JP2002192739A - インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置

Info

Publication number
JP2002192739A
JP2002192739A JP2000391540A JP2000391540A JP2002192739A JP 2002192739 A JP2002192739 A JP 2002192739A JP 2000391540 A JP2000391540 A JP 2000391540A JP 2000391540 A JP2000391540 A JP 2000391540A JP 2002192739 A JP2002192739 A JP 2002192739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
valve body
valve
ink cartridge
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000391540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3684572B2 (ja
JP2002192739A5 (ja
Inventor
Yoshiharu Ariga
義晴 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000391540A priority Critical patent/JP3684572B2/ja
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to KR10-2001-7011372A priority patent/KR100484960B1/ko
Priority to ES01901496T priority patent/ES2334100T3/es
Priority to CN2008101695816D priority patent/CN101372176B/zh
Priority to PCT/JP2001/000386 priority patent/WO2001053104A1/ja
Priority to EP09165634A priority patent/EP2105308B1/en
Priority to ES09165634T priority patent/ES2383777T3/es
Priority to DE60140335T priority patent/DE60140335D1/de
Priority to EP01901496A priority patent/EP1164025B1/en
Priority to EP08015329A priority patent/EP2055489A1/en
Priority to CN 200510135139 priority patent/CN1799846B/zh
Priority to AT08015327T priority patent/ATE552980T1/de
Priority to AU27083/01A priority patent/AU2708301A/en
Priority to CNB018000142A priority patent/CN100439106C/zh
Priority to EP08015326A priority patent/EP2052862B1/en
Priority to US09/937,130 priority patent/US6834945B2/en
Priority to AT01901496T priority patent/ATE447488T1/de
Priority to KR10-2003-7017029A priority patent/KR100505287B1/ko
Priority to KR1020037017027A priority patent/KR100583290B1/ko
Priority to KR1020037017028A priority patent/KR100617280B1/ko
Priority to EP08015327A priority patent/EP2052863B1/en
Priority to ES08015326T priority patent/ES2386656T3/es
Priority to ES08015327T priority patent/ES2382127T3/es
Priority to CN2008101695801A priority patent/CN101386230B/zh
Priority to CN2008101695799A priority patent/CN101386229B/zh
Priority to AT09165634T priority patent/ATE554936T1/de
Priority to HK02104581.5A priority patent/HK1044911A1/zh
Publication of JP2002192739A publication Critical patent/JP2002192739A/ja
Priority to US10/228,924 priority patent/US6874876B2/en
Publication of JP2002192739A5 publication Critical patent/JP2002192739A5/ja
Priority to US11/090,894 priority patent/US7380909B2/en
Publication of JP3684572B2 publication Critical patent/JP3684572B2/ja
Application granted granted Critical
Priority to US11/700,113 priority patent/US7566120B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクパック内におけるインクの脱気度およ
びクリーン度を保証することができるインクカートリッ
ジおよびインクジェット式記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッドにインク経路を介して接続す
るインク導入管に着脱可能なインク導出管(栓体)50
と、この栓体50に接続されインクを内封するインクパ
ックとを備えたインクカートリッジであって、栓体50
内にインク導入管の着脱によって開閉する第一弁体を配
設するとともに、この第一弁体のインク供給側に位置す
る第二弁体63を配設し、この第二弁体63は、栓体5
0の管路を常時閉塞し、かつインクパックの加圧による
インクの流動によって開放する逆止弁からなる構成とさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドにイン
クを供給するように構成されたインクカートリッジおよ
びこれを用いたインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、一般にキ
ャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動するイ
ンクジェット式の記録ヘッドと、この記録ヘッドの移動
方向と直交する方向に記録用紙を相対的に移動させる紙
送り手段とを備えている。このようなインクジェット式
記録装置において、記録用紙に対する印刷は、印刷デー
タに基づいて記録ヘッドよりインク滴を吐出させること
により行われる。そして、キャリッジ上に例えばブラッ
ク,イエロー,シアンおよびマゼンタの各インクの吐出
可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキ
スト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えるこ
とにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0003】そのため、記録ヘッドに各インクを供給す
るインクカートリッジが記録装置内に配設されている。
通常のインクジェット式記録装置にあっては、前記ブラ
ック,イエロー,シアンおよびマゼンタのインクが貯留
された各インクカートリッジがキャリッジ上に載置さ
れ、キャリッジと共に移動する。一方、例えばオフィス
向けまたは業務用に提供されるこの種の記録装置におい
ては、比較的大量の印刷に対応させるために、大容量の
インクカートリッジがキャリッジ外に配置されている。
【0004】また、例えば装置本体側に配置されたカー
トリッジホルダにインクカートリッジとしてのメインタ
ンクを装填させる形式の記録装置が提供されている。そ
して、記録ヘッドが搭載されたキャリッジ上にはサブタ
ンクが配置され、各メインタンクから各サブタンクに対
してインク補給チューブ(インク経路)を介してそれぞ
れインクを補給し、さらに各サブタンクからそれぞれ記
録ヘッドに対してインクを供給するように構成されてい
る。
【0005】ところで、昨今においては、キャリッジ走
査距離の長い大型の記録装置であって、より大きな紙面
に対して印刷を行うことが可能な記録装置の需要が高ま
っている。このような記録装置においては、スループッ
トを向上させるために、印刷を実行しながら、各メイン
タンクから各サブタンクに対して逐次インクを補給し、
各サブタンクからそれぞれ記録ヘッドに対してインクを
安定して供給するような機能が求められる。
【0006】このような機能を充足させるための手段と
しては、例えばメインタンクにおけるインクパックを空
気で加圧することにより、メインタンクからサブタンク
に対してインク流を発生させて、サブタンクに対してイ
ンクの補給を可能にする構成が好適に採用される。加え
て、キャリッジ上に搭載された各サブタンクにおいて
は、記録ヘッドにおけるインクの消費に応じて、メイン
タンクからのインクの受け入れ量が調整できるような構
成を採用することにより、各サブタンクにおいては常に
ほぼ一定量のインクを貯留することが可能となる。
【0007】従来、この種のインクジェット式記録装置
には、図13(a)および(b)に示すような栓体を有
し、カートリッジホルダ(インク導入管)に対して着脱
(挿抜)可能なインクカートリッジを備えたものが採用
されている。このインクカートリッジの栓体につき、図
13(a)および(b)を用いて概略説明すると、同図
において、符号50で示す栓体は、インクパック(図示
せず)のインク導出管として構成され、記録装置用ヘッ
ド(図示せず)にインク経路(図示せず)を介して接続
するインク導入管57に着脱可能に取り付けられる。
【0008】この栓体50のインク出口内には、円環状
のゴムパッキン50aが嵌め込まれている。また、栓体
50内には、軸線方向に沿って移動し、前記ゴムパッキ
ン50aの開口部をコイル状ばね部材50cの付勢力に
よって閉塞し得る弁体50bが配置されている。なお、
前記インク導入管57の先端部には、前記インク導出管
50の装着状態において、前記インクパックからインク
を前記インク経路に導出し得るような開口57aが設け
られている。
【0009】このような構成により、栓体50が図13
(a)に示すようにインク導入管57から離脱している
場合には、ゴムパッキン50aの開口部が弁体50bに
よって閉塞されているため、インクパックからのインク
が栓体50,インク導入管57およびインク経路を介し
て記録装置用ヘッドに供給されることはない。一方、栓
体50が図13(b)に示すようにインク導入管57に
装着されている場合には、ゴムパッキン50aの開口部
がインク導入管57の押圧による弁体50bの移動によ
って開放されているため、インクパックからインクが栓
体50,インク導入管57およびインク経路を介して記
録装置用ヘッドに供給可能な状態とされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような記
録装置においては、弁体50bがインク導入管57の栓
体50への差し込みによる押圧によって開放するもので
あるため、次に示すような問題を抱えている。すなわ
ち、栓体50とインク導入管57とを装着する前の状態
において、ユーザが栓体50内にスクリュードライバ等
の棒状体を差し込んで弁体50bを開放させた場合に
は、外気がインクパック内に流入する。このような状態
となったインクカートリッジを記録装置に装着した場
合、流入した空気が記録ヘッドへ送られ吐出不良となっ
てしまう問題となる。また、印刷時にメインタンクとサ
ブタンクとを接続するインク流路中に配置されるインク
補給バルブが故障した場合には、メインタンク外に流出
したインクがインクパック内に再度流入(逆流)する。
このため、メインタンクのインクパック内におけるイン
クの脱気度およびクリーン度を保証することができない
という問題もある。
【0011】本発明は、このような技術的な課題を解決
するためになされたものであり、インクパック内に対す
る空気の流入およびインクの逆流を阻止することがで
き、もってインクパック内におけるインクの脱気度およ
びクリーン度を保証することができるインクカートリッ
ジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置を提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係るインクカートリッジは、記
録装置用ヘッドにインク経路を介して接続するインク導
入管に挿抜可能なインク導出管と、このインク導出管に
接続されインクを内封するインクパックとを備えたイン
クカートリッジであって、前記インク導出管内に前記イ
ンク導入管の着脱によって開閉する第一弁体を配設する
とともに、この第一弁体のインク供給側に位置する第二
弁体を配設し、前記第二弁体は、前記インク導出管の管
路を常時閉塞し、かつ前記記録装置用ヘッドへのインク
供給時のインクの流動によって開放する逆止弁からなる
ことを特徴とする。
【0013】このように構成されているため、インク導
入管とインク導出管の装着状態においてインクがインク
パック外に流動すると、この流動力を閉弁状態の第二弁
体が受けて開弁状態となり、インク導出管とインク導入
管とが連通する。一方、インク導出管内に外気および逆
流インクが流動すると、この流動力を閉弁状態の第二弁
体が受けて閉弁状態を維持し、インク導出管とインク導
入管とが連通することはない。したがって、インクパッ
クに対する外気の流入およびインクの逆流を阻止するこ
とができ、インクパック内におけるインクの脱気度およ
びクリーン度を保証することができる。
【0014】この場合、前記第二弁体が、薄片からなる
ことが望ましい。このように構成されているため、閉弁
時に第二弁体の一方端面がインク導入管の管路を閉塞す
る。さらに、前記第二弁体が、前記管路の軸線方向に移
動可能な弁体である構成とされる。このように構成され
ているため、第二弁体が管路の軸線方向に移動して閉弁
状態から開弁状態となり、また開弁状態から閉弁状態と
なる。また、前記第二弁体が、弾性変形可能な素材によ
って形成されている構成も採用し得る。このように構成
されているため、第二弁体をインク導出管に固定し、逆
止弁として機能させることができる。
【0015】また、前記第二弁体が、球体からなる構成
も採用し得る。このように構成されているため、閉弁時
に第二弁体の球面がインク導入管の管路を閉塞する。こ
の場合、前記第二弁体の比重が、インクの比重と同一で
あることが望ましい。このように構成されているため、
インクの流動によって第二弁体の移動が円滑に行われ、
逆止弁としての機能が十分に発揮される。
【0016】また、前記第一弁体と前記第二弁体との間
に、ストッパが配置されていることが望ましい。このよ
うに構成されているため、第二弁体がストッパと閉弁位
置との間を管路の軸線に沿って移動する。さらに、前記
第二弁体の側方に、移動規制片が配置されていることが
望ましい。このように構成されているため、移動規制片
によって管路の軸線方向と直角な方向への第二弁体の移
動が規制される。
【0017】また、前記第二弁体に対応する弁座が、イ
ンク被供給側に突出して形成されていることが望まし
い。このように構成されているため、第二弁体の縁部に
インクパック側に突出するようなばりが発生している
と、この発生ばりを閉弁状態において弁体周囲の空間部
に位置付けることができる。そして、前記インク導出管
にインク被供給側に開口する凹部が形成され、この凹部
内に前記移動規制片の先端部が配置されている構成とさ
れる。このように構成されているため、凹部の形成面と
移動規制片の先端部間への第二弁体の入り込みを阻止す
ることができる。
【0018】一方、本発明に係るインクジェット式記録
装置は、印刷領域と非印刷領域との間を往復可能なヘッ
ド装着用のキャリッジを備えたインクジェット式記録装
置において、前記したインクカートリッジを用いたこと
を特徴とする。このように構成されているため、インク
パックへの外気および逆流インクの流動を阻止すること
ができ、インクパック内におけるインクの脱気度および
クリーン度を保証することができるインクジェット式記
録装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクカート
リッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置に
つき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1
は、インクジェット式記録装置の基本構成を平面図で示
したものである。図中符号1で示すキャリッジは、キャ
リッジモータ2によって駆動されるタイミングベルト3
を介し、ガイド部材4に案内されて紙送り部材5の長手
方向、すなわち記録用紙の幅方向である主走査方向に往
復移動されるように構成されている。そして、図1には
示されていないが、キャリッジ1の紙送り部材5に対向
する面には、インクジェット式の記録ヘッド6が搭載さ
れている。
【0020】また、前記キャリッジ1には、前記記録ヘ
ッド6にインクを供給するためのサブタンク7a〜7d
が搭載されている。これらサブタンク7a〜7dは、そ
の内部において各インクを一時的に貯留するために、ブ
ラック,イエロー,マゼンタおよびシアンの各インクに
対応して4個具備されている。そして、これら各サブタ
ンク7a〜7dには、装置本体に配置されたカートリッ
ジホルダ8に装填されたインクカートリッジとしてのメ
インタンク9a〜9dから、可撓性材料からなるインク
補給チューブ10,10,…をそれぞれ介して各インク
が供給されるように構成されている。
【0021】なお、前記したインクカートリッジとして
の各メインタンク9a〜9dは、その外郭形状が偏平状
に形成されている。そして、前記カートリッジホルダ8
において、偏平状の面がそれぞれ鉛直面に対向するよう
に、いわゆる縦置き状態で装着されている。
【0022】一方、前記キャリッジ1の移動経路上にお
ける非印字領域(ホームポジション)には、前記記録ヘ
ッド6のノズル形成面を封止することができるキャッピ
ング手段11が配置されている。さらに、このキャッピ
ング手段11の上面には、前記記録ヘッド6のノズル形
成面を封止し得るゴム等の可撓性素材により形成された
キャップ部材11aが配置されている。そして、前記キ
ャリッジ1がホームポジションに移動したときに、前記
キャップ部材11aによって記録ヘッドのノズル形成面
を封止することができるように構成されている。
【0023】このキャップ部材11aは、記録装置の休
止期間中において前記記録ヘッド6のノズル形成面を封
止し、ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能す
る。また、キャップ部材11aには、図には示されてい
ないが、吸引ポンプ(チューブポンプ)におけるチュー
ブの一端が接続され、吸引ポンプによる負圧を前記記録
ヘッド6に作用させて、この記録ヘッド6からインクを
吸引排出させるクリーニング動作が実行されるように構
成されている。そして、前記キャッピング手段11の印
字領域側に隣接してゴムなどの弾性素材によるワイピン
グ部材12が配置され、必要に応じて記録ヘッド6のノ
ズル形成面を払拭して清掃することができるように構成
されている。
【0024】図2は、図1に示した記録装置に搭載され
たインク供給システムの構成を模式的に示したものであ
り、このインク供給システムについてそれぞれ相当する
各部を同一符号で示した図1と共に説明する。図1およ
び図2において、符号21は空気加圧ポンプを示す。こ
の空気加圧ポンプ21により加圧された空気は、圧力調
整弁22に供給され、さらに圧力検出器23を介して前
記した各メインタンク9a〜9d(図2においては代表
して符号9で示す。)にそれぞれ供給されるように構成
されている。
【0025】なお、前記圧力調整弁22は、空気加圧ポ
ンプ21によって加圧された空気圧が所定以上に達した
時に、開弁状態として各メインタンク9a〜9dに加わ
る空気圧を所定の範囲に維持させる機能を有している。
【0026】また、前記圧力検出器23は、空気加圧ポ
ンプ21によって加圧された空気圧を検知し、空気加圧
ポンプ21の駆動を制御するように機能する。すなわ
ち、空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧が所
定の圧力に達したことを検出した場合には、空気加圧ポ
ンプ21の駆動を停止させる。また、圧力検出器23に
よって空気圧が定められた圧力以下となったことを検出
した場合には、空気加圧ポンプ21を駆動させる。した
がって、この繰り返しによって前記した各メインタンク
9a〜9dに加わる空気圧は所定の範囲に維持される。
【0027】前記メインタンク9(インクカートリッ
ジ)の外郭ケース内には、図2に示すように、インクを
封入した可撓性素材により形成されたインクパック24
が収納されている。そして、メインタンク9とインクパ
ック24とで形成される空間が圧力室25を構成してお
り、この圧力室25内に前記圧力調整弁22,圧力検出
器23を介した空気加圧ポンプ21からの加圧空気が供
給されるように構成されている。
【0028】この構成により、前記各メインタンク9a
〜9d内に収納された各インクパック24は、それぞれ
加圧空気による圧力を受け、各メインタンク9a〜9d
から各サブタンク7a〜7dに対して所定の圧力による
インク流が発生するようになされる。なお、前記各メイ
ンタンク9a〜9dにおいて加圧されたインクは、各イ
ンク補給バルブ26,26,…および各インク補給チュ
ーブ10,10,…を介して、キャリッジ1に搭載され
た各サブタンク7a〜7d(図2においては代表して符
号7で示す。)に供給される。
【0029】図2に示すように、サブタンク7には内部
にフロート部材31が配置されており、そのフロート部
材31には永久磁石32が取り付けられている。そし
て、ホール素子に代表される磁電変換素子33a,33
bが、基板34に実装されてサブタンク7の側壁に添接
されている。これにより、フロート部材31の浮上位置
にしたがった永久磁石32による磁力線量に応じて、ホ
ール素子33a,33bにより電気的出力を発生するイ
ンク量検出手段を構成している。
【0030】したがって、例えばサブタンク7内のイン
ク量が少なくなった場合には、サブタンク内に収納され
たフロート部材31の位置が重力方向に移動し、これに
伴い永久磁石32の位置も重力方向に移動する。このた
め、永久磁石32の移動によるホール素子33a,33
bの電気的出力は、サブタンク7内のインク量として感
知することができ、ホール素子33a,33bにより得
られた電気的出力によってインク補給バルブ26が開弁
される。
【0031】これにより、前記メインタンク9内で加圧
されているインクは、インク量が低下したそれぞれのサ
ブタンク7内に個別に送出される。そして、当該サブタ
ンク7内におけるインク量が所定の容量に達した場合に
は、前記したホール素子33a,33bの電気的出力に
基づいてインク補給バルブ26が閉弁される。このよう
な繰り返しにより、メインタンク9からサブタンク7に
対して断続的にインクが補給されるように作用し、各サ
ブタンク7内には常にほぼ一定の範囲のインクが貯留さ
れる。
【0032】そして、前記各サブタンク7からはバルブ
35およびチューブ36を介して前記記録ヘッド6に対
してインクが供給されるように構成されている。このた
め、前記記録ヘッド6のアクチェータ(図示せず)に供
給される印刷データに基づいて、記録ヘッド6のノズル
形成面に形成されたノズル開口6aよりインク滴が吐出
されるように作用する。
【0033】図3は、以上のように構成されたインクジ
ェット式記録装置に用いられるインクカートリッジ(前
記したメインタンク9)の全体構成を示す斜視図であ
る。図3に示すように、前記インクパック24の外郭ケ
ースは、第一ケース41および第二ケース42により構
成されている。
【0034】このうち第二ケース42は、第一ケース側
に開放されて偏平状の函型形状になされており、その内
部に例えばブラックインクを封入した状態の前記インク
パック24(図2参照)を収納し得るように構成されて
いる。また、この第二ケース42の開放部は、前記イン
クパック24を収納した状態において、フィルム部材
(図示せず)によって密閉されている。さらに、前記第
二ケース42の角部には、それぞれが互いに直交する二
面部が開放された切り欠き42aおよびこの切り欠き4
2a内に位置する載置部42bが設けられている。な
お、前記フィルム部材は、前記第二ケース42の開放部
を構成する側壁上端面に融着されることによって固定さ
れている。
【0035】前記第一ケース41は、第二ケース側に開
放されて同じく扁平状の函型形状になされており、前記
第二ケース42(フィルム部材の融着面側)に装着され
ている。また、前記インクパック24は、ガスバリア性
を確保するために、中間層としてのアルミ箔を二枚の可
撓性フィルム(例えば、内側および外側をそれぞれポリ
エチレンフィルムとナイロンフィルムとする)で挟み込
み、これを袋状にして形成されている。
【0036】このようなインクカートリッジとしての前
記メインタンク9においては、図3に示すように、前記
カートリッジケース(インクパック24の外郭ケース)
の一面部に、記録装置へ装填する場合に利用される位置
決め手段としての一対の開口孔51が形成されている。
これら両開口孔51は、栓体50の両側に配置されてい
る。なお、これら両開口孔51は、前記下ケース42を
例えば射出成形する場合に同時に形成される。
【0037】また、前記カートリッジケースの長手方向
端縁におけるほぼ中央部(両開口孔51のほぼ中間位
置)には、前記インクパック24に接続する前記栓体5
0が配置されている。前記カートリッジケースにおける
各開口孔51の外側には、加圧空気導入口52と回路基
板(IC基板)53がそれぞれ配置されている。
【0038】前記加圧空気導入口52は、前記第二ケー
ス42を成形する場合において中空状に同時成形され、
前記インクカートリッジ9内に加圧空気を導入し得るよ
うに構成されている。前記回路基板53は、インクに関
する情報データ、例えば色種,顔料/染料系インクの種
別,インク残量,シリアル番号,有効期限および対象機
種等のデータを書き込み可能に保存した記憶素子(図示
せず)を有し、前記下ケース42の載置部42b上に取
り付けられている。
【0039】また、この回路基板53は、前記メインタ
ンク9を記録装置側の前記カートリッジホルダ8に装着
した状態において、カートリッジホルダ8側に配置され
た端子機構59に接続される。そして、前記した情報デ
ータの授受が、記録装置に内蔵されているデータ識別素
子(CPU)と前記端子機構59を介して前記回路基板
53との間でなされるように構成されている。なお、前
記したインク残量に関する情報データについては、前記
インクカートリッジ9を前記カートリッジホルダ8から
引き抜いた(カートリッジ・ホルダ間の接続を解除し
た)場合に、前記記憶素子において書き込まれる。
【0040】図4は、前記カートリッジホルダ8側に配
置された接続機構55を示す斜視図である。図4に示す
ように、前記接続機構55(カートリッジホルダ8)に
は、円柱状に形成された一対の位置決めピン56が配置
されている。そして、これら両位置決めピン56は、前
記各開口孔51に着脱自在に嵌合するように構成されて
いる。また、前記カートリッジホルダ8の長手方向ほぼ
中央部には、前記栓体50内に挿抜可能なインク導入管
57が取り付けられている。このインク導入管57は、
前記サブタンク7に前記インク補給チューブ10を介し
て接続されている。
【0041】このような構成において、インクカートリ
ッジ9をカートリッジホルダ8(接続機構55)に接続
するには、メインタンク側の両開口孔51に対し、記録
装置側に配置された二つの位置決めピン56を差し込
み、インク導出管(栓体)50とインク導入管57とを
連通させることにより行われる。この場合、インク導入
管57が栓体50内に差し込まれると、インクカートリ
ッジ9から記録装置側のサブタンク7にインクを導入し
得る態勢とされる。また、前記加圧空気導入口52がカ
ートリッジホルダ8側に配置された加圧空気送出口58
に接続され、メインタンク9側に加圧空気を送出し得る
態勢にされる。
【0042】次に、前記メインタンク9の栓体50内に
配置された弁構造につき、図5乃至図7を用いて説明す
る。図5(a)および(b)は本発明の第一実施形態に
係るインクカートリッジにおける栓体の全体を示す局部
断面図である。図6(a)および(b)はインクカート
リッジにおける栓体の第一管体と第二管体を示す斜視
図、図7(a)および(b)は同じくインクカートリッ
ジにおける栓体の第一管体と第二管体を示す平面図であ
る。図5乃至図7において、前記栓体50は、第一管体
61および第二管体62を有し、前記カートリッジホル
ダ8のインク導入管57に着脱可能に構成されている。
【0043】この栓体50のインク被供給側には第一弁
体としての前記弁体50b(図13に図示)が配置さ
れ、またインク供給側(インクパック側)には第二弁体
としての弁体63(後述)が配置されている。なお、前
記弁体50bは、前記したように、前記栓体50が前記
インク導入管57に挿入されることによって開弁状態と
なり、かつ前記インク導入管57から引き抜かれること
によって閉弁状態となる開閉弁によって構成されてい
る。
【0044】図6(a)および図7(a)に示す前記第
一管体61内には、前記インク導入管57に接続可能な
流入路61aおよびこの流入路61aを横切るようなス
トッパ64が設けられている。前記流入路61aの路壁
には、円周方向に等間隔をもって並列し、かつ前記弁体
63の側方(流入路61aの軸線方向と直角な方向)へ
の移動を規制する二つのストッパ面61bが形成されて
いる。また、前記第一管体61のインク供給側端面に
は、前記流入路61a外に位置し、かつ円周方向に等間
隔をもって並列する一対の位置決め用凸部61cが一体
に設けられている。
【0045】前記ストッパ64は、インク供給口64a
を有する平面十字状の薄片からなり、前記弁体63のイ
ンク被供給側(弁体50bのインク供給側)に配置され
ている。このストッパ64には、前記ストッパ面61b
と円周方向に所定の間隔をもって並列し、かつインク供
給側に突出する一対の移動規制片65が一体に設けられ
ている。
【0046】図6(b)および図7(b)に示す前記第
二管体62は、図5(a)および(b)に示すように、
そのインク被供給側端部を前記流入路61a内に圧入し
て前記第一管体61に固定されている。この第二管体6
2内には、前記流入路61aに連通可能な流出路62a
およびこの流出路62aのインク被供給側開口周縁に延
在する弁座(弁座環)62bが設けられている。前記流
出路62aは、前記インクパック24に接続されてい
る。前記弁座62bは、前記第二管体62のインク被供
給側端面よりインク被供給側に突出して形成されてい
る。そして、図8(a)に示すように、前記弁体63の
縁部にインク被供給側に突出するようなばり63aが発
生している場合に、この発生ばり63aを閉弁状態にお
いて弁座62b周囲の空間部に位置付けるように構成さ
れている。
【0047】また、前記第二管体62には、インク被供
給側端面に開口し、かつ前記両移動規制片65の先端部
がそれぞれ臨む二つの凹部62cが設けられている。そ
して、図8(b)に示すように、前記第二管体62のイ
ンク被供給側端面62Aと前記移動規制片65の先端面
65A間への弁体63の入り込みを阻止するように構成
されている。前記第二管体62のインク供給側端部に
は、前記両位置決め用凸部61cの先端部がそれぞれ挿
通する二つの挿通孔66aを有し、かつ前記第一管体6
1のインク供給側端面に対接するフランジ66が一体に
設けられている。なお、前記両管体61,62は、第二
管体62のインク被供給側端部を第一管体61の流入路
61a内に圧入した後、フランジ66の挿通孔66aに
挿通する位置決め用凸部61cの挿通端部をかしめるこ
とにより抜け止めされる。
【0048】前記弁体63は、前記インク導出管57の
管路を常時閉塞し、かつ前記インクパック24の加圧に
よるインクの流動によって開放する逆止弁によって構成
されている。また、この弁体63は、前記流出路62a
内における前記第二管体62(インク被供給側端面)と
前記ストッパ64との間に往復可能に配設されている。
そして、全体が前記弁座62bに着座可能なステンレス
等の金属材料あるいはポリプロピレン,ポリエチレン等
の合成樹脂材料からなる平面円形状の薄板によって形成
されている。
【0049】以上の構成により、加圧空気ポンプ21の
加圧によってインクパック24内のインクがインクパッ
ク24外に流出してインク被供給側に流動すると、この
流動力を閉弁状態の弁体63が弁座62bから離間する
方向に受けてインク被供給側に移動し、図9(a)およ
び(b)に示すように開弁状態となる。このため、第一
管体61と第二管体62(栓体50とインク導入管5
7)とが連通し、インクパック24からのインクが図9
(b)に矢印で示すように流出路62aおよび流入路6
1a内を流動してインク導入管57に供給される。
【0050】一方、ユーザが栓体50内にスクリュード
ライバ等の棒状体を差し込んで弁体50bを開放させた
場合、また印刷時にインク補給バルブ26が故障した場
合には、弁体63によって栓体50の流出路62aが閉
塞されたままである。すなわち、図10(b)に示すよ
うに栓体50外の空気および逆流インクがインクパック
側に向かって流入路61a内を流動すると、この流動力
を閉弁状態の弁体63が弁座62bに着座する方向に受
けて閉弁状態を維持する。このため、図10(a)およ
び(b)に示すように第一管体61と第二管体62(栓
体50とインク導入管57)とが連通せず、逆流インク
あるいは外気がインクパック24内に流入することはな
い。
【0051】したがって、本実施形態においては、イン
クパック24に対する外気の流入およびインクの逆流を
阻止することができ、インクパック24内におけるイン
クの脱気度およびクリーン度を保証することができる。
なお、前記弁体63は、インクの流動によって流入路6
1a内を移動するに際し、ストッパ64によって流入路
61aにおけるインク被供給側への移動が規制される。
また、移動規制片65およびストッパ面61bによって
流入路61aにおける径方向(軸線方向と直角な方向)
への移動が規制される。これにより、弁体63が流入路
61a内を軸線に沿って移動し、流入路61a内の軸線
方向二位置間における弁体63の円滑動作が行われる。
【0052】次に、前記栓体内に配置された弁構造(第
二実施形態)につき、図11(a)および(b)を用い
て説明する。図11(a)および(b)は、本発明の第
二実施形態に係るインクカートリッジの開弁状態と閉弁
状態を示す断面図で、同図において図5乃至図10と同
一または同等の部材については同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。同図において、前記栓体50は、前
記第一管体61および第二管体72を有し、前記カート
リッジホルダ8のインク導入管57に着脱可能に構成さ
れている。
【0053】この栓体50のインク被供給側には、第一
弁体としての前記弁体50b(図13に図示)が配置さ
れ、またインク供給側(インクパック側)には第二弁体
としての弁体73(後述)が配置されている。なお、前
記弁体50bは、前記したように、前記栓体50が前記
インク導入管57に挿入されることによって開弁状態と
なり、かつ前記インク導入管57から引き抜かれること
によって閉弁状態となる開閉弁によって構成されてい
る。
【0054】前記第二管体72は、そのインク被供給側
端部を前記流入路61a内に圧入して前記第一管体61
に固定されている。この第二管体72内には、前記流入
路61aに連通可能な流出路72aおよびこの流出路7
2aのインク被供給側開口周縁に延在する弁座72bが
設けられている。前記流出路72aは、前記インクパッ
ク24に接続されている。前記弁座72bは、前記第二
管体72のインク被供給側端面と同一の面上に配置され
ている。前記第二管体72のインク供給側端部には、前
記両位置決め用凸部61cの先端部がそれぞれ挿通する
二つの挿通孔76aを有し、かつ前記第一管体61のイ
ンク供給側端面に対接するフランジ76が一体に設けら
れている。なお、前記両管体61,72は、第二管体7
2のインク被供給側端部を第一管体61の流入路61a
内に圧入した後、フランジ76の挿通孔76aに挿通す
る位置決め用凸部61cの挿通端部をかしめることによ
り抜け止めされる。
【0055】前記弁体73は、前記インク導出管57の
管路を常時閉塞し、かつ前記インクパック24の加圧に
よるインクの流動によって開放する逆止弁によって構成
されている。また、弁体73は、前記弁座72bに着座
可能な弁体部73aを有し、前記第二管体72のインク
被供給側端面(弁座72bの外側)にスポット溶接等に
よって固定されている。そして、全体がポリプロピレ
ン,ポリエチレン等の合成樹脂材料からなる弾性変形可
能な平面円形状の薄片(薄膜)によって形成されてい
る。
【0056】以上の構成により、加圧空気ポンプ21の
加圧によってインクパック24内のインクがインクパッ
ク24外に流出してインク被供給側に流動すると、この
流動力を閉弁状態の弁体73が弁座72bから離間する
方向に受けてインク被供給側に移動し、図11(a)に
示すように開弁状態となる。このため、第一管体61と
第二管体72(栓体50とインク導入管57)とが連通
し、インクパック24からのインクが図11(a)に矢
印で示すように流出路72aおよび流入路61aを流動
してインク導入管57に供給される。
【0057】一方、ユーザが栓体50内にスクリュード
ライバ等の棒状体を差し込んで弁体50bを開放させた
場合、また印刷時にインク補給バルブ26が故障した場
合には、弁体73によって栓体50の流出路72aが閉
塞されたままである。すなわち、図11(b)に矢印で
示すように栓体50外の空気および逆流インクがインク
パック側に向かって流動すると、この流動力を閉弁状態
の弁体63が弁座72bに着座する方向に受けて閉弁状
態を維持する。このため、図11(b)に示すように第
一管体61と第二管体72(栓体50とインク導入管5
7)とが連通せず、逆流インクあるいは外気がインクパ
ック24内に流入することはない。したがって、本実施
形態においては、第一実施形態と同様に、インクパック
24に対する外気の流入およびインクの逆流を阻止する
ことができ、インクパック24内におけるインクの脱気
度およびクリーン度を保証することができる。
【0058】次に、前記栓体内に配置された弁構造(第
三実施形態)につき、図12(a)および(b)を用い
て説明する。図12(a)および(b)は、本発明の第
三実施形態に係るインクカートリッジの開弁状態と閉弁
状態を示す断面図で、同図において図5乃至図10と同
一または同等の部材については同一の符号を付し、詳細
な説明は省略する。同図において、前記栓体50は、前
記第一管体61および第二管体82を有し、前記カート
リッジホルダ8のインク導入管57に着脱可能に構成さ
れている。
【0059】この栓体50のインク被供給側には第一弁
体としての前記弁体50b(図13に図示)が配置さ
れ、またインク供給側(インクパック側)には第二弁体
としての弁体83(後述)が配置されている。なお、前
記弁体50bは、前記したように、前記栓体50が前記
インク導入管57に挿入されることによって開弁状態と
なり、かつ前記インク導入管57から引き抜かれること
によって閉弁状態となる開閉弁によって構成されてい
る。
【0060】前記第二管体82は、そのインク被供給側
端部を前記流入路61a内に圧入して前記第一管体61
に固定されている。この第二管体82内には、前記流入
路61aに連通可能な流出路82aおよびこの流出路8
2aのインク被供給側開口部内で円周方向に延在する弁
座82bが設けられている。前記流出路82aは、前記
インクパック24に接続されている。前記弁座62b
は、前記流出路82aのインク被供給側開口部がインク
供給側からインク被供給側に向かって広がるような傾斜
面で形成されている。
【0061】また、前記第二管体82には、インク被供
給側端面に開口し、かつ前記両移動規制片65の先端部
がそれぞれ臨む二つの凹部82cが設けられている。前
記第二管体82のインク供給側端部には、前記両位置決
め用凸部61cの先端部がそれぞれ挿通する二つの挿通
孔86aを有し、かつ前記第一管体61のインク供給側
端面に対接するフランジ86が一体に設けられている。
なお、前記両管体61,82は、第二管体82のインク
被供給側端部を第一管体61の流入路61a内に圧入し
た後、フランジ86の挿通孔86aに挿通する位置決め
用凸部61cの挿通端部をかしめることにより抜け止め
される。
【0062】前記弁体83は、前記インク導出管57の
管路を常時閉塞し、かつ前記インクパック24の加圧に
よるインクの流動によって開放する逆止弁によって構成
されている。そして、弁体83は、前記第二管体82と
前記ストッパ64との間に往復かつ自転可能に配設さ
れ、全体が前記弁座82bに着座可能なステンレス等の
金属材料あるいはポリプロピレン,ポリエチレン等の合
成樹脂材料からなる球体によって形成されている。な
お、前記弁体83は、その移動がインクの流動によって
円滑に行われ、かつ逆止弁としての機能が十分に発揮さ
れるために、インクパック24内のインクの比重と同一
の比重(1.06×10-3g/mm3 程度)をもつ材料
によって形成されていることが望ましい。
【0063】以上の構成により、加圧空気ポンプ21の
加圧によってインクパック24内のインクがインクパッ
ク24外に流出してインク被供給側に流動すると、この
流動力を閉弁状態の弁体83が弁座82bから離間する
方向に受けてインク被供給側に移動し、図12(a)に
示すように開弁状態となる。このため、第一管体61と
第二管体82(栓体50とインク導入管57)とが連通
し、インクパック24からのインクが図12(a)に矢
印で示すように流出路82aおよび流入路61aを流動
してインク導入管57に供給される。
【0064】一方、ユーザが栓体50内にスクリュード
ライバ等の棒状体を差し込んで弁体50bを開放させた
場合、また印刷時にインク補給バルブ26が故障した場
合には、弁体83によって栓体50の流出路82aが閉
塞されたままである。すなわち、図12(b)に矢印で
示すように栓体50外の空気および逆流インクがインク
パック側に向かって流動すると、この流動力を閉弁状態
の弁体83が弁座82bに着座する方向に受けて閉弁状
態を維持する。このため、図12(b)に示すように第
一管体61と第二管体82(栓体50とインク導入管5
7)とが連通せず、逆流インクあるいは外気がインクパ
ック24内に流入することはない。
【0065】したがって、本実施形態において、インク
パック24に対する外気の流入およびインクの逆流を阻
止することができ、インクパック24内におけるインク
の脱気度およびクリーン度を保証し得ることは、第一実
施形態および第二実施形態と同様である。なお、前記弁
体83は、インクの流動によって流入路61a内を移動
するに際し、ストッパ64によって流入路61aにおけ
るインク被供給側への移動が規制される。また、移動規
制片65およびストッパ面61bによって流入路61a
における径方向(軸線方向と直角な方向)への移動が規
制される。これにより、弁体83が流入路61a内を軸
線に沿って移動し、流入路61a内の軸線方向二位置間
における弁体83の円滑動作が行われる。
【0066】なお、これまで述べた第一,第二および第
三実施形態では、インクを供給する手段として、いずれ
も加圧空気ポンプ21の加圧によってインクパック24
内のインクを押し出す手段(方法)について述べたが、
その他のインク供給手段として次に示すようなものでも
よい。例えば、サブタンク7内を減圧ポンプ(図示せ
ず)で減圧して吸引する手段や、サブタンクを用いない
構成ではキャッピング手段11を減圧ポンプ(図示せ
ず)で減圧して吸引する手段でもよい。要するに、イン
クを供給する手段は、インクパック24とサブタンク7
との間あるいはインクパック24と記録ヘッド6との間
に圧力差を発生させるものであれば、いかなるものでも
よい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクパックに対する外気の流入およびインクの逆流を阻
止することができるため、インク供給時に記録装置用ヘ
ッドへ空気を送ることがなく、またインクパック内にお
けるインクの脱気度およびクリーン度を保証することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット式記録装置の一例
を示す平面図である。
【図2】図1に示す記録装置におけるインクカートリッ
ジから記録ヘッドに至るインク供給システムを示す模式
図である。
【図3】インクカートリッジの外観構成を示す斜視図で
ある。
【図4】カートリッジホルダに配置された接続機構を示
す斜視図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明の第一実施形態
に係るインクカートリッジの要部を示す断面図である。
【図6】(a)および(b)は、本発明の第一実施形態
に係るインクカートリッジの第一管体と第二管体を示す
斜視図である。
【図7】(a)および(b)は、本発明の第一実施形態
に係るインクカートリッジの第一管体と第二管体を示す
平面図である。
【図8】(a)および(b)は第二弁体にばりが発生し
ている場合と第二管体と移動規制片間への第二弁体の入
り込みが阻止される場合について説明するために示す断
面図である。
【図9】(a)および(b)は、本発明の第一実施形態
に係るインクカートリッジの開弁状態を拡大して示す断
面図である。
【図10】(a)および(b)は、本発明の第一実施形
態に係るインクカートリッジの閉弁状態を拡大して示す
断面図である。
【図11】(a)および(b)は、本発明の第二実施形
態に係るインクカートリッジの開弁状態と閉弁状態を示
す断面図である。
【図12】(a)および(b)は、本発明の第三実施形
態に係るインクカートリッジの開弁状態と閉弁状態を示
す断面図である。
【図13】(a)および(b)は、従来におけるインク
カートリッジの栓体とインク導入管の離脱状態と装着状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録ヘッド 7(7a,7b,7c,7d) サブタンク 8 カートリッジホルダ 9(9a,9b,9c,9d) メインタンク(インク
カートリッジ) 10 インク補給チューブ 21 空気加圧ポンプ 22 圧力調整弁 23 圧力検出器 24 インクパック 25 圧力室 26 インク補給バルブ 41 第一ケース 42 第二ケース 50 栓体(インク導出管) 51 開口孔 52 加圧空気導入口 53 回路基板 55 接続機構 56 位置決めピン 57 インク導入管 61 第一管体 61a 流入路 61b ストッパ面 61c 位置決め用凸部 62 第二管体 62a 流出路 62b 弁座 62c 凹部 63 弁体 64 ストッパ 64a インク供給口 65 移動規制片 66 フランジ 66a 挿通孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置用ヘッドにインク経路を介して
    接続するインク導入管に着脱可能なインク導出管と、 このインク導出管に接続され、インクを内封するインク
    パックとを備えたインクカートリッジであって、 前記インク導出管内に、前記インク導入管の着脱によっ
    て開閉する第一弁体を配設するとともに、 この第一弁体のインク供給側に位置する第二弁体を配設
    し、 この第二弁体は、前記インク導出管の管路を常時閉塞
    し、かつ前記記録装置用ヘッドへのインク供給時のイン
    クの流動によって開放する逆止弁からなることを特徴と
    するインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記第二弁体が、薄板からなることを特
    徴とする請求項1に記載されたインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記第二弁体が、前記管路の軸線方向に
    移動可能な弁体であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載されたインクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記第二弁体が、弾性変形可能な素材に
    よって形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載されたインクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記第二弁体が、球体からなることを特
    徴とする請求項3に記載されたインクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記第二弁体の比重が、インクの比重と
    同一であることを特徴とする請求項5に記載されたイン
    クカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記第一弁体と前記第二弁体との間に、
    ストッパが配置されていることを特徴とする請求項3,
    請求項5または請求項6に記載されたインクカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 前記第二弁体の側方に、移動規制片が配
    置されていることを特徴とする請求項3または請求項5
    乃至請求項7のいずれかに記載されたインクカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記第二弁体に対応する弁座が、インク
    被供給側に突出して形成されていることを特徴とする請
    求項3,請求項7および請求項8のいずれかに記載され
    たインクカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記インク導出管にインク被供給側に
    開口する凹部が形成され、この凹部内に前記移動規制片
    の先端部が配置されていることを特徴とする請求項8ま
    たは請求項9に記載されたインクカートリッジ。
  11. 【請求項11】 印刷領域と非印刷領域との間を往復可
    能なヘッド装着用のキャリッジを備えたインクジェット
    式記録装置において、 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載されたインク
    カートリッジを用いたことを特徴とするインクジェット
    式記録装置。
JP2000391540A 2000-01-21 2000-12-22 インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置 Expired - Fee Related JP3684572B2 (ja)

Priority Applications (30)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000391540A JP3684572B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
KR1020037017027A KR100583290B1 (ko) 2000-01-21 2001-01-22 기록 장치용 잉크 카트리지
CN2008101695816D CN101372176B (zh) 2000-01-21 2001-01-22 记录装置用墨盒及喷墨式记录装置
ES01901496T ES2334100T3 (es) 2000-01-21 2001-01-22 Cartucho de tinta para un aparato de registro y aparato de registro de inyeccion de tinta.
EP09165634A EP2105308B1 (en) 2000-01-21 2001-01-22 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus
KR1020037017028A KR100617280B1 (ko) 2000-01-21 2001-01-22 잉크 카트리지 및 잉크젯식 기록 장치
DE60140335T DE60140335D1 (de) 2000-01-21 2001-01-22 Tintenpatrone für aufzeichnungsgerät und tintenstrahlaufzeichnungsgerät
EP01901496A EP1164025B1 (en) 2000-01-21 2001-01-22 Ink cartridge for recording device and ink jet recording device
EP08015329A EP2055489A1 (en) 2000-01-21 2001-01-22 Connection structure, ink cartridge, and ink jet recording apparatus
CN 200510135139 CN1799846B (zh) 2000-01-21 2001-01-22 记录装置用墨盒及喷墨式记录装置
AT08015327T ATE552980T1 (de) 2000-01-21 2001-01-22 Tintenpatrone zur verwendung mit aufzeichnungsvorrichtung und tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung
AU27083/01A AU2708301A (en) 2000-01-21 2001-01-22 Ink cartridge for recording device and ink jet recording device
CNB018000142A CN100439106C (zh) 2000-01-21 2001-01-22 打印装置用墨盒及喷墨式打印装置
EP08015326A EP2052862B1 (en) 2000-01-21 2001-01-22 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording aparatus
US09/937,130 US6834945B2 (en) 2000-01-21 2001-01-22 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus
AT01901496T ATE447488T1 (de) 2000-01-21 2001-01-22 Tintenpatrone für aufzeichnungsgerät und tintenstrahlaufzeichnungsgerät
KR10-2001-7011372A KR100484960B1 (ko) 2000-01-21 2001-01-22 기록 장치용 잉크 카트리지 및 잉크젯식 기록 장치
PCT/JP2001/000386 WO2001053104A1 (fr) 2000-01-21 2001-01-22 Cartouche d'encre pour dispositif d'enregistrement et dispositif d'enregistrement a jet d'encre
ES09165634T ES2383777T3 (es) 2000-01-21 2001-01-22 Cartucho de tinta para uso con un aparato de registro y aparato de registro por inyección de tinta
EP08015327A EP2052863B1 (en) 2000-01-21 2001-01-22 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus
ES08015326T ES2386656T3 (es) 2000-01-21 2001-01-22 Cartucho de tinta para uso en aparato de registro y aparato de registro de inyección de tinta
ES08015327T ES2382127T3 (es) 2000-01-21 2001-01-22 Cartucho de tinta para uso con aparato de registro y aparato de registro de inyección de tinta
CN2008101695801A CN101386230B (zh) 2000-01-21 2001-01-22 记录装置用墨盒及喷墨式记录装置
CN2008101695799A CN101386229B (zh) 2000-01-21 2001-01-22 记录装置用墨盒
AT09165634T ATE554936T1 (de) 2000-01-21 2001-01-22 Tintenpatrone für aufzeichnungsgerät und tintenstrahlaufzeichnungsgerät
KR10-2003-7017029A KR100505287B1 (ko) 2000-01-21 2001-01-22 잉크 카트리지, 잉크 카트리지의 접속 구조, 잉크젯식기록 장치 및 기록 장치용 잉크 카트리지
HK02104581.5A HK1044911A1 (zh) 2000-01-21 2002-06-19 記錄裝置的墨盒以及噴墨記錄裝置
US10/228,924 US6874876B2 (en) 2000-01-21 2002-08-28 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus
US11/090,894 US7380909B2 (en) 2000-01-21 2005-03-28 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus
US11/700,113 US7566120B2 (en) 2000-01-21 2007-01-31 Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000391540A JP3684572B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002192739A true JP2002192739A (ja) 2002-07-10
JP2002192739A5 JP2002192739A5 (ja) 2005-03-17
JP3684572B2 JP3684572B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=18857660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000391540A Expired - Fee Related JP3684572B2 (ja) 2000-01-21 2000-12-22 インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3684572B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557272A2 (en) 2004-01-23 2005-07-27 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and ink jet printer incorporating the same
WO2007037547A1 (en) * 2005-09-29 2007-04-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7278722B2 (en) 2003-11-25 2007-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7293863B2 (en) 2004-02-16 2007-11-13 Seiko Epson Corporation Method of filling a liquid container having a check valve and a flow path bypassing the check valve
JP2008018586A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Ricoh Co Ltd インク供給装置、インクカートリッジ、画像形成装置
US7384136B2 (en) 2003-11-25 2008-06-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7387378B2 (en) 2003-03-05 2008-06-17 Seiko Epson Corporation Liquid container, component for forming liquid container, and method for producing liquid container
US7575311B2 (en) 2005-09-29 2009-08-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7578584B2 (en) 2005-09-29 2009-08-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7591548B2 (en) 2005-09-29 2009-09-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
EP2105306A2 (en) 2008-03-24 2009-09-30 Seiko Epson Corporation Liquid container and liquid consuming apparatus
US7635180B2 (en) 2005-09-29 2009-12-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7669991B2 (en) 2005-09-29 2010-03-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
JP2010173241A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Olympus Corp インクジェットプリンタ
JP2012025031A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Canon Inc インクタンクおよびインクジェット記録装置
US8322835B2 (en) 2007-02-19 2012-12-04 Seiko Epson Corporation Sealing structure of fluid container, and method of manufacturing and reusing fluid container
US8468635B2 (en) 2009-11-25 2013-06-25 Church & Dwight Co., Inc. Surface treating device
JP2016043604A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクタンクのインク量制御方法
JP2019214191A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 キャップ、インクコンテナ及び画像形成装置

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2002981A1 (en) 2003-03-05 2008-12-17 Seiko Epson Corporation Liquid container, component for forming liquid container, and method for producing liquid container
US7722174B2 (en) 2003-03-05 2010-05-25 Seiko Epson Corporation Liquid container, component for forming liquid container, and method for producing liquid container
US7387378B2 (en) 2003-03-05 2008-06-17 Seiko Epson Corporation Liquid container, component for forming liquid container, and method for producing liquid container
US7997700B2 (en) 2003-11-25 2011-08-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge with intersections having different curvatures
US7278722B2 (en) 2003-11-25 2007-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7384136B2 (en) 2003-11-25 2008-06-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
EP1557272A3 (en) * 2004-01-23 2006-07-26 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and ink jet printer incorporating the same
EP1557272A2 (en) 2004-01-23 2005-07-27 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and ink jet printer incorporating the same
US7325914B2 (en) 2004-01-23 2008-02-05 Seiko Epson Corporation Ink cartridge and ink jet printer incorporating the same
US7967428B2 (en) 2004-02-16 2011-06-28 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a liquid container including a check valve and bypass flowing passage, and liquid container including said check valve and bypass flowing passage
US7293863B2 (en) 2004-02-16 2007-11-13 Seiko Epson Corporation Method of filling a liquid container having a check valve and a flow path bypassing the check valve
US7635180B2 (en) 2005-09-29 2009-12-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7669991B2 (en) 2005-09-29 2010-03-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7578584B2 (en) 2005-09-29 2009-08-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7575311B2 (en) 2005-09-29 2009-08-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
WO2007037547A1 (en) * 2005-09-29 2007-04-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
US7591548B2 (en) 2005-09-29 2009-09-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
JP2008018586A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Ricoh Co Ltd インク供給装置、インクカートリッジ、画像形成装置
US8322835B2 (en) 2007-02-19 2012-12-04 Seiko Epson Corporation Sealing structure of fluid container, and method of manufacturing and reusing fluid container
EP2105306A2 (en) 2008-03-24 2009-09-30 Seiko Epson Corporation Liquid container and liquid consuming apparatus
JP2010173241A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Olympus Corp インクジェットプリンタ
US8468635B2 (en) 2009-11-25 2013-06-25 Church & Dwight Co., Inc. Surface treating device
JP2012025031A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Canon Inc インクタンクおよびインクジェット記録装置
JP2016043604A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクタンクのインク量制御方法
US9597888B2 (en) 2014-08-25 2017-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and ink amount control method for ink tank
JP2019214191A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 キャップ、インクコンテナ及び画像形成装置
JP7063135B2 (ja) 2018-06-14 2022-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 キャップ、インクコンテナ及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3684572B2 (ja) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002192739A (ja) インクカートリッジおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
US6582068B2 (en) Ink cartridge, and ink-jet recording apparatus using the same
EP2052862B1 (en) Ink cartridge for use with recording apparatus and ink jet recording aparatus
US8668317B2 (en) Liquid container
US6241347B1 (en) Inkjet printing with replaceable set of ink-related components (printhead/service module/ink supply) for each color of ink
US6239822B1 (en) Replaceable ink supply module (bag/box/tube/valve) for replenishment of on-carriage inkjet printhead
EP1609603B1 (en) Method of filling ink cartridge with ink
CN103600586A (zh) 液体供应系统及液体喷射装置
JP2002019135A (ja) 記録装置用インクカートリッジおよびインクジェット式記録装置
JP3687517B2 (ja) インクカートリッジの接続構造およびこれを用いたインクジェット式記録装置
JP2002019136A (ja) 記録装置用インクカートリッジ
JP3507261B2 (ja) 液体吐出ヘッド用液体供給方法、及び液体吐出記録装置
JP3767334B2 (ja) 記録装置用インクカートリッジ
JP2002001979A (ja) 記録装置用インクカートリッジ
JP2001205819A (ja) インクカートリッジおよびこれを用いるインクジェット式記録装置
JP2005306030A (ja) アタッチメント、アタッチメントシステム及び液体供給装置
JP4161846B2 (ja) 液体収容体
WO2012075792A1 (zh) 一种墨盒用压力控制器及包含该压力控制器的墨盒
JP3712181B2 (ja) 記録装置用インクカートリッジ
JP2002192738A (ja) インクカートリッジおよびその接続構造ならびにこれを用いたインクジェット式記録装置
JP2001212973A (ja) 記録装置用インクカートリッジ
JP2002079683A (ja) インクジェット式記録装置および記録装置用インクカートリッジ
JP2006008139A (ja) 液体収容容器
JP2003211701A (ja) インクジェット式記録装置
JP4605178B2 (ja) 液体収容体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040408

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees