JP2002190834A - 無線メールシステム - Google Patents

無線メールシステム

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JP2002190834A
JP2002190834A JP2000386631A JP2000386631A JP2002190834A JP 2002190834 A JP2002190834 A JP 2002190834A JP 2000386631 A JP2000386631 A JP 2000386631A JP 2000386631 A JP2000386631 A JP 2000386631A JP 2002190834 A JP2002190834 A JP 2002190834A
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JP2000386631A
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Hideki Shitanda
秀樹 四反田
Yuka Sakurai
由香 櫻井
Atsushi Tanaka
淳志 田中
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤレス通信を使ってモバイル端末でメー
ルを受信する場合、メールサーバにメールが届いている
か否かを簡単にかつ経済的な方法で行なうことが困難で
あった。 【解決手段】 メールがサーバに到着すると、メール到
着通知手段101がメールIDとメールサブジェクト等
をモバイル端末に送出する。ユーザはモバイル端末上で
メールサブジェクトの一覧を見て、必要なメールを選択
する。メール転送手段104はユーザの選択したメール
をメールIDに変換してメールサーバから取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレス通信を
備えたモバイル端末を用いて電子メールを受信するメー
ルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常メールシステムでは、ユーザがメー
ルを読み書きする端末と、端末と直接通信しメールの保
存などを実行するメールサーバとから構成されている。
メールサーバは他のメールサーバとの通信およびモバイ
ル端末からの送信メールの処理を行なうSMTPサーバ
と、モバイル端末からの要求に従ってモバイル端末にメ
ールを転送するPOPサーバあるいはIMAPサーバか
ら構成されている。
【0003】端末から送信されたメールは通常メールア
ドレスのドメイン部分で決まるSMTPサーバに届けら
れ、SMTPサーバはユーザのメールボックスに一旦保
存される。ユーザがモバイル端末を用いてメールを受信
する場合は、メールボックスを持つサーバ上で動作する
POPサーバあるいはIMAPサーバに端末より接続し
てメールボックスにある自分宛てのメールを受信する。
【0004】インターネットを使ったメールの受信を屋
外でノートパソコンや携帯端末などのコンピュータを用
いて行なう場合、コンピュータに接続した、あるいは内
蔵されたPHSや携帯電話などの無線通信を用い、メー
ルを蓄積しているPOPサーバあるいはIMAPサーバ
に接続して、メールを受信する(従来技術1)。ユーザ
はメールが到着しているかどうかはメールサーバに接続
するまでわからないため、メールを直ちに受け取りたい
場合はユーザが頻繁にコンピュータを使ってメールサー
バに接続する必要がある。
【0005】この課題を解決する方法として、コンピュ
ータの電源を常に供給しておき、例えば1時間毎に端末
よりメールサーバに接続してメールが届いているかどう
かを調べるという方法がある(従来技術2)。しかし、
メールが届いているかどうかに関わらず接続毎に通信料
金がかかる点、コンピュータの電源を常に供給するため
電池がすぐになくなってしまうという欠点がある。
【0006】一方、携帯電話やPHSにおいて、i−m
ode(登録商標)やショートメッセージサービスに代
表される電話系のメールシステムが利用可能である。こ
れらのサービスではインターネットと別の独自システム
であるが、インターネットとの相互乗り入れにより、イ
ンターネットのメールとのやり取りが可能である。電話
系のメールシステムはメールサーバにメールが到着する
と直ちに電話機にメールを転送することが出来る。従っ
てユーザは明示的にメールを取得する操作を行なうこと
なくメールの着信を知ることができる(従来技術3)。
しかし電話系のメールシステムは、電話機の物理的な大
きさから表示できる文字が限定されているため、受信で
きるメールのサイズに例えば256文字などの制約があ
り、ビジネスで使うようなサイズの大きなメールには使
用できない。
【0007】電話系のメールシステムと従来のコンピュ
ータでのメールを組合せる方法も考えられる。例えばユ
ーザは、携帯電話とコンピュータを両方利用し、自分の
コンピュータ宛てのメールを携帯電話に転送するように
メールサーバに転送を設定しておく。メールがメールサ
ーバに到着すると上記設定に基づきメールの一部が携帯
電話に通知される。ユーザは携帯電話に転送されたメー
ルの一部を見て、メールの取得が必要と判断するとコン
ピュータを使ってメールサーバからメールを受信する
(従来技術4)。この方式では、携帯電話に転送された
メールとコンピュータを使って受信するメールの間に何
らの関係もないため、コンピュータを使ってメールを受
信するときに、例えば携帯電話で転送したメールの情報
を用いて自分が読みたいメールを選択することが出来な
い。この結果、コンピュータで受信するときにはすべて
のメールを受信するか、あるいはコンピュータを使って
もう一度メールの一覧を受信し、その後目的のメールを
選択した上で読み出すという煩雑な操作が必要となる。
またすべてのメールを携帯電話とコンピュータの両方で
受信するため通信料金も高くなる。さらに携帯電話とコ
ンピュータの両方を操作する必要であり、操作が煩雑で
ある。
【0008】コンピュータにメールの到着のみを通知す
る方式も提案されている。例えば、特開平11−122
674号では、コンピュータ側に着信通知手段を設ける
ことでメールの到着を通知するとしている(従来技術
5)。しかし、ユーザはどのようなメールが到着してい
るかを判断できないため、メールの受信件数が多くなる
と常にメールが到着しているという状態になり有用では
ない。
【0009】無線通信ではないが、前記の着信通知手段
よりも多くの情報を伝送する方式も提案されている。例
えばインターネットプロバイダBIGLOBEでは、
「遊々メール」というサービスを提供している。これは
ISDNのUUIを使ってISDN間でメールのやり取
りを行なうもので、インターネットとの相互乗り入れが
可能である。ユーザは予め自分宛てのメールを「遊々メ
ール」にも転送することで、携帯電話とコンピュータの
2台で行なっていたことをコンピュータだけで行なうこ
とが出来る(従来技術6)。しかし、この場合も「遊々
メール」とインターネットメールとの間に何らの関係も
ないため、インターネットでメールを受信するときに
は、例えば「遊々メール」で取得したメールの情報を用
いて読みたいメールを指定することが出来ない。この結
果、コンピュータで受信するときにはすべてのメールを
受信するか、あるいはコンピュータを使ってもう一度メ
ールの一覧を受信し、その後目的のメールを読み出すと
いう煩雑な操作が必要となる。また通信料も高くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1ではメール
が到着してもわからない。従来技術2では、通信料金が
かかりかつコンピュータの電源を入れたままにする必要
がある。従来技術3では受信できるメールの大きさに制
約を受ける。従来技術4では、携帯電話とコンピュータ
の2台を必要とし、操作が煩雑でかつ読みたいメールだ
けを選択的に受信できない。従来技術5ではメールが到
着したことがわかったとしても、それによりメールを読
み出す必要があるかどうかを判断出来ない。従来技術6
では従来技術4と同様に読みたいメールだけを選択的に
受信できないと言った課題があった。本発明は、自分宛
てのメールが届いたことを速やかに知り、必要なメール
のみを選択して取得することにより最小限の時間と通信
コストでメールを読むことが可能な無線メールシステム
を実現する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、無線通信を使ってメールサーバとモバイル端末が通
信を行なうメールシステムにおいて、メール到着通知手
段がメールサーバに到着したモバイル端末宛てメールか
ら、そのメールを特定する情報および前記メールの全文
をユーザが取得すべきかを判断する情報を抽出し、ユー
ザが操作を行なうことなく前記メールサーバより前記モ
バイル端末宛てに自動的に送出する。前記モバイル端末
は前記メール到着通知手段で通知された情報の一部ある
いはすべてを一覧表示する表示手段と、ユーザが前記表
示手段で表示した一覧の中から取り込みたいメールを選
択する選択手段と、前記選択手段で選択したメールを前
記メール到着通知手段により通知されたメールを特定す
る情報を用いて、モバイル端末よりメールサーバに対し
てメールを取得するよう構成する。これにより、ユーザ
は自分宛てのメールが届いたことを速やかに知ることが
可能となる。また自分宛てのメールのうち読みたいメー
ルだけを選択して、そのメールの全文を取得することに
より最小限の時間と通信コストでメールを読むことが可
能な無線メールシステムを実現できる。
【0012】また、請求項2の発明では、モバイル端末
の無線通信部と、無線通信部を除く部分の電源の入切を
独立に制御可能とし、無線通信部のみ電源が入っている
場合でも、メールサーバよりモバイル端末にメールの到
着が通知されると、通知を受けると共に、無線通信部が
無線通信部を除く部分の電源を自動的に入れる機能を持
つ無線メールシステムという構成である。これによりモ
バイル端末本体の電源を切断した状態においてもメール
が届いたことを知ることができるため、動作時間を長く
することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、無線通信部と、前記無線通信部と一体またはケーブ
ルなどで接続されたモバイル端末と、少なくとも前記無
線通信部と通信可能な通信部を備えたメールサーバとか
らなるメールシステムにおいて、前記メールサーバは前
記モバイル端末のメールアドレスと前記無線通信部の呼
出し番号(ID)を関連付ける参照テーブルを備え、前
記メールサーバが前記モバイル端末宛ての一つまたは複
数のメールを着信すると、前記メールからメールを特定
する情報および前記メールの全文をユーザが取得すべき
か判断する情報を前記無線通信部の呼出し番号を用いて
前記モバイル端末宛てに送出する。前記モバイル端末は
前記無線通信部より前記メールを特定する情報および前
記メールの全文をユーザが取得すべきか判断する情報を
受け取って前記モバイル端末に表示し、ユーザは前記メ
ールを特定する情報および前記メールの全文をユーザが
取得すべきか判断する情報を閲覧し、欲するメールを選
択する。前記モバイル端末は前記無線通信部を介して前
記メールのうち選択されたメールを示す前記選択情報を
前記メールサーバに送出し、前記メールサーバは前記選
択情報に示される前記メールの本文を前記通信部を介し
て前記モバイル端末に送出することを特徴とする無線メ
ールシステムであり、ユーザ宛てのメールがメールサー
バまで届くと、そのメールを特定する情報およびメール
の全文をユーザが取得すべきか判断する情報を速やかに
ユーザのモバイル端末宛てに送るため、どのようなメー
ルが届いているのかの概要を直ちに知ることが可能とな
る。概要を読んだ上でメールサーバまで届いているメー
ルから欲しいメールのみ選択して全文を取得できるた
め、必要なメールのみを直ちに読めるため即時性が高く
かつ安いコストで通信できる無線通信システムを実現す
ると言う作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記無線通信部
と一体構造からなる前記モバイル端末において、前記無
線通信部と、前記無線通信部を除く部分の電源の入切を
独立に制御が可能であり、前記無線通信部のみ電源が入
っている時に前記メールサーバより前記無線通信部に前
記メールを特定する情報および前記メールの全文をユー
ザが取得すべきか判断する情報が届くと、前記モバイル
端末の前記無線通信部を除く部分の電源も入れるよう制
御することを特徴とする請求項1の無線メールシステム
用モバイル端末であり、モバイル端末が非動作状態にお
いては無線通信部のみに電源が供給され、前記無線通信
部は通常低消費電力で動作可能であるため待ち受け動作
時間が長くできると言う作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態を、図1から図
8を用いて詳細に説明する。
【0016】(実施の形態1)図1に本発明の一実施の
形態におけるメールの制御のフローを示すブロック図
を、図2に無線メールシステムを構成するモバイル端末
とメールサーバのブロック図を示す。
【0017】本無線メールシステムは、メールサーバと
メールを受信する単一あるいは複数のモバイル端末から
構成されている。メールサーバは電話網あるいはLAN
を使って公衆無線通信網210に接続されている。モバ
イル端末にはPHS網やデジタル携帯電話網など前記公
衆無線通信網210と通信可能な無線通信網に接続する
無線通信モジュール205が内蔵されている。
【0018】本発明の実施形態においてメールサーバ1
05はモバイル端末から行なわれるメールの送信要求、
およびメールサーバ間のメールの送受信を処理するSM
TPサーバ201とモバイル端末からの受信要求を処理
する図2のPOPサーバ202で構成されている。本発
明のSMTPサーバ201は従来のSMTPサーバの機
能に加え、SMTPサーバ201にモバイル端末を持つ
ユーザ宛てのメールが受信すると、SMTPのプロトコ
ルに示された宛先情報を取り出し、通知サーバ203に
通知する。
【0019】メール到着通知手段101は、メールサー
バとモバイル端末との間でメールの到着を通知するため
の手段を提供する。本実施形態のメール到着通知手段1
01は、メールサーバ側とモバイル端末側に分かれる。
メールサーバ側の通信モジュール204は公衆電話網と
メールサーバを接続するものであり、公衆回線とのイン
ターフェースにはアナログ回線と接続するためのモデ
ム、ISDN回線と接続するためのターミナルアダプタ
や、専用線にLAN接続するためのルータなどを用い
る。いずれの場合も最終的には公衆無線通信網210に
接続され、それを使ってモバイル端末の無線通信モジュ
ール205との間でデータ通信を行なう。モバイル端末
側の無線通信モジュール205には、PHSや携帯電話
を用いる。
【0020】メール到着通知手段101のメールサーバ
側構成要素である通知サーバ203は、通信モジュール
204を使ってモバイル端末へメールの着信があったこ
とを通知する。通知サーバ203はメールアドレスとモ
バイル端末のIDとの対応表を持つ(図5)。モバイル
端末IDは、通信モジュール204が電話網で接続して
いる場合には、例えばモバイル端末を接続している無線
通信モジュール205の電話番号を用いる。LANで接
続する場合は電話番号の代わりにIPアドレスを用い
る。
【0021】メール到着通知手段101のモバイル端末
側は無線通信モジュール205、メモリ206および通
信を制御するCPU209で構成される。
【0022】SMTPサーバ201がメールを受け取る
と、宛先メールアドレスを抽出して通知サーバ203に
渡す。通知サーバ203は宛先メールアドレスに基づき
メールの到着を通知するモバイル端末を決定する。モバ
イル端末とメールサーバとの間のシーケンスは、メール
サーバが電話網で公衆無線通信網210と接続している
場合は図3に示す通り、メールサーバがLANで公衆無
線通信網210と接続している場合は図4に示す通りと
なる。
【0023】電話網で接続されている場合を図3で説明
する。この場合モバイル端末IDは電話番号である。通
知サーバ203はターミナルアダプタあるいはモデムな
どの通信モジュール204を経由してモバイル端末に発
信する(S301)。モバイル端末は発信元の電話番号
をチェックし、通知サーバ203からの着信であること
を確認すると、着信拒否を返すか、着信を無視して着信
が停止するのを待つ(S302)。通知サーバ203は相
手から着信を拒否された場合あるいは発信後一定時間経
過すると発信を停止する。モバイル端末は着信が停止す
ると、通知サーバ203宛てに発信する(S303)。
通知サーバ203はモバイル端末からの着信を受け、回
線接続を行なう。その後、データ通信するためのPPP
接続処理を行なう(S304)。通知サーバ203はP
PP接続が完了すると、通知パケットを送信する(S3
05)。モバイル端末は通知パケットを受信するとPO
Pサーバ202に接続し、新着のメールヘッダを取得す
る(S306,S307)。新着メールのヘッダを取得
するとPPPを切断する(S308)。ここの新着メー
ルのヘッダとは、メールの全文をユーザが取得すべきか
どうかを判断するための情報であり詳細は後述する。
【0024】次にLANで接続している場合のシーケン
スを図4で説明する。この場合モバイル端末IDはIP
アドレスである。通知サーバ203はメール宛先のモバ
イル端末のIPアドレス宛てに通知パケットを送信する
(S401)。公衆無線通信網210はモバイル端末に
発信する(S402)。モバイル端末と公衆無線通信網
との間でPPPが接続される(S403)。その後、通知
サーバ203から送信された通知パケットがモバイル端
末に送信される(S404)。モバイル端末は通知パケ
ットを受信するとPOPサーバ202に接続し、新着の
メールのヘッダを取得する(S405,S406)。新
着メールのヘッダを取得するとPPPを切断する(S4
07)。
【0025】なお、S308およびS407の切断を行
なわない実施形態も可能である。PPP切断を行なわな
い場合、通知サーバ203は次回のメール到着通知にお
いて図3の場合S301からS304の手順を省略でき
る。図4の場合、S402とS403を省略できる。こ
れにより頻繁に通知を行なう場合の処理時間の短縮を図
ることが出来る。
【0026】メールヘッダの取得(S307,S40
6)を実現するための手法を図6で説明する。まず、メ
ールサーバに存在するメールを特定する情報をモバイル
端末に転送する。POPサーバの場合、RFC1939
で定義されたPOPプロトコルのUIDLコマンドを用
いてメールIDのリストを転送する(602)。
【0027】モバイル端末は最後に受信したメールのI
D(601、以下最新のメールIDと呼ぶ)を保有して
いる。最新のメールIDがメールIDリストに含まれて
いる場合には、メールIDリストの最新のメールIDよ
り後ろにあるメールを新着メールと判断する。602の
例では既にメール番号2まで受け取っているため、メー
ル番号3および4が新着メールになる。
【0028】次にメール全文をユーザが取得すべきかど
うかを判断する情報をモバイル端末に転送する。本実施
形態では、POPプロトコルのTOPコマンドを用いて
メール番号3,4のメールヘッダ(603)をモバイル
端末に転送する。
【0029】新着メールのヘッダの取得が終わると、最
後にヘッダを取得したメールのIDを最新メールID
(604)とする。本例では、A0100205614が最新メー
ルIDになる。最新のメールIDはメモリ206に保存
される。図7はメモリ206に保存されたメールIDと
ヘッダの一例であり、最後の2つのメールが新着メール
である。
【0030】S307あるいはS406によって取得し
た新着メールのヘッダとメールIDもメモリ206に保
存される。なお、POPサーバはヘッダとして多くの情
報を提供しているので、これらのヘッダのなかからタイ
トル(サブジェクト)、日付、発信者、送信先、添付フ
ァイルの有無などに限定してメモリに保存しても良い。
これによりモバイル端末のメモリ量を少なくすることが
出来る。
【0031】次にユーザがメールサーバからモバイル端
末に送られてきたヘッダ情報に基づき選択したメールの
全文を受信するときの動作について図8を用いて説明す
る。
【0032】表示手段102は、例えばLCD207を
用いる。ユーザがメールを見たい時は、モバイル端末上
のLCD207に、メモリ206に保存したメール情報
を例えば一覧形式にして表示する。その一例が801で
ある。
【0033】選択手段103は、本実施形態ではLCD
207と重ねて配置したタッチパネル208を用いる。
801のチェックボックスの上をタップすることで、全
文受信したいメールを選択する。なお、801のチェッ
クボックスのないものはすでに全文取得済みを表す。も
ちろん、タッチパネルの代わりにポインティングデバイ
スとカーソルを用いても良い。
【0034】メール転送手段104は、選択手段103
でメール取得を指示されたときに動作し、選択手段10
3で選択されたメールの全文をメールサーバから取り込
む。本実施の形態ではメール転送手段はCPU209、
無線通信モジュール205で構成される。CPU209
は、まずタッチパネル208で指定したメールに対応す
るメールIDをメモリ206から取り出す。本例では8
02のようにA0100205551、A0100205614となる。これを
取得メールIDリストと呼ぶ。次にPOPサーバ202
と通信を行ない、POPサーバ上のメールIDリストを
取り出す(803)。本例ではPOPサーバ上に3件の
メールがある。次に取得メールIDリストとサーバ上の
メールIDリストを照合して、サーバ上でのメール番号
を特定する。本例では1と3がメール番号である。最後
にPOPプロトコルのRETRコマンドを用いて指定し
たメールを取得する。取得したメール804はメモリ中
に保存される。
【0035】以上の動作により、モバイル端末宛てのメ
ールが到着したとき、モバイル端末をユーザが操作する
ことなくメールのタイトルなどをモバイル端末に転送す
ることが出来る。また、ユーザがメールのタイトル等を
見て全文を取得したいメールだけを、不必要なメールを
アクセスすることなく取得することが出来る。
【0036】なお、本実施の形態ではメール転送手段と
してPOPサーバを用いたがIMAPサーバを用いても
良い。
【0037】また、本実施の形態ではメールの全文をユ
ーザが取得すべきかどうかを判断する情報としてメール
ヘッダを用いたが、メールに添付したファイルの有無を
用いてもよい。
【0038】(実施の形態2)次に、本発明における第
二の実施の形態について図2を用いて説明する。第一の
実施の形態における無線メールシステムのモバイル端末
は、モバイル端末を構成する無線通信モジュール205
と無線通信モジュールを除く部分の電源を独立してオン
オフ制御が可能であり、無線通信モジュール205が各
々の電源の供給を制御することが出来る。
【0039】電源制御部分以外は請求項1の実施形態と
同一であるため、ここでは請求項1との差異のみを説明
する。
【0040】メール到着通知手段101のモバイル端末
側の無線通信モジュール205には通常電源が供給され
ている。それ以外のモバイル端末側の部分、すなわちC
PU209、メモリ206、LCD207、タッチパネ
ル208には電源が供給されていない。
【0041】メール到着通知のため、通知サーバ203
が発信(S301)あるいは公衆無線通信網210が発
信(S402)した場合、無線通信モジュール205は
着信を検出してCPU209、メモリ206に電源を供
給する。これ以降、第一の実施の形態と同様に図3のS
302あるいは図4のS403以降の処理を行なう。
【0042】図3または図4の処理が完了すると、無線
通信モジュール205はCPU209、メモリ206へ
の電源供給を停止する。なお、メモリ206は電源供給
を停止しても内容が保持されるものを用いる。もしメモ
リ206がRAMのような揮発性メモリの場合には、電
源供給を停止するとデータが失われるので、電池により
バックアップしたうえでクロックを停止するあるいはセ
ルフリフレッシュなどの省電力モードに遷移するという
実施形態をとる。CPU209がクロックを停止するこ
とで十分な省電力が可能であれば、電源供給を停止する
代わりにクロックを停止するという実施形態でも良い。
あるいは、メモリ206にフラッシュメモリを用いても
よい。この場合は電池によるバックアップは不要とな
る。
【0043】メール到着通知にはユーザ操作が不要であ
るため、LCD207、タッチパネル208への電源供
給は行なっていないが、CPU209やメモリ206と
独立して電源が制御できない場合には、これらへの電源
を供給しても良い。あるいはタッチパネル208、LC
D207に低消費電力状態があれば、電源切断の代わり
に低消費電力状態に移行しても良い。なお、LCD20
7への電源供給が停止している状態でメールが到着して
もLCD207上に表示できないため、メールの到着を
示す専用のLEDやLCDやサウンド機能を設けてもよ
い。
【0044】ユーザが選択手段103を用いて転送する
メールを指定する場合には、CPU209、メモリ20
6だけでなく、タッチパネル208、LCD207へも
電源を供給する必要がある。このため、LCD207へ
の電源供給を停止している場合には、別途電源を入れる
ためのスイッチ等を設ける。
【0045】以上の動作により、モバイル端末の無線通
信モジュール205以外の電源を切断した状態において
もメールがメールサーバに到着したときモバイル端末の
電源を自動的に投入してメールのタイトルなどを取得し
再び電源を切断することが出来る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、メールが到着するとユ
ーザがモバイル端末を操作しなくてもメールのタイトル
などを受信できる。また、受信したタイトルや添付ファ
イルの有無などの情報を用いて取得すべきメールを選択
すると、目的のメールだけを受信できるため通信コスト
を大きく削減することが可能となる。また、モバイル端
末を操作しない場合には、モバイル端末の無線通信モジ
ュールだけの電源を入れておけばそれ以外の電源は切断
した状態で維持できるので、省電力が実現でき、モバイ
ル端末の電池駆動による動作時間を延長することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図
【図2】本発明の実施形態のブロック図
【図3】通信モジュールが公衆無線通信網と電話回線で
接続する場合のメール到着通知のシーケンスを示す図
【図4】通信モジュールが公衆無線通信網とLANで接
続する場合のメール到着通知のシーケンスを示す図
【図5】通知サーバが保持するメールアドレスとモバイ
ル端末のIDとの対応表を示す図
【図6】新着メールの判定方式の説明図
【図7】メモリ中に保持したメールIDとヘッダの一例
を示す図
【図8】メールの選択受信時の流れ図
【符号の説明】
101 メール到着通知手段 102 表示手段 103 選択手段 104 メール転送手段 105 メールサーバ 201 SMTPサーバ 202 POPサーバ 203 通知サーバ 204 通信モジュール 205 無線通信モジュール 206 メモリ 207 LCD 208 タッチパネル 209 CPU 210 公衆無線通信網 601 メモリ中に保持している最新のメールID(通
知前) 602 POPサーバから取り出したメールIDリスト 603 メール到着通知手段が受信した各メールのヘッ
ダ 604 メモリ中に保持している最新のメールID(通
知後) 801 LCD上でのメールタイトル表示 802 取得すべきメールIDリスト 803 POPサーバ上のメールIDリスト 804 取得したメール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 淳志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA18 GA20 HA06 JL01 JT09 LD13 5K067 AA11 AA21 AA34 BB21 DD13 DD17 DD53 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 GG01 GG11 HH05 HH23 5K101 KK02 LL11 LL12 MM07 NN21 PP03 TT06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信部と、前記無線通信部と一体ま
    たはケーブルなどで接続されたモバイル端末と、少なく
    とも前記無線通信部と通信可能な通信部を備えたメール
    サーバとからなるメールシステムにおいて、 前記メールサーバは前記モバイル端末のメールアドレス
    と前記無線通信部の呼出し番号(ID)を関連付ける参
    照テーブルを備え、 前記メールサーバが前記モバイル端末宛ての一つまたは
    複数のメールを着信すると、前記メールからメールを特
    定する情報および前記メールの全文をユーザが取得すべ
    きか判断する情報を前記無線通信部の呼出し番号を用い
    て前記モバイル端末宛てに送出する。前記モバイル端末
    は前記無線通信部より前記メールを特定する情報および
    前記メールの全文をユーザが取得すべきか判断する情報
    を受け取って前記モバイル端末に表示し、ユーザは前記
    メールを特定する情報および前記メールの全文をユーザ
    が取得すべきか判断する情報を閲覧し欲するメールを選
    択する。前記モバイル端末は前記無線通信部を介して前
    記メールのうち選択されたメールを示す前記選択情報を
    前記メールサーバに送出し、前記メールサーバは前記選
    択情報に示される前記メールの本文を前記通信部を介し
    て前記モバイル端末に送出することを特徴とする無線メ
    ールシステム。
  2. 【請求項2】 前記無線通信部と一体構造からなる前記
    モバイル端末において、前記無線通信部と、前記無線通
    信部を除く部分の電源の入切を独立に制御が可能であ
    り、前記無線通信部のみ電源が入っている時に前記メー
    ルサーバより前記無線通信部に前記メールを特定する情
    報および前記メールの全文をユーザが取得すべきか判断
    する情報が届くと、前記モバイル端末の前記無線通信部
    を除く部分の電源も入れるよう制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の無線メールシステム用モバイル端
    末。
  3. 【請求項3】 一時記憶部を備えた前記無線通信部と、
    前記無線通信部を除く部分の電源の入切を独立に制御可
    能なモバイル端末において、前記無線通信部のみ電源が
    入っている時に前記メールサーバより前記無線通信部に
    前記メールを特定する情報および前記メールの全文をユ
    ーザが取得すべきか判断する情報が届くと、前記一時記
    憶部に前記情報を格納し、前記無線通信部を除く部分の
    電源が入った時点で前記情報を前記モバイル端末に表示
    することを特徴とする請求項1に記載の無線メールシス
    テム用モバイル端末。
  4. 【請求項4】 前記メールの全文をユーザが取得すべき
    かを判断する情報がメールのサブジェクトであることを
    特徴とする請求項1に記載の無線メールシステム。
  5. 【請求項5】 前記メールの全文をユーザが取得すべき
    かを判断する情報がメールにファイルが添付されている
    か否かの情報であることを特徴とする請求項1に記載の
    無線メールシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5に記載のモバイル端末制
    御プログラムを格納したモバイル端末および記憶メディ
    ア。
  7. 【請求項7】 請求項1から5に記載のメールサーバ制
    御プログラムを格納したメールサーバおよび記憶メディ
    ア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011071891A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Fujifilm Corp メール受信通知送信装置、メール受信通知送信システム、メール受信通知送信方法およびプログラム

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