JP2002198027A - 電気化学的電池における膨張可能なセパレータ包囲体 - Google Patents

電気化学的電池における膨張可能なセパレータ包囲体

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JP2002198027A
JP2002198027A JP2001342150A JP2001342150A JP2002198027A JP 2002198027 A JP2002198027 A JP 2002198027A JP 2001342150 A JP2001342150 A JP 2001342150A JP 2001342150 A JP2001342150 A JP 2001342150A JP 2002198027 A JP2002198027 A JP 2002198027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気化学的電池において、溶接時に膨張可能
な体積効率のよいセパレータ包囲体を構成しようとす
る。 【解決手段】 第1の電極100を第2の電極108、
110から絶縁するためのセパレータ構造112であっ
て、前記第1電極の両端において収れんした側壁であっ
て、前記第1電極の両側に位置した両側壁を有し、前記
第1電極を包囲することにより、前記第1電極とそれ自
身との間の間隔136、138が、前記第1電極の周辺
に沿って不均一となるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学的電池、
特に、高エネルギー密度電池において、カソード電極の
膨張を許容するための新規にして改良されたセパレータ
包囲体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リチウム電池のカソードは、定常放電中
において、特に、Li/SVOおよびLi/CFx 電池
の場合において、膨張する度合いが大きい。アノードと
カソードとの物理的な接触を阻止するために用いられる
セパレータは、構造的一体性を維持しつつ膨張に対して
調節される。したがって、従来のセパレータ包囲体は、
被覆された電極の占有体積のまわりにおいて、それを均
一に包囲するように分配された過剰な量の物質によって
形成されている。このタイプの設計は、被覆された電極
とヘッダ又は電池の蓋との間に、実質的な間隙が存在す
る場合に適している。しかしながら、被覆された電極と
ケースの蓋は、互いに緊密な関係にあり、したがって、
セパレータは、蓋がケーシングの支持部に密封シールさ
れる場合の、溶接作業中に溶融するか、又は適合した形
状に変形する。これは、ケーシングと蓋が、容易に溶接
ゾーンに近接したセパレータ部分に熱伝導を生ずること
により、起こる現象である。
【0003】したがって、セパレータ包囲体は、電極構
造とケース内側面との間隔が最小又は至近間隔とされた
電池に適したものであり、特に、溶接ゾーンの近傍にお
いて、電池の放電寿命が尽きるまで、その構造的一体性
を維持できることが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広くは被覆
した電極から不均一なずれ間隔を有するようにしたセパ
レータ包囲体を提供することにより、上述した要求を満
たそうとするものである。この間隔の不均一性は、電極
の全体にわたる間隔に対して適用される。換言すれば、
この間隔は、セパレータ包囲体と被覆電極との間に等間
隔性を有しないということである。過剰なセパレータ材
料は、ケーシング溶接ゾーンから適当な間隔を有する領
域に配置されるが、そのセパレータは、溶接ゾーンから
わずかな距離のところ、例えば、ケーシング蓋に近接す
る領域においては、被覆電極と比較的近接した関係で配
置される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい形態に
おいて、湾曲した端壁により連結された実質上平行した
両側壁を有するケーシングは、端壁によって連結された
実質的に平行する両側壁を有するカソード電極を収容す
るものである。別の好ましい実施形態において、ケーシ
ングは、ゼリーロール電極構造を包囲した円筒形状を有
する。いずれの場合においても、カソード電極は、電極
体の輪郭に関して比較的近接した間隔を有することによ
り、蓋近接領域などのようなケーシングの溶接ゾーンに
近接した部分を含むセパレータ包囲体によって覆われ
る。溶接領域から離れると、セパレータ包囲体は、過剰
な物質を有し、被覆された電極とは比較的分離した間隔
を有することになる。この緩やかに分離した間隔関係
は、電池放電中における電極の膨張を許容するものであ
る。したがって、本発明のセパレータ包囲体は、被覆さ
れた電極から不均一な間隔で配置される。他方、本発明
のセパレータ形状において、一次電池のカソードに関し
て記述したことは、二次電池又は再充電可能な電池のア
ノード電極及びカソード電極の双方に対して等しく適用
される。
【0006】本発明の上述した目的およびその他の目的
は、図面を参照して行う以下の説明においてより明確に
なるであろう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下の説明において、参照する図
面は、全体的に従来技術と本発明の双方の電気化学的電
池において、同様の部分、要素及び構造については、同
一の参照数字を付すこととする。
【0008】まず最初に、本発明は、角柱型ケーシング
の内側に包囲された角柱型電気化学的電池(セル)のカ
ソードに関して説明することとする。しかしながら、当
業者は、本発明のセパレータ形状が、例えば、円筒状
や、ボタン型及び角柱又はプリズム型からなる種々の形
式のセルハウジングに容易に適用されることを理解する
であろう、また、本発明のセパレータ形状は、一次電池
のカソード、及び二次電池のアノード及びカソードの両
方を覆うために適用することが可能である。
【0009】図1に斜視図で示した典型的な角柱型電気
化学的電池10の設計は、湾曲する端壁18及び20と
湾曲した底壁22を介在して連続した互いに間隔を有す
る正面及び背面側壁14及び16を有するケーシング1
2を備えている。ケーシング12の開口頂部は、蓋24
により閉じられている。蓋24は、セル要素がその中に
組み付けられ、かつ蓋24がケーシング12に溶接され
た後、電解液(図示せず)をそのケーシング12内に充
満させるために用いる開口26を有する。その完全な組
立状態において、ケーシング12は、電池をシールする
ために開口26中に密接支持された栓手段28を有す
る。カソード端子リート30は、当業者にとっては周知
のガラス‐対‐金属シール32により蓋24及びケーシ
ング12から電気的に絶縁されている。ここに記載した
ケーシングは、従来技術(図2及び3)及び本発明(図
4及び5)の双方に従って構成された電気化学的電池に
対して有用である。
【0010】図2及び3は、ケーシング12の内側に包
囲された角柱型セルの従来型の構造を示している。図示
の便宜上、アノード電極は省略されている。しかしなが
ら、典型的な角柱型セル設計において、中央のカソード
電極34は、その主側面の両方にアノードプレートを並
立させたものである。カソード電極34は、端子リード
30に接続され、カソードに並列した一対のアノードプ
レートは、ケース負電位型設計において、ケーシング1
2に接続される。このような電池構造は、マフォレット
に対して特許され、本発明の出願人に譲渡された米国特
許第5,250,373号において示されたものであ
り、ここでは同米国特許明細書の記載を援用する。
【0011】カソード電極用集電体36は、開口した格
子38、その格子38により3側面を包囲された内部接
続タブ40、その内部と一体型の外部接続タブ42を備
えている。外部接続タブ42は、内部接続タブ40の外
向き突出部である。図2において、端子リード30は、
カソード電極用外部接続タブ42に接続されたものとし
て示されているが、それは、内部接続タブ40及び外部
接続タブ42にわたる全範囲に沿ったいずれかの接点に
おいて、カソード集電体36に直結することもできる。
この構造は、パウロット等に与えられ、本発明の出願人
に譲渡された米国特許第5,750,286号において
より厳密に記載されており、したがって、ここでは同米
国特許明細書の記載を援用する。
【0012】図2及び3に示す通り、カソード34は、
セパレータ44に包囲され、このセパレータ44は、開
口46の部分を除き、実質的にそのカソード電極を包囲
し、かつ遮蔽するものである。セパレータ開口46は、
端子リード30との接続を形成するために、接続タブ4
2を挿通するための通路を提供する。
【0013】本発明の実施形態によれば、セパレータ4
4は、電気絶縁材料からなっている。セパレータ材料
は、アノード及びカソード活物質に対して化学的に不活
性であるとともに、電解液に対しても化学的に不活性か
つ不溶解の物質である。さらに、セパレータ材料は、電
池の電気化学反応中において、電解液の流通を許容する
十分な腐食耐性を有する。さらに、セパレータ44は、
カソード34を覆う包囲体として形成され、電極の膨張
を許容するに十分な大きさに仕上げられる。例えば、L
i/CFx 電池におけるカソードは、放電中においてそ
の放電の電流密度に応じて膨張する。1Kオーム負荷の
場合、CFx カソードは、その厚みにおいて30%増大
し、高さが8%上昇し、長さが6%のびる。499オー
ムという重負荷の場合、同一サイズのCFx カソード
は、その厚みが60%以上増大し、高さが15%上昇
し、長さが10%のびるという大きな膨張率を示す。
【0014】図3を参照すると、カソード電極34及び
セパレータ包囲体44は、ケーシング12の内側に包囲
されたものとして示されている。カソード34は、カソ
ード集電体36に対して圧接され、又はカレンダ圧縮成
形された活物質混合体からなる固体をなしている。カソ
ード34は、ケーシング12の正面壁14及び背面壁1
6に対応するように形成された主側壁48及び50を有
し、これらの主側壁はほぼ平坦な頂壁52及び湾曲した
底壁54において互いに接続される。頂壁52は、蓋2
4に近接しているが、底壁54は、ケーシング12の湾
曲底壁22に適合するように湾曲形成されている。カソ
ードはさらに、カソード側壁48及び50に連なり、そ
の部分で会合する正面壁56及び背面壁58を有する。
正面壁56は、頂壁52までのびてステップ60と会合
する。このステップ60は、湾曲底壁54に収れんす
る。一方、背面壁58は、頂壁52及び底壁54の双方
と会合する。カソード側壁48及び50は、ケーシング
12の正面壁14及び背面壁16とそれぞれ間隔を置い
て並立している。
【0015】完成した電池において、アノードプレート
は、カソード側壁48及び50とケーシング両側壁14
及び16との間にそれぞれ配置される2枚板であるが、
これらのアノードプレートは、説明の便宜上図示しな
い。かくして、カソード34は、側壁48及び50間の
距離において規定される厚さと、頂壁52とその頂壁か
ら隔たった湾曲底壁54の最低点との間の間隔により規
定される高さと、ステップ60を含む正面壁56と背面
壁58との間隔によって規定される長さを有する。
【0016】図2及び3に示す通り、セパレータ44
は、概してカソードの全周辺に関してほぼ均一な間隔で
配置される。その関連において、セパレータ44は、蓋
24に近接した頂壁52の部分と、正面壁56及びステ
ップ60の部分と、湾曲底壁22に近接した底壁54並
びに端壁58の部分においては、カソード34からほぼ
等間隔を置いた配置となっている。この従来の構造によ
れば、その等間隔に維持される距離は、約0.05イン
チ〜約0.07インチ(約1.3〜1.7mm)だけカ
ソード34の周辺から隔たることになる。カソードの輪
郭は、頂壁52と正面壁56及び背面壁58、及びそれ
らと会合する湾曲底壁54で形成され、かつステップ6
0を含んでいる。セパレータは、側壁48及び50に近
接し、カソードから隔たったものではない。これは、ア
ノードがカソードと電気化学的に協同する位置に設けら
れるからである。
【0017】従来の設計は、セパレータ44とそのケー
シングへの溶接ゾーンとの間に実質的な間隔を有する場
合、例えば、蓋24がケーシングに密閉保持されるよう
な場合において、適当なものとなる。この実質的な間隔
は、蓋がケーシング12に溶接されるときにおけるセパ
レータ材料の融解を阻止するものである。この問題は、
カソード34の頂壁52と蓋と間に無用の空間を形成
し、電池の体積効率を減殺するという欠点につながる。
換言すれば、従来型のカソード44のサイズが、この不
使用空間を利用するために大きくされるならば、アノー
ドもしくはカソードのいずれか、又はその両方からなる
活性要素に占有された電池内の内容積が増大することに
なる。しかしながら、セパレータ44とケーシング蓋2
4との間の不適切な空間が存在する場合、セパレータ材
料は、溶接動作中の溶融もしくは変形につながることに
なる。これは、蓋24とケーシング12が比較的良好な
熱伝導体であることによって生ずる。典型的には、セパ
レータは、重合体物質からなり、その融解に留意しなけ
ればならならない。
【0018】図4及び5は、ケーシング12が総括して
100で示すカソード電極をアノード電極との電気的関
係を有するように包囲した本発明の電池構造を示してい
る。これらの図において、アノード電極は、本発明の完
全かつ正確な説明のために示されたものである。カソー
ド100は、カソード集電体36を挟んで互いに圧縮さ
れ、かつ接合されたプレート102及び104を有す
る。一方、アノードは、各カソードプレート102及び
104と機能的に接触するアノードプレート108及び
110からなっている。カソード集電体36は、作用格
子38と内部接続タブ40及びそのタブと一体的な外部
接続タブ42を備えている。図2及び3に示した従来型
の電池について説明した通り、タブ40及び42は、そ
の全範囲にわたって端子リード30を接続するために用
いられる。
【0019】本発明によれば、セパレータ112は、カ
ソード100と意図的に緩やかな関係に維持される。こ
の実施例において、カソード100は、それがケーシン
グ蓋24にその頂壁を幾分近接させたこと以外、図2及
び3に示した従来型のカソード34と同じ形状を有す
る。これは、電池の体積効率を改善したものである。こ
の関連において、カソード100は、ケーシングの正面
壁14および背面壁16と一致するように形成され、概
して平坦な頂壁118及び湾曲した底壁120によって
連結された両側壁114及び116を有する。頂壁11
8は、蓋24に近接配置されるが、底壁120は、湾曲
してケーシング12の湾曲底壁22と適合するようにな
っている。カソード100はさらに、カソード側壁11
4及び116までのび、それによって連続する正面壁1
22及び角度付背面壁124を有する。カソード側壁1
14及び116は、ケーシング12の正面壁14及び背
面壁16からそれぞれ間隔を置いて平行配置されてい
る。
【0020】かくして、本発明の電池におけるカソード
100は、側壁114及び116の間隔によって定まる
厚さと、頂壁118とその頂壁から隔たった湾曲底壁1
20の最低点との間隔で定まる高さと、底壁120に収
れんする角度付側壁128と、角度付背面壁124との
間の間隔によって定まる長さとを有する。内部短絡を阻
止するため、セパレータ112は、カソード100の頂
壁118及び湾曲底壁120とそれらに連なる正面壁1
22、128及び背面壁124とステップ126とによ
って定まる輪郭を含むその全体を覆っている。
【0021】本発明の電池はさらに、アノード集電体と
して作用する金属シート、なるべくなら、ウエブセクシ
ョン136によって接合される両翼部132及び134
を有する薄いニッケルシートから形成された均一導電部
材130を備えている。アノードとして好ましいアルカ
リ金属はリチウムである。リチウムアノード素子108
及び110は、それぞれ集電体両翼部132及び134
の対応する翼部に圧接・支持される。これら両翼部は、
リチウムアノード素子108、110に接着容易とする
ためのメッシュ形状に仕上げられている。
【0022】この関連において、本発明の電池によるカ
ソード100は、そのカソード100の頂壁118が、
従来型の電池の頂壁52よりも蓋24に一層近づいてい
ることを除いては、従来のカソード34と同一形状に仕
上げられている。これにより、本発明の電池は、等しい
容積のケーシングの内側において、活物質を増加させ、
したがって、電池の体積効率を向上させるものである。
セパレータ112は、頂壁118においてカソード10
0と比較的近接した間隔を有し、ケーシングの蓋24に
対して隣接している。このセパレータ112の近接した
間隔維持は、図5において距離136として示されてい
る。図2及び3に示した従来型の電池によるケースと同
様、この間隔は、約0.05インチ(約1.3mm)か
ら約0.07インチ(約1.7mm)であった。しかし
ながら、電池が放電するときにおけるカソードの膨張を
許容するため、セパレータ112は、正面壁122、ス
テップ126、角度付側壁128、湾曲底壁120及び
角度付背面壁124を覆う部分においては、カソード1
00と比較的緩い間隔関係にされている。このセパレー
タに関する緩い間隔関係は、図5において距離138と
して示され、約0.1インチ〜約0.3インチ(約2.
5〜7.6mm)の範囲にされる。
【0023】図4及び5に示した本発明の実施例は、一
般に例示目的として説明したものであることは、当業者
において容易に理解されるであろう。より広い概念にお
いて、セパレータは、実質的な熱領域から十分離れてい
て、例えば、蓋24をケーシング12に溶接する際など
においても、そのセパレータが、溶融することはほとん
どないようなカソード部分との関係を維持するために、
その緩やかな間隔関係が与えられたものである。しかし
ながら、従来技術による電池に関しては、セパレータ
は、一般にカソードが、例えば、そのカソードプレート
102及び104をアノードプレート108及び110
に機能的に接触させるようなカソードとアノードとの機
能的接触状態の中間位置において、両者と比較的近接し
た間隔関係を有する。さらに、電池の特定の設計におい
ては、しばしば電極と比較的緩やかな間隔関係におい
て、それを包囲するようなセパレータを配置することを
意図している。最適の状態においては、電池の有効寿命
を通じて完全な放電を行わせるに必要なものとして、新
たに製造された電池内でのセパレータと、それに覆われ
た電極との間においてのみ十分緩やかな間隔が要求され
る。不必要なセパレータ間隔は、好ましくは、電極活物
質又は妥当な電池機能にとって必要とされる不活性要素
によって占有されるべきである。この平衡処理は、電池
の体積効率を最適化するものである。
【0024】本発明によるアノード‐カソード副構造を
構成するために、アノード翼部132及び134が関連
するアノードリチウム素子108及び110とともにウ
エブセクション136に関して互いの方向に折り曲げら
れ、これによって、リチウムアノード素子が、カソード
プレートの相対向した側面114及び116の直接対向
面と機能的に接触させられる。特に、リチウムアノード
素子108は、セパレータシート112の部分140を
通じてカソードプレート102と電気化学的に関連す
る。同じく、リチウムアノード素子110は、セパレー
タ112の別の部分142を通じて、カソードプレート
104と電気化学的に関連する。図示しないが、ウエブ
136とカソード電極100との間には、シールド及び
絶縁シートが配置される。ここで、カソード集電体36
には、端子リード50が接続され、それは、蓋24に嵌
合されたガラス‐対‐金属シール32を含むヘッダ構造
を貫通して突出する。アノード‐カソード副構造は、ケ
ーシング12の内側に位置し、蓋24はここで、溶接な
どによりケーシング12に密封処理される。
【0025】電池は、ケーシング中に電解液を充填し、
その充填に用いた開口内で溶接された栓手段28を設け
ることによりシールされる。リード30は、カソード電
極に接続された正電極端子である。アノード電極が、ア
ノード集電体のウエブセクション136を通じて導電性
ケーシング12と機能的に接触したことにより、本発明
の電池は、ケース負電位型となる。
【0026】一例として、本発明の図示の電池における
アノードは、ニッケル集電体に接触したアルカリ金属か
らなるものである。カソード活物質は、好ましくは、金
属、金属酸化物、金属酸化物の混合体、金属硫化物、炭
化物質、又はフッ化炭素物質からなり、カソード集電体
36は、ニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼、軟
鋼、及びチタンからなるグループから選ばれた金属、好
ましくは、チタンの比較的薄いシートから形成される。
【0027】炭化活物質の場合、炭化物は、なるべくな
ら、炭素及びフッ素から形成され、さらに、グラファイ
ト及びコーコス、木炭又は活性炭などのような炭素の非
グラファイト構造物が含まれる。フッ化炭素は、xが約
0.1〜0.9であり、好ましくは、0.5〜1.2内
において変化するものとして、化学式(CFxn によ
って表されるもの、及びnを単量体単位数として広範に
選択できるものとして(CFxn により表される。好
ましいカソード活物質は、アセチレンブラック、カーボ
ンブラック、及び/又はグラファイトなどの放電促進要
素と結合されたCFx からなる。ニッケル、アルミニウ
ム、チタン、及びステンレス鋼などの粉末などの金属粉
末は、本発明のカソード活物質混合体と混合する場合の
導電性混合物として有効に用いられる。必要なら、バイ
ンダ材料を用いることもできる。好ましいバインダとし
ては、粉末化したポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)などのような粉体型フッ素樹脂がある。
【0028】典型的な金属酸化物混合体は、リヤン、そ
の他に与えられた米国特許第4,310,609号及び
同第4,391,729号に記載された銀バナジウム酸
化物(SVO)からなるカソード材料、又はタケウチ、
その他に与えられ、本発明の出願人に譲渡された米国特
許第5,472,810号及び同第5,516,341
号において記載された銅銀バナジウム酸化物(CSV
O)が存在する。ここに、これらの米国特許明細書の記
載を参照事項として、本明細書の記載に援用する。SV
O及びCSVO材料はさらに、促進要素及びバインダ材
料と混合されることが望ましい。炭化活物質からなるカ
ソードの場合、好ましい電解液としては、γ‐ブチロラ
クトン中の1.0M〜1.4MのLiBF4 である。金
属含有カソード活物質を有する電池は、好ましくは、
1,2‐ジメトキシエタン及びプロピレンカーボネート
の体積比50:50の混合物中に、1.0M〜1.4M
のLiAsF6 又はLiPF6 を溶解した電解液によっ
て活性化される。端子リード30は、モリブデン、チタ
ン又はアルミニウムからなり、セパレータ112は、ポ
リオレフィン物質又はフッ素重合物質を織成、又は不織
布構造、又はそれらの組み合わせ構造とすることにより
形成される。ガラス‐対‐金属シールのためのガラス材
料は、製品規格CABAL 12 TA‐23、FUS
ITE 425又はFUSITE 435からなるハー
メチックシール用ガラスからなり、電解液充填フェルー
ル用の充填プラグとしては、ステンレス鋼、チタン又は
ニッケルが用いられる。
【0029】本発明の電気化学的電池はさらに、カソー
ド部を導電性セルケーシングと接触させることにより、
ケース正電位型としても製造される。
【0030】かくして、本発明の新規のセパレータ構造
は、固体カソード及び液体電解液形式におけるアルカリ
金属/固体カソード、又はアルカリ金属/ハロゲン酸一
次電池に容易に組み込むことができる。さらに、本発明
のセパレータ構造は、二次電池系に容易に組み込むこと
ができる。典型的な二次電池には、炭化物アノード及び
ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジ
エチルカーボネート、及びエチレンカーボネートの平衡
混合物中に溶解した0.8〜1.5MのLiAsF6
はLiPF6 を有する電解液により活性化された、Li
CoO2 などのようなリチウム保持カソードを含むもの
である。そのような二次電池化学構造については、本発
明の出願人に譲渡された2000年9月26日付け米国
特許願第09/669,936号において比較的厳密に
記載されており、ここに参考文献として援用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な角柱型電池の斜視図である。
【図2】従来技術による角柱型電池の拡大側断面図であ
る。
【図3】図2に示した角柱型電池の拡大断面図である。
【図4】図3の角柱型電池の拡大断面立面図である。
【図5】図4に示した角柱型電池の拡大横断面図であ
る。
【符号の説明】
12 ケーシング 14、16 背面側壁 18、20 湾曲する端壁 22 底壁 24 蓋 26 開口 28 栓手段 30 端子リード 32 ガラス‐対‐金属シール 36 カソード集電体 38 格子 40 中間接続タブ 42 外部接続タブ 100 カソード 102、104 カソードプレート 108、110 アノードプレート 112 セパレータ 114、116 両側壁 118 頂壁 120 底壁 122 正面壁 124 角度付背面壁 126 ステップ 128 角度付側壁 130 導電部材 132、134 集電体両翼部 136、138 距離 140、142 セパレータシートの部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H021 AA02 AA06 BB17 CC05 CC18 CC20 HH03 HH10 5H024 AA00 AA01 AA02 AA07 AA11 AA12 BB00 DD01 DD09 HH13 HH15 5H029 AJ03 AK03 AL06 AM03 AM05 AM07 BJ02 BJ13 CJ06 DJ04 DJ12 HJ04 HJ12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電極を第2の電極から絶縁するた
    めのセパレータ構造であって、前記第1電極の両端にお
    いて収れんした側壁であって、前記第1電極の両側に位
    置した両側壁を有し、前記第1電極を包囲することによ
    り、前記第1電極とそれ自身との間の間隔が、前記第1
    電極の周辺に沿って不均一となるようにした包囲体を備
    えたことを特徴とする電極絶縁用セパレータ構造。
  2. 【請求項2】 前記包囲体と第1電極との間隔が、一端
    において他端よりも大きくなるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のセパレータ構造。
  3. 【請求項3】 前記包囲体が、前記第1電極の一端と比
    較的近接する一方、他端においては前記第1電極との間
    隔が、比較的分離したものであることを特徴とする請求
    項1記載のセパレータ構造。
  4. 【請求項4】 前記セパレータと第1電極との比較的近
    接した間隔が、約0.05インチ〜約0.07インチ
    (約1.3〜1.7mm)であることを特徴とする請求
    項3記載のセパレータ構造。
  5. 【請求項5】 前記比較的分離した間隔が、約0.1イ
    ンチ〜約0.3インチ(約2.5〜7.6mm)である
    ことを特徴とする請求項3記載のセパレータ構造。
  6. 【請求項6】 a)ほぼ半円状に湾曲した中間壁を介在
    して連続し、互いに間隔を有する両側壁を備えたケーシ
    ングであって、前記両側壁と中間壁が、ケーシング内へ
    の入口をなす開口までのびるようにしたものと、 b)前記ケーシング内において前記開口の内側に位置す
    るヘッダと、 c)前記ケーシングの内側に装備されて前記ヘッダに取
    り付けられた第1電極と、 d)前記第1電極の両側に位置した両側壁を有する包囲
    体であって、その両側壁が、前記第1電極の両端部にお
    いて収れんしたものを備えてなるセパレータ構造とを備
    え、前記第1電極が、前記包囲体内に位置して、前記第
    1電極と包囲体との間隔が、前記第1電極の周辺に沿っ
    て不均一となるようにしたことを特徴とする電気化学的
    電池。
  7. 【請求項7】 前記包囲体と第1電極との間隔が、一端
    において他端よりも大きくなっていることを特徴とする
    請求項6記載の電気化学的電池。
  8. 【請求項8】 前記包囲体が、前記第1電極の一端に対
    して、比較的緊密かつ近接した間隔を有する一方、前記
    第1電極の他端において、比較的分離した間隔を有する
    ものであることを特徴とする請求項6記載の電気化学的
    電池。
  9. 【請求項9】 前記比較的緊密な近接関係が、約0.0
    5インチ〜約0.07インチ(約1.3〜1.7mm)
    であることを特徴とする請求項6記載の電気化学的電
    池。
  10. 【請求項10】 前記比較的近接した間隔が、約0.1
    インチ〜約0.3インチ(約2.5〜7.6mm)であ
    ることを特徴とする請求項6記載の電気化学的電池。
  11. 【請求項11】 a)一端に開口を形成し、他端におい
    て中間壁で連結され、互いに隔たって位置する両側壁を
    有し、前記開口の内側に配置されたヘッダを有してなる
    ケーシングを用意する工程と、 b)前記第1電極の両側に位置する両側壁を有し、その
    両側壁が、前記第1電極の両端部において収れんする形
    状となっている包囲体を有する工程であって、前記第1
    電極が前記包囲体の内側に位置することにより、前記第
    1電極と前記包囲体の間隔が、前記第1電極の周辺に沿
    って不均一となるようにする工程、とからなることを特
    徴とする電池セパレータ構造の形成方法。
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