JP2002197278A - 海外送金システム及び方法 - Google Patents

海外送金システム及び方法

Info

Publication number
JP2002197278A
JP2002197278A JP2000394866A JP2000394866A JP2002197278A JP 2002197278 A JP2002197278 A JP 2002197278A JP 2000394866 A JP2000394866 A JP 2000394866A JP 2000394866 A JP2000394866 A JP 2000394866A JP 2002197278 A JP2002197278 A JP 2002197278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remittance
processing device
data processing
receiving
recipient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000394866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4579408B2 (ja
JP2002197278A5 (ja
Inventor
Shizuo Mizuguchi
水口志津男
Shuzo Katagiri
秀三 片桐
Shintaro Kobayashi
信太郎 小林
Shinji Tamaru
伸治 田丸
Shinya Masuda
慎也 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JCB Co Ltd
Original Assignee
JCB Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JCB Co Ltd filed Critical JCB Co Ltd
Priority to JP2000394866A priority Critical patent/JP4579408B2/ja
Priority to BR0116565-8A priority patent/BR0116565A/pt
Priority to PCT/JP2001/007291 priority patent/WO2002052474A1/ja
Priority to TW90126702A priority patent/TWI285817B/zh
Publication of JP2002197278A publication Critical patent/JP2002197278A/ja
Publication of JP2002197278A5 publication Critical patent/JP2002197278A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4579408B2 publication Critical patent/JP4579408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/04Payment circuits

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便、低コストかつ信頼性のある海外送金シ
ステムを提供する。 【解決手段】 海外送金システムにおいて、送金側デー
タ処理装置と、受取側データ処理装置とを有し、受取人
及び送金人のそれぞれに対して2つの関連付けられたカ
ード番号をもつカードを予め発行し、送金人の入金した
送金の金額及び送金人のカード番号を含む送金データを
国際間決済処理ネットワークを利用して送金側から受取
側のデータ処理装置へ伝送し、受取人からのカード番号
の提示があった場合に、受取人のカード番号と送金人の
カード番号との関連付けを確認し、確認された場合に受
取人に対して送金の金額の範囲内の受取りを承認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海外送金システム
及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、国境をまたがる送金は、一般的に
取扱銀行での海外送金サービスを利用して行われてい
る。すなわち、銀行間の海外ネットワークが利用されて
いる。図4(A)は、銀行ネットワークによる海外送金
の一例を概略的に示している。電信による場合である
が、およそ図4の(1)〜(4)の手順により実行される。
【0003】・図4(A)の処理の流れ(1)〜(4) (1)送金人が、自国のA銀行の送金受付窓口にて送金手
続を行う。例えば、現金をA銀行へ入金すると同時に、
受取人の特定情報(送金先である受取人の口座番号
等)、送金金額、送金人情報等の必要な送金情報を提示
する。また、送金人は、送金のための手数料を支払う。
【0004】(2)次にA銀行は、適宜送金処理を行った
後、送金情報を含む送金データを受取側銀行である外国
のB銀行へ伝送する。通常、伝送には適宜の情報通信ネ
ットワークが利用される。この時点では、情報のみが伝
送され実際に金銭が移動しない。尚、A銀行とB銀行が
提携関係にある場合は、直接送金データを伝送できる
が、提携関係がない場合には、C銀行、D銀行、..、
E銀行等の複数の銀行を介して送金データを伝送するこ
ととなる。上記の銀行間のデータ伝送においては、いず
れも手数料が発生する。一方、B銀行には、受取人の口
座が予め設けられており、B銀行は送金データを受信し
たならば、その送金情報に基づいて受取人の口座に対し
て入金処理を行う。
【0005】(3)受取人は、B銀行の自分の口座に送金
があったことを、送金人若しくはB銀行からの連絡又は
自ら照会することにより認知し、口座から現金を引き出
すことができる。
【0006】(4)後日、A銀行からB銀行へ送金金額に
相当する金銭的価値の移動を行う決済処理が行われる
が、その具体的手段は実際の現金移動の有無を含め、極
めて多様である。一般的には個々の取引毎に決済処理が
行われるものではなく、実際に現金移動を伴うことは稀
であろう。以下、本明細書中の説明における銀行間の決
済処理については全て同様であり、特定の手段に限定さ
れないものとする。
【0007】また、従来の海外送金システムの別の例と
して、図4(B)に概略的に示す小切手による場合があ
る。図4(B)の手順はおよそ次の(1)〜(3)の通りであ
る。
【0008】・図4(B)の処理の流れ(1)〜(3) (1)A銀行に口座をもつ送金人が、振出した小切手を外
国に所在する受取人へ郵送する。
【0009】(2)受取人は、その小切手を取扱できるB
銀行へ赴き、小切手を換金する。
【0010】(3)後日、小切手に記載された金額に相当
する金銭的価値がA銀行からB銀行へ移動する決済処理
が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の海外送金システ
ムは、銀行間の海外ネットワークを利用する場合は、送
金手数料が高く、送金金額に関わらず1件あたり平均
4,500〜6,000円である。送金の受付から海外
指定口座への入金までにかかる日数が、そのときの状況
により不確定である。特に、上記のように複数の銀行が
介在する場合は、一週間以上かかることもある。また、
送金人にとって極めて不便な点は、送金受付窓口が非常
に限られていることである。現在のところ、海外送金取
扱銀行においてしかも本店クラスでのみ受付可能であ
る。また、銀行の営業時間が短いため利用時間帯が限ら
れてくる。従って、送金人は、いつでもどこでも海外送
金を行うわけにはいかないのが現状である。さらに、通
常、受取人は、受取側の銀行に口座を有している必要が
ある。従って、海外旅行等で海外に一時的に滞在する人
への送金には利用できない。
【0012】また、小切手郵送を利用する場合も手数料
は高く、郵送であるから当然に日数がかかる。
【0013】このように従来の海外送金システムは、送
金人及び受取人の双方にとって利用し易いシステムでは
なかった。また、かかる現状は、手数料が安く送金日数
の短い地下銀行の暗躍という弊害をもたらし、マネーロ
ンダリングの温床ともなっている。
【0014】本発明は、現状の問題点に鑑み、簡便かつ
低コストで海外送金を行うことができる新規システムを
提供することを目的とする。具体的には、手数料が安
く、送金にかかる日数が短くかつ信頼性のあるシステム
である。更に、送金人及び受取人のいずれも、時間と場
所を制限されずに送金又は受取の手続を行うことができ
るシステムを提供する。また、送金人又は受取人の双方
又はいずれかが銀行口座を有していない場合にも、送金
することが可能な海外送金システム及び方法を提供す
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く本発明は、送金側の国から受取側の国への送金を実行
する海外送金システム及び方法において、以下の各実施
形態の構成を提供する。
【0016】(1)本発明の海外送金システムにおける
第1の実施形態は、送金側の国から受取側の国への送金
を実行する海外送金システムにおいて、前記送金側の国
に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側の国
に設置される受取側データ処理装置とを有し、前記受取
側データ処理装置が受取人及び送金人のそれぞれに対し
て2つの関連付けられたカード番号をそれぞれ割り当て
たカードを予め発行し、前記送金側データ処理装置が前
記送金人の入金した送金の金額及び前記送金人のカード
番号を含む送金データを国際間決済処理ネットワークを
利用して前記受取側データ処理装置へ伝送し、前記受取
人から送金の受取要求と共に前記受取人のカード番号の
提示があった場合に、前記受取側データ処理装置が前記
受取人により提示された前記受取人のカード番号と前記
送金データに含まれる前記送金人のカード番号との関連
付けを確認し、双方の前記カード番号の関連付けが確認
された場合に前記受取人に対して前記送金の金額の範囲
内の受取りを承認する。
【0017】(2)上記(1)の構成において、前記送
金人による入金及び前記送金人のカード番号を受付け、
前記送金人の入金した送金の金額及び前記送金人のカー
ド番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装
置へ伝送する。
【0018】(3)上記(1)の構成において、前記受
取人による前記送金の受取要求及び前記受取人のカード
番号の提示を受付け、前記受取人のカード番号を含む受
取データを前記受取側データ処理装置へ伝送する受取窓
口を有する。
【0019】(4)本発明の海外送金システムの第1の
実施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の
国への送金を実行する海外送金システムにおいて、前記
送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、前記
受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを有
し、前記受取側データ処理装置が受取人及び送金人のそ
れぞれに対して2つの関連付けられたカード番号をそれ
ぞれ割り当てたカードを予め発行し、前記送金側データ
処理装置が前記送金人の入金した送金の金額及び前記送
金人のカード番号を含む送金データを国際間決済処理ネ
ットワークを利用して前記受取側データ処理装置へ伝送
し、前記受取側データ処理装置が前記送金データに含ま
れる前記送金人のカード番号と関連付けられた前記受取
人のカード番号に対応する前記受取人のカードの利用枠
を前記送金の金額だけ充填する。
【0020】(5)上記(4)の構成において、前記送
金人による入金及び前記送金人のカード番号を受付け、
前記送金人の入金した送金の金額及び前記送金人のカー
ド番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装
置へ伝送する送金窓口を有する。
【0021】(6)本発明の海外送金システムの第1の
実施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の
国への送金を実行する海外送金システムにおいて、前記
送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、前記
受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを有
し、前記受取側データ処理装置が受取人に対してカード
番号を割り当てたカードを予め発行し、前記送金側デー
タ処理装置が送金人の入金した送金の金額及び前記受取
人のカード番号を含む送金データを国際間決済処理ネッ
トワークを利用して前記受取側データ処理装置へ伝送
し、前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人の
カード番号の提示があった場合に、前記受取側データ処
理装置が前記受取人により提示された前記受取人のカー
ド番号と前記送金データに含まれる前記受取人のカード
番号との一致を確認し、双方の前記カード番号の一致が
確認された場合に前記受取人に対して前記送金の金額の
範囲内の受取りを承認する。
【0022】(7)上記(6)の構成において、前記送
金人による入金及び前記受取人のカード番号を受付け、
前記送金人の入金した送金の金額及び前記受取人のカー
ド番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装
置へ伝送する送金窓口を有する。
【0023】(8)上記(6)の構成において、前記受
取人による前記送金の受取要求及び前記受取人のカード
番号の提示を受付け、前記受取人のカード番号を含む受
取データを前記受取側データ処理装置へ伝送する受取窓
口を有する。
【0024】(9)本発明の海外送金システムの第1の
実施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の
国への送金を実行する海外送金システムにおいて、前記
送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、前記
受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを有
し、前記受取側データ処理装置が受取人に対してカード
番号を割り当てたカードを予め発行し、前記送金側デー
タ処理装置が送金人の入金した送金の金額及び前記受取
人のカード番号を含む送金データを国際間決済処理ネッ
トワークを利用して前記受取側データ処理装置へ伝送
し、前記受取側データ処理装置が前記送金データに含ま
れる前記受取人のカード番号に対応する前記受取人のカ
ードの利用枠を前記送金の金額だけ充填する。
【0025】(10)上記(9)の構成において、前記
送金人による入金及び前記受取人のカード番号を受付
け、前記送金人の入金した送金の金額及び前記受取人の
カード番号を含む前記送金データを前記送金側データ処
理装置へ伝送する。
【0026】(11)本発明の海外送金システムの第1
の実施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側
の国への送金を実行する海外送金システムにおいて、前
記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、前
記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを有
し、前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対して
それぞれ異なるカード番号を割り当てた複数のカードを
予め発行し、前記送金側データ処理装置が送金人の入金
した送金について1又は複数の受取人の各々の受け取る
べき金額及び1又は複数の前記受取人のカード番号を含
む送金データを国際間決済処理ネットワークを利用して
前記受取側データ処理装置へ伝送し、前記受取人から送
金の受取要求と共に前記受取人のカード番号の提示があ
った場合に、前記受取側データ処理装置が前記受取人に
より提示された前記受取人のカード番号と前記送金デー
タに含まれる1又は複数の前記受取人のカード番号のう
ちの一つとの一致を確認し、前記一致が確認された場合
に、受取要求をした前記受取人に対して当該受取人の受
け取るべき金額の範囲内の受取りを承認する。
【0027】(12)上記(11)の構成において、前
記送金人による入金及び1又は複数の前記受取人のカー
ド番号を受付け、前記送金人の入金した送金について1
又は複数の受取人の各々の受け取るべきの金額及び1又
は複数の前記受取人のカード番号を含む前記送金データ
を前記送金側データ処理装置へ伝送する送金窓口を有す
る。
【0028】(13)上記(11)の構成において、前
記受取人による前記送金の受取要求及び前記受取人のカ
ード番号の提示を受付け、前記受取人のカード番号を含
む受取データを前記受取側データ処理装置へ伝送する受
取窓口を有する。
【0029】(14)本発明の海外送金システムの第1
の実施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側
の国への送金を実行する海外送金システムにおいて、前
記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、前
記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを有
し、前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対して
カード番号を割り当てたカードを予め発行し、前記送金
側データ処理装置が送金人の入金した送金について1又
は複数の受取人の各々の受け取るべき金額及び1又は複
数の前記受取人のカード番号を含む送金データを国際間
決済処理ネットワークを利用して前記受取側データ処理
装置へ伝送し、前記受取側データ処理装置が前記送金デ
ータに含まれる1又は複数の前記受取人のカード番号に
対応する各々の前記受取人のカードの利用枠を前記送金
の金額だけ充填する。
【0030】(15)上記(14)の構成において、前
記送金人による入金及び1又は複数の前記受取人のカー
ド番号を受付け、前記送金人の入金した送金について1
又は複数の受取人の各々の受け取るべき金額及び1又は
複数の前記受取人のカード番号を含む前記送金データを
前記送金側データ処理装置へ伝送する送金窓口を有す
る。
【0031】(16)上記(1)〜(15)のいずれか
の構成において、前記送金側データ処理装置から前記受
取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを利
用して前記送金データに基づき送金処理が行われる。
【0032】(17)本発明の海外送金システムにおけ
る第2の実施形態は、送金側の国から受取側の国への送
金を実行する海外送金システムにおいて、前記送金側の
国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側の
国に設置される受取側データ処理装置とを有し、送金人
から送金の入金があった場合に、前記送金側データ処理
装置がカード番号を割り当てたカードを発行すると共に
受取人に対して前記カード番号を通知し、前記受取人か
ら送金の受取要求と共に前記カード番号の提示があった
場合に、前記受取側データ処理装置を介し国際間決済処
理ネットワークを利用して前記送金側データ処理装置に
対して前記カード番号についての与信チェック手続デー
タが伝送され、前記送金側データ処理装置が前記カード
番号についての与信チェック手続を実行し、前記カード
番号が認証された場合に前記受取人に対して前記送金の
金額の範囲内の受取りを承認する。
【0033】(18)本発明の海外送金システムの第2
の実施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側
の国への送金を実行する海外送金システムにおいて、前
記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、前
記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを有
し、送金人から送金の入金があった場合に、前記送金側
データ処理装置がカード番号を割り当てたカードを発行
すると共に受取人に対して前記カードを送付し、前記受
取人から送金の受取要求と共に前記カードの提示があっ
た場合に、前記受取側データ処理装置を介し国際間決済
処理ネットワークを利用して前記送金側データ処理装置
に対して前記カードについての与信チェック手続データ
が伝送され、前記送金側データ処理装置が前記カードに
ついての与信チェック手続を実行し、前記カードが認証
された場合に前記受取人に対して前記送金の金額の範囲
内の受取りを承認する。ことを特徴とする
【0034】(19)上記(17)又は(18)の構成
において、前記送金人による入金を受付け、前記送金側
データ処理装置に替わり前記カードを発行すると共に、
前記送金人の入金した送金の金額のデータ及び前記カー
ドの発行に関するデータを前記送金側データ処理装置へ
伝送する送金窓口を有する。
【0035】(20)上記(17)又は(18)の構成
において、前記受取人からの送金の受取要求及び前記カ
ード番号若しくはカードの提示を受付け、前記受取側デ
ータ処理装置を介し国際間決済処理ネットワークを利用
して前記送金側データ処理装置との間で前記カード番号
若しくはカードについての与信チェック手続データを授
受する受付窓口を有する。
【0036】(21)上記(17)〜(20)のいずれ
かの構成において、前記送金側データ処理装置から前記
受取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを
利用して、前記受取人の受け取った金額について送金処
理が行われる。
【0037】(22)本発明の海外送金システムの第3
の実施形態は、送金側の国から受取側の国への送金を実
行する海外送金システムにおいて、前記送金側の国に設
置される送金側データ処理装置と、前記受取側の国に設
置される加盟店管理装置とを有し、前記加盟店管理装置
が、受取人により引出可能な仮想加盟店口座を開設しか
つ前記仮想加盟店口座に対応する加盟店番号を付与し、
前記送金人により前記加盟店番号の提示と共に送金の入
金があった場合に、前記送金側データ処理装置が仮のカ
ード番号を用いて前記加盟店番号及び前記送金の金額を
含む支払データを作成すると共に、前記仮のカード番号
を用いて国際間決済処理ネットワークを利用して前記支
払データを前記加盟店管理装置へ伝送し、前記加盟店管
理装置が、前記支払データに含まれる前記加盟店番号に
対応する前記仮想加盟店口座に対して前記支払データに
含まれる前記送金の金額を入金する。
【0038】(23)上記(22)の構成において、前
記送金人による入金及び送金先として前記加盟店番号を
受付け、前記送金人の入金した金額及び前記加盟店番号
を含むデータを前記送金側データ処理装置へ伝送する送
金窓口を有する。
【0039】(24)上記(22)の構成において、前
記仮想加盟店口座の開設要求を受付け、口座開設データ
を前記加盟店管理装置へ伝送する受取窓口を有する。
【0040】(25)上記(22)の構成において、前
記仮想加盟店口座からの引出しを行うための受取窓口を
有する。
【0041】(26)上記(22)〜(25)のいずれ
かの構成において、前記送金側データ処理装置から前記
加盟店管理装置へ国際間決済処理ネットワークを利用し
て前記支払データに基づき送金処理が行われる。
【0042】(27)本発明の海外送金方法における第
1の実施形態は、送金側の国から受取側の国への送金を
実行する海外送金方法において、前記送金側の国に設置
される送金側データ処理装置と、前記受取側の国に設置
される受取側データ処理装置とを設けるステップと、前
記受取側データ処理装置が受取人及び送金人のそれぞれ
に対して2つの関連付けられたカード番号をそれぞれ割
り当てたカードを予め発行するステップと、前記送金側
データ処理装置が前記送金人の入金した送金の金額及び
前記送金人のカード番号を含む送金データを国際間決済
処理ネットワークを利用して前記受取側データ処理装置
へ伝送するステップと、前記受取人から送金の受取要求
と共に前記受取人のカード番号の提示があった場合に、
前記受取側データ処理装置が前記受取人により提示され
た前記受取人のカード番号と前記送金データに含まれる
前記送金人のカード番号との関連付けを確認するステッ
プと、双方の前記カード番号の関連付けが確認された場
合に前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取
りを承認するステップとを有する。
【0043】(28)上記(27)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び前記送金人のカード番号を受付け、前
記送金人の入金した送金の金額及び前記送金人のカード
番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装置
へ伝送するステップとを有する。
【0044】(29)上記(27)の構成において、受
取窓口を設けるステップと、前記受取窓口が、前記受取
人による前記送金の受取要求及び前記受取人のカード番
号の提示を受付け、前記受取人のカード番号を含む受取
データを前記受取側データ処理装置へ伝送するステップ
とを有する。
【0045】(30)本発明の海外送金方法の第1の実
施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の国
への送金を実行する海外送金方法において、前記送金側
の国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側
の国に設置される受取側データ処理装置とを設けるステ
ップと、前記受取側データ処理装置が受取人及び送金人
のそれぞれに対して2つの関連付けられたカード番号を
それぞれ割り当てたカードを予め発行するステップと、
前記送金側データ処理装置が前記送金人の入金した送金
の金額及び前記送金人のカード番号を含む送金データを
国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
タ処理装置へ伝送するステップと、前記受取側データ処
理装置が前記送金データに含まれる前記送金人のカード
番号と関連付けられた前記受取人のカード番号に対応す
る前記受取人のカードの利用枠を前記送金の金額だけ充
填するステップとを有する。
【0046】(31)上記(30)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び前記送金人のカード番号を受付け、前
記送金人の入金した送金の金額及び前記送金人のカード
番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装置
へ伝送するステップとを有する。
【0047】(32)本発明の海外送金方法の第1の実
施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の国
への送金を実行する海外送金方法において、前記送金側
の国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側
の国に設置される受取側データ処理装置とを設けるステ
ップと、前記受取側データ処理装置が受取人に対してカ
ード番号を割り当てたカードを予め発行するステップ
と、前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金
の金額及び前記受取人のカード番号を含む送金データを
国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
タ処理装置へ伝送するステップと、前記受取人から送金
の受取要求と共に前記受取人のカード番号の提示があっ
た場合に、前記受取側データ処理装置が前記受取人によ
り提示された前記受取人のカード番号と前記送金データ
に含まれる前記受取人のカード番号との一致を確認する
ステップと、双方の前記カード番号の一致が確認された
場合に前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受
取りを承認するステップとを有する。
【0048】(33)上記(32)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び前記受取人のカード番号を受付け、前
記送金人の入金した送金の金額及び前記受取人のカード
番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装置
へ伝送するステップとを有する。
【0049】(34)上記(32)の構成において、受
取窓口を設けるステップと、前記受取窓口が、前記受取
人による前記送金の受取要求及び前記受取人のカード番
号の提示を受付け、前記受取人のカード番号を含む受取
データを前記受取側データ処理装置へ伝送するステップ
とを有する。
【0050】(35)本発明の海外送金方法の第1の実
施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の国
への送金を実行する海外送金方法において、前記送金側
の国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側
の国に設置される受取側データ処理装置とを設けるステ
ップと、前記受取側データ処理装置が受取人に対してカ
ード番号を割り当てたカードを予め発行するステップ
と、前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金
の金額及び前記受取人のカード番号を含む送金データを
国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
タ処理装置へ伝送するステップと、前記受取側データ処
理装置が前記送金データに含まれる前記受取人のカード
番号に対応する前記受取人のカードの利用枠を前記送金
の金額だけ充填するステップとを有する。
【0051】(36)上記(35)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び前記受取人のカード番号を受付け、前
記送金人の入金した送金の金額及び前記受取人のカード
番号を含む前記送金データを前記送金側データ処理装置
へ伝送するステップとを有する。
【0052】(37)本発明の海外送金方法の第1の実
施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の国
への送金を実行する海外送金方法において、前記送金側
の国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側
の国に設置される受取側データ処理装置とを設けるステ
ップと、前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対
してそれぞれ異なるカード番号を割り当てた複数のカー
ドを予め発行するステップと、前記送金側データ処理装
置が送金人の入金した送金について1又は複数の受取人
の各々の受け取るべき金額及び1又は複数の前記受取人
のカード番号を含む送金データを国際間決済処理ネット
ワークを利用して前記受取側データ処理装置へ伝送する
ステップと、前記受取人から送金の受取要求と共に前記
受取人のカード番号の提示があった場合に、前記受取側
データ処理装置が前記受取人により提示された前記受取
人のカード番号と前記送金データに含まれる1又は複数
の前記受取人のカード番号のうちの一つとの一致を確認
するステップと、前記一致が確認された場合に、受取要
求をした前記受取人に対して当該受取人の受け取るべき
金額の範囲内の受取りを承認するステップとを有する。
【0053】(38)上記(37)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び1又は複数の前記受取人のカード番号
を受付け、前記送金人の入金した送金について1又は複
数の受取人の各々の受け取るべきの金額及び1又は複数
の前記受取人のカード番号を含む前記送金データを前記
送金側データ処理装置へ伝送するステップとを有する。
【0054】(39)上記(37)の構成において、受
取窓口を設けるステップと、前記受取窓口が、前記受取
人による前記送金の受取要求及び前記受取人のカード番
号の提示を受付け、前記受取人のカード番号を含む受取
データを前記受取側データ処理装置へ伝送するステップ
とを有する。
【0055】(40)本発明の海外送金方法の第1の実
施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の国
への送金を実行する海外送金方法において、前記送金側
の国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側
の国に設置される受取側データ処理装置とを設けるステ
ップと、前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対
してカード番号を割り当てたカードを予め発行するステ
ップと、前記送金側データ処理装置が送金人の入金した
送金について1又は複数の受取人の各々の受け取るべき
金額及び1又は複数の前記受取人のカード番号を含む送
金データを国際間決済処理ネットワークを利用して前記
受取側データ処理装置へ伝送するステップと、前記受取
側データ処理装置が前記送金データに含まれる1又は複
数の前記受取人のカード番号に対応する各々の前記受取
人のカードの利用枠を前記送金の金額だけ充填するステ
ップとを有する。
【0056】(41)上記(40)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び1又は複数の前記受取人のカード番号
を受付け、前記送金人の入金した送金について1又は複
数の受取人の各々の受け取るべき金額及び1又は複数の
前記受取人のカード番号を含む前記送金データを前記送
金側データ処理装置へ伝送するステップとを有する。
【0057】(42)上記(27)〜(41)のいずれ
かの構成において、前記送金側データ処理装置から前記
受取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを
利用して前記送金データに基づき送金処理が行われるス
テップをさらに有する。
【0058】(43)本発明の海外送金方法における第
2の実施形態は、送金側の国から受取側の国への送金を
実行する海外送金方法において、前記送金側の国に設置
される送金側データ処理装置と、前記受取側の国に設置
される受取側データ処理装置とを設けるステップと、送
金人から送金の入金があった場合に、前記送金側データ
処理装置がカード番号を割り当てたカードを発行すると
共に受取人に対して前記カード番号を通知するステップ
と、前記受取人から送金の受取要求と共に前記カード番
号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装置を
介し国際間決済処理ネットワークを利用して前記送金側
データ処理装置に対して前記カード番号についての与信
チェック手続データが伝送されるステップと、前記送金
側データ処理装置が前記カード番号についての与信チェ
ック手続を実行し、前記カード番号が認証された場合に
前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを
承認するステップとを有する。
【0059】(44)本発明の海外送金方法の第2の実
施形態の一変形態様として、送金側の国から受取側の国
への送金を実行する海外送金方法において、前記送金側
の国に設置される送金側データ処理装置と、前記受取側
の国に設置される受取側データ処理装置とを設けるステ
ップと、送金人から送金の入金があった場合に、前記送
金側データ処理装置がカード番号を割り当てたカードを
発行すると共に受取人に対して前記カードを送付するス
テップと、前記受取人から送金の受取要求と共に前記カ
ードの提示があった場合に、前記受取側データ処理装置
を介し国際間決済処理ネットワークを利用して前記送金
側データ処理装置に対して前記カードについての与信チ
ェック手続データが伝送されるステップと、前記送金側
データ処理装置が前記カードについての与信チェック手
続を実行し、前記カードが認証された場合に前記受取人
に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを承認するス
テップとを有する。
【0060】(45)上記(43)又は(44)の構成
において、送金窓口を設けるステップと、前記送金窓口
が、前記送金人による入金を受付け、前記送金側データ
処理装置に替わり前記カードを発行すると共に、前記送
金人の入金した送金の金額のデータ及び前記カードの発
行に関するデータを前記送金側データ処理装置へ伝送す
るステップとを有する。
【0061】(46)上記(43)又は(44)の構成
において、受取窓口を設けるステップと、前記受取窓口
が、前記受取人からの送金の受取要求及び前記カード番
号若しくはカードの提示を受付け、前記受取側データ処
理装置を介し国際間決済処理ネットワークを利用して前
記送金側データ処理装置との間で前記カード番号若しく
はカードについての与信チェック手続データを授受する
ステップとを有する。
【0062】(47)上記(43)〜(46)のいずれ
かの構成において、前記送金側データ処理装置から前記
受取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを
利用して、前記受取人の受け取った金額について送金処
理が行われるステップをさらに有する。
【0063】(48)本発明の海外送金方法における第
3の実施形態は、送金側の国から受取側の国への送金を
実行する海外送金方法において、前記送金側の国に設置
される送金側データ処理装置と、前記受取側の国に設置
される加盟店管理装置とを設けるステップと、前記加盟
店管理装置が、受取人により引出可能な仮想加盟店口座
を開設しかつ前記仮想加盟店口座に対応する加盟店番号
を付与するステップと、前記送金人により前記加盟店番
号の提示と共に送金の入金があった場合に、前記送金側
データ処理装置が仮のカード番号を用いて前記加盟店番
号及び前記送金の金額を含む支払データを作成すると共
に、前記仮のカード番号を用いて国際間決済処理ネット
ワークを利用して前記支払データを前記加盟店管理装置
へ伝送するステップと、前記加盟店管理装置が、前記支
払データに含まれる前記加盟店番号に対応する前記仮想
加盟店口座に対して前記支払データに含まれる前記送金
の金額を入金するステップとを有する。
【0064】(49)上記(48)の構成において、送
金窓口を設けるステップと、前記送金窓口が、前記送金
人による入金及び送金先として前記加盟店番号を受付
け、前記送金人の入金した金額及び前記加盟店番号を含
むデータを前記送金側データ処理装置へ伝送するステッ
プとを有する。
【0065】(50)上記(48)の構成において、受
取窓口を設けるステップと、前記受取窓口が、前記仮想
加盟店口座の開設要求を受付け、口座開設データを前記
加盟店管理装置へ伝送するステップとを有する。
【0066】(51)上記(48)の構成において、受
取窓口を設けるステップと、前記受取窓口において前記
仮想加盟店口座からの引出しを行うステップとを有す
る。
【0067】(52)上記(48)〜(51)のいずれ
かの構成において、前記送金側データ処理装置から前記
加盟店管理装置へ国際間決済処理ネットワークを利用し
て前記支払データに基づき送金処理が行われるステップ
をさらに有する。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本発明の海外送金システム及び方
法は、既存の国際クレジットカード会社保有の決済処理
ネットワークを活用することを特徴とする。先ず、図5
を参照しつつ既存の国際クレジットカード会社保有の決
済処理ネットワークを介して行われている国際間のクレ
ジットカード決済業務について簡単に説明する。以下、
「国際クレジットカード会社保有の決済処理ネットワー
ク」を「国際間決済処理ネットワーク」と称する。世界
的規模で事業を営むクレジットカード会社は、各国に加
盟店を有しており、クレジットカード会員はそれらの加
盟店でクレジットカード決済によりショッピング等をす
ることができる。この場合、クレジット決済業務はおよ
そ図5の(1)〜(9)の流れで行われる。
【0069】・図5の処理の流れ(1)〜(9) (1)クレジットカード会員が加盟店で商品等を購入す
る。 (2)加盟店は、加盟店管理者に対して売上を提出する。
加盟店管理者は、加盟店獲得、加盟店管理(与信チェッ
ク手続含む)、精算業務(国際間決済処理ネットワーク及
び加盟店との間)等を担う。 (3)加盟店管理者は、加盟店からの売上提出に対し、商
品代金等を支払う。 (4)加盟店管理者は、国際間決済処理ネットワークに対
し売上データを伝送する。国際間決済処理ネットワーク
は、加盟店管理者とカード発行者との仲立ちの役割を担
う。例えば、国際間のクレジットカード決済業務に関
し、カード発行者と加盟店管理者の間に介在しこれらの
間のデータ授受を円滑に行うシステムを提供し、国際間
決済に伴う通貨換算処理や手数料処理も行う。さらに、
加盟店とカード発行者との間の信用販売を行うために事
前にカード保有者の販売与信枠をチェックする与信チェ
ック手続(オーソリゼーション)も仲介する。 (5)国際間決済処理ネットワークは、売上データに応じ
て加盟店管理者との精算を行う。 (6)国際間決済処理ネットワークは、カード発行者に対
して請求データを伝送する。カード発行者は、クレジッ
トカード発行、カード情報管理(与信チェック手続含
む)、精算業務(国際間決済処理ネットワーク及び加盟
店との間)等を担う。 (7)カード発行者は、売上に応じて国際間決済処理ネッ
トワークに対して精算を行う。 (8)カード発行者は、カード会員に対して請求を行う。 (9)カード会員は、カード発行者からの請求に対して支
払いする(銀行引落し等)。
【0070】本発明の海外送金システム及び方法の特徴
の一つは、国際間決済処理ネットワークを、通常のクレ
ジットカード利用のためではなく海外送金のために利用
することである。本発明の海外送金システム及び方法
は、個人と個人、法人と法人、又は、個人と法人の間の
海外送金に利用可能である。
【0071】ここで、以下の説明における「送金処理
(データの移動ではなく現金の移動)」について注記する
と、送金人の入金した現金そのものが現実に受取人へ渡
されることを意味しない。今日では、金融機関間での決
済処理等において現実の現金の移動はむしろ稀であっ
て、多くの場合その実体は、帳簿等の書面上での現金の
移動若しくは電子データ記録上での現金の移動である。
特に、本発明においては国際間での「現金の移動」が行
われるため、当然ながら通貨換算等も必要となる。従っ
て、本明細書中における「送金処理」における現金の移
動は、実際には金銭的価値の移動を意味する。
【0072】以下の各実施形態において、「カード(又
はカード番号)の発行」が行われる場合の「カード」と
は、実カード及び仮想カードのいずれの場合も通常のク
レジットカードではなく、また通常の銀行カードでもな
い。この場合の「カード」は、本発明の海外送金システ
ム及び方法に用いるための機能を具備するカードであ
る。しかしながら、もちろん、通常のクレジットカード
若しくは銀行カードと一体化させ、双方の機能を具備す
る多機能カードとすることは任意である。
【0073】次に、図1〜図3を参照して、本発明によ
る海外送金システム及び方法の各実施形態を説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明による海外送金シス
テム及び方法の第1の実施形態を示す概略的構成図であ
る。図中、S1〜S8は、主な処理ステップの流れを示
す。先ず、主要構成要素及びそれらの機能を説明する。
送金人29が現金を送る手続を行う送金側の国には送金
側処理機関21が存在し、受取人39が送られた現金
(又はそれに相当する金銭的価値)を受け取る受取側の
国には、受取側処理機関31が存在する。
【0074】送金側処理機関21は、本発明の海外送金
システム及び方法における送金側としての機能に関与す
る会社及び団体等並びにこれらに設置される若しくはこ
れらの間に設置される装置及びシステム等(ハードウェ
ア及びソフトウェアを含む)を包括的に示した概念であ
る。
【0075】送金受付会社22は、送金側処理機関21
のデータ処理センターとしての役割を果たし、送金受付
会社22に適宜のコンピュータである送金側データ処理
装置23が設置される。さらに、送金側データ処理装置
23と連動し、関連データを必要に応じて格納する一般
的記憶装置であるデータベース24も設置される。尚、
送金側データ処理装置23及びデータベース24は、本
発明の機能を実行するためのハードウェア装置を模式的
に示したものであり、実際のシステム構成では公知技術
に基づく多様な構成が考えられる。
【0076】送金受付会社22の例としては、当該分野
における国際クレジットカード会社、カード発行者、加
盟店管理者等が挙げられる。尚、本発明のシステム及び
方法における複数の機能を一つの事業者が担う場合もあ
る。前述の「国際クレジットカード会社」及び後述する
「送金受取会社」についても同様である。
【0077】複数の送金窓口25の各々は、海外送金し
ようとする送金人が送金手続を行うための窓口である。
各送金窓口25には、送金受付会社22と情報伝送可能
な情報端末装置26が設置される。すなわち、送金窓口
25の実体は情報端末装置26であり、適宜のコンピュ
ータである。情報端末装置26は、送金人が入金した現
金についての入金処理を行い、かつ、送金人から提示さ
れた送金に必要な情報をデータとして入力する。尚、情
報端末装置26以外の、電話、FAX若しくは文書によ
る情報伝送も本発明の実施態様に含まれるものとする。
【0078】送金窓口25の例としては、送金受付会社
22の本店若しくは営業所等に置かれた営業窓口若しく
はATM(自動現金取引装置)、送金受付会社22の提携
機関(銀行等)の営業窓口若しくはATM等を含むものと
する。ここでいう銀行の営業窓口は、従来の海外送金専
用窓口ではなく一般的な営業窓口である。また、ATM
の設置場所としては、銀行等の金融機関のみでなくコン
ビニエンスストア等も含まれる。これらにより、相当数
の送金窓口が確保され、送金人にとって非常に利便性が
向上する。さらに、インターネットを介して送金受付会
社22の指定する所定の口座へ振込手続を行うと共に必
要な情報も入力する、いわゆるネットバンキングによる
送金手続についても送金窓口25の一形態に含めるもの
とする。
【0079】一方、受取側処理機関31は、本発明の海
外送金システム及び方法における受取側としての機能に
関与する会社及び団体等並びにこれらに設置される若し
くはこれらの間に設置される装置及びシステム等(ハー
ドウェア及びソフトウェアを含む)を包括的に示した概
念である。
【0080】送金受取会社32が、受取側処理機関31
のデータ処理センターとしての役割を果たし、送金受取
会社32に適宜のコンピュータである受取側データ処理
装置51が設置される。第1の実施形態では送金受取会
社32がカード発行を行うため、受取側データ処理装置
51は、カード決済関連データ処理機能の他にカード発
行の機能も有するものとする。また、関連データを必要
に応じて格納する一般的記憶装置であるデータベース3
4も設置される。尚、受取側データ処理装置51及びデ
ータベース34は、本発明の機能を実行するためのハー
ドウェア装置を図を簡略化するため模式的に示したもの
であり、実際のシステム構成では公知技術に基づく多様
な構成が考えられる。例えば、実際にはカード発行とそ
の他の処理を担う装置は別個に設けられる。
【0081】複数の受取窓口35の各々は、海外送金を
受け取ろうとする受取人が受取手続を行うための窓口で
ある。各受取窓口35には、送金受取会社32と情報伝
送可能な情報端末装置36が設置される。すなわち、受
取窓口35の実体は情報端末装置36であり、適宜のコ
ンピュータである。情報端末装置36は、受取人から提
示された受取に必要な情報をデータとして入力する。ま
た、受取人への現金等の支払を承認するデータを受け取
る。さらに、現金の出金処理も行う。尚、情報端末装置
36以外の、電話、FAX若しくは文書による情報伝送
も本発明の実施態様に含まれるものとする。
【0082】受取窓口35の例としては、送金受取会社
32の本店若しくは支店に置かれた営業窓口若しくはA
TM、送金受取会社32の提携機関の営業窓口若しくは
ATM、その国に存在する送金受付会社22の営業窓口
若しくはATM、送金受付会社22の提携機関の営業窓
口若しくはATM等が含まれる。これらにより、相当数
の受取窓口が確保され、受取人にとって非常に利便性が
向上する。さらに、インターネットを介し電子マネー等
の現金以外の形で送金を受け取る場合も、受取窓口35
の一形態に含めるものとする。
【0083】尚、上記の送金受付会社22と送金受取会
社32との間の国際間のデータ授受は、前述の国際間決
済処理ネットワーク11が、他の通常のクレジットカー
ド業務のデータ授受と同様に処理する。すなわち、売上
データ処理、国際間決済処理等についての従来のクレジ
ットカード業務処理に用いる手段を共用する。
【0084】図1に示す第1の実施形態は、図中S1〜
S9で示されるステップ1〜ステップ9のフローに従っ
て実行される。 ・第1の実施形態の処理の流れ ステップ1:第1の実施形態では、送金人29及び受取
人39が、実際の送金手続に先立って受取側の国にある
送金受取会社32からカード42、44の発行を受け
る。この場合、送金受取会社32は、少なくともカード
発行者としての機能を有する。送金受取会社32に設置
された受取側データ処理装置51は、カード発行及びカ
ード管理等の処理を実行する。カード42、44は、物
理的実体のある実カードでも物理的実体のない仮想カー
ドでもよい。カード42と44は、互いに関連付けられ
たカード番号がそれぞれ割り当てられる。一実施例で
は、同一番号でもよい。受取側データ処理装置51は、
これらのカード番号及びそれらの関連付け含むカード発
行記録をデータベース34に格納する。また、カード4
2、44が物理的実体のあるカードである場合は、割り
当てられたカード番号がそのカードに記録される。好適
には磁気的又は光学的方式によりコンピュータ読取可能
な方式で記録される。物理的実体のない仮想カードの場
合は、送金人29と受取人39がそれぞれ自己に割り当
てられたカード番号を認知するのみである。また、便宜
上「カード番号」と称するが、カード保有者固有の識別
標識であれば数字に限られず、文字、記号等も含まれ
る。
【0085】第1の実施形態が利用される局面として
は、例えば、受取側の国から送金側の国へ出稼ぎに来た
人(送金人)が、受取側の国にいる家族等(受取人)に
送金する場合が想定される。この場合、送金人は送金側
の国へやって来る前に受取側の国において、送金受取会
社32からカード42、44を発行してもらう。そして
送金側の国へやって来た後、送金人29は、発行された
カード(又はカード番号)44を用いて受取側の国にい
る受取人39へ送金する。受取側の国にいる受取人39
は、もう一方のカード(又はカード番号)42を用いて
その送金を受け取ることとなる。
【0086】尚、受取側の国の送金受取会社32の支店
等が送金側の国に置かれている場合は、送金側の国にお
いてもその支店等によりカードの発行が可能である。そ
の場合、上記の例でいえば、受取側の国から送金側の国
に出稼ぎに来た人が、送金側の国においてカードを発行
してもらうことができる。
【0087】ステップ2:カード44を保有する送金人
29は、送金側の国の送金窓口25へ赴き、送金手続を
行う。具体的には、カード44を提示すると共に送金す
る現金を入金する。以下、「カードの提示」という場合
には、「仮想カードの場合のカード番号の提示」を含む
ものとする。また、このときの入金には、本システムを
利用する手数料も含まれるが、本発明の本質とは関連し
ないので以下の説明では無視することとする(他の実施
形態においても同様)。
【0088】海外送金に少なくとも必要な情報は、受取
人を指定するための情報と送金金額すなわち入金の金額
である。従って送金人は、受取人の保有するカード42
を示すことが必要であるが、この例では、双方のカード
番号が予め関連付けられているので、送金人のカード番
号を提示すれば自動的に受取人が指定される。送金人及
び受取人の個人情報については、いずれかのカード番号
が提示されればそれに基づいて発行元である送金受取会
社32へ照会することが可能である。
【0089】続いて、カード番号及び入金の金額を含む
送金データが、送金窓口25から送金受付会社22へ伝
送される。尚、前述の通り、情報端末装置26以外の電
話、FAX若しくは文書により送金窓口25と送金受付
会社22との間で情報が伝達される場合も本発明の実施
態様に含まれるものとする。尚、入金された現金の処理
については図示していないが、送金受付会社22による
適宜の入金処理を経てその管理下に置かれ、後のステッ
プにおいて送金受取会社32との間で支払処理が行われ
るまで保管される。
【0090】ステップ3:送金窓口25から送金データ
を受け取った送金受付会社22では、送金データを伝送
するためのデータ処理を適宜行い、データベース24へ
保存すべき情報を保存する。
【0091】ステップ4:送金受付会社22は、送金受
取会社32に対して送金データを伝送する。この送金デ
ータの伝送は、上述の通り国際間決済処理ネットワーク
11により実行され、付随する処理である通貨換算、為
替関連の手数料等の処理も併せて実行される。尚、これ
らの付随する処理により実際には入金された金額に変動
が生じ得るが、この変動分は本発明の本質とは関連しな
いので以下の説明では無視することとする(他の実施形
態についても同様)。従って、送金データの本質的内容
(カード番号及び入金の金額)は基本的にそのまま伝送
される。
【0092】ステップ5:送金受取会社32は、送金デ
ータを受信したならば、適宜のデータ受信処理を行い、
データベース34へ送金データを保存する。
【0093】ステップ6:一方、受取人39に対して送
金が行われた旨が連絡される。具体的には、種々の方法
があり得るが、例えば、送金受付会社22、送金受取会
社32又は送金人29からの通知により連絡される。郵
便、電話、電子メール等のいずれの手段を用いてもよ
い。
【0094】ステップ7:送金があったことを認知した
受取人39は、受取手続を行う。受取手続の一例を挙げ
ると、受取人39が受取窓口35へ赴き、保有するカー
ド42を提示して受取要求する。そして、受取窓口35
の情報端末装置36から送金受取会社32に対して、受
取人39の提示したカード42の照合を要求する受取デ
ータが伝送される。カード42に関する照合要求に対
し、受取側データ処理装置51は、データベース34に
保存された送金データを取り出し、送金データに含まれ
る送金人のカード44のカード番号と、受取データに含
まれる受取人のカード42のカード番号と照合する。こ
の照合のために必要なカード42と44の関連づけは、
データベース34に格納されている。照合の結果、双方
のカードの関連づけが確認されたならば、送金受取会社
32は、受取窓口35に対して、送金金額に相当する現
金の支払を承認する通知を伝送する。
【0095】尚、受取窓口35と送金受取会社32との
間のネットワーク伝送以外に、電話、FAX若しくは文
書により受取窓口35と送金受取会社32との間で情報
が伝達される場合も本発明の実施態様に含まれるものと
する。
【0096】ステップ8:受取窓口35にて上記の入金
の金額に相当する現金が受取人39へ支払われる。ここ
までのステップで、送金人29と受取人39の間での送
金手続は完了したことになる。
【0097】このように本発明の海外送金システム及び
方法では、送金側処理機関21と受取側処理機関31の
中核となる機関(本例では、送金受付会社22と送金受
取会社32)同士の提携関係すなわち互いの信用に基づ
き、実際の送金処理が完了したか否かに関わらず送金デ
ータの伝送のみによって受取人への現金の支払が承認さ
れる。以下の各実施形態でも基本的に同様である。これ
により本発明では、迅速な送金が実現される。
【0098】ステップ9:上記ステップ4で用いられた
送金データに基づき、国際間決済処理ネットワーク11
を介して送金受付会社22から送金受取会社32に対し
て送金が行われる。尚、このステップ9の送金処理は、
ステップ7及び8の送金受取の時点とは関係なく実行し
てもよい。
【0099】尚、ステップ9は、図5で説明した国際間
決済処理ネットワークにより実行される処理と同様であ
る。従って、国際間決済処理ネットワークにとっては、
本発明の海外送金システム及び方法により発生した支払
処理であっても、通常のクレジットカード利用により発
生した決済処理であっても手順としては同様であるの
で、これらをまとめて実行することができ、それにより
コスト低減を図ることができる。
【0100】尚、第1の実施形態は、幾つかのバリエー
ションが考えられる。 ・第1の実施形態のバリエーション(1) 受取人が送金を受け取る方法に関し、現金で受け取る他
に、カード42の利用可能な金額枠(利用枠)という形
で受け取ることができる。いわば、カード42に対して
送金金額に相当するプリペイド枠が設けられるようなも
のである。この場合、送金受取会社32が送金データを
受信した後、送金データに含まれるカード番号に基づい
て受取人を特定し、その受取人の保有するカード42に
対して送金金額に相当する金銭的価値を充填する処理を
実行する。尚、カードに関する処理は、受取側データ処
理装置51により実行される。その後、受取人はこの利
用枠内でショッピングをすることもでき、あるいは、そ
の利用枠を現金に換えることもできる。
【0101】カード42に関するデータは、カード発行
元である送金受取会社32のデータベース34に保管さ
れており、送金金額に相当する利用枠の充填及びその後
の利用履歴もまた記録保管されることとなる。このよう
なカードに関する管理は、受取側データ処理装置51が
担う。
【0102】このバリエーションの更なる変形例とし
て、受取人のカード42が、いわゆる電子マネーを充填
できるICカードである場合、送金金額に相当する電子
マネーをICカードに充填するという形で送金を受け取
ることも可能である。
【0103】また、カード利用枠の充填による送金受取
の場合は、受取人のカード42が物理的実体のあるIC
カードでなくとも実施可能である。例えば、受取人は、
インターネットを介していわゆる電子ショッピングをす
るとき、仮想カードのカード番号を入力することにより
利用枠内でショッピング等をすることができる。
【0104】またさらに、送金金額に相当する電子マネ
ーを電子財布(電子決済に用いるソフトウェアによる仮
想の財布)に充填するという形で受け取ることも可能で
ある。送金を充填するための電子財布は、予め若しくは
受取時に指定される。
【0105】このように、受取人による送金の受取方法
は、現金での受取以外にも多様に考えられる(他の実施
形態についても同様)。
【0106】・第1の実施形態のバリエーション(2) この例では、送金受取会社32の受取側データ処理装置
51が受取人のみに予めカード発行する。送金人は、受
取人カードのカード番号を認知するのみでよく、送金人
へのカード発行は原則として不要である。従って、カー
ド発行の時点では、送金人が特定されていなくともよ
い。送金手続をする送金人は、受取人カードのカード番
号を提示すると共に入金する。
【0107】送金受取会社32は、送金データに含まれ
る受取人カード番号と、受取人から提示された受取人カ
ード番号を照合し、受取人への現金の支払を承認する。
カードに関する処理は、主として受取側データ処理装置
51により主として実行される。尚、この場合も受取人
は、カード利用枠への充填等、バリエーション(1)で述
べた現金以外の形で送金を受け取ることができる。
【0108】バリエーション(2)では、原則として送金
人カードは不要であるが、一般的に送金手続の際には送
金人の情報(住所、氏名等)も提示することが常識的で
あり、その場合、送金人を特定する情報を記録したカー
ドがあれば送金手続上便利であるので、送金人へカード
を発行してもよい。同様に、他のバリエーション及び他
の実施形態において、送金人又は受取人のいずれかにつ
いてカード発行が基本的に不要の場合にも、送金手続又
は受取手続の便利さの理由からカードを発行することは
任意である。
【0109】・第1の実施形態のバリエーション(3) この例では、送金受取会社32の受取側データ処理装置
51が複数の受取人に予めカードを発行する。カード番
号はそれぞれ異なるものとする。送金人は、それら複数
の受取人カードの各カード番号を認知するのみでよく、
送金人へのカードの発行は原則として不要である。送金
人は、複数の受取人のうち、送金を受け取るべき1又は
複数の受取人を指定すると共に指定した各受取人の受け
取るべき送金金額も指定し、それらの総額を入金する。
【0110】送金受取会社32は、送金を受け取ろうと
する受取人が提示した受取人カード番号を、送金データ
に含まれる1又は複数の受取人カード番号と照合する。
一致するカード番号があれば、その一致したカード番号
を保有する受取人の受け取るべき指定された金額の現金
の支払いを承認する。カードに関する処理は、主として
受取側データ処理装置51により実行される。
【0111】尚、この場合も各受取人は、カード利用枠
への充填等、バリエーション(1)で述べた現金以外の形
で送金を受け取ることができる。その場合、送金受取会
社32は、送金データを受信したならば、送金データに
含まれる1又は複数の受取人カード番号に基づいて各受
取人を特定し、その各受取人の保有する各カードに対し
てそれぞれ指定された送金金額に相当する金銭的価値を
充填する処理を実行する。カードに関する処理は、主と
して受取側データ処理装置51により実行される。
【0112】<第2の実施形態>図2は、本発明による
海外送金システム及び方法の第2の実施形態を示す概略
的構成図である。図中、S1〜S9は、主な処理ステッ
プの流れを示す。図2中では、図1に示した第1の実施
形態と同等の構成要素については同じ符号を用いて示し
ている。異なる構成要素については、以下のフローの説
明で併せて説明する。
【0113】・第2の実施形態の処理の流れ 図2に示す第2の実施形態は、図中S1〜S9で示され
るステップ1〜ステップ9のフローに従って実行され
る。 ステップ1:送金人29が、送金側の国に存在する送金
窓口25へ赴き、送金手続を申し込む。送金人29は、
現金を入金すると共に受取人を指定する情報等を提示す
る。
【0114】ステップ2:前述の第1の実施形態とは異
なり、送金人29も受取人39も予めカードを発行され
てはいない。第2の実施形態では、送金人29が送金窓
口25において送金手続を申し込んだ時点で、送金人2
9に対してカード46が発行される。カード46は、物
理的実体のあるカードであっても、カード番号のみを割
り当てる仮想カードであってもよい。そして、発行され
たカードのカード番号、受取人情報並びに入金の金額を
含む送金データが、情報端末装置26から送金受付会社
22へ伝送される。尚、送金窓口25と送金受付会社2
2との間のネットワーク伝送以外に、電話、FAX若し
くは文書により送金窓口25と送金受付会社22との間
で情報が伝達される場合も本発明の実施態様に含まれる
ものとする。
【0115】ステップ3:送金受付会社22は、送金側
処理機関21のデータ処理センターとしての役割を果た
し、送金受付会社22には適宜のコンピュータである送
金側データ処理装置52が設置される。第2の実施形態
では送金受付会社22がカード発行を行うため、送金側
データ処理装置52は、カード決済関連データ処理機能
の他に、カード発行の機能も有するものとする。尚、送
金側データ処理装置52及びこれに関連するデータを適
宜格納するデータベース24は、本発明の機能を実行す
るためのハードウェア装置を図を簡略化するため模式的
に示したものであり、実際のシステム構成では公知技術
に基づく多様な構成が考えられる。例えば、実際にはカ
ード発行とその他の処理を担う装置は別個に設けられ
る。送金窓口25から伝送された送金データを受け取っ
た送金側データ処理装置52は、新たに発行されたカー
ドに関する処理を行い、送金データをデータベース24
へ格納する。カード46は、見かけ上、送金窓口25か
ら送金人29へ発行されるが、実質的な発行元は送金受
付会社22である。従ってこの場合、送金受付会社22
は、少なくともカード発行者としての機能を有する。カ
ード46に関するデータは、カード発行者である送金受
付会社22のデータベース24に保存される。
【0116】ここで、ステップ1〜3の送金受付処理の
バリエーション態様について説明する。送金人は、送金
受付会社22又はその送金窓口25となる金融機関(銀
行等)に予め送金専用口座を持っているものとする。こ
の送金専用口座へ入金することにより送金手続を行う。
送金専用口座への入金は、窓口業務を通じて直接入金す
る場合、ATMを通じて入金する場合、又はインターネ
ットを通じてネットバンキング手続により送金人が持つ
他口座から振替える場合等がある。このようにして送金
専用口座への入金があった場合も、送金人に対して実カ
ード又は仮想カードが発行されると共に、カード番号及
び入金金額等の送金データが送金受付会社22の送金側
データ処理装置52へ伝送され、データベース24へ格
納される。
【0117】尚、現状では、ATMを利用する場合は装
置対応上の理由から予め実カードを発行されることが必
要となるが、本実施形態の本質は、予め発行されるカー
ドを必要としない。
【0118】ステップ4:一方、送金受付会社22は、
送金データに含まれる受取人39を指定する情報に基づ
いて、受取人39に対して、カード46のカード番号及
び送金金額等を連絡する。連絡手段は、郵送、電話、電
子メール等のいずれでもよい。もちろん送金人29から
受取人39へ連絡してもよい。あるいは、送金人29又
は送金受付会社22が、カード46自体を受取人39へ
送付してもよい。送金受付会社22がカード46を受取
人39に送付する場合、カード46は送金人29へは渡
されない。
【0119】ステップ5:受取人39は、送金があった
ことを通知された後、又はカード46を送付された後、
受取窓口35へ赴いて受取手続を行う。その際、受取人
39は、カード46のカード番号又は実カードであるカ
ード46自体を提示する。更に、受取人が本人であるこ
とを示す証明書を提示することがセキュリティ上好まし
い。例えば、パスポートや運転免許証等である。
【0120】カード46が実カードである場合、ATM
で受取手続を行うことが好適である。本システム及び方
法で用いられるカード46は、後述するステップ7の与
信チェック手続を含めて国際間決済処理ネットワーク1
1による処理に対応しているので、国際間決済処理ネッ
トワーク11が提携する全てのATMでの受取が可能で
ある。
【0121】ステップ6:受取窓口35の情報端末装置
36から送金受付会社22の送金側データ処理装置52
に対してオンラインでの与信チェック手続が実行され
る。このとき、送金受取会社32は、受取窓口35と送
金受付会社22との間の与信チェック手続データの受渡
を行う。送金受取会社32におけるデータ処理は、実質
的に受取側データ処理装置33が担う。
【0122】ステップ7:この与信チェック手続は、受
取窓口35と送金受付会社22(カード発行者)との間の
信用に基づき受取窓口35が出金するために、事前にカ
ード与信枠をチェック手続であり、従来のクレジットカ
ードシステムにおいて海外加盟店が行う手続と同様であ
る。従って、国際間決済処理ネットワーク11の与信チ
ェック手続の仲介機能を利用して実行することができ
る。与信チェックによりカードの正当性が確認され、支
払が確保される。
【0123】送金受付会社22の送金側データ処理装置
52は、データベース24に保存された送金データ及び
カード46のデータを取り出し、カード(又はカード番
号)46の正当性を認証する。与信チェックの結果は、
送金側データ処理装置52から送金受取会社32を経て
受取窓口35の情報端末装置36へ送られる。
【0124】ステップ8:カード(又はカード番号)4
6の正当性が認証されたならば、受取人39に対し送金
金額の範囲内の現金の支払が承認される。ここまでのス
テップで、送金人29と受取人39の間での送金手続は
完了したことになる。
【0125】この実施形態においても、国際間決済処理
ネットワーク11を利用することにより、受取人39へ
の支払いが承認される。これにより、迅速な送金が実現
された形となる。
【0126】ステップ9:受取窓口35から受取人39
へ支払われた金額に関する支払データに基づいて、国際
間決済処理ネットワーク11を介して送金受付会社22
から送金受取会社32に対して送金が行われる。尚、受
取人39へ支払われた金額のデータは、与信チェック手
続の完了後、適宜の時点で受取窓口35から送金受取会
社32を経て、国際間決済処理ネットワーク11を介し
て送金受付会社22へ送信される。
【0127】上記ステップ9は、図5で説明した国際間
決済処理ネットワークにより実行される処理と同様であ
る。従って、国際間決済処理ネットワークにとっては、
本発明の海外送金システム及び方法により発生した支払
処理であっても、通常のクレジットカード利用により発
生した決済処理であっても手順としては同様であるの
で、これらをまとめて実行することができ、それにより
コスト低減を図ることができる。
【0128】第2の実施形態が利用される局面として
は、例えば、受取側の国に滞在している人が緊急に現金
を必要とする事態が発生し、送金側の国にいる家族が受
取側の国へ送金しようとする場合が想定されるが、この
例に限られない。第2の実施形態では、カードを予め発
行しない形での送金も可能であるため、多様な利用形態
が可能である。
【0129】尚、一回送金を行った送金人29が、その
とき発行されたカード46を用いてその後何回でも送金
できるようにしてもよい。これを実現するためには、カ
ード46のデータを、送金受付会社22のデータベース
24に維持しておく。あるいは、カード46の使用を一
回の送金に限ってもよい。その場合は、送金完了後にデ
ータベース24内のデータで制御できる。
【0130】<第3の実施形態>図3は、本発明による
海外送金システム及び方法の第3の実施形態を示す概略
的構成図である。図中、S1〜S7は、主な処理ステッ
プの流れを示す。図3中では、図1に示した第1の実施
形態と同等の構成要素については同じ符号を用いて示し
ている。異なる構成要素については、以下のフローの説
明で併せて説明する。
【0131】図3に示す第3の実施形態は、図中S1〜
S7で示されるステップ1〜ステップ7のフローに従っ
て実行される。 ・第3の実施形態の処理の流れ ステップ1:受取人39は、受取窓口35経由で、送金
受取会社32内に口座37を開設するための手続を行
う。尚、口座37は、送金人29が開設してもよいが、
受取人39は基本的にこの口座37から送金を受け取る
ので、受取人39による口座37からの引出しが可能で
あるような処置がとられるものとする。
【0132】そして、口座37を開設するための口座開
設データが、受取窓口35の情報端末装置36から送金
受取会社32へ伝送される。尚、情報端末装置36によ
るネットワーク伝送以外に、電話、FAX若しくは文書
により受取窓口35と送金受取会社32との間で情報が
伝達される場合も本発明の実施態様に含まれるものとす
る。
【0133】ステップ2:送金受取会社32は、受取側
処理機関31のデータ処理センターとしての役割を果た
し、送金受取会社32には適宜のコンピュータであるデ
ータ処理装置が設置されるが、特に、第3の実施形態で
は、送金受取会社32が仮想加盟店登録を行うため、こ
れに関連する機能を具備する加盟店管理装置53のみを
図示している。加盟店管理装置53は、口座37を開設
する処理を行う。口座37の開設においては、受取人3
9が「仮想加盟店」として登録され、口座37は「仮想
加盟店の保有する口座」すなわち「仮想加盟店口座」と
みなされる。尚、仮想加盟店の登録手続において、加盟
店番号が付与される。これにより、受取人39及びその
口座37が、処理の上でクレジットカード加盟店及び加
盟店口座として取り扱われることが可能となる。従って
この場合、送金受取会社32は、少なくとも加盟店管理
者としての機能を有する。
【0134】ステップ3:上記仮想加盟店の加盟店番号
を認知する送金人29が、送金窓口25へ赴き、送金手
続を行う。送金人29は、送金する金額を入金すると共
に送金先として仮想加盟店を指定する。仮想加盟店を指
定する情報として加盟店番号を提示する。そして、送金
窓口25の情報端末装置26から送金受付会社22へ送
金の金額及び送金先指定情報(加盟店番号)を含む送金デ
ータが伝送される。尚、情報端末装置25によるネット
ワーク伝送以外に、電話、FAX若しくは文書により送
金窓口25と送金受付会社22との間で情報が伝達され
る場合も本発明の実施態様に含まれるものとする。
【0135】ステップ4:送金受付会社22の送金側デ
ータ処理装置52は、送金窓口25より伝送された送金
データに基づいて仮想加盟店への支払データを作成す
る。この支払データの作成にあたっては、本海外送金を
通常のクレジットカードの売上処理と同様にするため、
送金専用のカード番号を利用するものとする。尚、この
カード番号は予め専用に用意したものを使用してもよい
し、また支払データ作成の度に新たにカード(番号)を
発行してもよい。後者の場合、送金受付会社22は少な
くともカード発行者としての機能を有する。
【0136】ステップ5:送金受付会社11は、国際間
決済処理ネットワーク11を通じて、作成した支払デー
タを送金受取会社32へ伝送する。これは、仮想加盟店
での売り上げ処理を行うことに相当し、通常のクレジッ
トカードの売上に関する処理と同様である。
【0137】ステップ6:送金受取会社32は、伝送さ
れた支払データを登録する。具体的には、加盟店管理装
置53が、支払データに含まれる加盟店番号により仮想
加盟店口座37を特定し、その仮想加盟店口座37に対
して支払データに含まれる送金金額が入金されたものと
して処理する。
【0138】ステップ7:送金受付会社22は、ステッ
プ4で作成した支払データに基づいて送金を行う。この
送金処理もまた、国際間決済処理ネットワーク11を通
じて行われる。尚、このステップ7の送金処理は、必ず
しも次のステップ8及び9の送金受取の前に行われる必
要はなく、送金受取の時点とは関係なく実行してもよ
い。
【0139】ステップ8:送金受取会社32は、少なく
ともステップ6の支払データの登録が完了した後、受取
人39に対して、送金があった旨を連絡する。つまり、
仮想加盟店口座37から送金金額の範囲内での引出が可
能であることを連絡する。受取窓口35を通じて連絡し
てもよく、連絡手段は、郵送、電話、電子メール等のい
ずれでもよい。
【0140】ステップ9:送金があったことを認知した
受取人39は、仮想加盟店口座37から送金の引出を行
う。送金の引出は、ATMを含む受取窓口35で行うこ
とができる。また、第1の実施形態で述べたような電子
マネーとして受け取ることもできる。
【0141】このように、第3の実施形態では、受取人
をあたかも加盟店の一つであるかのように想定して仮想
的口座を開設し、かつ、送金をあたかも仮想加盟店のク
レジットカード売上に対する支払等とみなして仮のカー
ド番号を付与して処理することにより、国際間決済処理
ネットワークを利用して通常のクレジットカード支払処
理と同様の手順で海外送金を実行することができる。
【0142】
【発明の効果】以上述べた本発明による海外送金システ
ム及び方法は、送金側処理機関と受取側処理機関の中核
となる機関(本例では、送金受付会社と送金受取会社)
同士の提携関係すなわち互いの信用に基づき、実際の送
金処理が完了したか否かに関わらず送金データ等のデー
タ伝送のみによって受取人への現金の支払が承認され
る。加えて、本発明のいずれの実施形態においても、送
金側と受取側の間のデータ伝送及び支払処理等に関し
て、既に確立されている国際クレジットカード会社保有
の決済処理ネットワークを利用することから、これらの
ネットワークにおける通常の業務処理とまとめて行うこ
とができる。これらにより、低コストかつ迅速な海外送
金処理が実現される。
【0143】本発明のいずれかの実施形態を利用すれ
ば、受取人及び送金人の双方又はいずれかが銀行口座を
保有していない場合にも、互いに海外送金を行うことが
できる。またいずれの実施形態でも、送金手続の後、実
際の送金処理とは関係なく送金手続に基づくデータ伝送
のみにより受取人が送金を受け取ることができ、送金に
要する期間も短くかつ一定である。いずれの実施形態に
おいても、送金受付会社及び送金受取会社及びこれらの
提携先(種々の金融機関含む)の受付窓口及びATMを
含め、多数の送金窓口及び受取窓口が確保される。従っ
て、利用者にとって利用できる場所及び時間の選択性が
広がり、利便性が向上する。
【0144】さらに送金受付会社及びその送金受取会社
間で実行されるシステム及び方法であるので信頼性が高
く、利用者は安心して利用することができる。本発明に
よる海外送金システム及び方法の利用が普及すれば、地
下銀行の暗躍も解消され、健全な経済活動の維持発展に
寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すフローを含む概
略的構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すフローを含む概
略的構成図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すフローを含む概
略的構成図である。
【図4】(A)は、従来の銀行間ネットワークを利用し
た電信による海外送金システム及び方法の概要を示す概
略的構成図である。(B)は、従来の小切手郵送による
海外送金システム及び方法の概要を示す概略的構成図で
ある。
【図5】既存の国際クレジットカード会社保有の決済処
理ネットワークを介して行われている国際間のクレジッ
トカード決済業務のフローを概略的に示す図である。
【符号の説明】
11 国際間決済処理ネットワーク 21 送金側処理機関 22 送金受付会社 23 送金側データ処理装置 24 データベース(送金側) 25 送金窓口 26 情報端末装置 29 送金人 31 受取側処理機関 32 送金受取会社 33 受取側データ処理装置 34 データベース(受取側) 35 受取窓口 36 情報端末装置 37 仮想加盟店口座 39 受取人 42、44、46 カード 51 受取側データ処理装置 52 送金側データ処理装置 53 加盟店管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 信太郎 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地 株式会社ジェーシービー内 (72)発明者 田丸 伸治 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地 株式会社ジェーシービー内 (72)発明者 増田 慎也 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地 株式会社ジェーシービー内

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送金側の国から受取側の国への送金を実
    行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 前記受取側データ処理装置が受取人及び送金人のそれぞ
    れに対して2つの関連付けられたカード番号をそれぞれ
    割り当てたカードを予め発行し、 前記送金側データ処理装置が前記送金人の入金した送金
    の金額及び前記送金人のカード番号を含む送金データを
    国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
    タ処理装置へ伝送し、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人のカー
    ド番号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装
    置が前記受取人により提示された前記受取人のカード番
    号と前記送金データに含まれる前記送金人のカード番号
    との関連付けを確認し、 双方の前記カード番号の関連付けが確認された場合に前
    記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを承
    認することを特徴とする海外送金システム。
  2. 【請求項2】 前記送金人による入金及び前記送金人の
    カード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金額
    及び前記送金人のカード番号を含む前記送金データを前
    記送金側データ処理装置へ伝送する送金窓口を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の海外送金システム。
  3. 【請求項3】 前記受取人による前記送金の受取要求及
    び前記受取人のカード番号の提示を受付け、前記受取人
    のカード番号を含む受取データを前記受取側データ処理
    装置へ伝送する受取窓口を有することを特徴とする請求
    項1に記載の海外送金システム。
  4. 【請求項4】 送金側の国から受取側の国への送金を実
    行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 前記受取側データ処理装置が受取人及び送金人のそれぞ
    れに対して2つの関連付けられたカード番号をそれぞれ
    割り当てたカードを予め発行し、 前記送金側データ処理装置が前記送金人の入金した送金
    の金額及び前記送金人のカード番号を含む送金データを
    国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
    タ処理装置へ伝送し、 前記受取側データ処理装置が前記送金データに含まれる
    前記送金人のカード番号と関連付けられた前記受取人の
    カード番号に対応する前記受取人のカードの利用枠を前
    記送金の金額だけ充填することを特徴とする海外送金シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記送金人による入金及び前記送金人の
    カード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金額
    及び前記送金人のカード番号を含む前記送金データを前
    記送金側データ処理装置へ伝送する送金窓口を有するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の海外送金システム。
  6. 【請求項6】 送金側の国から受取側の国への送金を実
    行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 前記受取側データ処理装置が受取人に対してカード番号
    を割り当てたカードを予め発行し、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む送金データを国際
    間決済処理ネットワークを利用して前記受取側データ処
    理装置へ伝送し、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人のカー
    ド番号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装
    置が前記受取人により提示された前記受取人のカード番
    号と前記送金データに含まれる前記受取人のカード番号
    との一致を確認し、 双方の前記カード番号の一致が確認された場合に前記受
    取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを承認す
    ることを特徴とする海外送金システム。
  7. 【請求項7】 前記送金人による入金及び前記受取人の
    カード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金額
    及び前記受取人のカード番号を含む前記送金データを前
    記送金側データ処理装置へ伝送する送金窓口を有するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の海外送金システム。
  8. 【請求項8】 前記受取人による前記送金の受取要求及
    び前記受取人のカード番号の提示を受付け、前記受取人
    のカード番号を含む受取データを前記受取側データ処理
    装置へ伝送する受取窓口を有することを特徴とする請求
    項6に記載の海外送金システム。
  9. 【請求項9】 送金側の国から受取側の国への送金を実
    行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 前記受取側データ処理装置が受取人に対してカード番号
    を割り当てたカードを予め発行し、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む送金データを国際
    間決済処理ネットワークを利用して前記受取側データ処
    理装置へ伝送し、 前記受取側データ処理装置が前記送金データに含まれる
    前記受取人のカード番号に対応する前記受取人のカード
    の利用枠を前記送金の金額だけ充填することを特徴とす
    る海外送金システム。
  10. 【請求項10】 前記送金人による入金及び前記受取人
    のカード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む前記送金データを
    前記送金側データ処理装置へ伝送する送金窓口を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の海外送金システム。
  11. 【請求項11】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対してそれ
    ぞれ異なるカード番号を割り当てた複数のカードを予め
    発行し、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金につ
    いて1又は複数の受取人の各々の受け取るべき金額及び
    1又は複数の前記受取人のカード番号を含む送金データ
    を国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デ
    ータ処理装置へ伝送し、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人のカー
    ド番号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装
    置が前記受取人により提示された前記受取人のカード番
    号と前記送金データに含まれる1又は複数の前記受取人
    のカード番号のうちの一つとの一致を確認し、 前記一致が確認された場合に、受取要求をした前記受取
    人に対して当該受取人の受け取るべき金額の範囲内の受
    取りを承認することを特徴とする海外送金システム。
  12. 【請求項12】 前記送金人による入金及び1又は複数
    の前記受取人のカード番号を受付け、前記送金人の入金
    した送金について1又は複数の受取人の各々の受け取る
    べきの金額及び1又は複数の前記受取人のカード番号を
    含む前記送金データを前記送金側データ処理装置へ伝送
    する送金窓口を有することを特徴とする請求項11に記
    載の海外送金システム。
  13. 【請求項13】 前記受取人による前記送金の受取要求
    及び前記受取人のカード番号の提示を受付け、前記受取
    人のカード番号を含む受取データを前記受取側データ処
    理装置へ伝送する受取窓口を有することを特徴とする請
    求項11に記載の海外送金システム。
  14. 【請求項14】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対してカー
    ド番号を割り当てたカードを予め発行し、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金につ
    いて1又は複数の受取人の各々の受け取るべき金額及び
    1又は複数の前記受取人のカード番号を含む送金データ
    を国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デ
    ータ処理装置へ伝送し、 前記受取側データ処理装置が前記送金データに含まれる
    1又は複数の前記受取人のカード番号に対応する各々の
    前記受取人のカードの利用枠を前記送金の金額だけ充填
    することを特徴とする海外送金システム。
  15. 【請求項15】 前記送金人による入金及び1又は複数
    の前記受取人のカード番号を受付け、前記送金人の入金
    した送金について1又は複数の受取人の各々の受け取る
    べき金額及び1又は複数の前記受取人のカード番号を含
    む前記送金データを前記送金側データ処理装置へ伝送す
    る送金窓口を有することを特徴とする請求項14に記載
    の海外送金システム。
  16. 【請求項16】 前記送金側データ処理装置から前記受
    取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを利
    用して前記送金データに基づき送金処理が行われること
    を特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の海外送
    金システム。
  17. 【請求項17】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 送金人から送金の入金があった場合に、前記送金側デー
    タ処理装置がカード番号を割り当てたカードを発行する
    と共に受取人に対して前記カード番号を通知し、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記カード番号の
    提示があった場合に、前記受取側データ処理装置を介し
    国際間決済処理ネットワークを利用して前記送金側デー
    タ処理装置に対して前記カード番号についての与信チェ
    ック手続データが伝送され、 前記送金側データ処理装置が前記カード番号についての
    与信チェック手続を実行し、前記カード番号が認証され
    た場合に前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の
    受取りを承認することを特徴とする海外送金システム。
  18. 【請求項18】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    有し、 送金人から送金の入金があった場合に、前記送金側デー
    タ処理装置がカード番号を割り当てたカードを発行する
    と共に受取人に対して前記カードを送付し、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記カードの提示
    があった場合に、前記受取側データ処理装置を介し国際
    間決済処理ネットワークを利用して前記送金側データ処
    理装置に対して前記カードについての与信チェック手続
    データが伝送され、 前記送金側データ処理装置が前記カードについての与信
    チェック手続を実行し、前記カードが認証された場合に
    前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを
    承認することを特徴とする海外送金システム。
  19. 【請求項19】 前記送金人による入金を受付け、前記
    送金側データ処理装置に替わり前記カードを発行すると
    共に、前記送金人の入金した送金の金額のデータ及び前
    記カードの発行に関するデータを前記送金側データ処理
    装置へ伝送する送金窓口を有することを特徴とする請求
    項17又は18に記載の海外送金システム。
  20. 【請求項20】 前記受取人からの送金の受取要求及び
    前記カード番号若しくはカードの提示を受付け、前記受
    取側データ処理装置を介し国際間決済処理ネットワーク
    を利用して前記送金側データ処理装置との間で前記カー
    ド番号若しくはカードについての与信チェック手続デー
    タを授受する受取窓口を有することを特徴とする請求項
    17又は18に記載の海外送金システム。
  21. 【請求項21】 前記送金側データ処理装置から前記受
    取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを利
    用して、前記受取人の受け取った金額について送金処理
    が行われることを特徴とする請求項17〜20のいずれ
    かに記載の海外送金システム。
  22. 【請求項22】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金システムにおいて、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される加盟店管理装置とを有し、 前記加盟店管理装置が、受取人により引出可能な仮想加
    盟店口座を開設しかつ前記仮想加盟店口座に対応する加
    盟店番号を付与し、 前記送金人により前記加盟店番号の提示と共に送金の入
    金があった場合に、前記送金側データ処理装置が仮のカ
    ード番号を用いて前記加盟店番号及び前記送金の金額を
    含む支払データを作成すると共に、前記仮のカード番号
    を用いて国際間決済処理ネットワークを利用して前記支
    払データを前記加盟店管理装置へ伝送し、 前記加盟店管理装置が、前記支払データに含まれる前記
    加盟店番号に対応する前記仮想加盟店口座に対して前記
    支払データに含まれる前記送金の金額を入金することを
    特徴とする海外送金システム。
  23. 【請求項23】 前記送金人による入金及び送金先とし
    て前記加盟店番号を受付け、前記送金人の入金した金額
    及び前記加盟店番号を含むデータを前記送金側データ処
    理装置へ伝送する送金窓口を有することを特徴とする請
    求項22に記載の海外送金システム。
  24. 【請求項24】 前記仮想加盟店口座の開設要求を受付
    け、口座開設データを前記加盟店管理装置へ伝送する受
    取窓口を有することを特徴とする請求項22に記載の海
    外送金システム。
  25. 【請求項25】 前記仮想加盟店口座からの引出しを行
    うための受取窓口を有することを特徴とする請求項22
    に記載の海外送金システム。
  26. 【請求項26】 前記送金側データ処理装置から前記加
    盟店管理装置へ国際間決済処理ネットワークを利用して
    前記支払データに基づき送金処理が行われることを特徴
    とする請求項22〜25のいずれかに記載の海外送金シ
    ステム。
  27. 【請求項27】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 前記受取側データ処理装置が受取人及び送金人のそれぞ
    れに対して2つの関連付けられたカード番号をそれぞれ
    割り当てたカードを予め発行するステップと、 前記送金側データ処理装置が前記送金人の入金した送金
    の金額及び前記送金人のカード番号を含む送金データを
    国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
    タ処理装置へ伝送するステップと、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人のカー
    ド番号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装
    置が前記受取人により提示された前記受取人のカード番
    号と前記送金データに含まれる前記送金人のカード番号
    との関連付けを確認するステップと、 双方の前記カード番号の関連付けが確認された場合に前
    記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを承
    認するステップとを有することを特徴とする海外送金方
    法。
  28. 【請求項28】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び前記送金人
    のカード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金
    額及び前記送金人のカード番号を含む前記送金データを
    前記送金側データ処理装置へ伝送するステップとを有す
    ることを特徴とする請求項27に記載の海外送金方法。
  29. 【請求項29】 受取窓口を設けるステップと、 前記受取窓口が、前記受取人による前記送金の受取要求
    及び前記受取人のカード番号の提示を受付け、前記受取
    人のカード番号を含む受取データを前記受取側データ処
    理装置へ伝送するステップとを有することを特徴とする
    請求項27に記載の海外送金方法。
  30. 【請求項30】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 前記受取側データ処理装置が受取人及び送金人のそれぞ
    れに対して2つの関連付けられたカード番号をそれぞれ
    割り当てたカードを予め発行するステップと、 前記送金側データ処理装置が前記送金人の入金した送金
    の金額及び前記送金人のカード番号を含む送金データを
    国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デー
    タ処理装置へ伝送するステップと、 前記受取側データ処理装置が前記送金データに含まれる
    前記送金人のカード番号と関連付けられた前記受取人の
    カード番号に対応する前記受取人のカードの利用枠を前
    記送金の金額だけ充填するステップとを有することを特
    徴とする海外送金方法。
  31. 【請求項31】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び前記送金人
    のカード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金
    額及び前記送金人のカード番号を含む前記送金データを
    前記送金側データ処理装置へ伝送するステップとを有す
    ることを特徴とする請求項30に記載の海外送金方法。
  32. 【請求項32】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 前記受取側データ処理装置が受取人に対してカード番号
    を割り当てたカードを予め発行するステップと、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む送金データを国際
    間決済処理ネットワークを利用して前記受取側データ処
    理装置へ伝送するステップと、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人のカー
    ド番号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装
    置が前記受取人により提示された前記受取人のカード番
    号と前記送金データに含まれる前記受取人のカード番号
    との一致を確認するステップと、 双方の前記カード番号の一致が確認された場合に前記受
    取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを承認す
    るステップとを有することを特徴とする海外送金方法。
  33. 【請求項33】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び前記受取人
    のカード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む前記送金データを
    前記送金側データ処理装置へ伝送するステップとを有す
    ることを特徴とする請求項32に記載の海外送金方法。
  34. 【請求項34】 受取窓口を設けるステップと、 前記受取窓口が、前記受取人による前記送金の受取要求
    及び前記受取人のカード番号の提示を受付け、前記受取
    人のカード番号を含む受取データを前記受取側データ処
    理装置へ伝送するステップとを有することを特徴とする
    請求項32に記載の海外送金方法。
  35. 【請求項35】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 前記受取側データ処理装置が受取人に対してカード番号
    を割り当てたカードを予め発行するステップと、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む送金データを国際
    間決済処理ネットワークを利用して前記受取側データ処
    理装置へ伝送するステップと、 前記受取側データ処理装置が前記送金データに含まれる
    前記受取人のカード番号に対応する前記受取人のカード
    の利用枠を前記送金の金額だけ充填するステップとを有
    することを特徴とする海外送金方法。
  36. 【請求項36】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び前記受取人
    のカード番号を受付け、前記送金人の入金した送金の金
    額及び前記受取人のカード番号を含む前記送金データを
    前記送金側データ処理装置へ伝送するステップとを有す
    ることを特徴とする請求項35に記載の海外送金方法。
  37. 【請求項37】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対してそれ
    ぞれ異なるカード番号を割り当てた複数のカードを予め
    発行するステップと、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金につ
    いて1又は複数の受取人の各々の受け取るべき金額及び
    1又は複数の前記受取人のカード番号を含む送金データ
    を国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デ
    ータ処理装置へ伝送するステップと、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記受取人のカー
    ド番号の提示があった場合に、前記受取側データ処理装
    置が前記受取人により提示された前記受取人のカード番
    号と前記送金データに含まれる1又は複数の前記受取人
    のカード番号のうちの一つとの一致を確認するステップ
    と、 前記一致が確認された場合に、受取要求をした前記受取
    人に対して当該受取人の受け取るべき金額の範囲内の受
    取りを承認するステップとを有することを特徴とする海
    外送金方法。
  38. 【請求項38】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び1又は複数
    の前記受取人のカード番号を受付け、前記送金人の入金
    した送金について1又は複数の受取人の各々の受け取る
    べきの金額及び1又は複数の前記受取人のカード番号を
    含む前記送金データを前記送金側データ処理装置へ伝送
    するステップとを有することを特徴とする請求項37に
    記載の海外送金方法。
  39. 【請求項39】 受取窓口を設けるステップと、 前記受取窓口が、前記受取人による前記送金の受取要求
    及び前記受取人のカード番号の提示を受付け、前記受取
    人のカード番号を含む受取データを前記受取側データ処
    理装置へ伝送するステップとを有することを特徴とする
    請求項37に記載の海外送金方法。
  40. 【請求項40】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 前記受取側データ処理装置が複数の受取人に対してカー
    ド番号を割り当てたカードを予め発行するステップと、 前記送金側データ処理装置が送金人の入金した送金につ
    いて1又は複数の受取人の各々の受け取るべき金額及び
    1又は複数の前記受取人のカード番号を含む送金データ
    を国際間決済処理ネットワークを利用して前記受取側デ
    ータ処理装置へ伝送するステップと、 前記受取側データ処理装置が前記送金データに含まれる
    1又は複数の前記受取人のカード番号に対応する各々の
    前記受取人のカードの利用枠を前記送金の金額だけ充填
    するステップとを有することを特徴とする海外送金方
    法。
  41. 【請求項41】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び1又は複数
    の前記受取人のカード番号を受付け、前記送金人の入金
    した送金について1又は複数の受取人の各々の受け取る
    べき金額及び1又は複数の前記受取人のカード番号を含
    む前記送金データを前記送金側データ処理装置へ伝送す
    るステップとを有することを特徴とする請求項41に記
    載の海外送金方法。
  42. 【請求項42】 前記送金側データ処理装置から前記受
    取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを利
    用して前記送金データに基づき送金処理が行われるステ
    ップをさらに有することを特徴とする請求項27〜41
    のいずれかに記載の海外送金方法。
  43. 【請求項43】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 送金人から送金の入金があった場合に、前記送金側デー
    タ処理装置がカード番号を割り当てたカードを発行する
    と共に受取人に対して前記カード番号を通知するステッ
    プと、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記カード番号の
    提示があった場合に、前記受取側データ処理装置を介し
    国際間決済処理ネットワークを利用して前記送金側デー
    タ処理装置に対して前記カード番号についての与信チェ
    ック手続データが伝送されるステップと、 前記送金側データ処理装置が前記カード番号についての
    与信チェック手続を実行し、前記カード番号が認証され
    た場合に前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の
    受取りを承認するステップとを有することを特徴とする
    海外送金方法。
  44. 【請求項44】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される受取側データ処理装置とを
    設けるステップと、 送金人から送金の入金があった場合に、前記送金側デー
    タ処理装置がカード番号を割り当てたカードを発行する
    と共に受取人に対して前記カードを送付するステップ
    と、 前記受取人から送金の受取要求と共に前記カードの提示
    があった場合に、前記受取側データ処理装置を介し国際
    間決済処理ネットワークを利用して前記送金側データ処
    理装置に対して前記カードについての与信チェック手続
    データが伝送されるステップと、 前記送金側データ処理装置が前記カードについての与信
    チェック手続を実行し、前記カードが認証された場合に
    前記受取人に対して前記送金の金額の範囲内の受取りを
    承認するステップとを有することを特徴とする海外送金
    方法。
  45. 【請求項45】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金を受付け、前記
    送金側データ処理装置に替わり前記カードを発行すると
    共に、前記送金人の入金した送金の金額のデータ及び前
    記カードの発行に関するデータを前記送金側データ処理
    装置へ伝送するステップとを有することを特徴とする請
    求項43又は44に記載の海外送金方法。
  46. 【請求項46】 受取窓口を設けるステップと、 前記受取窓口が、前記受取人からの送金の受取要求及び
    前記カード番号若しくはカードの提示を受付け、前記受
    取側データ処理装置を介し国際間決済処理ネットワーク
    を利用して前記送金側データ処理装置との間で前記カー
    ド番号若しくはカードについての与信チェック手続デー
    タを授受するステップとを有することを特徴とする請求
    項43又は44に記載の海外送金方法。
  47. 【請求項47】 前記送金側データ処理装置から前記受
    取側データ処理装置へ国際間決済処理ネットワークを利
    用して、前記受取人の受け取った金額について送金処理
    が行われるステップをさらに有することを特徴とする請
    求項43〜46のいずれかに記載の海外送金方法。
  48. 【請求項48】 送金側の国から受取側の国への送金を
    実行する海外送金方法において、 前記送金側の国に設置される送金側データ処理装置と、
    前記受取側の国に設置される加盟店管理装置とを設ける
    ステップと、 前記加盟店管理装置が、受取人により引出可能な仮想加
    盟店口座を開設しかつ前記仮想加盟店口座に対応する加
    盟店番号を付与するステップと、 前記送金人により前記加盟店番号の提示と共に送金の入
    金があった場合に、前記送金側データ処理装置が仮のカ
    ード番号を用いて前記加盟店番号及び前記送金の金額を
    含む支払データを作成すると共に、前記仮のカード番号
    を用いて国際間決済処理ネットワークを利用して前記支
    払データを前記加盟店管理装置へ伝送するステップと、 前記加盟店管理装置が、前記支払データに含まれる前記
    加盟店番号に対応する前記仮想加盟店口座に対して前記
    支払データに含まれる前記送金の金額を入金するステッ
    プとを有することを特徴とする海外送金方法。
  49. 【請求項49】 送金窓口を設けるステップと、 前記送金窓口が、前記送金人による入金及び送金先とし
    て前記加盟店番号を受付け、前記送金人の入金した金額
    及び前記加盟店番号を含むデータを前記送金側データ処
    理装置へ伝送するステップとを有することを特徴とする
    請求項48に記載の海外送金方法。
  50. 【請求項50】 受取窓口を設けるステップと、 前記受取窓口が、前記仮想加盟店口座の開設要求を受付
    け、口座開設データを前記加盟店管理装置へ伝送するス
    テップとを有することを特徴とする請求項48に記載の
    海外送金方法。
  51. 【請求項51】 受取窓口を設けるステップと、 前記受取窓口において前記仮想加盟店口座からの引出し
    を行うステップとを有することを特徴とする請求項48
    に記載の海外送金方法。
  52. 【請求項52】 前記送金側データ処理装置から前記加
    盟店管理装置へ国際間決済処理ネットワークを利用して
    前記支払データに基づき送金処理が行われるステップを
    さらに有することを特徴とする請求項48〜51のいず
    れかに記載の海外送金方法。
JP2000394866A 2000-12-26 2000-12-26 海外送金システム Expired - Lifetime JP4579408B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394866A JP4579408B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 海外送金システム
BR0116565-8A BR0116565A (pt) 2000-12-26 2001-08-24 Sistema para fazer uma remessa para o exterior e um método para fazer uma remessa para o exterior com baixo custo e confiabilidade em uma alta velocidade
PCT/JP2001/007291 WO2002052474A1 (fr) 2000-12-26 2001-08-24 Systeme et procede de remise a l'etranger
TW90126702A TWI285817B (en) 2000-12-26 2001-10-29 A system for making a remittance abroad and a method of making a remittance abroad with low cost and reliability at a high speed

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394866A JP4579408B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 海外送金システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002197278A true JP2002197278A (ja) 2002-07-12
JP2002197278A5 JP2002197278A5 (ja) 2007-12-20
JP4579408B2 JP4579408B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=18860428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000394866A Expired - Lifetime JP4579408B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 海外送金システム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4579408B2 (ja)
BR (1) BR0116565A (ja)
TW (1) TWI285817B (ja)
WO (1) WO2002052474A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521542A (ja) * 2003-11-10 2007-08-02 イーベイ インク. 複数の当事者間における少額決済の円滑化
WO2011108629A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 株式会社ジェイティービー 送金装置,送金のためのコンピュータプログラム,送金方法
JP2012027804A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Hitachi Ltd 価値情報移動方法及びシステム
JP2012094061A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Sumitomo Mitsui Banking Corp 情報処理端末を活用した送金システム
JP2014089749A (ja) * 2008-11-26 2014-05-15 Smart Hub Pte Ltd クレジット提供システム及び方法
JP2015062125A (ja) * 2014-10-21 2015-04-02 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated モバイル環境における金融取引のための方法およびシステム
JP2015187780A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 株式会社三井住友銀行 送金用カードを利用した海外送金方法およびシステム
WO2017039075A1 (ko) * 2015-09-04 2017-03-09 비씨카드(주) 국외 송금 서비스를 제공하는 방법 및 이를 수행하는 카드사 서버
JP2019536134A (ja) * 2016-10-25 2019-12-12 エヌチェーン ホールディングス リミテッドNchain ブロックチェーン上で匿名で保持されるトークンに関連付けられた交換を指示する方法及びシステム
JP2021039660A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 株式会社ジェーシービー 送金システム、送金方法、及びプログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9038912B2 (en) * 2007-12-18 2015-05-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Trade card services
TWI710983B (zh) * 2018-09-28 2020-11-21 財金資訊股份有限公司 使用晶片金融卡於網際網路跨境支付之系統及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5350906A (en) * 1992-11-25 1994-09-27 Brody Bill E Currency transfer system and method using fixed limit cards
WO1998036521A1 (en) * 1997-02-14 1998-08-20 Citicorp Development Center, Inc. Method and system for transferring funds
US5949044A (en) * 1997-06-13 1999-09-07 Walker Asset Management Limited Partnership Method and apparatus for funds and credit line transfers
WO2000025507A1 (en) * 1998-10-28 2000-05-04 Mastercard International Incorporated System and method for using a prepaid card
WO2000067216A1 (en) * 1999-05-03 2000-11-09 The Chase Manhattan Bank A banking card associated with a cash account

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5465206B1 (en) * 1993-11-01 1998-04-21 Visa Int Service Ass Electronic bill pay system
US5650604A (en) * 1995-02-22 1997-07-22 Electronic Data Systems Corporation System and method for electronic transfer of funds using an automated teller machine to dispense the transferred funds
JP4067630B2 (ja) * 1998-03-16 2008-03-26 富士通株式会社 金融処理装置および方法
JPH11328273A (ja) * 1998-05-19 1999-11-30 Hitachi Ltd 利用限度枠設定方法及びその実施システム並びにその処理プログラムを記録した媒体
JP2000113079A (ja) * 1998-10-06 2000-04-21 Nippon Shinpan Co Ltd 振込カードシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5350906A (en) * 1992-11-25 1994-09-27 Brody Bill E Currency transfer system and method using fixed limit cards
WO1998036521A1 (en) * 1997-02-14 1998-08-20 Citicorp Development Center, Inc. Method and system for transferring funds
US5949044A (en) * 1997-06-13 1999-09-07 Walker Asset Management Limited Partnership Method and apparatus for funds and credit line transfers
WO2000025507A1 (en) * 1998-10-28 2000-05-04 Mastercard International Incorporated System and method for using a prepaid card
WO2000067216A1 (en) * 1999-05-03 2000-11-09 The Chase Manhattan Bank A banking card associated with a cash account

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521542A (ja) * 2003-11-10 2007-08-02 イーベイ インク. 複数の当事者間における少額決済の円滑化
US8051007B2 (en) 2003-11-10 2011-11-01 Ebay Inc Method and system to facilitate a payment in satisfaction of accumulated micropayment commitments to a vendor
JP2014089749A (ja) * 2008-11-26 2014-05-15 Smart Hub Pte Ltd クレジット提供システム及び方法
WO2011108629A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 株式会社ジェイティービー 送金装置,送金のためのコンピュータプログラム,送金方法
JPWO2011108629A1 (ja) * 2010-03-05 2013-06-27 株式会社ジェイティービー 送金装置,送金のためのコンピュータプログラム,送金方法
JP5752110B2 (ja) * 2010-03-05 2015-07-22 株式会社ジェイティービー 送金装置および送金方法
JP2012027804A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Hitachi Ltd 価値情報移動方法及びシステム
JP2012094061A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Sumitomo Mitsui Banking Corp 情報処理端末を活用した送金システム
JP2015187780A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 株式会社三井住友銀行 送金用カードを利用した海外送金方法およびシステム
JP2015062125A (ja) * 2014-10-21 2015-04-02 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated モバイル環境における金融取引のための方法およびシステム
WO2017039075A1 (ko) * 2015-09-04 2017-03-09 비씨카드(주) 국외 송금 서비스를 제공하는 방법 및 이를 수행하는 카드사 서버
KR20170028784A (ko) * 2015-09-04 2017-03-14 비씨카드(주) 국외 송금 서비스를 제공하는 방법 및 이를 수행하는 카드사 서버
KR102403658B1 (ko) * 2015-09-04 2022-05-30 비씨카드(주) 국외 송금 서비스를 제공하는 방법 및 이를 수행하는 카드사 서버
JP2019536134A (ja) * 2016-10-25 2019-12-12 エヌチェーン ホールディングス リミテッドNchain ブロックチェーン上で匿名で保持されるトークンに関連付けられた交換を指示する方法及びシステム
JP2022103306A (ja) * 2016-10-25 2022-07-07 エヌチェーン ホールディングス リミテッド ブロックチェーンに登録されたデジタルアセットを分配する方法及び自律計算エージェント
US11694196B2 (en) 2016-10-25 2023-07-04 Nchain Licensing Ag Method and system for directing an exchange associated with an anonymously held token on a blockchain
JP7385706B2 (ja) 2016-10-25 2023-11-22 エヌチェーン ライセンシング アーゲー ブロックチェーンに登録されたデジタルアセットを分配する方法及び自律計算エージェント
US11995646B2 (en) 2016-10-25 2024-05-28 Nchain Licensing Ag Blockchain-based method and system for specifying the recipient of an electronic communication
JP2021039660A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 株式会社ジェーシービー 送金システム、送金方法、及びプログラム
JP7015813B2 (ja) 2019-09-05 2022-02-03 株式会社ジェーシービー 送金システム、送金方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4579408B2 (ja) 2010-11-10
WO2002052474A1 (fr) 2002-07-04
BR0116565A (pt) 2004-02-17
TWI285817B (en) 2007-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10558960B2 (en) Cash payment for remote transactions
US8955741B2 (en) Money transfer systems and methods for travelers
US7613655B2 (en) Value transfer systems and methods
US6814282B2 (en) Systems and methods of introducing and receiving information across a computer network
US7716129B1 (en) Electronic payment methods
US7500602B2 (en) System for increasing the security of credit and debit cards transactions
AU2009201691A1 (en) Money transfer systems and methods
KR20010110740A (ko) 개인간, 개인과 사업체간, 사업체와 개인간 그리고사업체간 금융 거래 시스템
US7308429B1 (en) Electronic withdrawal authorization store and forward for cash and credit accounts
KR100883124B1 (ko) 자금을 이체하는 방법 및 시스템
JP2002197278A (ja) 海外送金システム及び方法
AU2007201616B2 (en) Money transfer systems and methods
JP4689990B2 (ja) 電子マネーのチャージ補助方法及びシステム
RU76485U1 (ru) Электронная платежная система для управления денежными средствами на основе универсальных дебетно-кредитных платежных карт
WO2001084454A1 (en) Secure electronic payment method for fraud reduction and reduced transaction costs
JP2002109443A (ja) オンライン取引方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100826

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4579408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term