JP2002197456A - 画像評価システム、画像評価側端末装置、画像評価方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像評価システム、画像評価側端末装置、画像評価方法及び記憶媒体

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JP2002197456A JP2000391989A JP2000391989A JP2002197456A JP 2002197456 A JP2002197456 A JP 2002197456A JP 2000391989 A JP2000391989 A JP 2000391989A JP 2000391989 A JP2000391989 A JP 2000391989A JP 2002197456 A JP2002197456 A JP 2002197456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の撮影者が、自己の撮影した写真に対し
て的確な評価を得ることを可能とする。 【解決手段】 撮影画像の評価を依頼する画像評価依頼
側端末102と撮像画像の評価を行う画像評価側端末1
01とがネットワーク100を介して接続された画像評
価システムであって、画像評価側端末101は、画像評
価依頼側端末102から送信された撮像画像及び/又は
撮像画像に関する所定のデータを受信する受信手段を有
し、受信した撮像画像を所定の判断基準に基づいて評価
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像評価システ
ム、画像評価側端末装置、画像評価方法及び記憶媒体に
関し、特に、インターネット等のネットワークを介して
画像を評価するシステムに適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】近時においては、デジタルカメラ、デジ
タルビデオカメラ等のパーソナルコンピュータと併用す
る撮像装置の普及に伴い、一般家庭においても、手軽に
写真をプリントしたり、画像合成等のテクニックを用い
たりすることが可能となっている。
【0003】このような撮像装置においても、撮影を行
うまでの過程は、銀塩カメラを用いた撮影となんら異な
る点がない。従って、撮影時には、絞り値、シャッター
速度、構図、ピント合わせ等の様々なパラメータを考慮
して撮影を行う必要がある。これらのパラメータのう
ち、一部については、オートフォーカス、自動露出等の
ように自動化された機能を使用することも可能である
が、例え自動化された機能を用いたとしても、全ての撮
影条件で完全なピントを合わせ行ったり、適正な露出を
得たりすることは困難であり、オートフォーカスでは動
体予測機能、自動露出では露出補正機能等、様々な機能
を用いて初めて高レベルの撮影を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな各パラメータの設定を的確に行って、ハイレベルの
写真を得るためには、多くの経験が必要であり、撮影者
は非常に多くの撮影を行うとともに、優れた写真を鑑賞
したり、撮影の技術書を熟読したりする必要があり、優
れた写真を撮影するための苦労は並々ならぬものがあっ
た。
【0005】また、構図の設定については、撮影者の感
性によるところが大きく、同じ被写体を撮影した場合で
も、プロの写真家が撮影した写真と初心者が撮影した写
真では雲泥の差が生じる。
【0006】このように、撮影時に各パラメータの設定
を的確に行って撮影を行うことは非常に難しく、その
上、撮影後においてもどの程度のレベルの画像が得られ
たかをユーザ自身が判断することは極めて困難であっ
た。
【0007】また、例えば風景撮影においては、撮影条
件が刻々と変化する場合等、その瞬間にしか得られない
シャッターチャンスが存在することがある。このような
場合において、撮影に失敗すれば取り直しは不可能であ
り、その状況に応じた的確な撮影アドバイス、評価を技
術書等から得ることは事実上不可能であった。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
成されたものであり、一般の撮影者が、自己の撮影した
写真に対して的確な評価を得ることができ、さらに、そ
の評価を撮影時にリアルタイムで得ることにより、より
高いレベルの撮影を行うことを可能とした画像評価シス
テム、画像評価側端末装置、画像評価方法及び記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像評価システ
ムは、撮影画像の評価を依頼する画像評価依頼側端末と
前記撮像画像の評価を行う画像評価側端末とがネットワ
ークを介して接続された画像評価システムであって、前
記画像評価側端末は、前記画像評価依頼側端末から送信
された前記撮像画像及び/又は前記撮像画像に関する所
定のデータを受信する受信手段を有し、受信した前記撮
像画像を所定の判断基準に基づいて評価する点に特徴を
有する。
【0010】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記画像評価側端末は、更に前記画
像評価依頼側端末からの要求に応じて前記所定の判断基
準を変更する点にある。
【0011】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記画像評価側端末は、更に前記所
定の基準の変更に応じた課金を行う点にある。
【0012】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記画像評価側端末は、サンプル画
像を記録した記録手段を更に備え、特定の前記サンプル
画像と前記撮像画像とを比較して前記撮像画像を評価す
る点にある。
【0013】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記所定のデータは、前記撮像画像
を撮影した場所及び時刻並びに前記撮像画像の露光デー
タ、前記撮像画像のフォーカスデータ及び前記撮像画像
の構図のデータのうちの少なくとも1つを含む点にあ
る。
【0014】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記撮像画像及び/又は前記所定の
データは前記画像評価依頼側端末に接続された前記撮像
装置から前記画像評価依頼側端末を介して前記画像評価
側端末に送信される点にある。
【0015】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記画像評価側端末は、前記記録手
段から前記特定のサンプル画像を検索するための検索手
段を更に備える点にある。
【0016】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記検索手段は、前記所定のデータ
に基づいて前記特定のサンプル画像を検索する点にあ
る。
【0017】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記画像評価側端末は、前記撮像画
像の特徴量を抽出する特徴量抽出手段を更に備え、前記
所定の判断基準は、前記特徴量に基づく点にある。
【0018】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記特徴量は、前記撮像画像の輝
度、色度及びコントラストのうちの少なくとも1つを含
む点にある。
【0019】また、本発明の画像評価システムの他の特
徴とするところは、前記記録手段は、前記サンプル画像
とともに前記サンプル画像のそれぞれの特徴を示すパラ
メータを記録しており、前記パラメータと前記特徴量と
を比較して前記撮像画像を評価する点にある。
【0020】本発明の画像評価側端末装置は、ネットワ
ークを介して接続された画像評価依頼側端末から撮像画
像及び/又は前記撮像画像に関する所定のデータを受信
する受信手段を有し、受信した前記撮像画像を所定の判
断基準に基づいて評価する点に特徴を有する。
【0021】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記画像評価依頼側端末からの要
求に応じて前記所定の判断基準を変更する点にある。
【0022】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、更に前記所定の基準の変更に応じ
た課金を行う点にある。
【0023】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、サンプル画像を記録した記録手段
を更に備え、特定の前記サンプル画像と前記撮像画像と
を比較して前記撮像画像を評価する点にある。
【0024】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記所定のデータは、前記撮像画
像を撮影した場所及び時刻並びに前記撮像画像の露光デ
ータ、前記撮像画像のフォーカスデータ及び前記撮像画
像の構図のデータのうちの少なくとも1つを含む点にあ
る。
【0025】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記撮像画像及び/又は前記所定
のデータを前記画像評価依頼側端末に接続された前記撮
像装置から前記ネットワークを介して受信する点にあ
る。
【0026】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記記録手段から前記特定のサン
プル画像を検索するための検索手段を更に備える点にあ
る。
【0027】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記検索手段は、前記所定のデー
タに基づいて前記特定のサンプル画像を検索する点にあ
る。
【0028】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、受信した前記撮像画像の特徴量を
抽出する特徴量抽出手段を更に備え、前記所定の判断基
準は、前記特徴量に基づく点にある。
【0029】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記特徴量は、前記撮像画像の輝
度、色度及びコントラストのうちの少なくとも1つを含
む点にある。
【0030】また、本発明の画像評価側端末装置の他の
特徴とするところは、前記記録手段は、前記サンプル画
像とともに前記サンプル画像のそれぞれの特徴を示すパ
ラメータを記録しており、前記パラメータと前記特徴量
とを比較して前記撮像画像を評価する点にある。
【0031】本発明の画像評価方法は、撮影画像の評価
を依頼する画像評価依頼側端末と前記撮像画像の評価を
行う画像評価側端末とがネットワークを介して接続され
た画像評価システムを利用した画像評価方法であって、
前記画像評価依頼側端末から送信された前記撮像画像及
び/又は前記撮像画像に関する所定のデータを前記画像
評価側端末が受信する第1のステップと、受信した前記
撮像画像を所定の判断基準に基づいて評価する第2のス
テップとを有する点に特徴を有する。
【0032】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記画像評価側端末は、更に前記画像評
価依頼側端末からの要求に応じて前記所定の判断基準を
変更する点にある。
【0033】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記画像評価側端末は、更に前記所定の
基準の変更に応じた課金を行う点にある。
【0034】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記第2のステップにおいて、特定のサ
ンプル画像と前記撮像画像とを比較して前記撮像画像を
評価する点にある。
【0035】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記所定のデータは、前記撮像画像を撮
影した場所及び時刻並びに前記撮像画像の露光データ、
前記撮像画像のフォーカスデータ及び前記撮像画像の構
図のデータのうちの少なくとも1つを含む点にある。
【0036】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記第1のステップにおいて、前記画像
評価側端末は、前記画像評価依頼側端末に接続された前
記撮像装置から前記画像評価依頼側端末を介して送信さ
れた前記撮像画像及び/又は前記所定のデータを受信す
る点にある。
【0037】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記第2のステップの前に、前記画像評
価側端末が前記記録手段から前記特定のサンプル画像を
検索する第3のステップを更に有し、前記第2のステッ
プにおいて、前記撮像画像と前記サンプル画像とを比較
することにより、前記評価を行う点にある。
【0038】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記第3のステップにおいて、前記所定
のデータに基づいて前記特定のサンプル画像を検索する
点にある。
【0039】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記第2のステップの前に、前記画像評
価側端末が前記撮像画像の特徴量を抽出する第4のステ
ップを更に有し、前記第2のステップにおいて、前記特
徴量と前記サンプル画像とを比較して前記評価を行う点
にある。
【0040】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記特徴量は、前記撮像画像の輝度、色
度及びコントラストのうちの少なくとも1つを含む点に
ある。
【0041】また、本発明の画像評価方法の他の特徴と
するところは、前記第3のステップにおいて、前記サン
プル画像とともに前記サンプル画像のそれぞれの特徴を
示すパラメータを検索し、前記第2のステップにおい
て、前記パラメータと前記特徴量とを比較して前記撮像
画像を評価する点にある。
【0042】本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体は、上記の画像評価方法の手順をコンピュータに実
行させるためのプログラムを記憶した点に特徴を有す
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。先ず、本実施形態のネットワーク
システム全体の構成について図1を参照しながら説明す
る。図1は、本実施形態によるネットワークシステムの
構成を示すブロック図である。この図1において、サー
バ・コンピュータとして機能する画像評価側端末101
は、通信機能を介してインターネット100などのネッ
トワークに接続可能に構成されているものである。ま
た、インターネット100には、複数の画像評価依頼側
端末(ユーザ端末)102,103,104…が接続さ
れている。
【0044】102,103,104…は、各種の情報
処理端末であり、通信機能を介してインターネット10
0に接続されるものである。これらの画像評価依頼側端
末102,103,104…は、デジタルカメラ301
で撮像した画像を画像評価側端末101に対してインタ
ーネット100を介して送信する。サーバ・コンピュー
タとして機能する画像評価側端末101は、画像評価依
頼側端末102,103,104…からの情報の要求
や、データ送受信の仲介を行う。
【0045】図2は、本発明の第1の実施形態における
画像評価側端末101のハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。ここで、201は、CPUである。CPU
201はデータの入出力、データの送受信、結合等を行
うため、バス208を介して接続された各種構成要素を
制御するものである。このバス208を介して、バス2
08に接続された各種構成要素(機器)間相互のアドレ
ス信号、制御信号及び各種データの転送が行われる。C
PU201は、後述する図3の動作フローの処理を行
う。
【0046】202は、ROM(読み出し専用メモリ)
である。このROM202には、あらかじめCPU20
1の制御手段(コンピュータプログラム)を記憶させて
おき、この制御手段をCPU201が実行することによ
り、データの入出力、データの送受信等の処理を実施す
ることが可能となる。RAM203は、データの入出
力、送受信のためのワークメモリ、各構成要素の制御の
ための一時記憶として用いられる。
【0047】204は、電源を切っても記憶内容が消え
ない、例えばハードディスク記憶装置などの保存用外部
記憶装置であり、データベース204aを記憶する。2
05は、インターネット100と接続するためのネット
ワークインターフェイスである。206は、電子文書や
その要求等を端末装置に入力するために用いる、例えば
キーボードやマウスのような入力装置である。207
は、各種データの入力画面等を表示するために用いられ
る、例えばディスプレイのような出力装置である。
【0048】そして、図2に示す構成から図1に示す画
像評価側端末101の各機能ブロックが構成される。図
1において、画像評価側端末101は、公開用Webブ
ロック101a、写真教室管理システムブロック101
b、料金管理ブロック101c、画像評価システムブロ
ック101d、指導情報生成ブロック101e、評価用
サンプル画像サーバブロック101f、評価用パラメー
タサーバブロック101gの各機能ブロックを有して構
成されている。これらの機能ブロックは、主として、図
2のCPU201、ROM202、RAM203及び外
部記憶装置204から構成されている。
【0049】各ユーザが使用する画像評価依頼側端末1
02,103,104…の基本的構成は、図2の画像評
価側端末101のハード構成と同様である。更にインタ
ーネットにアクセスする為のネットワークインターフェ
イスとして携帯電話及びモデムに関する機能を有する。
【0050】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、図1の画像評価システムで行われる処理手順につい
て説明する。図3のフローチャートにおいて、ステップ
S1〜S3は、画像評価依頼側端末102〜104を使
用しているユーザ側で行う処理を示している。また、ス
テップS4〜S13は、画像評価側端末101側で行わ
れる処理のフローチャートを示している。また、ステッ
プS14〜S16は、サービス内容を更に追加した場合
の料金加算の手順を示している。
【0051】先ず、ステップS1では、ユーザが画像評
価依頼側端末102を用いて画像評価側端末101のオ
ンライン写真教室のWebページにインターネット10
0を介してアクセスを行う。次に、ステップS2では、
デジタルカメラ301で撮影したデジタル画像を、画像
評価依頼側端末102から画像評価側端末101へ送信
する。この際、図1に示すようにデジタルカメラ301
を画像評価依頼側端末102に接続した状態で送信す
る。
【0052】次に、ステップS3では、ユーザが画像評
価依頼側端末102から撮影キーワードを入力し、イン
ターネット100を介して画像評価側端末101へ送信
する。ここで、撮影キーワードは、撮影したデジタル画
像を具体的に示したキーワードであって、撮影した場
所、時刻、被写体の情報、露光データ、フォーカスデー
タ、構図等のデータを詳細に表したものである。たとえ
ば、図4にブラウザによる入力画面を示す。これは、写
真教室において撮影キーワードを入力する形式のもの
で、撮影場所、撮影対象(被写体)、日にち/時刻、天
気、構図、撮影モード、フォーカスなどを指定又は入力
するフォーマットである。つまり直接入力でも、メニュ
ーから撮影時の設定を元にして選ぶように設定しても構
わない。これらのデータのうち、露光データ、フォーカ
スデータ等の詳細な数値については、ユーザが直接入力
することなく、デジタルカメラ301から画像評価依頼
側端末102を介して画像評価側端末101へ直接送信
するようにする。また、構図のデータについても、ピン
ト合わせを行った部分が画面全域のどの位置に存在する
かを示す位置データデジタルカメラ301から画像評価
側端末101へ送信することにより、手動入力と比較し
て、より詳細なデータを送信することができる。たとえ
ば、図5及び図6に表す。図5は、撮影した画像であ
り、図6は、図4で上述した写真教室の撮影キーワード
入力画面に対して入力事項を設定した後の画面を表す。
【0053】次に、ステップS4では、画像評価側端末
101において、受信した撮影キーワードから評価用サ
ンプル画像サーバブロック101fを検索して、画像評
価側端末101で保有しているサンプル画像の一次検索
を行う。なお、以降のステップS16までの処理は画像
評価側端末101で行われる。
【0054】次に、ステップS5では、送信された撮影
デジタル画像から画像の特徴を抽出する。ここで、画像
の特徴とは、撮影デジタル画像を複数のブロックに分割
し、ブロック毎の明るさ(輝度)、色調、コントラスト
等の値に基づく特徴量をいう。
【0055】次に、ステップS6では、ステップS5で
抽出した画像の特徴から、サンプル画像の2次検索を行
う。この検索は、ステップS4の一次検索から得られた
サンプル画像に対して行う。
【0056】次に、ステップS7では、ステップS6の
2次検索により得られたサンプル画像を1枚ないし2枚
程度抽出する。ここに、上記条件から抽出されたサンプ
ル画像を図7に示す。評価用サンプル画像も画像領域を
図のように分割してその特徴点を表すようにされてい
る。次に、ステップS8では、抽出されたサンプル画像
が保有する評価用パラメータを抽出する。この評価用パ
ラメータは、評価用サンプル画像サーバブロック101
fに格納されたサンプル画像の全てがそれぞれ各画像に
対応するデータとして保有しているものであり、上述の
撮影デジタル画像の特徴と同様に輝度、色度、コントラ
スト等のパラメータを含むものである。評価用パラメー
タは、評価用パラメータサーバブロック101gに格納
されている。
【0057】次に、ステップS9では、ステップS8で
抽出した評価用パラメータに基づいて、撮像装置301
から送信されたデジタル画像の全体的な評価を行う。こ
の際、評価用パラメータと撮影デジタル画像から抽出し
た画像の特徴量を比較することにより、信頼性の高い評
価を行うことができる。また、より精度の高い評価を行
うためには、撮影デジタル画像及びサンプル画像のそれ
ぞれを複数の領域に分割したうえで、各々の領域毎に評
価用パラメータと特徴量との比較を行うようにする。
【0058】次に、ステップS10では、ステップS9
の評価に基づいて撮影指導情報を生成し、画像評価依頼
側端末102に対して返信する。撮影始動情報とは、サ
ンプルから求めた特徴値を基準としたときに撮影画像の
位置/明るさ/コントラストなどのズレを適切な値へ修
正する際の手順をテキストデータ又は音声データ等とし
たものである。
【0059】次に、ステップS11では、ステップS7
で抽出したサンプル画像を画像評価依頼側端末102に
対して返信する。
【0060】次に、ステップS12では、サービスレベ
ルアップを行うか否かの確認を行う。ここで、サービス
レベルアップとは、ステップS10の撮影指導情報より
も更に一歩進んだ情報を取得したいユーザが要求する更
なるサービス内容である。サービスレベルアップを行う
場合には、先に入力した撮影キーワードを変更すること
により、更に正確な撮影指導情報を得ることができる。
【0061】サービスレベルアップを行う場合には、ユ
ーザは画像評価依頼側端末102からその旨を画像評価
側端末101へ送信する。そして、画像評価側端末10
1では、ステップS14でサービスレベルを現在の設定
サービスレベルの“+1”に設定する。
【0062】次に、ステップS15では、検出する特徴
点の種類を増やし、また領域分割のブロック数を増やす
ことで、画像領域の為の分割を密にする等の特徴点を抽
出する変更を行う。これによって、ユーザが入力する撮
影キーワードも変更される。そして、次のステップS1
6では、サービスレベルの変更に伴い、料金設定の変更
を行う。サービスに見合う料金設定を行なうことで、適
正に課金する為である。これにより、画像評価依頼側
は、多くの金額を支払うことで、よりレベルの高いサー
ビスを受けることができる一方で、画像評価側は、提供
するサービスに見合った金銭等の回収を行なうことがで
きる。
【0063】次に、ステップS16の後、ステップS5
へ進み、特徴点を変更した状態で上述のステップS5〜
S12の処理を繰り返す。
【0064】そして、ステップS12でサービスレベル
アップを変更しない場合には、ステップS13へ進み、
利用料金の通知を行う。これにより、画像評価システム
の処理は終了し、ユーザは通知された利用料金をプリペ
イド又は振り込み等の方法により支払う。ユーザが更に
サービスレベルアップを行う場合には、ステップS12
から再びステップS14へ進み、ここでサービスレベル
が“+2”に設定される。そして、ステップS14の通
過回数に従って追加料金が加算されることになる。
【0065】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、撮影したデジタル画像を画像評価依頼側端末102
から画像評価側端末101に送信するとともに、撮像画
像に対応したキーワード、データを送信する。画像評価
側端末101では、受信したデジタル画像に最も類似す
るサンプル画像を抽出し、受信したデジタル画像と抽出
したサンプル画像とを比較することにより、デジタル画
像の評価を行うことが可能となる。この際、サンプル画
像のそれぞれについて評価用パラメータを記憶している
ため、撮影デジタル画像の特徴と評価用パラメータとを
比較することにより高い精度で画像の評価を行うことが
できる。
【0066】また、画像評価依頼側端末102として携
帯端末を用いることにより、例えば風景、モデル等を野
外で撮影している場合であっても、撮影した画像の評価
(撮影指導情報)をリアルタイムで得ることができ、評
価の内容に応じて取り直し等を行うことにより、よりハ
イレベルな画像を撮影することが可能となる。
【0067】(その他の実施形態)上記様々な実施形態
に示した各機能ブロックおよび処理手順は、上述のよう
にハードウェアにより構成しても良いし、CPUあるい
はMPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコン
ピュータシステムによって構成し、その動作をROMや
RAMに格納された作業プログラムに従って実現するよ
うにしても良い。また、上記各機能ブロックの機能を実
現するように当該機能を実現するためのソフトウェアの
プログラムをRAMに供給し、そのプログラムに従って
上記各機能ブロックを動作させることによって実施した
ものも、本発明の範疇に含まれる。
【0068】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
自体が上述した各実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピ
ュータに供給するための手段、例えばかかるプログラム
を格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログ
ラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAM
の他に、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zi
p、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を
用いることができる。
【0069】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにお
いて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あ
るいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の
実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラム
は本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0070】さらに、供給されたプログラムがコンピュ
ータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能
拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプロ
グラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が
実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでも
ない。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、一般の撮影者が、自己
の撮影した写真に対して的確な評価を得ることができ、
より高いレベルの撮影を行うことを可能とした画像評価
システム、画像評価側端末装置、画像評価方法及び記憶
媒体を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像評価システム
を構成するネットワークの形態を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における画像評価側端末装
置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態における画像評価システム
の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態における撮影キーワード入
力画面を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における撮影デジタル画像
を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるキーワード入力後
の画面を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における評価用サンプル画
像を示す図である。
【符号の説明】
100 インターネット 101 画像評価側端末装置 101a 公開用Webブロック 101b 写真教室管理システムブロック 101c 料金管理ブロック 101d 画像評価システムブロック 101e 指導情報生成ブロック 101f 評価用サンプル画像サーバブロック 101g 評価用パラメータサーバブロック 102〜104 画像評価依頼側端末装置 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 保存用外部記憶装置 204a データベース 205 ネットワークインターフェイス 206 入力装置 207 出力装置 301 デジタルカメラ

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像の評価を依頼する画像評価依頼
    側端末と前記撮像画像の評価を行う画像評価側端末とが
    ネットワークを介して接続された画像評価システムであ
    って、 前記画像評価側端末は、 前記画像評価依頼側端末から送信された前記撮像画像及
    び/又は前記撮像画像に関する所定のデータを受信する
    受信手段を有し、 受信した前記撮像画像を所定の判断基準に基づいて評価
    することを特徴とする画像評価システム。
  2. 【請求項2】 前記画像評価側端末は、更に前記画像評
    価依頼側端末からの要求に応じて前記所定の判断基準を
    変更することを特徴とする請求項1に記載の画像評価シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記画像評価側端末は、更に前記所定の
    基準の変更に応じた課金を行うことを特徴とする請求項
    2に記載の画像評価システム。
  4. 【請求項4】 前記画像評価側端末は、サンプル画像を
    記録した記録手段を更に備え、 特定の前記サンプル画像と前記撮像画像とを比較して前
    記撮像画像を評価することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の画像評価システム。
  5. 【請求項5】 前記所定のデータは、前記撮像画像を撮
    影した場所及び時刻並びに前記撮像画像の露光データ、
    前記撮像画像のフォーカスデータ及び前記撮像画像の構
    図のデータのうちの少なくとも1つを含むことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像評価シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記撮像画像及び/又は前記所定のデー
    タは前記画像評価依頼側端末に接続された前記撮像装置
    から前記画像評価依頼側端末を介して前記画像評価側端
    末に送信されることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の画像評価システム。
  7. 【請求項7】 前記画像評価側端末は、前記記録手段か
    ら前記特定のサンプル画像を検索するための検索手段を
    更に備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1
    項に記載の画像評価システム。
  8. 【請求項8】 前記検索手段は、前記所定のデータに基
    づいて前記特定のサンプル画像を検索することを特徴と
    する請求項7に記載の画像評価システム。
  9. 【請求項9】 前記画像評価側端末は、前記撮像画像の
    特徴量を抽出する特徴量抽出手段を更に備え、 前記所定の判断基準は、前記特徴量に基づくことを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像評価シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記特徴量は、前記撮像画像の輝度、
    色度及びコントラストのうちの少なくとも1つを含むこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像評価システム。
  11. 【請求項11】 前記記録手段は、前記サンプル画像と
    ともに前記サンプル画像のそれぞれの特徴を示すパラメ
    ータを記録しており、 前記パラメータと前記特徴量とを比較して前記撮像画像
    を評価することを特徴とする請求項9又は10に記載の
    画像評価システム。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して接続された画像
    評価依頼側端末から撮像画像及び/又は前記撮像画像に
    関する所定のデータを受信する受信手段を有し、 受信した前記撮像画像を所定の判断基準に基づいて評価
    することを特徴とする画像評価側端末装置。
  13. 【請求項13】 前記画像評価依頼側端末からの要求に
    応じて前記所定の判断基準を変更することを特徴とする
    請求項12に記載の画像評価側端末装置。
  14. 【請求項14】 更に前記所定の基準の変更に応じた課
    金を行うことを特徴とする請求項13に記載の画像評価
    側端末装置。
  15. 【請求項15】 サンプル画像を記録した記録手段を更
    に備え、 特定の前記サンプル画像と前記撮像画像とを比較して前
    記撮像画像を評価することを特徴とする請求項12〜1
    4のいずれか1項に記載の画像評価側端末装置。
  16. 【請求項16】 前記所定のデータは、前記撮像画像を
    撮影した場所及び時刻並びに前記撮像画像の露光デー
    タ、前記撮像画像のフォーカスデータ及び前記撮像画像
    の構図のデータのうちの少なくとも1つを含むことを特
    徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の画像
    評価側端末装置。
  17. 【請求項17】 前記撮像画像及び/又は前記所定のデ
    ータを前記画像評価依頼側端末に接続された前記撮像装
    置から前記ネットワークを介して受信することを特徴と
    する請求項12〜16のいずれか1項に記載の画像評価
    側端末装置。
  18. 【請求項18】 前記記録手段から前記特定のサンプル
    画像を検索するための検索手段を更に備えることを特徴
    とする請求項14〜17のいずれか1項に記載の画像評
    価側端末装置。
  19. 【請求項19】 前記検索手段は、前記所定のデータに
    基づいて前記特定のサンプル画像を検索することを特徴
    とする請求項18に記載の画像評価側端末装置。
  20. 【請求項20】 受信した前記撮像画像の特徴量を抽出
    する特徴量抽出手段を更に備え、 前記所定の判断基準は、前記特徴量に基づくことを特徴
    とする請求項12〜19のいずれか1項に記載の画像評
    価側端末装置。
  21. 【請求項21】 前記特徴量は、前記撮像画像の輝度、
    色度及びコントラストのうちの少なくとも1つを含むこ
    とを特徴とする請求項20に記載の画像評価側端末装
    置。
  22. 【請求項22】 前記記録手段は、前記サンプル画像と
    ともに前記サンプル画像のそれぞれの特徴を示すパラメ
    ータを記録しており、 前記パラメータと前記特徴量とを比較して前記撮像画像
    を評価することを特徴とする請求項20又は21に記載
    の画像評価側端末装置。
  23. 【請求項23】 撮影画像の評価を依頼する画像評価依
    頼側端末と前記撮像画像の評価を行う画像評価側端末と
    がネットワークを介して接続された画像評価システムを
    利用した画像評価方法であって、 前記画像評価依頼側端末から送信された前記撮像画像及
    び/又は前記撮像画像に関する所定のデータを前記画像
    評価側端末が受信する第1のステップと、 受信した前記撮像画像を所定の判断基準に基づいて評価
    する第2のステップとを有することを特徴とする画像評
    価方法。
  24. 【請求項24】 前記画像評価側端末は、更に前記画像
    評価依頼側端末からの要求に応じて前記所定の判断基準
    を変更することを特徴とする請求項23に記載の画像評
    価方法。
  25. 【請求項25】 前記画像評価側端末は、更に前記所定
    の基準の変更に応じた課金を行うことを特徴とする請求
    項24に記載の画像評価方法。
  26. 【請求項26】 前記第2のステップにおいて、特定の
    サンプル画像と前記撮像画像とを比較して前記撮像画像
    を評価することを特徴とする請求項23〜25のいずれ
    か1項に記載の画像評価方法。
  27. 【請求項27】 前記所定のデータは、前記撮像画像を
    撮影した場所及び時刻並びに前記撮像画像の露光デー
    タ、前記撮像画像のフォーカスデータ及び前記撮像画像
    の構図のデータのうちの少なくとも1つを含むことを特
    徴とする請求項23〜26のいずれか1項に記載の画像
    評価方法。
  28. 【請求項28】 前記第1のステップにおいて、前記画
    像評価側端末は、前記画像評価依頼側端末に接続された
    前記撮像装置から前記画像評価依頼側端末を介して送信
    された前記撮像画像及び/又は前記所定のデータを受信
    することを特徴とする請求項23〜27のいずれか1項
    に記載の画像評価方法。
  29. 【請求項29】 前記第2のステップの前に、前記画像
    評価側端末が前記記録手段から前記特定のサンプル画像
    を検索する第3のステップを更に有し、 前記第2のステップにおいて、前記撮像画像と前記サン
    プル画像とを比較することにより、前記評価を行うこと
    を特徴とする請求項23〜28のいずれか1項に記載の
    画像評価方法。
  30. 【請求項30】 前記第3のステップにおいて、前記所
    定のデータに基づいて前記特定のサンプル画像を検索す
    ることを特徴とする請求項29に記載の画像評価方法。
  31. 【請求項31】 前記第2のステップの前に、前記画像
    評価側端末が前記撮像画像の特徴量を抽出する第4のス
    テップを更に有し、 前記第2のステップにおいて、前記特徴量と前記サンプ
    ル画像とを比較して前記評価を行うことを特徴とする請
    求項29又は30に記載の画像評価方法。
  32. 【請求項32】 前記特徴量は、前記撮像画像の輝度、
    色度及びコントラストのうちの少なくとも1つを含むこ
    とを特徴とする請求項31に記載の画像評価方法。
  33. 【請求項33】 前記第3のステップにおいて、前記サ
    ンプル画像とともに前記サンプル画像のそれぞれの特徴
    を示すパラメータを検索し、 前記第2のステップにおいて、前記パラメータと前記特
    徴量とを比較して前記撮像画像を評価することを特徴と
    する請求項27〜32のいずれか1項に記載の画像評価
    方法。
  34. 【請求項34】 請求項23〜33のいずれか1項に記
    載の画像評価方法の手順をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体。
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