や最大
比合成器4により合成された信号の状態に応じてパスサ
ーチの実行タイミングを特定する場合には、サーチ受信
機6がパスサーチを実行していない時でも、受信信号の
特性変化を検出してパスサーチの実行タイミングを特定
することができる。
【0065】このように、サーチ受信機6は、各コリレ
ータ10の状態変化や最大比合成器4により合成された
信号から、この移動通信装置100における受信信号の
特性変化を検出してもよい。この際、サーチ受信機6
は、検出した受信信号の特性変化に応じて、パスサーチ
を繰り返し実行する際の時間間隔を変更する。これによ
り、受信信号の特性変化に合わせてパスサーチを実行す
る頻度を調整することができ、無駄な電力消費を抑制し
つつマルチパスを適切に検出し、受信性能を向上させる
ことができる。
【0066】以上説明したように、この発明によれば、
サーチ受信機6が、受信信号の特性変化が小さいときに
は、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を長く
設定し、特性変化が大きいときには、パスサーチを繰り
返し実行する際の時間間隔を短く設定することができ
る。これにより、受信信号の特性変化に応じて、パスサ
ーチを実行する際の時間間隔を変更することができ、無
駄な電力消費を抑制して、受信性能を向上させることが
できる。
【0067】上記実施の形態では、移動通信装置100
における受信信号の特性変化に応じて、パスサーチを繰
り返し実行する際の時間間隔を、常に変更するようにし
ていた。例えば、サーチ受信機6は、前回のパスサーチ
処理にて作成した遅延プロファイルと、今回のパスサー
チ処理にて作成した遅延プロファイルとの相関値が、予
め定めた閾値T2を超えている場合に、パスサーチ処理
を実行する時間間隔を短く設定し、閾値T2未満である
場合に、長く設定していた。しかし、この発明は、これ
に限定されるものではない。
【0068】すなわち、例えば、サーチ受信機6は、よ
り多くの閾値を用いて相関値等との比較処理を実行する
ことにより、相関値等の大きさに対応してパラメータΔ
tの大きさを調整して、パスサーチ処理を繰り返し実行
する際の時間間隔を変更するようにしてもよい。また、
例えば、相関値等が所定の範囲内であるときには、パス
サーチを繰り返し実行する際の時間間隔を変更しないよ
うにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、受信信号の特性変化に応じて、パスサーチを繰り返
し実行する際の時間間隔を変更することができる。これ
により、無駄な電力消費を抑制して、受信性能を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る移動通信装置の構
成を示す図である。
【図2】サーチ受信機がパスサーチ処理を繰り返し実行
する動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】パスサーチ処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】遅延プロファイルを比較した結果から得られた
相関値が小さい場合の動作を説明するための図である。
【図5】遅延プロファイルを比較した結果から得られた
相関値が大きい場合の動作を説明するための図である。
【図6】従来の移動通信装置がパスサーチを繰り返し実
行する動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF信号処理部 3 RAKE受信機 4 最大比合成器 5 コード生成器 6 サーチ受信機 10 コリレータ 100 移動通信装置 M1 メインパス P1、P2、P3 マルチパス

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡散コードによりスペクトラム拡散が施さ
    れた無線信号を受信して、伝送シンボルを復号する移動
    通信装置であって、 無線信号を受信して復調したベースバンド信号と拡散コ
    ードとの相関演算を実行することにより得られた相関値
    を用いて遅延プロファイルを作成し、パスを検出するた
    めのパスサーチを実行するパス検出手段と、 前記パス検出手段がパスサーチを実行した結果に基づい
    てベースバンド信号を逆拡散し、伝送シンボルを復号す
    るシンボル復号手段とを備え、 前記パス検出手段は、受信信号の特性変化に応じて、パ
    スサーチを繰り返し実行する際の時間間隔を変更する、 ことを特徴とする移動通信装置。
  2. 【請求項2】前記パス検出手段は、前回実行したパスサ
    ーチにて作成した遅延プロファイルと、今回実行したパ
    スサーチにて作成した遅延プロファイルとを比較し、比
    較結果に基づいて、パスサーチを繰り返し実行する際の
    時間間隔を設定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。
  3. 【請求項3】前記パス検出手段は、前回実行したパスサ
    ーチにて作成した遅延プロファイルと、今回実行したパ
    スサーチにて作成した遅延プロファイルとの相関値を特
    定し、相関値が予め定めた閾値を超えているか否かを判
    別し、閾値未満であると判別すると、パスサーチを繰り
    返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサーチを実行
    したタイミングと今回のパスサーチを実行したタイミン
    グとの時間間隔よりも短く設定し、閾値を超えていると
    判別すると、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間
    隔を、前回のパスサーチを実行したタイミングと今回の
    パスサーチを実行したタイミングとの時間間隔よりも長
    く設定する、 ことを特徴とする請求項2に記載の移動通信装置。
  4. 【請求項4】前記パス検出手段は、前回実行したパスサ
    ーチにて作成した遅延プロファイルと、今回実行したパ
    スサーチにて作成した遅延プロファイルとを比較して、
    タイミングが同一のパスにおける振幅変動率を特定し、
    振幅変動率が予め定めた閾値を超えているか否かを判別
    し、閾値を超えていると判別すると、パスサーチを繰り
    返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサーチを実行
    したタイミングと今回のパスサーチを実行したタイミン
    グとの時間間隔よりも短く設定し、閾値未満であると判
    別すると、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔
    を、前回のパスサーチを実行したタイミングと今回のパ
    スサーチを実行したタイミングとの時間間隔よりも長く
    設定する、 ことを特徴とする請求項2に記載の移動通信装置。
  5. 【請求項5】前記シンボル復号手段は、前記パス検出手
    段が複数のパスを検出した場合に、各パスに対応してベ
    ースバンド信号を逆拡散するための複数の逆拡散手段を
    備え、 前記パス検出手段は、パスサーチにて作成した遅延プロ
    ファイルと、前記複数の逆拡散手段の状態とを比較し、
    比較結果に基づいて、パスサーチを繰り返し実行する際
    の時間間隔を設定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。
  6. 【請求項6】前記パス検出手段は、パスサーチにて作成
    した遅延プロファイルに基づいて、前記複数の逆拡散手
    段のうちで設定を変更すべきものの数が予め定めた閾値
    を超えているか否かを判別し、閾値を超えていると判別
    すると、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間隔
    を、前回のパスサーチを実行したタイミングと今回のパ
    スサーチを実行したタイミングとの時間間隔よりも短く
    設定し、閾値未満であると判別すると、パスサーチを繰
    り返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサーチを実
    行したタイミングと今回のパスサーチを実行したタイミ
    ングとの時間間隔よりも長く設定する、 ことを特徴とする請求項5に記載の移動通信装置。
  7. 【請求項7】前記シンボル復号手段は、前記パス検出手
    段が複数のパスを検出した場合に、各パスに対応してベ
    ースバンド信号を逆拡散するための複数の逆拡散手段を
    備え、 前記パス検出手段は、前記複数の逆拡散手段における受
    信レベルを予め定めた閾値と比較し、前記シンボル復号
    手段が備える全ての逆拡散手段における受信レベルが閾
    値未満であることを検出すると、パスサーチを実行す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。
  8. 【請求項8】前記シンボル復号手段は、 前記パス検出手段が複数のパスを検出した場合に、各パ
    スに対応してベースバンド信号を逆拡散するための複数
    の逆拡散手段と、 前記複数の逆拡散手段により逆拡散された信号を合成し
    て伝送シンボルを復号するための信号合成手段とを備
    え、 前記パス検出手段は、前記信号合成手段により合成され
    た信号の状態から、パスサーチの実行タイミングを特定
    する、 ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信装置。
  9. 【請求項9】拡散コードによりスペクトラム拡散が施さ
    れたベースバンド信号を伝送するための無線信号を受信
    して、伝送シンボルを復号するための通信方法であっ
    て、 サーチ受信機が、無線信号を受信して復調されたベース
    バンド信号と拡散コードとの相関演算を実行することに
    より得られた相関値を用いて遅延プロファイルを作成
    し、パスを検出するためのパスサーチを実行するパス検
    出ステップと、 前記サーチ受信機がパスサーチを実行した結果に基づい
    て、複数のコリレータがベースバンド信号を逆拡散し、
    合成器が前記複数のコリレータにより逆拡散された信号
    を合成して伝送シンボルを復号するシンボル復号ステッ
    プとを備え、 前記パス検出ステップは、受信信号の特性変化に応じ
    て、前記サーチ受信機がパスサーチを繰り返し実行する
    際の時間間隔を変更する、 ことを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】前記パス検出ステップは、前記サーチ受
    信機が、前回実行したパスサーチにて作成した遅延プロ
    ファイルと、今回実行したパスサーチにて作成した遅延
    プロファイルとを比較し、比較結果に基づいて、パスサ
    ーチを繰り返し実行する際の時間間隔を設定するステッ
    プを備える、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  11. 【請求項11】前記パス検出ステップは、前記サーチ受
    信機が、パスサーチにて作成された遅延プロファイルに
    基づいて、前記複数のコリレータのうちで設定を変更す
    べきものの数が予め定めた閾値を超えているか否かを判
    別し、閾値を超えていると判別すると、パスサーチを繰
    り返し実行する際の時間間隔を、前回のパスサーチを実
    行したタイミングと今回のパスサーチを実行したタイミ
    ングとの時間間隔よりも短く設定し、閾値未満であると
    判別すると、パスサーチを繰り返し実行する際の時間間
    隔を、前回のパスサーチを実行したタイミングと今回の
    パスサーチを実行したタイミングとの時間間隔よりも長
    く設定するステップを備える、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】前記パス検出ステップは、前記サーチ受
    信機が、前記複数のコリレータにおける受信レベルを予
    め定めた閾値と比較し、全てのコリレータにおける受信
    レベルが閾値未満であることを検出すると、パスサーチ
    を実行するステップを備える、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  13. 【請求項13】前記パス検出ステップは、前記サーチ受
    信機が、前記合成器により合成された信号の状態から、
    パスサーチの実行タイミングを特定するステップを備え
    る、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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