JP2002191718A - 遠隔リハビリテーションシステム、医者側端末装置、患者側端末装置、リハビリテーションデータ管理装置、遠隔リハビリテーションの診療報酬確認方法 - Google Patents

遠隔リハビリテーションシステム、医者側端末装置、患者側端末装置、リハビリテーションデータ管理装置、遠隔リハビリテーションの診療報酬確認方法

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JP2002191718A
JP2002191718A JP2000396043A JP2000396043A JP2002191718A JP 2002191718 A JP2002191718 A JP 2002191718A JP 2000396043 A JP2000396043 A JP 2000396043A JP 2000396043 A JP2000396043 A JP 2000396043A JP 2002191718 A JP2002191718 A JP 2002191718A
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JP
Japan
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rehabilitation
patient
terminal device
exercise prescription
prescription program
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JP2000396043A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiyama
浩 藤山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リハビリテーション指導者による指導に基づ
く適切な遠隔リハビリテーションを提供することが困難
であった。 【解決手段】 患者は、リハビリテーション施設におい
て、リハビリテーション指導者の指導の下、医者側端末
装置のリハビリテーション機器で初期リハビリテーショ
ンの実施を行い、この初期リハビリテーション実施時に
出力される患者の生体データに基づいてリハビリテーシ
ョン指導者が前記患者に最適な運動処方プログラムを作
成し、この運動処方プログラムを通信回線を介して患者
側端末装置に送り、この患者側端末装置のリハビリテー
ション機器を該運動処方プログラムでリハビリテーショ
ンの実施ができるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリハビリテーショ
ン指導者の指導を必要とするリハビリテーションの実施
システムに関するもので、特に患者(障害の治療者や高
齢者)は、自宅あるいはその近隣の福祉施設に設置され
た患者側端末装置のリハビリテーション機器で、リハビ
リテーション施設(遠隔地の医療機関あるいは関連リハ
ビリテーション施設)において、リハビリテーション指
導者の指導の下で適切なリハビリテーションを実施する
のと同様のリハビリテーションができるようにした遠隔
リハビリテーションシステム、この遠隔リハビリテーシ
ョンシステムの実施に適用する医者側端末装置、患者側
端末装置、リハビリテーションデータ管理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来は患者が遠隔地のリハビリテーショ
ン施設に通い、そのリハビリテーション施設に設置され
た専用のリハビリテーション機器を用いて、リハビリテ
ーション指導者の指導の下でトレーニングするのが一般
的であった。しかし、患者が遠隔地のリハビリテーショ
ン施設に通うことは容易ではない。
【0003】特に、近年の高齢化社会においては、癌、
脳卒中、心疾患、糖尿病等の生活習慣病の増大により、
リハビリテーション施設に通う患者数が増大している。
従って、全ての患者が遠隔地のリハビリテーション施設
に通ってリハビリテーションを行うことは施設が混雑
し、リハビリテーションを実施するまでに長い時間待た
なければならない等の時間的無駄が多く、また、予約等
を行ったときには、その予約時間までに施設に行かなけ
ればならない等の時間的制約があり、リハビリテーショ
ンの実施を快適に行うことが困難である。そこで、リハ
ビリテーション指導者による遠隔リハビリテーションの
ニーズが高まっており、いくつかの遠隔リハビリテーシ
ョンが提案されている。しかし、現状の遠隔リハビリテ
ーションは、テレビジョン会議システム等を応用した音
声や映像での試験的な遠隔指導であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠隔リハビリテ
ーションは上記のような構成であるので、リハビリテー
ション指導者の指導の下で適切な運動処方プログラム
を、患者に対し十分に提供することが困難であるという
課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、リハビリテーション指導者の指導
に基づく適切な運動処方プログラムを、患者に対し十分
に提供することができる遠隔リハビリテーションシステ
ム、この遠隔リハビリテーションシステムの実施に適用
される医者側端末装置、患者側端末装置、リハビリテー
ションデータ管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明が解決するための手段】この発明に係る遠隔リハ
ビリテーションシステムは、リハビリテーションを開始
する患者は、リハビリテーション施設において、リハビ
リテーション指導者の指導の下、医者側端末装置のリハ
ビリテーション機器で初期リハビリテーションの実施を
行い、この初期リハビリテーション実施時に患者の生体
データを測定して出力し、この出力された生体データに
基づいてリハビリテーション指導者が前記患者に最適な
運動処方プログラムを作成し、この運動処方プログラム
を通信回線を介して患者側端末装置に送り、この患者側
端末装置は受信した前記運動処方プログラムを記憶する
とともにリハビリテーション機器が該運動処方プログラ
ムでリハビリテーションを実施できるように設定するも
のである。
【0007】この発明に係る遠隔リハビリテーションシ
ステムは、リハビリテーション指導者によって作成され
た運動処方プログラムが医者側端末装置から患者側端末
装置に伝送記憶された後は、患者はこの患者側端末装置
のリハビリテーション機器によってリハビリテーション
の実施を行い、このリハビリテーションの実施時に前記
患者の生体データを測定して出力し、この出力された生
体データを通信回線を介して前記医者側端末装置に伝送
し、この医者側端末装置では伝送されてきた生体データ
に基づいて、リハビリテーション指導者が前記患者に対
して最適な運動処方プログラムを新たに作成し、この運
動処方プログラムを再度前記通信回線を介して前記患者
側端末装置に送り、患者側端末装置のリハビリテーショ
ン機器の運動処方プログラムを更新するものである。
【0008】この発明に係る医者側端末装置は、患者が
リハビリテーション指導者の指導の下で初期リハビリテ
ーションの実施を行うリハビリテーション機器と、この
初期リハビリテーション実施時に測定し出力される患者
の生体データを記憶する記憶部と、この生体データに基
づいて作成した運動処方プログラムが通信回線を介して
患者側端末装置から伝送されてきた患者の生体データを
見て、適切な範囲から逸脱している場合は該患者の生体
データから適切な運動処方プログラムを作成する制御部
と、その運動処方プログラムを前記通信回線に送り出す
送受信部とを備え、この発明の遠隔リハビリテーション
を実行するものである。
【0009】この発明に係る医者側端末装置は、運動処
方プログラムを通信回線を介して患者側端末装置に伝送
する伝送回数を計数するものである。
【0010】この発明に係る患者側端末装置は、医者側
端末装置のリハビリテーション機器と同一機能を有する
患者側リハビリテーション機器と、この患者側リハビリ
テーション機器によるリハビリテーションの実施時に出
力された患者の生体データを記憶する記憶部と、この記
憶部から読み出された生体データを通信回線を介して前
記医者側端末装置へ伝送する送信部と、この医者側端末
装置から前記通信回線を介して伝送されてきた運動処方
プログラムを受信する受信部と、受信した前記運動処方
プログラムを前記記憶部に記憶するとともにリハビリテ
ーション機器が該運動処方プログラムでリハビリテーシ
ョンを実施できるように設定する制御部とを備え、この
発明の遠隔リハビリテーションシステムを実行するもの
である。
【0011】この発明に係るリハビリテーションデータ
管理装置は、通信回線に接続された送受信部と、医者側
端末装置から伝送された患者毎の運動処方プログラムを
記憶する記憶部と、通信回線を介して供給された患者の
運動処方プログラム要求信号を解析し解析結果に該当す
る運動処方プログラムを前記記憶部から読み出し該通信
回線に出力する解析部とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す遠
隔リハビリテーションシステムの概要図である。図1に
おいて、1は医者側端末装置、2はデータを伝送する公
衆電話回線、LAN等の通信回線、3−1〜3−n(3
−nは図示せず)は通信回線2に接続された複数の患者
側端末装置であり、全て同一構成であるから以下、患者
側端末装置3−1として説明する。
【0013】上記医者側端末装置1は、リハビリテーシ
ョン機器例えば筋力トレーニングの実施に使用するエル
ゴメータ11と、血圧、脈拍数等の生体データを検出す
るバイタル計測機器12と、患者の年齢や性別その他の
データ等を入力するデータ入力部13と、エルゴメータ
11、バイタル計測機器12、データ入力部13からの
データに基づいて患者に適した運動処方プログラムを作
成する制御部14と、通信回線2を介してデータの送受
信を行う送受信部15とで構成されている。
【0014】患者側端末装置3−1は、リハビリテーシ
ョン機器例えば筋力トレーニングの実施に使用するエル
ゴメータ31と、血圧、脈拍数等の生体データを検出す
るバイタル計測機器32と、医者側端末装置1から伝送
されてきた運動処方プログラムに従ってエルゴメータ3
1が動作するように設定制御する制御部33と、通信回
線2を介してデータの送受信を行う送受信部34とで構
成されている。
【0015】上記バイタル計測機器32は医者側端末装
置1のバイタル計測機器12と同一の機能を有するもの
で、図2に示すように、患者の腕を圧迫するカフ12
a、患者のコロトコフ音を検出するマイクロフォン12
b、マイクロフォン12bにより検出されたコロトコフ
音に基づいてカフ12aの圧力を制御し、患者の血圧
値、脈拍数を測定する測定部12cを有する。
【0016】また、制御部33は通信回線2を介して医
者側端末装置1から伝送されてきた運動処方プログラム
を保持するとともにエルゴメータ31、バイタル計測機
器32からのデータを保持するメモリ33aを有するも
ので、医者側端末装置1の制御部14とは運動処方プロ
グラムの作成を行わない点で異なる。
【0017】上記のエルゴメータ11または31は図2
に示す構成であり、リハビリテーション患者が座る椅子
11a、リハビリテーション患者が踏み込むペダルが取
り付けられたクランク11b、ペダル軸プーリ11c、
電磁ブレーキ11dの軸プーリ11e、ペダル軸プーリ
11cと軸プーリ11e間に懸回したベルト11fとを
有する。
【0018】次に動作について説明する。図3は医者側
端末装置1の動作を説明するフローチャートである。リ
ハビリテーションを開始する患者は、まず、初診または
対面診察が必要かを判断する(ステップST1)。そし
て、YESであれば、患者はエルゴメータ11の椅子1
1aに腰掛け、データ入力部13からリハビリテーショ
ン患者の性別や年齢を入力した後、患者の腕にカフ12
aを装着した後、フランク11bの踏み込みを行って初
期リハビリテーションを実施する。
【0019】この初期リハビリテーション時に得られた
患者の筋力、バイタル計測機器12から出力された血圧
値と脈拍数等の生体データを制御部14内のメモリ14
aに蓄積(ステップST2)するとともに表示部16に
表示する。一方、リハビリテーション指導員は、この初
期リハビリテーション時に出力され、表示部16に表示
された筋力、血圧値、脈拍数等の生体データを見なが
ら、例えば図4(b)に示すように、心拍数が規定範囲
から逸脱した時には、電磁ブレーキ11dの制動トルク
を小さくして、図4(a)に示すように、患者の脚に加
わる力(重さ)が実線で示す規定値から点線で示すよう
に弱める等の臨床プログラム作成を行う。
【0020】つまり、リハビリテーション指導員は、上
記蓄積された生体データあるいはリハビリテーション指
導員がデータ入力部13から入力したデータ等を解析し
(ステップST3)、時間、力等を考慮して患者に適す
る運動処方プログラムを作成し、メモリ14aに設定、
蓄積する(ステップST4)。そして、この作成した運
動処方プログラムを通信回線2を介して患者側端末装置
3−1に伝送したかを判断し、YESであれば、動作を
終了する(ステップST5)。
【0021】一方、患者が既にリハビリテーション施設
で初期リハビリテーションを行っているとき、つまり、
ステップST1での判断結果がNOの場合は、メモリ1
4aから運動処方プログラムを読み出し(ステップST
6)、この運動処方プログラムによるリハビリテーショ
ンを実施し(ステップST7)、このリハビリテーショ
ン実施動作時おける患者の筋力、バイタル計測機器12
から出力された血圧値、脈拍数等の生体データを制御装
置14内のメモリ14aに蓄積し(ステップST2)、
以後、上記ステップST3〜ステップST5の動作を行
うことによって、新たな運動処方プログラムを作成す
る。また、後述するように、患者側端末装置3−1から
患者の生体データが伝送されてきた場合も同様に、上記
ステップST3〜ステップST5の動作を行うことによ
って、新たな運動処方プログラムを作成する。
【0022】図5は患者側端末装置3−1の動作を説明
するフローチャートである。患者が自宅又は近隣の福祉
施設に設置された患者側端末装置3−1のリハビリテー
ション機器31によってリハビリテーションを行うとき
は、まず、メモリ33aに医者側端末装置1から運動処
方プログラムが伝送され蓄積されているかを判断し(ス
テップST11)、YESであれば、制御部33はメモ
リ33aから運動処方プログラムを読み出し(ステップ
ST12)、リハビリテーション機器31をこの読み出
した運動処方プログラムに従って作動するように制御す
る。このため、患者はリハビリテーション指導員の指導
の下で作成された運動処方プログラムに従って、自宅又
は近隣の福祉施設に設置された患者側端末装置3−1の
リハビリテーション機器31によってリハビリテーショ
ンを実施することができる(ステップST13)。
【0023】そして、この患者側端末装置3−1のリハ
ビリテーション機器31によるリハビリテーション実施
時に測定された患者の筋力、血圧計、脈拍数等の生体デ
ータをメモリ33aに蓄積し(ステップST14)、リ
ハビリテーション実施毎あるいは1日に1回の割合で、
測定した患者の生体データを通信回線2を介して医者側
端末装置1へ伝送したかを判断し(ステップST1
5)、YESであれば、動作を終了する。
【0024】医者側端末装置1では、定期的にリハビリ
テーション指導者が、メモリ14aに蓄積されている患
者のリハビリテーション実施時における生体データを見
て、先に作成した運動処方プログラムが患者に適してい
るかを判断し、もし、適切な範囲から逸脱している場合
は、新たに運動処方プログラムを作成し、この運動処方
プログラムを通信回線2を介して患者側端末装置3−1
に伝送し、この患者側端末装置3−1の制御部33のメ
モリ33aに設定記憶する(図3に示すステップST2
〜ステップST5の動作)。なお、リハビリテーション
指導者が運動プログラムを作成するときに、患者の運動
限界値を入れて送り、運動処方プログラムを実施する患
者の生体データが運動限界値を越えたときは、直ちに負
荷を軽減するとともに、運動限界値を越えた旨を医者側
端末装置1へ通信回線2を介して伝送し、リハビリテー
ション指導者により再度運動処方プログラムを修正する
ものである。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、患者は初期リハビリテーションを行う場合は、リハ
ビリテーション施設に行き、リハビリテーション指導者
の指導の下に初期リハビリテーションを行うが、この初
期リハビリテーション実行時に測定される生体データに
基づいて運動処方プログラムを作成した後は、通信回線
を介して伝送されてきた上記運動処方プログラムに従っ
て、患者はリハビリテーション施設に通うことなく、自
宅又は近隣の福祉施設に設置された患者側端末装置3−
1のリハビリテーション機器31によって、リハビリテ
ーション施設に行ってリハビリテーション指導員に指導
を受けながらリハビリテーションを実施するのと同様の
リハビリテーションを実施することができる。
【0026】なお、患者の筋力は、リハビリテーション
機器11(31)の負荷モータの消費電力、負荷モータ
の回転速度、クランクの角加速度、ペダル角度等に基づ
いて推定するものであり、この推定の仕方は本出願人に
よる先の出願(特開平11−262542号公報)に詳
述されているので、本書では具体的説明を省略する。
【0027】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2による遠隔リハビリテーションシステムを示す概要
図である。図6において、51は多数のリハビリテーシ
ョン患者の運動処方プログラムを格納したリハビリテー
ションデータ管理装置であり、このリハビリテーション
データ管理装置51は通信回線2に接続された送受信部
51aと、医者側端末装置52−1〜52−nから通信
回線2を介して伝送された患者毎の運動処方プログラム
を記憶するメモリ51bと、通信回線2を介して供給さ
れた患者の運動処方プログラム要求信号を解析し解析結
果に該当する運動処方プログラムを前記メモリ51bか
ら読み出し該通信回線に出力する解析部51cとを備え
ている。
【0028】52−1〜52−n(52−nは図示せ
ず)は通信回線2に接続された複数の医者側端末装置、
53−1〜53−n(53−nは図示せず)は通信回線
2に接続された複数の患者側端末装置であり、これ等医
者側端末装置52−1〜52−nと患者側端末装置53
−1〜53−nは前記図1に示した医者側端末装置1と
患者側端末装置3−1〜3−nと同一であるので説明を
省略する。
【0029】次に動作について説明する。医者側端末装
置52−1は、実施の形態1と同様の動作により、患者
に適する運動処方プログラムを作成する。そして、作成
した運動処方プログラムを患者を特定するデータを付し
て、通信回線2を介してリハビリテーションデータ管理
装置51に伝送し、メモリ51aに格納する。このよう
にして、各医者側端末装置52−1〜52−2で作成し
た多数の患者の運動処方プログラムを、それぞれ患者を
特定するデータを付してメモリ51aに格納する。
【0030】一方患者がリハビリテーションを行う場合
は、まず、患者側端末装置53−1から患者を特定する
データを伝送して該患者の運動処方プログラムがリハビ
リテーションデータ管理装置51に格納されているかを
判断し、格納されているときはその運動処方プログラム
をリハビリテーションデータ管理装置51から読み出
し、通信回線2を介して伝送させてメモリ33aに格納
する。
【0031】次いで、制御部33はメモリ33aから運
動処方プログラムを読み出し、リハビリテーション機器
31をこの運動処方プログラムに従って作動するように
する。これにより、患者はリハビリテーション指導員の
指導の下で作成された運動処方プログラムに従って、患
者が自宅又は近隣の福祉施設に設置された患者側端末装
置53−1のリハビリテーション機器31によってリハ
ビリテーションを実施することができる。
【0032】そして、この患者側端末装置3−1のリハ
ビリテーション機器31によるリハビリテーション実施
時、患者の筋力、血圧値、脈拍数等の生体データを測定
してメモリ33aに蓄積し、リハビリテーション実施毎
あるいは1日に1回の割合で、測定した患者の生体デー
タを通信回線2を介してリハビリテーションデータ管理
装置51に伝送し、患者を特定するデータを付して記憶
する。
【0033】医者側端末装置52−1では、定期的にリ
ハビリテーション指導者が、リハビリテーションデータ
管理装置51から、患者のリハビリテーション実施時に
測定した筋力、血圧値、脈拍数等の生体データとそれま
での運動処方プログラムを通信回線2を介して読み出
し、現状の運動処方プログラムが患者に適しているかを
判断し、もし、適切な範囲から逸脱している場合は、新
たに運動処方プログラムを作成し、この運動処方プログ
ラムを患者を特定するデータとともに通信回線2を介し
てリハビリテーションデータ管理装置51に伝送して、
メモリ51aに設定記憶する。
【0034】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、リハビリテーションデータ管理装置51に自己の運
動処方プログラムが格納されている患者は、旅行先であ
っても、上記の運動処方プログラムを作成したリハビリ
機器と同じリハビリ機器があれば、そのリハビリテーシ
ョン機器の送受信装置によって、通信回線2を介して情
報センタ51から自己の運動処方プログラムを読み出す
ことができ、この運動処方プログラムに従いリハビリテ
ーション施設において、リハビリテーション指導員によ
る指導の下に行うのと同じにリハビリテーションを実施
することができる。
【0035】また、多数の患者の運動処方プログラムお
よび生体データを、リハビリテーションデータ管理装置
51に格納するので、医者側端末装置には大容量のメモ
リを設ける必要がない。
【0036】実施の形態3.この実施の形態3は、リハ
ビリテーション施設が診療報酬を医療保険機関61に請
求するため、図7に示すように、通信回線2に医療保険
機関61を接続したもので、他の構成は前記実施の形態
1と同じであるので重複説明は省略する。
【0037】次に動作について説明する。医者側端末装
置1から通信回線2を介して、運動処方プログラムを患
者側端末装置3−1へ伝送する度に、その伝送カウント
数を計測し記録するとともに、運動処方プログラムに付
して一緒に伝送する。一方、医者側端末装置1は診療報
酬を医療保険機関61に請求するとき、上記伝送カウン
ト数を診療回数として医療保険機関61に報知する。こ
の医療保険機関61はこの診療回数が正確か否かを、該
当する患者の患者側端末装置3−1に記憶されている最
新の運動処方プログラムに付された伝送カウンタ数を通
信回線2を介して読み出し、対比することにより確認す
ることができる。
【0038】上記のように実施の形態3によれば、伝送
カウント数を診療回数として医療保険機関61に報知す
ることができるので、診療報酬の請求を迅速且つ正確に
行うことができる。本実施の形態では、伝送カウントに
ついて説明したが、例えば、診療報酬が運動処方プログ
ラムの内容によって決定される場合、運動処方プログラ
ム内容を医療保険機関がチェックできるようにしてもよ
い。この場合、医療側端末装置又は患者側端末装置が一
定期間プログラムデータを保管するようにしたり、医療
側端末から患者側端末へ運動処方プログラムを送信する
際、並行して医療保険機関へもプログラムデータを送信
する等のやり方がある。また、プログラムによるリハビ
リメニューのステップ数や時間データを保管又は並行送
信してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、医者
側端末装置のリハビリテーション機器によりリハビリテ
ーションを実施し、このとき測定した患者の生体データ
に基づいて医者、理学療法士等のリハビリテーション指
導員が作成した患者に最適な運動処方プログラムを、通
信回線を介して患者側端末装置に伝送し、この患者側端
末装置のリハビリテーション機器が伝送された運動処方
プログラムで動作するように構成したので、患者はリハ
ビリテーション施設で初期リハビリテーションを受けて
運動処方プログラムを作成された後は、この運動処方プ
ログラムに従って自宅あるいは近隣の福祉施設に設置さ
れたリハビリテーション機器で、リハビリテーション指
導者の指導に基いた安全で快適なリハビリテーションを
行うことができる。
【0040】これにより、リハビリテーション施設で
は、患者や高齢者はリハビリテーションのための長期入
院や通院を減らすことが可能となり、患者の待ち時間を
減らすとともに患者QOL(Quality Of L
ife)の向上が可能となる。また、患者の回転が速く
なることで、リハビリテーション施設の経営改善に貢献
する等の効果がある。そして、今後、遠隔リハビリテー
ションシステムに対する診療報酬が認められた場合、医
者にとっては短時間で多くの患者の処方が可能であり、
患者一人あたりの診療費用を低減することが可能となる
等、医療費の削減につながるという効果がある。
【0041】この発明によれば、患者が自宅で行ったリ
ハビリテーション時に測定した生体データを通信回線を
介して医者側端末装置に伝送するので、リハビリテーシ
ョン指導員はその生体データから現状の運動処方プログ
ラムが患者にとって適切であるかを判断し、適正でなく
なっているときは伝送された生体データに基づいて新た
に運動処方プログラムを作成し、この最新の運動処方プ
ログラムを患者側端末装置に伝送して記憶し、この最新
の運動処方プログラムでリハビリテーションを実施でき
るように構成したので、患者は回復度合いに適合したリ
ハビリテーションをリハビリテーション指導員の指導の
下で適切に受けることができるという効果がある。
【0042】この発明によれば、患者がリハビリテーシ
ョン指導者の指導の下で初期リハビリテーションの実施
を行う医者側端末装置のリハビリテーション機器と、こ
の初期リハビリテーション実施時に測定し出力される患
者の生体データを記憶する記憶部と、この生体データに
基づいて作成した運動処方プログラムが通信回線を介し
て患者側端末装置から伝送されてきた患者の生体データ
を見て、適切な範囲から逸脱している場合は該患者の生
体データとから適切な運動処方プログラムを作成する制
御部と、その運動処方プログラムを前記通信回線に送り
出す送受信部とを備えるように構成したので、患者側端
末装置に対し、患者に適したリハビリテーションの運動
プログラムを与えることができるという効果がある。
【0043】この発明によれば、医者側端末装置は運動
処方プログラムを通信回線を介して患者側端末装置に伝
送する伝送回数を計数するとともに、運動処方プログラ
ムに付して一緒に伝送するように構成したので、この伝
送回数を診療回数として医療保険機関に診療報酬を請求
することができる。また、医療保険機関は医者側端末装
置から伝送されてきた診療回数を、患者側端末装置に記
憶されている最新の運動処方プログラムに付された伝送
回数を対比することにより、医療保険機関は医者側端末
装置から請求された診療回数が正確か否かを確認するこ
とができるという効果がある。
【0044】この発明によれば、医者側端末装置のリハ
ビリテーション機器と同一機能を有するリハビリテーシ
ョン機器と、このリハビリテーション機器によるリハビ
リテーションの実施時に出力された患者の生体データを
記憶する記憶部と、この記憶部から読み出された生体デ
ータを通信回線を介して前記医者側端末装置へ伝送する
送信部と、この医者側端末装置から前記通信回線を介し
て伝送されてきた運動処方プログラムを受信する受信部
と、受信した前記運動処方プログラムを前記記憶部に記
憶するとともにリハビリテーション機器が該運動処方プ
ログラムでリハビリテーションを実施できるように設定
する制御部とで患者側端末装置を構成したので、患者は
自宅において、リハビリテーション指導員の指導の下で
行うのと同様の運動処方プログラムで安全で快適なリハ
ビリテーションを行うことができるという効果がある。
【0045】この発明によれば、通信回線に接続された
送受信部と、医者側端末装置から伝送された患者毎の運
動処方プログラムを記憶する記憶部と、通信回線を介し
て供給された患者の運動処方プログラム要求信号を解析
し解析結果に該当する運動処方プログラムを前記記憶部
から読み出し該通信回線に出力する解析部とでリハビリ
テーションデータ管理装置を構成したので、患者は自己
の使用しているのと同じリハビリテーション機器があれ
ば、何処にいてもリハビリテーション指導員の指導の下
で行うのと同様の運動処方プログラムで安全で快適なリ
ハビリテーションを行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す遠隔リハビリ
テーションシステムの概要図である。
【図2】 リハビリテーション機器およびその周辺の構
成図である。
【図3】 医者側端末装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】 リハビリテーションの実行に伴う生体データ
の変化を示す図である。
【図5】 患者側端末装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す遠隔リハビリ
テーションシステムの概要図である。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す遠隔リハビリ
テーションシステムの概要図である。
【符号の説明】
1,52−1〜52−n 医者側端末装置、2 通信回
線、3−1〜3−n,53−1〜53−n 患者側端末
装置、11,31 エルゴメータ(リハビリテーション
機器)、11a 椅子、11b クランク、11c ペ
ダル軸プーリ、11d 電磁ブレーキ、11e 軸プー
リ、11f ベルト、12,32 バイタル計測機器、
12a カフ、12b マイクロフォン、12c 測定
部、13データ入力部、14,33 制御部、14a,
33a,51b メモリ、15,34,51a 送受信
部、16 表示部、51 リハビリテーションデータ管
理装置、51c 解析部、61 医療保険機関。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月30日(2001.5.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遠隔リハビリテーションシステム、医
者側端末装置、患者側端末装置、リハビリテーションデ
ータ管理装置、遠隔リハビリテーションの診療報酬確認
方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリハビリテーショ
ン指導者の指導を必要とするリハビリテーションの実施
システムに関するもので、特に患者(障害の治療者や高
齢者)は、自宅あるいはその近隣の福祉施設に設置され
た患者側端末装置のリハビリテーション機器で、リハビ
リテーション施設(遠隔地の医療機関あるいは関連リハ
ビリテーション施設)において、リハビリテーション指
導者の指導の下で適切なリハビリテーションを実施する
のと同様のリハビリテーションができるようにした遠隔
リハビリテーションシステム、この遠隔リハビリテーシ
ョンシステムの実施に適用する医者側端末装置、患者側
端末装置、リハビリテーションデータ管理装置、遠隔リ
ハビリテーションの診療報酬確認方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来は患者が遠隔地のリハビリテーショ
ン施設に通い、そのリハビリテーション施設に設置され
た専用のリハビリテーション機器を用いて、リハビリテ
ーション指導者の指導の下でトレーニングするのが一般
的であった。しかし、患者が遠隔地のリハビリテーショ
ン施設に通うことは容易ではない。
【0003】特に、近年の高齢化社会においては、癌、
脳卒中、心疾患、糖尿病等の生活習慣病の増大により、
リハビリテーション施設に通う患者数が増大している。
従って、全ての患者が遠隔地のリハビリテーション施設
に通ってリハビリテーションを行うことは施設が混雑
し、リハビリテーションを実施するまでに長い時間待た
なければならない等の時間的無駄が多く、また、予約等
を行ったときには、その予約時間までに施設に行かなけ
ればならない等の時間的制約があり、リハビリテーショ
ンの実施を快適に行うことが困難である。そこで、リハ
ビリテーション指導者による遠隔リハビリテーションの
ニーズが高まっており、いくつかの遠隔リハビリテーシ
ョンが提案されている。しかし、現状の遠隔リハビリテ
ーションは、テレビジョン会議システム等を応用した音
声や映像での試験的な遠隔指導であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠隔リハビリテ
ーションは上記のような構成であるので、リハビリテー
ション指導者の指導の下で適切な運動処方プログラム
を、患者に対し十分に提供することが困難であるという
課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、リハビリテーション指導者の指導
に基づく適切な運動処方プログラムを、患者に対し十分
に提供することができる遠隔リハビリテーションシステ
ム、この遠隔リハビリテーションシステムの実施に適用
される医者側端末装置、患者側端末装置、リハビリテー
ションデータ管理装置、遠隔リハビリテーションの診療
報酬確認方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遠隔リハ
ビリテーションシステムは、リハビリテーションを開始
する患者は、リハビリテーション施設において、リハビ
リテーション指導者の指導の下、医者側端末装置のリハ
ビリテーション機器で初期リハビリテーションの実施を
行い、この初期リハビリテーション実施時に患者の生体
データを測定して出力し、この出力された生体データに
基づいてリハビリテーション指導者が前記患者に最適な
運動処方プログラムを作成し、この運動処方プログラム
を通信回線を介して患者側端末装置に送り、この患者側
端末装置は受信した前記運動処方プログラムを記憶する
とともにリハビリテーション機器が該運動処方プログラ
ムでリハビリテーションを実施できるように設定するも
のである。
【0007】この発明に係る遠隔リハビリテーションシ
ステムは、リハビリテーション指導者によって作成され
た運動処方プログラムが医者側端末装置から患者側端末
装置に伝送記憶された後は、患者はこの患者側端末装置
のリハビリテーション機器によってリハビリテーション
の実施を行い、このリハビリテーションの実施時に前記
患者の生体データを測定して出力し、この出力された生
体データを通信回線を介して前記医者側端末装置に伝送
し、この医者側端末装置では伝送されてきた生体データ
に基づいて、リハビリテーション指導者が前記患者に対
して最適な運動処方プログラムを新たに作成し、この運
動処方プログラムを再度前記通信回線を介して前記患者
側端末装置に送り、患者側端末装置のリハビリテーショ
ン機器の運動処方プログラムを更新するものである。
【0008】この発明に係る医者側端末装置は、患者が
リハビリテーション指導者の指導の下で初期リハビリテ
ーションの実施を行うリハビリテーション機器と、この
初期リハビリテーション実施時に測定し出力される患者
の生体データを記憶する記憶部と、この生体データに基
づいて作成した運動処方プログラムが通信回線を介して
患者側端末装置から伝送されてきた患者の生体データを
見て、適切な範囲から逸脱している場合は該患者の生体
データから適切な運動処方プログラムを作成する制御部
と、その運動処方プログラムを前記通信回線に送り出す
送受信部とを備え、この発明の遠隔リハビリテーション
を実行するものである。
【0009】この発明に係る医者側端末装置は、運動処
方プログラムを通信回線を介して患者側端末装置に伝送
する伝送回数を計数するものである。
【0010】この発明に係る患者側端末装置は、医者側
端末装置のリハビリテーション機器と同一機能を有する
患者側リハビリテーション機器と、この患者側リハビリ
テーション機器によるリハビリテーションの実施時に出
力された患者の生体データを記憶する記憶部と、この記
憶部から読み出された生体データを通信回線を介して前
記医者側端末装置へ伝送する送信部と、この医者側端末
装置から前記通信回線を介して伝送されてきた運動処方
プログラムを受信する受信部と、受信した前記運動処方
プログラムを前記記憶部に記憶するとともにリハビリテ
ーション機器が該運動処方プログラムでリハビリテーシ
ョンを実施できるように設定する制御部とを備え、この
発明の遠隔リハビリテーションシステムを実行するもの
である。
【0011】この発明に係るリハビリテーションデータ
管理装置は、通信回線に接続された送受信部と、医者側
端末装置から伝送された患者毎の運動処方プログラムを
記憶する記憶部と、通信回線を介して供給された患者の
運動処方プログラム要求信号を解析し解析結果に該当す
る運動処方プログラムを前記記憶部から読み出し該通信
回線に出力する解析部とを備えたものである。
【0012】この発明に係る遠隔リハビリテーションの
診療報酬確認方法は、医療側端末装置から通信回線を介
して患者側端末装置に伝送される運動処方プログラムの
診療報酬対象データを、前記運動処方プログラムの伝送
と対応付けさせて記憶手段に記憶するステップと、前記
運動処方プログラムを処方するリハビリテーション施設
が医療保険機関に請求してきた診療報酬と前記記憶手段
に記憶された診療報酬対象データとを対比するステップ
とを備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す遠
隔リハビリテーションシステムの概要図である。図1に
おいて、1は医者側端末装置、2はデータを伝送する公
衆電話回線、LAN等の通信回線、3−1〜3−n(3
−nは図示せず)は通信回線2に接続された複数の患者
側端末装置であり、全て同一構成であるから以下、患者
側端末装置3−1として説明する。
【0014】 上記医者側端末装置1は、リハビリテーシ
ョン機器例えば筋力トレーニングの実施に使用するエル
ゴメータ11と、血圧、脈拍数等の生体データを検出す
るバイタル計測機器12と、患者の年齢や性別その他の
データ等を入力するデータ入力部13と、エルゴメータ
11、バイタル計測機器12、データ入力部13からの
データに基づいて患者に適した運動処方プログラムを作
成する制御部14と、通信回線2を介してデータの送受
信を行う送受信部15とで構成されている。
【0015】 患者側端末装置3−1は、リハビリテーシ
ョン機器例えば筋力トレーニングの実施に使用するエル
ゴメータ31と、血圧、脈拍数等の生体データを検出す
るバイタル計測機器32と、医者側端末装置1から伝送
されてきた運動処方プログラムに従ってエルゴメータ3
1が動作するように設定制御する制御部33と、通信回
線2を介してデータの送受信を行う送受信部34とで構
成されている。
【0016】 上記バイタル計測機器32は医者側端末装
置1のバイタル計測機器12と同一の機能を有するもの
で、図2に示すように、患者の腕を圧迫するカフ12
a、患者のコロトコフ音を検出するマイクロフォン12
b、マイクロフォン12bにより検出されたコロトコフ
音に基づいてカフ12aの圧力を制御し、患者の血圧
値、脈拍数を測定する測定部12cを有する。
【0017】 また、制御部33は通信回線2を介して医
者側端末装置1から伝送されてきた運動処方プログラム
を保持するとともにエルゴメータ31、バイタル計測機
器32からのデータを保持するメモリ33aを有するも
ので、医者側端末装置1の制御部14とは運動処方プロ
グラムの作成を行わない点で異なる。
【0018】 上記のエルゴメータ11または31は図2
に示す構成であり、リハビリテーション患者が座る椅子
11a、リハビリテーション患者が踏み込むペダルが取
り付けられたクランク11b、ペダル軸プーリ11c、
電磁ブレーキ11dの軸プーリ11e、ペダル軸プーリ
11cと軸プーリ11e間に懸回したベルト11fとを
有する。
【0019】 次に動作について説明する。図3は医者側
端末装置1の動作を説明するフローチャートである。リ
ハビリテーションを開始する患者は、まず、初診または
対面診察が必要かを判断する(ステップST1)。そし
て、YESであれば、患者はエルゴメータ11の椅子1
1aに腰掛け、データ入力部13からリハビリテーショ
ン患者の性別や年齢を入力した後、患者の腕にカフ12
aを装着した後、フランク11bの踏み込みを行って初
期リハビリテーションを実施する。
【0020】 この初期リハビリテーション時に得られた
患者の筋力、バイタル計測機器12から出力された血圧
値と脈拍数等の生体データを制御部14内のメモリ14
aに蓄積(ステップST2)するとともに表示部16に
表示する。一方、リハビリテーション指導員は、この初
期リハビリテーション時に出力され、表示部16に表示
された筋力、血圧値、脈拍数等の生体データを見なが
ら、例えば図4(b)に示すように、心拍数が規定範囲
から逸脱した時には、電磁ブレーキ11dの制動トルク
を小さくして、図4(a)に示すように、患者の脚に加
わる力(重さ)が実線で示す規定値から点線で示すよう
に弱める等の臨床プログラム作成を行う。
【0021】 つまり、リハビリテーション指導員は、上
記蓄積された生体データあるいはリハビリテーション指
導員がデータ入力部13から入力したデータ等を解析し
(ステップST3)、時間、力等を考慮して患者に適す
る運動処方プログラムを作成し、メモリ14aに設定、
蓄積する(ステップST4)。そして、この作成した運
動処方プログラムを通信回線2を介して患者側端末装置
3−1に伝送したかを判断し、YESであれば、動作を
終了する(ステップST5)。
【0022】 一方、患者が既にリハビリテーション施設
で初期リハビリテーションを行っているとき、つまり、
ステップST1での判断結果がNOの場合は、メモリ1
4aから運動処方プログラムを読み出し(ステップST
6)、この運動処方プログラムによるリハビリテーショ
ンを実施し(ステップST7)、このリハビリテーショ
ン実施動作時おける患者の筋力、バイタル計測機器12
から出力された血圧値、脈拍数等の生体データを制御装
置14内のメモリ14aに蓄積し(ステップST2)、
以後、上記ステップST3〜ステップST5の動作を行
うことによって、新たな運動処方プログラムを作成す
る。また、後述するように、患者側端末装置3−1から
患者の生体データが伝送されてきた場合も同様に、上記
ステップST3〜ステップST5の動作を行うことによ
って、新たな運動処方プログラムを作成する。
【0023】 図5は患者側端末装置3−1の動作を説明
するフローチャートである。患者が自宅又は近隣の福祉
施設に設置された患者側端末装置3−1のリハビリテー
ション機器31によってリハビリテーションを行うとき
は、まず、メモリ33aに医者側端末装置1から運動処
方プログラムが伝送され蓄積されているかを判断し(ス
テップST11)、YESであれば、制御部33はメモ
リ33aから運動処方プログラムを読み出し(ステップ
ST12)、リハビリテーション機器31をこの読み出
した運動処方プログラムに従って作動するように制御す
る。このため、患者はリハビリテーション指導員の指導
の下で作成された運動処方プログラムに従って、自宅又
は近隣の福祉施設に設置された患者側端末装置3−1の
リハビリテーション機器31によってリハビリテーショ
ンを実施することができる(ステップST13)。
【0024】 そして、この患者側端末装置3−1のリハ
ビリテーション機器31によるリハビリテーション実施
時に測定された患者の筋力、血圧計、脈拍数等の生体デ
ータをメモリ33aに蓄積し(ステップST14)、リ
ハビリテーション実施毎あるいは1日に1回の割合で、
測定した患者の生体データを通信回線2を介して医者側
端末装置1へ伝送したかを判断し(ステップST1
5)、YESであれば、動作を終了する。
【0025】 医者側端末装置1では、定期的にリハビリ
テーション指導者が、メモリ14aに蓄積されている患
者のリハビリテーション実施時における生体データを見
て、先に作成した運動処方プログラムが患者に適してい
るかを判断し、もし、適切な範囲から逸脱している場合
は、新たに運動処方プログラムを作成し、この運動処方
プログラムを通信回線2を介して患者側端末装置3−1
に伝送し、この患者側端末装置3−1の制御部33のメ
モリ33aに設定記憶する(図3に示すステップST2
〜ステップST5の動作)。なお、リハビリテーション
指導者が運動プログラムを作成するときに、患者の運動
限界値を入れて送り、運動処方プログラムを実施する患
者の生体データが運動限界値を越えたときは、直ちに負
荷を軽減するとともに、運動限界値を越えた旨を医者側
端末装置1へ通信回線2を介して伝送し、リハビリテー
ション指導者により再度運動処方プログラムを修正する
ものである。
【0026】 以上のように、この実施の形態1によれ
ば、患者は初期リハビリテーションを行う場合は、リハ
ビリテーション施設に行き、リハビリテーション指導者
の指導の下に初期リハビリテーションを行うが、この初
期リハビリテーション実行時に測定される生体データに
基づいて運動処方プログラムを作成した後は、通信回線
を介して伝送されてきた上記運動処方プログラムに従っ
て、患者はリハビリテーション施設に通うことなく、自
宅又は近隣の福祉施設に設置された患者側端末装置3−
1のリハビリテーション機器31によって、リハビリテ
ーション施設に行ってリハビリテーション指導員に指導
を受けながらリハビリテーションを実施するのと同様の
リハビリテーションを実施することができる。
【0027】 なお、患者の筋力は、リハビリテーション
機器11(31)の負荷モータの消費電力、負荷モータ
の回転速度、クランクの角加速度、ペダル角度等に基づ
いて推定するものであり、この推定の仕方は本出願人に
よる先の出願(特開平11−262542号公報)に詳
述されているので、本書では具体的説明を省略する。
【0028】 実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2による遠隔リハビリテーションシステムを示す概要
図である。図6において、51は多数のリハビリテーシ
ョン患者の運動処方プログラムを格納したリハビリテー
ションデータ管理装置であり、このリハビリテーション
データ管理装置51は通信回線2に接続された送受信部
51aと、医者側端末装置52−1〜52−nから通信
回線2を介して伝送された患者毎の運動処方プログラム
を記憶するメモリ51bと、通信回線2を介して供給さ
れた患者の運動処方プログラム要求信号を解析し解析結
果に該当する運動処方プログラムを前記メモリ51bか
ら読み出し該通信回線に出力する解析部51cとを備え
ている。
【0029】 52−1〜52−n(52−nは図示せ
ず)は通信回線2に接続された複数の医者側端末装置、
53−1〜53−n(53−nは図示せず)は通信回線
2に接続された複数の患者側端末装置であり、これ等医
者側端末装置52−1〜52−nと患者側端末装置53
−1〜53−nは前記図1に示した医者側端末装置1と
患者側端末装置3−1〜3−nと同一であるので説明を
省略する。
【0030】 次に動作について説明する。医者側端末装
置52−1は、実施の形態1と同様の動作により、患者
に適する運動処方プログラムを作成する。そして、作成
した運動処方プログラムを患者を特定するデータを付し
て、通信回線2を介してリハビリテーションデータ管理
装置51に伝送し、メモリ51aに格納する。このよう
にして、各医者側端末装置52−1〜52−2で作成し
た多数の患者の運動処方プログラムを、それぞれ患者を
特定するデータを付してメモリ51aに格納する。
【0031】 一方患者がリハビリテーションを行う場合
は、まず、患者側端末装置53−1から患者を特定する
データを伝送して該患者の運動処方プログラムがリハビ
リテーションデータ管理装置51に格納されているかを
判断し、格納されているときはその運動処方プログラム
をリハビリテーションデータ管理装置51から読み出
し、通信回線2を介して伝送させてメモリ33aに格納
する。
【0032】 次いで、制御部33はメモリ33aから運
動処方プログラムを読み出し、リハビリテーション機器
31をこの運動処方プログラムに従って作動するように
する。これにより、患者はリハビリテーション指導員の
指導の下で作成された運動処方プログラムに従って、患
者が自宅又は近隣の福祉施設に設置された患者側端末装
置53−1のリハビリテーション機器31によってリハ
ビリテーションを実施することができる。
【0033】 そして、この患者側端末装置3−1のリハ
ビリテーション機器31によるリハビリテーション実施
時、患者の筋力、血圧値、脈拍数等の生体データを測定
してメモリ33aに蓄積し、リハビリテーション実施毎
あるいは1日に1回の割合で、測定した患者の生体デー
タを通信回線2を介してリハビリテーションデータ管理
装置51に伝送し、患者を特定するデータを付して記憶
する。
【0034】 医者側端末装置52−1では、定期的にリ
ハビリテーション指導者が、リハビリテーションデータ
管理装置51から、患者のリハビリテーション実施時に
測定した筋力、血圧値、脈拍数等の生体データとそれま
での運動処方プログラムを通信回線2を介して読み出
し、現状の運動処方プログラムが患者に適しているかを
判断し、もし、適切な範囲から逸脱している場合は、新
たに運動処方プログラムを作成し、この運動処方プログ
ラムを患者を特定するデータとともに通信回線2を介し
てリハビリテーションデータ管理装置51に伝送して、
メモリ51aに設定記憶する。
【0035】 以上のように、この実施の形態2によれ
ば、リハビリテーションデータ管理装置51に自己の運
動処方プログラムが格納されている患者は、旅行先であ
っても、上記の運動処方プログラムを作成したリハビリ
機器と同じリハビリ機器があれば、そのリハビリテーシ
ョン機器の送受信装置によって、通信回線2を介して情
報センタ51から自己の運動処方プログラムを読み出す
ことができ、この運動処方プログラムに従いリハビリテ
ーション施設において、リハビリテーション指導員によ
る指導の下に行うのと同じにリハビリテーションを実施
することができる。
【0036】 また、多数の患者の運動処方プログラムお
よび生体データを、リハビリテーションデータ管理装置
51に格納するので、医者側端末装置には大容量のメモ
リを設ける必要がない。
【0037】 実施の形態3.この実施の形態3は、リハ
ビリテーション施設が診療報酬を医療保険機関61に請
求するため、図7に示すように、通信回線2に医療保険
機関61を接続したもので、他の構成は前記実施の形態
1と同じであるので重複説明は省略する。
【0038】 次に動作について説明する。医者側端末装
置1から通信回線2を介して、運動処方プログラムを患
者側端末装置3−1へ伝送する度に、その伝送カウント
数を計測し記録するとともに、運動処方プログラムに付
して一緒に伝送する。一方、医者側端末装置1は診療報
酬を医療保険機関61に請求するとき、上記伝送カウン
ト数を診療回数として医療保険機関61に報知する。こ
の医療保険機関61はこの診療回数が正確か否かを、該
当する患者の患者側端末装置3−1に記憶されている最
新の運動処方プログラムに付された伝送カウンタ数を通
信回線2を介して読み出し、対比することにより確認す
ることができる。
【0039】 上記のように実施の形態3によれば、伝送
カウント数を診療回数として医療保険機関61に報知す
ることができるので、診療報酬の請求を迅速且つ正確に
行うことができる。本実施の形態では、伝送カウントに
ついて説明したが、例えば、診療報酬が運動処方プログ
ラムの内容によって決定される場合、運動処方プログラ
ム内容を医療保険機関がチェックできるようにしてもよ
い。この場合、医療側端末装置又は患者側端末装置が一
定期間プログラムデータを保管するようにしたり、医療
側端末から患者側端末へ運動処方プログラムを送信する
際、並行して医療保険機関へもプログラムデータを送信
する等のやり方がある。また、プログラムによるリハビ
リメニューのステップ数や時間データを保管又は並行送
信してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、医者
側端末装置のリハビリテーション機器によりリハビリテ
ーションを実施し、このとき測定した患者の生体データ
に基づいて医者、理学療法士等のリハビリテーション指
導員が作成した患者に最適な運動処方プログラムを、通
信回線を介して患者側端末装置に伝送し、この患者側端
末装置のリハビリテーション機器が伝送された運動処方
プログラムで動作するように構成したので、患者はリハ
ビリテーション施設で初期リハビリテーションを受けて
運動処方プログラムを作成された後は、この運動処方プ
ログラムに従って自宅あるいは近隣の福祉施設に設置さ
れたリハビリテーション機器で、リハビリテーション指
導者の指導に基いた安全で快適なリハビリテーションを
行うことができる。
【0041】 これにより、リハビリテーション施設で
は、患者や高齢者はリハビリテーションのための長期入
院や通院を減らすことが可能となり、患者の待ち時間を
減らすとともに患者QOL(Quality Of L
ife)の向上が可能となる。また、患者の回転が速く
なることで、リハビリテーション施設の経営改善に貢献
する等の効果がある。そして、今後、遠隔リハビリテー
ションシステムに対する診療報酬が認められた場合、医
者にとっては短時間で多くの患者の処方が可能であり、
患者一人あたりの診療費用を低減することが可能となる
等、医療費の削減につながるという効果がある。
【0042】 この発明によれば、患者が自宅で行ったリ
ハビリテーション時に測定した生体データを通信回線を
介して医者側端末装置に伝送するので、リハビリテーシ
ョン指導員はその生体データから現状の運動処方プログ
ラムが患者にとって適切であるかを判断し、適正でなく
なっているときは伝送された生体データに基づいて新た
に運動処方プログラムを作成し、この最新の運動処方プ
ログラムを患者側端末装置に伝送して記憶し、この最新
の運動処方プログラムでリハビリテーションを実施でき
るように構成したので、患者は回復度合いに適合したリ
ハビリテーションをリハビリテーション指導員の指導の
下で適切に受けることができるという効果がある。
【0043】 この発明によれば、患者がリハビリテーシ
ョン指導者の指導の下で初期リハビリテーションの実施
を行う医者側端末装置のリハビリテーション機器と、こ
の初期リハビリテーション実施時に測定し出力される患
者の生体データを記憶する記憶部と、この生体データに
基づいて作成した運動処方プログラムが通信回線を介し
て患者側端末装置から伝送されてきた患者の生体データ
を見て、適切な範囲から逸脱している場合は該患者の生
体データとから適切な運動処方プログラムを作成する制
御部と、その運動処方プログラムを前記通信回線に送り
出す送受信部とを備えるように構成したので、患者側端
末装置に対し、患者に適したリハビリテーションの運動
プログラムを与えることができるという効果がある。
【0044】 この発明によれば、医者側端末装置は運動
処方プログラムを通信回線を介して患者側端末装置に伝
送する伝送回数を計数するとともに、運動処方プログラ
ムに付して一緒に伝送するように構成したので、この伝
送回数を診療回数として医療保険機関に診療報酬を請求
することができる。また、医療保険機関は医者側端末装
置から伝送されてきた診療回数を、患者側端末装置に記
憶されている最新の運動処方プログラムに付された伝送
回数を対比することにより、医療保険機関は医者側端末
装置から請求された診療回数が正確か否かを確認するこ
とができるという効果がある。
【0045】 この発明によれば、医者側端末装置のリハ
ビリテーション機器と同一機能を有するリハビリテーシ
ョン機器と、このリハビリテーション機器によるリハビ
リテーションの実施時に出力された患者の生体データを
記憶する記憶部と、この記憶部から読み出された生体デ
ータを通信回線を介して前記医者側端末装置へ伝送する
送信部と、この医者側端末装置から前記通信回線を介し
て伝送されてきた運動処方プログラムを受信する受信部
と、受信した前記運動処方プログラムを前記記憶部に記
憶するとともにリハビリテーション機器が該運動処方プ
ログラムでリハビリテーションを実施できるように設定
する制御部とで患者側端末装置を構成したので、患者は
自宅において、リハビリテーション指導員の指導の下で
行うのと同様の運動処方プログラムで安全で快適なリハ
ビリテーションを行うことができるという効果がある。
【0046】 この発明によれば、通信回線に接続された
送受信部と、医者側端末装置から伝送された患者毎の運
動処方プログラムを記憶する記憶部と、通信回線を介し
て供給された患者の運動処方プログラム要求信号を解析
し解析結果に該当する運動処方プログラムを前記記憶部
から読み出し該通信回線に出力する解析部とでリハビリ
テーションデータ管理装置を構成したので、患者は自己
の使用しているのと同じリハビリテーション機器があれ
ば、何処にいてもリハビリテーション指導員の指導の下
で行うのと同様の運動処方プログラムで安全で快適なリ
ハビリテーションを行うことができるという効果があ
る。
【0047】この発明によれば、医療側端末装置から通
信回線を介して患者側端末装置に伝送される運動処方プ
ログラムの診療報酬対象データを、前記運動処方プログ
ラムの伝送と対応付けさせて記憶手段に記憶し、前記運
動処方プログラムを処方するリハビリテーション施設が
医療保険機関に請求してきた診療報酬と前記記憶手段に
記憶された診療報酬対象データとを対比するように構成
したので、診療報酬の請求を迅速且つ正確に行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す遠隔リハビリ
テーションシステムの概要図である。
【図2】 リハビリテーション機器およびその周辺の構
成図である。
【図3】 医者側端末装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】 リハビリテーションの実行に伴う生体データ
の変化を示す図である。
【図5】 患者側端末装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す遠隔リハビリ
テーションシステムの概要図である。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す遠隔リハビリ
テーションシステムの概要図である。
【符号の説明】 1,52−1〜52−n 医者側端末装置、2 通信回
線、3−1〜3−n,53−1〜53−n 患者側端末
装置、11,31 エルゴメータ(リハビリテーション
機器)、11a 椅子、11b クランク、11c ペ
ダル軸プーリ、11d 電磁ブレーキ、11e 軸プー
リ、11f ベルト、12,32 バイタル計測機器、
12a カフ、12b マイクロフォン、12c 測定
部、13データ入力部、14,33 制御部、14a,
33a,51b メモリ、15,34,51a 送受信
部、16 表示部、51 リハビリテーションデータ管
理装置、51c 解析部、61 医療保険機関。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61H 1/02 A61B 5/02 337B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リハビリテーションを開始する患者は、
    リハビリテーション施設において、リハビリテーション
    指導者の指導の下、医者側端末装置のリハビリテーショ
    ン機器で初期リハビリテーションの実施を行い、この初
    期リハビリテーション実施時に患者の生体データを測定
    して出力し、この出力された生体データに基づいてリハ
    ビリテーション指導者が前記患者の運動処方プログラム
    を作成し、この運動処方プログラムを通信回線を介して
    患者側端末装置に送り、この患者側端末装置は受信した
    前記運動処方プログラムを記憶するとともにリハビリテ
    ーション機器が該運動処方プログラムでリハビリテーシ
    ョンを実施できるように設定することを特徴とする遠隔
    リハビリテーションシステム。
  2. 【請求項2】 リハビリテーション指導者によって作成
    された運動処方プログラムが医者側端末装置から患者側
    端末装置に伝送記憶された後は、患者はこの患者側端末
    装置のリハビリテーション機器によってリハビリテーシ
    ョンの実施を行い、このリハビリテーションの実施時に
    前記患者の生体データを測定して出力し、この出力され
    た生体データを通信回線を介して前記医者側端末装置に
    伝送し、この医者側端末装置では伝送されてきた生体デ
    ータに基づいて、リハビリテーション指導者が前記患者
    に対する運動処方プログラムを新たに作成し、この運動
    処方プログラムを再度前記通信回線を介して前記患者側
    端末装置に送り、この患者側端末装置のリハビリテーシ
    ョン機器の運動処方プログラムを更新することを特徴と
    する請求項1記載の遠隔リハビリテーションシステム。
  3. 【請求項3】 患者がリハビリテーション指導者の指導
    の下で初期リハビリテーションの実施を行うリハビリテ
    ーション機器と、この初期リハビリテーション実施時に
    測定し出力される患者の生体データを記憶する記憶部
    と、この生体データに基づいて作成した運動処方プログ
    ラムが通信回線を介して患者側端末装置から伝送されて
    きた患者の生体データに対して適切な範囲から逸脱して
    いる場合は該伝送されてきた患者の生体データに基づい
    て運動処方プログラムを作成する制御部と、その運動処
    方プログラムを前記通信回線に送り出す送受信部とを備
    えた医者側端末装置。
  4. 【請求項4】 医者側端末装置は運動処方プログラム
    を、通信回線を介して患者側端末装置に伝送する伝送回
    数を計数することを特徴とする請求項3記載の医者側端
    末装置。
  5. 【請求項5】 医者側端末装置のリハビリテーション機
    能を有するリハビリテーション機器と、このリハビリテ
    ーション機器によるリハビリテーションの実施時に測定
    された患者の生体データを記憶する記憶部と、この記憶
    部から読み出された生体データを通信回線を介して前記
    医者側端末装置へ伝送する送信部と、この医者側端末装
    置から前記通信回線を介して伝送されてきた運動処方プ
    ログラムを受信する受信部と、受信した前記運動処方プ
    ログラムを前記記憶部に記憶するとともにリハビリテー
    ション機器が該運動処方プログラムでリハビリテーショ
    ンを実施できるように設定する制御部とを備えた患者側
    端末装置。
  6. 【請求項6】 通信回線に接続された送受信部と、医者
    側端末装置から伝送された患者毎の運動処方プログラム
    を記憶する記憶部と、患者側端末装置から通信回線を介
    して供給された患者の運動処方プログラム要求信号を解
    析し解析結果に該当する運動処方プログラムを前記記憶
    部から読み出し該通信回線を介して該患者側端末装置に
    出力する解析部とを備えたリハビリテーションデータ管
    理装置。
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