JP2002193381A - 航空用コンテナ - Google Patents
航空用コンテナInfo
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- container body
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- polycarbonate
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D88/00—Large containers
- B65D88/02—Large containers rigid
- B65D88/12—Large containers rigid specially adapted for transport
- B65D88/14—Large containers rigid specially adapted for transport by air
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強い衝撃に対しても十分に対応可能な航空用
コンテナを提供すること。 【解決手段】 コンテナ本体（２）と、該コンテナ本体
（２）の任意の箇所に開閉自在に備えた扉部（５）と、
を具備する航空用コンテナ（１）であって、前記コンテ
ナ本体（２）をポリカーボネートにより一体成型すると
ともに、コンテナ本体（２）の壁面（３）をコンテナ本
体（２）の内部側に湾曲させ、更に、コンテナ本体
（２）における角部（４）に丸みを持たせたことを特徴
とする。
コンテナを提供すること。 【解決手段】 コンテナ本体（２）と、該コンテナ本体
（２）の任意の箇所に開閉自在に備えた扉部（５）と、
を具備する航空用コンテナ（１）であって、前記コンテ
ナ本体（２）をポリカーボネートにより一体成型すると
ともに、コンテナ本体（２）の壁面（３）をコンテナ本
体（２）の内部側に湾曲させ、更に、コンテナ本体
（２）における角部（４）に丸みを持たせたことを特徴
とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は航空用コンテナに係
り、より詳しくは、コンテナ本体をポリカーボネートに
より一体成型するとともに、コンテナ本体の壁面を内側
に向けて湾曲させ、更にコンテナ本体における角部に丸
みを持たせたことを特徴とする航空用コンテナに関す
る。
り、より詳しくは、コンテナ本体をポリカーボネートに
より一体成型するとともに、コンテナ本体の壁面を内側
に向けて湾曲させ、更にコンテナ本体における角部に丸
みを持たせたことを特徴とする航空用コンテナに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来から、現金等の輸送の際には、主に
貨物用車両等が用いられていたが、これらの車両では運
搬可能な量が限られてしまうため、大量の現金を輸送す
る際には不便であった。
貨物用車両等が用いられていたが、これらの車両では運
搬可能な量が限られてしまうため、大量の現金を輸送す
る際には不便であった。
【０００３】この点、航空用コンテナに現金を収容し
て、これを航空機に搭載することよって現金を輸送する
ことも考えられ、これによって大量の現金を一度に輸送
することが可能である。
て、これを航空機に搭載することよって現金を輸送する
ことも考えられ、これによって大量の現金を一度に輸送
することが可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
航空用コンテナは、衝撃等に対して十分な対応が採るら
れていなかったために、航空機による輸送の場合には安
全性の点で問題があった。
航空用コンテナは、衝撃等に対して十分な対応が採るら
れていなかったために、航空機による輸送の場合には安
全性の点で問題があった。
【０００５】即ち、従来の航空用コンテナはアルミ製の
パネルを略箱型形状に組み付けることにより構成されて
いるが、このアルミ製パネルは外部からの衝撃等に弱い
ため、コンテナ本体が外部から強い衝撃等を受けたり、
高所から落下した場合には、パネルが壊れてしまうこと
が考えられた。
パネルを略箱型形状に組み付けることにより構成されて
いるが、このアルミ製パネルは外部からの衝撃等に弱い
ため、コンテナ本体が外部から強い衝撃等を受けたり、
高所から落下した場合には、パネルが壊れてしまうこと
が考えられた。
【０００６】一方、このような問題点を解決するために
は、アルミ製パネルを厚くすることが望ましいが、パネ
ルを厚くすると、コンテナ自体の重量が大きくなってし
まい、運搬等に支障が生じてしまうという問題点が発生
する。
は、アルミ製パネルを厚くすることが望ましいが、パネ
ルを厚くすると、コンテナ自体の重量が大きくなってし
まい、運搬等に支障が生じてしまうという問題点が発生
する。
【０００７】また、従来のアルミ製パネルを用いた航空
用コンテナでは、火等が発生した際にはコンテナ本体が
溶けてしまうという問題点も考えられた。
用コンテナでは、火等が発生した際にはコンテナ本体が
溶けてしまうという問題点も考えられた。
【０００８】そのため、本来は大量輸送が可能なために
有効な運搬手段でありながら、従来は、航空機による現
金の輸送は行なわれていなかった。
有効な運搬手段でありながら、従来は、航空機による現
金の輸送は行なわれていなかった。
【０００９】そこで、本発明は、航空機による現金の輸
送を可能にすべく、強い衝撃に対しても十分に対応可能
な航空用コンテナを提供することを課題としている。
送を可能にすべく、強い衝撃に対しても十分に対応可能
な航空用コンテナを提供することを課題としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の航空用コンテナ
は、コンテナ本体と、該コンテナ本体の任意の箇所に開
閉自在に備えた扉と、を具備する航空用コンテナであっ
て、前記コンテナ本体をポリカーボネートにより一体成
型するとともに、コンテナ本体の壁面をコンテナ本体の
内部側に湾曲させ、更に、コンテナ本体における角部に
丸みを持たせたことを特徴とする。
は、コンテナ本体と、該コンテナ本体の任意の箇所に開
閉自在に備えた扉と、を具備する航空用コンテナであっ
て、前記コンテナ本体をポリカーボネートにより一体成
型するとともに、コンテナ本体の壁面をコンテナ本体の
内部側に湾曲させ、更に、コンテナ本体における角部に
丸みを持たせたことを特徴とする。
【００１１】本発明の航空用コンテナでは、ポリカーボ
ネートを用いてコンテナ本体を一体成型している。周知
の通り、ポリカーボネートは衝撃に対して強い耐久性を
有するものであるため、本発明の航空用コンテナは強い
衝撃に対しても十分に対応することが可能であり、現金
等の輸送に際して不測の事態が発生した場合でも、コン
テナ内部の現金等を保護することが可能である。
ネートを用いてコンテナ本体を一体成型している。周知
の通り、ポリカーボネートは衝撃に対して強い耐久性を
有するものであるため、本発明の航空用コンテナは強い
衝撃に対しても十分に対応することが可能であり、現金
等の輸送に際して不測の事態が発生した場合でも、コン
テナ内部の現金等を保護することが可能である。
【００１２】更に本発明の航空用コンテナでは、コンテ
ナ本体を一体成型しているため、パネル材を組み立てた
従来のコンテナと異なり、パネルを連結する連結部が無
く、より強い耐久性を維持することができるとともに、
製造に伴う人件費等を押さえることが可能である。
ナ本体を一体成型しているため、パネル材を組み立てた
従来のコンテナと異なり、パネルを連結する連結部が無
く、より強い耐久性を維持することができるとともに、
製造に伴う人件費等を押さえることが可能である。
【００１３】また、本発明の航空用コンテナでは、コン
テナ本体の壁面をコンテナの内部側に湾曲させるととも
に、コンテナ本体の角部に丸みを持たせており、これに
より、外部から強い衝撃等を受けた場合に変形し易い構
造としている。そのため、本発明のコンテナでは、外部
から強い衝撃があった場合、あるいは高所から落下した
場合には、壁面が内側に変形することによりコンテナ本
体が衝撃により生ずるエネルギーを吸収するため、コン
テナ本体が壊れてしまうことを防止できる。そしてそれ
により、コンテナ本体が壊れてしまうことによる、現金
等の収容物が外部に散乱してしまう事態を防止でき、収
容物を保護することが可能である。
テナ本体の壁面をコンテナの内部側に湾曲させるととも
に、コンテナ本体の角部に丸みを持たせており、これに
より、外部から強い衝撃等を受けた場合に変形し易い構
造としている。そのため、本発明のコンテナでは、外部
から強い衝撃があった場合、あるいは高所から落下した
場合には、壁面が内側に変形することによりコンテナ本
体が衝撃により生ずるエネルギーを吸収するため、コン
テナ本体が壊れてしまうことを防止できる。そしてそれ
により、コンテナ本体が壊れてしまうことによる、現金
等の収容物が外部に散乱してしまう事態を防止でき、収
容物を保護することが可能である。
【００１４】更に、このように、壁面がコンテナ本体の
内側に湾曲する構造にすることにより、例えば高所から
落下した場合には空気抵抗を増やすことができ、これに
より落下速度を抑え、落下した最の衝撃を少なくするこ
とが可能である。
内側に湾曲する構造にすることにより、例えば高所から
落下した場合には空気抵抗を増やすことができ、これに
より落下速度を抑え、落下した最の衝撃を少なくするこ
とが可能である。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の航空用コンテナは、規格
に従った略箱型形状をしたコンテナ本体の任意の箇所
に、扉を開閉自在に備えている。
に従った略箱型形状をしたコンテナ本体の任意の箇所
に、扉を開閉自在に備えている。
【００１６】そして、壁面はコンテナ内部側に湾曲させ
ており、コンテナ本体の角部には大きめの丸みを持たせ
ている。
ており、コンテナ本体の角部には大きめの丸みを持たせ
ている。
【００１７】ここで、前記扉は布製にすると良く、より
具体的には、ケブラー材をバイアスに編み込んだ布材を
扉として用いるとよい。そしてこれにより、強い衝撃を
受けた場合でも破損、破壊することのない扉とすること
ができる。
具体的には、ケブラー材をバイアスに編み込んだ布材を
扉として用いるとよい。そしてこれにより、強い衝撃を
受けた場合でも破損、破壊することのない扉とすること
ができる。
【００１８】また、前記コンテナ本体は、ポリカーボネ
ートの粉末を用いて、回転成型により形成するとよく、
これにより、容易に所望するコンテナ本体を得ることが
可能である。
ートの粉末を用いて、回転成型により形成するとよく、
これにより、容易に所望するコンテナ本体を得ることが
可能である。
【００１９】
【実施例】本発明の航空用コンテナの実施例について図
面を参照して説明すると、図１は本実施例の航空用コン
テナ１を示す斜視図であり、図において２はコンテナ本
体である。
面を参照して説明すると、図１は本実施例の航空用コン
テナ１を示す斜視図であり、図において２はコンテナ本
体である。
【００２０】そして、本実施例における前記コンテナ本
体２は、規格に従って略箱型形状としており、全体をポ
リカーボネートにより一体成形している。
体２は、規格に従って略箱型形状としており、全体をポ
リカーボネートにより一体成形している。
【００２１】ここで、コンテナ本体２の成型方法につい
て説明すると、まず、予めコンテナ本体と略同一の型を
用意しておき、この型の中にポリカーボネートの粉末を
いれる。そしてその後に、この型全体に熱を加えなが
ら、型を回転させる。
て説明すると、まず、予めコンテナ本体と略同一の型を
用意しておき、この型の中にポリカーボネートの粉末を
いれる。そしてその後に、この型全体に熱を加えなが
ら、型を回転させる。
【００２２】そうすると、型の中のポリカーボネート粉
末は熱により溶けながら、更に回転による遠心力で型の
内壁に付着していく。
末は熱により溶けながら、更に回転による遠心力で型の
内壁に付着していく。
【００２３】そして、すべてのポリカーボネートが型の
内壁に付着した後に加熱および型の回転を停止すると、
ポリカーボネートによる、型とほぼ同一形状のコンテナ
本体が形成される。
内壁に付着した後に加熱および型の回転を停止すると、
ポリカーボネートによる、型とほぼ同一形状のコンテナ
本体が形成される。
【００２４】このように、本実施例の航空用コンテナで
は、ポリカーボネートの粉末を用いて、回転成型により
コンテナ本体２を一体成形しているため、いわゆるつな
ぎ目が発生せず、耐久性の高いコンテナ本体とすること
ができる。また、連結部材によりパネルを箱型形状に組
み付ける方法と異なり、製造に要する作業を少なくし、
人件費等の製造コストを押さえることができる。
は、ポリカーボネートの粉末を用いて、回転成型により
コンテナ本体２を一体成形しているため、いわゆるつな
ぎ目が発生せず、耐久性の高いコンテナ本体とすること
ができる。また、連結部材によりパネルを箱型形状に組
み付ける方法と異なり、製造に要する作業を少なくし、
人件費等の製造コストを押さえることができる。
【００２５】更に、耐久性の高いポリカーボネートを用
いているために、肉厚を薄くした場合であっても、強い
耐久性を維持することができる。
いているために、肉厚を薄くした場合であっても、強い
耐久性を維持することができる。
【００２６】なお、図１において７は前記コンテナ本体
２を装備するための基台であり、この基台７の材質等は
特に限定されず、コンテナ本体２を安定的に装備可能な
ものであればいずれの材質としても良い。
２を装備するための基台であり、この基台７の材質等は
特に限定されず、コンテナ本体２を安定的に装備可能な
ものであればいずれの材質としても良い。
【００２７】次に、図２は、図１におけるＡ−Ａ矢視線
による構造を示す断面図であり、また、図３は図１にお
けるＢ−Ｂ矢視線による構造を示す断面図である。そし
て、本実施例の航空用コンテナでは、図にも示されるよ
うに、前記コンテナ本体２における壁面３のすべてを、
コンテナ本体２の内部側に湾曲させ、更にコンテナ本体
２におけるすべての角部４を大きめのＲとしている。そ
してこれにより、コンテナ本体２を変形し易い構造とし
ている。
による構造を示す断面図であり、また、図３は図１にお
けるＢ−Ｂ矢視線による構造を示す断面図である。そし
て、本実施例の航空用コンテナでは、図にも示されるよ
うに、前記コンテナ本体２における壁面３のすべてを、
コンテナ本体２の内部側に湾曲させ、更にコンテナ本体
２におけるすべての角部４を大きめのＲとしている。そ
してこれにより、コンテナ本体２を変形し易い構造とし
ている。
【００２８】即ち、壁面を平面状にした場合、あるいは
角部を大きめのＲとしない場合には、特に急激に外部か
ら強い衝撃が加わった場合、壁面が割れてしまい、これ
によりコンテナ内部の収容物がコンテナから外部に出て
しまう危険があり、かかる場合は、特に現金等の貴重品
を運搬している場合には、不測の事態が発生してしまう
ことがある。
角部を大きめのＲとしない場合には、特に急激に外部か
ら強い衝撃が加わった場合、壁面が割れてしまい、これ
によりコンテナ内部の収容物がコンテナから外部に出て
しまう危険があり、かかる場合は、特に現金等の貴重品
を運搬している場合には、不測の事態が発生してしまう
ことがある。
【００２９】この点、本実施例の航空用コンテナでは、
コンテナ本体２のすべての壁面３をコンテナ本体２の内
部側に湾曲させ、更にコンテナ本体２のすべての角部４
を大きめのＲとしているため、急激に強い衝撃が加わっ
た場合には、壁面がコンテナ本体２の内部側に変形する
とともにコンテナ１全体も変形し、これにより衝撃によ
り生ずるエネルギーを吸収するため、壁面が壊れてしま
うことを防止できる。そしてそれにより、収容物がコン
テナから外に出てしまうことを防止でき、現金等の貴重
品を運搬している場合において強い衝撃が加わった場合
であっても、収容物を有効に保護することができる。
コンテナ本体２のすべての壁面３をコンテナ本体２の内
部側に湾曲させ、更にコンテナ本体２のすべての角部４
を大きめのＲとしているため、急激に強い衝撃が加わっ
た場合には、壁面がコンテナ本体２の内部側に変形する
とともにコンテナ１全体も変形し、これにより衝撃によ
り生ずるエネルギーを吸収するため、壁面が壊れてしま
うことを防止できる。そしてそれにより、収容物がコン
テナから外に出てしまうことを防止でき、現金等の貴重
品を運搬している場合において強い衝撃が加わった場合
であっても、収容物を有効に保護することができる。
【００３０】また、コンテナ本体２の壁面を内側に湾曲
することにより、例えばコンテナが高所から落下した場
合などは、空気抵抗を大きくして落下速度を抑えること
ができ、落下した場合の衝撃を抑えることが可能であ
る。
することにより、例えばコンテナが高所から落下した場
合などは、空気抵抗を大きくして落下速度を抑えること
ができ、落下した場合の衝撃を抑えることが可能であ
る。
【００３１】次に、図１において５は扉部であり、本実
施例においてこの扉部５は、布製としており、より具体
的にはケブラー材により構成している。
施例においてこの扉部５は、布製としており、より具体
的にはケブラー材により構成している。
【００３２】そして、本実施例においては、このケブラ
ー材をバイアス状に編み込むことにより扉部５を形成
し、この扉部５を、モール６によりコンテナ本体２に装
着している。
ー材をバイアス状に編み込むことにより扉部５を形成
し、この扉部５を、モール６によりコンテナ本体２に装
着している。
【００３３】ここで、コンテナ本体２に対する扉部５の
装着の構造について説明すると、図４は本実施例のコン
テナ２における扉部５の近傍の構造を示す断面図であ
り、図において２０１は、コンテナ本体２の壁面任意の
箇所に形成した開口部である。
装着の構造について説明すると、図４は本実施例のコン
テナ２における扉部５の近傍の構造を示す断面図であ
り、図において２０１は、コンテナ本体２の壁面任意の
箇所に形成した開口部である。
【００３４】そして、この開口部２０１の周縁部にはゴ
ム等の軟質材により形成されたモール材６が装着されて
いる。そして、このモール材６の内周において、ゴム等
の軟質材により形成されたファスナー（図示せず）を介
して、前記ケブラー製の扉部５が装着されている。但
し、必ずしもこのような構造で扉部５を装着する必要は
無く、コンテナ本体２に対して扉部を開閉自在に装着し
てあればいずれの方法でも良い。従って、必ずしもモー
ル材６を用いる必要も無い。
ム等の軟質材により形成されたモール材６が装着されて
いる。そして、このモール材６の内周において、ゴム等
の軟質材により形成されたファスナー（図示せず）を介
して、前記ケブラー製の扉部５が装着されている。但
し、必ずしもこのような構造で扉部５を装着する必要は
無く、コンテナ本体２に対して扉部を開閉自在に装着し
てあればいずれの方法でも良い。従って、必ずしもモー
ル材６を用いる必要も無い。
【００３５】このように、本実施例の航空用コンテナ１
では、扉部を布製としているために、強い衝撃に対して
も扉部５が破壊することが無く、これにより収容物を安
全に保護することが可能である。
では、扉部を布製としているために、強い衝撃に対して
も扉部５が破壊することが無く、これにより収容物を安
全に保護することが可能である。
【００３６】また、本実施例においては、ケブラー材を
用いて、これをバイアスに編み込むことにより扉部５を
構成しているため、伸縮自在の扉部とすることができる
とともに、ナイフ、はさみ等によっても破れることが無
い扉部を得ることが可能である。
用いて、これをバイアスに編み込むことにより扉部５を
構成しているため、伸縮自在の扉部とすることができる
とともに、ナイフ、はさみ等によっても破れることが無
い扉部を得ることが可能である。
【００３７】このように構成される本実施例の航空用コ
ンテナを使用して現金等を輸送する場合には、例えば金
庫等に収容した現金等を本実施例の航空用コンテナ内に
保管した後に、本実施例の航空用コンテナを航空機等に
より運搬する。そしてこのとき、本実施例の航空用コン
テナはポリカーボネートによりコンテナ本体を形成して
いるため、運搬の途中で衝撃が加わった場合でも、コン
テナ本体は容易に壊れることが無い。
ンテナを使用して現金等を輸送する場合には、例えば金
庫等に収容した現金等を本実施例の航空用コンテナ内に
保管した後に、本実施例の航空用コンテナを航空機等に
より運搬する。そしてこのとき、本実施例の航空用コン
テナはポリカーボネートによりコンテナ本体を形成して
いるため、運搬の途中で衝撃が加わった場合でも、コン
テナ本体は容易に壊れることが無い。
【００３８】また、コンテナ本体の壁面をコンテナ本体
の内側に湾曲させるとともに、コンテナ本体の角部を大
きめのＲとして変形し易い構造としているため、何らか
の理由でコンテナに強い衝撃が加わった場合において、
コンテナ本体は、大きく変形するが、この変形により衝
撃により生ずるエネルギーを吸収するため、コンテナ本
体が壊れることは無く、収容物を安全に保護することが
できる。
の内側に湾曲させるとともに、コンテナ本体の角部を大
きめのＲとして変形し易い構造としているため、何らか
の理由でコンテナに強い衝撃が加わった場合において、
コンテナ本体は、大きく変形するが、この変形により衝
撃により生ずるエネルギーを吸収するため、コンテナ本
体が壊れることは無く、収容物を安全に保護することが
できる。
【００３９】更に、コンテナ本体の壁面を内側に湾曲さ
せているため、例えば何らかの理由でコンテナが高所か
ら落下した場合などは、壁面が平面状である従来のコン
テナと比較して空気抵抗が大きくなり、これによって落
下速度を抑えて落下した際の衝撃を抑えることができ
る。
せているため、例えば何らかの理由でコンテナが高所か
ら落下した場合などは、壁面が平面状である従来のコン
テナと比較して空気抵抗が大きくなり、これによって落
下速度を抑えて落下した際の衝撃を抑えることができ
る。
【００４０】更にまた、周知の通りポリカーボネート
は、耐熱性が高いとともに自己消火性を有する素材であ
るために、これを用いた本実施例の航空用コンテナで
は、火等に対しても十分に対応できる航空用コンテナと
することができる。
は、耐熱性が高いとともに自己消火性を有する素材であ
るために、これを用いた本実施例の航空用コンテナで
は、火等に対しても十分に対応できる航空用コンテナと
することができる。
【００４１】
【発明の効果】本発明の航空用コンテナは以上説明した
形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【００４２】本発明の航空用コンテナでは、衝撃に対し
て強い耐久性を有するポリカーボネートを用いてコンテ
ナ本体を一体成型しているため、強い衝撃に対しても十
分に対応することが可能であり、現金等の輸送に際して
不測の事態が発生した場合でも、コンテナ内部の現金等
を保護することが可能である。
て強い耐久性を有するポリカーボネートを用いてコンテ
ナ本体を一体成型しているため、強い衝撃に対しても十
分に対応することが可能であり、現金等の輸送に際して
不測の事態が発生した場合でも、コンテナ内部の現金等
を保護することが可能である。
【００４３】更に、本発明の航空用コンテナでは、コン
テナ本体を一体成型しているためにパネルを連結する連
結部が無く、より強い耐久性を維持することができると
ともに、製造に要する人件費等を押さえることができ、
それにより製造コスト全体を押さえることが可能であ
る。
テナ本体を一体成型しているためにパネルを連結する連
結部が無く、より強い耐久性を維持することができると
ともに、製造に要する人件費等を押さえることができ、
それにより製造コスト全体を押さえることが可能であ
る。
【００４４】また、本発明の航空用コンテナでは、コン
テナ本体の壁面をコンテナの内部側に湾曲させるととも
に、コンテナ本体の角部に丸みを持たせており、これに
より、外部から強い衝撃等を受けた場合においては、従
来のコンテナと異なり変形し易い構造としているため、
外部から強い衝撃があった場合、あるいは高所から落下
した場合には、壁面が内側に変形して衝撃によるエネル
ギーを吸収するため、コンテナ本体が壊れてしまうこと
を防止でき、これにより、コンテナ本体が壊れてしまう
ことによる、現金等の収容物が外部に散乱してしまうこ
とを防止でき、収容物を保護することが可能である。
テナ本体の壁面をコンテナの内部側に湾曲させるととも
に、コンテナ本体の角部に丸みを持たせており、これに
より、外部から強い衝撃等を受けた場合においては、従
来のコンテナと異なり変形し易い構造としているため、
外部から強い衝撃があった場合、あるいは高所から落下
した場合には、壁面が内側に変形して衝撃によるエネル
ギーを吸収するため、コンテナ本体が壊れてしまうこと
を防止でき、これにより、コンテナ本体が壊れてしまう
ことによる、現金等の収容物が外部に散乱してしまうこ
とを防止でき、収容物を保護することが可能である。
【００４５】更に、このように、壁面がコンテナ本体の
内側に湾曲する構造にすることにより、例えば高所から
落下した場合には空気抵抗を増やすことができ、これに
より落下速度を抑え、落下した最の衝撃を少なくするこ
とが可能である。
内側に湾曲する構造にすることにより、例えば高所から
落下した場合には空気抵抗を増やすことができ、これに
より落下速度を抑え、落下した最の衝撃を少なくするこ
とが可能である。
【図１】本発明の航空用コンテナの実施例を示す斜視図
である。
である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ矢視線による構造を示す断
面図である。
面図である。
【図３】図１におけるＢ−Ｂ矢視線による構造を示す断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の航空用コンテナの実施例における扉部
を説明するための端面図である。
を説明するための端面図である。
１ 航空用コンテナ ２ コンテナ本体 ３ 壁面 ４ 角部 ５ 扉部 ６ モール ７ 基台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 90/02 Ｂ６５Ｄ 1/00 Ｃ
Claims (4)
- 【請求項１】コンテナ本体（２）と、該コンテナ本体
（２）の任意の箇所に開閉自在に備えた扉部（５）と、
を具備する航空用コンテナ（１）であって、 前記コンテナ本体（２）をポリカーボネートにより一体
成型するとともに、コンテナ本体（２）の壁面（３）を
コンテナ本体（２）の内部側に湾曲させ、更に、コンテ
ナ本体（２）における角部（４）に丸みを持たせたこと
を特徴とする航空用コンテナ。 - 【請求項２】前記扉部（５）を布材により形成したこと
を特徴とする請求項１に記載の航空用コンテナ。 - 【請求項３】前記扉部（５）をケブラー材により形成し
たことを特徴とする請求項２に記載の航空用コンテナ。 - 【請求項４】前記コンテナ本体（２）を、ポリカーボネ
ートの粉末を用いて回転成型により形成したことを特徴
とする請求項１乃至請求項３に記載の航空用コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000387490A JP2002193381A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 航空用コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000387490A JP2002193381A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 航空用コンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002193381A true JP2002193381A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18854413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000387490A Pending JP2002193381A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 航空用コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002193381A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008534396A (ja) * | 2005-03-25 | 2008-08-28 | フェデックス コーポレイション | 火災を抑止および／または抑制するコンテナおよび方法 |
| WO2022271597A1 (en) * | 2021-06-22 | 2022-12-29 | Gstc Llc | Carbon fiber air cargo container |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387490A patent/JP2002193381A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008534396A (ja) * | 2005-03-25 | 2008-08-28 | フェデックス コーポレイション | 火災を抑止および／または抑制するコンテナおよび方法 |
| WO2022271597A1 (en) * | 2021-06-22 | 2022-12-29 | Gstc Llc | Carbon fiber air cargo container |
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