JP2002189633A - 仮想空間のメモリ保護方法及び装置 - Google Patents

仮想空間のメモリ保護方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 保護されるプログラムと保護されないプログラムの間の
呼び出しを、高速に実行する装置及び方法の提供。 【課題】 【解決手段】プログラムと、単一仮想空間を区分した仮
想空間領域のそれぞれに識別子を割り当てて保持し、プ
ログラムの識別子と仮想空間領域の識別子が一致する
か、あるいは、アクセス属性として共有を示す識別子が
付与されている仮想空間領域に対して、前記プログラム
からのアクセスを許可するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ保護方法及
び装置に関し、特に、仮想空間での2階層のメモリ保護
を実現する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ管理装置(MMU)を備えた情報
処理装置において、中央処理装置(CPU)で認識する
アドレス(仮想アドレス)はメモリ上の物理アドレスに
メモリ管理装置で変換される。このメモリ管理装置は、
仮想アドレスからアドレス変換テーブルを参照して該当
する物理アドレスに変換する。かかる構成の情報処理装
置において、ユーザプログラムが他のユーザプログラム
の仮想空間やオペレーティングシステムの仮想空間を破
壊することを防ぐために、プログラムはアドレス変換テ
ーブルの情報の変更等ができない非特権モードで実行さ
れる。
【0003】本発明の前提となる2階層のメモリ保護の
概念について、図1を参照して説明する。図1に模式的
に示すように、2階層のメモリ保護とは、プログラムX
(101)と、プログラムY(102)があり、プログ
ラムX(101)はそれ自身およびプログラムY(10
2)をアクセス可能であり(図の丸印で示す)、プログ
ラムY(102)はそれ自身のみをアクセス可能であ
り、プログラムX(101)はアクセス不可能なような
メモリ保護のことをいう。
【0004】一般に、中央処理装置(CPU)は、この
ような階層的なメモリ保護を行うメモリ保護機構(「多
重仮想空間機構」ともいう)を具備しており、該機構を
直接利用して、2階層のメモリ保護を実現している。例
えば中央処理装置は、特権モードおよび非特権モードの
二つの走行モードと、走行モードを切り替える手段と、
仮想空間領域に対して、特権モードでのみアクセスでき
る属性、または特権モードと非特権モードの両方でアク
セスできる属性を付与できる機構とを具備している。
【0005】図1を参照すると、プログラムX(10
1)を特権モードでのみアクセスできる属性が付与され
た仮想空間領域に配置し、プログラムY(102)を特
権モードと非特権モードの両モードからアクセスできる
属性が付与された仮想空間領域に配置し、プログラムX
の走行時は特権モードで、プログラムY走行時は非特権
モードで動作するよう制御することにより、2階層のメ
モリ保護を実現できる。
【0006】しかしながら、一般に、走行モードの切り
替えには、処理時間がかかるため、保護されたプログラ
ムと保護されないプログラムの間の呼び出しのために、
かなりのオーバーヘッドを要する、という問題点があ
る.
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、上記問題点を解消し、オーバ
ーヘッドを低減した、仮想空間での2階層のメモリ保護
を実現する装置及び方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を提供する本発明は、プログラムと仮想空間領域
にそれぞれに識別子を保持し、プログラムの識別子と仮
想空間領域の識別子が一致するか、あるいは、アクセス
属性として共有を示す識別子が付与されている仮想空間
領域に対して、前記プログラムからのアクセスを許可す
るように制御するものである。本発明においては、走行
するプログラムを、保護されるプログラムから保護され
ないプログラムに、あるいは、保護されないプログラム
から保護されるプログラムに切り替える場合に、前記走
行するプログラムの識別子を、切り替え先のプログラム
の識別子に切り替える。
【0009】また、本発明は、保護されないプログラム
の走行時には、前記保護されないプログラムに割り付け
られた割り付け領域にのみアクセス可能とされる仮想空
間に切り替え、保護されるプログラムの走行時には、保
護されないプログラムに割り付けられた割り付け領域、
および、保護されるプログラムに割り付けられた割り付
け領域にアクセス可能とされる仮想空間に切り替え制御
する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、記憶装置の物理アドレスを中央処理装
置が認識するアドレス空間である仮想空間に割り付ける
アドレス変換機構を具備した情報処理装置において、図
2に示すように、二つの仮想空間201および202を
用意し、プログラムYの走行時には仮想空間201に、
プログラムXの走行時には仮想空間202に、切り替
えを行う。仮想空間201は、プログラムY割り付け領
域203にのみアクセス可能であり、仮想空間202
は、プログラムY割り付け領域204およびプログラム
X割り付け領域205にアクセス可能であるように制御
する。
【0011】これにより、プログラムYはプログラムX
をアクセスすることが不可能であり、図1と同様に、プ
ログラムX(保護されるプログラム:特権モード)を、
プログラムY(保護されないプログラム:非特権モー
ド)から保護することができ、2階層のメモリ保護を実
現できる。
【0012】本発明の情報処理装置は、プログラムと仮
想空間領域のそれぞれに識別子を割り当てて保持する手
段を備え、プログラムの識別子と仮想空間領域の識別子
が一致するか、あるいは、アクセス属性として共有を示
す識別子が付与されている仮想空間領域に対して、前記
プログラムからのアクセスを許可するように制御する。
前記仮想空間上で走行する保護されないプログラムか
ら、保護されるプログラムを呼び出す場合には、保護さ
れないプログラムは、空間切り替え手段を呼び出して保
護されるプログラムを呼び出すための情報を前記空間切
り替え手段に渡し、前記空間切り替え手段は、プログラ
ムの識別子を保護されるプログラムの識別子に設定して
から、前記保護されないプログラムから受け取った情報
を基に、前記保護されるプログラムの処理を呼び出す。
一方、前記仮想空間上で走行する保護されるプログラム
から保護されないプログラムを呼び出す場合、保護され
るプログラムは、前記空間切り替え手段を呼び出して、
保護されないプログラムを呼び出すための情報を前記空
間切り替え手段に渡し、前記空間切り替え手段は、プロ
グラムの識別子を保護されないプログラムの識別子に設
定してから、前記保護されるプログラムから受け取った
情報を基に、保護されないプログラムの処理を呼び出
す。保護されないプログラムと、空間切り替え手段を構
成するプログラムは、共有を示す識別子が付与されてい
る仮想空間領域上で走行される。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。図3は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図3を参照すると、メモリ(301)上には、
保護されるプログラムX(302)と、保護されないプ
ログラムY(303)と、空間切り替えプログラムZ
(304)とが格納されており、メモリ(301)は、
中央処理装置(306)とバス(305)によって接続
されている。中央処理装置(306)は多重仮想空間機
構(307)を備えている。なお、中央処理装置(30
6)が認識するアドレス空間である仮想空間は、メモリ
(301)の物理アドレスにアドレス変換機構(不図
示)で変換される。
【0014】多重仮想空間機構(307)は、プログラ
ムと仮想空間領域にそれぞれ識別子を保持する機能を持
ち、プログラムの識別子と仮想空間領域の識別子が一致
するか、あるいは、仮想空間領域に特殊な共有識別子
「SHARE」が付与されている場合に、アクセスを許
可する制御を行う。
【0015】図4は、本発明の一実施例におけるプログ
ラムの仮想空間領域への割り付けと、その仮想空間領域
に設定する識別子を示している。
【0016】仮想空間(401)のうち仮想空間領域
(402)には、保護されるプログラムXを割り当て、
識別子「IX」を設定する。すなわち、プログラムX
は、その識別子と同一の識別子「IX」が設定された仮
想空間領域(402)の領域で走行される。
【0017】仮想空間領域(403)には、空間切り替
えプログラムZおよび識別子「SHARE」を割り当
て、仮想空間領域(404)には、保護されないプログ
ラムYおよび識別子「SHARE」を割り当てる。
【0018】図5は、図4に示した本発明の一実施例に
おいて、保護されないプログラムYから、保護されたプ
ログラムXの呼び出し処理を模式的に示している。
【0019】保護されないプログラムYの処理(ステッ
プ501)のち、ステップ502において、一旦、空間
切り替えプログラムZを呼び出す。その際、プログラム
X処理を呼び出すための情報をプログラムZに渡す。
【0020】空間切り替えプログラムZは、プログラム
の識別子をIXに設定しておいてから(ステップ50
3)、ステップ504において、保護されないプログラ
ムYから受け取った情報を基に、プログラムX処理を呼
び出す(ステップ505)。ステップ501〜504の
処理は、仮想空間の識別子「SHARE」の領域で実行
され、プログラムX処理(ステップ505)は、仮想空
間の識別子「IX」の領域で実行される。なお、識別子
「SHARE」の仮想空間領域(403)で実行される
空間切り替えプログラムZは、ステップ504でのX処
理の呼び出しにあたり、オぺレーティングシステムに対
するシステムコール等を介して仮想空間領域(402)
に切替えてX処理の呼出しを行う。
【0021】図6は、保護されたプログラムXから、保
護されないプログラムYの呼び出しを模式的に示してい
る。
【0022】まず、保護されたプログラムXの処理(ス
テップ601)のち、ステップ602において、一旦空
間切り替えプログラムZを呼び出す。その際、プログラ
ムY処理(605)を呼び出すための情報を、空間切り
替えプログラムZに渡す。
【0023】空間切り替えプログラムZでは、プログラ
ムの識別子をプログラムYの識別子「IY」に変更して
おいてから(ステップ603)、ステップ604におい
て保護されたプログラムXから受け取った情報を基に、
プログラムY処理を呼び出す(ステップ605)。
【0024】図5、及び図6に示したように、プログラ
ムXが動作するときには、プログラムの識別子が「I
X」となり、プログラムYが動作するときにはプログラ
ムの識別子が「IY」となる。そして、図4に示すよう
に、仮想空間領域の識別子が割り当てられているため、
2階層のメモリ保護を実現できる。すなわち、プログラ
ムXはプログラム識別子「IX」で動作するため、仮想
空間領域識別子「IX」の割り当てられたプログラムX
の存在する領域(402)、仮想空間領域識別子「SH
ARE」の割り当てられたプログラムYの存在する領域
(404)の両領域をアクセスすることができる。
【0025】これに対して、プログラムYは、プログラ
ム識別子「IY」で動作するため、仮想空間領域識別子
「SHARE」の割り当てられたプログラムYの存在す
る領域(404)はアクセス可能であるが、仮想空間領
域識別子「IX」の割り当てられたプログラムXの存在
する領域(402)はアクセスできない。
【0026】従来の装置では、保護されたプログラム
(特権モードで走行するプログラム)と、保護されない
プログラム(非特権モードで走行するプログラム)の間
の呼び出しに際して、中央処理装置の走行モードの切り
替えを行っていたが、本実施例においては、プログラム
の識別子を変更することによって、保護されたプログラ
ムと、保護されないプログラムの間の呼び出しが可能と
なる。
【0027】一般に、走行モードの切り替え(特権モー
ドと非特権モードの切り替え)と、プログラムの識別子
の切り替えでは、走行モードの切り替えの方が処理時間
がかかることが多い。このため、プログラムの識別子の
切り替えを行う本実施例においては、保護されたプログ
ラムと保護されないプログラムの間の呼び出しを高速に
実行することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プログラムの識別子を変更することによって、保護され
たプログラムと保護されないプログラムの間の呼び出し
を可能としており、保護されたプログラムと保護されな
いプログラムの間の呼び出しが従来の方法よりも、高速
に実行することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】2階層メモリ保護を説明するための図である。
【図2】本発明における2階層メモリ保護を説明するた
めの図である。
【図3】本発明の一実施例の構成を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図6】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
101 プログラムX 102 プログラムY 201、202 仮想空間 203、204 プログラムY割り付け領域 205 プログラムX割り付け領域 301 メモリ 302 保護されるプログラムX 303 保護されないプログラムY 304 空間切り替えプログラム 305 バス 306 中央処理装置 307 多重仮想空間機構 401 仮想空間 402、403、404 仮想空間領域

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶装置の物理アドレスを中央処理装置が
    認識するアドレス空間である仮想空間に割り付けるアド
    レス変換機構を具備した情報処理装置において、 プログラムと仮想空間領域にそれぞれに識別子を保持
    し、プログラムの識別子と仮想空間領域の識別子が一致
    するか、あるいは、アクセス属性として共有を示す識別
    子が付与されている仮想空間領域に対して、前記プログ
    ラムからのアクセスを許可するように制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、走行するプログラムを、
    保護されるプログラムから保護されないプログラムに、
    あるいは、保護されないプログラムから保護されるプロ
    グラムに切り替える場合に、前記走行するプログラムの
    識別子を、切り替え先のプログラムの識別子に切り替え
    る、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】記憶装置の物理アドレスを中央処理装置が
    認識するアドレス空間である仮想空間に割り付けるアド
    レス変換機構を具備した情報処理装置において、 保護されないプログラムの走行時には、前記保護されな
    いプログラムに割り付けられた割り付け領域にのみアク
    セス可能とされる仮想空間に、保護されるプログラムの
    走行時には、保護されないプログラムに割り付けられた
    割り付け領域、および、保護されるプログラムに割り付
    けられた割り付け領域にアクセス可能とされる仮想空間
    に切り替え制御する手段を備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】前記仮想空間上で走行する保護されないプ
    ログラムから、保護されるプログラムを呼び出す場合に
    は、前記保護されないプログラムは、空間切り替え手段
    を呼び出して、前記保護されるプログラムを呼び出すた
    めの情報を前記空間切り替え手段に渡し、 前記空間切り替え手段は、プログラムの識別子を、前記
    保護されるプログラムの識別子に設定してから、前記保
    護されないプログラムから受け取った情報を基に、前記
    保護されるプログラムの処理を呼び出す、ことを特徴と
    する請求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記仮想空間上で走行する保護されるプロ
    グラムから保護されないプログラムを呼び出す場合、前
    記保護されるプログラムは、前記空間切り替え手段を呼
    び出して、前記保護されないプログラムを呼び出すため
    の情報を前記空間切り替え手段に渡し、 前記空間切り替え手段は、プログラムの識別子を、前記
    保護されないプログラムの識別子に設定してから、前記
    保護されるプログラムから受け取った情報を基に、前記
    保護されないプログラムの処理を呼び出す、ことを特徴
    とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記保護されないプログラム、及び、前記
    空間切り替え手段を構成するプログラムが、共有を示す
    識別子が付与されている仮想空間領域上で走行される、
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】記憶装置の物理アドレスを中央処理装置が
    認識するアドレス空間である仮想空間に割り付けるアド
    レス変換機構を具備した情報処理装置の仮想空間のメモ
    リ保護方法において、 プログラムと仮想空間領域のそれぞれに識別子を保持
    し、プログラムの識別子と仮想空間領域の識別子が一致
    するか、あるいは、アクセス属性として共有を示す識別
    子が付与されている仮想空間領域に対して、前記プログ
    ラムからのアクセスを許可するように制御する、ことを
    特徴とする仮想空間のメモリ保護方法。
  8. 【請求項8】走行するプログラムを、保護されるプログ
    ラムから保護されないプログラムに、あるいは、保護さ
    れないプログラムから保護されるプログラムに切り替え
    る場合に、前記走行するプログラムの識別子を、切り替
    え先のプログラムの識別子に切り替える、ことを特徴と
    する請求項7記載の仮想空間のメモリ保護方法。
  9. 【請求項9】記憶装置の物理アドレスを中央処理装置が
    認識するアドレス空間である仮想空間に割り付けるアド
    レス変換機構を具備した情報処理装置の仮想空間のメモ
    リ保護方法において、 保護されないプログラムの走行時には、前記保護されな
    いプログラムに割り付けられた割り付け領域にのみアク
    セス可能とされる仮想空間に、一方、保護されるプログ
    ラムの走行時には、前記保護されないプログラムに割り
    付けられた割り付け領域、および、前記保護されるプロ
    グラムに割り付けられた割り付け領域にアクセス可能と
    される仮想空間に切り替え制御することで、2階層のメ
    モリ保護を実現する、ことを特徴とする仮想空間のメモ
    リ保護方法。
  10. 【請求項10】記憶装置の物理アドレスを中央処理装置
    が認識するアドレス空間である仮想空間に割り付けるア
    ドレス変換機構を具備した情報処理装置の仮想空間のメ
    モリ保護方法において、 プログラムに識別子を割り当てるとともに、仮想空間を
    区分した仮想空間領域にそのアクセス属性を規定する識
    別子を割り当て、 前記プログラムは、前記プログラムの識別子のアクセス
    属性で規定される仮想空間領域がアクセス可能とされ、
    これにより、保護されないプログラムは、保護されるプ
    ログラムの識別子に対応する仮想空間領域のアクセスが
    不可とされ、2階層のメモリ保護を実現する、ことを特
    徴とする仮想空間のメモリ保護方法。
  11. 【請求項11】保護されないプログラムから保護される
    プログラムを呼び出す場合には、一旦、空間切り替えプ
    ログラムを呼び出して、保護されるプログラムを呼び出
    すための情報を空間切り替えプログラムに渡し、 前記空間切り替えプログラムは、プログラムの識別子
    を、保護されるプログラムの識別子に設定してから、前
    記保護されないプログラムから受け取った情報を基に、
    前記保護されるプログラムの処理を呼び出す、ことを特
    徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載の仮想空
    間のメモリ保護方法。
  12. 【請求項12】保護されるプログラムから保護されない
    プログラムを呼び出す場合、一旦、空間切り替えプログ
    ラムを呼び出して、保護されないプログラムを呼び出す
    ための情報を空間切り替えプログラムに渡し、 前記空間切り替えプログラムは、プログラムの識別子
    を、前記保護されないプログラムの識別子に設定してか
    ら、前記保護されるプログラムから受け取った情報を基
    に、前記保護されないプログラムの処理を呼び出す、こ
    とを特徴とする請求項11記載の仮想空間のメモリ保護
    方法。
  13. 【請求項13】前記保護されないプログラム、及び、前
    記空間切り替えプログラムが、共有を示す識別子が付与
    されている仮想空間領域上で走行される、ことを特徴と
    する請求項11又は12記載の仮想空間のメモリ保護方
    法。
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