JP2002190764A - データ配信システムおよびデータ配信方法 - Google Patents

データ配信システムおよびデータ配信方法

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JP2002190764A
JP2002190764A JP2000387127A JP2000387127A JP2002190764A JP 2002190764 A JP2002190764 A JP 2002190764A JP 2000387127 A JP2000387127 A JP 2000387127A JP 2000387127 A JP2000387127 A JP 2000387127A JP 2002190764 A JP2002190764 A JP 2002190764A
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JP2000387127A
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Takashi Otobe
孝 乙部
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電車などの移動体内において、乗客個々の趣
向に合った情報やニュースなどの最新データの配信が望
まれる。 【解決手段】 電車などの移動体の移動経路に沿って複
数の箇所、例えば主要駅などにデータ基地局10を配置
しておき、そのデータ基地局10に移動体が近づいたと
き、データ基地局側送受信装置11と移動体側送受信装
置23とからなる無線通信装置30によって例えば光を
媒体としてデータ基地局10と移動体との間でデータの
送受信を行い、データ基地局10から送信されたデータ
を移動体内に設置されたデータサーバ21に蓄え、中継
局20を経由して移動体内の携帯端末、例えばPDA5
0に対して適宜配信するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ配信システ
ムおよびその配信方法に関し、特に電車、船舶、飛行機
などの移動体内において乗客に対して各種のデータを配
信するデータ配信システムおよびその配信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電車、船舶、飛行機などの移動体内での
エンターテイメントはその多くが、比較的大勢が見られ
る位置にディスプレイを配置し、そのディスプレイに映
画やニュースなどを映像情報として流すものであった。
また、最近は、前席の背の部分にディスプレイを取り付
け、このディスプレイに映画やニュースなどを映像情報
として映し出すことによってその後ろの座席の乗客に対
してサービスを提供する形式や、車両の出入口の上など
にディスプレイを配置し、このディスプレイにニュース
や広告などを流して不特定の乗客に対してサービスを提
供する形式などの情報の提供システムも取り入れられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
情報提供システムのいずれの場合も、乗客に対して提供
する情報の内容は個人の趣向を問わず、一律の内容とな
っており、乗客個々の趣向に合った内容の情報を提供す
る、というきめ細かいサービスは難しかった。また、座
席の背に取り付けたディスプレイを通しての情報提供の
場合は、飛行機や新幹線などの移動体のように、全員が
着席して移動する場合には有効であるが、窓側に車両に
沿って長い座席が配置されている電車や、座席が対向配
置されている列車などの移動体には不向きであり、サー
ビスを提供する対象が限られる、という問題点がある。
【0004】特に、移動体内での情報の提供は、通常、
その情報を予めディスクやテープなどの記録媒体に格納
しておき、必要な記録媒体を移動体内に搬入して適宜再
生することによって行われている。このように、記録媒
体を用いての情報の提供は、再生機器の保守やデータの
入れ替えなどに手間がかかり、また記録媒体の管理も大
変である、という問題点がある。何よりも、ニュースな
どの情報については常に最新な情報が求められるが、そ
の要求に答えることができないことが最大の欠点と言え
る。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、電車などの移動体内
において、乗客個々の趣向に合った情報やニュースなど
の最新のデータを逐次配信することが可能なデータ配信
システムおよびその配信方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ配信
システムは、移動体の移動経路に沿って複数の箇所に配
置されたデータ基地局と、移動体がデータ基地局に近づ
いたときに、データ基地局と移動体との間でデータの送
受信を行う無線通信手段と、移動体内に設置され、無線
通信手段を介してデータ基地局から受信したデータを移
動体内の携帯端末に対して配信する中継局とを備えた構
成となっている。
【0007】上記構成のデータ配信システムにおいて、
移動体の移動経路に沿った複数の箇所、例えば移動体が
電車の場合には特定の駅にデータ基地局が配置される。
このデータ基地局に電車が接近したり、あるいはその駅
に停車したら、無線通信手段はデータ基地局と移動体と
の間でデータの送受信を行う。このとき、データ基地局
側からは移動体に対して、例えば最新のニュースなどの
データが転送される。この転送されたデータは、移動体
内の中継局によってその交信可能エリア内の携帯端末に
対して配信される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るデータ配信システムの構成例を示す概念
図である。
【0009】図1から明らかなように、本実施形態に係
るデータ配信システムは、電車、船舶、飛行機などの移
動体の移動経路に沿って複数の箇所に配置されるデータ
基地局10と、移動体内に設けられる中継局20と、デ
ータ基地局10と移動体内の中継局20との間でデータ
の送受信を行う無線通信装置30とを基本的な構成要素
として具備している。
【0010】本実施形態では、移動体が例えば電車であ
る場合を例にとって説明する。この場合、データ基地局
10は例えば主要駅ごとあるいは各駅ごとに配置され
る。データ基地局10は、基地局側の無線通信装置30
を構成する送受信装置11およびこの送受信装置11を
制御する制御装置12を有し、ネットワーク60に接続
された構成となっている。そして、オーディオデータ、
ビデオデータあるいはニュースデータなどの各種のデー
タが、データ供給源であるデータセンタ40からネット
ワーク60経由でデータ基地局10へ供給される。送受
信装置11は制御装置12からの指令に基づいて、相手
となる移動体側の後述する送受信装置23との交信を行
う。
【0011】電車内には、車両ごと、あるいは1車両内
に1個ないし複数個の中継局20−1,20−2,……
(以下、単に中継局20と記す場合もある)が配置され
る。これらの中継局20−1,20−2,……に対し
て、電車全体あるいは特定の車両内には少なくとも1つ
のデータサーバ21および制御装置22が配置され、さ
らに移動体側の無線通信装置30を構成する送受信装置
23が設けられている。
【0012】この移動体側の送受信装置23は、データ
基地局側の送受信装置11を介してデータセンタ40か
ら供給されるデータを受信し、その受信したデータを制
御装置22からの指令に基づいてデータサーバ21に蓄
積する。中継局20−1,20−2,……は、各々の交
信可能エリア内にいる乗客が持つ携帯端末、例えばPD
A(Personal Digital Assistant)50に対して、制御装
置22からの指令に基づいてデータサーバ21に蓄積さ
れているデータの配信を行う。このデータ配信の詳細に
ついては後述する。
【0013】PDA50は、ディスプレイ部やデータ入
力部を有するとともに、データ通信機能を備えており、
さらに本実施形態に係るPDAの場合には、携帯型移動
電話機、いわゆる携帯電話としての機能も備えるものと
する。なお、ここでは、携帯端末としてPDA50を用
いる場合を例に挙げたが、これに限られるものではな
く、携帯電話などであっても良い。
【0014】中継局20はデータ基地局10以外にも、
図2に示すように、移動体通信システムにおける基地局
(以下、通信基地局と称す)70との間でも交信可能な
構成を採っている。この通信基地局70は、サービス提
供エリア内に数km程度ごとに設置されており、中継局
20やPDA50とネットワークとの間で授受する各種
の情報を無線信号に変換して伝送する機能や、ゾーン内
の無線チャンネル資源や端末を管理・制御する機能など
を持っている。
【0015】ここで、通信基地局70と中継局20およ
びPDA50との間の無線通信回線での通信方式として
は、例えばIMT−2000(次世代移動通信)を用い
ることとする。また、離れた中継局20やPDA50と
交信を行う必要があるため、数W以上の比較的大きな高
周波(電波)出力を持っている。
【0016】なお、通信基地局70と中継局20および
PDA50との間の通信方式としてIMT−2000を
用いるとしたが、これに限られるものではなく、国内で
使用されているPDC(Personal Digital Cellular)
や、海外で使用されているGSM(Global System for M
obile Communications)などの他の通信方式を用いても
良いことは勿論である。
【0017】中継局20は、データ基地局10および通
信基地局70とPDA50との間を中継するために、電
車などの移動体内に設置されて無線LAN(Local Area
Network)環境を構築する。中継局20を電車の中に設置
する場合は、例えば各車両ごとに天井部分などに中継局
20を設置することによって無線LAN環境を構築する
ようにすれば良い。
【0018】中継局20は、データ基地局10および通
信基地局70との間で交信を行うとともに、自局の交信
可能エリア内に位置するPDA50との間で交信を行
う。そして、PDA50との間では、通信基地局70と
の間での交信に用いる電波よりも低出力、例えば数10
mW程度で、好ましくは従来の携帯電話システムに比べ
て高速なデータ伝送が可能であるとともに、通信基地局
70との間での交信に用いる電波と周波数帯が異なる電
波にて交信を行う。
【0019】なお、電車の中などの人込みでは、1つの
中継局20に対して、その交信可能エリア内には複数の
PDA50が存在することも当然あり得る。したがっ
て、中継局20は複数のPDA50との同時交信を可能
にするために、それぞれ周波数(あるいは、拡張符号)
が異なる複数のチャンネルを有している。そして、混信
を避けるために常時、交信可能な空チャンネルを検索
し、空チャンネルが存在しない場合には、話中信号を通
信基地局70へ返信する動作を行う構成を採っている。
【0020】PDA50は、通信基地局70との間で交
信を行うための機能と、中継局20の低出力電波での交
信可能エリア内に位置するときには、中継局20との間
での交信を通信基地局70との間での直接的な交信より
も優先させ、中継局20を経由して通信基地局70と間
接的な交信を行うための機能とを備えている。これらの
機能は、内蔵されるマイクロコンピュータなどを用いて
構成される制御部(図示せず)による制御のもとに実現
される。
【0021】また、中継局20の低出力電波での交信可
能エリア内にPDA50が位置するときには、中継局2
0とPDA50との間においてデータ配信のための交信
も行われる。具体的には、データ基地局10から供給さ
れ、データサーバ21に蓄積されている各種のデータの
うち、共通データについてはブロードキャストされ、特
定の数人にはマルチキャストされる。その具体的なデー
タの配信について以下に述べる。
【0022】PDA50の電源投入時の処理の流れを図
3に示す。先ず、「電源ON」によってPDA50の電
源が投入され、ディスプレイ部にサービスメニューが表
示される。その表示されたサービスメニューの中から、
ユーザがデータの配信を受けたいメニューを選択する。
【0023】そのメニュー選択については、図4のフロ
ーチャートに示す手順で処理が行われる。先ず、ユーザ
によるメニュー選択に基づいて外部との通信であるか否
かを判断する(ステップS11)。外部との通信でなけ
れば、内部データの処理モードに移行する(ステップS
12)。この内部データの処理モードでは、端末自体の
内蔵メモリに格納されている各種のデータを用いての処
理、例えばスケジュールの確認やゲームなどの処理が行
われる。
【0024】外部との通信である場合には、続いて電話
モードが選択された否かを判断する(ステップS1
3)。電話モードの選択であれば、そのまま電話モード
に移行する(ステップS14)。電話モードでは、PD
A50が持つ携帯電話としての機能を実行する。すなわ
ち、PDA50は携帯電話として利用される。電話モー
ドでなければ、外部データモードに移行する(ステップ
S15)。この外部データモードでは、以下の処理が行
われる。
【0025】すなわち、外部データモードに入った人の
PDA50のディスプレイ部には、中継局20−1,2
0−2,……経由でデータサーバ21から提供される、
全員向けにブロードキャストされているサービスメニュ
ーが表示される。ユーザは、その表示メニューの中から
自分の好みのサービスを選択する。例えば、ある乗客が
「ニュース」のサービスを選択したとする。「ニュー
ス」へのヘッドラインは「ニュース」を選択した人達に
は共通なので、その人達向けにマルチキャストされる。
【0026】PDA50には個別の識別情報が付されて
いる。そして、PDA50から中継局20−1,20−
2,……に対してデータ配信を要求する際に、その要求
信号に重畳された形でその識別情報が中継局20−1,
20−2,……に対して送信される。すると、中継局2
0−1,20−2,……は、受信した識別情報をデコー
ドし、当該識別情報から配信要求のあったPDA50を
特定し、そのPDA50に向けてデータを配信する。
【0027】そのデータ配信の際に、配信するデータが
有料であれば、中継局20−1,20−2,……の各々
は、その配信先のPDA50についてあらかじめ識別情
報によって特定できていることから、そのPDA50を
持つ人に対して配信するデータのコンテンツ、サービス
の内容に応じた課金処理を行う。配信するデータが有料
か否か、さらにはその料金については、データセンタ4
0(図1を参照)からデータ基地局10にデータを送信
する際に、データのコンテンツ、サービスの内容に応じ
て各データごとにその旨の情報が付されることになる。
【0028】有料コンテンツとしては語学教育などのコ
ンテンツが考えられる。ユーザが語学教育などの有料コ
ンテンツを選択すると、中継局20から特定のユーザ向
けにコンテンツがユニキャストされる。プロトコルとし
てIP(Internet Protocol)を使う場合、識別にはIP
V6を使い、ユニークなアドレス向けに情報を送るよ
うにする。
【0029】中継局20側の制御装置22は、コンテン
ツと配信時間、さらにはPDA50から取得したユーザ
識別情報(端末識別情報)をデータサーバ21に蓄えて
おくようにする。そして、データ基地局10側と交信が
可能なとき、即ちデータ基地局10が配置された駅に電
車が到着したときに、制御装置22はデータサーバ21
に蓄えてある課金に必要な情報をデータ基地局10へ送
信し、ネットワーク60経由でデータセンタ40に送る
ようにする。データセンタ40では、この情報を基に、
ユーザ別にデータを整理しかつ蓄積し、あらかじめ決め
られたタイミングでユーザに対して課金処理(請求)を
行う。
【0030】また、移動体向けのコンテンツとして地域
情報がある。ユーザにとっては、これから到着する駅周
辺の情報をあらかじめ知っているとメリットが大きい。
そこで、移動体が近い将来交信を行うデータ基地局が設
置された地域の情報を、事前にその前に位置するデータ
基地局10から移動体に対して送信し、中継局20を経
由してPDA50に配信するようにする。例えば山手線
の外回りで言えば、新宿駅周辺のお得情報が渋谷駅で受
信可能になるように、コンテンツの更新をネットワーク
14につながれたデータセンタ40で行うようにする。
【0031】一方、ユーザはそのお得情報を受信してそ
れを利用しようとする場合、あらかじめ、移動体側のデ
ータサーバ21に蓄積されているお得チケット情報など
を、中継局20を経由してPDA50にダウンロードす
る。例えば、新宿のあるレストランにおいて、人数制限
があるお得ランチサービスが受けられるとすれば、PD
A50を持つユーザが電車の中でその情報を見て、その
利用を希望する場合、特定のメニューボタンを押すこと
で、ユーザが特定され、受付番号などがPDA50に書
き込まれる。中継局20では、あらかじめ割り当てられ
た移動体内の許容人数分だけ受付を行う。
【0032】PDA50で利用されたコンテンツや利用
時間帯などの各種の情報、上記の例の場合には、受付番
号、トータル人数などの情報は、制御装置22による制
御のもとにデータサーバ21に蓄えられる。そして、デ
ータ基地局10が配置された駅に電車が到着し、データ
基地局10と交信すると、制御装置22による制御のも
とにネットワーク60経由でデータセンタ40へ送られ
る。データセンタ40は、それらの情報に基づいてコン
テンツに広告、上記の例では新しい許容人数などの最新
情報を添付し、ネットワーク経由で移動体側に送信す
る。これにより、データサーバ21の蓄積データがダイ
ナミックに更新され、常にユーザに対して最新のデータ
を提供できる。
【0033】次に、駅に設置されたデータ基地局10か
ら、移動体内の中継局20に大量のデータを送信する通
信装置30について説明する。一般的に、移動体との間
でのデータ交信において、高速大容量のデータ伝送に
は、使い勝手を考えると、無線が必須である。
【0034】データの伝送を無線で行うために、無線L
AN用に用意されている2.4GHz,5GHzなどの
周波数の電波を使うことが考えられる。さらに大容量の
データ伝送を行う場合には、高い周波数の電波が使われ
る。具体的には、60GHzなどの高い周波数を選定す
ることで、数100Mbps(bit per second)でのデー
タ伝送が可能になる。
【0035】ただし、通信の媒体として電波を用いた場
合には混信の問題が残る。特に、移動体が飛行機の場合
には、データ基地局10を配置する空港などでは電波の
発生は好ましくなく、また周波数資源の観点からは、通
信の媒体としては電波以外の手段、例えば光が適してい
ると言える。
【0036】以下に、媒体として光を用いる場合の通信
装置30について説明する。光の場合には、図5に示す
ように、データ基地局10側の送受信装置11と移動体
側の送受信装置23とが対向している必要があり、また
レンズによるアンテナゲインが高いため、光軸制御が重
要な問題となってくる。
【0037】移動体側は、前提として、ある特定の駅に
おけるデータ基地局10の設置位置があらかじめわかっ
ているものとすると、停車時の自分の停止位置から見た
データ基地局10のあるべき位置を探索することができ
る。また同様に、データ基地局10側も想定される停車
位置にいる移動体側の送受信装置23を探索することが
できる。このことから、例えば、カメラを用いて撮影し
た映像を基に、相手装置を捕捉することができる。
【0038】この映像を基に相手を捕捉する手法につい
て述べる。先ず、移動体側の送受信装置23の中、ある
いはその近傍に、図6に示すように、目標物24および
フラッシュランプ25を隣接して設置し、データ基地局
10が設置されている停車駅が近づいたら、フラッシュ
ランプ25を点燈する。その際、例えばフラッシュラン
プ25を特定のパターンでON−OFF(点滅)させ
る。この場合、フラッシュランプ25に赤外透過フィル
タをつけることで、人の目を惑わすことが減る。
【0039】これにより、データ基地局10側から移動
体側の送受信装置23付近をカメラで撮影したときに、
映像内におけるフラッシュランプ25の位置を自動的に
かつ容易に特定できる。したがって、その近傍に位置す
る送受信装置23を、カメラで撮影した映像を基に容易
にかつ確実に捕捉できる。
【0040】移動体側の送受信装置23を捕捉したら、
データ通信の媒体である光をデータ基地局10側の送受
信装置11から移動体側の送受信装置23へ正確に向け
ることになる。これは、自分の光ビームの観測によって
実現できる。その仕組みを図7に示す。
【0041】データ基地局10側の送受信装置11の光
源14からレンズ15を通して出射される光ビームは、
本来のデータの通信に用いられる媒体であるが、その一
部が移動体側の送受信装置23に配置された図8に示す
コーナーキューブ24に入力される。この入射された光
ビームは、コーナーキューブ24で反射されることによ
って対向装置(ここでは、送受信装置23)を写してい
る望遠レンズのついたCCDカメラ16へ戻る。このと
き、望遠系では、戻り光ビームの入射角の違いがCCD
カメラ16上の位置の違いなって現れる。したがって、
同じ位置は、同じ空間的な角度を意味する。
【0042】点滅するフラッシュランプ25を含む移動
体側の送受信装置23をCCDカメラ16で撮像した場
合に得られる画像を図9に示す。この撮像した画面をモ
ニターしつつ、その画面上で自装置(ここでは、データ
基地局側装置)からの光ビームと対向装置(ここでは、
移動体側装置)とを重ね合わせることで、自動的に、自
装置の送受信装置11から出射された光ビームを対向装
置の送受信装置23へ向けることができる。
【0043】本例では、データ基地局10側の送受信装
置11を自装置とした場合を例にとって説明したが、移
動体側の送受信装置23を自装置とした場合にも、全く
同様のことが言える。
【0044】次に、相手を捕捉する他の手法として、自
装置から探索ビームを出射する方法について述べる。先
ず、相手装置側には、図6に示すフラッシュランプ25
に代えて、コーナーキューブ(図10に示すコーナーキ
ューブ27に相当)を配置するようにする。そして、お
おむね、場所のわかっている方向へ探索用の光ビーム
を、光源(図示せず)から出射角度を広げた状態で出射す
る。
【0045】すると、この探索用の光ビームが相手装置
側に配置されたコーナーキューブ27に当たった瞬間、
その反射光ビームが探索側、即ち自装置側に戻る。この
反射光ビームが戻った位置が即ち、自装置が対向装置を
指している角度に対応するので、この角度に固定するこ
とにより、互いに、自装置の光ビームを対向装置へ正確
に向けることができる。
【0046】本例でも、データ基地局10側の送受信装
置11を自装置とした場合を例にとって説明したが、移
動体側の送受信装置23を自装置とした場合にも、全く
同様のことが言える。
【0047】また、移動体側の送受信装置23にあって
は、図10に示すように、コーナーキューブ27の入出
射面側に透過型の光変調器、例えば液晶パネル28を取
り付けるようにする。そして、移動体の送受信装置23
ごとに、ユニークな符号で液晶パネル28の透過率を変
えることにより、この液晶パネル28を透過する反射光
ビームをその符号によって変調する。これにより、この
変調された反射光ビームは、移動体の送受信装置23を
識別する識別情報を含むことになる。
【0048】データ基地局10側の送受信装置11で
は、受光した反射光ビームを復調し、かつデコードする
ことにより、移動体に取り付けられた送受信装置23、
即ちこれからデータの送信を行おうとしている相手装置
の送受信装置23を特定することができる。
【0049】以上説明した2つの手法、即ち映像を基に
相手を捕捉する手法、あるいは探索ビームを用いて相手
を捕捉する手法を用いることにより、データ通信の媒体
である光ビームを対向装置へ互いに正確に向けることが
できる。
【0050】このように、光ビームを対向装置へ正確に
向けた状態を、データの送信が完全に終了するまでの間
保持する必要がある。そのために、図11に示すよう
に、送受一体の光学系の焦点位置に、対向装置からの反
射光ビームによる輝点の座標を検出する機能を設けるよ
うにする。その機能を持つ装置としては、例えばPSD
(Position Sensitive Device)が知られている。このP
SDでは、輝点の位置、即ちX,Y座標に応じた電圧を
発生する。
【0051】このようにして得られるX,Y座標データ
を用いて、光ビームの光軸制御にサーボをかけるには、
はじめに、対向装置を互いに捕捉した時点で、対向装置
からの反射光ビームが入射して上記PSD上に輝点を作
るので、これを原点として、システム側に記憶してお
く。そして、稼働状態に入ったら、乗客の乗り降りなど
の外乱によって輝点がずれたときは、PSDから出力さ
れるX,Y座標データに基づいてその輝点が原点座標に
戻るように光学系を微調整する。これにより、光ビーム
の光軸制御に対してサーボがかかる。
【0052】ここまでは、通信装置30の媒体として光
を用いた場合を例に採って説明したが、媒体として60
GHzなどの指向性の強い電波を用いる場合には、例え
ば図12に示すように、当該電波を放射する平面アンテ
ナ31内に光学レンズ32を組み込み、光源33から出
射された光を、光学レンズ32を通して平行光のガイド
光として対向装置側に照射することにより、このガイド
光を用いて前述した方法で対向装置の捕捉および指向性
の強い電波アンテナ31の方角制御を行うことができ
る。
【0053】上述したように、電車、飛行機などの移動
体の移動経路に沿って複数の箇所にデータ基地局10を
配置しておき、そのデータ基地局10に移動体が近づい
たとき、データ基地局10と移動体との間でデータの送
受信を行い、データ基地局10から送信されたデータを
移動体内に設置された中継局20を経由して移動体内の
携帯端末、例えばPDA50に対して配信することで、
PDA50を持つ乗客に対して常に最新のニュースなど
の情報を提供できることになる。
【0054】また、データ基地局10と移動体との間の
通信装置30の媒体として例えば光を用いた場合には、
移動体内のデータサーバ21へのデータ供給が可能にな
るとともに、数100メガビットクラスの大量のデータ
について高速転送が可能であり、しかもPDA50を持
つ乗客は提供を受けるデータを任意に要求できることに
なるため、オーディオデータやビデオデータなどデータ
サイズの大きなものでも、乗客の趣向に合わせた多様な
情報提供のサービスが移動体内において実現できる。
【0055】特に、通信基地局70とPDA50との間
に中継局20を介在させて無線LAN環境を構築すると
ともに、中継局20とPDA50との間では、通信基地
局70とのPDA50との間よりも低出力の高周波にて
交信を行うようにし、しかも無線LAN環境内ではPD
A50が通信基地局70との通信よりも中継局20との
通信を優先するようにしたことにより、移動体内の無線
LAN環境内では常に比較的低出力の高周波にて交信が
行われるため、ペースメーカなどの医療機器を装着した
人への配慮が必要となる電車などの人込み中でも、大出
力の高周波を使わずにデータの送受信が行えることにな
る。
【0056】なお、上記実施形態で説明した配信データ
などについては、一例を述べたに過ぎず、これに限定さ
れるものではない。
【0057】また、上記実施形態では、移動体内におけ
る中継局20とPDA50との間の交信を電波無線で行
うとしたが、光無線を用いることも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体の移動経路に沿って複数の箇所にデータ基地局を
配置し、そのデータ基地局に移動体が近づいたとき、デ
ータ基地局と移動体との間でデータの送受信を行い、デ
ータ基地局から送信されたデータを移動体内に設置され
た中継局を経由して移動体内の携帯端末に対して配信す
ることで、携帯端末を持つ乗客に対して常に最新のニュ
ースなどの情報を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ配信システム
の構成例を示す概念図である。
【図2】中継局とデータ基地局、通信基地局およびPD
Aとの間の無線通信の関係を示す図である。
【図3】PDAの電源投入時の処理の流れを示す図であ
る。
【図4】メニュー選択の際の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】データ基地局側送受信装置と移動体側送受信装
置との関係を示す図である。
【図6】対向装置の捕捉の手法の一例を説明するための
図である。
【図7】自装置の光ビームを観測する仕組みを説明する
ための図である。
【図8】コーナーキューブを説明するための図である。
【図9】移動体側送受信装置を撮像した場合に得られる
画像を示す図である。
【図10】対向装置の捕捉の手法の他の例を説明するた
めの図である。
【図11】光軸サーボに必要なエラー信号取得の仕組み
を説明するための図である。
【図12】電波アンテナと光レンズとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…データ基地局、11…データ基地局側送受信装
置、12…データ基地局側制御装置、20,20−1,
20−2…中継局、21…データサーバ、22…移動体
側制御装置、23…移動体側送受信装置、30…無線通
信装置、40…データセンタ、50…PDA、60…ネ
ットワーク、70…通信基地局
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月27日(2000.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図5】
【図1】
【図2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図10】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/00 H04B 7/26 M H04L 12/28 303 9/00 A H04N 7/173 620 Fターム(参考) 5C064 BA07 BB01 BB05 BC01 BC10 BC16 BC18 BC20 BD02 BD09 5K002 AA05 AA06 BA21 CA12 CA14 FA04 GA05 5K033 BA13 CB01 CB06 DA19 DA20 DB12 5K067 AA21 BB04 BB05 BB06 BB07 DD17 DD52 DD53 DD54 DD57 EE02 EE06 EE10 EE32 EE37 EE44 FF04 FF05 FF15 FF23 HH23 JJ02 KK15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の移動経路に沿って複数の箇所に
    配置されたデータ基地局と、 前記移動体が前記データ基地局に近づいたとき、前記デ
    ータ基地局と前記移動体との間でデータの送受信を行う
    無線通信手段と前記移動体内に設置され、前記通信手段
    を介して前記データ基地局から受信したデータを前記移
    動体内の携帯端末に対して配信する中継局とを備えたこ
    とを特徴とするデータ配信システム。
  2. 【請求項2】 前記無線通信手段はその媒体として光を
    用いることを特徴とする請求項1記載のデータ配信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記無線通信手段は、前記データ基地局
    と前記移動体とが対向した位置関係にあることを検知す
    る手段を有することを特徴とする請求項2記載のデータ
    配信システム。
  4. 【請求項4】 前記無線通信手段は、前記データ基地局
    と前記移動体との間で通信を行う光ビームの光軸を調整
    する手段を有することを特徴とする請求項2記載のデー
    タ配信システム。
  5. 【請求項5】 前記中継局と前記携帯端末との間での交
    信の媒体として、電波または光を用いることを特徴とす
    る請求項1記載のデータ配信システム。
  6. 【請求項6】 前記中継局は、移動体通信システムにお
    ける通信基地局との間で交信が可能であり、 前記移動体内では前記通信基地局との交信で用いる電波
    よりも低出力でかつその電波と識別可能な別の電波にて
    前記携帯端末と交信を行うことを特徴とする請求項5記
    載のデータ配信システム。
  7. 【請求項7】 移動体の移動経路に沿って複数の箇所に
    配置されたデータ基地局に前記移動体が近づいたとき、
    前記データ基地局と前記移動体との間でデータの送受信
    を行い、 前記データ基地局から送信されたデータを前記移動体内
    に設置された中継局を経由して前記移動体内の携帯端末
    に対して配信することを特徴とするデータ配信方法。
  8. 【請求項8】 前記中継局から特定のデータの配信を受
    けた携帯端末に対して課金処理を行うことを特徴とする
    請求項7記載のデータ配信方法。
  9. 【請求項9】 サービスを受けたコンテンツおよび課金
    対象の情報を前記移動体内のサーバに蓄え、このサーバ
    に蓄えた情報を前記データ基地局との交信時に前記移動
    体側から前記データ基地局側に送信し、かつネットワー
    クを経由してセンタに送り、前記センタ側で課金対象ご
    とに課金処理を行うことを特徴とする請求項8記載のデ
    ータ配信方法。
  10. 【請求項10】 前記コンテンツとして、前記移動体が
    近い将来交信を行うデータ基地局が設置された地域の情
    報を、事前にその前に位置するデータ基地局から前記移
    動体に対して送信し、前記中継局を経由して前記携帯端
    末に配信することを特徴とする請求項8記載のデータ配
    信方法。
  11. 【請求項11】 前記携帯端末で利用されたコンテンツ
    や利用時間帯の情報を前記中継局で集計し、その情報を
    前記データ基地局との交信時に前記移動体側から前記デ
    ータ基地局側に送信し、かつネットワークを経由してセ
    ンタに送り、前記センタではその情報に基づいてコンテ
    ンツに広告を添付することを特徴とする請求項8記載の
    データ配信方法。
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