JP2002197197A - 歯科医院紹介サービス支援システム及びその紹介サービス方法 - Google Patents

歯科医院紹介サービス支援システム及びその紹介サービス方法

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JP2002197197A
JP2002197197A JP2000396367A JP2000396367A JP2002197197A JP 2002197197 A JP2002197197 A JP 2002197197A JP 2000396367 A JP2000396367 A JP 2000396367A JP 2000396367 A JP2000396367 A JP 2000396367A JP 2002197197 A JP2002197197 A JP 2002197197A
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dental clinic
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Tetsuo Sudo
哲生 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者は、歯科治療を受ける場合に、歯科医院
の技術力、費用、信頼度について客観的に比較検討する
ことが困難であった。そのため、受診した歯科医師に一
任した治療により、後悔することや、潜在的に歯科治療
に恐怖感や不信感を持つことになり、患者、歯科医院双
方に悪影響を及ぼしている。 【解決手段】 歯科医院紹介会社Aのサーバ2は、歯科
技工所Dによって評価された歯科医院の評価内容を記憶
しており、患者Bの端末3から入力された情報に基づい
て、前記評価内容が適合する歯科医院Cを選択し、前記
患者Bの端末3に表示させる。歯科医院紹介会社Aは、
治療費を歯科医院Cへ支払い、治療に用いられた補綴物
の技工料を歯科技工所Dへ支払い、前記治療費と技工料
を患者Bに請求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者が良心的な歯
科医のもとで、高水準の治療と、義歯や冠等の高水準の
補綴処置を受けることができるシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、患者は周辺の知人等から得られる
不確実な評判など限られた入手情報を基にして治療を受
ける歯科医院を選択していた。また、大多数の患者は地
域的な通院等の利便性で選択していた。歯科治療におい
て、義歯等の補綴物を作製することになると、治療を行
った歯科医師が歯科技工士へ所望の前記補綴物作製を依
頼し、納品された前記補綴物を患者の患部治療に用いて
いた。前記補綴物の作製や、美容整形とされる前歯の矯
正などの保険外診療は、自由診療の名のもとに治療及び
補綴物についての費用や保証等は、個々の歯科医師に一
任されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記説明のように、歯
科医師の能力とは別の要素により、各歯科医院には前記
費用や保証等に大きな格差が生じている。また、歯科医
師の過剰により、各歯科医師の所得が減少しており、医
師の一部には、不正行為、反社会的行為を行う者まで現
れ、営利主義を重視した治療を行うことで歯科医師全体
のイメージを低下させてしまった。
【0004】しかし、大多数の歯科医師は、各種の講演
会や研修会に積極的に参加し、治療技術の研鑽に励んで
おり、これらの良心的歯科医師は、自らの技術力を潜在
患者に知らしめる機会がなく、不満の一つと推測されて
いる。
【0005】一方、患者においては、経済的にゆとりを
持つことで、多少高額の治療費を費やしても良質の治療
を受け、精神的にも日々の生活に自身を持つことができ
る美しい歯とすることを望む若年層を中心とした患者
や、食べる楽しみを維持する、あるいは再び得るため、
良く咬める義歯等を望む老年層を中心とした患者も益々
増加している。
【0006】このような、患者の要求を満す治療を受け
られる良心的な歯科医院について、患者が入手できる情
報は、前記説明のように限られており、患者の立場か
ら、歯科医師の技術力、費用、信頼度等を客観的に比較
検討して治療を受けることは全くと言って良いほど行わ
れていない。そのため、歯科医師の言うがままに治療を
受け、後悔する事態が多く発生している。また、一般的
な患者心理として、保険外診療が非常に高額であるとい
う先入観があり、さらに、歯科治療への潜在的な恐怖感
や、前記説明のような歯科医師の言うがままの治療法に
対する、さらには歯科医師に対する不信感などがあり、
生命に直接影響がないことから、歯科疾患を放置する傾
向がある。これは、歯について患者の健康意識を高める
障害となり、歯科医療全体に悪影響を及ぼしている。
【0007】また、日本において歯科技工士は、一般的
には歯科医師から発注される補綴物の作製を請け負う従
属的地位にあり、欧米諸国に比べてその地位は高くな
い。そのため、仕事を受ける立場として非常に発言権が
弱く、経済的負担も強いられている。このような立場な
がら、大多数の歯科技工士は「良い補綴物を作る」こと
を望み、「高度の技術を発揮したい」という強い欲求を
持っており、また、各歯科医師の技術力等を見極めるこ
とが可能な立場にあることから、自己の有する良心的で
優秀な歯科医師の情報を患者に提供することを望む声が
あった。
【0008】本発明は、前記歯科医療に関する問題に鑑
みてなされたものであり、良心的で技術力のある歯科医
師は、安定した収入を確保することができ、患者は比較
検討されたうえで選択した歯科医師に治療を受けること
ができ、また、歯科技工士は理想的な高水準の補綴物を
作成する機会が多くなることで、技工技術水準を向上さ
せることができる、患者に歯科医院を紹介する支援シス
テムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
患者が有する端末に対し、インターネットを介して歯科
医院紹介サービス会社が有するサーバを用いて歯科医院
を紹介するサービス支援システムであって、前記サーバ
は、前記患者が有する端末から入力された情報に基づい
て、前記サーバに設けられた歯科医院のデータファイル
の中から適合する歯科医院を選択し、前記患者が有する
端末へ表示させる制御手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項2に係る発明は、前記サーバは、複
数の歯科医院について評価した内容をデータベース化し
て記憶する記憶手段と、前記患者が有する端末から入力
された情報に基づいて、前記データベースの中から適合
する歯科医院を選択し、この歯科医院の情報を前記患者
が有する端末へ表示させる制御手段を設けたことを特徴
とする請求項1の発明に係るものである。
【0011】請求項3に係る発明は、前記サーバは、歯
科技工所が有する端末から入力された各歯科医院の評価
内容を、評価シートとしてデータベース化して前記歯科
医院のデータファイルを構成させ、前記記憶手段に記憶
させる制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又は
2の発明に係るものである。
【0012】請求項4に係る発明は、インターネットを
介して歯科医院紹介サービス会社が有するサーバを用い
て歯科医院を患者に紹介するサービス支援システムにお
いて、前記サーバは、複数の歯科技工所について評価し
た内容をデータベース化して記憶する記憶手段と、前記
インターネットを介して接続される前記歯科医院が有す
る端末から入力された情報に基づいて、前記データベー
スの中から適合する歯科技工所を選択し、この歯科技工
所の情報を前記歯科医院が有する端末へ表示させる制御
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】請求項5に係る発明は、前記サーバは、前
記歯科医院が評価した複数の歯科技工所の評価内容を評
価シートとしてデータベース化して歯科技工所のデータ
ファイルを構成させ、前記記憶手段に記憶させる制御手
段を設けたことを特徴とする請求項4の発明に係るもの
である。
【0014】請求項6に係る発明は、歯科医院紹介サー
ビス会社が有するサーバを用いて歯科医院を患者に紹介
するサービス方法であって、前記サーバは、前記患者が
希望する治療内容と通院地域を入力するステップと、前
記治療内容と通院地域に適合する歯科医院を患者に紹介
するステップを有することを特徴とするものである。
【0015】請求項7に係る発明は、前記サーバは、前
記患者による前記歯科医院紹介会社への予納金支払いを
確認するステップと、この予納金支払い確認後に前記歯
科医院を前記患者に紹介するステップを含むことを特徴
とする請求項6の発明に係るものである。
【0016】請求項8に係る発明は、前記サーバは、前
記患者が希望する治療相談予約日時を入力するステップ
と、前記歯科医院が決定した治療相談日時を前記患者に
知らせるステップとを含むことを特徴とする請求項6又
は7の発明に係るものである。
【0017】請求項9に係る発明は、前記サーバは、前
記患者に紹介した前記歯科医院に関する紹介状及び前記
歯科医院の所在地を示す略地図を患者へ送付するステッ
プを更に含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれ
かの発明に係るものである。
【0018】請求項10に係る発明は、歯科医院紹介サ
ービス会社が有するサーバを用いて歯科医院を患者に紹
介するサービス方法であって、前記サーバは、前記患者
の治療に用いる補綴物の作製を依頼する歯科技工所を、
前記患者を治療する歯科医院へ紹介するステップを有す
ることを特徴とするものである。
【0019】請求項11に係る発明は、歯科医院紹介サ
ービス会社が有するサーバを用いて歯科医院を患者に紹
介するサービス方法であって、前記サーバは、前記患者
の治療に用いた補綴物の技工料を前記歯科技工所へ支払
うステップと、前記歯科医院へ前記患者の治療費を支払
うステップと、前記技工料と治療費とを前記患者に請求
するステップを有することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】歯科治療において、患者に与えら
れる義歯、冠等の補綴物の良否は、実際に補綴物を作製
する歯科技工士の技術力による影響が大きいが、治療方
法を決定し、これに沿って補綴物の形状等を決定し、こ
れを患部に装着する歯科医師の技術力によっても左右さ
れる。前記説明のように歯科医師と従属関係にある歯科
技工士は、必然的に歯科医師の技術力等を見極めること
が可能になり、経験を重ねることで多くの歯科医師の仕
事を請け負い、歯科医師の比較検討が行える立場にあ
る。本発明に係る実施の形態は、この歯科医師の比較検
討情報を受けて患者の疾患の状態や、通院地域等の条件
を考慮して、安心して治療を受けられる歯科医院を患者
に紹介するサービスを提供するものである。
【0021】(患者へ歯科医院を紹介するシステム)図
1は、歯科医院紹介会社Aによる患者Bへの歯科医院C
を紹介するためのシステムのトップレベルのブロック図
である。初めに患者Bは歯科治療を受けるため、通院可
能な地域等の情報とともに、歯科医院の紹介を歯科医院
紹介会社Aに依頼する(ステップ101、以下、ステッ
プをSと記載する)。依頼を受けた歯科医院紹介会社A
は、患者Bから提供された情報(治療内容等)に基づい
て、適した歯科医院Cを患者Bへ紹介する(S10
2)。これと同時に、歯科医院紹介会社Aは、歯科医院
Cへ患者Bを紹介し(S103)、患者Bの通院及び治
療が開始される。
【0022】患者Bの治療において、補綴物が必要な場
合、歯科医院Cは、所望の補綴物作製(技工)を歯科技
工所Dへ依頼する(S104)。歯科技工所Dは作製し
た補綴物を歯科医院Cへ納品し(S105)、この技工
料は歯科医院紹介会社Aへ請求する(S106)。次
に、歯科医院紹介会社Aは、請求された技工料を歯科技
工所Dへ支払う(S107)。歯科医院Cにおいて、患
者Bへ補綴物が装着され、治療が完了すると、歯科医院
Cは治療費を歯科医院紹介会社Aへ請求する(S10
8)。歯科医院紹介会社Aは、請求された患者Bの治療
費を歯科医院Cへ支払う(S109)。このとき歯科医
院紹介会社Aは、歯科医院Cに対して患者紹介料を精算
(請求)するようにしてもよい。
【0023】患者Bの治療が完了すると、歯科医院紹介
会社Aは(歯科医院Cに費やした)治療費と補綴物の作
製(歯科技工所D)に費やした技工料とを患者Bへ請求
し(S110)、患者Bは請求された治療費及び技工料
を歯科医院紹介会社Aに支払う(S111)。歯科医院
Cは、患者Bへ治療に用いた補綴物について保証書を発
行する(S112)。
【0024】このようにして、歯科医院紹介会社Aによ
って、患者が各歯科医院に紹介され、それぞれ治療が行
われることで、補綴物を作製する歯科技工所Dには各歯
科医院の治療技術等について評価できる情報が集まり、
これらの情報(治療技術力等の評価)を、歯科技工所D
は歯科医院紹介会社Aへ提供し(S113)、各歯科医
院の技術力等の情報が歯科医院紹介会社Aに収集され、
この情報は次なる患者へ歯科医院を紹介する場合に利用
される。
【0025】また、患者に発行した保証書について、そ
の保証内容について保険会社と契約し、補綴物の再製が
必要になった場合や、治療事故等の賠償に対処する。
【0026】前記説明は、歯科医院Cが患者Bを診察し
た結果、補綴物が必要となった場合であるが、このよう
なときには、歯科医院紹介会社Aが紹介(指定)した歯
科技工所を利用することを、歯科医院紹介会社Aは歯科
医院との契約内容に取り決めておく。また、患者Bが歯
科医院紹介会社Aへ歯科医院の紹介申し込みをする時点
で、治療に補綴物が必要なことが明白な場合には、歯科
医院紹介会社Aは、歯科医院に予め技工を依頼する歯科
技工所を紹介(指定)しておき、この歯科医院を患者B
に紹介する。このように患者Bの症状によっては、歯科
医院紹介会社Aは、予め所定の歯科技工所と関連付けら
れた歯科医院を患者Bに紹介する場合もある。
【0027】以上の説明からわかるように、歯科医院紹
介会社Aの提供するサービスは、患者Bの症状によっ
て、患者に対して歯科医院のみを紹介する場合と、治療
に技工物が必要な場合には患者に対して歯科医院を紹介
するだけでなく、さらに患者の治療に当たる歯科医院に
対して歯科技工所を紹介する場合とがある。ここでは、
患者が歯科医院紹介会社Aの提供する歯科医院紹介サー
ビスを受け、紹介された歯科医院が患者を診察した結
果、補綴物が必要になり、歯科医院は(歯科医院紹介会
社Aの提供する)歯科技工所の紹介サービスを受ける場
合について、以後の説明を行う。
【0028】(ネットワークに接続されたサーバを利用
した歯科医院紹介システム)前記説明のように歯科治療
について組織化し、この組織構成に基づいて、例えばイ
ンターネット等のネットワークを利用したシステム化が
図られる。図2は本発明における一実施の形態を例示し
た歯科医院紹介システム1の構成を示すブロック図であ
る。歯科医院紹介会社A(歯科医院紹介サービス会社)
はサーバ2を有し、患者B、歯科医院C、及び歯科技工
所Dは、それぞれ端末3、4、5を有している。この端
末3、4、5は、それぞれCRT、LCD等の表示手段
とキーボード、マウス等の入力手段を有するパソコン等
であり、前記サーバ2と同様に通信網の、例えば図示し
たインターネットNTに接続されている。また、サーバ
6はインターネットNTに接続され、金融機関Fによっ
て管理されるものであり、前記インターネットNTを介
して一般の銀行と同様に、口座引き落としや振り込み等
の手続きサービスを行う、いわゆるインターネット銀行
のサービスを提供するものである。
【0029】次に、サーバ2の構成について説明する。
図3はサーバ2の構成を示すブロック図である。制御手
段10はCPU等から構成され、サーバ2に設けられた
各手段の制御やデータの転送(電子メールの送受信やF
AX送受信等に関する制御を含む)、様々な演算、デー
タの一時的な格納等を行う。入力制御手段11は、イン
ターネットNTを介して接続された各端末や、他のサー
バなどから入力されるデータを制御する。出力制御手段
12は、前記説明と同様にインターネットNTを介して
接続される各端末や他のサーバなどへ出力するデータを
制御する。プログラムファイル20、患者ファイル2
1、歯科技工所ファイル22、及び歯科医院ファイル2
3は、それぞれ記憶手段であり、制御手段10によっ
て、その動作やデータ入出力が制御される。また、サー
バ2は図示されないCRT、LCD等の表示手段や、キ
ーボード、マウス等の入力手段や、FAXを含み、各デ
ータ等を印刷出力するプリンタ等の出力手段を備えてい
る。
【0030】プログラムファイル20は、制御手段1
0、入力制御手段11、及び出力制御手段12の制御プ
ログラム、患者ファイル21、歯科技工所ファイル2
2、及び歯科医院ファイル23に格納されている各デー
タの検索、記憶、削除、及び制御手段10への読み出し
などを行う制御プログラム、入力制御手段11、及び出
力制御手段12を介して前記インターネットNT上へ歯
科医院の紹介サービスを行うホームページを配信するプ
ログラムなどが格納されており、制御手段10からの要
求に応じて各プログラムや、データなどを入出力する。
【0031】患者ファイル21は、例えば図2に示す患
者Bが端末3を操作して歯科医院紹介会社Aのホームペ
ージへアクセスし、歯科医院の紹介を申し込むなどの手
続きを行った場合に、患者氏名や住所、電話や電子メー
ル等の連絡先、治療種類と経過等の治療履歴を記憶して
おき、のちに各方面で行われる料金請求や支払い状況、
各歯科医院の治療実績のデータ保存手段として用いられ
る。
【0032】歯科技工所ファイル22は、歯科医院紹介
会社Aの審査を受けた後、登録された歯科技工士が属す
る、あるいは営む歯科技工所の名称(歯科技工士の名
称)、住所、連絡先、前記歯科技工士の技術力などの評
価内容等を記憶している。また、歯科医院ファイル23
には予め、歯科医院紹介会社Aの審査を受けた後、患者
に紹介できると判断された歯科医院の名称(歯科医師の
名称)、住所、連絡先、前記歯科医院、あるいは歯科医
師の技術力などの評価内容等を記憶している。
【0033】以上説明のように、サーバ2によって提供
されるサービスは、患者に歯科医院を紹介するサービス
と、歯科医院へ歯科技工所を紹介するサービスがある。
このうち、サーバ2が患者に歯科医院を紹介する概略動
作を図4のフローチャートに示す。例えば、患者Bは端
末3を用いてサーバ2へ歯科医院の紹介依頼を行い(S
401)、この時、紹介依頼として通院可能な地域や、
治療内容、治療予算等の情報を付加してサーバ2へ入力
(送信)する。サーバ2は、これらの入力情報(検索条
件)に基づいて歯科医院ファイル23の検索を行い、こ
のファイルに記憶された歯科医院の中から最も患者Bの
要望に適合する(例えば)歯科医院Cを選択し(S40
2)、この歯科医院Cに関する情報を患者Bへ紹介(端
末3へ送信)する(S403)。このようにネットワー
クを用いた歯科医院紹介サービスについて、サーバ2は
入力(S401)、処理(S402)、出力(S40
3)動作を行う。
【0034】サーバ2によって紹介された歯科医院Cに
おいて、患者Bの治療が開始され、治療で補綴物を用い
る必要性が発生した場合には、サーバ2は歯科医院Cに
対して歯科技工所の紹介サービスを行う。このときのサ
ーバ2の概略動作を図5のフローチャートに示す。この
紹介サービスは、歯科医院Cが端末4を用いてサーバ2
へアクセスし、補綴物作製を依頼する歯科技工所の紹介
を依頼する(S501)。例えば、この紹介依頼時に補
綴物を作製するために要求される技術力、時間的な制限
がある場合などは納期についての情報等を、付加情報と
してサーバ2へ入力する。サーバ2は、前記付加情報
(検索条件)に適合する歯科技工所を歯科技工所ファイ
ル22に記憶されている中から選択し、(例えば)歯科
技工所Dを選択する(S502)。選択した歯科技工所
Dに関する情報(連絡先等)を歯科医院Cの端末4へ送
信(紹介)する(S503)。ここでは、サーバ2が歯
科技工所Dを選択した一例を説明したが、検索条件に適
合する歯科技工所を複数選択し、端末4に表示するよう
にしてもよい。以上のように、歯科技工所の紹介サービ
スについて、サーバ2は入力(S501)、処理(S5
02)、出力(S503)動作を行う。
【0035】また、前記S501において、歯科技工所
ファイル22の検索条件として各種付加情報の入力を行
うように説明したが、このような検索条件の入力を省略
し、サーバ2は前記ファイル内に記憶されている各歯科
技工所の評価内容などを、依頼された歯科医院に紹介
(端末へ一覧表示)するようにしてもよい。
【0036】(歯科医院評価データベースの構築)歯科
医院紹介会社Aが、患者の要望に応答して紹介する歯科
医院は、所定の評価項目について等級付けされ、歯科医
院データベースとしてサーバ2に設けられた歯科医院フ
ァイル23に記憶される。図6、及び図7は、この歯科
医院ファイル23へ記憶される歯科医院の評価項目と各
等級の内容について一例を示した図表である。この歯科
医院の評価は歯科技工所、歯科医院紹介会社A、及び患
者がそれぞれの立場から評価を行うものであり、例え
ば、A分類は主に歯科技工所が、歯科医院から補綴物の
作製依頼を受けることで評価できる項目である。また、
B分類は歯科医院紹介会社Aが患者紹介依頼を受けた歯
科医院について調査、確認を行うときに評価する項目で
あり、C分類は患者が通院、治療を実際に受けた場合に
評価できる項目である。
【0037】前記分類は歯科医院の評価について重要度
別としたものであり、分類Aが最重要項目、分類Bが重
要項目、分類Cがやや重要項目である。また、さらに各
項目について等級分けがなされており、ここでは各項目
ごとに3ないし4等級に評価したものを例示している。
前記歯科医院の評価に関するデータベースにおいて、こ
のデータベースの検索を容易にするため、また、総合、
あるいは分類別などの評価を表すために各分類、評価等
級に係数を設定してデータ管理を行ってもよい。一例を
示すと、 分類A(最重要)の係数を2 分類B(重要)の係数を1.5 分類C(やや重要)の係数を1 とし、各項目の評価等級に設定された係数を 1級(優良)を係数5 2級(良)を係数4 3級(可)を係数3 4級(不可)を係数2 として、前記分類の重要度係数と評価等級の係数との積
を求め、所定の項目について総和を求めることで各分類
ごと、あるいは総合的な評価点数として前記データベー
スへ記憶させるようにしてもよい。
【0038】図6に示すA分類の評価項目には、歯科医
院から補綴物の作製依頼を受けた場合に、歯科医院から
受け取った患者の歯型が正確に型取りできているかを評
価する「印象採得技術」、補綴物を支える支台歯を適確
に形成しているかを評価する「支台歯形成技術」、歯根
から神経を抜くなどの処置を評価する「根管治療技
術」、作製した補綴物を患者に装着する時に不具合があ
り、補綴物を再製する割合を評価する「補綴物装着時の
再製率」、補綴物を装着してから2年の間に不具合が生
じて再製する割合を評価する「補綴物装着後2年間の再
製率」と項目設定したものを例示している。
【0039】「印象採得技術」は、歯科医院が歯科技工
所へ渡す患者の歯型が、どれだけ正確に型取りされてい
るかを評価する項目である。ここで説明する「印象」と
は歯の外観形状を型取ったものである。1級は、歯科技
工所で補綴物を作製するに当たり、歯科医院から伝えら
れた補綴物の印象が鮮明(歯型が正確に採得されたも
の)であり、技工作業を印象通りに進行することが出
来、修正する必要が全くないものである。2級は、補綴
物の印象は鮮明だが、技工作業を進める際に一部修正を
加えて作製する必要があるものである。3級は、補綴物
の印象が一部不鮮明な点があるが、技工作業時に歯科技
工士の経験則に基づいて修正すれば問題なく作製できる
ものである。4級は、補綴物の印象が不鮮明であり、歯
科技工士の経験則をもってしても、作製した技工物に不
具合がある可能性が高く、再製リスクのある補綴物(技
工物)作製となるものである。上位の等級ほど歯科技工
所へ伝える補綴物の印象が適確で鮮明になり、このこと
から歯科医院の印象採得(型取り)の技術力がわかる。
【0040】「支台歯形成技術」は、補綴物のうち、ク
ラウンやブリッジなどを作製する際、その支台歯の形状
が理想的に回復できるかどうかが予測できることから、
その形状(形成技術)について評価をするものである。
1級は、補綴物を作製するに当たり、理想的な支台歯形
成がなされており、比較的容易に技工できる形状であっ
て、再製(技工)リスクのないものである。2級は、技
工作業上、特に問題とならず、技工が不可能な形状等を
なしていないものである。3級は、補綴物について技工
作業上、一部問題となるが、支台歯を再形成しなくとも
良いものである。4級は、補綴物の技工作業において問
題があり、支台歯を再形成する必要があるものをいう。
前記説明のように、支台歯の形成は補綴物の作製に深く
関係するものであり、このことからもクラウンやブリッ
ジについての歯科医院の技術力がわかる。
【0041】「根管治療技術」は、患部の処置後に撮影
されたレントゲンフィルムなどによって歯の根管治療を
評価する項目である。1級は、理想的な根管治療が成さ
れており、この後補綴物を装着してから、その内側で疾
患等が進行する可能性が小さいものである。2級は、特
に根管治療に問題が見当たらないものであり、3級は、
明らかに根管治療が不充分であり、疾患等が再発、ある
いは進行する可能性が高いものである。従って、前記レ
ントゲンフィルム等を確認することで根管治療について
の歯科医院の技術力がわかる。
【0042】「補綴物装着時の再製率」は、これまで説
明した各評価項目の技術力により、作製した補綴物を患
者へ装着する時の不具合の発生率でもあり、補綴物を再
製することになった場合の割合である。この補綴物装着
時の再製の情報は、歯科技工所から歯科医院紹介会社A
へ評価結果として直接送信してもよいが、前記説明にあ
る歯科技工所から歯科医院紹介会社Aへ請求される納品
書によって、歯科医院紹介会社Aが統計をとることでも
得られる。1級は再製率が1%未満であり、2級は1%
ないし5%未満、3級は5%ないし10%未満、4級は
10%以上である。この再製率は、これまで説明した技
術力と深く関係するものであり、実際に歯科技工所で行
われる技工に関係しなくとも得られる情報であり、歯科
医院の技術力評価も明確に行えるものである。
【0043】「補綴物装着後2年間の再製率」は、装着
時に問題がなくとも、時間経過とともに不具合が発生、
あるいは露呈してきたものであり、患者の生活習慣や、
体質の変化などにより、やむをえない再製が2年間では
あまり起こらないことから、この間の再製率によって歯
科医院の技術力を評価するものである。この補綴物装着
後2年間の再製の情報は、前記「補綴物装着時の再製
率」と同様に、歯科技工所から歯科医院紹介会社Aへ評
価結果として直接送信してもよいが、前記説明にある歯
科技工所から歯科医院紹介会社Aへ請求される納品書に
よって、歯科医院紹介会社Aが統計をとることでも得ら
れる。ここでは、1級は再製率が1%未満、2級は1%
ないし5%未満、3級は5%ないし10%未満、4級は
10%以上と評価することを例示した。
【0044】図7に示すB分類の評価項目は、歯科医院
スタッフの「経験年数」、「研修受講日数」、「研修受
講内容」、歯科医院の「医療設備」である。また、C分
類の評価項目は、患者が治療について納得するようなサ
ービスが行われたかを評価する「治療関係の利便性」、
歯科医院での患者の「接遇」、治療費などについて行わ
れるサービスを評価する「経済的利便性」、通院の利便
性を評価する「交通関係の利便性」である。
【0045】B分類は前記説明のように、歯科医院紹介
会社Aがサーバ2へ歯科医院のデータベースを作成して
記憶させるときに、その歯科医院を訪問するなどして評
価する項目が主である。「経験年数」はその歯科医院で
治療に当たる歯科医師や歯科衛生士等の経験年数であ
り、平均年数であっても、個別の経験年数を列挙するよ
うにして評価してもよい。評価の一例を示すと、1級は
10年以上40年未満の経験を有するものであり、2級
は5年以上10年未満、3級は5年未満あるいは40年
以上としたものである。ここで経験40年以上を3級と
低い等級に評価する理由は経験40年以上となると、か
なりの高齢となるためである。
【0046】「研修受講日数」は、最新の治療法などを
積極的に吸収しようとする姿勢を評価するものであり、
研修受講証にて確認をとる。ここで例示したものは、1
級は年間3日ないし6日、2級は年間7日以上、3級は
2日未満としている。2級が最も受講日数が多い理由
は、受講日数が多くなると治療に当たる診察日数が減少
し、また、技術力がもともと高い場合には、それほど受
講する必要がないからである。
【0047】評価項目「研修受講内容」は、受講科目数
によって評価するものであり、受講科目として、補綴、
保存、予防、矯正、その他などがあり、これらの受講は
受講証にて確認される。ここでは、1級は研修科目全
般、2級は2科目以上、3級は1科目受講したものであ
る。
【0048】評価項目「医療設備」は、歯科医院に備え
られた設備を確認するだけでなく、充実した設備を公開
することで患者の信頼を得て治療に対する不安を解消す
るためでもあり、また、歯科医院内の衛生状況について
清潔努力を確認して評価するものである。評価対象は、
例えば、滅菌設備、レーザー治療機器、カウンセリング
ルーム、洗口設備、コンピュータ関連機器、待合室の快
適性などであり、その管理体制、管理状況などについて
評価する。ここでは、1級は理想的な設備、2級は殆ど
の設備が備えられている場合、3級は歯科医院では平均
的な設備として評価している。
【0049】C分類は、前記説明のように、患者が歯科
医院へ通院して治療を受けたことで評価できる項目であ
り、歯科医院紹介会社Aが患者に対して電子メールや、
はがきなどでアンケートを取ることによって、各評価を
収集し、データベース化する。ここでの評価は、各評価
項目に該当するサービス(配慮)があったか否かである
ため、評価等級はこれまで説明してきた2級相当とし、
各評価項目に該当するか、しないかの二者択一となり、
評価係数4が与えられるか否かとなる。
【0050】評価項目「治療関係の利便性」は、さらに
「治療計画書の作成及び説明がある」、及び「定期的に
アフターケアの実施がある」に細分される。評価項目
「治療計画書の作成及び説明がある」は治療開始前に患
者に充分な説明が行われ、患者が納得のうえ、治療が行
われたかを問うものである。また、評価項目「定期的に
アフターケアの実施がある」は、治療終了後、不具合の
発生などがないか確認が行われているかを問うもので、
事後責任について評価するものである。
【0051】評価項目「接遇」は、「歯科医師、歯科衛
生士、受付け、それぞれ患者への対応が親切である」と
「アポイント時間が守られている」に細分される。評価
項目「歯科医師、歯科衛生士、受付け、それぞれ患者へ
の対応が親切である」は、患者自身の所感(感想)であ
り、評価項目「アポイント時間が守られている」は診察
時間が予定通りに遂行されているか、連絡等について責
任をもって行なわれているかを評価するものであり、患
者の満足度を知ることができる。
【0052】評価項目「経済関係の利便性」は、「補綴
物装着後2年間保証制度を実施する」と「信販会社に加
盟している」に細分される。評価項目「補綴物装着後2
年間保証制度を実施する」は必須のサービスであり、こ
の保証制度が確実に実施されていることを確認するもの
である。評価項目「信販会社に加盟している」は、治療
費の支払いについて利便性を図るためであり、クレジッ
トカード等による治療費精算を可能としていることを評
価するものである。
【0053】評価項目「交通関係の利便性」は、患者の
要望として通院が容易であることが揚げられることか
ら、ここでは最寄りの駅から徒歩10分以内であること
を評価対象とした。
【0054】以上説明したように、各項目の評価結果を
歯科医院ごとにデータベース化し、適時に評価結果を更
新して歯科医院ファイル23に記憶させる。
【0055】(歯科技工所データベースの構築)次に、
歯科医院紹介会社Aの管理するサーバ2に設けられる、
歯科技工所ファイル22に記憶される歯科技工所の評価
に関するデータベースについて説明する。前記歯科医院
ファイル23に記憶される歯科医院のデータベースと同
様に、歯科技工所(歯科技工士)について評価した内容
をデータベース化し、サーバ2による前記説明の歯科技
工所の検索サービスを歯科医院へ提供する。図8、及び
図9は歯科技工所の評価項目、及び評価等級の一例を示
す図表である。歯科技工所の評価についても、前記歯科
医院の評価内容を係数換算してデータベース化したよう
に、各評価項目について各評価等級ごとに係数をもって
前記説明のようにデータベース化してもよい。ここでは
2ないし3等級に評価し、各等級の係数について 1級(優良)を係数5 2級(良)を係数4 3級(可)を係数3 と設定して、データベース化する。
【0056】歯科技工所の評価は、例えば、最も接する
機会の多い歯科医院の関係者によって評価されるが、評
価項目によっては歯科医院紹介会社Aの担当者が実際に
歯科技工所を訪問するなどして確認することが好まし
い。この評価内容は「技術評価」と「学術、その他の評
価」に大きく分けられる。図8に示した「技術評価」
は、補綴物(技工物)と模型との適合状態を評価する
「技工物の適合」、技工物の対合歯との咬み合わせ(バ
イト)状態を評価する「技工物のバイト」、技工物の仕
上がり研磨状態を評価する「技工物の研磨」、他の歯と
の調和を評価する「技工物の形態」、技工物の色合いを
評価する「技工物の色調」、補綴物を装着する時に不具
合があって再製することになる割合を「補綴物装着時の
再製率」、補綴物を装着後2年間のうちに不具合が生じ
て再製することになる割合を「補綴物装着後2年間の再
製率」として、これらの項目について、ここでは評価項
目によって2ないし3等級に評価する。
【0057】前記評価項目「技工物の適合」は、作製さ
れた補綴物について、その着脱の滑らかさや、装着時の
マージン部の過不足、フィット感などについて2等級に
評価するものであり、マイクロスコープや拡大鏡を用い
てチェックされる。1級は作製した補綴物を模型に装着
したとき、支台歯と理想的状態で適合し、且つ歯ぐきな
ど口腔内での適合にも配慮されたものである。2級は臨
床上(他の歯や口腔内のいずれにも)問題のない適合を
するものである。
【0058】評価項目「技工物のバイト」は、補綴物が
適正に対合歯と咬み合っているかを2等級に評価するも
のであり、咬合フォイルへ押しつけるようにして、その
跡(咬み跡)にてバイト状態をチェックする。1級は理
想的なバイト状態であり、口腔内でのバイトにも配慮さ
れているものである。2級は臨床上問題がなく、患者へ
装着しても危険を伴わない安全なものである。
【0059】評価項目「技工物の研磨」は、技工物の表
面について鏡面研磨された(研磨仕上がり)状態を2等
級に評価するものであり、1級は傷や鋳巣が無く、理想
的に研磨されたものである。2級は臨床上問題がない程
度に仕上げられたものである。
【0060】評価項目「技工物の形態」は、技工物(補
綴物)を装着した状態で、口腔内において他の歯などと
比べて、違和感なく目立たない形態とされているかを2
等級に評価するものであり、1級は口腔内に調和する理
想的形態のものである。2級は臨床上問題がなく、それ
ほど違和感のないものである。
【0061】評価項目「技工物の色調」は、技工物が特
に前装冠などのように、人目に付きやすい箇所に装着さ
れるとき、他の歯などと比較して色合いが同じように見
えるかを2等級に評価するものであり、1級は自然感の
ある理想的色調にされているものである。2級は臨床上
では問題ないようにされたものである。
【0062】評価項目「補綴物装着時の再製率」は、前
記説明の歯科医院の評価項目「補綴物装着時の再製率」
と同様、作製した補綴物を患者へ装着する時の不具合の
発生率でもあり、補綴物を再製することになった場合の
割合である。この評価は、前記説明にある歯科技工所か
ら歯科医院紹介会社Aへ請求される納品書によって、歯
科医院紹介会社Aにおいて再製率の統計をとることがで
きる。ここでは、1級は再製率が1%未満であり、2級
は1%ないし5%未満、3級は5%ないし10%未満と
して3等級に評価している。
【0063】評価項目「補綴物装着後2年間の再製率」
も、前記説明の歯科医院の評価項目「補綴物装着後2年
間の再製率」と同様、装着時に問題がなくとも、時間経
過とともに補綴物の劣化など不具合が発生、あるいは露
呈してきたものであり、患者の生活習慣や、体質の変化
などによる、やむをえない再製が2年間ではあまり起こ
らないことから、この間の再製率によって評価するもの
である。ここでは、1級は再製率が1%未満、2級は1
%ないし5%未満、3級は5%ないし10%未満とする
3等級に評価したものを例示した。
【0064】評価項目「技工対応範囲」は、歯科技工所
において技工可能な補綴物を列挙して3等級に評価した
ものである。1級はインプラント、精密アタッチメン
ト、コーヌス等の高度な技工に対応できるものであり、
2級はメタルボンド冠、その他の前装冠の技工に対応で
きるものである。3級は以上例示した技工物を除いたク
ラウンやインレー等の技工に対応できるものである。
【0065】次に、図9に示した「学術その他の評価」
について説明する。ここで例示する評価内容は、歯科技
工所(歯科技工士)の有している「知識」、取引先であ
る歯科医院との対応について評価する「医院対応」、補
綴物の納期について評価する「納期」、歯科技工所に備
えられた設備の充実度を評価する「設備」である。ま
た、ここでは、各評価項目について3等級に評価する。
【0066】評価項目「知識」は、歯科技工所(歯科技
工士)が有する歯科医療等についての知識であり、技工
について経験則から得られた知識や、最新の技術動向に
ついての知識などである。1級は治療関係の技術を含
み、補綴物の材料と患者の体質(特にアレルギー)の関
係など幅広い知識を有し、これらの知識を充分活用する
ことができるものである。2級は日常的に行われている
普通の技工について、充分な一般的知識を有しているも
のである。3級は一部の技工について最低限の知識を有
しているものである。
【0067】評価項目「医院対応」は、歯科技工所が直
接応対する歯科医院の立場から評価するものである。1
級は担当歯科医師等に対して、補綴物の形状や装着方法
(治療)についてアドバイスも含めて臨機応変な対応が
できるものである。2級は担当歯科医師等に対して的確
な対応ができるものであり、3級は担当歯科医師に対し
て治療の遂行に問題のない対応ができるものである。
【0068】評価項目「納期」は、補綴物の作製を依頼
された歯科医院への、納品期限についての責任感を評価
するものである。この納期については、前記説明のよう
に歯科医院において実績統計をとることも可能だが、前
記説明のように歯科技工所から技工料の請求が歯科医院
紹介会社Aにあったとき、歯科医院紹介会社Aにおいて
納期確認を行い、実績統計をとり、評価するようにして
もよい。この評価等級の1級は納期が100%守られて
いるものであり、2級は、ほぼ100%守られているも
のである。3級は納期が時々遅れる場合があるもので、
遅延率は5%未満のものである。
【0069】評価項目「設備」は、歯科技工所に備えら
れる補綴物作製に用いられる設備について評価するもの
であり、その設備により補綴物の技工精度や仕上がりの
品質などが保証されることから評価対象としたものであ
る。1級はマイクロスコープを備え、技工に活用してい
ることが必須条件であり、理想とされる設備が揃ってい
るものである。2級は補綴物の技工に必要な殆どの設備
が備わっているものである。3級は歯科技工所として平
均的な設備が備わっているものである。
【0070】以上の各項目について評価した結果をデー
タベース化して歯科技工所ごとに歯科技工所ファイル2
2へ記憶させる。このデータベースの内容についても、
歯科医院ファイル23と同様に適時に更新する。
【0071】以上説明した歯科医院に関する評価項目及
び評価等級や、歯科技工所に関する評価項目及び評価等
級は、各評価内容をデータベース化する一例であり、こ
こに例示した各項目、等級分けに限定されるものではな
い。
【0072】(歯科医院紹介システム)次に、歯科医院
紹介会社A(サーバ2)によって提供される歯科医院紹
介サービスについて説明する。図10、及び図11はサ
ーバ2による歯科医院紹介システムにおいて、患者Bが
歯科医院Cの紹介を受けて通院を開始するまでの動作処
理を示したチャート図である。患者Bが歯科医院を探す
場合、自らの端末3をインターネットNTへ接続し、歯
科医院紹介サービスを提供している、例えば歯科医院紹
介会社Aが開設しているホームページへアクセスする
(S201)。前記ホームページは歯科医院紹介会社A
によって設けられたサーバ2より送信され(S20
2)、このホームページにて歯科医院の紹介を行う手
順、今後発生する料金や、支払い方法、注意事項などが
説明される。
【0073】患者Bは、前記ホームページ内の歯科医院
紹介を申し込む入力欄が設けられた、申し込みページを
端末3へ表示させ、各入力欄へ必要事項(データ)を入
力し、これらのデータをサーバ2へ送信する(S20
3)。この端末3に表示される申し込みページの一例を
図12に示す。図示した申し込みページ30は、前記端
末3が備えるマウスを操作すると表示画面内を移動する
カーソルによって、所定の場所をクリックすると種々の
操作が行えるようになる。図12(A)に示した申し込
みページ30の三角形状のボタン31U、31D、31
L、31Rの表示領域に、前記マウスを操作してカーソ
ルを位置させてクリックすれば、各ボタンの三角形の頂
点で定まる長方形状の表示エリアが、それぞれ上下左右
にスクロールするようになっている。また、後述する各
入力欄に前記カーソルを移動させてクリックすると、そ
の入力欄に端末3が備えるキーボードによって文字入力
が可能になる。
【0074】前記説明のように操作して、患者Bは入力
欄32aへ氏名を漢字入力し、入力欄32bへ氏名のフ
リガナを入力する。同様にして、患者Bの連絡先となる
入力欄32cへ郵便番号、入力欄32dへ住所、入力欄
32eへ電話番号、入力欄32fへFAX番号、入力欄
32gへ電子メールアドレスを入力する。以上説明した
連絡方法のうち、希望するものを入力欄32hの表示か
ら選択(所定の表示箇所をクリック、または、所定の印
「*」等を所定の箇所へ付けるように)し、そのうち、
電話連絡を選択した場合には、連絡希望時間を午前、午
後の各時間を入力するようにしている。
【0075】図12(A)には以上の入力欄を図示した
が、前記説明にあるボタン31U、31D、をクリック
して表示画面を上下方向にスクロールさせ、その他の入
力欄を表示させる。また、必要に応じてボタン31L、
31Rをクリックし、申し込みページ30の隠れていた
記載事項を表示させたり、入力欄へ文字を入力する。図
12(B)は、図12(A)に示した申し込みページの
続きであり、ボタン31Dをクリックして表示画面をス
クロールさせたものである。図12(A)に示した入力
欄に続いて、図12(B)に図示した治療相談(診察)
の予約希望日時を入力欄32iへ第一希望から第二希望
まで入力する。ここで予約される日時は患者Bが歯科医
師に患部を診てもらい、治療について相談する日時であ
り、実際に治療が開始されるものではない。次に、通院
希望地域を入力欄32jの所定の箇所へ、都道府県名、
市町村名、必要ならば区名を入力する。
【0076】さらに、申し込みページ30をスクロール
していくと、どのような治療を希望するのか、各症例に
ついて治療モデル文案が複数記載されており、患者Bは
治療モデル文案の中から、希望する治療に最も近いもの
を例にして、本人入力欄32kへ、希望する治療内容
や、概算治療費を知りたい旨、治療予算等を入力し、歯
科医院への問い合わせ事項を記載する。以上の入力内容
に誤りがないことを確認後、歯科医院紹介会社Aの電子
メールアドレス表示33をクリックするか、患者Bが使
用している(端末3で用いられる)メールソフトの送信
先入力欄へ、このアドレスを入力してサーバ2へ送信す
る(図10に示すS203)。
【0077】端末3から送信された患者Bの各データ
(連絡先、希望する連絡方法、治療内容、治療予算等に
関する希望条件、治療相談予約の希望日時等)は、サー
バ2の患者ファイル21内へ患者Bのデータファイルを
設け、このデータファイルへ記憶される(S204)。
ここで、患者Bは、前記歯科医院紹介サービスホームペ
ージ内で案内された、予納金振込み手続きを行う(S2
05)。この予納金振込みは、例えば、インターネット
銀行などのインターネットNTにて諸手続きが行える金
融機関Fへ、後述する治療費の一部として納付する。こ
の予納金の納付は、前記歯科医院紹介会社Aのホームペ
ージからリンク接続された、金融機関Fが管理する、サ
ーバ6に設けられた歯科医院紹介会社Aの口座等へオン
ライン手続きによって振込まれる。その他、一般的にイ
ンターネットNT上にて行われている売買のように、ク
レジット支払いなどで行うようにしても良い。あるい
は、患者Bが前記歯科医院紹介会社Aのホームページに
表示された金融機関Fの窓口へ行き、所定の口座へ前記
予納金を振り込むようにしてもよい。
【0078】患者Bによって予納金の振込み手続きが行
われると、金融機関Fのサーバ6は、振込み確認を行
い、振込み完了(入金連絡)を歯科医院紹介会社Aのサ
ーバ2へ送信する(S206)。予納金振込み完了を受
信したサーバ2の制御手段10は、患者Bのデータファ
イルにその旨を記憶し(S207)、前記患者Bのデー
タファイルに記憶されている内容(希望条件等)に基づ
いて、歯科医院ファイル23の中から、前記説明の各評
価項目のうち該当する項目について高い評価等級を有す
る歯科医院を検索し、その中から例えば歯科医院Cを選
択する(S208)。例えば、患者Bが難易度の高い治
療を希望している場合には、前記説明の歯科医院評価項
目のA分類にある「印象採得技術」、「支台形成技術」
や「根管治療技術」等の治療」技術に関する評価の高い
歯科医院を検索し、さらに患者Bの治療予算に関して治
療費支払いを容易にするC分類の「経済関係の利便性」
の評価が高い歯科医院、患者Bが希望する通院地域のう
ちで最寄り駅の近い「交通関係の利便性」の評価が高い
歯科医院を検索しながら、紹介する候補を絞り込んでい
き、最も適した歯科医院Cを選択する。説明するまでも
ないが、ここで選択される歯科医院は、全評価項目にお
いて総合的に高く評価されたものが優先的に選択され
る。
【0079】前記説明のようにして、歯科医院Cを選択
したサーバ2は、端末3から送信されてきた、申し込み
ページの記載内容(治療内容、治療予算等の治療に関す
る問い合わせ事項や、治療相談希望日時)について治療
相談依頼を電子メール、あるいはFAXを用いて、図1
1に示すように歯科医院C(電子メール等で送信する場
合は端末4)へ送信する(S209)。患者Bの治療相
談を依頼された歯科医院Cは、送られてきた前記治療内
容、治療予算等の情報を検討し、治療計画と治療に必要
な概算費用などの、問い合わせ事項に関する返答と、前
記患者Bの希望日時の中から都合の良い日時を選択して
治療相談日時を決定し、これらの情報を端末4からサー
バ2へ送信する(S210)。ここでも前記同様電子メ
ール、あるいはFAXを用いて送信してもよい。
【0080】サーバ2は歯科医院C(端末4)から連絡
送信された治療計画や治療概算費用等などと、治療相談
日時を患者Bへ、これまでと同様電子メール、あるいは
FAX等で通知する(S211)。このとき、歯科医院
紹介会社Aから患者Bへ歯科医院Cの名称、所在地等の
情報が紹介され、さらに歯科医院C所在地の略地図や紹
介状が(電子メール、郵送等によって)送付される。患
者Bは、端末3に表示される電子メール、あるいはFA
Xのいずれかによって歯科医院Cの名称、所在地、立案
した治療計画や治療概算費用などの情報を受け取り(S
212)、その内容を検討し、希望条件に適うものであ
れば、治療相談のために、前記治療相談日時に歯科医院
Cを訪問し、治療相談を受ける。
【0081】ここで、治療相談を受けた結果、患者B
は、歯科医院Cで治療を受けることを希望する場合に
は、例えば、前記説明(S211)で歯科医院Cの名
称、所在地等の情報を記載した電子メール等に添付され
た治療依頼書にサインアップ等を行い、サーバ2へ返送
する(S213)。この依頼書を受信したサーバ2は、
患者Bのデータファイルに歯科医院Cにおいて治療を行
う旨を記憶する(S214)。治療相談日時から相当の
時間が経過し、患者Bから歯科医院紹介会社Aへの連絡
が遅れている場合などには、歯科医院紹介会社Aは患者
Bへ電話等で連絡をとり、患者Bの意向を確認し、患者
Bが納得する歯科医院が見つかるまで、それぞれの歯科
医院で治療相談を行い、繰り返し歯科医院の紹介が行わ
れる。
【0082】以上の説明のようにして、歯科医院紹介会
社Aは患者Bへ正式に歯科医院Cを紹介し、その後、患
者Bは歯科医院Cへ通院し、改めて治療計画の説明があ
った後、治療が開始される。
【0083】(歯科技工所紹介システム)歯科医院Cは
患者Bを診察した結果、義歯や冠等の補綴物を患者Bへ
装着する治療方針を決定すると、端末4にてサーバ2へ
患者Bに装着する補綴物を作製する旨を(例えば患者フ
ァイル21に記憶されている患者Bに関するデータベー
スへ)登録し、サーバ2によって提供される歯科技工所
の紹介サービスを受ける。歯科技工所の紹介サービス
は、図13、及び図14のチャート図に示すように、端
末4を操作してサーバ2が備える各歯科技工所の技術力
等を評価してデータベース化した歯科技工所ファイル2
2の中から、技術力等を考慮して適当な歯科技工所を検
索する(S301)。この歯科技工所紹介サービスは、
前記説明の歯科医院紹介サービス申し込みと同様サーバ
2によって送信される歯科医院紹介サービスホームペー
ジ中、あるいは歯科技工所紹介専用WEBサイトに歯科
技工所紹介申し込みページを設けておき、歯科医院Cは
端末4を操作してサーバ2へ接続し、この歯科技工所紹
介申し込みページを端末4へ表示させて、前記説明のよ
うに患者Bの治療において補綴物を作製することを明示
(登録)して歯科技工所紹介を申し込む。
【0084】歯科技工所紹介申し込みページの一例を図
15の説明図に示す。歯科技工所紹介申し込みページ3
6は、前記説明の申し込みページ30の三角形状のボタ
ン31U、31D、31L、31Rと同様にボタン37
U、37D、37L、37Rの表示領域に、端末4が備
えるマウスを操作してカーソルを位置させてクリックす
れば、各ボタンの三角形の頂点で定まる長方形状の表示
エリアが、それぞれ上下左右にスクロールし、また、後
述する各入力欄に前記カーソルを移動させてクリックす
ると、その入力欄に端末4が備えるキーボードによって
文字入力が可能になる。
【0085】ここで示す一例では、サーバ2の制御部1
0が歯科技工所を検索する条件として、補綴物の技工技
術力、実際に作製を依頼する補綴物の種類(名称)、作
製に要する期間(納期)を用いる。歯科技工所紹介申し
込みページ36に設けられた各入力欄は、患者Bの名称
を入力する入力欄38aと、歯科技工所の検索条件を入
力するものである。入力欄38bには歯科技工所に要求
する技術力を入力する。この技術力は前記説明の歯科技
工所ファイル22に記憶された各評価項目のうち、図8
に示した「技術評価」に関する各項目(「技工物の適
合」、「技工物のバイト」、「技工物の研磨」、「技工
物の形態」、「技工物の色調」、「補綴物装着時の再製
率」、「補綴物装着後2年間の再製率」)の個別、ある
いは総合の評価結果(評価等級)によって検索され、該
当する歯科技工所が選択される。ここでは端末4で評価
等級を入力する形態を示した。
【0086】また、入力欄38cには補綴物名称を入力
する。前記説明の歯科技工所の技術力評価と関係する
が、実際に依頼する補綴物の種類が確定している場合に
は、その補綴物名を入力し、前記説明の歯科技工所の
「技術評価」にある「技工対応範囲」の項目と照合さ
せ、この項目評価に例示されている補綴物と入力された
補綴物が一致すれば、該当する評価等級を有する歯科技
工所が選択される。
【0087】さらに、患者に補綴物を早急に装着する必
要がある場合などには、入力欄38dへ補綴物納品まで
の日数(または評価等級)等を入力し、歯科技工所評価
項目「納期」の評価が高い等級の歯科技工所を優先的に
選択して、確実に期日まで納品されるようにする。ここ
でも、前記歯科医院ファイル23の検索と同様に、前記
評価項目の他、前評価項目において、総合的に高く評価
される歯科技工所が優先的に選択される。
【0088】以上の説明のようにして歯科技工所ファイ
ル22に記憶されている歯科技工所の中から歯科医院C
が要求する条件に適した歯科技工所を選択し、該当する
歯科技工所の情報(データ)を端末4へ送信する(S3
02)。ここで選択される歯科技工所は1ヶ所には限定
されず、複数の候補を選択して端末4に表示させるよう
にしてもよい。歯科医院Cは端末4に表示された検索結
果から(複数候補がある場合)、例えば歯科技工所Dを
選択し(S303)、この歯科技工所Dへ補綴物の作製
を依頼する(S304)。補綴物の作製依頼は、歯科医
院Cが端末4をインターネットNTへ接続して歯科技工
所Dに備えられた端末5へ、補綴物作製に必要なデータ
とともに、依頼書となる電子書面(例えば、電子メール
添付等による書面)を送信する。
【0089】補綴物の作製依頼を端末5にて受けた歯科
技工所Dは、端末5に表示された補綴物作製に必要な諸
データ(印象等)に基づいて(S305)、補綴物の作
製を行い、歯科医院Cへ納品する。次に、歯科技工所D
は端末5によって補綴物の作製費(技工料)の請求書
(請求通知)をサーバ2へ送信する(S306)。歯科
技工所Dから技工料の請求を受けたサーバ2は所定の手
続き(例えば、インターネット金融機関の指定口座へ振
り込み手続き)を行って技工料を支払い、例えばサーバ
2は、この支払い通知を端末5へ送信する(S30
7)。この通知は端末5に通知、表示され(S30
8)、さらには、所定の金融機関から歯科医院紹介会社
Aによる(技工料)支払いがあったことを通知するよう
にしてもよい。
【0090】歯科医院Cにおいて、患者Bに前記補綴物
が装着され、治療が完了すると、歯科医院Cは、端末4
から補綴物の装着費用などを含む治療費の請求通知をサ
ーバ2へ送信する(S309)。サーバ2はこの治療費
請求通知と、前記補綴物の技工料などを含めて(このと
き、前記治療前に支払われた予納金を差し引いて)諸費
用を精算し、端末3へ請求通知を送信する(S31
0)。諸費用の請求通知を受けた端末3の管理者である
患者Bは、例えば、サーバ2からの請求通知にて指定さ
れたインターネット金融機関F(サーバ6)の指定口座
へ前記請求額の振り込み手続きを端末3によって行う
(S311)。金融機関Fのサーバ6は、口座振り込み
手続きが行われたことを歯科医院紹介会社Aへ通知(サ
ーバ2へ振り込み通知を送信)する(S312)。サー
バ2は患者Bから治療費の支払いが済んだ旨を患者ファ
イル21に記憶し、歯科医院Cへ所定の手続き(例えば
インターネット金融機関等を利用したオンライン決済な
ど)によって治療費を支払い、端末4へ治療費支払い済
み通知を送信する(S313)。
【0091】歯科医院Cは患者Bの治療費の支払いを端
末4にて確認した後、補綴物の保証書を発行し、電子メ
ール等の電子書面にて患者Bの端末3へ送信する(S3
14)。説明するまでもないが、この保証書は捺印書面
を郵送等によって、前記電子書面と併せて届けるように
してもよい。患者Bは端末3にて前記補綴物の保証書を
受け取る(S315)。また、前記説明では、ネットワ
ークを利用したオンライン決済等を利用した形態を説明
したが、このような形態に限定されず、歯科紹介会社A
は適時に所定の方法にて歯科技工所Dから請求された技
工料を支払い、歯科医院Cから請求された治療費を支払
うようにしてもよい。以上説明のようにすることで、歯
科医院紹介会社Aは患者Bの治療費及び技工料の支払い
代行を行うことができる。
【0092】以上の説明のようにして、歯科医院紹介会
社Aが各患者へ歯科医院を紹介していくことで、各歯科
医院から補綴物の作製を依頼された歯科技工所Dには、
歯科医院の治療を行う技術力などを判断するデータ等が
集まるようになる。歯科技工所Dは適時に端末4から、
これらのデータ等を所定の様式としてサーバ2へ送信
し、サーバ2が備える歯科医院ファイル23へ記憶さ
せ、歯科医院ごとの(技術力等の)評価に関するデータ
ベースを蓄積させていく。
【0093】(歯科医院評価の集積)以上説明した歯科
医院についての各項目の評価結果を、歯科医院紹介会社
Aの管理するサーバ2へ収集する方法について説明す
る。分類Aは主に歯科技工所が評価を行うものである。
前記説明のように、例えば、図2に示した歯科技工所D
の端末5をインターネットNTを介してサーバ2へアク
セスさせ、例えば歯科医院紹介会社Aの管理するホーム
ページ中から評価結果入力専用のパスワード入力等を行
うことによって歯科医院評価を入力する画面を端末5に
表示させ、この評価結果をサーバ2へ入力する。歯科医
院評価結果を入力する表示画面の一例(ここでは、以
後、歯科医院評価シートと記載する)を図16、及び図
17の説明図に示す。
【0094】歯科技工所Dは、端末5を前記説明のよう
に操作して歯科医院評価シートを表示させ、端末5に備
えられた、キーボード及びマウス等の入力手段によっ
て、歯科医院の評価結果を記入(入力)する。図16、
及び図17に示した歯科医院評価シート40は、図12
に示した前記説明の歯科医院紹介の申し込みページと同
様に、端末5が備えるマウス操作によって表示画面内の
カーソルを移動させ、所定の場所をクリックすると種々
の操作が行えるようになる。図12に示した申し込みペ
ージ30の三角形状のボタン31U、31D、31L、
31Rと同様に、歯科医院評価シート40のボタン41
U、41D、41L、41Rの表示領域に、前記マウス
操作によってカーソルを位置させてクリックすれば、各
ボタンの三角形の頂点で定まる長方形状の表示エリア
が、それぞれ上下左右にスクロールする。また、後述す
る各入力欄へカーソルを移動してクリックすると、その
入力欄に端末5が備えるキーボードによって文字入力が
可能になる。
【0095】図16(A)に示す歯科医院評価シート4
0は、この評価内容を記入(選択)した記入者氏名又は
所属する歯科技工所の名称等を入力する記入者入力欄4
2aと、評価対象となる歯科医院名を入力する評価対象
歯科医院名入力欄42bが設けられている。この2つの
入力欄には文字入力にて名称等を入力するが、記入者に
ついては、匿名とすることや、この評価シートの入力は
特定の者だけが行えるようにする必要があるため、パス
ワード等が設けられるので記入者名に替えて所定のコー
ド入力を行うようにしても良い。
【0096】図16(A)に示したように、端末5の表
示手段に全て表示できない場合は、前記ボタン41U、
41D、41L、41Rを操作して表示画面をスクロー
ルさせ、必要な箇所を表示させる。図16(B)は図1
6(A)の表示画面を上方へスクロールさせたものであ
る。
【0097】歯科医院評価シート40には、前記図6を
用いて説明した各評価項目が表示され、これらの評価項
目ごとに評価等級別に例文が記載表示される。この例文
の中で該当するものを、例文表示の左側に表示されてい
る表示印「□」を前記カーソルでクリックして選択す
る。例えば評価項目が「印象技術」の場合に、評価等級
を1級として評価するには、例文「1.印象が鮮明で技
工作業時に修正する必要が全くない。」の左側にある表
示印42cをクリックする。このように評価内容を示し
た例文を選択することで該当する評価等級を選択し、該
当する表示印42c、42d、42e、42fの中から
択一する。
【0098】前記説明のように操作して、順次表示され
る評価項目「支台歯形成技術」、「根管治療技術」、
「補綴物装着時の再製率」、「補綴物装着後2年間の再
製率」について、その評価内容を示した例文の中から該
当するものを選択し、図17に示す送信ボタン43をク
リックして歯科医院評価シート40の記入内容をサーバ
2へ送信する。
【0099】記入済み歯科医院評価シートを受信したサ
ーバ2の制御部10は、歯科医院ファイル23に記憶さ
れている、同一の歯科医院のデータベースに、送られて
きた前記評価シートの内容を蓄積し、所定の時期に、こ
れまで記憶されていた評価等級との平均値に更新する
か、新たに送られてきた等級に更新して記憶する。こう
して歯科医院評価項目のA分類について評価内容(記入
済み歯科医院評価シート)をサーバ2の歯科医院ファイ
ル23へ記憶していく。
【0100】また、B分類の評価項目は、歯科医院スタ
ッフの「経験年数」、「研修受講日数」、「研修受講内
容」、歯科医院の「医療設備」であり、歯科医院紹介会
社Aが患者紹介を行う歯科医院として歯科医院ファイル
23へ登録(記憶)させる際に、その歯科医院の自己申
告、または歯科医院を訪問して調査等を行うことで確認
できるものなので、好ましくは歯科医院紹介会社Aの担
当者が歯科医院を訪問して評価を行い、その内容(評価
等級)をサーバ2の歯科医院ファイル23へ記憶させ
る。B分類の評価項目のサーバ2への記憶は、例えば、
図16、図17を用いて説明したような歯科医院評価シ
ートを、B分類の各項目について設けておき、サーバ2
をオペレートする端末(コンソール端末)へ表示させ
て、前記A分類の評価項目の説明のようにして記入(入
力)する。
【0101】また、C分類は患者が歯科医院に通院して
受けた印象(感想)を「治療関係の利便性」、「接
遇」、「経済関係の利便性」、「交通関係の利便性」の
各項目に具体化したものなので、歯科医院紹介会社A
(サーバ2)は治療中、または治療終了後適時に、例え
ば患者Bの端末3へ、電子メールに前記図16、図17
に示したような歯科医院評価シートを記載して送信し、
評価内容を記入してもらい返信されたデータをサーバ2
の歯科医院ファイル23へ記憶する。または、前記歯科
医院評価シートをアンケートはがきとして郵送し、返送
されたアンケートはがきの記入(評価)内容を歯科医院
紹介会社Aの担当者がサーバ2へ入力するようにしても
よい。
【0102】このようにして、収集された歯科医院の評
価等級(歯科医院評価シートに記入された内容)は、歯
科医院紹介会社Aのサーバ2の制御手段10によって適
時に各歯科医院ごとに統計され、前記説明の重要度係数
や評価項目の等級ごとに設けた係数を用いて、総合また
は所定の項目ごとに評価等級を付し、各歯科医院ごとに
歯科医院評価シートとしてデータベース化され、歯科医
院ファイル23に記憶させる。この歯科医院ファイル2
3に記憶されている各歯科医院の総合的評価や、高く評
価された項目から抽出される歯科医院の特徴と、前記説
明の患者が歯科医院紹介申し込みの際に選択希望した条
件が適合する歯科医院を、前記制御手段10が検索して
患者へ最適の歯科医院を紹介する。
【0103】(歯科技工所評価の集積)以上説明した歯
科医院の評価と同様に、歯科技工所の評価についても歯
科医院紹介会社Aの管理するサーバ2に設けられた歯科
技工所ファイル22へ記憶される。歯科技工所の評価は
主に補綴物の作製を依頼する歯科医院が行う。この評価
内容(結果)は、前記歯科医院評価シートについて説明
したように、インターネットNTを介してサーバ2と
(例えば)歯科医院Cの端末4とを接続し、例えば図1
8の説明図に示した歯科技工所評価シート50を端末4
に表示させる。また、この歯科技工所評価シート50の
ボタン51U、51D、51L、51Rは前記説明の歯
科医院評価シート40のボタン41U、41D、41
L、41Rとそれぞれ同様であり、その他の表示画面の
操作等についても同様である。前記説明の歯科医院評価
シート40と同様、端末4のキーボードを操作して入力
欄52aへ所定の記入者氏名又は名称を、また入力欄5
2bへ評価対象の歯科技工所名称を記入(入力)し、以
下表示された各評価項目について端末4が備えるマウス
操作によって、該当する評価内容を記載した例文を選択
し、サーバ2へ送信する。
【0104】以上、前記説明の歯科医院評価シートと同
様にして、記入済み歯科技工所評価シートをサーバ2へ
送信し、歯科技工所ファイル22へ記憶させる。前記説
明の歯科技工所の評価項目の「設備」については、申告
書等による自己申告の内容に基づいてデータベース化す
ることもできるが、好ましくは歯科医院紹介会社Aの担
当者が訪問して、その設備、及び整備保守状況などを確
認して評価し、歯科技工所評価シートを記入(入力)し
てサーバ2の歯科技工所ファイル22へ記憶させる。
【0105】このようにして歯科技工所を評価すること
で、歯科医院紹介会社Aは、より技術力の高い歯科技工
所を歯科医院へ紹介することができ、歯科医院は高度の
技術力を要する補綴物を得ることができるようになる。
【0106】また、歯科医院紹介会社は、歯科医院を歯
科技工所に評価させた内容と、歯科技工所を歯科医院に
評価させた内容とをデータとして所有することで、各歯
科医院から評価の高い歯科技工所が高く評価する歯科医
院を知ることができ、より正確な評価をすることがで
き、患者に質の高い治療を提供することができるように
なる。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、患者が端末から入力し
た情報に基づいて、適合する歯科医院を歯科医院紹介会
社のサーバが選択して、前記患者の端末に表示するよう
にしたので、患者は希望条件に適合した、良心的な歯科
医院で質の高い治療を受けることができる。
【0108】また、歯科技工所が歯科医院を評価した内
容をデータベース化して、歯科医院紹介会社のサーバに
記憶させるようにしたので、歯科医院紹介会社は、良心
的で技術力のある歯科医院を患者に紹介することがで
き、評価の高い歯科医院は優先的に患者が紹介されるこ
とで収益を向上させることができる。
【0109】また、歯科医院が端末から入力した情報に
基づいて、適合する歯科技工所を歯科医院紹介会社のサ
ーバが選択して、前記歯科医院の端末に表示するように
したので、歯科医院は技術力の高い歯科技工所で技工物
を作製することができる。
【0110】また、歯科医院が歯科技工所を評価した内
容をデータベース化して、歯科医院紹介会社のサーバに
記憶させたので、歯科医院紹介会社は、技術力の高い歯
科技工所を歯科医院に紹介することができ、また、評価
の高い歯科技工所は、優先的に技工依頼を受けること
で、高度の技術力を発揮できることが多くなり、収益を
向上させることができる。
【0111】また、歯科医院紹介会社のサーバに患者の
希望する治療内容と、通院地域を入力するようにしたの
で、前記サーバは前記治療内容と通院地域に適合した歯
科医院を患者に紹介することができる。
【0112】また、歯科医院紹介会社のサーバは患者が
支払う予納金を確認し、その後歯科医院を前記患者に紹
介するようにしたので、歯科医院紹介会社は前記患者が
歯科医院で治療を完了するまでサービス提供をすること
ができる。
【0113】また、歯科医院紹介会社のサーバは、患者
の希望する治療相談予約日時に基づいて、歯科医院が決
定した治療相談日時の通知と、この歯科医院の略地図
と、紹介状を前記患者に送付するようにしたので、患者
は都合よく確実に紹介された歯科医院で治療相談を受け
ることができる。
【0114】また、歯科医院紹介会社のサーバは、患者
の治療に用いる補綴物を作製する歯科技工所を前記患者
を治療する歯科医院に紹介するようにしたので、患者は
品質の高い補綴物を用いた治療を受けることができる。
【0115】また、歯科医院紹介会社のサーバは、患者
の治療に用いた補綴物の技工料を歯科技工所へ支払い、
前記患者の治療費を歯科医院へ支払い、前記技工料及び
治療費を前記患者に請求するようにしたので、歯科医院
紹介会社は、補綴物の再製が発生した事実を歯科技工所
から知ることができ、歯科医院、または歯科技工所の技
術力を評価することができる。また、患者は歯科医院紹
介会社に技工料と治療費を払うことで、予想外の費用を
請求されることがなくなり、安心して治療を受けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の形態に係る歯科医院紹介
システムを示すブロック図である。
【図2】 歯科医院紹介システム1の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 サーバ2の構成を示すブロック図である。
【図4】 サーバ2が患者に歯科医院を紹介する概略動
作を示すフローチャートである。
【図5】 サーバ2が歯科医院に歯科技工所を紹介する
概略動作を示すフローチャートである。
【図6】 歯科医院の評価項目を示す図表である。
【図7】 歯科医院の評価項目を示す図表である。
【図8】 歯科技工所の評価項目を示す図表である。
【図9】 歯科技工所の評価項目を示す図表である。
【図10】 歯科医院紹介システムの動作処理を示すチ
ャート図である。
【図11】 歯科医院紹介システムの動作処理を示すチ
ャート図である。
【図12】 歯科医院紹介申し込みページの一例を示し
た説明図である。
【図13】 歯科技工所紹介システムの動作処理を示す
チャート図である。
【図14】 歯科技工所紹介システムの動作処理を示す
チャート図である。
【図15】 歯科技工所紹介申し込みページの一例を示
す説明図である。
【図16】 歯科医院評価シートの一例を示す説明図で
ある。
【図17】 歯科医院評価シートの一例を示す説明図で
ある。
【図18】 歯科技工所評価シートの一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 歯科医院紹介システム 2、6 サーバ 3、4、5 端末 10 制御手段 11 入力制御手段 12 出力制御手段 20 プログラムファイル 21 患者ファイル 22 歯科技工所ファイル 23 歯科医院ファイル 30 申し込みページ 33 電子メールアドレス表示 36 歯科技工所紹介申し込みページ 40 歯科医院評価シート 43 送信ボタン 50 歯科技工所評価シート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者が有する端末に対し、インターネッ
    トを介して歯科医院紹介サービス会社が有するサーバを
    用いて歯科医院を紹介するサービス支援システムであっ
    て、 前記サーバは、前記患者が有する端末から入力された情
    報に基づいて、前記サーバに設けられた歯科医院のデー
    タファイルの中から適合する歯科医院を選択し、前記患
    者が有する端末へ表示させる制御手段を設けたことを特
    徴とする歯科医院紹介サービス支援システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、複数の歯科医院について
    評価した内容をデータベース化して記憶する記憶手段
    と、前記患者が有する端末から入力された情報に基づい
    て、前記データベースの中から適合する歯科医院を選択
    し、この歯科医院の情報を前記患者が有する端末へ表示
    させる制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の歯科医院紹介サービス支援システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、歯科技工所が有する端末
    から入力された各歯科医院の評価内容を、評価シートと
    してデータベース化して前記歯科医院のデータファイル
    を構成させ、前記記憶手段に記憶させる制御手段を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科医院紹
    介サービス支援システム。
  4. 【請求項4】 インターネットを介して歯科医院紹介サ
    ービス会社が有するサーバを用いて歯科医院を患者に紹
    介するサービス支援システムにおいて、 前記サーバは、複数の歯科技工所について評価した内容
    をデータベース化して記憶する記憶手段と、前記インタ
    ーネットを介して接続される前記歯科医院が有する端末
    から入力された情報に基づいて、前記データベースの中
    から適合する歯科技工所を選択し、この歯科技工所の情
    報を前記歯科医院が有する端末へ表示させる制御手段を
    設けたことを特徴とする歯科医院紹介サービス支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記サーバは、前記歯科医院が評価した
    複数の歯科技工所の評価内容を評価シートとしてデータ
    ベース化して歯科技工所のデータファイルを構成させ、
    前記記憶手段に記憶させる制御手段を設けたことを特徴
    とする請求項4に記載の歯科医院紹介サービス支援シス
    テム。
  6. 【請求項6】 歯科医院紹介サービス会社が有するサー
    バを用いて歯科医院を患者に紹介するサービス方法であ
    って、 前記サーバは、前記患者が希望する治療内容と通院地域
    を入力するステップと、前記治療内容と通院地域に適合
    する歯科医院を患者に紹介するステップを有することを
    特徴とする歯科医院紹介サービス方法。
  7. 【請求項7】 前記サーバは、前記患者による前記歯科
    医院紹介会社への予納金支払いを確認するステップと、
    この予納金支払い確認後に前記歯科医院を前記患者に紹
    介するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載
    の歯科医院紹介サービス方法。
  8. 【請求項8】 前記サーバは、前記患者が希望する治療
    相談予約日時を入力するステップと、前記歯科医院が決
    定した治療相談日時を前記患者に知らせるステップとを
    含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の歯科医院
    紹介サービス方法。
  9. 【請求項9】 前記サーバは、前記患者に紹介した前記
    歯科医院に関する紹介状及び前記歯科医院の所在地を示
    す略地図を患者へ送付するステップを更に含むことを特
    徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の歯科医院紹
    介サービス方法。
  10. 【請求項10】 歯科医院紹介サービス会社が有するサ
    ーバを用いて歯科医院を患者に紹介するサービス方法で
    あって、 前記サーバは、前記患者の治療に用いる補綴物の作製を
    依頼する歯科技工所を、前記患者を治療する歯科医院へ
    紹介するステップを有することを特徴とする歯科医院紹
    介サービス方法。
  11. 【請求項11】 歯科医院紹介サービス会社が有するサ
    ーバを用いて歯科医院を患者に紹介するサービス方法で
    あって、 前記サーバは、前記患者の治療に用いた補綴物の技工料
    を前記歯科技工所へ支払うステップと、前記歯科医院へ
    前記患者の治療費を支払うステップと、前記技工料と治
    療費とを前記患者に請求するステップを有することを特
    徴とする歯科医院紹介サービス方法。
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