JP2002189693A - ジョブ処理結果通信システム及びそのシステムに使用されるコンピュータ - Google Patents

ジョブ処理結果通信システム及びそのシステムに使用されるコンピュータ

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JP2002189693A JP2000389037A JP2000389037A JP2002189693A JP 2002189693 A JP2002189693 A JP 2002189693A JP 2000389037 A JP2000389037 A JP 2000389037A JP 2000389037 A JP2000389037 A JP 2000389037A JP 2002189693 A JP2002189693 A JP 2002189693A
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Masashi Okigami
昌史 沖上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータとファンクションデバイスとを
備えた通信システムに対し、ファンクションデバイスか
らのジョブ処理結果を、ジョブ指令の発信元であるコン
ピュータに確実に通知可能とするジョブ処理結果通信シ
ステム及びそのシステムに使用されるコンピュータを提
供する。 【解決手段】 パソコン1に、ジョブ結果受信部11内
の通信可能な通信ポート番号を選出する通信ポート選出
手段12と、この選出された通信ポート番号をジョブ信
号と共にファンクションデバイス3に送信する送信手段
13とを備えさせる。ファンクションデバイス3に、ジ
ョブ信号と共に受信した通信ポート番号に向けてジョブ
処理の結果を送信する結果送信手段36を備えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョブ処理結果通
信システム及びそのシステムに使用されるコンピュータ
に係る。特に、本発明は、例えばコンピュータ及びファ
ンクションデバイスを備えた通信システムにおいて、フ
ァンクションデバイスからコンピュータへのジョブ処理
結果の通知を確実に行うための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば複数台のパーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンと略称する)と、印刷機能
及びファクシミリ機構を兼ね備えたマルチファンクショ
ンデバイスとを備えた通信システムにあっては、1台の
パソコンからプリントアウト等のジョブ指令が発せられ
た場合、そのジョブ情報をマルチファンクションデバイ
スが受け取る。そして、このマルチファンクションデバ
イスは、所定のプリントアウト動作等を行った後、ジョ
ブ処理が終了したことを、ジョブ指令の発信元であるパ
ソコンに通知するようになっている。
【0003】これに関連する技術として、例えば特開平
6−348435号公報には、複数台のパソコンとネッ
トワークプリンタとから構成される通信システムが開示
されている。この公報には、ジョブ指令の発信元である
パソコンのIP addressをネットワークプリンタに記憶
させ、プリントアウトが完了した場合に、そのIP add
ressのパソコンに向けてプリント完了通知を行ったり、
異常発生時(紙詰まりやトナー不足等が生じた時)に、
そのIP addressのパソコンに向けて異常発生通知が行
われるようにした構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これまでの
この種の通信システムでは、ネットワークプリンタから
パソコンのジョブ結果受信部に向けてプリント完了通知
や異常発生通知を行う際、ネットワークプリンタは、ジ
ョブ指令の発信元であるパソコンのジョブ結果受信部上
の予め決められた通信ポートに向けてこれらの通知信号
を発信するようになっていた。
【0005】このため、この通信ポートが他のアプリケ
ーションや通信機器によって使用されている(closeさ
れている)場合には、パソコン側では、この通知信号を
受信することができず、通信不良が発生してしまう。そ
の結果、パソコンのユーザは、プリントが完了したこと
や、異常が発生していることを認識することができなく
なる可能性があり、システムの信頼性を十分に高めるに
は、未だ解決の余地が残されていた。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、コンピュータとファ
ンクションデバイスとを備えた通信システムに対し、フ
ァンクションデバイスからのジョブ処理結果を、ジョブ
指令の発信元であるコンピュータに確実に通知可能とす
るジョブ処理結果通信システム及びそのシステムに使用
されるコンピュータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、コンピュータ
からファンクションデバイスに向けてジョブ信号を発信
する際に、ファンクションデバイスに対してジョブ処理
結果受信用の通信ポートを通知する信号を発信し、これ
によって、未使用の通信ポートに対して確実にジョブ処
理結果が通知されるようにしている。
【0008】−解決手段− 具体的には、ジョブ信号を発信するコンピュータと、こ
のコンピュータから受けたジョブ信号に応じたジョブ処
理を行うと共にそのジョブ処理の結果を上記コンピュー
タのジョブ結果受信部に向けて送信するファンクション
デバイスとを備えたジョブ処理結果通信システムを前提
とする。このジョブ処理結果通信システムに対し、コン
ピュータに、ジョブ結果受信部内の通信可能な通信ポー
ト番号を選出する通信ポート選出手段と、この選出され
た通信ポート番号をジョブ信号と共にファンクションデ
バイスに送信する送信手段とを備えさせる。一方、ファ
ンクションデバイスに、ジョブ信号と共に受信した通信
ポート番号に向けてジョブ処理の結果を送信する結果送
信手段を備えさせる。
【0009】この特定事項により、先ず、コンピュータ
側では、通信ポート選出手段によって、ジョブ結果受信
部内の通信可能な通信ポート番号が選出され、送信手段
が、この選出された通信ポート番号をジョブ信号と共に
ファンクションデバイスに送信する。これら信号を受け
たファンクションデバイスでは、ジョブ信号に基づいた
ジョブ処理が実行される。また、このファンクションデ
バイスでは、結果送信手段によって、上記ジョブ信号と
共に受信した通信ポート番号に向けてジョブ処理の結果
が送信される。このジョブ処理の結果が送信される番号
の通信ポートは、通信可能なものであることが予めコン
ピュータ側で確認されているため、コンピュータには、
ジョブ処理結果が確実に通知されることになる。
【0010】また、通信可能な通信ポート番号の具体的
な選出動作として以下のものが挙げられる。つまり、所
定番号の通信ポートのオープンを試みて未使用の通信ポ
ートを探し出すことにより、通信可能な通信ポート番号
を選出する。また、オープンを試みた通信ポートが使用
されている場合、通信ポート番号を「1」ずつ増加して
いきながら複数の通信ポートに対して順にオープンを試
みていくことにより、通信可能な通信ポート番号を選出
する。更に、使用することが予約されている番号の通信
ポート以外の通信ポートに対してオープンを試みて未使
用の通信ポートを探し出すことにより、通信可能な通信
ポート番号を選出する。
【0011】これらの選出動作により、通信可能な通信
ポート番号の選出を確実に行うことが可能になる。ま
た、上述の如く、使用することが予約されている番号の
通信ポート以外の通信ポートに対してオープンを試みる
ようにした場合には、無駄なオープンの試みが回避さ
れ、通信ポート番号の選出を短時間で行うことが可能に
なる。
【0012】1台のファンクションデバイスに対して複
数台のコンピュータが通信可能に接続された場合のファ
ンクションデバイスの具体構成としては以下のものが挙
げられる。つまり、ジョブ信号を発信したコンピュータ
のIP addressと、ジョブ信号と共に送信された通信ポ
ート番号とを関連付けて記憶する記憶手段をファンクシ
ョンデバイスに備えさせる。また、この記憶手段に記憶
されたIP address及び通信ポート番号に基づいて特定
のコンピュータのジョブ結果受信部内の特定の通信ポー
ト番号に向けて、結果送信手段がジョブ処理の結果を送
信するようにしている。
【0013】この特定事項により、複数台のコンピュー
タからジョブ信号を受信した場合であっても、個々のコ
ンピュータに対して適切な通信ポートへのジョブ処理結
果の通知が可能である。例えば、ファンクションデバイ
スが印刷機能及びファクシミリ送信機構を兼ね備えてい
る場合において、1台のコンピュータから印刷ジョブ信
号を受け、その後、他の1台からファクシミリ送信ジョ
ブ信号を受けた場合において、印刷中に用紙切れなどに
よって印刷ジョブが中断すると、先ず、印刷ジョブ信号
を発信したコンピュータに対してジョブ処理結果を通知
(異常停止通知)し、印刷ジョブを中断させたまま、フ
ァクシミリ送信ジョブに基づくファクシミリ送信が実行
される。このような場合であっても各ジョブ毎にコンピ
ュータのIP address及び通信ポート番号をそれぞれ把
握しておくことが可能であるので、個々のコンピュータ
に対して適切な通信ポートへのジョブ処理結果の通知が
可能となる。
【0014】また、上記各ジョブ処理結果通信システム
に使用されるコンピュータも、本発明の範疇である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、印刷機能及びファク
シミリ機構を兼ね備えたマルチファンクションデバイス
と、複数台のパソコンとを備えた通信システムに本発明
を適用した場合について説明する。
【0016】−システム構成の説明− 先ず、本形態に係るシステム構成について説明する。図
1は、本システムの概略構成を示す図である。この図に
示すように、本システムは、複数台(図1では2台のみ
を示している)のパソコン1,2と、1台のマルチファ
ンクションデバイス3とがネットワークケーブル4を介
してジョブ情報等の種々の信号の送受信が可能に接続さ
れて構成されている。また、本システムにおけるネット
ワークプロトコルとしては、TCP/IPやUDP/I
P等が使用されている。
【0017】上記マルチファンクションデバイス3は、
印刷(プリント)機能及びファクシミリ機構を兼ね備え
た複合機として構成されており、各パソコン1,2から
のジョブ指令(印刷指令やファクシミリ送信指令)及び
ジョブデータ(印刷やファクシミリの画像及び文字情
報)を受け、そのジョブ指令及びジョブデータに応じて
所定のジョブ処理を行うように構成されている。
【0018】具体的には、このマルチファンクションデ
バイス3は、ネットワークコントローラ31、ジョブ処
理コントローラ32、プリンタエンジン33、モデム3
4、NCU(網制御装置)35を備えている。パソコン
1,2から印刷ジョブ指令が発信された場合には、その
印刷ジョブ指令及び印刷ジョブデータをネットワークコ
ントローラ31が受け、この印刷ジョブデータをジョブ
処理コントローラ32で処理してプリンタエンジン33
による印字可能な情報に変換すると共に、その変換後の
情報に基づいてプリンタエンジン33によるプリント動
作が行われるようになっている。一方、パソコン1,2
からファクシミリ送信ジョブ指令が発信された場合に
は、そのファクシミリ送信ジョブ指令及びファクシミリ
送信ジョブデータをネットワークコントローラ31が受
け、このファクシミリ送信ジョブデータをジョブ処理コ
ントローラ32で処理した後、モデム34が、このデー
タに対してファクシミリ通信するための信号への変調及
び復調を行って、NCU35から電話回線網へファクシ
ミリ送信ジョブデータが送信されるようになっている。
【0019】次に、本システムの特徴とする構成につい
て説明する。本システムでは、パソコン1,2からマル
チファンクションデバイス3に向けてジョブ指令及びジ
ョブデータが発信される際、ジョブ処理結果を受信する
パソコン1,2側の通信ポートを通知する信号をも発信
するようになっている。そして、マルチファンクション
デバイス3からジョブの発信元であるパソコン1,2に
対してジョブ処理結果を通知する際には、この通知され
た通信ポートに向けてジョブ処理結果情報を送信するよ
うに構成されている。以下、この処理動作を行うための
パソコン1及びマルチファンクションデバイス3の構成
について図2を用いて説明する。尚、ここでは、一方の
パソコン1とマルチファンクションデバイス3との間で
通信を行うための構成について説明するが、他のパソコ
ン2とマルチファンクションデバイス3との間で通信を
行うための構成も同様である。
【0020】上記パソコン1は、ジョブ結果受信部11
を備えている。このジョブ結果受信部11は図示しない
複数の通信ポートを備えており、種々のアプリケーショ
ンや接続機器との間で、この通信ポートを介して通信を
行うように構成されている。
【0021】また、パソコン1は、ジョブ結果受信部1
1内の通信可能な通信ポート番号を選出する通信ポート
選出手段12と、この選出された通信ポート番号を上記
ジョブ指令及びジョブデータ等のジョブ信号と共にマル
チファンクションデバイス3に送信する送信手段13と
を備えている。詳しくは、上記通信ポート選出手段12
は、ジョブ結果受信部11内の所定の通信ポートのオー
プンを試みて未使用の通信ポートを探し出すことによ
り、通信可能な通信ポート番号を選出するものである。
以下、この未使用の通信ポートを探し出すための動作に
ついて説明する。図3はジョブ結果受信部11内での各
通信ポートの通信ポート番号マップである。この図に示
すように、ジョブ結果受信部11内では、使用すること
が予約されている番号の通信ポートが存在している。図
3に示すものの場合、通信ポート番号「0〜1024」
は使用することが予約されている通信ポートとなってい
る。このため、通信ポート選出手段12は、この使用す
ることが予約されている番号の通信ポート以外の通信ポ
ートに対してオープンを試みて未使用の通信ポートを探
し出す。そして、一つの通信ポートのオープンを試み、
その通信ポートが使用されている場合、通信ポート番号
を「1」ずつ増加していきながら複数の通信ポートに対
して順にオープンを試みていくことにより、通信可能な
通信ポート番号を選出するようになっている。例えば、
通信ポート番号「1025」の通信ポートのオープンを
試みた際、その通信ポートが使用されている場合には、
通信ポート番号「1026」の通信ポートのオープンを
試みる。このようにして、順に各通信ポートのオープン
を試みていき、オープンが可能な通信ポートを、マルチ
ファンクションデバイス3からのジョブ処理結果情報を
受信するための通信ポートとして選出するようになって
いる。
【0022】このようにして選出された通信ポート番号
の情報を送信手段13が受け、この送信手段13が、通
信ポート番号信号を、上記ジョブ指令及びジョブデータ
等のジョブ信号、パソコン1のIP addressと共にマル
チファンクションデバイス3に送信するようになってい
る。
【0023】また、このパソコン1には、オープンが可
能な通信ポートが探し出された際、その通信ポート番号
を一時的に保存する選出ポート番号保存部14が備えら
れている。
【0024】一方、マルチファンクションデバイス3
は、ジョブ信号を発信したコンピュータのIP address
と、ジョブ信号と共に送信された通信ポート番号とを関
連付けて記憶する記憶手段36を備えていると共に、こ
の記憶手段36に記憶されたIP address及び通信ポー
ト番号に基づいて特定のコンピュータの特定の通信ポー
ト番号に向けてジョブ処理の結果を送信する結果送信手
段37を備えている。
【0025】図4は、マルチファンクションデバイス3
に備えられたIP address/通信ポート番号テーブルの
一例を示す図である。この図4では、マルチファンクシ
ョンデバイス3に4台のパソコンが接続されている場合
であって、個々のパソコンのIP addressと、各パソコ
ンにおいて選出された通信ポート番号との関係を示して
いる。つまり、IP addressが「192.168.2.2」のパソ
コンからジョブ信号を受けた場合には、そのパソコンの
通信ポート番号「10000」に向けてジョブ処理の結果を
送信する。また、IP addressが「192.168.2.3」のパ
ソコンからジョブ信号を受けた場合には、そのパソコン
の通信ポート番号「10001」に向けてジョブ処理の結果
を送信するようになっている。
【0026】−ジョブ処理結果通知動作の説明− 次に、上述の如く構成された通信システムにおけるジョ
ブ処理結果通知動作について図5のフローチャートに沿
って説明する。
【0027】先ず、ステップST1で、パソコン1から
マルチファンクションデバイス3に向けてジョブ指令及
びジョブデータが発信されて、通信が開始されると、パ
ソコン1では、暫定ポート番号の決定が行われる(ステ
ップST2)。これは、上述した如く、通信ポート選出
手段12によって行われる動作であって、使用すること
が予約されている番号の通信ポート以外の一つの通信ポ
ートに対してオープンを試みる。そして、ステップST
3において、このオープンを試みた通信ポートがオープ
ン可能か否か、つまり、未使用の通信ポートであるか否
かを判定する。この判定で、通信ポートがオープン不可
能なもの、つまり、使用中の通信ポートである場合に
は、ステップST4に移って、オープンを試みる通信ポ
ートを変更する。具体的には、ステップST2でオープ
ンを試みた通信ポートの通信ポート番号に「1」を加算
した番号の通信ポートのオープンを試みる。このように
して、オープンを試みる通信ポートを変更していくこと
でオープンが可能な通信ポートを探し出す。
【0028】ステップST3でYESに判定されて、オ
ープンが可能な通信ポートが探し出されると、ステップ
ST5に移って、その通信ポート番号をパソコン1の選
出ポート番号保存部14に保存すると共に、この通信ポ
ート番号を、マルチファンクションデバイス3からのジ
ョブ処理結果情報を受信するための通信ポートとして決
定して、送信手段13に送信する(ステップST6)。
これにより、送信手段13からは、IP address、ジョ
ブ指令及びジョブデータ等のジョブ信号と共に上記選出
された通信ポート番号がマルチファンクションデバイス
3に送信されることになる。
【0029】一方、このIP address及びジョブ信号と
共に通信ポート番号を受信したマルチファンクションデ
バイス3では、ジョブ信号を発信したコンピュータ1の
IPaddressと、ジョブ信号と共に送信された通信ポー
ト番号とが関連付けられて記憶手段36に記憶される。
そして、このマルチファンクションデバイス3では、ジ
ョブ情報に基づいたプリント動作或いはファクシミリ送
信動作が行われる。このプリント動作やファクシミリ送
信動作等のジョブ処理が完了した場合や、このジョブ処
理中に異常が発生した場合(プリント動作中に紙詰まり
やトナー不足等が生じた場合やファクシミリ送信動作中
に通信エラーが生じた場合)には、マルチファンクショ
ンデバイス3からジョブ信号の発信元であるパソコン1
に向けてプリント完了通知や異常発生通知が行われる。
この通知は、記憶手段36に記憶されたIP address及
び通信ポート番号に基づいてジョブ結果受信部11の特
定の通信ポート番号に向けて結果送信手段37からジョ
ブ処理の結果が送信されることになる。つまり、上記ス
テップST3でオープン可能な通信ポート(空きポー
ト)であることが確認された通信ポートに向けてプリン
ト完了通知や異常発生通知が行われる。
【0030】このようにして、通信ポートに向けてプリ
ント完了通知や異常発生通知が行われた後には、この通
信ポートの使用を解除する必要がある。そのため、上記
選出ポート番号保存部14に保存しておいた通信ポート
番号を呼び出し、この番号の通信ポートを未使用状態に
設定する。
【0031】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、パソコン1側におい
て、予め空きポートを選出しておき、マルチファンクシ
ョンデバイス3に対して、この選出した通信ポートにジ
ョブ処理結果を送信するよう要求している。このため、
ジョブ処理結果を受信する通信ポートが既に使用されて
いるといった状況を招くことが無く、コンピュータ1側
に、ジョブ処理結果を確実に通知することが可能にな
る。
【0032】−その他の実施形態− 上述した実施形態では、ファンクションデバイスとし
て、印刷機能及びファクシミリ機構を兼ね備えたマルチ
ファンクションタイプのものを採用した。本発明は、こ
れに限らず、ファンクションデバイスとして、プリン
タ、ファクシミリ装置、スキャナ、その他、データ処理
装置、またはこれら機能を兼ね備えたものを採用するこ
とが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明では、コンピュー
タからファンクションデバイスに向けてジョブ信号を発
信する際に、ファンクションデバイスに対してジョブ処
理結果受信用の通信ポートを通知する信号を発信し、こ
れによって、未使用の通信ポートに対して確実にジョブ
処理結果が通知されるようにしている。このため、通信
不良の発生を確実に回避することが可能となる。その結
果、パソコンのユーザは、ジョブ処理が完了したこと
や、ジョブ処理中に異常が発生していることを確実に認
識することができ、システムの信頼性の向上を図ること
ができる。
【0034】また、通信可能な通信ポート番号を選出す
るに際し、使用することが予約されている番号の通信ポ
ート以外の通信ポートに対してオープンを試みるように
した場合には、通信ポート番号の選出を短時間で行うこ
とが可能になる。
【0035】更に、1台のファンクションデバイスに対
して複数台のコンピュータが通信可能に接続された場合
において、ジョブ信号を発信したコンピュータのIP a
ddressと、ジョブ信号と共に送信された通信ポート番号
とを関連付けて記憶する記憶手段をファンクションデバ
イスに備えさせた場合には、複数台のコンピュータから
ジョブ信号を受信した場合であっても、個々のコンピュ
ータに対して適切な通信ポートへのジョブ処理結果の通
知が可能になり、システムの汎用性の拡大を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る通信システムの概略構成を示す
図である。
【図2】パソコン及びマルチファンクションデバイスの
構成を示すブロック図である。
【図3】ジョブ結果受信部内での各通信ポートの通信ポ
ート番号マップを示す図である。
【図4】マルチファンクションデバイスに備えられたI
P address/通信ポート番号テーブルの一例を示す図で
ある。
【図5】ジョブ処理結果通知動作を説明するためのパソ
コン側での処理手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1,2 パーソナルコンピュータ 11 ジョブ結果受信部 12 通信ポート選出手段 13 送信手段 3 マルチファンクションデバイス 36 記憶手段 37 結果送信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 107 H04N 1/00 107Z Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP07 HJ08 HP00 HQ06 HV13 5B014 FA06 FA17 GC02 GC03 GC07 GD02 GD22 GD23 GD32 GE04 HA14 HB02 HB15 HB21 5B021 AA01 BB01 BB10 EE01 5C062 AA02 AA05 AA13 AB38 AC41 AC42 AF02 BA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョブ信号を発信するコンピュータと、
    このコンピュータから受けたジョブ信号に応じたジョブ
    処理を行うと共にそのジョブ処理の結果を上記コンピュ
    ータのジョブ結果受信部に向けて送信するファンクショ
    ンデバイスとを備えたジョブ処理結果通信システムにお
    いて、 上記コンピュータは、ジョブ結果受信部内の通信可能な
    通信ポート番号を選出する通信ポート選出手段と、この
    選出された通信ポート番号をジョブ信号と共にファンク
    ションデバイスに送信する送信手段とを備えている一
    方、 ファンクションデバイスは、ジョブ信号と共に受信した
    通信ポート番号に向けてジョブ処理の結果を送信する結
    果送信手段を備えていることを特徴とするジョブ処理結
    果通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジョブ処理結果通信シス
    テムにおいて、 通信ポート選出手段は、所定番号の通信ポートのオープ
    ンを試みて未使用の通信ポートを探し出すことにより、
    通信可能な通信ポート番号を選出する構成となっている
    ことを特徴とするジョブ処理結果通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のジョブ処理結果通信シス
    テムにおいて、 通信ポート選出手段は、オープンを試みた通信ポートが
    使用されている場合、通信ポート番号を「1」ずつ増加
    していきながら複数の通信ポートに対して順にオープン
    を試みていくことにより、通信可能な通信ポート番号を
    選出する構成となっていることを特徴とするジョブ処理
    結果通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のジョブ処理
    結果通信システムにおいて、 通信ポート選出手段は、使用することが予約されている
    番号の通信ポート以外の通信ポートに対してオープンを
    試みて未使用の通信ポートを探し出すことにより、通信
    可能な通信ポート番号を選出する構成となっていること
    を特徴とするジョブ処理結果通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうち何れか一つに記載の
    ジョブ処理結果通信システムにおいて、 1台のファンクションデバイスに対して複数台のコンピ
    ュータが通信可能に接続されており、 ファンクションデバイスは、ジョブ信号を発信したコン
    ピュータのIP addressと、ジョブ信号と共に送信され
    た通信ポート番号とを関連付けて記憶する記憶手段を備
    えており、 結果送信手段は、この記憶手段に記憶されたIP addre
    ss及び通信ポート番号に基づいて特定のコンピュータの
    ジョブ結果受信部内の特定の通信ポート番号に向けてジ
    ョブ処理の結果を送信するよう構成されていることを特
    徴とするジョブ処理結果通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうち何れか一つに記載の
    ジョブ処理結果通信システムに使用されることを特徴と
    するコンピュータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013196122A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Canon Inc 通信装置の制御方法及び通信装置
JP7392509B2 (ja) 2020-02-18 2023-12-06 ブラザー工業株式会社 システム、プログラム、および情報処理装置

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