JP2002196681A - 表札の製造方法 - Google Patents

表札の製造方法

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JP2002196681A
JP2002196681A JP2000392941A JP2000392941A JP2002196681A JP 2002196681 A JP2002196681 A JP 2002196681A JP 2000392941 A JP2000392941 A JP 2000392941A JP 2000392941 A JP2000392941 A JP 2000392941A JP 2002196681 A JP2002196681 A JP 2002196681A
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JP
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JP2000392941A
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Inventor
Hiroshi Sakuma
弘 佐久間
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SAKUMA SHIKO KK
Original Assignee
SAKUMA SHIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの上昇を招くことなく、表札に高
級感を持たせることを可能にした表札の製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明の製造方法は原木から直方体から
なる基材1を削成する工程(図3(a))、得られた基
材1の表面に姓名2および紋章3を刻設する工程(図3
(b))、刻設した姓名2および紋章3について姓名の
文字縁および紋章の図柄部分を残して塗料で着色する工
程(図3(c))、姓名2の文字縁および紋章3の図柄
を装飾するように金箔を熱を用いて熱圧着する工程(図
3(d))とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高級感のある表札を
比較的安価に製造することを可能にする表札の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】住居の門あるいは戸口に掲げる表札は質
感に優れ、彫刻などが容易な木材からなるものが主流と
なっている。木材の軟らかで、暖かみのある質感は、石
材などの他の硬く、冷たい印象のあるものと比べても優
れており、広く受け入れられている。
【0003】ところで、表札への表記事項はもちろん姓
名などであるが、この表記事項の表記の仕方で表札は著
しく印象が変わることになる。たとえば、木材表面に墨
などにより姓名を表記する方法がある。しかし、この安
直な方法を用いて表するやり方では表札に高級感を与え
ることができず、それなりの安価な印象しか与えること
ができない。
【0004】表札により高級感を持たせるのに姓名を彫
刻で表記する方法もある。これは彫刻による表記で受け
る印象が高くなり、高級感を与えることができる。さら
に、一歩進めて、姓名を浮き彫りで表記する方法もあ
る。これは彫刻で表記するものと比べて、受ける印象は
一層高くなり、表記部分の高級感を一段と向上させるこ
とが可能になる。
【0005】特に、木材からなる表札の利点は、こうし
た彫刻および浮き彫りが加工により比較的容易になし得
ることであり、木材の優れた質感を失うことなく、十分
に高級感を与えることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これまで、表札の表記
部分については、彫刻あるいは浮き彫りで加工し、高級
感を得ることに成功している。しかしながら、このよう
な表札が普及するにしたがいこれを凌駕する、さらに一
層高級な印象を与えるものが求められている。このよう
な一段と高い高級感を与えるのに、たとえば、姓名など
の表記部分以外に装飾性のある模様などを彫刻すること
が考えられるが、こうした模様などの彫刻には多大の時
間を費やさねばならず、製造コストの上昇を招いてしま
う。
【0007】また、別に製作する何らかの装飾品を表札
に取り付けることも考えられる。しかし、このような装
飾品の多くは高価であり、かつ、その取り付けにも多大
の時間を費やさねばならず、同様に、製造コストの上昇
を招くことになる。
【0008】本発明の目的は製造コストの上昇を招くこ
となく、表札に高級感を持たせることを可能にした表札
の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による製造方法は
原材料から直方体からなる基材を削成する工程、得られ
た基材の表面に姓名および紋章を刻設する工程、刻設し
た姓名および紋章について姓名の文字縁および紋章の図
柄部分を残して塗料で着色する工程、姓名の文字縁およ
び紋章の図柄を装飾するように金箔を熱を用いて熱圧着
する工程とからなるものである。
【0010】上記した削成工程では、たとえば原木から
木目に倣い直方体を切り出し、直方体の各面を削って表
札用基材として仕上げる。
【0011】また、刻設工程においては得られた基材の
表面に姓名および紋章を加工する。特に、文字について
は縁取り装飾のためにその縁に一定の幅を残して削る。
【0012】さらに、着色工程では基材に刻設した姓名
および紋章について姓名の文字縁および紋章の図柄部分
を残して塗料を用いて着色する。姓名および紋章の刻み
方により双方の着色は同一としないで、異なる色で着色
してもよい。
【0013】また、最後の熱圧着工程では姓名の文字縁
および紋章の図柄を装飾するためにその文字縁および図
柄について金箔を熱を用いて熱圧着する。このような手
順により木材からなる表札を容易に製作することができ
る。
【0014】本発明に係る表札の製造方法においては、
姓名の文字縁に倣い金箔によるオーナメントを形成し、
さらに紋章の図柄に合わせて金箔によるオーナメントを
形成しているので、これらの表記を中心として表札に高
級感を持たせることができる。これにより、多大な製造
コストの上昇を伴わずに表札に高級感を与えることが可
能になる。
【0015】本発明は、望ましくは、刻設工程において
基材に姓名および紋章を浮き彫りまたは彫刻で刻設す
る。
【0016】なお、基材については木材に限られず、天
然石、人工石などの石材を使用することができる。ま
た、これに代えて、銅合金などの錆びない金属材料を使
用してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1において、表札は直方体の基
材1の表面に姓名2および紋章3を表記している。この
基材1は木材のけやき(欅)で構成されている。表記さ
れる姓名2は基材1の中心に配置され、紋章3は姓名2
の上方に配置されている。姓名2は浮き彫りで加工さ
れ、基材1の表面から僅かに突出している。同様に、紋
章3も浮き彫りで加工され、基材1の表面から僅かに突
出している。
【0018】この浮き彫り工程で加工された姓名2は各
文字の縁に倣って形成しているオーナメント4を備え、
紋章3は図柄に合わせて形成しているオーナメント5を
備えている。この姓名2のオーナメント4および紋章3
のオーナメント5は共に金箔からなる。
【0019】一方、図2に示すように、表札はその裏面
に門あるいは戸口に固定した釘などに掛けるためのビス
6aにより裏面に固着された金具6を備えている。基材
1はこの金具6の中心孔7に合わせてそれより大径の穿
つ穴8を有する。
【0020】上記した本発明の表札の製造方法について
図3を参照して説明する。まず、原木から木目に倣い直
方体を切り出し、直方体の各面を鉋で削り、基材1とし
て仕上げる(図3(a)参照)。基材1の裏面の穴8に
ついても木工用錐を用いて加工する。
【0021】次に、基材1の表面に姓名2および紋章3
を加工する(図3(b)参照)。この工程では基材1の
表面を削り、姓名2および紋章3を浮き彫りにする。特
に、文字については縁取り装飾のために縁に一定の幅を
残すように機械で削り落とす。なお、図4に示すよう
に、紋章3のみを浮き彫りとし、姓名2について機械彫
刻あるいは手作業で彫刻してもよい。
【0022】次に、姓名2および紋章3について姓名2
の文字縁および紋章3の図柄部分を残して塗料を用いて
着色する(図3(c)参照)。この工程では木地をその
まま残す場合を除いて基材1の表記部分以外の箇所も着
色する。あらかじめ研磨紙で表面を仕上げ、ペイントガ
ンで塗料を吹き付ける。次工程の熱圧着処理を施す箇所
についてはマスキングテープを貼り、塗料を吹き付けな
い。基材1の各着色箇所にはワニスで仕上げ塗装を施
す。
【0023】次に、姓名2の文字縁および紋章3の図柄
について金箔を用いて熱圧着する(図3(d)参照)。
この工程では基材1の姓名2の文字縁および紋章3の図
柄に顔料を混合した接着剤を塗布する。一方、エンボス
加工した金属板(図示せず)をヒータで加熱し、先に接
着剤を塗布した基材1の処理面に金箔(図示せず)を載
せ、その金箔の上面に温度を高めた金属板を当てて熱圧
着する。熱圧着温度は、たとえば、150°Cから20
0°Cを保って処理する。こうして、金箔によるオーナ
メント4、5を基材1の姓名2の文字縁および紋章の図
柄に形成することができる。
【0024】なお、図4に示した姓名2について基材1
に彫刻で加工し、紋章3について浮き彫りで加工したも
のは前工程において姓名2を着色するので、この工程で
は紋章3の図柄部分のみについて金箔を用いて熱圧着処
理を施すようにする。
【0025】本発明の表札の製造方法においては金箔で
姓名2の文字縁に倣いオーナメント4を形成し、さらに
金箔で紋章3の図柄に合わせてオーナメント5を形成し
ているので、これらの表記を中心として表札に高級感を
持たせることが可能になる。この熱圧着処理によるオー
ナメント4、5は、さしたる時間を要しないで短時間の
うちに形成することが可能で、表札の製造コストが上昇
するのを抑制することができる。
【0026】たとえば、彫刻による模様など、多大な手
間を掛けることにより高級感を与えることは可能である
が、本製造方法で製造する表札ではこうした多大な手間
を掛けないで高級感を得ることができる。
【0027】本実施の形態の表札の製造方法によれば、
多大な製造コストの上昇を伴わずに高級感を与えること
ができ、市場で受け入れ易い、手頃な価格の表札を提供
することが可能になる。
【0028】なお、本発明の表札の製造方法では、漢
字、カナ文字の表札への表記ばかりではなく、表札を横
にして用いてアルファベット等を表記した表札にも応用
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明の表札の製造方法によれば、多大
な製造コストの上昇を伴わずに表札に高級感を与えるこ
とが可能で、市場で受け入れ易い、比較的安価な表札を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表札の製造方法で製作した表札の正面
図。
【図2】図1に示した表札の背面図。
【図3】本発明に係る表札の製造手順を示す工程図。
【図4】本発明により製造した他の表札を示す正面図。
【符号の説明】
1 基材 2 姓名 3 紋章 4、5オーナメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原材料から直方体からなる基材を削成す
    る工程、削成して得られた基材の表面に姓名および紋章
    を刻設する工程、刻設した前記姓名および紋章について
    該姓名の文字縁および該紋章の図柄部分を残して塗料で
    着色する工程、前記姓名の文字縁および前記紋章の図柄
    を装飾するように金箔を熱を用いて熱圧着する工程、と
    からなる表札の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記姓名および紋章の刻設工程において
    該姓名および紋章を浮き彫りまたは彫刻で刻設すること
    を特徴とする請求項1記載の表札の製造方法。
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