JP2002196907A - 画像形成方法、画像形成システムおよび記録媒体 - Google Patents
画像形成方法、画像形成システムおよび記録媒体Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータのアプリケーション
からの出力要求に基づいて出力装置で出力する画像形成
方法において、前記ホストコンピュータ側の処理能力を
計数化し、前記出力装置側の処理能力を計数化し、得ら
れた双方の処理能力を比較し、この比較された結果から
出力に関わる処理を前記ホストコンピュータ側と前記出
力装置側とに負荷配分する。
Description
画像形成システムおよび記録媒体に関し、詳細には、ア
プリケーションからの出力情報を出力装置の解析可能な
出力データに変換して出力する画像形成技術に関し、複
写機、プリンタ等に用いて好適である。
ンピュータ側の処理は以下のように動作している。例え
ば、基本OS(Operating System)と
して、Windows98(米国Microsoft社
の登録商標)を用いている場合について述べる。この基
本ソフトウェア上で動作するワープロソフトやプレゼン
テーションソフト等の、いわゆるアプリケーションソフ
トウェアから印刷を行う場合、まずアプリケーションソ
フトウェアが、基本OSのApplication P
rograming Interface(以下API
と記す)を呼び出し、Windows Graphic
s Device Interface(以下GDIと
記す)に対して描画処理やそれに付随する印刷制御処理
を指示する。この指示を受けてGDIは、ホストコンピ
ュータに接続された実際の物理的なプリンタを制御する
プリンタドライバと呼ばれるモジュールを呼び出し、そ
のモジュールに対して指示を与え、実際の印刷データは
このプリンタドライバと呼ばれる部分で生成される。こ
の際、生成されるデータは、次のようなタイプに大別さ
れる。
のイメージデータは全てホスト側で展開される。 (2)PDL形式 この形式のプリンタ・ドライバの場合は、データは、ペ
ージ記述言語(PageDescription La
nguage:以下PDLと記す)のコマンドとなり、
描画結果としてのイメージは、プリンタ側で展開され
る。 (3)PDL形式とイメージ形式との混合形式 この形式のプリンタドライバの場合は、文字などは、P
DLに近い形式で、グラフィックスやイメージはホスト
側で展開されたものとなる。
バでは、描画結果をホスト側で作成するための処理とし
ては(2)より重い。さらに展開された結果はイメージ
データとなるため、データ量の上限はあるものの一般に
はデータ量が多くなりがちである。このため展開された
イメージデータに対してデータ圧縮を用いてデータを小
さくし、データ転送に費やす時間を短縮するように構成
されている場合もある。
印刷システムでは、並列処理方式、アクセラレータ方
式、圧縮方式等を用いて高速化していた。
技術のアクセラレータ方式では、専用ハードウェアの追
加が必要であり、圧縮方式(例えば、特開平10−29
3659号公報)では、圧縮展開処理しなければなら
ず、さらに高速化は転送フェーズに限定されるという問
題があった。
なされたものであって、高速な出力が可能な画像形成方
法、画像形成システムおよび記録媒体を提供することを
目的とする。
めに、本発明の請求項1は、ホストコンピュータのアプ
リケーションからの出力要求に基づいて出力装置に出力
する画像形成方法において、前記ホストコンピュータ側
の処理能力を計数化し、前記出力装置側の処理能力を計
数化し、得られた双方の処理能力を比較し、この比較さ
れた結果から出力に関わる処理を前記ホストコンピュー
タ側と前記出力装置側とに負荷配分して、高速に全体の
出力処理が行えるようにしたことを特徴とする。
ュータのアプリケーションからの出力要求に基づいて出
力装置に出力する画像形成システムにおいて、前記ホス
トコンピュータ側の処理能力を計数化する手段と、前記
出力装置側の処理能力を計数化する手段と、これらの手
段によって得られた双方の前記処理能力を比較する手段
と、この比較結果から出力に関わる処理を前記ホストコ
ンピュータ側と前記出力装置側に負荷配分する手段とを
備え、出力処理の全体について高速化することを特徴と
する。
載の画像形成システムにおいて、前記負荷配分する手段
は、ページ記述言語を異なるレベルの中間言語(モー
ド)に切り替えることによって配分することを特徴とす
る。
載の画像形成システムにおいて、前記処理能力を計数化
する手段は、前記ホストコンピュータ側および前記出力
装置側の処理能力をそれぞれ動的に計数化するようにし
たこと特徴とする。
ョンプログラムから出力装置へ出力要求を送信するコン
ピュータとこのコンピュータからの要求に基づいて出力
画像を形成する出力装置とを有する画像形成システムと
して機能させるコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを格納した記録媒体であって、前記出力装置は、この
出力装置の処理能力を計数化する工程と、計数化された
値を前記コンピュータへ送信する工程とを有し、前記コ
ンピュータは、このコンピュータの処理能力を計数化す
る工程と、このコンピュータの処理能力と前記出力装置
から受信した処理能力とを比較する工程と、この比較さ
れた結果から出力に関わる処理をこのコンピュータと前
記出力装置とに負荷配分する工程とを有し、出力処理を
全体として高速に処理できる画像処理システムの機能を
実現するためのプログラムを記録した。
像形成システムをプリンタに適用した好適な実施の形態
を詳細に述べる。
施の形態1に適用可能な画像形成システムの全体構成図
である。より具体的には、ホストコンピュータ10とプ
リンタによって構成され、ホスト側がWindowsを
基本OS(OperatingSystem)としてい
る画像形成システムの構成図である。
では、大きく分けて、汎用アプリケーション11とプリ
ンタドライバ13により構成される。但し、この説明で
は、印刷に関する部分だけ注目しているので、他の事項
については省略している。プリンタドライバ13は、さ
らに、Windows(GDI)12を第1の中間言語
に変換するドライバ前処理モジュール16、編集やドキ
ュメントソリューションのサービスを提供する編集・サ
ービスモジュール17、第1中間言語から第2中間言語
に変換し、最終的にプリンタに出力する最終出力モジュ
ール18、ホストコンピュータ10側の負荷状態を計数
する負荷計数モジュール21からなる。
く分けて、プリンタコントローラ30と作像エンジン
(図示せず)により構成される。プリンタコントローラ
30はさらに、ディスプレイリストやビットマップデー
タを保存するバッファ(36、37、38、39)、第
2中間言語で書かれたディスプレイリストを翻訳するイ
ンタプリタ32、ディスプレイリストからビットマップ
データに変換する描画モジュール33、ビットマップデ
ータを圧縮伸張する圧縮モジュール34および伸張モジ
ュール35、プリンタ側の負荷状態を計数する負荷計数
モジュール31よりなる。
図3を参照して説明する。まず、プリンタドライバをイ
ンストールするとき(ステップS1)、通常のインスト
ールに加えて、ホスト- プリンタ間の負荷配分設定の処
理を行う。ホストコンピュータ側の負荷計測モジュール
21とプリンタドライバ側の負荷計測モジュール31に
よって、それぞれ処理能力を計測する(ステップS2、
ステップS3)。プリンタ側の負荷計測モジュール31
によって計測された計測値は、ホスト-プリンタ間の双
方向マネージャ14を介して、プリンタドライバ13に
通知される。プリンタドライバ13では、ホストコンピ
ュータ側とプリンタ側の処理能力計測値を比較し(ステ
ップ4)、印刷処理の負荷配分を決定し、処理モードを
設定する(ステップS5)。
プリケーション11によって、印刷の要求がなされる
と、ステップS1(No)、S6(No)を経て、先に
設定された処理モードで通常の印刷処理がなされる(ス
テップS8)。尚、ユーザがマニュアル設定により、明
示的に処理モードを指定したときには(ステップS6
(Yes))、ユーザによって指定された処理モードを
設定し(ステップS7)、この処理モードで印刷処理が
なされる(ステップS8)。
トコンピュータ側およびプリンタ側において、CPUI
D、動作周波数および搭載メモリの容量等の情報を収集
することで行われる。例えば、ホスト側のCPUがPe
ntiumII(450[MHz])、プリンタ側のCP
UがRM5000(250[MHz])の場合、前者の
SPECfp95は13.3、後者のそれは5.3であ
るから、ホストコンピュータ側に負荷を重く配分する設
定がなされる。
いて図4を参照して説明する。この本実施の形態2で
は、負荷配分の手段として、PDLのモード切替によっ
て実現している。まず、プリンタドライバでは、Win
dowsGDI12をドライバ前処理モジュール16に
よって、第1の中間言語に変換している。次に、編集・
サービスモジュール17により、編集やドキュメントソ
リューションのサービスが提供される。最後に、最終出
力モジュール18によって、第1中間言語から第2中間
言語に変換される。このとき、前述の負荷配分の設定値
に従い、プリンタに出力するPDLのモードレベルが決
定される。
ード3までの、4つのモードレベルが用意されている。
モード0は、プリンタドライバ側、即ち、ホストコンピ
ュータ側の負荷がもっとも大きく、反対にプリンタ側の
負荷は最も軽い。また、モードレベルが上がるに従っ
て、ホストコンピュータ側の負荷が軽くなり、逆にプリ
ンタ側の負荷は重くなる。モード3になると、ホストコ
ンピュータ側では印刷に関してほとんど何もせず、プリ
ンタ側でほとんどすべての処理を行う。
ページデータが全てビットマップに変換されるものであ
り、最も原始的なものである。ビットマップへの変換は
すべてプリンタドライバ側で行われるため、ホストコン
ピュータ側の負荷が重く、反対にプリンタ側の負荷はほ
とんどない。モード1は、もう少し抽象度を上げたもの
で、ページの描画要素をラスタ走査し、ランレングスを
符号化したものである。モード2では、さらに描画要素
をオブジェクトとして扱い、回転処理やバンド処理まで
を施したものである。モード3になると、第1の中間言
語にほとんど近いPDLのまま、ページデータをプリン
タに引き渡すもので、PDLの解釈や最終的なビットマ
ップデータへの変換などすべてプリンタ側で処理され
る。
いて図5を参照して説明する。まず、ホストコンピュー
タ10の汎用アプリケーション11によって、印刷の要
求がなされると、プリンタドライバ13を初期化し(ス
テップS11)、ホストコンピュータ側(プリンタドラ
イバ13)の負荷計測モジュール21によって、処理能
力が計測され(ステップS12)、次に、プリンタ側の
負荷計測モジュール31によって、処理能力が計測され
る(ステップS13)。プリンタ側の負荷計測モジュー
ル31によって計測された計測値は、ホスト-プリンタ
間の双方向マネージャ14を介して、プリンタドライバ
13に通知される。プリンタドライバ13では、ホスト
コンピュータ側とプリンタ側の処理能力計測値を比較し
(ステップS14)、印刷処理の負荷配分を決定して、
処理モードを設定し(ステップS15)、その後、通常
の印刷処理が開始される(ステップS16)。
動作が汎用アプリケーション毎に繰り返されることであ
る。ホストコンピュータやプリンタの負荷、特に、ホス
トコンピュータの負荷は常時変動しているのが常である
から、この方法を採用することによって、実際の使用状
況に、より適応した印刷処理を行うことができる。
トコンピュータ側およびプリンタ側において、リソース
モニタの情報の収集やベンチマークプログラムのレスポ
ンスタイムを計測することで行われる。例えば、ホスト
コンピュータ側のCPU負荷が80[%]、プリンタ側
がアイドリング状態の場合、プリンタ側に負荷を重く配
分する設定がなされる。
これら一連の処理をプログラム化し、そのプログラム
を、ホストコンピュータ側については、インストールす
るときにCD−ROMなどの記録媒体から、ホストのハ
ードディスク等に供給し、また、プリンタ側について
は、製品出荷時などに、フラッシュメモリやROM(R
eadOnlyMemory)等に格納して、プリンタ
に組み込まれる。これらのプログラムを動作させること
によって、上記した実施の形態と同じ機能を実現でき
る。
画像形成システムで画像を出力装置へ出力する際に、全
体的なスループットの大きい高速な出力処理が可能とな
る。
ピュータ部分)の構成を示すブロック図である。
分)の構成を示すブロック図である。
ある。
るための図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 ホストコンピュータのアプリケーション
からの出力要求に基づいて出力装置に出力する画像形成
方法において、前記ホストコンピュータ側の処理能力を
計数化し、前記出力装置側の処理能力を計数化し、得ら
れた双方の処理能力を比較し、この比較された結果から
出力に関わる処理を前記ホストコンピュータ側と前記出
力装置側とに負荷配分して、高速に全体の出力処理が行
えるようにしたことを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 ホストコンピュータのアプリケーション
からの出力要求に基づいて出力装置に出力する画像形成
システムにおいて、前記ホストコンピュータ側の処理能
力を計数化する手段と、前記出力装置側の処理能力を計
数化する手段と、これらの手段によって得られた双方の
前記処理能力を比較する手段と、この比較結果から出力
に関わる処理を前記ホストコンピュータ側と前記出力装
置側に負荷配分する手段とを備え、出力処理の全体につ
いて高速化することを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項3】 請求項2に記載の画像形成システムにお
いて、前記負荷配分する手段は、ページ記述言語を異な
るレベルの中間言語(モード)に切り替えることによっ
て配分することを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項4】 請求項2に記載の画像形成システムにお
いて、前記処理能力を計数化する手段は、前記ホストコ
ンピュータ側および前記出力装置側の処理能力をそれぞ
れ動的に計数化するようにしたこと特徴とする画像形成
システム。 - 【請求項5】 アプリケーションプログラムから出力装
置へ出力要求を送信するコンピュータとこのコンピュー
タからの要求に基づいて出力画像を形成する出力装置と
を有する画像形成システムとして機能させるコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記録媒体であ
って、 前記出力装置は、この出力装置の処理能力を計数化する
工程と、計数化された値を前記コンピュータへ送信する
工程とを有し、 前記コンピュータは、 このコンピュータの処理能力を計数化する工程と、この
コンピュータの処理能力と前記出力装置から受信した処
理能力とを比較する工程と、この比較された結果から出
力に関わる処理をこのコンピュータと前記出力装置とに
負荷配分する工程とを有し、 出力処理を全体として高速に処理できる画像処理システ
ムの機能を実現するためのプログラムを記録したことを
特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393815A JP2002196907A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 画像形成方法、画像形成システムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393815A JP2002196907A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 画像形成方法、画像形成システムおよび記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196907A true JP2002196907A (ja) | 2002-07-12 |
JP2002196907A5 JP2002196907A5 (ja) | 2008-09-11 |
Family
ID=18859545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000393815A Pending JP2002196907A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 画像形成方法、画像形成システムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196907A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009048465A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Sharp Corp | 印刷システム |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000393815A patent/JP2002196907A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009048465A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Sharp Corp | 印刷システム |
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