JP2002196431A - ネットワークフォトサービスシステム - Google Patents

ネットワークフォトサービスシステム

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JP2002196431A
JP2002196431A JP2001276590A JP2001276590A JP2002196431A JP 2002196431 A JP2002196431 A JP 2002196431A JP 2001276590 A JP2001276590 A JP 2001276590A JP 2001276590 A JP2001276590 A JP 2001276590A JP 2002196431 A JP2002196431 A JP 2002196431A
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Application number
JP2001276590A
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English (en)
Inventor
Shuichi Otsuka
秀一 大塚
Nobuyoshi Nakajima
延淑 中島
Kazuo Shioda
和生 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークフォトサービスを提供するにあ
たり、顧客によるテンプレートの利用を容易にするとと
もに、ラボにおけるテンプレートを用いた加工プリント
の作成を容易に行う。 【解決手段】 ラボサーバ8に高解像度テンプレート23
を保管し、サービスセンタ2のセンタサーバ12に高解像
度テンプレート23に対応する低解像度のテンプレート24
を保管する。顧客1はパソコン6によりセンタサーバ12
にアクセスし、低解像度テンプレート24を参照して低解
像度画像データ22と合成する。合成の手順は顧客が私用
したテンプレート24aを示す情報とともに注文情報20に
記録され、センタサーバ12に送信される。センタサーバ
12からラボサーバ8に加工の指示情報25が送信され、ラ
ボサーバ8においては高解像度テンプレート23を用いた
加工プリントが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真に関するサー
ビスをインターネットなどのネットワークを介して顧客
に提供するネットワークフォトサービスシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】写真に関するサービスを顧客に提供する
にあたり、大手集配ラボにスキャナ、プリンタ、大容量
ディスクを有するサーバコンピュータ(以下、画像サー
バという)などの各種設備を設置して、顧客が撮影した
写真を画像サーバに蓄積し、顧客がその画像サーバにネ
ットワークを介してアクセスできるようにすることによ
って、写真の焼き増し注文、電子メールへの写真画像添
付、写真画像データのダウンロードなどの各種サービス
を提供するネットワークフォトサービスが提案されてい
る。
【0003】ネットワークフォトサービスの利点は自宅
あるいはオフィスにいながらにして写真の注文ができる
という点に他ならないが、実際にはフィルムやプリント
の受け渡しのようにネットワークでは行えないこともあ
るため、地域の写真店やミニラボなどを取次窓口として
サービスを提供するのが普通である。
【0004】この際、顧客の立場からみれば、上記取次
窓口は多ければ多いほど便利である。しかし、注文を受
ける集配ラボは、注文時のアクセス先の分かり易さ、あ
るいはデータ管理の行い易さなどから、できれば1箇所
とした方がよい。このため、ネットワークフォトサービ
スを行う場合には、集配ラボに設備を集中し、できるだ
け多くの取次窓口に対応できるようにするのがよいと考
えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記よ
うに大手集配ラボに全ての設備が集結している形態で
は、取次窓口から集配ラボまでの集配経路が長くなり、
またフィルムを取次窓口に渡してから集配便が来るまで
の待ち時間のためにプリントサービスの納期が延びるこ
とは避けられない。
【0006】この際、集配ラボの数を増やして集配経路
を短くしたり集配頻度を増やすようにすればより迅速な
処理が行えるものの、これによりアクセス先の分かり易
さ、データの一元管理などの利点は失われ、また集配頻
度の増加が集配コストの上昇につながるという問題もあ
るため、あまり好ましい解決策とは言えない。
【0007】本発明は上記問題に鑑みて、アクセス先の
分かり易さやデータの一元管理などネットワークフォト
サービスシステムの利点を失わずに、顧客に対して迅速
なサービスを提供することができるネットワークフォト
サービスシステムを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークフ
ォトサービスシステムは、写真プリンタを有するラボに
設置され、ネットワークを介して通信可能な少なくとも
1つのラボサーバと、前記ラボサーバとネットワークを
介して接続され、複数のテンプレートが登録されるとと
もに、該複数のテンプレートをネットワーク上でアクセ
ス可能とする機能を有するセンタサーバとにより構成さ
れることを特徴とするものである。
【0009】なお、本発明によるネットワークフォトサ
ービスシステムにおいては、前記センタサーバが、顧客
により前記テンプレートを利用した加工プリントサービ
スが要求された場合、該要求により指定されたテンプレ
ートに関する情報を前記ラボサーバに送信し、前記ラボ
サーバが、前記情報に基づいて、前記指定されたテンプ
レートを使用した加工プリントを作成するものとしても
よい。
【0010】また、前記各ラボサーバ間において、前記
テンプレートをネットワークを介して転送するようにし
てもよい。
【0011】また、前記各ラボサーバが、前記ラボにお
いて新たなテンプレートが取得された場合、該新たなテ
ンプレートを前記センタサーバに登録する用にすること
が好ましい。
【0012】本発明の他のネットワークフォトサービス
システムは、写真プリンタを有するラボに設置され、ネ
ットワークを介して通信可能な少なくとも1つのラボサ
ーバと、ネットワーク経由でプリントサービスの注文を
受け付けるサービスセンタに設置され、各ラボの顧客が
撮影した写真をデジタル画像データとして保管し、その
デジタル画像データをネットワーク上でアクセス可能と
し、顧客からネットワークを介して転送された注文情報
に応じて前記ラボの中の1つのラボをプリント出力先と
して選択し、その選択されたラボに設置されるラボサー
バに対し指示情報を送信して注文により要求されたプリ
ントサービスを顧客に提供するための処理を行うことを
指示するセンタサーバとにより構成されることを特徴と
するものである。
【0013】ここで、「ラボサーバ」は、店頭ミニラボ
のような個別ラボに設置されるサーバコンピュータであ
り、「センタサーバ」は、画像データを集中管理するサ
ービスセンタに設置されるサーバコンピュータのことで
あり、いずれも必要な画像データを保管するのに十分な
容量を有するハードディスクなどのデータ記憶装置を備
えるものである。ラボサーバはいわゆるプリンタサーバ
としての役割を果たすものであり、写真プリンタに接続
(複数の写真プリンタがあるときは切り替え可能に接
続)されているものである。
【0014】また「ネットワーク経由でプリントサービ
スの注文を受け付ける」とは、顧客から、注文内容を所
定のデータ形式の注文情報として転送してもらうことを
意味する。具体的には、例えばインターネットのホーム
ページで注文情報のフォーマットを公開し、顧客にその
フォーマットにしたがって作成した注文情報を電子メー
ルでセンタサーバ宛に送信してもらう。あるいは所定の
画面で顧客が注文内容を入力するとその内容が自動的に
注文情報のフォーマットに変換されてセンタサーバに送
信されるようにしてもよい。
【0015】また「ラボにおいて取得された写真画像」
とは、ラボの顧客が同時プリントを依頼するためにその
ラボに持ち込んだフィルムをフィルムスキャナによりス
キャニングして取得した写真画像を意味する。あるい
は、同じく顧客が持ち込んだデジタルカメラのメモリな
どからカードリーダなどの各種データ読取転送手段を用
いて取得した写真画像も含まれる。これらの写真画像
は、以後デジタル画像データとして取り扱われる。
【0016】この読取処理はサービスセンタで(集中ラ
ボ方式で)行ってもよいが、各ラボにおいて行えば、集
配時間や集配待ち時間をなくせるので納期を短縮するこ
とができる。この場合、ラボにおいて取得されたデジタ
ル画像データをセンタサーバに移す作業が必要となる
が、これは上記ネットワークを利用して、ラボ側がデジ
タル画像データを取得する度にセンタサーバに対しデー
タ転送を行ってもよいし、または所定のタイミングでま
とめてセンタサーバ側に転送するようにしてもよい。あ
るいはセンタサーバが定期的に各ラボのラボサーバのデ
ータを吸い上げてもよいし、場合によっては(データ量
が多いときには)ネットワークを利用せずに、何らかの
メディアに記録してデータを移すようにしてもよい。
【0017】なお、ここで「ネットワーク」とはインタ
ーネットを中心とするネットワーク網を意味し、専用回
線、CATV網、ダイアルアップ接続、LANなど、注
文情報や画像データの転送を行うのに十分な通信速度を
有するあらゆる通信手段を含むものとする。
【0018】また、センタサーバが「各ラボの顧客が撮
影した写真をデジタル画像データとして保管し、該デジ
タル画像データをネットワーク上でアクセス可能とす
る」のは、デジタル画像データを一元管理するととも
に、顧客がそのデジタル画像データを参照できるように
するためである。写真の焼き増しでは、撮影した全ての
写真を見比べて、焼き増しする写真を選択するといった
ことがよく行われるが、上記センタサーバの画像アクセ
ス機能は、これを表示画面上で行うための機能である。
【0019】また「注文情報に応じて前記ラボの中の1
つのラボをプリント出力先として選択する」とは、例え
ば注文により要求されたプリントサービスが、写真入り
ポストカードやカレンダーの作成など、それを行うため
に特殊な設備を必要とするようなサービスである場合
に、プリント出力先としてその特殊な設備を有するラボ
を選択することなどを意味する。あるいは、注文の際に
プリントを受け取るラボを顧客が指定できるようにし
て、注文情報の中に指定ラボを示す情報を含め、その指
定されたラボをプリント出力先として選択するようにし
てもよい。なお、前記「選択」には、ラボが1つしかな
い場合にそのラボをプリント出力先として選択する場合
も含むものとする。
【0020】また「プリントサービスを顧客に提供する
ための処理」とは、プリントサービスを顧客に提供する
ために必要となるあらゆる処理を意味する。例えばある
ラボがある写真の焼き増しプリントを指示された場合に
は、その写真のデジタル画像データを入手しなければ焼
き増しプリントを作成することはできないので、他から
デジタル画像データを転送してもらう必要がある。つま
り、「プリントサービスを顧客に提供するための処理」
とは単なるプリンタによるプリント出力のみならず、こ
のようなデータ転送処理なども含めた一連の処理を意味
する。
【0021】なお「注文情報」とは、具体的にはサービ
ス内容(焼き増し、ポストカード作成など)を指定する
処理番号、写真を指定する画像番号、プリントのサイ
ズ、枚数などである。また「指示情報」は注文情報の内
容に加え、デジタル画像データの入手先(保管先)など
を示す情報を含んだものである。この場合指示情報を受
信したラボサーバは必要なデジタル画像データを自らが
保管していない場合には、入手先として示されたラボの
画像サーバ、あるいはセンタサーバに対してデジタル画
像データの転送を要求する。あるいは必要となるデジタ
ル画像データそのものを指示情報の一部に含めておいて
もよい。
【0022】なお、各ラボサーバは、そのラボサーバが
設置されているラボの顧客が撮影した写真を高解像度画
像データとして保管しておくことが望ましい。これによ
り自分の顧客から注文された焼き増しなどの際に、デジ
タル画像データを他から入手する必要がなくなる。
【0023】また、このように各ラボサーバが自分の顧
客のデジタル画像データを保管している場合には、セン
タサーバに保管され、アクセス可能とされたデジタル画
像データは、前記ラボサーバに保管される高解像度画像
データよりもデータ量が少ない低解像度画像データとし
てもよい。すなわちラボサーバのデジタル画像データは
プリント出力用、センタサーバのデジタル画像データは
ネットワーク経由のアクセス用というように、デジタル
画像データを使い分けてもよい。
【0024】なお、ラボサーバ側にプリント出力用の高
解像度画像データが保管されている場合には、そのラボ
でプリント出力を行う方がデータ転送量も少なく効率が
よいため、センタサーバは、アクセス用のデジタル画像
データを保管する際に、そのデジタル画像データが高解
像度画像データとして保管されているラボサーバを示す
保管場所情報と対応づけて保管を行い、プリント出力先
の選択の際には、その保管場所情報に基づいて、プリン
ト注文されたデジタル画像データが高解像度画像データ
として保管されているラボサーバが設置されているラボ
をプリント出力先として選択するようにすることが望ま
しい。
【0025】なお、デジタル画像データを保管している
ラボとは異なるラボでプリント出力を行った場合、その
プリントサービスのコストはデータ転送にかかる通信費
の分だけ高くなる。またこのようなデータ転送が発生し
た場合には、プリント出力先のラボのみならず、デジタ
ル画像データを保管していたラボも、プリントサービス
提供のために貢献したことになるため、顧客から得た代
金は2つのラボに分配されるべきである。このように、
本発明のネットワークシステムでは、センタサーバが送
信する指示情報の内容、特にデータ転送の有無あるいは
転送データのデータ量に応じてコストが変わるので、セ
ンタサーバが、指示情報の送信により各ラボのラボサー
バに対して指示した処理を記録し、その記録に基づい
て、各ラボ間あるいは各ラボとサービスセンタの間に発
生する商取引を管理して、例えば顧客に対する課金制御
や電子決済などに利用するようにしてもよい。
【0026】ここで、本明細書における「プリントサー
ビス」とは、上記焼き増しプリント、写真入りポストカ
ードの作成などのサービスのみならず、写真プリントを
顧客の手元に届けるまでに行われるあらゆる付帯サービ
スも含むものとする。具体的には、例えば出来上がった
プリントを店頭受取りとせずに郵送あるいは宅配するサ
ービス、プリントの出来上がったことを電子メールで顧
客に知らせるサービス、デジタル画像データのラボサー
バにおける保管期間が終了することを電子メールで顧客
に知らせるサービス、顧客からの電子メールによりその
保管期間を延長するサービス、プリントを受け取るラボ
を顧客が指定できるサービス、注文したプリントをアル
バムにして返すサービス、記念写真などの場合に絵柄の
ついた台紙にプリントを貼りつけて返すサービスなどが
考えられる。
【0027】したがって「指示情報」や「注文情報」に
は、プリントの受取方法や、受取主の住所、電子メール
アドレスなど、付帯サービスに必要なあらゆる情報も含
まれるものとし、当然のことながら、このような情報は
単に参照されるだけではなく、種々の処理に利用可能と
する。つまり、例えばラボサーバに郵送ラベル印刷用の
プリンタを接続しておき、「指示情報」においてプリン
トの郵送が指定されている場合にその指示情報に含まれ
る受取主の住所、氏名を参照して、自動的に郵送用ラベ
ルをプリント出力するといった処理を行うことなどが考
えられる。
【0028】なお、合成写真などの加工プリントを作成
するサービスで、テンプレートを利用する方法が知られ
ているが、このようなサービスを提供する場合には、前
記センタサーバに、テンプレートを保管し、そのテンプ
レートをネットワーク上でアクセス可能として顧客がそ
のテンプレートを利用した加工プリントを注文できるよ
うにし、前記注文情報により加工プリントサービスが要
求された場合に、注文情報により指定されたテンプレー
トに関する情報を指示情報の一部としてラボサーバに転
送するようにしてもよい。
【0029】ここで、「テンプレートに関する情報」と
は、テンプレートそのものであってもよいし、テンプレ
ートの識別子あるいは保管場所などを示す情報であって
もよい。
【0030】但し、上記画像データの場合と同様、デー
タの転送量は少ない方が好ましいため、各ラボサーバ
が、プリント作成に使用する高解像度のテンプレートを
保管しておき、上記テンプレートに関する情報はテンプ
レートIDなど比較的データサイズの小さい情報とする
ことが望ましい。
【0031】なお、各ラボサーバがテンプレートの高解
像度データを保管する場合には、センタサーバは、ラボ
サーバに保管される高解像度データよりもデータ量が少
ない低解像度データとしてテンプレートを保管するよう
にしてもよい。
【0032】なお、本明細書においてテンプレートと
は、データのみならずマクロなどの処理手順も含むもの
とする。具体的には、例えば画像を配置するための空白
領域を備えた背景画像をテンプレートとしてもよいし、
そのような背景画像と「指定された画像を背景画像の空
白領域に挿入する」といった処理手順のセットをテンプ
レートとしてもよい。あるいは、例えば「指定された画
像を90度回転する」、「指定された画像の彩度を下げ
る」などの処理手順のみをテンプレートとし、ある画像
にこのテンプレートを適用することによりその画像が9
0度回転されるようにしたものなども含むものとする。
【0033】
【発明の効果】本発明のネットワークフォトサービスシ
ステムは、プリントサービスの注文を受け付けるサービ
スセンタと各地域に点在するラボとをネットワークを介
して通信可能にし、サービスセンタのセンタサーバが、
顧客からネットワーク経由で転送された注文情報に応じ
てプリント出力先のラボを選択し、プリント出力をセン
タサーバで行うのではなく各ラボに振り分けるため、プ
リントやフィルムの集配回数を削減することができ、顧
客に対して迅速なサービスを提供することができる。こ
の場合、注文受付はサービスセンタが一括して受け付け
るため、アクセス先の分かり易さやデータの一元管理な
どネットワークフォトサービスシステムの利点が失われ
ることはない。
【0034】また、各ラボサーバがそのラボサーバが設
置されているラボの顧客が撮影した写真を高解像度画像
データとして保管しておくようにすれば、各ラボに対
し、そのラボの顧客の写真のプリントサービスを行うこ
とが指示された場合に、データ転送が発生せず、ネット
ワーク負荷あるいは通信コストの軽減が図れる。
【0035】この場合、プリント出力には各ラボに保管
されているデジタル画像データを必要に応じて転送して
用いればよいので、センタサーバに保管されているデジ
タル画像データはアクセスの際に画面上での表示に支障
がない程度まで解像度を落とした低解像度画像データと
して保管するようにすれば、センタサーバのディスクス
ペースを節約することができる。
【0036】また、上記プリント出力先の選択にあた
り、原則として、プリント注文されたデジタル画像デー
タが高解像度画像データとして保管されているラボを選
択するようにすれば、ラボ間の大量のデータ転送が発生
しない分、他のラボを選択するよりも、ネットワーク負
荷あるいはコストを軽減することができる。
【0037】なお、上記プリントサービスとしてテンプ
レートを利用した加工プリントサービスを提供する場合
には、センタサーバ上で顧客のデジタル画像データとと
もにテンプレートを公開することによって注文を受け付
け、ラボサーバに対して加工に用いるテンプレートを指
定する情報を送信するようにすれば、簡単な合成写真を
ラボにおいて作成することができ、迅速な加工プリント
サービスを提供することができる。
【0038】この際、顧客のデジタル画像データと同
様、各ラボにおいてテンプレートの高解像度データを保
管しておくようにすれば、センタサーバからラボサーバ
に対し加工プリントサービスを行うことを指示する場合
に、テンプレートを転送する必要がなく、ネットワーク
負荷あるいは通信コストの低減が図れる。
【0039】さらに、センタサーバに保管されているテ
ンプレートをモニタ表示用の低解像度データとして保管
するようにすれば、センタサーバのディスクスペースを
節約することができる。
【0040】さらに、データ転送の有無あるいは転送デ
ータのデータ量などセンタサーバが送信する指示情報に
よって発生するコストが変わるので、センタサーバにお
いてこの指示情報に基づいたラボ間あるいは各ラボとサ
ービスセンタの間の商取引管理を行えば、課金制御や電
子決済などが容易になる。
【0041】なお、ネットワークフォトサービスシステ
ムは、システムの一部を担うラボが広範囲にわたって数
多く存在するほど価値あるものとなる。したがって、こ
のようなシステムを真に価値あるものとするためには、
顧客の利便性やシステムの処理効率のみならず、ラボに
とっての利益をも十分に考慮して提携ラボ数を増やすよ
う努めなければならない。サービスセンタに設備が集中
するシステム形態の場合には、店頭ラボは単なる取次店
になってしまい利幅も減ってしまうため、積極的にネッ
トワークフォトサービスを顧客に勧める理由がない。こ
れに対し、本発明のシステムでは、店頭ラボはプリント
サービスの提供による利益を得ることができる。また、
自分の顧客の高解像度画像データを保管する形態では、
そのデータを使用する仕事を優先的に割り振ってもらえ
るので自分の顧客がネットワークフォトサービスを利用
すればするほど多く利益を得ることができる。
【0042】すなわち、本発明は技術的な課題を解決す
るとともに、ネットワークフォトサービスシステムの普
及を妨げる経営上の問題点をも克服するものであり、実
用上の効果は極めて大きい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明のネットワークフォ
トサービスシステムについて図面を参照して説明する。
はじめに、集配ラボに設備を集中したシステム形態およ
びその問題点について図8を参照して説明する。
【0044】図8のシステム形態では、まず顧客1が取
次店13に同時プリントを依頼する(121)。同時プリン
トの作成は取次店13が自ら行う場合と集配ラボ14に依頼
して行う場合があるが、いずれの場合も顧客のフィルム
は一旦集配ラボ14に渡される(122)。集配ラボではス
キャナ7などによりフィルムを読み取って画像サーバ15
にそのフィルムに記録されている写真をデジタル画像デ
ータとして保管する。また、同時プリントが依頼されて
いる場合にはプリンタ9などによりプリントを作成し、
取次店13にプリントを配送し(123)、取次店13がこれ
を顧客1に受け渡す(124)。
【0045】画像サーバ15へのデジタル画像データの保
管が完了すると、顧客1はインターネット5を介して画
像サーバ15にアクセスして(125)保管されている写真
画像データを画面上で見ながら焼き増し注文などを行う
ことができるようになる。画像サーバ15はこの注文に応
じて、プリンタ9などによりプリントを作成し、顧客1
に郵送、あるいは取次店を介して(126)顧客に受け渡
す(127)。
【0046】以上の流れから明らかであるように、この
形態では集配ラボ14は全ての取次店の顧客のフィルムを
集配により集めなければならないので集配待ち時間や処
理の順番待ちが発生し納期が遅延する可能性がある。フ
ィルムやプリントの集配は人手により行われるため、1
日の集配回数によっては集配待ちにより納期が1日2日
延びることもある。つまり、この形態のシステムでは焼
き増し注文などは容易になるものの、必ずしも迅速なサ
ービスを提供できるとはいえない。また取次店で同時プ
リントを行う場合には、取次店と集配ラボの両方で入力
処理を行わなければならないなど不便な点も多い。
【0047】そこで、本発明のネットワークフォトサー
ビスシステムでは、図1に示すように、顧客1と、注文
を受け付けるサービスセンタ2と、ミニラボ3あるいは
特殊設備を備える特殊ラボ4とが全てネットワークで通
信できるようにしている。この際、サービスセンタや特
殊ラボは特に多くの通信を行う必要があるため、高速回
線を使用するようにして、より多くの注文を迅速に処理
できるようにしている。
【0048】図1の実施の形態では、デジタル画像デー
タの入力はミニラボ3において行われる。顧客がミニラ
ボ3に同時プリントを依頼すると、ミニラボ3では、ス
キャナ7によりフィルムを読み取り、プリンタ9により
同時プリントを作成する。スキャナ7により読み取られ
たデジタル画像データは同時プリント作成後もラボサー
バ8に保管される。またこの際、それらのデジタル画像
データの解像度を落とした低解像度画像データ(以下、
サムネイル画像という)が作成され、サービスセンタ2
のセンタサーバ12に転送される。また、ラボサーバ8
は、顧客のデジタル画像データのみならずテンプレート
も保管している。
【0049】サービスセンタ2のセンタサーバ12は、上
記のようにして各ラボから転送されたサムネイル画像を
そのサムネイル画像が送られてきたラボと対応づけて保
管するとともに、そのサムネイル画像をネットワーク上
でアクセス可能にする。この際サムネイル画像は、顧客
が注文の際に写真を確認できればよいので、特に高い画
質は必要とされない。またディスクスペースを節約する
ためにもサムネイル画像のデータ量は小さい方が望まし
い。本実施の形態では、ラボサーバ8がプリント出力の
ために保管するデジタル画像データが、Lサイズプリン
トを300dpiで出力するのに必要な画素数である4ベース
(画素数約1024×1792)なのに対し、センタサーバ12が
ネットワーク経由のアクセスのために保管するデジタル
画像データを1/4ベース(画素数約368×256)として
いる。また、センタサーバ12は、上記ラボサーバ8が保
管しているテンプレートのサムネイルも保管しており、
顧客がネットワークを介してアクセスできるようにして
いる。
【0050】デジタル画像データをアクセス可能にする
にあたっては、顧客は自分の写真のみ確認できればよい
ため、言い換えれば他人に自分の写真を見られることは
望まないため、パスワードによる認証を行って各顧客が
見ることができるデータを制限している。パスワード
は、同時プリントの申し込み時に顧客からの指定によ
り、あるいはミニラボ側で適当なパスワードを割り当て
ることにより決定する。
【0051】センタサーバへのアクセスは、インターネ
ットの場合には上記サービスをホームページの形態で提
供し、顧客がNetscape Navigatorなどのブラウザを利用
してアクセスするようにする。あるいはその他の独自の
通信サービスとして提供する場合には、顧客に専用ソフ
トウェアを配布するなどして行ってもよい。いずれの場
合も、顧客1は自宅あるいはオフィスのパソコン6か
ら、ネットワークを介してセンタサーバ12に保管されて
いる自分の写真のサムネイル画像を確認したりテンプレ
ートを選択したりして、注文画面に対して所定の入力を
行うことにより、あるいは所定のフォーマットの注文情
報を作成して電子メールでセンタサーバ12宛に送信する
ことにより、ミニラボ3に出向かずにプリントサービス
を要求することができる。
【0052】ここで、顧客からセンタサーバ12に対して
転送される注文情報は例えば図2のようなものであり、
焼き増しなどに必要な情報、例えば画像番号、サイズ、
枚数などの他、出来上がったプリントの受取方法などが
含まれる。さらに、加工プリントの注文ではテンプレー
トの番号などもこの注文情報に含まれる。なお、ネット
ワークを介して提供できるサービスの内容は、プリント
出力を伴うものばかりでなく、プリントサービスに関連
するあらゆるものがある。例えば、ラボサーバ8におけ
るデジタル画像データの保管期限があと数日で切れてし
まうが、まだ焼き増ししたい写真が決まっていないとい
った場合に、保管期限の延長を依頼するといったサービ
スも考えられる。
【0053】また、注文情報のデータ構造も種々考えら
れる。例えば、マイクロソフト社は、性質の異なる何種
類かのデータを1つのファイルに階層構造で記憶する構
造化記憶(Structured Storage)技術を提案している
が、この技術を利用して注文情報を図3のような注文フ
ァイルとして作成することも可能である。
【0054】注文情報は提供するサービスによって適宜
フォーマットを定義すればよいものであり、図2および
図3に示すものは、ほんの一例に過ぎない。
【0055】センタサーバ12はこのような注文情報を受
信すると、プリント出力先の振り分けを行う。例えば、
図4は図2の注文情報の場合のプリント出力先振り分け
処理の一例を示したものである。この例では、まず処理
番号を示すデータを参照することにより要求された処理
が特殊な設備を必要とするか否かを判断し、特殊な設備
を必要とする処理の場合にはプリント出力先として特殊
ラボ4を選択し、注文情報に基づいて所定のフォーマッ
トの指示情報を作成して特殊ラボ4のラボサーバ8に転
送する。この場合、特殊ラボ4にはプリントすべきデジ
タル画像データは保管されていないので、指示情報には
そのデジタル画像データが保管されているラボを示す情
報も含めておく。
【0056】特殊な設備を必要としない、例えば普通の
焼き増しプリントなどが要求された場合には、次に注文
情報の中の受取方法を示すデータを参照することによ
り、顧客が店頭受け取りを希望しているか、あるいは郵
送や宅配を希望しているかを調べる。郵送や宅配の場
合、顧客側としてはプリント出力がどのラボで行われて
も特に不都合はないので、システムとして最も効率のよ
いラボ、すなわちプリントが要求された写真のプリント
出力用の高解像度画像データが保管されているラボを選
択する。
【0057】店頭受け取りを希望している場合には、注
文情報の受取希望ラボを示すデータを参照し、そのラボ
をプリント出力先として選択する。特に指定がない場合
は、高解像度画像データを保管しているラボを割り当て
る。顧客から指定されたラボが高解像度画像データを保
管していないラボである場合には、特殊ラボ4を指定す
る場合と同様、高解像度画像データの保管場所を示す情
報を指示情報に含める。
【0058】なお、センタサーバ12は上記のように選択
したラボに対して指示情報を送信する際にその指示内容
を記録し、転送データ量などを定期的に集計して各ラボ
に支払われるべきデータ保管料や通信費などを算出し、
センタサーバ12と各ラボの間、あるいはラボとラボの間
の商取引を管理する。これは各ラボがプリント出力を行
うことにより、あるいは顧客のデジタル画像データを保
管することにより適切なマージンを得られるようにする
ためである。当然の事ながら、このようなデータは顧客
に対する料金請求システムなどにも利用される。
【0059】指示情報を受信したラボサーバ8は、指示
情報に含まれる注文内容にしたがって焼き増しプリント
の出力などの処理を行い、顧客への受け渡しや郵送手配
などをする。ここで、顧客への受け渡しや郵送手配は、
従来と同じく人間により行われなければならないが、ラ
ボサーバ8によってそのような作業を補助する処理、具
体的には、例えば指示情報の受取主を示すデータを参照
して自動的に郵送ラベルを印刷したり、プリント出力が
完了した際に受取主に対して自動的に電子メールを送信
してプリントの出来上がりを知らせるなどの処理を行う
ことが可能である。
【0060】ここで、図5は上述のようなサービスの一
例をデータの流れに着目して表したものである。この図
は、テンプレートを利用した加工プリントサービスにつ
いて、顧客のパソコン6、センタサーバ12、ラボサーバ
8がそれぞれ管理するデータと、そのデータの流れを示
している。
【0061】上述のように、ラボサーバ8には顧客の写
真の高解像度画像データ21と高解像度テンプレート23が
保管されている。またセンタサーバ12には高解像度テン
プレート23に対応する低解像度テンプレート24が保管さ
れているが、これはラボにおいて新しいテンプレートが
作成される度にセンタサーバに登録されるものである。
一方、高解像度画像データ21に対応する低解像度画像デ
ータ22もまた、顧客の要求に応じてセンタサーバに登録
される。
【0062】顧客は、センタサーバ12上で公開された低
解像度画像データ22や低解像度テンプレート24を参照し
(必要に応じてダウンロードし)、パソコン6上で合成
する。但し、ここで行われる合成などの加工は、注文情
報を作成することを目的として行うものであり、加工に
より得られる加工済画像は確認にのみ用いられる。顧客
が行った加工処理の手順はパソコン6に組み込まれた専
用ソフトウェアの機能により記録され、注文情報20が生
成される際にその一部として組み込まれる。また、この
注文情報20には、顧客が指定した画像22aを示す情報、
および顧客が加工に使用したテンプレート24aを示す情
報も含まれる。
【0063】この注文情報20はセンタサーバ12により受
け付けられ、センタサーバ12はこの注文情報20に基づい
て選択したラボに対し指示情報25を送信する。この際、
指示情報25には、上記画像22aおよびテンプレート24aを
示す情報と、加工の手順を示す情報も含まれる。このよ
うな情報が含まれた指示情報25を受信したラボサーバ8
は、その情報に基づいて、テンプレート24aに対応する
高解像度テンプレート23aと、画像22aに対応する高解像
度画像データ21aとをハードディスク内から検索し、上
記加工の手順にしたがって加工処理を行いプリントを出
力する。
【0064】以上説明したようなサービスは、例えば図
6に示すようなシステム構成により実現することができ
る。
【0065】はじめに、注文処理を行う顧客のパソコン
6について説明する。パソコン6には、WWWブラウザ
30を組み込み、そのブラウザのプラグインとして注文処
理を行うプログラムを提供する。あるいは、注文処理の
一部を行う機能のみをプラグインとして組み込み、その
他の機能をブラウザとは独立したアプリケーションソフ
トとして組み込んでもよい。
【0066】図6の例は、低解像度画像データおよび低
解像度テンプレートの閲覧およびダウンロード機能と、
注文ファイルのアップロード機能をプラグインとして提
供し、ダウンロードした画像データおよびテンプレート
の加工を行うための加工処理アプリケーション31と、注
文ファイルを作成するための注文ファイル作成モジュー
ル32は別途アプリケーションソフトとして提供する場合
を示したものである。
【0067】この例では、加工処理アプリケーション31
の中で、通常の印刷(パソコンに接続されたプリンタに
よる印刷)を行うのと同様に、プリントのサイズや枚数
を指定すれば、注文ファイル作成モジュール32の機能に
より自動的に注文ファイルが作成される。
【0068】なお、低解像度画像データおよび低解像度
テンプレートがメディア11により提供されている場合に
は、WWWブラウザ30はメディア11内のデータの閲覧、
およびメディア11からパソコン6のハードディスクへの
データコピーに使用される。
【0069】次にセンタサーバ12の構成について説明す
る。上述のようにセンタサーバ12は、大容量ハードディ
スクと各種通信設備を備えたサーバコンピュータであ
り、注文受付サービスをホームページの形態で提供する
ものである。
【0070】上記パソコン6のWWWブラウザ30と通信
するWWWアプリケーションサーバ36は、ユーザからの
要求に応じて低解像度画像データベース33や低解像度テ
ンプレートデータベース34にアクセスして、必要なデー
タを入手し、パソコン6に転送する。データベース33、
34へのアクセスは独自のプロトコルにより行ってもよい
が、各社共通のプロトコル35を用いることにより、他社
のシステムのデータベースを自社のセンタサーバ内のデ
ータベースと同様の方法で利用することができる。すな
わち、テンプレートや画像の検索、転送、アクセス権管
理などを行うための共通の画像アクセスプロトコル35を
定義し、これを用いてデータベースへのアクセスなどを
行うことが望ましい。
【0071】また、WWWアプリケーションサーバ36
は、ユーザからアップロードされた注文ファイル20を受
け付け、上述のようにその注文を処理するのに最適なラ
ボサーバ8を選択し、注文ファイル20をそのまま、ある
いは必要な指示情報を付加して転送する。すなわち、図
中の注文ファイル送受信プロトコル37は、注文の内容に
応じて出力先を振り分けるためのプロトコルである。こ
のプロトコルについてもまた、共通のプロトコルを用い
ることが望ましい。
【0072】ラボサーバ8には、センタサーバ12から転
送された注文ファイル20を解析するプログラム42と、注
文ファイル20の指示にしたがって加工およびプリント出
力を行うプログラム41が組み込まれている。注文ファイ
ル20を解析した結果、ファイル内で指定された画像の使
用権がない場合(必要なパスワード情報が含まれていな
い場合)には加工および出力は行われない。使用権が確
認された場合には、上記プログラムは高解像度画像デー
タベース40および高解像度テンプレートデータベース38
から必要なデータを入手して加工を行い、加工プリント
を出力する。
【0073】以上、本発明のネットワークフォトサービ
スシステムの構成および機能について説明したが、次に
このシステムの利便性を説明するために図7にその利用
例を示す。
【0074】例えば、海外の友人が自宅に遊びに来た際
に一緒に写真を撮り、近所のミニラボ3aに同時プリント
を依頼したとする(101)。同時プリントはミニラボに
おいて直ぐに処理され、フィルムはプリント出来上がり
時に返却される(102)。その後、海外の友人宅へ遊び
に行き、そこでも一緒に写真を撮ったとする。従来は旅
行先での写真は帰ってから同時プリントに出すのが一般
的とされていたが、本発明のネットワークフォトサービ
スシステムはフィルムのプリント以外は全てネットワー
ク経由でやりとりされるため海外のラボとの提携も十分
にあり得、例えばその友人宅近くのミニラボ3bに同時プ
リントを依頼し(103)、そこでプリントを受け取った
(104)場合でも、帰国後に焼き増しを注文することが
できる。
【0075】帰国後、これらの写真について焼き増しを
行うために自宅のパソコン6からセンタサーバ12にアク
セスして注文を行う(105)。この際、例えばミニラボ3
aに同時プリント依頼を出した写真のうち写真aを自分
用に焼き増しし、写真bを友人にあげるために焼き増し
し、さらにミニラボ3bに出した写真のうち写真cを自分
用に焼き増しするものとする。
【0076】自分用の写真については受取先としてミニ
ラボ3aを指定する。友人にあげる写真については郵送を
指定してもよいがエアメイルの場合届くのに早くても1
日以上かかる。一方、受取主を友人とし、ミニラボ3bを
受取希望ラボとして注文を行えば、早ければ注文を行っ
た当日に友人にプリントを届けることができる。
【0077】このような注文が行われた場合、センタサ
ーバ12はミニラボ3aの画像サーバに対して写真aと写真
cのプリント出力を指示するとともに、写真cの保管先
であるミニラボ3bのラボサーバのネットワークアドレス
を通知する(106)。これによりミニラボ3aのラボサー
バはミニラボ3bのラボサーバから写真cのデジタル画像
データを転送してもらうことができる(107)。同様に
センタサーバ12はミニラボ3bに対して写真bのプリント
出力を指示するとともに、写真bの保管先であるミニラ
ボ3aのラボサーバのネットワークアドレスを通知する
(108)。これによりミニラボ3bのラボサーバはミニラ
ボ3aのラボサーバから写真bのデジタル画像データを転
送してもらうことができる(109)。このようなデジタ
ル画像データの転送処理により、写真aおよびcはミニ
ラボ3aにおいてプリント出力されて顧客に提供され(11
0)、写真bはミニラボ3bにおいてプリント出力されて
顧客の友人に提供される(111)。なお、このシステム
では、友人にパスワードを教えれば、友人が欲しい写真
を直接注文することもできる。
【0078】以上の例に示されるように、本発明のネッ
トワークフォトサービスシステムによれば、同時プリン
トを依頼したラボの場所に拘わらず、必要な時に、所望
の場所で、従来より短い納期でサービス受けることがで
きる。これは、上記図5のような例に限らずビジネスの
世界においても、例えば各地を回る営業活動などにおい
て急に写真が必要となった場合などに非常に都合がよ
い。
【0079】なお、以上説明した実施の形態はセンタサ
ーバ12にネットワーク経由のアクセス用のサムネイル画
像を、ラボサーバ8にプリント出力用の高解像度画像デ
ータをそれぞれ保管しているが、プリント出力用の高解
像度画像データをセンタサーバ12に保管してアクセス用
画像としても兼用し、ラボ側は高解像度画像データを保
管は行わずにプリント出力のみを行うようにしてもよい
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークフォトサービスシステム
の一実施の形態を示す図
【図2】注文情報の一例を示す図
【図3】注文情報の他の例を示す図
【図4】センタサーバによるプリント出力先の振分処理
の一例を示すフローチャート
【図5】加工プリントサービスにおけるデータの流れを
示す図
【図6】加工プリントサービスを行うためのシステム構
成を示す図
【図7】本発明のネットワークフォトサービスシステム
の利用例を示す図
【図8】設備集中型のネットワークフォトサービスシス
テムの利用例を示す図
【符号の説明】
1 顧客 2 サービスセンタ 3 ミニラボ 4 特殊ラボ 5 ネットワーク 6 パソコン 7 スキャナ 8 ラボサーバ 9 プリンタ 10 多機能スキャナ 11 多機能プリンタ 12 センタサーバ 13 取次店 14 集配ラボ 15 画像サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 和生 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H106 BA95 5B050 AA08 AA09 BA15 CA07 CA08 EA20 FA02 FA03 FA19 5C053 FA04 LA03 LA11 LA14 5C062 AA14 AA29 AB38 AC41 AC42 AC43 BA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真プリンタを有するラボに設置さ
    れ、ネットワークを介して通信可能な少なくとも1つの
    ラボサーバと、 前記ラボサーバとネットワークを介して接続され、複数
    のテンプレートが登録されるとともに、該複数のテンプ
    レートをネットワーク上でアクセス可能とする機能を有
    するセンタサーバとにより構成されることを特徴とする
    ネットワークフォトサービスシステム。
  2. 【請求項2】 前記センタサーバが、顧客により前記
    テンプレートを利用した加工プリントサービスが要求さ
    れた場合、該要求により指定されたテンプレートに関す
    る情報を前記ラボサーバに送信し、 前記ラボサーバが、前記情報に基づいて、前記指定され
    たテンプレートを使用した加工プリントを作成すること
    を特徴とする請求項1記載のネットワークフォトサービ
    スシステム。
  3. 【請求項3】 前記各ラボサーバ間において、前記テ
    ンプレートをネットワークを介して転送することを特徴
    とする請求項1または2記載のネットワークフォトサー
    ビスシステム。
  4. 【請求項4】 前記各ラボサーバが、前記ラボにおい
    て新たなテンプレートが取得された場合、該新たなテン
    プレートを前記センタサーバに登録することを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか1項記載のネットワークフ
    ォトサービスシステム。
  5. 【請求項5】 前記各ラボサーバが、前記テンプレー
    トの高解像度データを保管することを特徴とする請求項
    1から4のいずれか1項記載のネットワークフォトサー
    ビスシステム。
  6. 【請求項6】 前記センタサーバが、前記テンプレー
    トを、前記ラボサーバに保管される高解像度データより
    もデータ量が少ない低解像度データとして保管すること
    を特徴とする請求項5記載のネットワークフォトサービ
    スシステム。
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JP9-255037 1997-09-19
JP8-306273 1997-09-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7486412B2 (en) 2002-09-27 2009-02-03 Fujifilm Corporation Printing service system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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