JP2002192144A - 汚染土壌浄化袋 - Google Patents

汚染土壌浄化袋

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油分解バクテリアによる土壌の浄化の際に利
用する新規な汚染土壌浄化袋を提供する。 【解決手段】 汚染土壌浄化袋を、通気性素材からなる
有底筒状の袋本体と、この袋本体に対して開閉自在に設
けられる上蓋とで構成し、この上蓋は水滴は通さず水蒸
気は通すような防水性と透湿性を併有する素材で構成
し、これに好油性バクテリアを含んだ土壌を投入すると
いう手段を採用した。また、この上蓋が袋本体の開口部
の径より大きく、はみ出した部分が庇となるような手段
を採用した。さらに、袋本体が、上蓋と同じ防水性と透
湿性を併有する素材で構成するという手段も採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製油所や石油関
連工場の跡地などにおいて石油等で汚染された土壌を浄
化する場合に、汚染土壌を投入し好油性の油分解バクテ
リア等を介してこれを浄化、再生するために使用する汚
染土壌浄化袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、石油業界では経営の合理化等の観
点から過剰となった製油所やガソリンスタンド等の統廃
合を進めている。しかしながら、その跡地は土壌が重油
等で汚染されているため、そのままでは跡地の再利用や
売却が困難である。
【0003】これら石油による汚染土壌の浄化方法とし
ては、従来は土壌を掘り返して清浄な土壌と入れ替える
手法、汚染土壌を洗浄、燃焼する手法等が一般的であっ
た。しかし、これらの汚染土壌は産業廃棄物として処理
する必要があるほか、かかる手法では多大なコストと手
間を要するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近年では石油
を食べる好油性のバクテリアを土壌中に活性化させ、土
壌に浸透した石油を分解して清浄な土壌に戻すようにし
た手法が採用されつつある。この場合、土壌に含まれる
バクテリアが最適な条件で反応するように、土壌中の水
分と空気を調整する必要がある。従来は、水分調整のた
めには、浄化しようとする土地を高密度ポリエチレンの
カバーで全面に渡って覆い、雨や雪等の外部環境の水が
浸透しないようにしていた。しかしそれでは水の浸透は
防止できるものの、逆に空気の侵入を遮断して、上記好
油性バクテリアの活動が阻害されていた。そのため、別
途このカバーの下に空気注入パイプを設置してバクテリ
アに十分な酸素を供給するのが通例であり、なお多くの
コストと手間を要するものであった。そして、かかる汚
染土壌を効率よく浄化できるようにするため、多数の袋
に小さく分けて処理するような浄化袋は提案されていな
かった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、汚染土
壌を所定の袋に投入して個々に油分解バクテリアを作用
させるようにしたものであり、この油分解バクテリアに
よる土壌の浄化の際に利用する新規な汚染土壌浄化袋を
提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に対し
てなされたものであり、請求項1に記載の発明は、汚染
土壌浄化袋を、通気性素材からなる有底筒状の袋本体
と、この袋本体に対して開閉自在に設けられる上蓋とか
らなり、この上蓋は水滴は通さず水蒸気は通すような防
水性と透湿性を併有する素材で構成し、好油性バクテリ
アを含んだ土壌を投入するという手段を採用した。
【0007】かかる構成の汚染土壌浄化袋は、その上蓋
の防水性より雨天時にも袋内に水が侵入することが無
く、さらに全体の透湿性や通気性によって土壌中の油分
解バクテリアの活動条件を最適に維持することが可能と
なり、汚染土壌の浄化を促進できるという作用効果を有
する。また、容易に運搬可能な袋状であるので、保管場
所を選ばないものとなっている。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、上記汚染
土壌浄化袋において、上蓋が袋本体の開口部の径より大
きく、はみ出した部分が庇となるようにするという手段
を採用した。
【0009】かかる庇によって、露天等で雨量が多い場
合にも水の侵入を防止できる。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、袋本体
を上蓋と同じ防水性と透湿性を併有する素材で構成する
という手段も採用した。
【0011】かかる構成の汚染土壌浄化袋は、どのよう
な外部環境においても水の侵入を防止できるので、常に
油分解バクテリアの活動条件を最適に維持できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる汚染土壌浄
化袋の好ましい実施形態について、添付図面に従って説
明する。図1は本発明の第1の実施形態を示したもので
ある。図において、1は通気性素材からなる有底筒状の
袋本体、2は袋本体1に対して開閉自在に設けた上蓋、
3は袋本体1と上蓋2とを開閉するファスナーである。
また、4は袋本体1の外側面に設けた一対の提げ紐であ
る。
【0013】袋本体1の具体的な構成は、比較的細かい
メッシュを有する天然繊維又は合成樹脂繊維からなって
おり、投入する土壌がメッシュから流出せず、且つ、空
気の流れは遮断しない通気性を保持できるような素材を
採用する。また、上蓋2の具体的な構成は、非常に細か
いメッシュを有する合成樹脂繊維からなっており、外部
から浸透しようとする雨滴などの径の大きい水はメッシ
ュサイズより遙かに大きいからこれを阻止し(防水性と
いう)、水蒸気などのように非常に小さい径を有する水
はメッシュサイズより遙かに小さいからこれを通過させ
る(透湿性という)ような素材を採用する。かかる素材
は上記袋本体1と同様に、空気の流れを遮断しない通気
性も有するものである。より具体的には、例えばポリテ
トラフロロエチレン膜に所定の材料をラミネート加工し
たもので、ゴアテックス(商標名)などが適している。
【0014】なお、上記上蓋2に使用する素材は袋本体
より細かいメッシュであり且つ透湿性、通気性を有する
から、この上蓋2に使用する素材を袋本体1にも採用し
て、本浄化袋全体を上記ゴアテックス(商標名)等の防
水性、透湿性を併有する素材で構成することもある。
【0015】また、上記ゴアテックス(商標名)等は耐
油性に弱い点が見られる場合もあるので、土壌と接する
側には別途、例えばポリアミド製のシート等を設けて土
壌と直接接触しないようにし、油分を含む土壌によって
ゴアテックス等の上記素材が犯されないようにする。こ
の場合も、空気や湿気の流れは遮断されず、しかも雨や
雪等の外部環境からの水分の侵入は防止できる。さらに
土壌表面に不織布のジオテキスイタイルを敷くこともあ
る。これは主にゴアテックス等が土壌で汚染されること
を防止することを目的としたもので、ゴアテックス等の
寿命を延ばすのに効果的である。
【0016】汚染土壌を浄化する場合、上記構成の汚染
土壌浄化袋に油に汚染された適量の土壌と適当な栄養物
を投入し、これに好油性の油分解バクテリアを作用させ
たうえ、露天に長期間放置する。この間、油分解バクテ
リアによって汚染土壌中の油分が分解され清浄な土壌へ
と変化するが、この場合、油分解バクテリアの活動に適
した酸素量と水分量が維持されることが好ましい。
【0017】本発明の構成によれば、露天に放置してあ
っても、晴天時には袋本体1及び上蓋2の透湿性によっ
て、土壌に十分な空気(酸素)と適当な水分が供給さ
れ、油分解バクテリアの活動が促進される。また、雨天
時には袋に直接雨がかかった場合にも雨滴は上蓋を通過
しないので、土壌中に過剰な水分が侵入することがなく
一定の水分量に保つことができる。従って、天候に左右
されることなく、油分解バクテリアを最適の条件で活性
化させることができる。
【0018】上記上蓋2は、図1のように袋本体1の開
口部と同じ大きさ(径)で開閉自在に設けることもある
が、第2の実施形態として、例えば図2に示すように該
開口部の径よりも大きくして庇5を有する形態とするこ
ともある。この場合には、雨量が多かったり風によって
斜めからの降雨になった場合でも庇5によって上部開口
部分は十分に降雨から遮蔽されることになる。
【0019】なお、上記各例において、上蓋2の開閉手
段はファスナー3に限定するものではなく、紐で綴じ合
わせたりホックを使用するなど公知の手段を採用でき
る。また、袋本体1はその下方から浄化された土壌を排
出できるように、取り出し口を有するものであってもよ
く、取り出し口の構成もファスナーによる開閉や菊割り
状の底受け材を設ける等公知の手段を広く採用できる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる汚染
土壌浄化袋は、少なくとも上蓋を防水性と透湿性を併有
する素材で構成したものであるから、雨天時にも袋内に
水が侵入することが無く、油分解バクテリアの活動条件
を最適に維持することが可能となり、汚染土壌の浄化を
促進できる。また、汚染土壌を持ち運び可能な袋に分け
て処理するので、保管場所を選ばず、天候の変化に応じ
て速やかに移動することができる。
【0021】また、上蓋のみ防水性と透湿性を有する素
材で構成したものは、屋根を有する場所に保管すること
が好ましいが、全体をかかる素材で構成した場合には、
保管場所を選ばず、露天に放置しても水の侵入を防ぐこ
とができ、種々の環境において汚染土壌の浄化ができる
という格別の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる汚染土壌浄化袋の実施形態を示
す斜視図である。
【図2】上蓋の大きさを変えた他の実施形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 袋本体 2 上蓋 3 ファスナー 4 提げ紐 5 庇

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性素材からなる有底筒状の袋本体と、
    この袋本体に対して開閉自在に設けられる上蓋とからな
    り、この上蓋は水滴は通さず水蒸気は通すような防水性
    と透湿性を併有する素材で構成し、好油性バクテリアを
    含んだ土壌を投入することを特徴とする汚染土壌浄化
    袋。
  2. 【請求項2】上蓋が袋本体の開口部の径より大きく、は
    み出した部分が庇となる請求項1記載の汚染土壌浄化
    袋。
  3. 【請求項3】袋本体が、上蓋と同じ防水性と透湿性を併
    有する素材で構成されている請求項1又は請求項2に記
    載の汚染土壌浄化袋。
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