JP2002195733A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002195733A
JP2002195733A JP2000391960A JP2000391960A JP2002195733A JP 2002195733 A JP2002195733 A JP 2002195733A JP 2000391960 A JP2000391960 A JP 2000391960A JP 2000391960 A JP2000391960 A JP 2000391960A JP 2002195733 A JP2002195733 A JP 2002195733A
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cooler
refrigerator compartment
pipe
compartment
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JP2000391960A
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Akira Hyodo
明 兵藤
Yasuki Hamano
泰樹 浜野
Hiroshi Yamada
宏 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室及び冷凍室に各々冷却器を備えた冷蔵
庫に関し、複数の蒸発器への冷媒流路切り替えのための
三方弁で若干圧力が低下した液冷媒が加熱され、減圧手
段の手前でフラッシュガスが発生し冷媒の循環が阻害さ
れ冷凍能力の著しい低下の防止を図る。 【解決手段】 圧縮機6と凝縮器7と第一の減圧手段1
0と冷蔵室冷却器9と膨張弁20と冷凍室冷却器11と
を順次接続し、第一の減圧手段10と冷蔵室冷却器9と
の間に設けられた分流接続部19と、膨張弁20と冷凍
室冷却器9との間に設けられた合流接続部21とを結ぶ
第二の減圧手段12を設けたバイパス経路とで冷凍サイ
クルを構成し、分流接続部19を冷蔵室2内に設けたこ
とにより、分流接続部19の周囲を低温度に保つことが
できるという効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室及び冷凍室
に各々冷却器を備えた冷蔵庫において、冷凍サイクル内
の冷媒循環の円滑化と、冷蔵室内の容積効率の向上に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は、特開平11−1905
80号公報にて知られるような構成を持っている。
【0003】従来の冷蔵庫の冷凍サイクルについて図7
を参考に説明を行う。
【0004】冷蔵室冷却器9と冷凍室冷却器11にそれ
ぞれ冷蔵室ファン13と冷凍室ファン14が配置され、
冷蔵室冷却器9には第一の減圧手段10、冷凍室冷却器
11には第二の減圧手段12がそれぞれ接続されてい
る。各冷却器への冷媒流路は、三方弁8を切り替えて、
冷蔵室側流路A、冷凍室側流路Bを交互に切り替えるこ
とで、冷蔵室と冷凍室を交互に冷却する冷媒流路が構成
されている。
【0005】冷蔵室冷却器9は第二の減圧手段12を組
み込んだ二重管構造となっており、冷凍室冷却時に高温
となる第二の減圧手段12を除霜熱源として冷蔵室冷却
器9が加熱される構成となっている。
【0006】冷蔵室2の冷却時には、冷媒流路A側の構
成となり、圧縮機6から出た冷媒が、凝縮器7→三方弁
8→第一の減圧手段10→冷蔵室冷却器9を通り、冷蔵
室2内の空気と熱交換を行う。そしてアキュムレ−タ1
8を通って、再び圧縮機6に戻る。また、冷凍室3の冷
却時には、冷媒流路B側の構成となり、圧縮機6から出
た冷媒が、凝縮器7→三方弁8→第二の減圧手段12→
冷凍室冷却器11を通り、冷凍室3内の空気と熱交換を
行う。そして逆止弁16、冷媒タンク17を通って、再
び圧縮機6に戻る。
【0007】通常運転では冷蔵室2と冷凍室3の設定温
度到達ごと、あるいは設定時間ごとに冷媒流路を三方弁
8で切り替えることによって、冷蔵室2の冷却と冷凍室
3の冷却を交互に行い、冷蔵室2、冷凍室3がそれぞれ
冷却される。
【0008】次に、従来の冷蔵庫の内部構造について図
8を参考に説明を行う。
【0009】冷蔵庫本体1は、上方に冷蔵室2、下方に
冷凍室3を有しており、それぞれを上下に仕切る断熱仕
切壁4によって区画されている。冷蔵室2と冷凍室3の
冷気は完全に独立し、各冷気が混合しない構造となって
いる。冷凍室3に配置された冷凍室冷却器11の下方に
は、除霜ヒ−タ15が設けられ、一定時間ごとに除霜が
行われる。また、冷蔵庫本体1の背壁下部の機械室5に
は圧縮機6および凝縮器7、三方弁8などがそれぞれ配
置されている。
【0010】冷蔵室冷却器9は、第二の減圧手段12を
組み込んだ二重管構造とすることによって、冷蔵室冷却
器9の除霜熱源も兼用しているため、通常運転時の冷蔵
室冷却器9の除霜は冷凍室3の冷却ごとに行われる。し
たがって、1サイクルごとに除霜が行われるので、この
時に出る水分を冷蔵室ファン13を運転させて庫内に放
出することで、冷蔵室2は食品保存に好条件となる高湿
に保たれる。一方、冷凍室冷却器11では、着霜の主要
因である冷蔵室2の冷気との混合がないため、除霜周期
を長くすなわち冷凍室3の冷却を長くできる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、複数の蒸発器への冷媒流路切り替えの用途
で、機械室5内の高圧液冷媒配管に三方弁8が配設され
ており、三方弁8で若干圧力が低下した液冷媒が、凝縮
器7や圧縮機8を冷却して高温となった空気により加熱
されるため、減圧手段の手前でフラッシュガスが発生し
冷媒の循環が阻害され冷凍能力が著しく低下してしまう
可能性がある。
【0012】本発明は、以上のような従来の課題を解決
するもので、冷媒分流部における冷媒の熱損失による冷
凍能力の低下を防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、少なくともひとつの冷蔵室冷却器を設けた冷
蔵室と、少なくともひとつの冷凍室冷却器を設けた冷凍
室を独立して構成した冷蔵庫本体と、冷蔵室冷却器近傍
に冷蔵室ファンと冷凍室冷却器近傍に冷凍室ファンを備
え、圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵室冷却器と
膨張弁と冷凍室冷却器とを順次接続し、第一の減圧手段
と冷蔵室冷却器との間に設けられた分流接続部と、膨張
弁と冷凍室冷却器との間に設けられた合流接続部とを結
ぶ第二の減圧手段を設けたバイパス経路とで冷凍サイク
ルを構成し、分流接続部を冷蔵室内に設けるものであ
り、分流接続部の周囲は低温度に保たれるという作用を
有する。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、分流接続部を冷蔵室冷却器に
対し風路の下流側に配設するものであり、冷蔵室内の空
気に含まれる水分は分流接続部より風路の上流側にある
冷蔵室冷却器に付着し、分流接続部への着霜は抑えられ
るという作用を有する。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の発明において、分流接続部と
冷蔵室冷却器とを接続する冷蔵室冷却器入口配管にトラ
ップを設けるものであり、膨張弁全閉時にトラップ部が
液冷媒で満たされ、液冷媒は第二の減圧手段へと導かれ
るという作用を有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、冷蔵室冷却器入口配管に設け
られたトラップの高さを分流接続部に挿入接続された第
一の減圧手段の接続配管と第二の減圧手段の接続配管の
先端よりも高くするものであり、膨張弁全閉時に冷媒液
位がトラップの最も高い部分に達するまえに、第二の減
圧手段の接続配管の先端が冷媒液位よりも下にくるた
め、液冷媒は第二の減圧手段へと導かれるという作用を
有する。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、
分流接続部にY型ジョイントパイプを用いるものであ
り、分流接続部に挿入接続される第一の減圧手段の接続
配管と第二の減圧手段の接続配管の挿入位置と挿入寸法
が固定されるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、
冷蔵室冷却器入口配管に設けられたトラップの下部にY
型ジョイントパイプを接続し、Y型ジョイントパイプの
下部より第一の減圧手段の接続配管と第二の減圧手段の
接続配管を挿入接続するものであり、膨張弁全閉時にト
ラップ部に溜まる液冷媒量が少なくなるという作用を有
する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷蔵庫の実施
の形態について、図1〜図6を用いて説明する。従来例
と同一構成についてはその詳細な説明を省略し、同一符
号を付す。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による冷蔵庫の断面概略図である。以下その構成
について図面を参考に説明する。
【0021】1は冷凍冷蔵庫箱体であり、上方部に少な
くとも一つの冷蔵室2を、下方部に少なくとも一つの冷
凍室3を配置してあり、断熱壁と断熱ドアとで構成され
ている。
【0022】冷凍サイクルは、圧縮機6と凝縮器7と第
一の減圧手段10と冷蔵室冷却器9と膨張弁20と冷凍
室冷却器11とを順次接続し、第一の減圧手段10と冷
蔵室冷却器9との間に設けられた分流接続部19と膨張
弁20と冷凍室冷却器11との間に設けられた合流接続
部21とを結ぶ第二の減圧手段12を設けたバイパス経
路で構成されている。
【0023】冷蔵室冷却器9と膨張弁20と冷凍室冷却
器11との接続配管は冷媒通過の大きな抵抗とならない
径で、例えば冷却器の配管径とほぼ同等の配管を用い
る。
【0024】また、冷蔵室冷却器9は冷蔵室2、例えば
冷蔵室奥面に配設されており、近傍には冷蔵室2の庫内
空気を冷蔵室冷却器9を通過させて循環させる冷蔵室フ
ァン13と冷蔵ダクト22が設けてある。
【0025】また、冷凍室冷却器11は冷凍室3、例え
ば冷凍室奥面に配設されており、近傍には冷凍室3の庫
内空気を冷凍室冷却器11を通過させて循環させる冷凍
室ファン14と冷凍ダクト23が設けてある。
【0026】また、膨張弁20は冷蔵室冷却器9から冷
凍室冷却器11への冷媒の流れを弁の開度で調節するも
のであり冷凍室3内に配設されている。合流接続部21
も冷凍室3内の例えば膨張弁20の近傍に設けられてい
る。一方の分流接続部19は冷蔵室3内の例えば冷蔵室
冷却器9近傍に位置するものである。
【0027】また、圧縮機6および凝縮器7は冷凍冷蔵
庫箱体1の下部奥にある機械室5に配設されている。
【0028】また、冷蔵室2と冷凍室3には図示しない
室温を検知する温度検知手段を設けてあり、圧縮機6と
膨張弁20と冷蔵室ファン13と冷凍室ファン14とを
制御する図示しない制御手段とを備えている。
【0029】以上のように構成された冷蔵庫について、
その動作を説明する。
【0030】冷凍室3内の温度が上昇すると、温度検知
手段が、予め設定された所定の温度を越えることを検知
する。制御手段はこの信号を受けて、圧縮機6と冷凍室
ファン14と膨張弁20とを作動する。
【0031】圧縮機6の動作により吐出された高温高圧
の冷媒は、凝縮器7により凝縮液化し、第一の減圧手段
10で減圧されて分流接続部19へと到着する。
【0032】膨張弁20は冷蔵室2の温度検知手段が所
定の温度を越えている場合は開放動作を行い、また所定
の温度より低い場合は閉止動作を行う。また、冷蔵室フ
ァン13も同様に冷蔵室2の温度検知手段が所定の温度
を超えている場合は運転を行い、また所定の温度より低
い場合は停止する。
【0033】膨張弁20が閉止している場合、冷媒は分
流接続部19より第二の減圧手段12へと流入し減圧さ
れ、冷凍室冷却器11へと到着する。冷凍室ファン14
の作動により冷凍室3内の空気が冷凍ダクト23を通じ
て吸い込まれ、積極的に熱交換されて冷媒は冷凍室冷却
器11内で蒸発気化する。気化した冷媒は、再び圧縮機
6に吸入される。熱交換された空気はより低温の空気と
なって吐出される。
【0034】これにより冷凍室3内の空気温度が低下し
温度検知手段が所定の温度より低くなることを検知する
と制御手段により圧縮機6と冷凍室ファン14とを停止
し、膨張弁20を作動させ閉止する。
【0035】また、冷蔵室2の温度検知手段が所定の温
度を越えたことを検知し、膨張弁20が開放である場
合、冷媒は分流接続部19から冷蔵室冷却器9へと到着
し、さらに膨張弁20を経て冷凍室冷却器11へと流入
する。また、分流接続部19において冷媒の一部が第二
の減圧手段12へと流入し合流接続部21において前述
の冷媒の流れに合流し、冷凍室冷却器11へと流入す
る。冷蔵室冷却器9と冷凍室冷却器11とで蒸発気化し
た冷媒は再び圧縮機6に吸入される。
【0036】このとき、冷蔵室2の温度と所定の温度と
の差が大きい場合には、膨張弁20は弁の開度を大きく
して冷蔵室冷却器9での冷媒の蒸発温度を低くし冷蔵室
冷却器9の冷却能力を大きくする。また、冷蔵室2の温
度と所定の温度との差が小さい場合には、膨張弁20は
弁の開度を小さくして冷蔵室冷却器9での冷媒の蒸発温
度を高くし冷蔵室冷却器9の冷却能力を小さくする。
【0037】冷蔵室ファン13の作動により冷蔵室2内
の空気が冷蔵ダクト22を通じて吸い込まれ、積極的に
熱交換されて冷媒は冷蔵室冷却器9内で一部が蒸発気化
する。熱交換された空気は比較的低温となり吐出され、
冷蔵室2内の温度を低下させる。この温度が所定の温度
より低温であることを温度検知手段が検知すると制御手
段により冷蔵室ファン13を停止し、膨張弁を作動させ
閉止する。
【0038】同様に冷凍室ファン14の作動により冷凍
室3が冷却され、温度検知手段が所定の温度より低くな
ることを検知すると制御手段により圧縮機6と冷凍室フ
ァン14を停止し、膨張弁を作動させ閉止する。
【0039】以上のような動作の繰り返しにより冷却を
行い冷蔵室2及び冷凍室3の温度調節を行うものである
が、分流接続部19が冷蔵室2内に配設されているの
で、分流接続部19の周囲は低温度に保たれフラッシュ
ガス等の影響により冷媒の循環が阻害されることはな
い。
【0040】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2による冷蔵庫の正面概略図である。以下その構成
について図面を参考に説明する。
【0041】冷蔵室冷却器9と合流接続部21を接続す
る冷蔵室冷却器出口配管27と第一の減圧手段10と分
流接続部19を接続する配管と第二の減圧手段12と分
流接続部19を接続する配管が配管挿入口25より冷蔵
室2内に挿入されている。
【0042】冷蔵室冷却器入口配管26と第一の減圧手
段10と分流接続部19を接続する配管と第二の減圧手
段12と分流接続部19を接続する配管は、冷蔵室冷却
器の上部で分流接続部19に接続されている。
【0043】冷蔵室2の冷却時は、冷蔵室ファン13の
作動により冷蔵室2内の空気が冷蔵ダクト22の下部に
設けられた冷蔵室吸込口24より冷蔵ダクト22内に吸
い込まれ、冷蔵室冷却器9を通り分流接続部19の近傍
を流れ冷蔵室ファン13部より冷蔵室2内に吐出され
る。
【0044】以上の構成により、冷蔵室2内の空気は、
庫内に収納されている食品から蒸散した水分により湿度
が高いが、冷蔵室冷却器9を通過するときに除湿される
ので分流接続部19の近傍の空気は低湿であり、分流接
続部19への着霜を抑えることができる。
【0045】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3による冷蔵庫の冷蔵室冷却器部概略図である。以
下その構成について図面を参考に説明する。
【0046】冷蔵室冷却器入口配管26は、分流接続部
19から最短長さで冷蔵室冷却器9に接続するのではな
く、一度上部に立ち上がってから冷蔵室冷却器9に接続
するようなトラップ形状になっている。
【0047】以上の構成により、膨張弁20が全閉の時
は、分流接続部19から冷蔵室冷却器入口配管26に流
れてきた液冷媒はトラップ部に溜まり、液面が第二の減
圧手段12の接続配管の先端部まで来ると液冷媒は第二
の減圧手段12に流動してゆくので、冷蔵室2を冷却し
ない時に冷蔵室冷却器9に冷媒が流れてくることを防止
することが出来る。
【0048】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4による冷蔵庫の冷蔵室冷却器入口配管部概略図で
ある。以下その構成について図面を参考に説明する。
【0049】冷蔵室冷却器入口配管26は、分流接続部
19から一度上部に立ち上がってから冷蔵室冷却器9に
接続するようなトラップ形状になっており、そのトラッ
プの高さは、分流接続部19に挿入接続されている第一
の減圧手段10と分流接続部19を接続する配管と第二
の減圧手段12と分流接続部19を接続する配管の先端
部よりも高くなっている。
【0050】以上の構成により、膨張弁20が全閉の時
は、トラップ部に溜まった液冷媒がトラップの最上部に
達する前に、液面が第二の減圧手段12の接続配管の先
端部まで来るので、冷蔵室2を冷却しない時に冷蔵室冷
却器9に冷媒が流れてくることを確実に防止することが
出来る。
【0051】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5による冷蔵庫の分流配管概略図である。以下その
構成について図面を参考に説明する。
【0052】Y型ジョイントパイプ28は、図面の右側
より第一の減圧手段10と分流接続部19を接続する配
管と第二の減圧手段12と分流接続部19を接続する配
管が挿入されるように穴が2つ開いており、中央部で両
側から幅が徐々に小さくなり冷蔵室冷却器入口配管26
を挿入する穴径になっている。
【0053】以上の構成により、第一の減圧手段10と
分流接続部19を接続する配管と第二の減圧手段12と
分流接続部19を接続する配管をY型ジョイントパイプ
28に挿入すると、中央部の幅が小さくなる部分で内壁
にあたるため、配管の挿入長さをそこで固定することが
できるので、配管の挿入長さのばらつきによる冷却性能
のばらつきを防止することが出来る。
【0054】なお、Y型ジョイントパイプ28の中央部
の幅が小さくなる部分の手前にリブを設けたものでもよ
い。
【0055】また、挿入配管自体の外側にリブを設けた
ものであってもよい。
【0056】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6による冷蔵庫の分流配管部概略図である。以下そ
の構成について図面を参考に説明する。
【0057】冷蔵室冷却器入口配管26は、冷蔵室冷却
器9側から立ち上がってU字管を構成し、その先端下部
より分流配管部19を接続しており、分流配管部の下部
より第一の減圧手段10と分流接続部19を接続する配
管と第二の減圧手段12と分流接続部19を接続する配
管を接続している。
【0058】以上の構成により、U字管の最上部と分流
配管部19との間で冷媒液トラップを構成することが出
来るので、トラップ内に溜まる液冷媒量が少なくなり、
膨張弁20の閉動作後における冷凍室冷却器11の冷媒
不足時間が短くなるので冷却効率を向上することができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、少なくともひとつの冷蔵室冷却器を設けた冷蔵室
と、少なくともひとつの冷凍室冷却器を設けた冷凍室を
独立して構成した冷蔵庫本体と、冷蔵室冷却器近傍に冷
蔵室ファンと冷凍室冷却器近傍に冷凍室ファンを備え、
圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷蔵室冷却器と膨張
弁と冷凍室冷却器とを順次接続し、第一の減圧手段と冷
蔵室冷却器との間に設けられた分流接続部と、膨張弁と
冷凍室冷却器との間に設けられた合流接続部とを結ぶ第
二の減圧手段を設けたバイパス経路とで冷凍サイクルを
構成し、分流接続部を冷蔵室内に設けるものであり、分
流接続部の周囲は低温度に保つことができる。
【0060】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、分流接続部を冷蔵室冷却器に対
し風路の下流側に配設するものであり、冷蔵室内の空気
に含まれる水分は分流接続部より風路の上流側にある冷
蔵室冷却器に付着し、分流接続部への着霜は抑えること
ができる。
【0061】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、分流接続部と冷蔵室冷
却器とを接続する冷蔵室冷却器入口配管にトラップを設
けるものであり、膨張弁全閉時にトラップ部が液冷媒で
満たされ、液冷媒は第二の減圧手段へと導かれるという
作用を有するので、冷蔵室を冷却しない時に冷蔵室冷却
器に冷媒が流れてくることを防止することが出来る。
【0062】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、冷蔵室冷却器入口配管に設けら
れたトラップの高さを分流接続部に挿入接続された第一
の減圧手段の接続配管と第二の減圧手段の接続配管の先
端よりも高くするものであり、膨張弁全閉時に冷媒液位
がトラップの最も高い部分に達するまえに、第二の減圧
手段の接続配管の先端が冷媒液位よりも下にくるため、
液冷媒は第二の減圧手段へと導かれるという作用を有
し、冷蔵室を冷却しない時に冷蔵室冷却器9に冷媒が流
れてくることを確実に防止することが出来る。
【0063】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、分
流接続部にY型ジョイントパイプを用いるものであり、
分流接続部に挿入接続される第一の減圧手段の接続配管
と第二の減圧手段の接続配管の挿入位置と挿入寸法が固
定されるという作用を有し、配管の挿入長さのばらつき
による冷却性能のばらつきを防止することが出来る。
【0064】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、冷
蔵室冷却器入口配管に設けられたトラップの下部にY型
ジョイントパイプを接続し、Y型ジョイントパイプの下
部より第一の減圧手段の接続配管と第二の減圧手段の接
続配管を挿入接続するものであり、膨張弁全閉時にトラ
ップ部に溜まる液冷媒量が少なくなるという作用を有す
るので、膨張弁の閉動作後における冷凍室冷却器の冷媒
不足時間が短くなるので冷却効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の断面概略
【図2】本発明による冷蔵庫の実施の形態2の正面概略
【図3】本発明による冷蔵庫の実施の形態3の冷蔵室冷
却器部概略図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施の形態4の冷蔵室冷
却器入口配管部概略図
【図5】本発明による冷蔵庫の実施の形態5の分流配管
概略図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施の形態6の分流配管
部概略図
【図7】従来の冷蔵庫の冷却サイクル図
【図8】従来の冷凍冷蔵庫の断面概略図
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 3 冷凍室 6 圧縮機 7 凝縮器 9 冷蔵室冷却器 10 第一の減圧手段 11 冷凍室冷却器 12 第二の減圧手段 13 冷蔵室ファン 14 冷凍室ファン 19 分流接続部 20 膨張弁 21 合流接続部 28 Y型ジョイントパイプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともひとつの冷蔵室冷却器を設け
    た冷蔵室と、少なくともひとつの冷凍室冷却器を設けた
    冷凍室を独立して構成した冷蔵庫本体と、前記冷蔵室冷
    却器近傍に冷蔵室ファンと前記冷凍室冷却器近傍に冷凍
    室ファンを備え、圧縮機と凝縮器と第一の減圧手段と冷
    蔵室冷却器と膨張弁と冷凍室冷却器とを順次接続し、前
    記第一の減圧手段と前記冷蔵室冷却器との間に設けられ
    た分流接続部と、前記膨張弁と前記冷凍室冷却器との間
    に設けられた合流接続部とを結ぶ第二の減圧手段を設け
    たバイパス経路とで冷凍サイクルを構成し、前記分流接
    続部を前記冷蔵室内に設けることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 分流接続部を冷蔵室冷却器に対し風路の
    下流側に配設することを特徴とする請求項1に記載の冷
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 分流接続部と冷蔵室冷却器とを接続する
    冷蔵室冷却器入口配管にトラップを設けることを特徴と
    する請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵室冷却器入口配管に設けられたトラ
    ップの高さを分流接続部に挿入接続された第一の減圧手
    段の接続配管と第二の減圧手段の接続配管の先端よりも
    高くすることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 分流接続部にY型ジョイントパイプを用
    いることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    一項に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷蔵室冷却器入口配管に設けられたトラ
    ップの下部にY型ジョイントパイプを接続し、前記Y型
    ジョイントパイプの下部より第一の減圧手段の接続配管
    と第二の減圧手段の接続配管を挿入接続することを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷
    蔵庫。
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