JP2002187974A - プラスチックス処理装置及び処理方法 - Google Patents

プラスチックス処理装置及び処理方法

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JP2002187974A JP2000384973A JP2000384973A JP2002187974A JP 2002187974 A JP2002187974 A JP 2002187974A JP 2000384973 A JP2000384973 A JP 2000384973A JP 2000384973 A JP2000384973 A JP 2000384973A JP 2002187974 A JP2002187974 A JP 2002187974A
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱した植物油にプラスチックスを入れて液
相化する処理作業を、極めて簡単な操作によって確実に
行うことができると共に、低コストにて植物油の混入率
が低くて高品質な固相プラスチックスを得ることができ
るように工夫したプラスチックス処理装置と処理方法を
提供する。 【解決手段】 誘導加熱用コイル11a,11b,12
a,12bによって、内部の植物油Aを加熱することに
より、廃プラスチックスCを溶融して液相化することが
できる少くとも2台の溶融処理槽1,2を設け、これ等
両処理槽1,2の間に廃プラスチックスCを溶融した使
用済みの加熱された植物油Aを交互に移動することがで
きる連通管18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる廃プラス
チックスを、高炉還元剤や油化中間原料としての資源に
再生することができるプラスチックス処理装置と処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先の特願平10−19667
1号(特開2000−7820号)の出願によって、処
理するプラスチックスよりも比重が軽く、引火点及び発
火点がプラスチックスの溶融点よりも高い性質を持つ植
物油を使用し、加熱したこの植物油の中にプラスチック
スを入れて溶融して液相化した後、冷却して固相プラス
チックスとして回収するように構成した合成樹脂製品の
処理方法を開発した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の処理方
法を実施するに当っては、植物油の加熱、加熱した植物
油へのプラスチックスの仕込み、液相化したプラスチッ
クスの排出と植物油との分離等の入出管理が非常に面倒
で、高度な熟練と緻密な観察が必須と成り、運転操作を
難しいものにしていた。
【0004】また、大量の廃プラスチックスを連続的に
処理する場合は、廃プラスチックスと植物油、並びに、
加熱電力量の供給バランスに加えて、溶融処理槽(タン
ク)からの排出量のマスバランスや熱バランスの調整が
必要で、操作者に熟練が求められていた。
【0005】更に、細心の注意を払って作業しても、溶
融プラスチックスを植物油の中から回収する時に、溶融
プラスチックスに植物油が混入することを避けることは
難しく、製品としての再生プラスチックスの品質を低下
する問題があった。
【0006】加えて、長寸の廃プラスチックスには養殖
漁業用のフロートや魚箱(ケース)等が存在するが、こ
れ等には蠣殻や鱗、或は、ゴミ等が多数付着しているた
め、これ等が付着している廃プラスチックスをそのまま
植物油に入れて溶融した場合には、再生プラスチックス
の品質低下を招くばかりでなく、溶融処理槽の排出口を
これ等のゴミ等が塞いで、液相化したプラスチックスの
排出に支障を来たす場合があり、処理作業に影響を及ぼ
す問題があった。
【0007】従チて本発明の技術的課題は、加熱した植
物油にプラスチックスを入れて液相化する処理作業を、
極めて簡単な操作によって確実に行うことができると共
に、低コストにて植物油の混入率が低くて高品質な固相
プラスチックスを得ることができるように工夫したプラ
スチックス処理装置と処理方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の技術的課
題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の
如く、プラスチックスを加熱した植物油によって溶融し
て液相化した後、冷却して固相プラスチックスとして回
収するように構成したプラスチックス処理装置であっ
て、電気加熱による植物油の加熱制御手段を備えたプラ
スチックス用の溶融処理槽を少くとも2槽以上設けて、
これ等各溶融処理槽の間に必要に応じて植物油を相互に
移動することができる連通手段を設けるように構成して
いる。
【0009】(2) また、本発明では前記請求項2に
記載の如く、溶融処理槽の周囲に、全体を略つる巻状に
形成した誘導加熱用コイルを高さ方向に複数段設け、上
記溶融処理槽内の液面の位置に応じて、その位置に対応
する段の誘導加熱用コイルを加熱するように構成してい
る。
【0010】(3) また、本発明では前記請求項3に
記載の如く、溶融処理槽の周囲に、全体を略つる巻状に
形成した誘導加熱用コイルを高さ方向に移動自在に取付
け、溶融処理槽の液面の位置に応じて、上記誘導加熱用
コイルの高さ位置を上下に移動調節して加熱するように
構成している。
【0011】(4) また、本発明では前記請求項4に
記載の如く、各溶融処理槽の間を、植物油を流通するこ
とができる連通弁付きの連通管を用いて接続し、この連
通管には植物油の面が一定のレベルに達した時に、上記
の連通弁を開くことによって植物油を一方の溶融処理槽
から他方の溶融処理槽へ流通することができる連通手段
を設けるように構成している。
【0012】(5) また、本発明では前記請求項5に
記載の如く、各溶融処理槽を上方開口型に構成し、この
溶融処理槽の内部には筒状の容器体を嵌込み自在に構成
する一方、容器体の内部には、外部より開閉作動するこ
とができる開閉弁を備えた内向きに突出する流入口と、
容器体の嵌込みと開閉弁の開放によって溶融処理槽から
容器体の内部に流入した植物油を、容器体と溶融処理槽
との間に形成された内外の間隔内に汲み出すことができ
る汲出しポンプを設けると共に、開口した溶融処理槽の
上端口には、溶融処理槽内に嵌込んだ容器体を上から押
えて保持するフアスナーを取付自在に構成している。
【0013】(6) また、本発明では前記請求項6に
記載の如く、1槽又は複数槽の溶融処理槽を、発電機と
プラスチックス用押込み装置と共に自動車の荷台に搭載
するように構成している。
【0014】(7) また、本発明では前記請求項7に
記載の如く、各溶融処理槽の上側部を天蓋で覆い、この
天蓋に油フイルターと臭気吸着装置と排風機と排気ダク
トから成る脱臭排気装置を設けるように構成している。
【0015】(8) また、本発明では前記請求項8に
記載の如く、溶融処理槽の内部に有孔板又は網で造った
篭体を嵌込み自在に構成し、この篭体の内部にプラスチ
ックスを投入することにより、加熱した植物油によって
溶融するように構成している。
【0016】(9) また、本発明では前記請求項9に
記載の如く、溶融処理槽の内部にプラスチックスを空気
輸送装置やスクリューコンベヤ等の輸送装置を用いて投
入することにより、加熱した植物油によって溶融するよ
うに構成している。
【0017】(10) 更に本発明では前記請求項10
に記載の如く、プラスチックスを加熱した植物油を収容
した溶融処理槽に入れることによって溶融して液相化し
た後、冷却して固相プラスチックスとして回収するプラ
スチックス処理方法であって、一方の溶融処理槽で使用
を終えた加熱植物油を、他方の溶融処理槽に移して未加
熱植物油に吸熱させることにより、他方の溶融処理槽に
於いて排熱回収と加熱昇温時間の短縮を図ると同時に、
一方の溶融処理槽に於いて溶融して液相化したプラスチ
ックスと使用済み植物油との分離を図るように構成して
いる。
【0018】(11) 更に、本発明では、前記請求項
11に記載の如く、溶融処理槽内の植物油を加熱する場
合に、溶融処理槽の内部に容器体を嵌込んで沈降させる
ことにより、植物油を沈降させた容器体と溶融処理槽と
の間の内外の環状の間隔内に流入させて加熱し、プラス
チックスの溶融時には、溶融処理槽内より上記の容器体
を抜き出して溶融を行うように構成している。
【0019】上記(1)で述べた手段によれば、熱媒と
して用いた植物油と、溶融して液相化したプラスチック
スとが存在する溶融処理槽内から、液相化したプラスチ
ックスのみを容易に取出すことを可能にする。即ち、加
熱された植物油によって溶融処理槽内で液相化したプラ
スチックスは、溶融処理槽の底に層状に堆積するため、
プラスチックスの投入量を増すと液相プラスチックスの
層の厚みが増して油面を押し上げ、その結果、油面が一
定レベルに達すると、連通手段によって溶融処理槽内の
植物油を他の溶融処理槽に移動することができるから、
液相プラスチックスと植物油を確実に分離して、液相プ
ラスチックスのみを取出すことを可能にする。
【0020】上記(2)で述べた手段によれば、液相プ
ラスチックス層の増厚による油面の押し上げに従って、
その押し上げ位置に対応する段の誘導加熱用コイルを通
電によって加熱するため、植物油の部分のみを集中的に
加熱して、既に溶融された液相プラスチックス層は加熱
しないから、植物油を少い電力量で効果的に加熱するこ
とを可能にする。
【0021】上記(3)で述べた手段によれば、液相プ
ラスチックス層の増厚による油面の押し上げに従って、
誘導加熱用コイルを上昇させて植物油のみを集中的に加
熱して、既に溶融されている液相プラスチックス層は加
熱しないため、植物油を少い電力量で効果的に加熱する
ことを可能にする。
【0022】上記(4)で述べた手段によれば、液相プ
ラスチックス層の増厚によって植物油の面が一定のレベ
ルに達した時点で、連通弁を開くと押し上げられた植物
油が連通管を通って他方の溶融処理槽に流通するため、
液相プラスチックスと植物油を分離して、液相プラスチ
ックスのみを取出して回収することを可能にすると共
に、使用済みとなった加熱植物油を他方の溶融処理槽に
送って未加熱植物油に混入することにより、排熱回収を
行うことができるため、エネルギーロスを少くして処理
コストの低減化を図ることを可能にする。
【0023】上記(5)で述べた手段によれば、溶融処
理槽内の植物油を誘導加熱コイルによって槽壁を加熱す
ることによって伝導加熱する場合に、溶融処理槽内に容
器体を沈降させることによって、植物油をこれ等容器体
と溶融処理槽の内外の間隔(隙間)に汲出して、全体を
薄い環状の油柱状態にすることができる他、内筒をも誘
導加熱されて出来る二重の高温部を有するため、前記
(4)で述べた加熱植物油の混入と相俟って、植物油を
少いエネルギーによって可及的速やかに溶融温度に加熱
することを可能にする。
【0024】上記(6)で述べた手段によれば、プラス
チックス処理装置の一式を自動車の荷台に搭載したた
め、如何なる場所にでも出向いてプラスチックスを溶融
処理することができる機動性を発揮することができる。
【0025】上記(7)で述べた手段によれば、溶融処
理中に発生するオイルミストやモノマー臭等を、天蓋で
集めて脱臭排気装置で脱臭してから排気するため、環境
汚染の問題を解消することができる。
【0026】上記(8)で述べた手段によれば、プラス
チックスに付着している紙片類や魚介類の殻や鱗等の異
物を、篭体の内部に捕集して、溶融された液相プラスチ
ックスにこれ等の異物が混入することを防止するため、
非融解物質の分離を行って、高品質な固形プラスチック
スを得ることを可能にする。
【0027】上記(9)で述べた手段によれば、プラス
チックスを各種の輸送装置を用いて溶融処理槽内へ省力
的に、且つ、非飛散的に投入することを可能とする。
【0028】上記(10)で述べた処理方法によれば、
使用済みの植物油を他の溶融処理槽に移して未加熱植物
油に吸熱させることによって、排熱回収と加熱昇温時間
の短縮を図って、エネルギーロスを少くし、処理コスト
を低減化することができると共に、溶融した液相プラス
チックスと使用済み植物油の分離によって、液相プラス
チックスのみを取出して高品質な固形プラスチックスを
得ることを可能にする。
【0029】上記(11)で述べた処理方法によれば、
溶融処理槽内に容器体を沈降させることによって、これ
等容器体と溶融処理槽の内外の間隔内に植物油を流入さ
せ、植物油の全体を環状の油柱状態にして加熱するた
め、植物油を比較的短時間で溶融温度に加熱できるもの
であって、少いエネルギーによって可及的速やかにプラ
スチックスを溶融処理することを可能にする。
【0030】以上の如くであるから、上記(1)〜(1
1)の各手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るプラスチッ
クス処理装置及び処理方法の実施の形態を図面と共に説
明すると、図1は2槽タイプに構成した本発明に係るプ
ラスチックス処理装置の構成図で、図中、1と2は廃プ
ラスチックス用の溶融処理槽、11a,11b,12
a,12bはこれ等各溶融処理槽1,2の周囲に複数段
に設けた誘導加熱用コイルで、これ等各コイル11a〜
12bは各処理槽1,2の周面を囲むように略つる巻状
に形成されていて、例えば220V,200Hzの交流
電流を通電することによって230±5℃に加熱され、
また、各段毎にON/OFFできる仕組に成っている。
【0032】13は上記溶融処理槽1及び2内に吊下げ
たステンレス製保護管入りの熱電対型温度計で、この温
度計13はリンクさせた高周波インバーターにより設定
温度に対して−5℃で上記の誘導加熱用コイル11a〜
12bをONし、+5℃で同じくOFFする仕組に成っ
ていて、これ等の2点制御によって各溶融処理槽1,2
の加熱状態を保持して、内部に収容した植物油Aを溶融
する廃プラスチックスCの融解点よりも高い温度(例え
ば200℃前後)に加熱するように構成されている。
【0033】植物油Aとしては、例えば、天ぷら料理の
廃食油で、且つ、水分と残滓を濾過・除去した食用油が
使用されるが、実際には、処理する廃プラスチックスC
の液相のものよりも比重が軽く、且つ、その引火点及び
発火点が廃プラスチックスCの融解点よりも高い性質を
持つ植物油(オリーブ油、落花生油、ナタネ油等)であ
れば、上記以外のものであっても勿論よく、その選択は
任意とする。因みに、不乾性油であるオリーブ油は、比
重0.91、引火点225℃、発火点343℃であり、
一方、ポリスチロールの融解点は160〜180℃、比
重は1.0〜1.3であって、いずれも上記の要件を満
たしている。
【0034】更に図中、Bは上記加熱された植物油Aに
よって溶融されて、溶融処理槽1の底に層状に堆積した
液相化したプラスチックスで、上記廃プラスチックスC
の投入量が増すと、この液相プラスチックスBの厚みも
増し、その分加熱された植物油Aの油面も上昇するた
め、上記複数段に形成された誘導加熱用コイル11a〜
12bは、この植物油Aのみを加熱するようにそのON
状態が11a+11b→11b+12a→12a+12
bと、次第に上段に向けて順番に切替わる仕組に成って
いる。また、20は開閉バルブ19を備えた排出口で、
液相化したプラスチックスBは開閉バルブ19を開くこ
とによってこの排出口20から流下し、その後冷却され
て固化するように構成されている。
【0035】上記各誘導加熱用コイル11a〜12bの
切替えは、各溶融処理槽1,2の内部に液面計(油面
計)を設け、この液面計による油面レベルの検知に従っ
て上記各コイル11a〜12bのON状態を段階的に自
動切替えする場合と、油面のレベルを目視確認して作業
員によるON/OFFスイッチの操作によって切替える
場合とが存在するが、この選択も任意とする。
【0036】更に、1組の誘導加熱用コイル11a,1
1bを溶融処理槽1,2に対して上下作動自在に取付け
て、このコイル11a,11bを油面レベルの上昇に合
せて指導又は手動で上昇させて、植物油Aのみを加熱す
るようにしてもよく、このようにして液相プラスチック
ス13の加熱を防止する。
【0037】また、18と18′は上記2槽の溶融処理
槽1,2の間を連通する上下2段式の連通管、17と1
7′は各連通管18,18′に設けた開閉作動自在な連
通弁、16,16′は各連通管18,18′の口を塞ぐ
ネジ込み栓で、上記プラスチックスCの溶融が進んで、
最終的に植物油Aの上面の油面レベルが上段の連通管1
8′のレベル14に達し、下面のレベルが下段の連通管
18のレベル15に達した時点で、下段の連通管18の
連通弁17を開いてネジ込み栓16を外すと、一方の溶
融処理槽1内の上層にある加熱使用済みの植物油Aが、
連通管18を通って他方の溶融処理槽2に全て流入し
て、一方の溶融処理槽1の内部には下層にある液相プラ
スチックスBのみが残ることになるため、植物油Aが含
まれていない高品質な液相プラスチックスBを排出口2
0から取出すことができる。
【0038】次いで、連通弁17を開くことによって加
熱済み植物油Aを受け入れた他方の溶融処理槽2では、
別に用意した未加熱植物油A′が所定量に成るように補
充されるが、この未加熱植物油A′は加熱済み植物油A
の混入によって熱が与えられて、所要熱量を80%にし
てエネルギーのロスを少くすることができる。
【0039】また、上記混合した植物油A′の加熱に先
行して、この他方の溶融処理槽2の内部に対して、全体
が有底の円筒状を成し、内部に脱着型の長柄のハンドル
25によって外部より開閉作動できる開閉弁21を備え
た内向きに突出する流入口21′を有する円筒状の容器
体23を、上記の開閉弁21を開いた状態で沈降して、
この沈降状態を溶融処理槽2の上端口に取付けたフアス
ナー24で上から押えて保持することによって、溶融処
理槽2内の植物油A′を図示の如く流入口21′を通し
て容器体23内に流入させる。
【0040】次いで、上記の開閉弁21を閉じた後、吸
込管22Aを容器体23内に垂下し、吐出管23Bを容
器体23と溶融処理槽2との内外の間隔2Hに垂下した
汲出しポンプ22によって、容器体23内の植物油A′
を上記間隔2Hに汲出すことにより、溶融処理槽2の内
周部に環状の油柱を構成し、この平均90mmの薄い環
状の油柱(植物油A′)を、前述した誘導加熱用コイル
11a〜12bで効率良く加熱する。
【0041】従って、植物油A′は短時間で溶融可能な
温度に加熱され、その後は、フアスナー24を外して容
器体23を汲出しポンプ22と共に溶融処理槽2の外に
取出せば、以後は、前記一方の溶融処理槽1で行ってい
たのと同じ手順で、投入した廃プラスチックスCを順次
溶融して液相化することができ、この様にして他方の溶
融処理槽2での処理が終わったら、前記と同じ手順を両
方の溶融処理槽1と2で繰返して、再び一方の溶融処理
槽1での処理に移行し、この移行を幾度か繰返すことに
よって、必要量の廃プラスチックスCを液相プラスチッ
クスBに造り替えることができる。
【0042】尚、溶融処理槽1又2への廃プラスチック
スCの投入に際しては、図3に示す如く例えばステンレ
ス製の有孔板又は網材で造った篭体26を溶融処理槽1
又は2の内部にセットすることによって、発泡プラスチ
ックの如き廃プラスチックスCに付着している紙片や魚
貝類の殻と言った異物D…をこの篭体26で捕集して、
液相プラスチックスBへの混入を防止することができ
る。
【0043】また、溶融処理槽1,2内へ廃プラスチッ
クスCを投入する際に、図2に示すように左右一対のベ
ルトコンベヤ3′,3′で構成され、且つ、両者の間隔
が下に向かって次第に狭まる様に弾力性を持って取付け
た押込み装置3を用いて、廃プラスチックスCを送り込
んだところ、ベルトコンベヤ3′,3′の回転によって
廃プラスチックスCが順次連続的に送り込まれて、円滑
に溶融することができた。
【0044】上記の押込み装置3を車輪付きの架台(図
示せず)に取り付けて、これを2つの溶融処理槽1,2
間に設けたレール(図示せず)に沿って往復移動するよ
うに構成すれば、槽内の点検や清掃時、或は、長寸のプ
ラスチックスCを手作業で投入する時等に、溶融処理槽
1又は2の上面部を広く開けることができるため、各作
業を支障無く行うことができる。
【0045】更に、廃プラスチックスCが発泡プラスチ
ックス製のトレー状のものであったり、長寸物や過大な
形状で不定形なものである場合は、図3に示す様にこれ
等のプラスチックスCを先ず圧潰破砕機27で小片に破
砕しながら、これをフレキシブルシャフト式のスクリュ
ーコンベヤ28で溶融処理槽1又は2内に投入し、次い
で、間欠駆動する早戻構造の一軸押込装置29で溶融処
理槽1又は2の内部に押込むことにより、スムーズな溶
融を可能にした。
【0046】尚、一軸押込装置29の使用に当っては、
溶融処理槽1又は2の上端口に上蓋30を被せ、これに
一軸押込装置29を取付けることによって、溶融処理槽
1又は2の内部を準密閉構造に創り得るため、特に、溶
融時に有害なガスを発生する発泡プラスチックス用とし
て好適であり、また、小片や長寸のプラスチックスの処
理にも有効である。
【0047】図2は、本発明に係る2槽式のプラスチッ
クス処理装置を、自動車4の荷台4′に発電機5と共に
搭載した場合の実施例を示したものであって、図中、1
0′は各溶融処理槽1,2の上側を覆う天蓋、6はセラ
ミックス製のグリースフイルター、7は同じくセラミッ
クス製のブロック型臭気吸着器、8は排風機、9は排気
用ダクトで、これ等の各部材によって構成された脱臭排
気装置10によって、溶融時に発生するオイルミストや
モノマー臭等を取除いて、環境汚染の問題を解決するこ
とができると共に、自動車4に装置一式を搭載すること
によって、如何なる場所にも出向いて廃プラスチックス
Cを溶融処理することができる機動性を発揮することが
できる。
【0048】尚、図面には2台の溶融処理槽1,2を並
べた2槽式の装置のみが記載されているが、これは実施
の一例であって、2台以上複数台の溶融処理槽1,2…
を連結して使用すれば、更に大量の廃プラスチックスC
を処理することができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るプラス
チックス処理装置及び処理方法によれば、加熱溶融され
た液相プラスチックスの取出作業がフールプール化さ
れ、また、廃プラスチックスや植物油の仕込みや液相プ
ラスチックスの排出等の入出管理が極めて容易になった
ため、細かな観察や管理が不要になって、熟練した作業
員でなくても容易に廃プラスチックスを液相化し、これ
を冷却固化することによって、高炉還元剤や油化中間原
料としての資源再生できるものであって、植物油が混入
していない高品質の液相プラスチックスを得ることがで
きる点、少いエネルギーロスによって短時間で溶融用の
植物油を加熱できる経済性を備える点、溶融時に発生す
るオイルミストやモノマー臭等を除去して、環境汚染を
防止できる点、並びに、自動車を用いて機動性を発揮で
きる点と相俟って、各種廃プラスチックスの処理に用い
て洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチックス処理装置の一例を
示した構成図である。
【図2】本発明の装置を自動車に搭載した状態を示した
構成図である。
【図3】本発明に係るプラスチックス処理装置の使用例
を説明した構成図である。
【符号の説明】
1,2 溶融処理槽 2H 内外の間隔 3 押込み装置 4 自動車 4′ 荷台 5 発電機 6 フイルター 7 臭気吸着装置 8 排風機 9 ダクト 10′ 天蓋 10 脱臭排気装置 11a,11b,12a,12b 誘導加熱
用コイル 17,17′ 連通弁 18,18′ 連通管 19 開閉バルブ 20 排出口 21′ 流入口 21 開閉弁 22 汲出しポンプ 23 容器体 24 フアスナー 26 篭体 28 スクリューコンベヤ A 植物油(食用油) B 液相プラスチックス C 廃プラスチックス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックスを加熱した植物油によっ
    て溶融して液相化した後、冷却して固相プラスチックス
    として回収するように構成したプラスチックス処理装置
    であって、 電気加熱による植物油の加熱制御手段を備えたプラスチ
    ックス用の溶融処理槽を少くとも2槽以上設けて、これ
    等各溶融処理槽の間に必要に応じて植物油を相互に移動
    することができる連通手段を設けたことを特徴とするプ
    ラスチックス処理装置。
  2. 【請求項2】 溶融処理槽の周囲に、全体を略つる巻状
    に形成した誘導加熱用コイルを高さ方向に複数段設け、
    上記溶融処理槽内の液面の位置に応じて、その位置に対
    応する段の誘導加熱用コイルを加熱するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のプラスチックス処理装
    置。
  3. 【請求項3】 溶融処理槽の周囲に、全体を略つる巻状
    に形成した誘導加熱用コイルを高さ方向に移動自在に取
    付け、溶融処理槽の液面の位置に応じて、上記誘導加熱
    用コイルの高さ位置を上下に移動調節して加熱するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載のプラスチッ
    クス処理装置。
  4. 【請求項4】 各溶融処理槽の間を、植物油を流通する
    ことができる連通弁付きの連通管を用いて接続し、この
    連通管には植物油の面が一定のレベルに達した時に、上
    記の連通弁を開くことによって植物油を一方の溶融処理
    槽から他方の溶融処理槽へ流通することができる連通手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載のプラスチッ
    クス処理装置。
  5. 【請求項5】 各溶融処理槽を上方開口型に構成し、こ
    の溶融処理槽の内部には筒状の容器体を嵌込み自在に構
    成する一方、容器体の内部には、外部より開閉作動する
    ことができる開閉弁を備えた内向きに突出する流入口
    と、容器体の嵌込みと開閉弁の開放によって溶融処理槽
    から容器体の内部に流入した植物油を、容器体と溶融処
    理槽との間に形成された内外の間隔内に汲み出すことが
    できる汲出しポンプを設けると共に、開口した溶融処理
    槽の上端口には、溶融処理槽内に嵌込んだ容器体を上か
    ら押えて保持するフアスナーを取付自在に構成したこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載のプラスチッ
    クス処理装置。
  6. 【請求項6】 1槽又は複数槽の溶融処理槽を、発電機
    とプラスチックス用押込み装置と共に自動車の荷台に搭
    載したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記
    載のプラスチックス処理装置。
  7. 【請求項7】 各溶融処理槽の上側部を天蓋で覆い、こ
    の天蓋に油フイルターと臭気吸着装置と排風機と排気ダ
    クトから成る脱臭排気装置を設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5又は6記載のプラスチックス処
    理装置。
  8. 【請求項8】 溶融処理槽の内部に有孔板又は網で造っ
    た篭体を嵌込み自在に構成し、この篭体の内部にプラス
    チックスを投入することにより、加熱した植物油によっ
    て溶融するように構成したことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載のプラスチックス処理装
    置。
  9. 【請求項9】 溶融処理槽の内部にプラスチックスを空
    気輸送装置やスクリューコンベヤ等の輸送装置を用いて
    投入することにより、加熱した植物油によって溶融する
    ように構成したことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6又は7記載のプラスチックス処理装置。
  10. 【請求項10】 プラスチックスを加熱した植物油を収
    容した溶融処理槽に入れることによって溶融して液相化
    した後、冷却して固相プラスチックスとして回収するプ
    ラスチックス処理方法であって、一方の溶融処理槽で使
    用を終えた加熱植物油を、他方の溶融処理槽に移して未
    加熱植物油に吸熱させることにより、他方の溶融処理槽
    に於いて排熱回収と加熱昇温時間の短縮を図ると同時
    に、一方の溶融処理槽に於いて溶融して液相化したプラ
    スチックスと使用済み植物油との分離を図ることを特徴
    とするプラスチックス処理方法。
  11. 【請求項11】 溶融処理槽内の植物油を加熱する場合
    に、溶融処理槽の内部に容器体を嵌込んで沈降させるこ
    とにより、植物油を沈降させた容器体と溶融処理槽との
    間の内外の環状の間隔内に流入させて加熱し、プラスチ
    ックスの溶融時には、溶融処理槽内より上記の容器体を
    抜き出して溶融を行うことを特徴とする請求項9記載の
    プラスチックス処理方法。
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