JP2002196562A - 帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置

Info

Publication number
JP2002196562A
JP2002196562A JP2000398632A JP2000398632A JP2002196562A JP 2002196562 A JP2002196562 A JP 2002196562A JP 2000398632 A JP2000398632 A JP 2000398632A JP 2000398632 A JP2000398632 A JP 2000398632A JP 2002196562 A JP2002196562 A JP 2002196562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
charging device
magnetic
magnetic particle
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000398632A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Mori
友紀 森
Nobuharu Hoshi
信晴 星
Takahito Ueno
隆人 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000398632A priority Critical patent/JP2002196562A/ja
Publication of JP2002196562A publication Critical patent/JP2002196562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ブラシ帯電装置、該帯電装置を備えたプロ
セスカートリッジ、電子写真画像形成装置において、メ
カ機構の集中する帯電装置の駆動のみに電極接点構成を
設けず、スペースに余裕のある非駆動側にも配置し、確
実に接点の機能を果たす、帯電スリーブと磁性粒子規制
ブレードとを同電位に給電する接点構成を提供するこ
と。 【解決手段】帯電装置は、帯電装置の駆動側にて画像形
成装置本体から給電される。帯電装置駆動側から磁性粒
子規制ブレードへ給電する。帯電スリーブへは、磁性粒
子規制ブレードを中継し、帯電装置非駆動側にて給電す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電装置及びプロ
セスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置に関する
ものであり、より詳しくは磁気ブラシ方式の接触帯電装
置及びその帯電装置を含むプロセスカートリッジ及びそ
の帯電手段を像担持体の帯電処理手段として用いた電子
写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物
である。そして、電子写真画像形成装置の例としては、
例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレー
ザービームプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ
装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする物であ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもので
ある。更に、少なくとも帯電手段と電子写真感光体ドラ
ムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能
とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像プロセスを用いた画
像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写
真感光体(感光体ドラム)に作用するプロセス手段を一
体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形
成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式
が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によ
れば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユ
ーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向
上させることができた。そこでこのプロセスカートリッ
ジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】帯電装置としては、従来、コロナ帯電器が
使用されてきた。近年、これに代って、接触帯電装置が
実用化されてきている。これは、低オゾン、低電力を目
的としており、この中でも特に帯電部材として導電ロー
ラを用いたローラ帯電方式が、帯電の安定性という点か
ら好ましく用いられている。ローラ帯電では、導電性の
弾性ローラを感光体ドラムに加圧当接させ、これに電圧
を印加することによって感光体ドラムヘの帯電を行な
う。
【0006】しかしながら、このような接触帯電装置に
おいても、その本質的な帯電機構は、帯電部材から感光
体ドラムヘの放電現象を用いているため、先に述べたよ
うに帯電に必要とされる電庄は感光体ドラム表面電位以
上の値が必要とされ、また、帯電均一化のためにAC帯
電を行なった場合にはAC電圧の電界による帯電部材と
感光体ドラムの振動、騒音(AC帯電音)の発生、ま
た、放電による感光体ドラム表面の劣化等が顕著にな
り、新たな問題点となっていた。このため、感光体ドラ
ムヘの電荷の直接注入による帯電が望まれていた。
【0007】そこで、感光体ドラム表面に電荷注入層を
設け、これに対して接触帯電部材で電荷を注入する方法
が考案された。この方法では電荷注入層を設けることで
1×104Ω以上の抵抗値の帯電部材でも短い帯電時間
で十分帯電ができるようになるため先に述べた他の帯電
方法のように放電に起因する問題点や、帯電に要する時
間が長いという問題点を根本的に解決することが可能で
ある。
【0008】具体的には帯電部材として、導電性磁性粒
子を磁気拘束させて構成した磁気ブラシ部を有し、磁気
ブラシ部を感光体ドラムに接触させる磁気ブラシ部材
が、感光体ドラムとの接触ニップを大きくとれること
と、感光体ドラム表面に均一に接触でき微視的な帯電不
良がないことから好ましく用いられている。
【0009】前記磁気ブラシ部材は、1×104〜1×
108Ωcmの抵抗値をもったフェライト等の磁性粒子
を直接マグネットに、或いはマグネットを内包するスリ
ーブといった担持部材上に磁気的に拘束させて磁気ブラ
シ部を形成具備させたものであり、回転させて磁気ブラ
シ部を感光体ドラムに接触させ、これに電圧を印加する
ことによって感光体ドラムの帯電を開始させる。
【0010】また、この磁気ブラシ方式の帯電装置の帯
電性に影響するのは磁気ブラシの感光体ドラムヘの均一
接触であり、磁気ブラシにて感光体ドラムに均一に接触
させるために担持部材と感光体ドラムとの対向部の担持
部材回転方向上流側に磁性粒子層厚規制手段を設ける構
成が好適である。この構成をとることで感光体ドラムの
均一帯電性が得られ非常に安定して帯電が行われるため
好ましい。
【0011】また、感光体ドラム上の電荷注入層として
は絶縁性でかつ透光性のバインダーの中に導電性の微粒
子を分散したものが好ましく用いられる。この電荷注入
層に対して電圧を印加された磁気ブラシが接触すること
で、あたかも感光体ドラムの導電基体に対して導電粒子
が無数の独立したフロート電極のように存在し、これら
のフロート電極が形成するコンデンサーに充電を行なう
ような作用を期待することができる。
【0012】従って、接触帯電部材に印加した電圧と感
光体ドラム表面電位は等しい値に収束することになり低
電圧帯電方法が実現できる。
【0013】このような帯電方法(電荷の直接注入によ
る被帯電体の帯電)の事を「注入帯電」と称する。この
注入帯電装置を使用することによって、クリーナーを省
いた画像形成装置を構成することも可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の帯電手段を画像
形成装置本体に対して着脱可能な帯電装置において用い
る場合、帯電スリーブは画像形成装置本体に設けられた
電極接点部より給電を受ける。
【0015】また特に、帯電装置を画像形成装置本体の
正面から背面方向に着脱可能に構成される帯電装置であ
る場合、画像形成装置の帯電スリーブを駆動する駆動部
は、通常背面側に設けられ、画像形成装置の電極接点部
も同じく背面側(駆動側)に設けられる場合が多い。
【0016】この帯電スリーブは、帯電手段の帯電性能
とトナー回収性能を維持する点から、磁性粒子規制ブレ
ードと同電位に保たれる方が好ましいことが分かってい
る。
【0017】画像形成装置本体の電極接点部から給電を
受け、磁性粒子規制ブレードと帯電スリーブとを同電位
に落とす場合、帯電装置の駆動側にのみ電極接点構成を
設ける方が部品点数の点からも有利であると言えるが、
帯電スリーブは駆動され回転することから接点構成が複
雑になることと、帯電装置駆動側は帯電スリーブの駆動
ギア列がある等、メカ機構が集中するため、こうした接
点構成を駆動側のみで実現するのは困難である場合があ
った。また、限られたスペースで電極接点を設けるには
構成が煩雑になり、給電の確実性という点で問題があっ
た。
【0018】本発明は、メカ機構の集中する帯電装置の
駆動側にのみ電極接点を設けるのでなく、スペースに余
裕のある非駆動側にも設け、画像形成装置本体からの給
電により帯電スリーブと磁性粒子規制ブレードを同電位
に保つ、確実に給電の行える電極接点構成を持つ帯電装
置、及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、帯電装置を、本出願に係る請求項1の発
明により、磁性粒子規制ブレードは画像形成装置本体の
給電接点部から、帯電装置の長手一方の端部から給電さ
れ、帯電スリーブは磁性粒子規制ブレードを中継して、
磁性粒子規制ブレードが画像形成装置本体から給電され
る側とは逆の帯電装置長手端部より給電されることとし
た。
【0020】これによれば、帯電スリーブの給電を磁性
粒子規制ブレードを中継して行うことで、これらを同電
位に保つ電極接点構成を帯電装置の片側のみで構成する
のではなく、両側に配分することができ、一方の電極構
成を煩雑なものすることを回避でき、確実に給電の行え
る接点構成を実現するのが容易になった。
【0021】また本出願に係る請求項2の発明により、
磁性粒子規制ブレードは画像形成装置本体の給電接点部
から、帯電スリーブを駆動する駆動部を有する帯電装置
の長手駆動側で給電され、帯電スリーブは磁性粒子規制
ブレードを中継して帯電装置の長手非駆動側で給電され
ることとした。
【0022】これによれば、構成が煩雑になりやすい帯
電スリーブの電極接点構成を、帯電スリーブの駆動部を
持たない比較的スペースに余裕のある帯電装置の非駆動
側に設けることで、帯電スリーブの電極接点構成のスペ
ースを取りやすくなり、確実に給電が行える電極接点構
成を実現するのが容易になった。
【0023】また本出願に係る請求項3の発明により、
磁性粒子規制ブレードは画像形成装置本体から少なくと
も一つの電極接点部材を介して給電され、帯電スリーブ
は磁性粒子規制部材を中継して少なくとも一つの電極接
点部材を介して給電されることとした。
【0024】これによれば、帯電装置の両端に電極接点
部材を設けることで、帯電装置を主に磁性粒子を収容す
る帯電容器と、その両端に帯電スリーブの駆動部と電極
接点部材を有する駆動側帯電ホルダと、帯電スリーブの
軸受けと電極接点部材を有する非駆動側帯電ホルダとの
3部材で構成することができ、帯電装置の組み立て性の
点で有利である。この電極接点部材は帯電スリーブを帯
電装置駆動側に付勢し、帯電スリーブの長手方向位置精
度を保つ機能も持っている。また磁性粒子規制部材を補
強する規制部材支持板を設け、これを利用して帯電スリ
ーブまでの給電を行うこととしている。磁性粒子規制ブ
レードよりも形状決定に自由度のある規制部材支持板を
電極接点として利用することで、電極接点の配置が容易
になる。
【0025】また本出願に係る請求項4の発明により、
帯電装置はプロセスカートリッジに用いられるものとし
た。
【0026】また本出願に係る請求項5の発明により、
帯電装置は電子写真画像形成装置に用いられるものとし
た。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。
【0028】以下の説明で長手方向とは記録媒体の搬送
方向に交叉する方向で記録媒体に平行な方向をいう。ま
た左右とは記録媒体の搬送方向で見ての左右である。ま
た、プロセスカートリッジの上とはプロセスカートリッ
ジの装着状態における上をいう。
【0029】[実施例1] (画像形成装置と画像形成プロセス)図1は本発明の適
用される画像形成装置を表す図面である。この画像形成
装置は、像担持体である感光体ドラム上にトナー像を形
成する画像形成部31Y,31M,31C,31BK
と、そのトナー像を一次転写する中間転写ベルト4a及
びそのベルト4a上のトナー像を記録媒体2に転写する
転写手段である二次転写ローラ40、記録媒体2を中間
転写ベルト4aと二次転写ローラ40間へ送り出す給紙
手段及び転写手段へ記録媒体2を搬送する給送手段、定
着手段、排紙手段を具備する。
【0030】以下画像形成について説明する。
【0031】図に示すように画像形成装置には複数枚の
記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)2を
積載収納する給紙カセット3aが着脱自在に装着されて
いる。ピックアップローラ3bにより給紙カセット3a
から給送された記録媒体2はリタードローラ対3cによ
り一枚ずつに分離され、搬送ローラ3d,3fによって
レジストローラ対3gに搬送される。
【0032】記録媒体2が搬送された時には、レジスト
ローラ対3gは回転を停止しており、これのニップに突
き当てられることにより記録媒体2は斜行を矯正され
る。
【0033】像担持体を含むプロセスカートリッジB
Y,BM,BC,BBには、4ドラムフルカラー方式の
場合、図のごとくイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの4つが並列配置されている。各々のプロセスカート
リッジBY,BM,BC,BBに対し、それぞれ光学走
査系が1Y,1M,1C,1BKが設けられ、画像信号
により各色ごとの感光体ドラム上にトナー像が形成され
た後、転写ローラ4(4Y,4M,4C,4BK)によ
り図示矢印方向に走行する中間転写ベルト4a上に各色
トナーが重ねて転写される。
【0034】この後、記録媒体2は所定のタイミング
で、2次転写ローラ40に送り出され、中間転写ベルト
4a上のトナー像が記録媒体2上へ転写され、定着器5
で定着された後、排出ローラ対3h,3iにより排出さ
れ、装置本体14上のトレー6に積載される。
【0035】上記画像形成部31Y,31M,31C,
31BKは光学走査系1Y,1M,1C,1BKを除い
て夫々がプロセスカートリッジBY,BM,BC,BB
を構成している。プロセスカートリッジの構成は同様で
あるのでプロセスカートリッジBYについてのべる。
【0036】図2に示すようにプロセスカートリッジB
Yは感光体ドラム7の周囲に帯電手段、露光部、現像手
段、転写開口を配設したものである。この実施の形態で
は磁性キャリア粉を有する二成分現像剤を用いている。
そこで本発明の実施の形態に用いられる感光体ドラム7
としては、通常用いられている有機感光体等を用いるこ
とができるが、望ましくは、有機感光体上にその抵抗が
102〜1014Ω・cmの材質を有する表面層を持つも
のや、アモルファスシリコン感光体などを用いると、電
荷注入帯電を実現でき、オゾン発生の防止、ならびに消
費電力の低減に効果がある。また、帯電性についても向
上させることが可能となる。
【0037】そこで本実施の形態においてはアルミニウ
ム製のドラム基体上に負帯電の有機感光体を設けた感光
体ドラム7を用いた。
【0038】帯電手段は、磁性キャリアを用いた磁気ブ
ラシ帯電器8である。
【0039】この帯電器8は回転自在に支持された中空
円筒形の帯電スリーブ8a内に固定のマグネット8bを
配してある。転写後、感光体ドラム7上に残留したトナ
ーは図示矢印方向に回転する帯電器8に取り込まれる。
【0040】現像手段は本実施の形態では2成分現像剤
を接触状態にして現像する方法(2成分非接触現像)を
採用した。
【0041】図2には本実施の形態において用いた2成
分磁気ブラシ現像用の現像手段10が示されている。現
像スリーブ10dは中空円筒形であって回転自在に支持
されている。現像スリーブ10d内には固定のマグネッ
ト10cが配設されている。
【0042】現像スリーブ10dは感光体ドラム7と同
方向に回転し、周面は感光体ドラム7の周面の移動方向
に対して反対方向に移動する。感光体ドラム7と現像ス
リーブ10dは非接触で0.2〜1.0mm程度の隙間
があけられていて、現像剤が感光体ドラム7に対して接
触する状態で現像できるように設定されている。
【0043】キャリアを混合されてトナーは両端を除く
長手方向の隔壁10fで仕切られたケーシング内の攪拌
スクリュー10g,10hで供給される。不図示のトナ
ー供給容器から供給されたトナーは攪拌スクリュー10
gの一端側へ落下して長手方向の一方向へ送られ乍ら攪
拌され他端側の隔壁10fのない部分をとおり、攪拌ス
クリュー10hで一端側に移動して、ついで、一端側の
隔壁10fのない部分をとおり攪拌スクリュー10hで
送られ乍ら攪拌され、循環する。
【0044】ここで感光体ドラム7に形成された静電潜
像を、現像装置4を用いて2成分磁気ブラシ法により顕
像化する現像工程と現像剤の循環系について以下説明す
る。まず、現像スリーブ10dの回転に伴いマグネット
10cの極で汲み上げられた現像剤は、搬送される過程
において、現像スリーブ10dに対して垂直に配置され
た規制ブレード10eによって規制され、現像スリーブ
10d上に薄層形成される。ここで薄層形成された現像
剤が、現像主極に搬送されてくると磁気力によって穂立
ちが形成される。この穂状に形成された現像剤によって
感光体ドラム7の静電潜像を現像し、その後反発磁界に
よって現像スリーブ10d上の現像剤は、現像容器10
a内に戻される。
【0045】現像スリーブ10dには図示しない電源か
ら直流電圧及び交流電圧が印加される。一般に二成分現
像法においては交流電圧を印加すると現像効率が増し、
画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生しやすくなる
ということも生じる。このため、通常、現像スリーブ1
0dに印加する直流電圧と感光体ドラム7の表面電位間
に電位差を設けることによって、現像時に非画像領域に
トナーが付くのを防止する。
【0046】このトナー像は、ついで中間転写装置4に
より中間転写ベルト4aに転写される。中間転写装置4
は無端状のベルト4aを駆動ローラ4b、従動ローラ4
c、及び二次転写対向ローラ4dに巻掛け、図1中矢印
方向に回動される。さらに転写ベルト4a内には転写帯
電ローラ4Y,4M,4C,4BKを備え、各転写帯電
ローラは、ベルト4aの内側から感光体ドラム7方向に
加圧力を発生しつつ、高圧電源より給電されることで、
ベルト4aの裏側からトナーと逆極性の帯電を行なうこ
とにより感光体ドラム7上のトナー像を順次中間転写ベ
ルト4aの上面に転写する。
【0047】中間転写ベルト4aとしてはポリイミド樹
脂からなるものを用いることができる。ベルト4aの材
質としてはポリイミド樹脂に限定されるものではなく、
誘電体例えばポリカーボネイト樹脂や、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエ
チレンナフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン
樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂
などのプラスチックや、フッ素系、シリコン系のゴムを
好適に用いることができる。
【0048】トナー像転写後の感光体ドラム7の面には
転写残トナーが残留している。この転写残トナーをその
まま帯電器を通過させると、残画像部分のみ帯電電位が
低下したり、次の画像上で前画像部分が薄くなったり濃
く現われたりする現象(以下ゴーストと称する)が発生
してしまう。感光体ドラム7と接触した帯電磁気ブラシ
下を転写残トナーが通過しても、ほとんどの場合前画像
の形状をとどめたままである。そこで、感光体ドラム7
の回転に伴い、帯電領域に到達した転写残トナーを磁気
ブラシ帯電器8に取り込み前画像の履歴を消してしまう
ことが必要になる。このとき、交流電圧を磁気ブラシ帯
電器8に印加すると感光体ドラム一帯電器間の電界によ
る振動効果によって、帯電器へのトナーの取り込みが容
易に行なわれる。ここで、感光体ドラム7上の転写残ト
ナーは転写時の剥離放電等により、極性が正のものと負
のものが混在していることが多いが、磁気ブラシ帯電器
8への取り込み易さを考えると転写残トナーは正帯電さ
れていることが望ましい。
【0049】本実施の形態では、中間転写装置4と磁気
ブラシ帯電器8との間の感光体ドラム7に導電性ブラシ
11を当接させ、帯電バイアスと逆極性のバイアスを印
加する。正極性の転写残トナーは磁気ブラシ帯電器8を
通過し、負極性の転写残トナーは一時的に導電性ブラシ
11に捕獲され、除電された後に再び感光体ドラム7上
に送り出される。これにより転写残トナーは磁気ブラシ
方向へより取り込まれやすくなる。
【0050】(注入帯電装置)図3の(a)に注入帯電
装置8を感光ドラム7側から見た正面図、(b)に上面
図を示す。注入帯電装置8は主に磁性キャリアを収容す
る帯電容器12と、帯電スリーブ8aと攬挫部材13を
駆動するための駆動ギア列29を持つ駆動ユニット14
と、帯電スリーブ8aの軸受け部材であるS軸受け20
を持つ非駆動側帯電ホルダF18の3部材からなる。
【0051】帯電スリーブ8a上の磁性キャリアの層厚
を規制する磁性キャリア規制ブレード8cは規制ブレー
ド支持板8dに固定された状態で一体に帯電容器12に
固定される。
【0052】また図4の(a)、(b)の接点部拡大図
で示すように、帯電スリーブ8aを駆動する駆動ユニッ
ト14は、帯電スリーブ8aと駆動ギア列29の軸受け
を持つ軸受け部材16と、ギアカバーの駆動側帯電ホル
ダR15から成る。
【0053】以下に画像形成装置の給電接点部28か
ら、帯電スリーブユニット31までの給電経路について
述べる。
【0054】図4、図5で示すように駆動側電極板R1
7は、帯電ホルダR15に固定され、画像形成装置本体
の給電接点部28と接触し、給電される。規制ブレード
支持板8dは、この電極板R17に接触することで給電
される。そして帯電スリーブ8a上の磁性キャリアの層
厚を規制する磁性キャリア規制ブレード8cは、この規
制ブレード支持板8dと接触することで、給電される。
【0055】一方非駆動側では、図4、図6で示すよう
に、非駆動側帯電ホルダF18に取り付けられた非駆動
側電極板F19が、規制ブレード支持板8dと接触す
る。そして電極板F19の電極接点部26を帯電スリー
ブユニット31の電極接点部材であるMgカラー22と
接触させる。この電極板F19は図4の(a)、図7の
(b)で示すように、マグネット8bをマグネットスラ
スト押さえ部27で帯電装置駆動側に付勢し、マグネッ
ト8bの長手位置精度保つ機能を持つ。
【0056】以上のような方式で、磁性キャリア規制ブ
レード8cと帯電スリーブユニット31とを画像形成装
置本体からの給電により同電位に保つことができる。
【0057】以下に帯電スリーブユニット31内での給
電方式について述べる。
【0058】図7の(a)に帯電スリーブユニット31
の分解図、(b)に帯電スリーブユニットの断面図を示
す。帯電スリーブユニット31は、帯電スリーブ8a、
マグネット8b、スリーブフランジ21、および電極部
材から成る。電極板F19は電極接点部26でマグネッ
ト8bの周囲に配置されたMgカラー22に接触し給電
する。Mgカラー22は帯電スリーブ8a内で、マグネ
ット8bの段差部端面に取り付けられたMg接点23と
接触する。Mgカラー22とMg接点23はマグネット
8bに対して取り付けられているため、回転駆動はされ
ない。駆動され回転する帯電スリーブ8aに接触し給電
するのは、S電極板24である。S電極板24はS電極
台25に固定された状態で一体にスリーブフランジ21
に取り付けられ、帯電スリーブ8aと一体で回転する。
そうした状態でS電極板24はMg接点23と接触し、
給電される。S電極板24とMg接点23の接触部分は
摺動接点30となる。
【0059】[実施例2]以下に、帯電装置非駆動側で
帯電スリーブヘの給電と長手方向付勢を行う、別の実施
例について述べる。
【0060】図8、図9で示すように、電極板F19に
電極接点バネ32を嵌め込み、マグネット8bの端面ま
で折り曲げたMgカラー22に電極接点バネ32を接触
させる。こうすることで、電極接点バネ32でマグネッ
ト8bを帯電装置駆動側方向へ付勢しながら、給電する
構成を設けることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、メカ機構の集中する帯
電装置の駆動側にのみ電極接点を設けるのでなく、スペ
ースに余裕のある非駆動側にも設け、画像形成装置本体
からの給電により帯電スリーブと磁性粒子規制ブレード
を同電位に保つ、確実に給電の行える電極接点構成を持
つ帯電装置、該帯電装置を具備したプロセスカートリッ
ジ、電子写真画像形成装置を提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図3】注入帯電装置の正面図と上面図および駆動側側
面図である。
【図4】注入帯電装置の正面図と上面図の給電接点部拡
大図である。
【図5】駆動側帯電ホルダRと電極板Rの正面図と側面
図である。
【図6】非駆動側帯電ホルダFと電極板F正面図と側面
図である。
【図7】帯電スリーブユニットの構成図である。
【図8】実施例2を示す注入帯電装置の正面図と上面図
の給電接点部拡大図である。
【図9】実施例2を示す帯電スリーブユニットの構成図
である。
【符号の説明】
B(BY,BM,BC,BB)…プロセスカートリッジ 1Y,1M,1C,1BK…走査光学系 2…記録媒体 3a…給紙カセット 3b…ピックアップローラ 3c
…リタードローラ対 3d,3f…搬送ローラ 3g…レジストローラ対 3
h,3i…排出ローラ対4…中間転写装置 4a…中間
転写ベルト 4b…駆動ローラ 4c…従動ローラ 4
d…二次転写対向ロー−ラ 4Y,4M,4C,4BK
…転写ローラ 5…定着器 6…トレー 7…感光体ドラム 7a…ドラム筒 8…磁気プラン帯電器 8a…帯電スリーブ 8a1…
シール部 8a2…ジャーナル部 8b…マグネット
8c…規制ブレード 8d…規制ブレード支持板金 8
e…スベーサコロ 8j,8kブ…小ねじ 8m…スペ
ーサコロ 10…現像手段 10c…マグネット 10d・‥現像
スリーブ 10d1…ジャーナル部 10e…規制ブレ
ード 10f…隔壁 10g,10h…攪拌スクリュー
10j…スベーサコロ 11…導電性ブラシ 12…帯電容器 13…攬挫部材 14…駆動ユニット 15…駆動側帯電ホルダR 16…軸受け部材 17…駆動側電極板R 18…非駆動側帯電ホルダF 19…非駆動側電極板F 20…S軸受け 21…スリーブフランジ 22…Mgカラー 23…Mg接点 24…S電極板 25…S電極台 26…非駆動側電極板F、電極接点部 27…非駆動側電極板F、マグネットスラスト押さえ部 28…画像形成装置本体側、給電接点部材 29…帯電ユニット駆動ギア列 30…摺動接点部 31…帯電スリーブユニット 32…電極接点バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 隆人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC04 EE06 EE18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電部材である導電性磁性粒子と、回転可
    能な中空の部材より構成され、表面に導電性磁性粒子を
    担持搬送する磁性粒子担持体と、磁性粒子担持体内部に
    固定配置された磁界発生手段と、磁性粒子担持体表面の
    導電性磁性粒子量を規制する規制部材と、磁性粒子担持
    体に導電性磁性粒子を供給する帯電容器とを有し、 磁性粒子担持体に磁気的に拘束して保持させた導電性磁
    性粒子の磁気ブラシ部を被帯電体に接触させ、磁性粒子
    担持体を回転させることによって該磁気ブラシを被帯電
    体との接触部に循環搬送させて、被帯電体面を帯電する
    磁気ブラシ方式の帯電装置において、 該規制部材は画像形成装置本体の給電接点部から、帯電
    装置の長手一方の端部から給電され、 該磁性粒子担持体は、該規制部材を中継して、該規制部
    材が画像形成装置本体から給電される側とは逆の帯電装
    置長手端部より給電されることを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】帯電部材である導電性磁性粒子と、回転可
    能な中空の部材より構成され、表面に導電性磁性粒子を
    担持搬送する磁性粒子担持体と、磁性粒子担持体内部に
    固定配置された磁界発生手段と、磁性粒子指持体表面の
    導電性磁性粒子量を規制する規制部材と、磁性粒子担持
    体に導電性磁性粒子を供給する帯電容器とを有し、 磁性粒子担持体に磁気的に拘束して保持させた導電性磁
    性粒子の磁気ブラシ部を被帯電体に接触させ、磁性粒子
    担持体を回転させることによって該磁気ブラシを被帯電
    体との接触部に循環搬送させて、被帯電体面を帯電する
    磁気ブラシ方式の帯電装置において、 該規制部材は画像形成装置本体の給電接点部から、該磁
    性粒子担持体を駆動する駆動系を有する帯電装置の長手
    駆動側で給電され、 該磁性粒子担持体は、該規制部材を中継して、帯電装置
    の長手非駆動側より給電されることを特徴とする帯電装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の帯電装置であって、 該規制部材を固定し一体で該帯電容器に固定される規制
    部材支持板と、 該帯電容器の端部に該磁性粒子担持体を駆動する駆動系
    を覆う駆動側帯電ホルダと、該帯電容器のもう一端部に
    該磁性粒子担持体の軸受け部を有する非駆動側帯電ホル
    ダを有する帯電装置において、 該規制部材支持板は、画像形成装置本体の給電接点部か
    ら、該駆動側帯電ホルダに設置される少なくとも1つの
    電極接点部材を介して給電され、 該磁性粒子担持体は、該規制部材及び該規制部材支持板
    を中継して、該非駆動側帯電ホルダに設置される、該磁
    性粒子担持体を帯電装置駆動側に付勢する機能を持つ少
    なくとも1つの電極接点部材を介して給電されることを
    特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】少なくとも潜像担持体を帯電装置と一体化
    し、電子写真方式の画像形成装置本体から着脱自在の構
    成にしたプロセスカートリッジにおいて、 前記帯電装置は、請求項1から3の何れかに記載の帯電
    装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】潜像担持体に、該潜像担持体を帯電装置で
    帯電する作像プロセスを適用して画像形成を実行する電
    子写真画像形成装置において、 前記帯電装置は、請求項1から3の何れかに記載の帯電
    装置であることを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP2000398632A 2000-12-27 2000-12-27 帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 Pending JP2002196562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398632A JP2002196562A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398632A JP2002196562A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002196562A true JP2002196562A (ja) 2002-07-12

Family

ID=18863559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000398632A Pending JP2002196562A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002196562A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8699925B2 (en) Developing device and image forming apparatus including the same
JP3679665B2 (ja) 間隙保証部材および現像装置および帯電装置およびプロセスカートリッジ
JP4250294B2 (ja) カラー電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP3768706B2 (ja) 電子写真画像形成装置
US8682208B2 (en) Cleaning device, image forming apparatus including same, and method for mounting same
JP2000194248A (ja) プロセスカ―トリッジ及び帯電ユニット及び現像ユニット
JP2000284557A (ja) 電子写真画像形成装置
JP2002062735A (ja) 現像装置
JP2002214886A (ja) 層厚規制手段及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2000284579A (ja) カートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP2002196562A (ja) 帯電装置及びプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置
JP2002251061A (ja) トナーカートリッジ
JP2006315787A (ja) 記録体搬送装置及び画像形成装置
JP2001092334A (ja) プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置
JP5452421B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2002099146A (ja) 磁性体シール部材、これを用いた現像装置及び帯電装置、並びにこれらを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009134214A (ja) 転写装置、画像形成装置
JP2003295629A (ja) 画像形成装置
JP2009210933A (ja) クリーニング機構、および画像形成装置
JP2000284578A (ja) 現像剤補給容器、及び、電子写真画像形成装置
JP2007226165A (ja) 搬送装置、画像形成装置及びトナー
JP2002123063A (ja) 帯電装置、現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2002341728A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3101268B2 (ja) カラー画像記録装置とそれに用いる中間転写ベルトユニット
JP3101272B1 (ja) 個別ユニット