JP2002190819A

JP2002190819A - ネットワークトポロジ作成方法

Info

Publication number: JP2002190819A
Application number: JP2000389960A
Authority: JP
Inventors: Takashi Hasegawa; 貴史長谷川
Original assignee: Hitachi Cable Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd
Priority date: 2000-12-19
Filing date: 2000-12-19
Publication date: 2002-07-05

Abstract

(57)【要約】【課題】一般的なＳＮＭＰプロトコルを用いてネットワ
ークトポロジを求めることのできるネットワークトポロ
ジ作成方法を提供すること。【解決手段】ＳＮＭＰプロトコルを用いてネットワーク
の管理を行うネットワーク管理装置３００を設け、管理
機能付スイッチングハブ２０１〜２０３に収集され格納
されたフィルタリングデータベースを参照し、そのフィ
ルタリングデータベースの値に基づき、管理機能付スイ
ッチングハブ２０１〜２０３の各ポートに属する端末１
０１〜１１０の物理アドレスとその管理機能付スイッチ
ングハブのポート番号の組を取得し、下位の管理機能付
スイッチングハブ２０２、２０３の複数ポートに所属し
ている物理アドレスが、上位の管理機能付スイッチング
ハブ２０１の単一のポートに所属している場合には、当
該下位の管理機能付スイッチングハブ２０２、２０３が
上位の管理機能付スイッチングハブ２０１に接続されて
いると判断し、上記フィルタリングデータベースの値に
基づきネットワークトポロジを求める。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、管理機能付スイッ
チングハブを用いて構成されたローカルエリアネットワ
ークにおけるネットワークトポロジ作成方法に関し、特
に、複数台のイーサネット（登録商標）規格の管理機能
付スイッチングハブを用いて構成されたネットワークに
適したネットワークトポロジの作成方法に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】一般に、スイッチングハブのようなスイ
ッチ装置は、複数のポートを有し、これらのポートに接
続された端末間の伝送経路を交換機のように１対１で結
ぶことで、相互の通信を可能とする装置であり、各端末
は１つの伝送路を占有して通信を行うことができる。

【０００３】さらに管理機能付のスイッチ装置、例え
ば、管理機能付スイッチングハブは、複数のポートを有
し、これらのポートに接続された端末間等で伝送フレー
ムを中継するだけでなく、ネットワーク中の伝送フレー
ムを受信することによりフレーム情報を収集することが
でき、また、他の管理機能付スイッチ装置からの問い合
わせに対し、フレーム情報を返送することができる。

【０００４】すなわち、管理機能付スイッチ装置は、少
なくとも自身（以下、本管理機能付スイッチ装置と記
す）の構成情報（例えば、ＭＡＣアドレス、ポート数、
ＩＰアドレス、ポート番号毎のポートの設定内容等）を
保持しており、ネットワーク上の他の管理機能付スイッ
チ装置（以下、相手管理機能付スイッチ装置と記す）が
ＳＮＭＰ（Simple Network Management Protocol：簡易
ネットワーク管理プロトコル）を用いて構成情報の問い
合わせをしてきたときに、その問い合わせに応答して保
持している構成情報を返送することができる。従って、
相手管理機能付スイッチ装置は本管理機能付スイッチ装
置の構成情報を取得することができる。

【０００５】ただし、相手管理機能付スイッチ装置がＳ
ＮＭＰプロトコルを使用するには、本管理機能付スイッ
チ装置の論理アドレスが既に設定されていなければなら
ない。論理アドレスとは、ＴＣＰ／ＩＰ（Transmission
Control Protocol/InternetProtocol ）ネットワーク
における当該装置のＩＰ（Internet Protocol ，ＩＥＴ
Ｆ規格ＲＦＣ７９１）アドレスなどである。

【０００６】一方、ローカル・エリア・ネットワークに
おいては、ネットワークを管理するために、コンピュー
タシステムおよび表示装置などを備えたネットワーク管
理装置をノードの１つとして接続し、ネットワークの構
成管理や、ネットワークに生じた種々の障害の発見など
を行う。

【０００７】ネットワークを新たに構築したり既存のネ
ットワークに新たなネットワーク管理装置を導入する場
合には、管理装置が備えるデータベースに、ネットワー
クの構成に関する情報（構成情報）を登録し、そのネッ
トワークトポロジ（接続関係）を認識する必要がある。
一般には、少なくとも、個々のノードのＩＰアドレスは
登録しておく必要がある。

【０００８】従来、イーサネットスイッチからなる管理
機能付スイッチングハブを用いたネットワークにおい
て、そのネットワークトポロジを得るためには、ネット
ワーク管理者が実際のネットワークの敷設の情報を元
に、手動でネットワークトポロジを作成する必要があっ
た。

【０００９】一方、管理者が手動でＩＰアドレスや接続
情報を入力する手間を軽減するために、イーサネットス
イッチに独自プロトコルを実装することで、イーサネッ
トスイッチ間の接続関係を取得し、ネットワークトポロ
ジを自動的に取得することも行われている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イーサ
ネットスイッチに独自プロトコルを用いる場合、そのプ
ロトコルが実装されていないスイッチが入ったネットワ
ークにおいては、トポロジの獲得が行えない。

【００１１】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、ネットワーク内に存在する管理機能付スイッチング
ハブより取得できるフィルタリングデータベースの情報
を、一般的なＳＮＭＰプロトコルを用いて取得し、その
情報に基づき物理的なネットワークトポロジを求めるこ
とのできるネットワークトポロジ作成方法を提供するこ
とにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のネットワークトポロジ作成方法は、互いに
異なる物理アドレスが付与された複数の端末を、管理機
能付スイッチングハブを用いて接続したローカルエリア
ネットワークにおいて、ＳＮＭＰプロトコルを用いてネ
ットワークの管理を行うネットワーク管理装置を設け、
管理機能付スイッチングハブに収集され格納されたフィ
ルタリングデータベースを参照し、そのフィルタリング
データベースの値に基づき、管理機能付スイッチングハ
ブの各ポートに属する端末の物理アドレス（ＭＡＣアド
レス）とその管理機能付スイッチングハブのポート番号
の組を取得し、下位の管理機能付スイッチングハブの複
数ポートに所属している物理アドレスが、上位の管理機
能付スイッチングハブの単一のポートに所属している場
合には、当該下位の管理機能付スイッチングハブが上位
の管理機能付スイッチングハブに接続されていると判断
し、上記フィルタリングデータベースの値に基づきネッ
トワークトポロジを求めることを特徴とするものであ
る。

【００１３】フィルタリングデータベースの取得につい
ては、ＳＮＭＰプロトコルを用いた手法がＲＦＣ（ＩＥ
ＴＦ規格ＲＦＣ１１５７）により定義され標準化されて
いる。また、この規格は多くの機器に実装されているた
め、ベンダーを問わずこの機能を用いて、ネットワーク
トポロジを求めることができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。

【００１５】図１に本発明が対象とするネットワークを
示す。これは、互いに異なる物理アドレスが付与された
コンピュータから成る複数の端末１０１〜１１０と１台
の管理用コンピュータから成るネットワーク管理装置３
００を、管理機能付スイッチングハブ２０１、２０２、
２０３を用いて接続したローカルエリアネットワークか
ら成る。このローカル・エリア・ネットワークにおいて
は、ネットワークを管理するために、ネットワーク管理
装置３００がノードの１つとして接続され、ネットワー
クの構成管理や、ネットワークに生じた種々の障害の発
見などが行われる。

【００１６】本発明のトポロジ自動作成機能は、このネ
ットワーク内に存在するネットワーク管理装置３００に
搭載される。具体的に説明すると、ネットワーク管理装
置３００はコンピュータシステムおよび表示装置などを
備えており、第一に、管理機能付スイッチングハブに収
集されたフィルタリングデータベースを、標準的なＳＮ
ＭＰプロトコルを用いた手法により、ネットワークを通
じて収集する機能を有する。また第二に、収集したフィ
ルタリングデータベースのデータに基づき、ネットワー
クトポロジを自動計算し、表示する機能を有する。

【００１７】ネットワークを構成する管理機能付スイッ
チングハブ２０１、２０２、２０３の構成を図３に示
す。

【００１８】図３に示すように、管理機能付スイッチン
グハブ２０１、２０２、２０３は、収集したフレーム情
報を格納すると共に構成情報を格納するメモリ３０１、
与えられた手順に従って構成情報問い合わせに対する処
理を行うプロセッサ３０２、イーサネット（登録商標）
等の規格に基づいて通信処理を行うＭＡＣ制御ＬＳＩ３
１１，３１２，３１３、伝送フレームをネットワークの
伝送路より送受信するポート回路３２１，３２２，３２
３から構成されている。ＭＡＣ制御ＬＳＩ３１１，３１
２，３１３及びポート回路３２１，３２２，３２３は、
ネットワークに対するインタフェースを構成している。

【００１９】管理機能付スイッチングハブ２０１、２０
２、２０３は、他の中継装置（管理機能付スイッチング
ハブ又はネットワーク管理装置）から隣接装置通知フレ
ームを受信し、自身のポートに接続されている隣接装置
（管理機能付スイッチングハブ又は端末）に関し、自己
の管理機能付スイッチングハブのポート番号と、ハード
ウェアに依存した物理アドレスとしての端末のＭＡＣ
（Media Access Contorol ）アドレスとを対にし、これ
をネットワーク管理プロトコルＳＮＭＰにより参照可能
なネットワーク管理情報ＭＩＢとして、メモリ３０１に
保持して行く。そして、ネットワーク上のネットワーク
管理装置３００がＳＮＭＰプロトコルを用いて構成情報
の問い合わせをしてきたときに、その問い合わせに応答
して保持しているポート番号とＭＡＣアドレスの対を返
送する。従って、管理機能付スイッチングハブ２０１は
管理機能付スイッチングハブ２０２、２０３の接続情報
を取得することができ、またネットワーク管理装置３０
０は管理機能付スイッチングハブ２０１〜２０３の接続
情報を取得することができる。

【００２０】図１に戻り、管理機能付スイッチングハブ
２０１、２０２、２０３のうち、スイッチングハブ２０
１には、スイッチングハブ２０２、２０３および、ネッ
トワーク管理装置３００が接続される。また、スイッチ
ングハブ２０２には端末１０１〜１０５が接続され、ス
イッチングハブ２０３には端末１０６〜１１０が接続さ
れる。表１に、接続される端末１０１〜１１０のＭＡＣ
アドレス（“00：40：66：00：00：01”〜“00：40：6
6：00：00：0 ａ”）を例示する。

【００２１】この時、管理機能付スイッチングハブ２０
１には、表２に示されるように、端末１０１〜１１０の
物理アドレスたるＭＡＣアドレスと、所属している管理
機能付スイッチングハブ２０１のポート番号の組（ポー
ト番号“１”とＭＡＣアドレス“00：40：66：00：00：
01”〜“00：40：66：00：00：05”の組と、ポート番号
“２”とＭＡＣアドレス“00：40：66：00：00：06”〜
“00：40：66：00：00：0a”の組）が学習される。ま
た、管理機能付スイッチングハブ２０２には、表４に示
されるように端末１０１〜１０５のＭＡＣアドレスと、
所属している管理機能付スイッチングハブ２０２のポー
ト番号の組（ポート番号“１”〜“５”とＭＡＣアドレ
ス“00：40：66：00：00：01”〜“00：40：66：00：0
0：05”の組）が学習される。さらに、管理機能付スイ
ッチングハブ２０３には、表５に示されるように、端末
１０６〜１１０のＭＡＣアドレスと、所属している管理
機能付スイッチングハブ２０３のポート番号の組（ポー
ト番号“１”〜“５”とＭＡＣアドレス“00：40：66：
00：00：06”〜“00：40：66：00：00：0a”の組）が学
習される。

【００２２】ネットワーク管理装置３００はネットワー
クに存在する管理機能付スイッチングハブ２０１〜２０
３より、ネットワークを通じて、フィルタリングデータ
ベースを獲得する。その結果、ネットワーク管理装置
は、表２、表４、表５に示されるような、データを獲得
する。

【００２３】この時、獲得されたＭＡＣアドレスとポー
ト番号の包含関係は、図２に示すようになる。

【００２４】ここで説明の便宜上、上記管理機能付スイ
ッチングハブをスイッチとして表現すると、下位のスイ
ッチ（２０２、２０３）に登録されているアドレス
（“00：40：66：00：00：01”〜“00：40：66：00：0
0：0 ａ”）が、上位のスイッチ（２０１）にすべて登
録され、また、上位のスイッチ（２０１）では、下位の
スイッチ（２０２、２０３）において複数ポート（ポー
ト番号“１”〜“５”）に登録されているアドレスが、
単一のポート（ポート番号“１”又は“２”）に登録さ
れているため、下位のスイッチ（２０２、２０３）は上
位のスイッチ（２０１）に接続されていることが求めら
れる。また、下位のスイッチ（２０２、２０３）が接続
されているポートは、表２から、それぞれ上位のスイッ
チ（２０１）のポート番号“１”と“２”であることが
わかる。

【００２５】また、上位のスイッチ（２０１）から得ら
れたアドレステーブルが表３の場合、下位のスイッチ
（２０２、２０３）に登録されているが、上位のスイッ
チ（２０１）に登録されていないアドレスが存在する。
しかし、上記の場合と同様に、下位のスイッチ（２０
２、２０３）の複数ポート（ハブ２０２のポート番号
“１”“２”およびハブ２０３のポート番号“１”
“２”“５”）に登録されているアドレスが、上位のス
イッチ（２０１）では、単一のポート（ポート番号
“１”又は“２”）に登録されているため、下位のスイ
ッチ（２０２、２０３）が上位のスイッチ（２０１）に
接続されていることがわかる。

【００２６】従って、管理機能付スイッチングハブから
構成されるネットワークにおいて、ネットワークに存在
する管理機能付スイッチングハブより、フィルタリング
データベースの情報を取り込むことにより、自動的にネ
ットワークトポロジを獲得することができ、機器の接続
状況を自動的に獲得することができる。

【００２７】

【表１】

【００２８】

【表２】

【００２９】

【表３】

【００３０】

【表４】

【００３１】

【表５】

【００３２】上記において、表１は、本発明の実施形態
における、端末名とＭＡＣアドレスの対応表である。表
２、表３は、本発明の実施形態における、スイッチ（２
０１）の学習済ＭＡＣアドレスとポート番号の対応表で
ある。表４は、本発明の実施形態における、スイッチ
（２０２）の学習済ＭＡＣアドレスとポート番号の対応
表である。表５は、本発明の実施形態における、スイッ
チ（２０３）の学習済ＭＡＣアドレスとポート番号の対
応表である。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ークトポロジ作成方法は、互いに異なる物理アドレスが
付与された複数の端末を、管理機能付スイッチングハブ
を用いて接続したローカルエリアネットワークにおい
て、ＳＮＭＰプロトコルを用いてネットワークの管理を
行うネットワーク管理装置を設け、管理機能付スイッチ
ングハブに収集され格納されたフィルタリングデータベ
ースを参照し、そのフィルタリングデータベースの値に
基づき、管理機能付スイッチングハブの各ポートに属す
る端末の物理アドレスとその管理機能付スイッチングハ
ブのポート番号の組を取得し、下位の管理機能付スイッ
チングハブの複数ポートに所属している物理アドレス
が、上位の管理機能付スイッチングハブの単一のポート
に所属している場合には、当該下位の管理機能付スイッ
チングハブが上位の管理機能付スイッチングハブに接続
されていると判断し、上記フィルタリングデータベース
の値に基づきネットワークトポロジを求めることを特徴
とするものである。

【００３４】従って、本発明により、管理機能付スイッ
チングハブから構成されるネットワークにおいて、ネッ
トワークに存在するスイッチングハブより、フィルタリ
ングデータベースの情報を取り込むことにより、標準的
なＳＮＭＰプロトコルを用いて、自動的にネットワーク
トポロジを獲得することができ、機器の接続状況を自動
的に獲得することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態におけるネットワークの構成
例を示す図である。

【図２】本発明の実施形態におけるアドレスの包含関係
を示す図である。

【図３】本発明の実施形態における管理機能付スイッチ
ングハブの構成例を示す図である。

【符号の説明】

１０１〜１１０端末２０１〜２０３管理機能付スイッチングハブ（スイッ
チ）３００ネットワーク管理装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】互いに異なる物理アドレスが付与された複
数の端末を、管理機能付スイッチングハブを用いて接続
したローカルエリアネットワークにおいて、ＳＮＭＰプロトコルを用いてネットワークの管理を行う
ネットワーク管理装置を設け、管理機能付スイッチングハブに収集され格納されたフィ
ルタリングデータベースを参照し、そのフィルタリング
データベースの値に基づき、管理機能付スイッチングハ
ブの各ポートに属する端末の物理アドレスとその管理機
能付スイッチングハブのポート番号の組を取得し、下位の管理機能付スイッチングハブの複数ポートに所属
している物理アドレスが、上位の管理機能付スイッチン
グハブの単一のポートに所属している場合には、当該下
位の管理機能付スイッチングハブが上位の管理機能付ス
イッチングハブに接続されていると判断し、上記フィルタリングデータベースの値に基づきネットワ
ークトポロジを求めることを特徴とするネットワークト
ポロジ作成方法。