JP2002185944A - キャッシュ装置 - Google Patents

キャッシュ装置

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JP2002185944A JP2000381114A JP2000381114A JP2002185944A JP 2002185944 A JP2002185944 A JP 2002185944A JP 2000381114 A JP2000381114 A JP 2000381114A JP 2000381114 A JP2000381114 A JP 2000381114A JP 2002185944 A JP2002185944 A JP 2002185944A
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Akihiko Izumi
昭彦 泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテンツ情報及び当該コンテンツ情報に関連
付けられた付加情報を保持し、利用者が上記コンテンツ
情報にアクセスする場合、コンテンツ情報とともにそれ
に関連した付加情報を利用者に提供できるキャッシュ装
置を実現する。 【解決手段】キャッシュ装置10は、プッシュ事業者に
よって送信されてくるコンテンツ情報とそれに関連付け
られた付加情報を受信して保持する。利用者が端末20
を用いてネットワークを介してコンテンツ情報にアクセ
スする場合、利用者がアクセスしようとする情報がキャ
ッシュ装置10の保持しているコンテンツ情報にヒット
した場合、ローカルネットワーク40を介してキャッシ
ュ装置10のコンテンツ情報及び付加情報、またはこれ
らに基づく合成情報をキャッシュ装置10で生成し、端
末20に送信するので、ネットワークのアクセス量を軽
減でき、利用者に付加価値の高いコンテンツ情報を提供
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ローカル
ネットワークに接続され、コンテンツ情報を保持すると
ともに当該コンテンツに関連する付加情報を保持し、他
のネットワーク機器にコンテンツ情報に加えて付加情報
を提供するキャッシュ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ルータを介して広域ネットワーク、例え
ば、インターネットに接続されているローカルネットワ
ークの端末に近いところでキャッシュ装置を設けて、当
該キャッシュ装置によってアクセスされたコンテンツデ
ータを保持するネットワーク用キャッシュ装置が現在利
用されている。
【0003】キャッシュ装置によってアクセスしたコン
テンツデータを保持することで、次回のアクセスにおい
て、利用者がキャッシュ装置に保持されているコンテン
ツと同じ内容のコンテンツにアクセスする場合、当該キ
ャッシュ装置から利用者の端末にコンテンツデータを直
接送信するので、ネットワークのアクセス量を低減で
き、かつ利用者側にとって見かけ上高速なアクセスを実
現でき、ネットワークの使い勝手がよくなるという利便
性が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のキャッシュ装置では、遠隔のサーバにあるコンテン
ツデータの複製をそのまま保持するだけであり、そのコ
ンテンツデータになんら付加価値を与えたわけではな
く、利用者にとってネットワークを使ってコンテンツ情
報にアクセスするときの利便性が向上したのみで、コン
テンツ以外の付加情報が得られないという不利益があ
る。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、キャッシュ装置にコンテンツ情
報に関連付けられた付加情報を保持し、利用者が端末を
用いてコンテンツ情報にアクセスするとき、コンテンツ
情報とともにそれに関連付けられた付加情報を利用者に
提供できるキャッシュ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のキャッシュ装置は、コンテンツ情報と当該
コンテンツ情報に関連付けられる付加情報を保持し、他
のネットワーク機器に提供するキャッシュ装置であっ
て、上記コンテンツ情報及び上記付加情報を受信して保
持するデータ保持手段と、上記ネットワーク機器が上記
ネットワークを介して上記コンテンツ情報にアクセスす
るとき、上記コンテンツ情報と上記付加情報を上記ネッ
トワーク機器に提供するデータ出力手段とを有する。
【0007】また、本発明では、好適には、上記コンテ
ンツ情報に基づき、上記付加情報を生成し、上記データ
保持手段に送信する情報提供手段を有する。
【0008】また、本発明では、好適には、上記情報提
供手段は、上記ネットワークを介して上記付加情報を上
記データ保持手段に送信するか、または、上記ネットワ
ークとは別に設けられている通信路を介して上記付加情
報を上記データ保持手段に送信する。
【0009】また、本発明では、好適には、上記コンテ
ンツ情報と上記付加情報とを合成した合成情報を上記デ
ータ出力手段に提供する情報合成手段をさらに有する。
【0010】また、本発明では、好適には、上記コンテ
ンツ情報は、映像信号から生成されたストリームデータ
であり、上記付加情報は、上記映像信号に関連付けられ
る字幕情報である。
【0011】また、本発明では、好適には、上記コンテ
ンツ情報は、映像信号と音声信号を含むストリームデー
タであり、上記付加情報は、上記コンテンツ情報に関連
付けられる吹き替え音声情報である。
【0012】また、本発明では、好適には、上記コンテ
ンツ情報は、可変レート符号化方式で符号化された映像
情報であり、上記付加情報は、上記コンテンツ情報にお
ける時間情報と当該時間情報に対応した映像データの記
録位置を示す情報を含む。
【0013】また、本発明では、好適には、上記ネット
ワーク機器から指定した時刻の映像情報が要求されたと
き、上記付加情報に基づき、上記指定した時刻の映像デ
ータの記録位置を特定し、特定された記録位置から上記
映像データを読み取るデータ取得手段を有する。
【0014】また、本発明では、好適には、上記コンテ
ンツ情報は、上記ネットワークで転送可能にするために
所定の符号化レートで元の映像情報を符号化した映像情
報であり、上記付加情報は、上記コンテンツ情報と同じ
元の映像情報を所定の品位を維持される符号化レートで
符号化した映像情報である。
【0015】さらに、本発明では、好適には、上記ネッ
トワーク機器から上記コンテンツ情報にアクセスすると
き、上記データ出力手段は、上記コンテンツ情報の代わ
りに上記付加情報を上記ネットワーク機器に出力する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るキャッシュ装
置を含むローカルネットワーク(LAN)及びそれに接
続されているネットワーク機器の一例を示す構成図であ
る。図示のように、このローカルネットワークは、例え
ば、家庭内ネットワークであり、ローカルネットワーク
40にキャッシュ装置10、端末20がそれぞれ接続さ
れている。また、ローカルネットワーク40は、ホーム
ルータ30を介して、広域ネットワーク、例えば、イン
ターネット50に接続されている。
【0017】なお、図1ではローカルネットワークの一
構成例を示しているだけで、たとえば、図1の構成にお
いてローカルネットワーク40に端末が一つのみ接続さ
れているが、実際には複数の端末がローカルネットワー
ク40に接続される構成でもよい。
【0018】キャッシュ装置10は、利用者がインター
ネット側のサーバにアクセスして、コンテンツデータを
取り寄せたとき、そのコンテンツデータの内容及びコン
テンツデータに関連付けられた情報を記憶する。また、
図示のように、キャッシュ装置10は、ネットワーク以
外に設けられている他の通信回線、例えば図示のように
衛星回線60から転送されてくるコンテンツデータを記
憶する。
【0019】本実施形態において、キャッシュ装置10
は、通常のメモリ装置の他に、データの書き換えができ
る他の記憶装置、例えば、ハードディスク記憶装置、光
磁気ディスク記憶装置などによって構成することができ
る。なお、キャッシュ装置10の利用状況を勘案すれ
ば、記憶容量が大きく、かつ高速なデータアクセスを実
現できる記憶装置、例えば、メモリ装置、ハードディス
ク記憶装置がもっとも好ましい。また、図1では、キャ
ッシュ装置10は、ローカルネットワーク40に接続さ
れている独立したネットワーク機器としているが、例え
ば、ホームルータの中に内蔵してもよい。
【0020】さらに、キャッシュ装置10は、コンテン
ツ情報及びそれに関連する付加情報を保持するほか、ビ
ット時にコンテンツ情報とその付加情報に基づき、所定
の処理、例えば合成処理を行い、処理後の情報を端末2
0に提供する処理機能をも有する。
【0021】端末20は、利用者がインターネットに接
続されているサーバなどにアクセスするために用いられ
る。また、利用者が選択したコンテンツデータがインタ
ーネット50、ホームルータ30及びローカルネットワ
ーク40を介して、端末20に転送され、端末20に表
示される。端末20の具体例として、例えばパーソナル
コンピュータ、セットトップボックスなどが挙げられ
る。
【0022】ホースルータ30は、ローカルネットワー
ク40とインターネット50との間に接続され、ローカ
ルネットワーク40とインターネット50の間でトラフ
ィックを中継する役割を果たし、また、ローカルネット
ワーク40で用いられているローカルアドレスとインタ
ーネット50で用いられているグローバルアドレスとの
間でアドレス変換を行う、いわゆるアドレス変換機能
や、ローカルネットワーク40をインターネットから隔
離して、ローカルネットワーク側の機器のセキュリティ
性を向上させる機能をもっていてもよい。
【0023】また、ローカルネットワーク40は、有線
または無線通信手段によって構成されている。本実施形
態においてその構成は特に限定しない。
【0024】図2及び図3は、利用者が端末20からイ
ンターネット50に接続されているサーバにあるコンテ
ンツにアクセスする場合のコンテンツデータの流れを示
す図である。
【0025】図2は、利用者がアクセスするコンテンツ
がキャッシュ装置10に記憶されているコンテンツと一
致しない場合のコンテンツデータの流れを示している。
図示のように、利用者のアクセス情報がキャッシュ装置
10に記憶されているコンテンツの情報と一致しない場
合、いわゆるキャッシュがヒットしない場合、アクセス
先のサーバなどのネットワーク機器からインターネット
50を介して、コンテンツデータがホームルータ30に
転送され、さらにホームルータ30からローカルネット
ワーク40を介して端末20に転送される。これは通常
のインターネットアクセスの場合と同じである。
【0026】アクセスされたコンテンツのデータがキャ
ッシュ装置10にも転送されて、キャッシュ装置10に
よって記憶され、次回のアクセス時端末側に提供するこ
ともできる。
【0027】図3は、利用者がアクセスするコンテンツ
がキャッシュ装置10に記憶されているコンテンツと一
致した場合のコンテンツデータの流れを示している。図
示のように、利用者のアクセス情報がキャッシュ装置1
0に記憶されているコンテンツ情報と一致した場合、い
わゆるキャッシュがヒットした場合、キャッシュ装置1
0から、ローカルネットワーク40を介してコンテンツ
データが端末20に転送される。
【0028】キャッシュ装置10がヒットした場合、コ
ンテンツデータがキャッシュ装置10からローカルネッ
トワーク40を介して端末20に直接送信されるので、
通常のインターネットアクセスに較べて、データ転送が
高速に実現でき、利用者から見ればアクセス情報を迅速
に入手でき、ネットワークの使い勝手がよくなる。ま
た、インターネット側のアクセス量が低減できることに
よって、ネットワークのトラフィックを軽減できる。
【0029】次に、キャッシュ装置10に保持されるコ
ンテンツデータの取得方法について説明する。一般的に
は、利用者が端末20を用いてインターネットからコン
テンツデータを取得したとき、同時に取得したコンテン
ツデータがキャッシュ装置10に入力して記憶するよう
な方法が採用されている。この方法では、同一のコンテ
ンツデータが取得される機会が多いほどキャッシュのヒ
ット率が高く、キャッシュ装置10が有効である。この
ため、企業、学校など、ローカルネットワークに多数の
端末を収容しているネットワーク環境に向いている。
【0030】しかし、家庭内に設けられているいわゆる
ホームネットワークでは、端末や利用者の数が少なく、
このような方法では高いヒット率は期待できない。ここ
で、コンテンツデータとして、例えば、映像ストリーム
データのようなものを考えると、同一の端末、または同
一の利用者が同じコンテンツを複数回閲覧する頻度が低
くなりがちで、端末20が一回インターネットから取得
したコンテンツデータをキャッシュ装置10に保持して
おくという方法が有効的ではない。
【0031】本発明にかかるキャッシュ装置10では、
コンテンツデータを取得する方法として、通常利用者が
サーバにアクセスして情報を取得するような方法に対し
て、サーバが利用者に対して情報を送りつける、いわゆ
るプッシュ(Push)配信によってコンテンツを取得
することを想定する。
【0032】プッシュ配信の場合、キャッシュ装置10
が端末20のコンテンツ取得とは独立に、コンテンツを
プッシュするネットワーク事業者から、コンテンツを取
得する。このような方法を用いることによって、利用者
が端末20を用いて一回しかアクセスしないようなコン
テンツデータに対しても、キャッシュをヒットさせるこ
とができる。
【0033】また、キャッシュ装置10がプッシュ事業
者からコンテンツデータを受け取る手段として、インタ
ーネットとは別に設けられた通信路、例えば、図1に示
すように衛星通信回線60から情報を得ることができ
る。この場合、プッシュ事業者はインターネットを経由
せずコンテンツ情報をローカルネットワーク側のキャッ
シュ装置10に配付することができる。なお、プッシュ
事業者がインターネットを用いて、マルチキャスト方式
によってそれぞれのローカルネットワークのキャッシュ
装置にコンテンツ情報を配付することも可能である。
【0034】上述したプッシュ事業者が単にインターネ
ット上のサーバにあるコンテンツ情報をそのまま複製し
て各ローカルネットワークのキャッシュ装置10に配信
するだけでは、それぞれのキャッシュ装置に記憶されて
いるコンテンツデータには、なんら付加価値を有してい
ないので、利用者にとってはそれほど利便性の向上が感
じられない。
【0035】そこで、本発明では、プッシュ事業者がキ
ャッシュ装置10にコンテンツデータをプッシュする際
に、プッシュ事業者が独自に生成する付加情報を一緒に
供給して、端末利用者に対して利便性を高めるなど付加
価値のあるコンテンツ情報を提供することができる。な
お、本発明では、付加情報の形式(フォーマット)を特
に限定せず、キャッシュ装置10に保持でき、かつ端末
20によって利用できれば、そのフォーマットに特に制
約を加えない。
【0036】以下、本発明における付加情報の三つの例
を挙げて、本発明のキャッシュ装置10の具体的な利用
方法について説明する。
【0037】付加情報の第1の実施例 この実施例において、プッシュ事業者は映像または音声
信号のコンテンツ情報に対して、他言語の字幕あるいは
吹き替え音声データを供給する。キャッシュ装置10
は、そのコンテンツを端末20に出力する際に、元のコ
ンテンツデータに、字幕あるいは吹き替え音声のデータ
を合成して出力する。
【0038】このように付加情報を提供することがによ
って、利用者は元のコンテンツから得られない情報、例
えば、字幕あるいは吹き替え音声などを取得でき、元の
コンテンツ情報に対して付加価値が高められた情報を取
得できる。
【0039】付加情報の第2の実施例 この実施例において、プッシュ事業者は映像または音声
信号のコンテンツ情報に対して、同じ内容ではあるが、
より高いデータレートで符号化された高品位のコンテン
ツ情報を提供する。例えば、プッシュ事業者が通常のイ
ンターネットのデータ転送レートでは転送できない高品
質の動画情報から生成されたコンテンツ情報を各利用者
のキャッシュ装置に配付することで、高品位のコンテン
ツ情報それぞれのキャッシュ装置によって保持される。
【0040】利用者が端末20を用いてそのコンテンツ
情報にアクセスしようとする場合、キャッシュ装置10
においてヒットが検出され、保持されているコンテンツ
情報がローカルネットワーク40を介して端末20に転
送される。このため、利用者は通常のインターネットア
クセスによって取得できない高品位の画像または音声情
報をリアルタイムで取得でき、ネットワークの転送帯域
などの制約を受けることなく高品位の映像または音声情
報を視聴できる。
【0041】付加情報の第3の実施例 この実施例において、プッシュ事業者は可変レート符号
化された映像または音声信号に対して、タイムコード
(時間位置)とファイル上のデータ位置との対応関係を
示すテーブル(表)を提供する。利用者が端末20を用
いてキャッシュ装置10に保持されている映像または音
声信号にアクセスする場合、キャッシュ装置10におい
てヒットが検出され、映像または音声信号のコンテンツ
データを端末20に転送する。
【0042】利用者が通常の再生を要求する場合、映像
または音声信号が連続して端末20に転送される。しか
し、特殊再生、例えば、頭出し、早送りなど現在再生さ
れているシーンから他のシーンにジャンプするなどの再
生が要求された場合、キャッシュ装置10は、保持され
ているタイムコードとファイル上のデータ位置との対応
表に基づき、利用者が要求したコンテンツデータを速や
かに検索し、そのコンテンツデータを端末20に出力す
ることができる。
【0043】以下、図4〜図6を参照しつつ、特殊再生
の場合の処理を詳しく説明する。図4は、タイムコード
とファイル上のデータ位置との対応関係が分からない場
合、特殊再生時の処理を示している。可変レート符号化
された映像または音声のコンテンツデータは、データの
符号長が一定しないため、タイムコードとファイル上の
データ位置との対応が不明である。このため、図4に示
すように、特殊再生の場合、目的のタイムコードに相当
するファイル上のセクタを見つけるために、コンテンツ
データの記録媒体、例えば、ディスク上のセクタを順次
読み出して内容を逐次判別する必要がある。
【0044】これによって、目的のデータが格納されて
いるセクタを見つけるために、途中のすべてのセクタの
データを逐一読み出さなければならなく、キャッシュ装
置10の処理負担が大きくなる。その結果、可変レート
符号化された映像または音声データを特殊再生する場
合、目的の映像または音声データを高速にアクセスでき
ず、端末20に対して快適な応答を返すことが難しくな
り、視聴者にストレスを感じさせることがある。
【0045】図5は、タイムコードとファイル上のデー
タ位置との対応関係が予め取得できる場合、特殊再生時
の処理を示している。図示のように、タイムコードとフ
ァイル上のデータ位置との対応関係が既知の場合、特殊
再生が要求されたとき、タイムコードとファイル上のデ
ータ位置との対応関係に基づき、例えば、利用者が要求
されるシーンの映像データのセクタの位置を計算でき
る。このため、現在再生中のセクタから目的のセクタに
高速に切り替えできるので、特殊再生時でも大きな処理
負担なしに、快適な特殊再生を実現でき、視聴者に与え
るストレスを軽減できる。
【0046】図6は、タイムコードとファイル上のデー
タ位置、例えば、ファイルの先頭からのデータのバイト
数との対応関係を示すテーブルの一例を示している。図
示のように、このテーブルにおいて、それぞれのタイム
コードに対応してファイルの先頭からデータのバイト数
が与えられる。
【0047】このテーブルがプッシュ事業者によって事
前に作成される。例えば、プッシュ事業者がコンテンツ
データの中身を調べて、タイムコードとファイル上のデ
ータ位置との関係を把握した上、テキストあるいはバイ
ナリ形式のデータファイルを生成する。このデータファ
イルは付加情報として、コンテンツデータとともにそれ
ぞれの利用者のローカルネットワーク上のキャッシュ装
置10に配付される。なお、プッシュ事業者は多数の利
用者のキャッシュ装置10に対して作成された同一の付
加情報を配付するので、作成負担はほとんど問題になら
ない。また、付加情報の授受は、プッシュ事業者とそれ
ぞれの利用者のキャッシュ装置10との間に行われるの
で、付加情報は、キャッシュ装置10によって利用でき
るものであればよく、その形式(フォーマット)は特に
規制されるものではない。このため、それぞれの利用者
の端末20は、付加情報を考慮した特別な設計をする必
要がなく、通常のネットワーク端末機器を用いることが
でき、利用者の負担増にはならない。
【0048】これによって、利用者が端末20を用いて
そのコンテンツにアクセスする場合、キャッシュ装置1
0においてヒットが検出され、利用者の要求に従って映
像または音声のコンテンツデータが端末20に送信され
る。そして、利用者から特殊再生が要求された場合、そ
れに従って要求されたシーンのコンテンツデータに対応
するセクタをタイムコードとファイル上のデータ位置と
の対応表に基づき計算され、遅滞なくそのセクタにジャ
ンプできるので、特殊再生時においてもデータのアクセ
スを高速にでき、視聴者に与えるストレスを極力軽減で
きる。
【0049】なお、以上説明した本発明の実施例は、他
の情報の提供にも適用できる。例えば、コンテンツデー
タや付加情報をそのままプッシュするだけではなく、コ
ンテンツの新規作成や、更新などの情報のみを各利用者
のキャッシュ装置にプッシュする。または、キャッシュ
装置がそのコンテンツを希望するときのみ、プッシュ事
業者が指定するインターネット上のサーバに取りに行く
ような方法にも、本発明を適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャッシ
ュ装置によれば、キャッシュ装置にコンテンツ情報をプ
ッシュするとき、コンテンツ情報の他にプッシュ事業者
が独自に作成した付加情報を提供し、キャッシュ装置に
保持させることによって、ネットワーク機器にコンテン
ツ情報とともに付加情報を提供することができる。これ
によって、ネットワークの利用者に対してコンテンツの
よりよい閲覧状態、例えば、より快適でかつ通常のネッ
トワークで転送できる情報より高品位な情報、そして利
用者に有益な情報を提供することができる。また、プッ
シュ事業者がコンテンツ情報に独自の付加情報を付与す
ることによって、新たなビジネス機会を得ることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るのキャッシュ装置を含むローカル
ネットワーク及びそれに接続されているネットワーク機
器の一例を示す構成図である。
【図2】キャッシュ装置がヒットしない場合のコンテン
ツデータの流れを示す図である。
【図3】キャッシュ装置がヒットした場合のコンテンツ
データの流れを示す図である。
【図4】付加情報がない場合の可変レート符号化データ
の特殊再生を示す図である。
【図5】付加情報がある場合の可変レート符号化データ
の特殊再生を示す図である。
【図6】タイムコードとファイル上のデータ位置との対
応関係を示すテーブルである。
【符号の説明】
10…キャッシュ装置、20…端末、30…ホームルー
タ、40…ローカルネットワーク、50…インターネッ
ト、60…衛星回線。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツ情報と当該コンテンツ情報に関
    連付けられる付加情報を保持し、他のネットワーク機器
    に提供するキャッシュ装置であって、 上記コンテンツ情報及び上記付加情報を受信して保持す
    るデータ保持手段と、 上記ネットワーク機器が上記ネットワークを介して上記
    コンテンツ情報にアクセスするとき、上記コンテンツ情
    報と上記付加情報を上記ネットワーク機器に提供するデ
    ータ出力手段とを有するキャッシュ装置。
  2. 【請求項2】上記コンテンツ情報に基づき、上記付加情
    報を生成し、上記データ保持手段に送信する情報提供手
    段を有する請求項1記載のキャッシュ装置。
  3. 【請求項3】上記情報提供手段は、上記ネットワークを
    介して上記付加情報を上記データ保持手段に送信する請
    求項2記載のキャッシュ装置。
  4. 【請求項4】上記情報提供手段は、上記ネットワークと
    は別に設けられている通信路を介して上記付加情報を上
    記データ保持手段に送信する請求項2記載のキャッシュ
    装置。
  5. 【請求項5】上記コンテンツ情報と上記付加情報とを合
    成した合成情報を上記データ出力手段に提供する情報合
    成手段をさらに有する請求項1記載のキャッシュ装置。
  6. 【請求項6】上記コンテンツ情報は、映像信号から生成
    されたストリームデータである請求項1記載のキャッシ
    ュ装置。
  7. 【請求項7】上記付加情報は、上記映像信号に関連付け
    られる字幕情報である請求項6記載のキャッシュ装置。
  8. 【請求項8】上記コンテンツ情報は、映像信号と音声信
    号を含むストリームデータである請求項1記載のキャッ
    シュ装置。
  9. 【請求項9】上記付加情報は、上記コンテンツ情報に関
    連付けられる吹き替え音声情報である請求項8記載のキ
    ャッシュ装置。
  10. 【請求項10】上記コンテンツ情報は、可変レート符号
    化方式で符号化された映像情報である請求項1記載のキ
    ャッシュ装置。
  11. 【請求項11】上記付加情報は、上記コンテンツ情報に
    おける時間情報と当該時間情報に対応した映像データの
    記録位置を示す情報を含む請求項10記載のキャッシュ
    装置。
  12. 【請求項12】上記ネットワーク機器から指定した時刻
    の映像情報が要求されたとき、上記付加情報に基づき、
    上記指定した時刻の映像データの記録位置を特定し、特
    定された記録位置から上記映像データを読み取るデータ
    取得手段を有する請求項11記載のキャッシュ装置。
  13. 【請求項13】上記コンテンツ情報は、上記ネットワー
    クで転送可能にするために所定の符号化レートで元の映
    像情報を符号化した映像情報である請求項1記載のキャ
    ッシュ装置。
  14. 【請求項14】上記付加情報は、上記コンテンツ情報と
    同じ元の映像情報を所定の品位を維持される符号化レー
    トで符号化した映像情報である請求項13記載のキャッ
    シュ装置。
  15. 【請求項15】上記ネットワーク機器から上記コンテン
    ツ情報にアクセスするとき、上記データ出力手段は、上
    記コンテンツ情報の代わりに上記付加情報を上記ネット
    ワーク機器に出力する請求項14記載のキャッシュ装
    置。
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