JP2002196882A - 光学式リモコン - Google Patents

光学式リモコン

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JP2002196882A
JP2002196882A JP2000398804A JP2000398804A JP2002196882A JP 2002196882 A JP2002196882 A JP 2002196882A JP 2000398804 A JP2000398804 A JP 2000398804A JP 2000398804 A JP2000398804 A JP 2000398804A JP 2002196882 A JP2002196882 A JP 2002196882A
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Takashi Hoshino
剛史 星野
Osamu Ebina
修 海老名
Masahiro Jinushi
匡宏 地主
Yuki Iwane
有希 岩根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分小型化でき、かつポインタ(カーソル)
の移動操作が容易な光学式リモコンを提供する。 【解決手段】 光学式リモコンの外ケース1の正面部
に、光検出部/決定ボタン2とメニューボタン3とを設
け、この正面部とは異なる上面部に、ホールドボタン4
を設ける。かかる光学式リモコンを手で持った場合、そ
の親指8aで光検出部/決定ボタン2とメニューボタン
3を、人差指8bでホールドボタン4を夫々操作するこ
とができる。この光学式リモコンをパソコンなどの端末
に接続したときには、光検出部/決定ボタン2に親指8
aを当てて動かすことにより、端末の表示画面でのポイ
ンタを移動させることができ、ホールドボタン4は、こ
れを操作した状態として光検出部/決定ボタン2の上記
の操作を行なうことにより、表示画面でドラッグを行な
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンなどの情
報端末に用いられ、その表示画面でポインタ(カーソ
ル)を移動させるなどの動作を行なわせる入力機器とし
ての光学式リモコンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンなどの情報端末では、そ
の表示画面で表示される画像の所望とする位置を指示す
るポインタが表示され、このポインタをこの所望の位置
に移動させるための入力機器が用いられる。
【0003】かかる入力機器としては、従来、球の回転
を検出して表示画面でのポインタを移動させるマウスと
いったものが知られている。また、情報端末の多機能化
や表示画面の大型化が進み、より多くの選択項目をポイ
ンタで任意にかつスムーズに選択することができるよう
にするために、上下左右のポインタの移動方向毎に独立
の送りスイッチを有する十字ポインタや、特に、ゲーム
機などに用いられるが、スティックや円盤を前後左右に
傾けることによってポインタを移動させるスティックポ
インタなども知られている。さらに、パソコンなどで用
いられているが、表示画面に表示される地図などの画像
でポインタを連続的に移動させるために、ある面積をも
った平板状のセンサ板からなり、このセンサ板上で指を
連続的に移動させると、この指の連続的に変化する位置
を検出し、この検出結果に応じてポインタを連続的に移
動させるようにした、所謂トラックパッドと呼ばれるも
のも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報端末
は、携帯に便利なことも必要なことから、さらなる小
型,軽量,薄型化が要求される。このような要求からす
ると、上記のマウスなどの入力操作は、球などの物理的
な可動部を有することから、小型化するのは、限度があ
って、容易なことではない。
【0005】また、上記の十字ポインタやスティックポ
インタなどのリモコンでは、基本的に、1回操作する毎
に1段階ずつ、即ち、表示画面に表示される1項目ずつ
ポインタが移動するものであるから、表示画面上で充分
離れた項目を選択するためには、必要な操作回数が多く
なり、操作に手間がかかることになる。
【0006】また、上記のトラックパッドでは、センサ
板に指を接触させて移動させるものであるから、そのセ
ンサ板としては、これに接触する指の面積よりも充分広
くなければならず、小型化に向いていない。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を解消し、充
分に小型化することができて、かつポインタの移動操作
が容易な入力機器としての光学式リモコンを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ユーザの手に持たれて操作され、第1の
操作部材とこの第1の操作部材と同時に操作される第2
の操作部材とが少なくとも外ケースに設けられており、
第1の操作部材を外ケースの第1の面に、第2の操作部
材を外ケースの第1の面とは異なる第2の面に配置した
構成とするものである。
【0009】そして、この第1の面は、外ケースを持っ
たユーザの手の親指で操作可能な面とし、この第2の面
は、ユーザの手の人差指で操作可能な面とするものであ
る。
【0010】また、第1の操作部材は、これへの当接物
の動きを検出する手段を有し、この当接物の動きで操作
がなされる操作部材であって、第2の操作部材は押しボ
タンである。
【0011】そして、第1の操作部材は、接続される情
報端末の表示画面でのポインタを移動させるための操作
部材であって、第2の操作部材を操作した状態で第1の
操作部材への当接物を移動させることにより、表示画面
でドラッグを行なわせるものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による光学式リモコンの一
実施形態を示す図であって、同図(a)は正面図、同図
(b)は上面図、同図(c)は左側面図であり、1は外
ケース、1aは正面部、1bは上面部、1cは左側面
部、1dは右側面部、1eは後部先端部、2は光検出部
/決定ボタン、3はメニューボタン、4はホールドボタ
ン、5はロックボタン、6a,6bはラバー部材、7は
コードである。
【0013】同図(a)〜(c)において、この実施形
態の外ケース1の正面部1aと上面部1bと左側面部1
cとの夫々の一部は操作面をなしており、正面部1aに
は、光検出部/決定ボタン2とメニューボタン3とが、
上面部1cには、ホールドボタン4が、左側面部1cに
は、スライドロックボタン5が夫々設けられている。
【0014】ここで、光検出部/決定ボタン2は、後述
するように、指先の指紋を光学的に検出し、その移動に
応じてポインタを移動させる第1の機能(光検出部)と
マウスでの左クリックボタンの第2の機能(決定ボタ
ン)とを有するものである。この光検出部/決定ボタン
2では、その面に指先を当てて移動させることにより、
第1の機能が実行されることになるし、また、その表面
を押し込むことにより、第2の機能が実行されることに
なる。即ち、押しボタンとすることにより、第2の機能
の決定ボタンとして機能することになる。メニューボタ
ン3はメニューを選択するマウスでの右クリックボタン
の機能を有するものであり、ホールドボタン4は、光検
出部/決定ボタン2での第1の機能とともに、マウスで
のドラッグ操作に相当する機能を実行させることができ
るようにするものである。これらメニューボタン3とホ
ールドボタン4とは、押しボタンとして作用する。ロッ
クボタン5はスライドボタンであって、これをスライド
操作することにより、光検出部/決定ボタン2,メニュ
ーボタン3及びホールドボタン4にロックが掛かり、使
用されないときにこれら操作ボタン2〜4に触れても、
誤動作しないようにする。
【0015】外ケース1の後部先端部1eからは、図示
しない情報端末などに接続するためのコード7が引き出
されており、また、左側面部1cと右側面部1dとの一
部には夫々、外ケース1の後部先端部1eから前面部1
bに向かって、滑り止め用のラバーが貼られている。な
お、外ケース1は上端部側から下端部に向かってなだら
かな先細り形状となっており、外ケース1を手で持った
ときに、手に馴染み易いようになっている。
【0016】図2はこの実施形態の使用状態の一例を示
す図である。
【0017】同図において、この実施形態を使用する場
合には、通常、ユーザは右手で持って操作するが、この
場合、図示するように、右手の親指8aの腹で光検出部
/決定ボタン2やメニューボタン3を、人さし指8bの
腹でホールドボタン4を、これら以外の指でロックボタ
ン5を夫々操作できるように、これらボタン2〜5が上
記のように配置されている。また、図示するように右手
で外ケース1を握った場合、この外ケース1の右側面部
1c,左側面部1dに設けられたラバー6a,6bがこ
の右手の手の平に当たり、外ケース1が手の平から滑り
落ちないようにしている。なお、外ケース1は左手で持
って操作することも可能であって、その場合において
も、上記の右手で持って操作する場合と同様の効果が得
られる。
【0018】図3は図1での外ケース1内の内部構造の
一具体例を示す概略断面図であって、9は光透過性の指
プレート、10は決定スイッチ、11はLEDなどの発
光デバイス、12はプリズムなどの光学系、13はセン
サとしての撮像素子、14はメニュースイッチ、15は
ホールドスイッチであり、図1に対応する部分には同一
符号をつけている。
【0019】同図において、光検出部/決定ボタン2
は、概略押し込み可能に構成された指プレート9と、こ
の指プレート9の押し込みによって作動する決定スイッ
チ10と、発光デバイス11と、プリズム12と、撮像
素子13とから構成されている。発光デバイス11の出
射光は、プリズムなどの光学系12で形成される光路を
通って指プレート9に斜めに照射され、この指プレート
9を透過する。ここで、指プレート9の外面の上記光が
照射される部分に指先の腹(図示せず)が当たっている
と、そこで反射された光が、図示しないレンズにより、
撮像素子13に結像される。この撮像素子13は2次元
の画像センサであり、指プレート9に当たられた指先の
腹の指紋を画像として検出する。この検出された画像は
図示しないCPUなどからなる制御装置で処理され、制
御信号が生成されてコード7(図1)に出力される。こ
のコード7が、例えば、パソコンに接続されているとき
には、指プレート9に当たられた指先の腹を位置方向に
繰り返し移動させることにより、この制御操作はこの動
きを検出し、パソコンの表示画面に表示されるポインタ
(カーソル)をこの動きに応じた方向に移動させる。
【0020】指プレート9が押されると、この押し込み
によって決定スイッチ10が作動する。この決定スイッ
チ10からの信号も制御装置で処理され、パソコンの表
示画面での、例えば、メニューでのポインタで指示され
る項目を決定するための制御信号を生成する。
【0021】メニューボタン3に対しては、メニュース
イッチ14が設けられており、メニューボタン3が押さ
れると、メニュースイッチ14が作動し、同様にして、
パソコンの表示画面にメニュー画面を表示させるための
制御信号が生成され、また、ホールドボタン4に対して
は、ホールドスイッチ15が設けられており、ホールド
ボタン4が押されると、このホールドスイッチ15が作
動し、かかる状態で指プレート9の表面で指先を動かす
と、同様にして、パソコンの表示画面でドラッグを行な
わせるための制御信号が生成される。
【0022】なお、指プレート9としては、透過率がほ
ぼ100%のほぼ完全に透明な材料で構成されるもので
もよいが、これに限るものではない。要するに、指プレ
ート9の表面での指の指紋などの画像が撮像素子13で
検出できればよく、透過率が、例えば、数10%程度の
材料からなるものであってもよい。従って、赤や青など
の着色されたものやサングラスのような黒のものであっ
てもよい。従って、指プレート9の材料としては、例え
ば、透明ガラスや着色ガラス,透明プラスチック,透明
色付きプラスチック,透明ビニール,透明色付きビニー
ルなどを用いることができる。
【0023】このように、マウスのようなボール(回転
体)といった物理的な可動部やその回転の検出手段など
の機械的な手段を用いることがないため、光学式リモコ
ンを充分に小型化できて手で持ち易くなり、また、ドラ
ッグ操作を行なうときに同時に操作することが必要な光
検出部/決定ボタン2とホールドボタン4とを夫々外ケ
ース1の別々の面、即ち、光検出部/決定ボタン2を親
指で操作し易い正面部1aに、ホールドボタン4を人差
指で操作し易い上面部1bに夫々配置するものであるか
ら、全体として操作し易いものとなる。以下に説明する
光検出部/決定ボタン2を用いた場合でも、また、他の
実施形態においても、同様の効果が得られることはいう
までもない。
【0024】図4は図3に示した光検出部/決定ボタン
2の他の具体例を示す図であって、同図(a)は縦断面
図、同図(b)は内部を透視して示す上面図であり、8
は指先、16は指先8の腹、17は外ケース1に設けら
れた貫通孔、18はヒンジ、19は集光レンズ、20は
回路基板である。なお、前出部面に対応する部分には同
一符号をつけている。なお、図4(a)では、外ケース
1の図面上上側がこの実施形態の光学式リモコンの外側
になる。
【0025】同図(a),(b)において、指プレート
9,発光デバイス11,撮像素子13,集光レンズ1
9,ヒンジ18,決定スイッチ10などが光検出部/決
定ボタン2を構成しており、これら構成要素のうちの指
プレート9が、外ケース1に設けられた貫通孔17に嵌
め込まれた状態で設置されている。この指プレート9の
外面(即ち、図示する指先8側の表面)は凸面状となっ
ていて(勿論、平面状をなしていてもよい)、外ケース
1の外面よりも外側に突出しており、指先8の腹16で
容易に触れるようにしている。また、この指プレート9
は、その一端部がヒンジ18によって支持されて、この
ヒンジ18を中心に矢印方向に回動可能に取り付けられ
ており、指先8によってこの指プレート9を外ケース1
の内部(即ち、矢印方向)に押し込むことができる。指
先8による押し込みを解除すると、図示しないバネなど
の復帰手段により、指プレート9は図示するもとの状態
に復帰する。
【0026】外ケース1の内部では、発光デバイス11
と集光レンズ19と撮像素子13とが設けられている。
撮像素子13は外ケース1の内部の回路基板20に固定
されており、この撮像素子13の撮像面の中心の法線と
集光レンズ19の光軸と指プレート9の中心軸(より正
確には、指プレート9の光が照射される領域の中心軸)
とはほぼ一致しており、集光レンズ19は、指プレート
9の外面での被写体(図示の場合、指先8の腹16)の
画像が撮像素子13の撮像面でピントが合うように、配
置されている。また、発光デバイス11は、外ケース1
の面に対して斜めに配置され、外ケース1の内部から斜
めに指プレート9の外面に向かって照明光を照射する。
従って、指プレート9の外面に何もないときには、発光
デバイス11からの照明光は指プレート9を通ってこの
実施形態の光学式リモコン外に放出されるが、指プレー
ト9の外面に指先8の腹16を当てると、発光デバイス
11からの照明光がこの腹16を照明し、そこからの反
射光の一部が集光レンズ19を介して撮像素子13に集
光される。これにより、指プレート9に当てられるもの
の表面の模様、例えば、指先8の腹16が指プレート9
に当たられているときには、その指紋が撮像素子13で
撮像されることになる。この撮像素子13の指プレート
9上での撮像領域は、指プレート9の光が照射される領
域を含む中央部分のように、一部の領域であり、従っ
て、指プレート9に当てられた指先8の腹16の一部の
領域を撮像するものである。
【0027】このように、照明光を斜め方向から指プレ
ート9に接触する物面に照射すると、この物面の模様
が、特に、指先8の指紋などのように、凹凸部からなる
模様の場合、この照明光が当たった部分と当たらなかっ
た部分との明暗がより顕著になり、はっきりした模様の
画像が撮像素子13で撮像されることになる。
【0028】また、指プレート9を指先8で、上記のよ
うに、矢印方向に押し込むことにより、この指プレート
9よりも内側に設けられている決定スイッチ10に当接
し、これを作動させて上記のような決定操作が行なわれ
たようにする。
【0029】図5はこの実施形態の光学式リモコンにお
ける光検出部/決定ボタン2の他の具体例を示す構成図
であって、21,211,212は光路変更手段であり、
図4に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明
を省略する。
【0030】図5(a)に示す具体例は、発光デバイス
11を回路基板20上に上向きに配置し(即ち、照明光
の出射方向を回路基板20の面に垂直な方向に向け)、
照明光を回路基板20の面に垂直方向に出射させるよう
にしたものである。そして、この発光デバイス11と外
ケース1との間にミラーまたはプリズムからなる光路変
更手段21を設け、発光デバイス11から出射した照明
光の光路をこの光路変更手段21で変更させて、指プレ
ート9に下方斜めから照射するようにする。
【0031】図5(b)に示す具体例は、発光デバイス
11を回路基板20上に横向きに配置し(即ち、照明光
の出射方向を回路基板20の面に平行な方向に向け)、
照明光を回路基板20の面に平行な方向に出射させるよ
うにしたものである。そして、回路基板20上にこの発
光デバイス11の光出射口に対向してミラーまたはプリ
ズムからなる光路変更手段211を、また、回路基板2
0と外ケース1との間に光路変更手段211と対向して
ミラーまたはプリズムからなる光路変更手段212を夫
々設け、発光デバイス11から出射した照明光の光路を
これら光路変更手段211,212で変更させて、指プレ
ート9に下方斜めから照射するようにする。
【0032】このように電子部品である発光デバイス1
1を撮像素子13と同一回路基板20に設置することに
より、配線保持部品などを簡略化でき、製造コストを低
減できるし、作業時間を短縮することができる。
【0033】図6はこの実施形態の光学式リモコンにお
ける光検出部/決定ボタン2のさらに他の具体例を示す
構成図であって、図4に対応する部分には同一符号をつ
けて重複する説明を省略する。
【0034】図6(a)に示す具体例は、指プレート9
を外ケース1よりも内側に取り付けられるようにしたも
のである。この場合、指プレート9全体が外ケース1よ
りも内側に配置されるようにしてもよいし、あるいはま
た、指プレート9の凸状となった外面の光が照射される
部分の中央部分が外ケース1の貫通孔17内にあるよう
に、もしくはこの貫通孔17から外部に突出するよう
に、指プレート9を配置するようにしてもよい。
【0035】なお、この場合、指プレート9と回路基板
20との間の距離が短くなるため、集光レンズ19など
の光学系の配置などを考慮して、指プレート9の厚さを
ほぼ均一にしてその内面側を凹ませ、上記の距離を大き
くするようにすることもできる。
【0036】図6(b)に示す具体例は、指プレート9
を外ケース1よりも外側に配置したものである。この場
合には、決定スイッチ10も、少なくとも指プレート9
によって押圧されるその操作部も外ケース1の外側とな
るように、外ケース1に取り付けられる。
【0037】図7はこの実施形態の光学式リモコンにお
ける光検出部/決定ボタン2のさらに他の具体例の要部
を示す構成図であって、図4に対応する部分には同一符
号を付けて重複する説明を省略する。
【0038】図7(a)に示す具体例は、指プレート9
のヒンジ18による外ケース1の内面への取り付け位置
を、この外ケース1に設けられた貫通孔17よりも充分
離れた位置とするものである。これによると、決定操作
するときに指先で押す指プレート9上の位置とこの指プ
レート9の外ケース1への取付位置との間の距離Lを大
きくすることができ、実際には、ヒンジ18を中心とし
た円弧状の動きであるが、より垂直方向の押し込みに近
い動きを実現できる。
【0039】図7(b)に示す具体例は、指プレート9
のヒンジ18による外ケース1の内面への取り付け位置
を外ケース1に設けられた貫通孔17に近い位置とし、
夏子の指プレート9をこのヒンジ18による取付部より
もさらに延長し、その延長部分に決定スイッチ10を設
けたものである。かかる構成によると、指プレート9が
指先で押し込まれると、ヒンジ18による取付部を中心
に決定スイッチ10が持ち上がり、その作動部が外ケー
ス1の内面に押しつけられることにより、決定操作が行
なわれることになる。この場合、ヒンジ18と決定スイ
ッチ10との位置関係にもよるが、てこの原理により、
より小さい力で決定操作を行なうことができる。
【0040】図8はこの実施形態の光学式リモコンにお
ける光検出部/決定ボタン2のさらに他の具体例の要部
を示す構成図であって、同図(a)は上面図、同図
(b)は断面図であり、22は「戻る」スイッチ、23
a,23bは突起、24は回動軸である。また、前出図
面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を
省略する。
【0041】この具体例は、図4〜図6で説明した具体
例に対して、多機能化したものであるが、ここでは、一
例として、この実施形態の光学式リモコンをパソコンに
接続した場合、1つ前の画面に戻すための機能(「戻
る」機能)を持たせるものである。
【0042】図8(a),(b)において、外ケース1
の内側には、貫通孔17を挟んで、決定スイッチ10と
「戻る」スイッチ22とが配置されており、指プレート
9には、これらスイッチ10,22側毎に突出状の押圧
部が形成されている。そして、指プレート9は、図示し
ない取り付け手段により、回動軸24を中心に回動可能
に配置されている。ここで、回動軸24は決定スイッチ
10と「戻る」スイッチ22とを結ぶ直線に直交する。
勿論、かかる取り付け手段は、撮像素子13(図4)が
指プレート9の外面での画像を撮像するのに妨げとなら
ないように、透明な部材であるいは撮像領域を避けて設
けるようにする。また、指プレート9の外面の「戻る」
スイッチ22側に突起23aが、決定スイッチ10側に
突起23bが夫々設けられている。撮像素子13のこの
指プレート9の外面での撮像領域は、この外面での突起
23a,23b間の中央部分である。
【0043】かかる構成を有することにより、この光検
出部/決定ボタン2では、指プレート9の外面での上記
撮像領域の画像が撮像素子13で撮像されるが、この指
プレート9の決定スイッチ10側を指先で押し込むこと
により、指プレート9の突出状の押圧部がこの決定スイ
ッチ10を押圧して作動させ、決定操作が行なわれる。
この場合、突起23bが設けられているため、これに指
先が引っ掛かって指プレート9の決定スイッチ10側の
押し込みがし易くなる。また、この指プレート9の「戻
る」スイッチ22側を指先で押し込むことにより、指プ
レート9の突出状の押圧部がこの「戻る」スイッチ22
を押圧して作動させ、パソコンなどの情報端末の表示画
面で1つ前に表示されていた画像の表示に戻す戻し操作
が行なわれる。このように、例えば、階層構造のメニュ
ーを行き来する一連の操作を行なう間中、光学式リモコ
ンから指を離すことなく操作を行なうことができる。ま
た、操作者は、光学式リモコンに一度指を置くと、その
後手元を見ることなく表示画面にのみ集中して操作をす
ることができ、簡単に操作を行なうことができる。この
場合も、突起23aが設けられているため、これに指先
が引っ掛かって指プレート9の「戻る」スイッチ22側
の押し込みがし易くなる。
【0044】なお、この具体例においても、指プレート
9の中央部の撮像領域に指先を当てて移動させることに
より、パソコンなどの表示画面に表示されるポインタを
連続もしくはステップ移動させるものである(ポインタ
は、地図上で移動させるときには、連続移動し、メニュ
ー画面などの選択項目の画面上で移動させるときには、
ステップ移動する)。また、突起23a,23bは、必
ずしも必要なものではない。
【0045】図9はこの実施形態の光学式リモコンにお
ける光検出部/決定ボタン2のさらに他の具体例の要部
を示す構成図であって、同図(a)は上面図、同図
(b)は断面図、同図(c),(d)は夫々機能説明図
であり、24a,24bは回動軸、25a〜25dは機
能スイッチ、26は突起である。また、前出図面に対応
する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0046】この具体例は、図4〜図6で説明した具体
例に対して、さらに多機能化したものである。
【0047】図9(a),(b)において、外ケース1
の内部でこの外ケース1の貫通孔17の周りに4個の機
能スイッチ25a,25b,25c,25dが等間隔で
配置され、指プレート9には、これら機能スイッチ25
a,25b,25c,25d毎に突出状の押圧部が形成
されている。
【0048】そして、指プレート9は、図示しない取り
付け手段により、互いに直交する回動軸24a,24b
を中心に2軸回動可能に配置されている。ここで、回動
軸24aは機能スイッチ25c,25dを結ぶ直線に直
交し、回動軸24bは機能スイッチ25a,25bを結
ぶ直線に直交する。勿論、指プレート9のかかる取り付
け手段は、撮像素子13(図4)が指プレート9の外面
での画像を撮像するのに妨げとならないように、上記の
ような光を透過する部材で構成される。また、指プレー
ト9の外面の機能スイッチ25a〜25d側には夫々、
突起26が設けられている。撮像素子13のこの指プレ
ート9の外面での撮像領域は、この外面での突起26間
の中央部分である。
【0049】かかる構成を有することにより、この光検
出部/決定ボタン2では、指プレート9の外面での上記
撮像領域の画像が図4に示したような撮像素子13で撮
像されるが、この指プレート9の機能スイッチ25a側
を指先で押し込むことにより、指プレート9はこの機能
スイッチ25a側に傾き、指プレート9の突出状の押圧
部がこの機能スイッチ25aを押圧して作動させる。こ
の場合、指プレート9の外面の機能スイッチ25a側に
突起26が設けられているため、これに指先が引っ掛か
って指プレート9の機能スイッチ25a側の押し込みが
し易くなる。他の機能スイッチ25b〜25d側につい
ても同様であり、指プレート9をこれらのスイッチ側に
押し込むことができて、これらスイッチを作動させるこ
とができる。また、これらスイッチ側にも夫々突起26
が設けられているので、それらスイッチ側への指プレー
ト9の押し込みもし易くなる。
【0050】ここで、機能スイッチ25a〜25dに夫
々所定の機能を持たせる。図9(c)はその一例を示す
ものであって、ここでは、パソコンなどの表示画面に表
示されるポインタを1ステップずつ(即ち、表示画面に
メニュー画面が表示されているときには、作動させる毎
に1項目ずつ)移動させる機能を持たせるものである。
具体的には、図9(a)と対応させて説明すると、機能
スイッチ25aはポインタを右方向に1スイップずつ、
機能スイッチ25bはポインタを左方向に1ステップず
つ、機能スイッチ25cはポインタを上方向に1スイッ
プずつ、機能スイッチ25dはポインタを下方向に1ス
テップずつ夫々移動させるものである。
【0051】なお、この図9(c)に示す機能を持たせ
る場合においても、指プレート9の中央部の撮像領域に
指先を当てて移動させることにより、表示画面に表示さ
れるポインタを連続移動させるものである。また、突起
26は必ずしも必要なものではない。
【0052】また、図9(d)は他の具体例を示すもの
である。この具体例では、この実施形態の背面に表示画
面を設け、光検出部/決定ボタン2に備えた撮像素子1
3(図4)を用いて風景などを撮影し、その撮影画面を
この表示画面で表示させることができるようにして、光
学式リモコンをビデオカメラとしての機能を持たせるこ
とができ、さらに、かかる撮像素子13で撮影した画像
信号を記憶容量を大きくした内蔵の記憶器に記憶した
り、装着して使用できるようにした大容量の記憶媒体に
記録し、これを読み出して表示画面で再生表示させるよ
うにすることができるようにしたものである。
【0053】この場合の再生操作機能を図9(d)に示
すように持たせることができる。即ち、図9(a)と対
応させて説明すると、機能スイッチ25aに早送り再生
の機能を、機能スイッチ25bに巻き戻し機能を、機能
スイッチ25cに再生/一時停止機能を、機能スイッチ
25dに再生停止機能を夫々持たせるものである。
【0054】なお、この図9(d)に示す機能を持たせ
る場合においても、指プレート9の中央部の撮像領域に
指先を当てて移動させることにより、パソコンなどの表
示画面に表示されるポインタを連続もしくはステップ移
動させるものである(ポインタは、地図上で移動させる
ときには、連続移動し、メニュー画面などの選択項目の
画面上で移動させるときには、ステップ移動する)。ま
た、突起26は必ずしも必要なものではない。
【0055】図10はこの実施形態の光学式リモコンに
おける光検出部/決定ボタン2のさらに他の具体例の要
部を示す構成図であって、同図(a)は上面図、同図
(b),(c)は夫々同図(a)の分断線A−A’,B
−B’に沿う断面図、また、同図(d)は機能説明図で
あり、27は決定操作部、28は機能操作部、29は作
動部材、30はヒンジである。また、図9に対応する部
分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0056】この具体例は、図9で説明した具体例に対
して、決定操作部を追加してさらに多機能化したもので
ある。
【0057】即ち、図10(a)〜(d)において、指
プレート9はその中央部とその周辺部とに2分されてお
り、その中央部が決定操作を行なうための決定操作部2
7、その周辺部が、図9で示した具体例のように、機能
スイッチ25a〜25dを作動させるための機能操作部
28を夫々構成している。この機能操作部28は図9で
示した実施形態での指プレート9と同様であるので、説
明は省略するが、決定操作部27は押し込み可能に構成
されている。この決定操作部27の内面側には、ヒンジ
30で回動可能に支持された作動部材29の一端が取り
付けられており、この作動部材29の他端が外ケース1
の内面に設けられた決定スイッチ10の操作部となって
いる。
【0058】そこで、指先で指プレート9の決定操作部
27を押し込むと、作動部材29がヒンジ30を中心に
回動し、この作動部材29の先端の操作部が決定スイッ
チ10に作用してこれを作動させる。決定操作部27へ
の押圧を解除すると、決定操作部27は図示しない手段
によって元の位置に復帰する。
【0059】なお、この具体例においても、決定操作部
27内に図4で示したような撮像素子13の撮像領域が
設定されており、この撮像領域に指先を当てて移動させ
ることにより、パソコンなどの情報端末の表示画面に表
示されるポインタを連続移動させるものである。
【0060】図11は光検出部/決定ボタン2での指プ
レート9の外面の構成の具体例を示す斜視図である。こ
こでは、指プレート9の平面形状を真円状として示して
いるが、これに限るものではなく、楕円状や矩形状な
ど、他の平面形状であってもよい。
【0061】図11(a)に示す具体例は、指プレート
9の周辺部を不透明な縁取部32として、この縁取部3
2の内側を光を透過する透明部31としたものである。
撮像素子13(図4)は、この透明部31内の所定の領
域を撮像領域とする。かかる縁取部32により、外部か
ら撮像素子13の撮像面への不要な入射光を低減するこ
とができる。
【0062】図11(b)に示す具体例は、指プレート
9のその中心を通る半径方向に浅い溝状のガイド33を
設けたものであって、これにより、指先8(図4)の接
触しながらの移動をし易くしている。このガイド33内
の中心部分が撮像素子13の撮像領域となり、この撮像
領域以外の領域を不透明としてもよい。
【0063】なお、この具体例では、1方向のガイド3
3を設けたものであるが、図11(c)に示すように、
互いに直交する2つのガイド33a,33bを設けるよ
うにしてもよい。この場合、これらガイド33a,33
bの交差部に撮像素子13の撮像領域34が設定され
る。
【0064】図11(d)に示す具体例は、図11
(c)に示す具体例において、さらに、ガイド33a,
33b内を光沢仕上げし、それ以外の領域35をシボ加
工したものである。この領域35にシボ加工を施すこと
により、指が滑り易くなるし、また、汗が付きにくくな
るという効果がある。
【0065】図11(e)に示す具体例は、指プレート
9の外面中央部に窪み部36を設け、この窪み部36内
に撮像素子13の撮像領域を設定したものである。この
ように撮像素子13の撮像領域を窪み部36内に設定す
ることにより、例えば、この実施形態の光学式リモコン
を鞄などに収納した場合、他の収納物がこの撮像領域に
触れることを防いでこの撮像領域に傷が付くこと防止す
ることができる。この具体例でも、勿論、窪み部36以
外の部分を不透明にしてもよいし、また、図11(f)
に示すように、図11(c)と同様のガイド33a,3
3bを設けるようにしてもよいし、さらには、図11
(d)に示した具体例と同様に、ガイド33a,33b
や窪み部36を光沢仕上げし、それ以外の部分をシボ加
工するようにしてもよい。
【0066】図12は図1,図3に示した光学式リモコ
ンの回路構成を示すブロック図であって、37は光学式
リモコン、38は制御器、39は変調器であり、前出図
面に対応する部分には同一符号をつけている。
【0067】同図において、撮像素子13や決定スイッ
チ10,メニュースイッチ14,ホールドスイッチ15
から出力される信号は制御器38に供給され、夫々につ
いて所定の信号処理がなされて上記の制御信号が生成さ
れる。かかる制御信号は、変調器39で変調された後、
コード7を介して接続機器(例えば、パソコン)に供給
される。また、ロックボタン5がロック操作されると、
その結果得られるロック信号が制御器38に供給され
る。制御器38は、このロック信号を取り込むと、撮像
素子13や決定スイッチ10,メニュースイッチ14,
ホールドスイッチ15からの信号の取り込みを止める。
これにより、光学式リモコン37はロック状態となる。
ロックボタン5が操作されてロック解除の信号が供給さ
れると、制御器38は撮像素子13や決定スイッチ1
0,メニュースイッチ14,ホールドスイッチ15から
の信号を取り込み可能状態となり、ロックが解除され
る。なお、かかるロック状態は、指プレート9やメニュ
ーボタン3,ホールドボタン4が機械的にロックされる
ものとしてもよい。この場合も、また、制御器38は、
撮像素子13からの画像信号の取り込みを止める。
【0068】図4で説明したように、指プレート9を指
先8で触れると、その腹16の模様の画像、即ち、指紋
が撮像素子13によって撮像され、その画像信号が制御
器38に供給される。制御器38は、この撮像素子13
からの画像信号を所定の時間間隔で読み込み、図13
(a),(b)に示すような時刻t1と時刻t2というよ
うに、前後に読み込んだ画像信号による画像を比較して
その変化を検出することにより、光検出部/決定ボタン
2の指プレート9での指先8の動きを検出する。そし
て、この制御器38は、この検出結果に応じて、この光
学式リモコン37が接続されるパソコンなどの情報端末
(図示せず)の表示画面に表示されるポインタの位置を
制御するのであって、指先8の動きが検出されないとき
には、このポインタを停止状態に保持するが、指先8の
動きが検出されるときには、この指先8の動きの速度に
応じた速度で、かつこの指先8の動きの方向に応じた方
向にポインタを移動させる。このようにして、指先8で
指プレート9に触れ、その状態でこの指先8を動かすこ
とにより、ポインタを表示画面上で移動させることがで
きる。
【0069】このようにしてポインタを表示画面上の所
定の位置(例えば、所定の項目が表示されている位置)
に達し、指先8で指プレート9を押し込むと、決定スイ
ッチ10が作動し、その位置(例えば、上記所定の項
目)が選択されて指定されたことになる。
【0070】また、制御器38は、光検出部/決定ボタ
ン2の撮像素子13の受光量を検出したり、発光デバイ
ス11の発光量の制御なども行なう。
【0071】これ以外の部分については、従来の情報端
末と同様である。
【0072】ところで、図4において、接続された情報
端末の表示画面が大きく、ポインタを1つの方向に移動
させる場合、指先8の1回の移動でポインタを希望する
位置まで移動させることができないときには、指先8を
繰り返し指プレート9上で移動させることになるが、こ
のときの指先8の運動は往復運動となる。この場合、こ
の往復運動を指先8が指プレート9に接触したまま行な
うと、制御器38(図12)は指先8が往復運動してい
るものと判定し、ポインタをそれに合わせて往復運動さ
せることになり、希望する位置に移動させることができ
ない。従って、指先8を複数回移動させなければポイン
タを希望する位置に移動させることができない場合に
は、指先8を戻すとき、この指先8を指プレート9から
離す必要がある。
【0073】しかし、これは表示画面が大きい場合であ
り、情報端末の表示画面が小さく、ポインタを表示画面
の一方の辺からこれに対向する他方の辺まで移動させる
のに指プレート9での指先8の移動が1回で済む場合に
は、このような問題はない。
【0074】かかる光検出部/決定ボタン2では、指先
8の腹16の一部でも撮像されればよく、要するに、制
御器38で前後に読み込んだ画像の変化が検出されれば
よい。このために、指プレート9の表面の面積を小さく
できて指プレート9を小さくでき、この結果、光検出部
/決定ボタン2を小型にできる。
【0075】図14は制御器38による光検出部/決定
ボタン2の制御動作を示すフローチャートである。ここ
では、図4に示す光検出部/決定ボタン2の具体例を例
にして説明するが、他の具体例についても同様である。
【0076】同図において、図1に示す光学式リモコン
のコード7が電源オンしている情報端末に接続されてい
るときには、光検出部/決定ボタン2が使用可能状態に
あり、光検出部/決定ボタン2は待機モードに設定され
る(ステップ100)。この待機モードでは、制御器3
8は発光デバイス11を所定の発光量で照明光を発光さ
せるとともに、撮像素子13は1秒間に10回程度の頻
度(センシング頻度)で撮像を繰り返す。そして、撮像
素子13が撮像すると、その出力から撮像素子13での
受光量を検出し、この受光量とこのときの発光デバイス
11の発光量とから、指プレート9の外面での反射率
(=受光量/発光量)を求める(ステップ101)。受
光量としては、例えば、撮像素子13からの1画面分の
出力信号値の積分値とし、また、発光デバイス11の発
光量としては、この発光デバイス11の駆動電力値とす
ればよい。
【0077】次に、求めたこの反射率と予め設定されて
いる最低の反射率(基準最低値)とを比較する(ステッ
プ102)。このステップ102は指プレート9に指先
8などが当てられているか否かを判定するものであっ
て、これを判定できるように、この基準最低値が、例え
ば、実験などによって求めることができる。
【0078】そこで、ステップ101で求めた反射率が
この基準最低値以下である場合には、指プレート9にポ
インタを表示画面3上で移動させるための操作(以下、
ポインタ操作という)のために指先8などが当てられて
いないと判定し(反射率がこの基準最低値以下である場
合、さらに、発光デバイス11の発光量を一時的に高め
てこのときの撮像素子13の受光量を検出し、このよう
に発光量を高めても受光量にほとんど変化がないとき、
指プレート9に指先などが当てられていないと判定する
ようにしてもよい)、発光デバイス11の発光量を予め
設定された小さな基準値に設定して(ステップ10
3)、ステップ105に進む。これにより、待機モード
で省電力化が図かれる。また、ステップ101で求めた
反射率がこの基準最低値を越えた場合には、指プレート
9にポインタ操作のために指先8などが当てられたと判
定し(ステップ102)、発光デバイス11の発光量を
この反射率に応じた値とし、撮像素子13での受光量を
予め決められた一定の値となるようにする(ステップ1
04)。従って、例えば、手に手袋などして指プレート
9に当てられたものの反射率が低く、撮像素子13の撮
像面で画像の撮像を良好な輝度で行なうのに充分な受光
量に達していない場合には、発光デバイス11の発光量
を増加させて撮像素子13の出力レベルを高めるように
し、逆に、例えば、指プレート9に当てられた指先8の
反射率が高く、撮像素子13の撮像面での受光量が多す
ぎる場合には、発光デバイス11の発光量を減少させ
て、発光デバイス11が無駄な光量を出力しないように
して電力消費の無駄を省くようにしている。この発光量
の調整の後、ステップ105に進む。
【0079】このステップ105では、待機モードで撮
像素子13が低い頻度で撮像を行ない(即ち、センシン
グ頻度が、例えば、10回/秒程度)、撮像する毎に、
そのときの画像と前回の撮像での画像とを比較し、画像
の変化(動き)の有無を検出する。そして、1秒間以上
画像の変化が検出されないと(ステップ106)、情報
端末の電源がOFFとならない限り(ステップ11
0)、ステップ100に戻り、上記のように、反射率の
検出と発光デバイス11の発光量の調整を行なう。な
お、情報端末の電源がOFFして情報端末の使用を終了
したときには(ステップ110)、光検出部/決定ボタ
ン2を停止状態とする。
【0080】また、画像に変化(動き)があると(ステ
ップ105)、ポインタ操作が行なわれているものと判
定し、光検出部/決定ボタン2を活動モードに切り換え
る(ステップ107)。この活動モードでは、撮像素子
13のセンシング頻度を、例えば、1000回/秒程度
と高速にするものであり、これにより、指先8の動きに
対して撮像素子13から得られる画像の変化がスムーズ
なるようにする。制御器38は各撮像毎に画像を取り込
んで前回取り込んだ画像との変化を検出し、その変化に
応じて、即ち、指先8の移動に応じてポインタの位置を
変化させる(ステップ108)。このような光検出部/
決定ボタン2の操作が行なわれている限り(ステップ1
09)、ステップ107,108の動作が繰り返され
る。
【0081】なお、撮像素子13では、上記の活動モー
ドでは、例えば、1秒間に1000回程度と通常のビデ
オカメラに比べて高い頻度で撮像(センシング)が行な
われるが、この撮像素子13の撮像範囲は非常に狭いた
め、その画素数を通常のビデオカメラに用いる撮像素子
に比べて少なくしても、高解像度の画像検出を行なうこ
とができ、このように画素数を少なくすることができる
ために、センシング頻度を上記のように高くすることが
できる。また、このように、センシング頻度を高くする
と、各画素の露光時間が短くなるが、その短い露光時間
で必要な光量が得られるように発光量を増加させること
により(これは、ステップ104で行なわれる)、各画
素での受光量が増加して撮像素子13から充分なレベル
の画像信号が得られることになる。また、発光デバイス
11として発光ダイオードなどのパルス的に発光が行な
えるデバイスを使用し、短時間に必要充分な光量を発生
させることもできる。
【0082】また、上記の待機モードでは、指プレート
9に指先8などが触れていないとき、発光で発光デバイ
ス11の発光量を低下させ(ステップ103)、かつ撮
像素子13のセンシング頻度を、活動モードに比べて、
かなり低くしている(ステップ100)ので、消費電力
をかなり抑制できるものであり、また、指プレート9に
指先8などが当てられた場合でも、撮像素子13のセン
シング頻度をかなり低くしている(ステップ100)の
で、消費電力の抑制を期待できるものである。もっと
も、指プレート9に指先8などが当てられたときには、
ほとんど直ちに、その状態で指先8が動かされて活動モ
ードに移るものであるから、むしろ発光デバイス11の
発光量を調整して(ステップ104)、指先8が動かさ
れるとともに、直ちに活動モードに移行できるようにす
る方が重要である。
【0083】その後、光検出部/決定ボタン2の指プレ
ート9を指先8で押し込んで決定操作をしたり、光検出
部/決定ボタン2以外の操作スイッチを操作して光検出
部/決定ボタン2の操作を終了すると(ステップ10
9)、情報端末の電源がOFFするなどして情報端末の
使用を終了しない限り(ステップ110)、上記のステ
ップ100からの動作に戻って、光検出部/決定ボタン
2は、次に操作がなされるまで、待機状態に保持され
る。
【0084】図15は本発明による光学式リモコンの他
の実施形態を示す図であって、1fは背面部、1gは突
出部であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつ
けている。
【0085】同図において、この実施形態では、外ケー
ス1の背面部1fに緩やかな突出部1gを形成し、この
突出部1gの斜面部にホールドボタン4を配置したもの
である。かかる構成では、外ケース1が、側面側からみ
ると、概略ピストルの形状をなしており、人差指でこの
ホールドボタン4を操作できるようにしている。
【0086】なお、ここでは、光検出部/決定ボタン2
とメニューボタン3との配置関係が先の実施形態と逆に
なっているが、この実施形態でも、先の実施形態と同様
の配置関係であってもよいし、また、先の実施形態で
も、光検出部/決定ボタン2とメニューボタン3との配
置関係を図15に示すようにしてもよい。
【0087】図16は本発明による光学式リモコンのさ
らに他の実施形態を示す図であって、40はスクロール
切換ボタンであり、前出図面に対応する部分には同一符
号をつけている。
【0088】同図において、この実施形態では、外ケー
ス1の正面部1aにスクロール切換ボタン40を設けた
ものであり、これ以外の構成は先の実施形態と同様であ
る。このスクロール切換ボタン40はパソコンなどの情
報端末の表示画面をスクロールさせるためのものであ
る。このスクロール切換ボタン40が操作されないとき
には、先の実施形態と同様、光検出部/決定ボタン2の
操作により、かかる情報端末の表示画面に表示されるポ
インタが移動するものであるが、スクロール切換ボタン
40を操作すると、光検出部/決定ボタン2がスクロー
ル操作部として機能し、光検出部/決定ボタン2が先の
ように指先で操作されると、その指先の移動速度に応じ
た速度で、かつ指先の移動方向に応じた方向に、この表
示画面で表示される画像がスクロールする。そして、再
度スクロール切換ボタン40が操作されると、光検出部
/決定ボタン2がもとのポインタの移動のための機能に
戻ることになる。
【0089】図17は本発明による光学式リモコンのさ
らに他の実施形態での操作部材の配置例を示す概略平面
図であって、2’は光検出部,2”は光検出部/決定ボ
タン、41は左ボタン、42は右ボタンであり、前出図
面に対応する部分には同一符号をつけている。
【0090】この実施形態は、先の実施形態での光検出
部/決定ボタン2の機能の一部を他の操作ボタンで行な
わせるようにしたものである。ここでは、図17に示す
ように、左ボタン41と右ボタン42とを設けている。
左ボタン41はマウスでの左クリック、即ち、決定ボタ
ンとしての機能を有し、右ボタン42はマウスの右クリ
ック、即ち、メニューを開くボタンとしての機能を有す
るものである。
【0091】図17(a)〜(c)に示す実施形態では、
上記の機能を有する左ボタン41と右ボタン42とを設
け、光検出部2’としては、指先の操作により、ポイン
タを、表示画面上、上下方向に移動させる機能を持たせ
ている。図17(a)に示す実施形態では、左ボタン4
1と右ボタン42とを、図面上、光検出部2’の上方に
横方向に配列したものであり、図17(b)に示す実施
形態では、左ボタン41と右ボタン42とを、図面上、
光検出部2’の上方に縦方向に配列したものである。勿
論、左ボタン41と右ボタン42とを、図面上、光検出
部2’の下方に縦方向に配列してもよいし、また、左ボ
タン41と右ボタン42との上下位置関係を逆にしても
よい。また、図17(b)に示す実施形態では、光検出
部2’に関して、図面上、右ボタン42を上側に、左ボ
タン41を下側に夫々配置したものであるが、左ボタン
41と右ボタン42との上下位置関係を逆にしてもよ
い。
【0092】さらに、図17(h)に示すように、光検
出部2’に関して、図面上、右ボタン42を右横に、左
ボタン41を左横に夫々配置してもよい。
【0093】あるいはまた、図17(g)に示すよう
に、左ボタン41を、図面上、光検出部2’の上側に配
置し(なお、下側でもよい)、右ボタン42を外ケース
1の上面部1bに配置するようにしてもよい。この場合
には、ホールドボタン4は、外ケース1の背面部1f側
に、図15に示した実施形態と同様に配置されることに
なる。勿論、この実施形態でも、左ボタン41と右ボタ
ン42との配置関係を逆にしてもよい。
【0094】図17(d),(e)に示す実施形態は、
図1〜図10で示した機能の光検出部/決定ボタン2の
上側、または下側に右ボタン42を設けたものである。
勿論、図17(f)に示すように、右ボタン42を外ケ
ース1の上面部1bに配置するようにしてもよいし(こ
の場合には、図15に示した実施形態のように、ホール
ドボタン4は外ケース1の背面部1f側に配置されるこ
とになる)、また、右ボタン42の代わりに、左ボタン
41を同様に設けて配置するようにしてもよい。
【0095】図17(i),(j)に示す実施形態は、
光検出部/決定ボタン2”が右ボタンと左ボタンの機能
を持つものであり、先の光検出部/決定ボタン2に右ボ
タン42の機能をも持たせたものである。即ち、図17
(i)に示す実施形態では、光検出部/決定ボタン2”
の、図面上、上側を押し込むように操作することによ
り、光検出部/決定ボタン2”が上記の右ボタン42と
しての機能をし、下側を押し込むように操作することに
より、光検出部/決定ボタン2”が上記の左ボタン41
としての機能をするものである。図17(j)に示す実
施形態は、その逆の場合である。
【0096】さらに、外ケース1の正面部1aなどに、
他の機能ボタン、例えば、図18に示すように、テンキ
ー43を設けるようにしてもよい。ここでは、図17
(h)に示す実施形態を例に示したが、これを先の各実
施形態に適用できることはいうまでもない。
【0097】図19は本発明による光学式リモコン37
の一使用例を示す斜視図であって、ノート型パソコン4
4に接続した場合であり、この光学式リモコン37をこ
のパソコン44のマウスとしての機能を持たせるもので
ある。
【0098】図20は本発明による光学式リモコン37
の他の使用例を示す斜視図であって、液晶デスクトップ
パソコン45に接続した場合を示すものである。光学式
リモコン37は、このパソコン45の本体45aに接続
し、マウスとしての機能を持たせている。
【0099】図21は本発明による光学式リモコン37
のさらに他の使用例を示す図であって、46は装置本
体、46aは制御器、46bは記憶器、47は表示器、
48はバンドである。
【0100】この使用例は、光学式リモコン37を、図
21(a)に示すような装置本体46と表示器47とか
らなるメガネタイプのディスプレイ装置に用いたもので
ある。この装置本体46は、図21(b)に示すよう
に、概略制御器46aと記憶器46bとからなり、記憶
器46bには、メニュー情報や画像情報などの各種の所
望情報が記憶されている。光学式リモコン37をコード
7を介して装置本体46に接続し、先に説明した光検出
部/決定ボタンや各種操作ボタンを操作することによ
り、その操作信号が光学式リモコン37が装置本体46
の制御器46aに送られる。制御器46aはこの操作信
号に応じて所望の情報を記憶器46bから読み出し、こ
れを表示器47に送って表示させる。
【0101】この表示器47には、図21(a)に示す
ように、バンド48が取り付けられており、図21
(c)に示すように、このディスプレイ装置を使用する
ユーザの頭にこのバンド48を取り付けることにより、
表示器47はこのユーザの片方の目の位置に位置付ける
ことができる。従って、この片方の目によって表示器4
7で表示される情報を見ることができる。装置本体46
としては、肩紐49で肩に掛けたり、ベルトで腰に固定
するようにし、光学リモコン37を手で持って操作する
ようにする。
【0102】図22は本発明による光学式リモコンのさ
らに他の実施形態の要部を示す断面図であって、19
a,19bは集光レンズ、50はレンズ交換機構、51
はレンズ伸縮機構、52は集光レンズであり、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
【0103】この実施形態は、先に説明した上記各実施
形態を、撮像素子13が設けられていることから、デジ
タルカメラあるいはビデオカメラとしての機能も持たせ
るようにしたものである。ここでは、図示しないが、外
ケース1の背面部側にモニタが設けられる。
【0104】図22(a)に示す実施形態は、焦点距離
が異なる集光レンズ19a,19bをレンズ交換機構5
0によって交換可能とするものであり、集光レンズ19
aはポインタ操作用の焦点距離が充分短いレンズであ
り、集光レンズ19bは風景などの撮像用の焦点距離が
充分長いレンズである。レンズ交換機構50はスライド
板または回転板からなるものであって、これらに集光レ
ンズ19a,19bが取り付けられている。また、図示
しないが、外ケース1には、レンズ交換機構50を操作
するための操作部材が設けられる。
【0105】図22(a)の(イ)はポインタ操作の場
合の状態を示しており、指プレート9と撮像素子13と
の間に焦点距離が短い集光レンズ19aが配置される。
光学式リモコンをビデオカメラとして機能される場合に
は、レンズ交換機構50をスライドもしくは回転させる
ことにより、図22(a)の(ロ)に示すように、指プ
レート9と撮像素子13との間に焦点距離が長い集光レ
ンズ19bが配置される。
【0106】撮像素子13の撮影で得られる画像信号は
上記のモニタで表示させることができ、また、外ケース
1内に半導体記憶素子を内蔵しておくか、あるいは、こ
の光学式リモコンに記憶装置を接続することにより、図
9に示したような外ケース1に設けられた所定の操作ボ
タンを操作することにより、この画像信号を記憶させる
ことができる。勿論、このように記憶された画像信号
は、再生して上記のモニタで表示させることができる。
【0107】図22(b)に示す実施形態は、焦点距離
が可変の集光レンズ52を用いるものである。この集光
レンズ52は、例えば、その光軸に垂直な方向に伸縮可
能なレンズであって、レンズ伸縮機構51でもって、レ
ンズ外周の等間隔な複数の点でその半径方向に均一な力
を同時に加えたり、それを解除したりすることにより、
集光レンズ52の厚みを変えることができ、これによっ
て集光レンズ52の焦点距離が変化する。かかるレンズ
伸縮機構51としては、例えば、カメラなどに用いられ
る絞り機構のような構成とすることができる。
【0108】図22(b)の(イ)はポインタ操作の場
合の状態を示しており、集光レンズ52は厚くて焦点距
離が充分短い状態にある。光学式リモコンをビデオカメ
ラとして機能される場合には、レンズ伸縮機構51が作
用して、図22(b)の(ロ)に示すように、集光レン
ズ52を焦点距離が長いレンズとする。
【0109】以上のことは、光学式リモコンをデジタル
カメラとして機能させる場合も、同様である。
【0110】なお、以上の実施形態では、パソコンなど
の装置にコード7を接続することにより、かかる装置に
信号を有線で送るようにしたが、無線や赤外線などで送
るようにしてもよい。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手で持ってのリモコン操作が非常にし易いものとなり、
使い勝手が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学式リモコンの一実施形態を示
す外観図である。
【図2】図1に示した実施形態の使用状態を示す構成図
である。
【図3】図1に示した実施形態の内部構成を示す図であ
る。
【図4】図1における光検出部/決定ボタンの一具体例
を示す構成図である。
【図5】図1における光検出部/決定ボタンの他の具体
例を示す構成図である。
【図6】図1における光検出部/決定ボタンのさらに他
の具体例を示す構成図である。
【図7】図1における光検出部/決定ボタンのさらに他
の具体例の要部を示す構成図である。
【図8】図1における光検出部/決定ボタンのさらに他
の具体例の要部を示す構成図である。
【図9】図1における光検出部/決定ボタンのさらに他
の具体例の要部を示す構成図である。
【図10】図1における光検出部/決定ボタンのさらに
他の具体例の要部を示す構成図である。
【図11】図1における光検出部/決定ボタンでの指プ
レートの具体例を示す図である。
【図12】図1における光検出部/決定ボタンの回路構
成の一具体例を示すブロックである。
【図13】図1における光検出部/決定ボタンでの指先
の移動の検出方法を説明する図である。
【図14】図1における光検出部/決定ボタンの動作の
一具体例を示すフローチャートである。
【図15】本発明による光学式リモコンの他の実施形態
を示す図である。
【図16】本発明による光学式リモコンのさらに他の実
施形態を示す図である。
【図17】本発明による光学式リモコンのさらに他の実
施形態での操作ボタンの配列例を示す図である。
【図18】本発明による光学式リモコンのさらに他の実
施形態での操作ボタンの配列例を示す図である。
【図19】本発明による光学式リモコンの一使用例を示
す斜視図である。
【図20】本発明による光学式リモコンの他の使用例を
示す斜視図である。
【図21】本発明による光学式リモコンのさらに他の使
用例を示す斜視図である。
【図22】本発明による光学式リモコンのさらに他の実
施形態の要部を示す図である。
【符号の説明】
1 外ケース 2 光検出部/決定ボタン 3 メニューボタン 4 ホールドボタン 5 ロックボタン 7 コード 9 指プレート 10 決定スイッチ 11 発光デバイス 13 撮像素子 14 メニュースイッチ 15 ホールドスイッチ 17 貫通孔 18 ヒンジ 19 集光レンズ 20 回路基板 37 光学式リモコン 38 制御器 39 変調器 40 スクロール切換ボタン 41 左ボタン 42 右ボタン 43 テンキー
フロントページの続き (72)発明者 海老名 修 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 地主 匡宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 岩根 有希 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 5B087 AA06 AB02 BC12 BC13 BC16 BC26 BC32 DD02 DE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの手に持たれて操作され、第1の
    操作部材と該第1の操作部材と連続して操作される第2
    の操作部材とが少なくとも外ケースに設けられた光学式
    リモコンであって、 該第1の操作部材を該外ケースの第1の面に、該第2の
    操作部材を該外ケースの該第1の面とは異なる第2の面
    に配置したことを特徴とする光学式リモコン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の面は、前記外ケースを持ったユーザの手の親
    指で操作可能な面であって、 前記第2の面は、該ユーザの手の人差指で操作可能な面
    であることを特徴とする光学式リモコン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記第1の操作部材は、これへの当接物の動きを検出す
    る手段を有し、該当接物の動きで操作がなされる操作部
    材であって、 前記第2の操作部材は、押しボタンであることを特徴と
    する光学式リモコン。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1の操作部材は、接続される情報端末の表示画面
    でのポインタを移動させるための操作部材であって、 前記第2の操作部材を操作した状態で前記第1の操作部
    材への当接物を移動させることにより、該表示画面でド
    ラッグを行なわせることを特徴とする光学式リモコン。
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