JP2002191342A - 玉ねぎの皮剥装置 - Google Patents

玉ねぎの皮剥装置

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JP2002191342A
JP2002191342A JP2000404753A JP2000404753A JP2002191342A JP 2002191342 A JP2002191342 A JP 2002191342A JP 2000404753 A JP2000404753 A JP 2000404753A JP 2000404753 A JP2000404753 A JP 2000404753A JP 2002191342 A JP2002191342 A JP 2002191342A
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JP
Japan
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onion
cutter
mounting plate
cylinder
plate
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JP2000404753A
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Jiro Kobayashi
二郎 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玉ねぎの外皮縦方向に複数個のスリットを入
れることによって玉ねぎの外皮をきれいに剥離するよう
になる玉ねぎの皮剥装置の提供。 【解決手段】 玉ねぎの外皮縦方向に複数個のスリット
を入れると同時に玉ねぎの根芯部及び芽芯部も除去し、
この玉ねぎを回転ロ−ラ上で転動させ、この転動中の玉
ねぎに圧搾空気を吹付けて外皮を除去するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、玉ねぎの外皮並びに根
芯部、芽芯部を迅速且つ確実に除去する玉ねぎの皮剥装
置。
【0002】
【従来の技術】従来、玉ねぎの皮剥機としては、玉ねぎ
の根芯部及び芽芯部を切除してから玉ねぎに圧搾空気を
吹付けて外皮を除去するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の装置におい
ては、回転ロ−ラ上の玉ねぎに圧搾空気を吹付けるだけ
であって、外皮の除去が充分でなく、取り残す部分が多
発し、この取り残し部分を手作業で除去することにな
り、非能率的であって充分に満足の得られる装置ではな
く、又、装置全体が非常に大型であって製作コストに難
点がある。本発明は、玉ねぎの根芯部及び芽芯部を除去
すると同時に玉ねぎの周面縦方向に対して複数個のスリ
ット(切り目)を入れることによって前記従来の欠点を
一掃した非常に小型の玉ねぎの皮剥装置を提供すること
を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、玉ねぎを倒立状態に嵌合支持する嵌合孔
を有し、水平状態から下方に回動可能とした玉ねぎ置台
と、該玉ねぎ置台の下側に配置され、エア−シリンダ−
の動力によって前後進し、前進時に前記玉ねぎ置台を水
平状態に維持し、後退時に玉ねぎ置台が下方に回動する
ようにしたスライド枠と、前記玉ねぎ置台の上方位置に
配置され、エア−シリンダ−の動力で上下動するように
なる水平状の取付盤と、該取付盤上に固定した小型モ−
タ−及び複数個の滑車と、前記取付盤の下側に垂下した
筒状部材と、該筒状部材に固定してなる上下2枚のカッ
タ−取付板と、該カッタ−取付板に装着した下端に刃部
を有し、スプリングの弾圧で常時前記刃部が内側方向に
付勢されている複数個のすじ切りカッタ−部材とからな
り、前記複数個の滑車に掛合した懸吊ロ−プを前記カッ
タ−取付板に連結し、前記取付盤の下側に垂下した筒状
部材の突片で前記カッタ−取付板の一端部を支持すると
共に前記エア−シリンダ−の作動によって前記取付盤が
下降し、且つすじ切りカッタ−部材が自重で下降して玉
ねぎ置台上の玉ねぎの周面縦方向に複数個のスリットを
入れ、つぎに回転錐刃で玉ねぎの根芯部をくり貫くと同
時に前記スライド枠が後退し、この後退時に該スライド
枠に付設してある芯切りカッタ−で玉ねぎの芽芯部を切
除し、玉ねぎ置台が下方回動して玉ねぎが回転ロ−ラ上
に落下するようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な構成を図にもと
づいて説明すると、玉ねぎを倒立状態(根芯部が上にな
る)に載置するための玉ねぎ置台1は中央部に玉ねぎa
を嵌め込む円孔1aが穿設されていて、装置のテ−ブル
2の中央部分に開設された切欠穴2aに蝶番2bによっ
て装着されており、前記テ−ブル2の下側に設置された
エアシリンダ−3の動力によって前後進可能としたスラ
イド枠4によって支持され、スライド枠4の前進時に該
スライド枠4により前記テ−ブル2の切欠穴2a部分に
水平状態に支持され、スライド枠4の後退時に自重で下
方に開くようになる。前記玉ねぎ置台1の直上には2本
のガイド主柱5,5の案内によって手動で上下動するよ
うになる玉ねぎの押え板6があり、この押え板6の中央
部前方に突出した状態で円形状の小枠体からなる玉ねぎ
の押え部材6aがあり、この押え部材6aが倒立状態に
置かれている玉ねぎの根芯部bを押え付け、根芯部bは
押え部材6aの中に位置している。
【0006】つぎに玉ねぎ置台1の上方位置にはエア−
シリンダ−7の動力で上下動する取付盤8があり、この
取付盤8は前記ガイド主柱5,5によって案内され、小
型モ−タ−9と取付盤8上に固定した支片10上に6個
の滑車11,12,13が設置されており、そして取付
盤8の下側に垂下固定した筒状部材8aには上下2本の
板体からなるカッタ−取付板14,15が昇降可能に装
着されており、このカッタ−取付板14,15は前記筒
状部材8aによって案内される。前記カッタ−取付板1
4,15には複数個のすじ切りカッタ−部材16が装着
してあり、カッタ−取付板14,15に穿設した切欠孔
内に挿通され、下側のカッタ−取付板15に蝶番17に
よって開閉可能に装着され、上側のカッタ−取付板14
に穿った細長の切欠溝18に納められたスプリング19
によって弾圧し、すじ切りカッタ−部材16の下部が常
時内側に付勢されるようになっており、すじ切りカッタ
−部材16は下端内側に刃部16aを有し、そして中間
部が内側方向に大きく彎曲していて該部分を蝶番17に
よってカッタ−取付板15に取付けられている前記取付
盤8に設置された小型モ−タ−9の回転軸9aは取付盤
8に垂下した筒状部材8a内にあって前記カッタ−取付
板14,15を貫通して下方に突出し、該回転軸9aの
下端に回転錐刃20が取付けられており、又、前記3個
の滑車に掛合した金属ワイヤ−等の懸吊ロ−プ21は前
記カッタ−取付板14の一側に突出している突片14a
に連結し、この突片14aが取付盤8の下側に固定した
筒状部材8bの突片8cに当接支持されるようになって
いる。
【0007】而して本発明は、玉ねぎ置台1の円孔1a
に玉ねぎaを倒立状態に嵌め込み、手動で玉ねぎの押え
板6を操作して押え部材6aで玉ねぎaの根芯部bが中
央部に位置するように押え付け、つぎにメインスイッチ
をONにするとエア−シリンダ−7が作動して取付盤8
が下降し、この取付盤8の下降に伴いカッタ−取付板1
4,15は自重で落下してすじ切りカッタ−部材16の
刃部16aで玉ねぎaの周面縦方向に複数個のスリット
を入れ、この動作と略々同時期に回転錐刃20が玉ねぎ
aの根芯部bをくり貫き、この動作の終了後にエア−シ
リンダ−3が作動してスライド枠4が後退し、このスラ
イド枠4の後退時に該スライド枠4の前方部に付設して
ある芯切りカッタ−22で玉ねぎの芽芯部cを切除し、
スライド枠4が完全に後退すると玉ねぎ置台1は下方に
開き、玉ねぎaが装置の下部にある回転ロ−ラ23上に
落下して玉ねぎの外皮が除去されるようになるものであ
る。玉ねぎaの前処理を終了するとエア−シリンダ−7
が作動して取付盤8が上昇し、この取付盤8の上昇によ
ってカッタ−取付板14の突片14aが筒状部材8bの
突片8cに引き上げられて元位置に復帰し、つぎの動作
を行うようになる。
【0008】
【発明の効果】本発明は、玉ねぎの根芯部及び芽芯部の
除去と同時に玉ねぎの周面縦方向に複数個のスリットを
入れ、この前処理を施した玉ねぎを回転ロ−ラ上で転動
させながら圧搾空気を吹き付けるようになるもので、玉
ねぎの外皮の除去が容易にでき、従来のような皮の取り
残し等がなく、迅速且つ確実に玉ねぎの皮を剥離するこ
とが可能であって、作業能率が著しく向上し、しかも玉
ねぎの根芯部及び芽芯部の除去と、皮の剥離を一つの装
置で完全に遂行し得るばかりでなく、装置全体の小型化
に成功し、製作コストを著しく削減し得る等の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、
【図1】本発明装置の正面図
【図2】同側面図
【図3】本発明装置の上半部を示す正面図
【図4】玉ねぎ置台部分の平面図
【図5】すじ切りカッタ−部材の取付構造を示す正面図
【図6】すじ切りカッタ−部材の付勢構造を示す平面図
【図7】すじ切りカッタ−部材と、回転錐刃の動きを示
す図
【符号の説明】
1 玉ねぎ置台 2 テ−ブル 3 エア−シリンダ− 4 スライド枠 6 押え板 7 エア−シリンダ− 8 取付盤 9 小型モ−タ− 14 カッタ−取付板 15 カッタ−取付板 16 すじ切りカッタ−部材 18 切欠溝 19 スプリング 20 回転錐刃 22 芯切りカッタ−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉ねぎを倒立状態に嵌合支持する嵌合孔
    を有し、水平状態から下方に回動可能とした玉ねぎ置台
    と、該玉ねぎ置台の下側に配置され、エア−シリンダ−
    の動力によって前後進し、前進時に前記玉ねぎ置台を水
    平状態に維持し、後退時に玉ねぎ置台が下方に回動する
    ようにしたスライド枠と、前記玉ねぎ置台の上方位置に
    配置され、エア−シリンダ−の動力で上下動するように
    なる水平状の取付盤と、該取付盤上に固定した小型モ−
    タ−及び複数個の滑車と、前記取付盤の下側に垂下した
    筒状部材と、該筒状部材に固定してなる上下2枚のカッ
    タ−取付板と、該カッタ−取付板に装着した下端に刃部
    を有し、スプリングの弾圧で常時前記刃部が内側方向に
    付勢されている複数個のすじ切りカッタ−部材とからな
    り、前記複数個の滑車に掛合した懸吊ロ−プを前記カッ
    タ−取付板に連結し、前記取付盤の下側に垂下した筒状
    部材の突片で前記カッタ−取付板の一端部を支持すると
    共に前記エア−シリンダ−の作動によって前記取付盤が
    下降し、且つすじ切りカッタ−部材が自重で下降して玉
    ねぎ置台上の玉ねぎの周面縦方向に複数個のスリットを
    入れ、つぎに回転錐刃で玉ねぎの根芯部をくり貫くと同
    時にスライド枠が後退し、この後退時に該スライド枠に
    付設してある芯切りカッタ−で玉ねぎの芽芯部を切除
    し、玉ねぎ置台が下方回動して玉ねぎが回転ロ−ラ上に
    落下するようになる玉ねぎの皮剥装置。
  2. 【請求項2】 前記すじ切りカッタ−部材は、縦長の肉
    厚を有する板状体からなり、中間部に内側彎曲部を有
    し、前記2枚のカッタ−取付板を貫通して下方に垂下す
    ると共に前記彎曲部の上方位置で前記カッタ−取付板の
    下側の板に蝶番その他の手段で開閉可能に装着されてお
    り、すじ切りカッタ−部材の上方部は前記カッタ−取付
    板の上側の板に穿設した細長の切欠溝に設置してあるス
    プリングで弾圧し、すじ切りカッタ−部材の刃部に付勢
    するようになる請求項1記載の玉ねぎの皮剥装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102763888A (zh) * 2012-07-23 2012-11-07 通海高原农产品有限公司 瓜果削条机
CN102823927A (zh) * 2012-08-14 2012-12-19 青岛盛祺源工贸有限公司 无损伤洋葱剥皮机
JP2016059324A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社玉ジロー スリット形成装置
CN107567759A (zh) * 2017-09-30 2018-01-12 张新侠 一种大蒜种植蒜瓣分离装置

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