JP2002194180A - エポキシ樹脂組成物および半導体封止装置 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物および半導体封止装置

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JP2002194180A JP2000392430A JP2000392430A JP2002194180A JP 2002194180 A JP2002194180 A JP 2002194180A JP 2000392430 A JP2000392430 A JP 2000392430A JP 2000392430 A JP2000392430 A JP 2000392430A JP 2002194180 A JP2002194180 A JP 2002194180A
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silica powder
epoxy
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Satoshi Sado
智 佐渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反り特性、耐湿性、半田耐熱性、成形性、実
装信頼性に優れ、しかも長期信頼性を保証できるエポキ
シ樹脂組成物および半導体封止装置を提供する。 【解決手段】 (A)次式で示されるエポキシ樹脂、 (B)フェノール樹脂、(C)アミンなど有機塩基を微
量添加したエポキシ基含有シランカップリング剤、
(D)最大粒径が40μm以下の球状シリコーンゴム粉
末(E)最大粒径が40μm以下の球状シリカ粉末およ
び(F)硬化促進剤を必須成分とし、全体の樹脂組成物
に対して前記(E)の球状シリカ粉末を25〜90重量
%の割合で含有してなるエポキシ樹脂組成物であり、ま
た、このエポキシ樹脂組成物の硬化物によって、半導体
チップを封止した半導体封止装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐湿性、半田耐熱性、
成形性に優れたエポキシ樹脂組成物および半導体封止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の分野において、
高集積化、高信頼性化の技術開発と同時に半導体装置の
小型化、薄型化が推進されている。例えばフラットパッ
ケージ型の半導体装置に代わり、BGA(ボールグリッ
ドアレイ)型の半導体装置が採用されている。多くのB
GA型半導体装置では、従来の金属リードフレームで使
用されている半導体装置ごとの個別封止方法が採用され
ているが、BT、ポリイミド等の金属リードフレームに
比較して切断が容易な基材を使用している特徴を活用し
た一括成形封止方法が採用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多官能型エポキ
シ樹脂等のエポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂
等のフェノール樹脂および無機充填剤からなる樹脂組成
物によって一括成形型BGA型半導体装置を封止する
と、大きな反りが生じるという欠点があった。
【0004】また、従来の多官能型エポキシ樹脂等のエ
ポキシ樹脂、ノボラック型フェノール樹脂等のフェノー
ル樹脂および無機充填剤からなる樹脂組成物によって封
止したBGA型半導体装置は、半田リフロー実装後のT
CT試験を行うと、封止樹脂と半導体チップ、あるいは
封止樹脂と基板フレームとの間の剥がれや、半田ボール
と基板間での剥がれが生じ、その結果、半導体装置は、
実装信頼性が劣るという欠点があった。
【0005】本発明は、上記の欠点を解消するためにな
されたもので、反りの発生がなく、特に半田リフロー実
装性に優れ、TCT試験による封止樹脂と半導体チッ
プ、あるいは封止樹脂と基板フレームとの間の剥がれが
少なく、長期信頼性を保証できるエポキシ樹脂組成物お
よび半導体封止装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、特定のエポキシ
樹脂、特定の無機充填剤を用いることによって、耐湿
性、半田耐熱性、成形性等に優れた樹脂組成物が得られ
ることを見いだし、本発明を完成したものである。
【0007】即ち、本発明は、(A)次の一般式で示さ
れるエポキシ樹脂、
【化5】 (但し、式中、R1 はCj 2j+1基を、R2 はCk
2k+1基を、R3 はCl 2l +1基を、R4 はCm 2m+1
をそれぞれ表し、各基におけるj、k、l及びm並びに
nは1以上の整数を表す) (B)フェノール樹脂、(C)有機塩基を極微量添加し
た、次の一般式で示されるエポキシ基含有シランカップ
リング剤、
【化6】R1 −Cn 2n−Si(OR2 3 (但し、式中R1 はエポキシ基を有する原子団を、R2
はメチル基又はエチル基を、nは0又は1以上の整数を
それぞれ表す) (D)最大粒径が40μm以下の球状シリコーンゴム粉
末、(E)最大粒径が40μm以下の球状シリカ粉末お
よび(F)硬化促進剤を必須成分とし、全体の樹脂組成
物に対して前記(E)のシリカ粉末を25〜90重量%
の割合で含有してなることを特徴とするエポキシ樹脂組
成物である。また、このエポキシ樹脂組成物の硬化物に
よって、半導体チップが封止されてなることを特徴とす
る半導体封止装置である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明に用いる(A)エポキシ樹脂は、前
記の一般式化5で示されるものが使用される。また、こ
のエポキシ樹脂には、ノボラック系エポキシ樹脂、エピ
ビス系エポキシ樹脂、その他の公知のエポキシ樹脂を併
用することができる。
【0010】本発明に用いる(B)フェノール樹脂とし
ては、前記(A)のエポキシ樹脂のエポキシ基と反応し
得るフェノール性水酸基を2個以上有するものであれば
特に制限するものではない。具体的な化合物として例え
【化7】 (但し、nは0又は1以上の整数を表す)
【化8】 (但し、nは0又は1以上の整数を表す)
【化9】 (但し、nは0又は1以上の整数を表す)
【化10】 (但し、nは0又は1以上の整数を表す)
【化11】 (但し、nは0又は1以上の整数を表す)等が挙げら
れ、これらは単独又は混合して使用することができる。
【0011】本発明に用いる(C)エポキシ基含有シラ
ンカップリング剤としては、前記の一般式化6で示され
るものが使用される。具体的なものとして、例えば、
【化12】
【化13】 等が挙げられ、これらは単独又は混合して使用すること
ができる。
【0012】このシランカップリング剤には極微量の有
機塩基を添加処理することが重要である。有機塩基で処
理することによって加水分解性を高めることができる。
ここで処理する有機塩基としては、ジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ピリジン、キノリン、ピペリジン等の環
状有機塩基を挙げることができ、これらは単独又は2種
以上混合して使用することができる。有機塩基の配合割
合は、シランカップリング剤に対して0.05〜5重量
%の範囲内で使用することが望ましい。この配合量が
0.05重量%未満ではシランカップリング剤の加水分
解を十分に促進することができず、また、5重量%を超
えると耐湿信頼性が低下して好ましくない。
【0013】本発明に用いる(D)の球状シリコーンゴ
ム粉末としては、不純物が低く、最大粒径が40μm以
下で、特に平均粒径が20μm以下の球状シリコーンゴ
ム粉末が好ましく使用される。平均粒径が25μmを超
えると成形性が劣り好ましくない。球状シリコーンゴム
粉末の配合割合は、全体の樹脂組成物に対して0.3〜
5.0重量%含有するように配合するのが好ましい。そ
の割合が0.3重量%未満では反り特性が悪く、半田リ
フロー後の実装信頼性に劣り、また、5.0重量%を超
えると流動性が悪くなり、成形性に劣り、また吸湿性が
高くなり、半田リフロー後の耐湿性に劣り好ましくな
い。これら球状シリコーンゴム粉末にシリコーンオイル
類もしくはシランカップリング剤に有機塩酸を添加し、
直ちにヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等で処理
を行うと均一に表面処理ができ、その効果が十分に発揮
できる。
【0014】本発明に用いる(E)の球状シリカ粉末と
しては、不純物濃度が低く最大粒径が40μm以下で、
特に平均粒径10μm以下の球状シリカ粉末が好ましく
使用される。平均粒径が20μmを超えると成形性が劣
り好ましくない。球状シリカ粉末の配合割合は、全体の
樹脂組成物に対して25〜90重量%含有するように配
合することが好ましい。その割合が25重量%未満では
樹脂組成物の吸湿性が高く、半田リフロー後の耐湿性に
劣り、また90重量%を超えると極端に流動性が悪くな
り、成形性に劣り好ましくない。これら球状シリカ粉末
に、シランカップリング剤に有機塩基を添加し、直ちに
ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等で処理を行う
と均一に表面処理ができ、その効果が十分に発揮でき
る。
【0015】本発明に用いる(E)硬化促進剤として
は、リン系硬化促進剤、イミダゾール系硬化促進剤、D
BU系硬化促進剤その他の硬化促進剤等を広く使用する
ことができる。これらは単独又は2種以上併用すること
ができる。硬化促進剤の配合割合は、全体の樹脂組成物
に対して0.01〜5重量%含有するように配合するこ
とが望ましい。その割合が0.01重量%未満では樹脂
組成物のゲルタイムが長く、硬化特性も悪くなり、ま
た、5重量%を超えると極端に流動性が悪くなって成形
性に劣り、さらに電気特性も悪くなり耐湿性に劣り好ま
しくない。
【0016】本発明のエポキシ樹脂組成物は、前述した
特定のエポキシ樹脂、フェノール樹脂、特定のシランカ
ップリング剤、球状シリコーンゴム粉末、球状シリカ粉
末および硬化促進剤を必須成分とするが、本発明の目的
に反しない限度において、また必要に応じて、例えば天
然ワックス類、合成ワックス類、直鎖脂肪酸の金属塩、
酸アミド類、エステル類、パラフィン類等の離型剤、三
酸化アンチモン等の難燃剤、カーボンブラック等の着色
剤、ゴム系やシリコーン系の低応力付与剤等を適宜添加
配合することができる。
【0017】本発明のエポキシ樹脂組成物を成形材料と
して調製する場合の一般的方法は、球状シリカ粉末に特
定のシランカップリング剤と有機塩基を配合して表面処
理し、前述した特定のエポキシ樹脂、フェノール樹脂、
特定のシランカップリング剤処理をした球状シリカ粉末
および硬化促進剤その他の成分を配合し、ミキサー等に
よって十分均一に混合した後、さらに熱ロールによる溶
融混合処理またはニーダ等による混合処理を行い、次い
で冷却固化させ適当な大きさに粉砕して成形材料とする
ことができる。こうして得られた成形材料は、半導体装
置をはじめとする電子部品或いは電気部品の封止・被覆
・絶縁等に適用すれば優れた特性と信頼性を付与させる
ことができる。
【0018】また、本発明の半導体封止装置は、上述の
成形材料を用いて半導体チップを封止することにより容
易に製造することができる。封止を行う半導体チップと
しては、例えば集積回路、大規模集積回路、トランジス
タ、サイリスタ、ダイオード等で特に限定されるもので
はない。封止の最も一般的な方法としては、低圧トラン
スファー成形法があるが、射出成形、圧縮成形、注形等
による封止も可能である。成形材料で封止後加熱して硬
化させ、最終的にはこの硬化物によって封止された半導
体封止装置が得られる。加熱による硬化は、150℃以
上に加熱して硬化させることが望ましい。
【0019】
【作用】本発明のエポキシ樹脂組成物および半導体封止
装置は、前述した特定のエポキシ樹脂、フェノール樹
脂、特定のシランカップリング剤で処理した球状シリコ
ーンゴム粉末、球状シリカ粉末および硬化促進剤を用い
ることによって、樹脂組成物の成形性、流動性が向上
し、半導体装置の反りが小さく、半田リフロー後の実装
信頼性が向上するものである。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例によって説明するが、本
発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い。以下の実施例および比較例において「%」とは「重
量%」を意味する。
【0021】実施例1 球状シリカ粉末(最大粒径40μm以下で)80%と、
球状シリコーンゴム粉末(平均粒径15.0μm以下
で)2.0%をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しなが
ら前述した化12のシランカップリング剤0.4%と、
ジエチルアミン4×10-4%を加えて球状シリカ粉末の
表面処理をした。次に次式に示した多官能型エポキシ樹
脂9.8%、
【化14】 (但、式中、nは1以上の整数を表す) テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂1.5
%、前述した化7のフェノール樹脂3.2%、硬化促進
剤0.4%、カルナバワックス類0.4%、三酸化アン
チモン2.0%、およびカーボンブラック0.3%を常
温で混合し、さらに70〜100℃で混練冷却した後、
粉砕して成形材料(A)を製造した。
【0022】実施例2 球状シリカ粉末(最大粒径40μm以下で)80%と、
球状シリコーンゴム粉末(平均粒径15.0μm)2.
0%をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しながら前述し
た化12のシランカップリング剤0.4%と、ジエチル
アミン4×10 -4%を加えて球状シリカ粉末の表面処理
をした。次に前述した化14の多官能型エポキシ樹脂
9.8%、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹
脂1.5%、前述した化7のフェノール樹脂3.2%、
硬化促進剤0.4%、カルナバワックス類0.4%、三
酸化アンチモン2.0%、およびカーボンブラック0.
3%を常温で混合し、さらに70〜100℃で混練冷却
した後、粉砕して成形材料(B)を製造した。
【0023】実施例3 球状シリカ粉末(最大粒径40μm以下)78%と、球
状シリコーンゴム粉末(平均粒径15.0μm)4.0
%をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しながら前述した
化12のシランカップリング剤0.4%と、ジエチルア
ミン4×10-4%を加えて球状シリカ粉末の表面処理を
した。次に前述した化14の多官能型エポキシ樹脂9.
8%、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂
1.5%、前述した化7のフェノール樹脂3.2%、硬
化促進剤0.4%、カルナバワックス類0.4%、三酸
化アンチモン2.0%、およびカーボンブラック0.3
%、を常温で混合し、さらに70〜100℃で混練冷却
した後、粉砕して成形材料(C)を製造した。
【0024】比較例1 球状シリカ粉末(最大粒径40μm以下)74%と、球
状シリコーンゴム粉末(平均粒径15.0μm)8.0
%%をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しながら前述し
た化12のシランカップリング剤0.4%と、ジエチル
アミン4×10 -4%を加えて球状シリカ粉末の表面処理
をした。次に、前述した化14の多官能型エポキシ樹脂
9.8%、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹
脂1.5%、前述した化7のフェノール樹脂3.2%、
硬化促進剤0.4%、カルナバワックス類0.4%、三
酸化アンチモン2.0%、およびカーボンブラック0.
3%を常温で混合し、さらに70〜100℃で混練冷却
した後、粉砕して成形材料(D)を製造した。
【0025】比較例2 球状シリカ粉末(最大粒径40μm以下)80%と、球
状シリコーンゴム粉末(平均粒径50.0μm)2.0
%をヘンシェルミキサーに入れ、攪拌しながら前述した
化12のシランカップリング剤0.4%と、ジエチルア
ミン4×10-4%を加えて球状シリカ粉末の表面処理を
した。次に、前述した化14の多官能型エポキシ樹脂
9.8%、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹
脂1.5%、前述した化7のフェノール樹脂3.2%、
硬化促進剤0.4%、カルナバワックス類0.4%、三
酸化アンチモン2.0%、およびカーボンブラック0.
3%を常温で混合し、さらに70〜100℃で混練冷却
した後、粉砕して成形材料(E)を製造した。
【0026】比較例3 球状シリカ粉末(最大粒径40μm以下)82%をヘン
シェルミキサーに入れ、攪拌しながら前述した化12の
シランカップリング剤0.4%と、ジエチルアミン4×
10-4%を加えて球状シリカ粉末の表面処理をした。次
に、前述した化14の多官能型エポキシ樹脂12.8
%、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂2.
0%、前述した化7のフェノール樹脂4.2%、硬化促
進剤0.4%、カルナバワックス類0.4%、三酸化ア
ンチモン2.0%、およびカーボンブラック0.3%を
常温で混合し、さらに70〜100℃で混練冷却した
後、粉砕して成形材料(F)を製造した。
【0027】こうして製造した成形材料(A)〜(F)
を用いて175℃に加熱した金型内にトランスファー注
入、半導体チップを封止し硬化させて半導体封止装置を
製造した。これらの半導体封止装置について、諸試験を
行ったのでその結果を表1に示したが、本発明のエポキ
シ樹脂組成物および半導体封止装置は、反り特性、耐湿
性、半田耐熱性、成形性、実装信頼性に優れており、本
発明の顕著な効果を確認することができた。
【0028】
【表1】 *1:EMMI−I−66に準じてスパイラルフロー測
定した(175℃)。
【0029】*2:高化式フロー粘度(175℃)。
【0030】*3:175℃,80kgf/cm2 ,2
分間のトランスファー成形によって得られた成形品(試
験片)をつくり、175℃,8時間の後硬化を行い、J
IS−K−6911に準じて試験した。
【0031】*4:*3と同様な成形品を作り、175
℃,8時間の後硬化を行い、適当な大きさの試験片と
し、熱機械分析装置を用いて測定した。
【0032】*5,6,7:6×6mmチップを一括成
形型にてBGAパッケージに納め、成形材料を用いて、
175℃,80kgf/cm2 ,2分間のトランスファ
ー成形した後、175℃,4時間の後硬化を行った。こ
うして得た半導体封止装置の反り量を調査した。また、
この半導体封止装置を個別のBGAパッケージ(13×
13mm)に切断し、60℃,60%,120時間の吸
湿処理した後、増加した重量によって吸水量を計算し
た。また、これをエアリフローマシーン(Max240
℃)により実装した後、TCT試験を行った。
【0033】
【発明の効果】以上の説明および表1から明らかなよう
に、本発明のエポキシ樹脂組成物および半導体封止装置
は、反り特性、耐湿性、半田耐熱性、成形性、実装信頼
性に優れており、しかも長期間にわたって信頼性を保証
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31 Fターム(参考) 4J002 CC032 CC272 CD031 CD041 CD061 CP033 DJ017 EU118 EW138 EX066 FA083 FA087 FB086 FD017 FD090 FD130 FD142 FD158 FD160 FD200 GQ01 GQ05 4J036 AF06 AF07 DA02 DC40 DC41 DD07 FA05 FB07 FB16 JA07 4M109 AA01 CA02 CA21 EA02 EA05 EB06 EB13 EC05 GA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)次の一般式に示されるエポキシ樹
    脂、 【化1】 (但し、式中、R1 はCj 2j+1基を、R2 はCk
    2k+1基を、R3 はCl 2l +1基を、R4 はCm 2m+1
    をそれぞれ表し、各基におけるj、k、l及びm並びに
    nは1以上の整数を表す) (B)フェノール樹脂、(C)有機塩基を極微量添加し
    た、次の一般式で示されるエポキシ基含有シランカップ
    リング剤、 【化2】R1 −Cn 2n−Si(OR2 3 (但し、式中R1 はエポキシ基を有する原子団を、R2
    はメチル基又はエチル基を、nは0又は1以上の整数を
    それぞれ表す) (D)最大粒径が40μm以下の球状シリコーンゴム粉
    末、(E)最大粒径が40μm以下の球状シリカ粉末お
    よび(F)硬化促進剤を必須成分とし、全体の樹脂組成
    物に対して前記(E)のシリカ粉末を25〜90重量%
    の割合で含有してなることを特徴とするエポキシ樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 (A)次の一般式で示されるエポキシ樹
    脂、 【化3】 (但し、式中、R1 はCj 2j+1基を、R2 はCk
    2k+1基を、R3 はCl 2l +1基を、R4 はCm 2m+1
    をそれぞれ表し、各基におけるj、k、l及びm並びに
    nは1以上の整数を表す) (B)フェノール樹脂、(C)有機塩基を極微量添加し
    た、次の一般式で示されるエポキシ基含有シランカップ
    リング剤、 【化4】R1 −Cn 2n−Si(OR2 3 (但し、式中R1 はエポキシ基を有する原子団を、R2
    はメチル基又はエチル基を、nは0又は1以上の整数を
    それぞれ表す) (D)最大粒径が40μm以下の球状シリコーンゴム粉
    末、(E)最大粒径が40μm以下の球状シリカ粉末お
    よび(F)硬化促進剤を必須成分とし、全体の樹脂組成
    物に対して前記(E)のシリカ粉末を25〜90重量%
    の割合で含有したエポキシ樹脂組成物の硬化物によっ
    て、半導体チップが封止されてなることを特徴とする半
    導体封止装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012895A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP2011105911A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd シリコーンゴム微粒子含有エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板及び半導体装置
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JP2003012895A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP2011105911A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd シリコーンゴム微粒子含有エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板及び半導体装置
JP2011105898A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd シリコーンゴム微粒子含有エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板及び半導体装置

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