JP2002185465A - Atmネットワークにおけるトラフィック制御方法及びatm伝送装置 - Google Patents

Atmネットワークにおけるトラフィック制御方法及びatm伝送装置

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JP2002185465A
JP2002185465A JP2000378283A JP2000378283A JP2002185465A JP 2002185465 A JP2002185465 A JP 2002185465A JP 2000378283 A JP2000378283 A JP 2000378283A JP 2000378283 A JP2000378283 A JP 2000378283A JP 2002185465 A JP2002185465 A JP 2002185465A
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atm
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JP2000378283A
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Motoyuki Takizawa
基行 滝澤
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMネットワークにおけるトラフィック制
御方法及びATM伝送装置に関し、帯域非保証型のUB
R伝送の際に廃棄トラフィックデータが無効に送出され
ることを防ぎ、伝送帯域が無駄に使用されることを回避
する。 【解決手段】 ATMスイッチ(ATM−SW)は、帯
域非保証型のコネクションC1と帯域保証型のコネクシ
ョンC2とを伝送路L3へ多重する際に、伝送容量を超
える分、コネクションC1のセルを廃棄する。このと
き、コネクションC1に対してセルストリームと反対方
向に、パス/チャネル識別子(VPI/VCI)を使用
して、セル流制御用のバックプレッシャーセル1−1を
送出する。バックプレッシャーセル1−1には、廃棄さ
れることなく伝送可能な有効セル速度を格納する。バッ
クプレッシャーセル1−1を受信したセル送出元の端末
T1は、該有効セル速度に従ってセル送出速度制限して
セル送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATMネットワー
クにおけるトラフィック制御方法及びATM伝送装置に
関する。ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期
転送モード)伝送には、CBR(Constant Bit Rate :
固定速度)伝送、VBR(Variable Bit Rate :可変速
度)伝送、UBR(Unspecified Bit Rate:非明示速
度)伝送などのサービスカテゴリがあり、音声トラフィ
ック、ビデオトラフィック、データトラフィックなどの
特性の異なるトラフィックを、その特性に適したサービ
スカテゴリで伝送することによって、高品質の通信サー
ビスを効率よく提供することができる。
【0002】本発明は、様々なアプリケーションサービ
スを提供し、複数サービスクラスのコネクションを収容
するATMネットワークにおいて、サービスクラスに応
じたトラフィックの優先制御を、無効なトラフィックを
発生させることなく行うトラフィック制御制御方法及び
ATM伝送装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図6に従来のATMネットワークでのデ
ータ転送例を示す。図中、破線で示すコネクションC1
は端末T1から端末T4へのUBRデータ、一点鎖線で
示すコネクションC2は端末T2から端末T5へのCB
Rデータ、二点鎖線で示すコネクションC3は端末T3
から端末T6へのCBRデータ、をそれぞれ転送するコ
ネクションである。
【0004】各コネクションC1〜C3のデータは、そ
れぞれ送信側端末T1〜T3から送出されると、各転送
経路のATMスイッチSW1〜SW3により他のコネク
ションのデータと多重されて伝送路上に送出され、それ
ぞれ送信先の各受信端末T4〜T6へと送出される。ま
た、ATMスイッチSW1〜SW3間等を接続する各伝
送路L1〜L8上の有効帯域は20,000cps であるとす
る。ここでcps は1秒当たりの伝送セル数である。
【0005】端末T1からコネクションC1により10,0
00cps のUBRデータが送出され、端末T2からコネク
ションC2により15,000cps のCBRデータが送出され
ると、それらのデータはATMスイッチSW1で多重さ
れ、伝送路L3へ送出されるが、このとき両者の伝送デ
ータの合計トラフィック量が伝送路L3の有効帯域20,0
00cps を越えてしまうので、ATMスイッチSW1内部
のトラフィック制御部においてトラフィックの優先制御
が行われる。
【0006】ATMスイッチSW1のトラフィック制御
部では、プライオリティの高いコネクションC2のCB
Rデータを優先的に送出し、帯域保証のないコネクショ
ンC1のUBRデータは、有効帯域を越える分(10,000
cps +15,000cps −20,000cps )に関して廃棄されるこ
ととなり、トラフィック量5,000cps分のUBRデータが
廃棄される。
【0007】従って、伝送路L3上にはコネクションC
1のUBRトラフィック5,000cps(=10,000cps −5,00
0cps)及びコネクションC2のCBRトラフィック15,0
00cps が多重されて送出され、ATMスイッチSW2で
は、それらのトラフィックと端末T3から伝送路L4に
送出されたコネクションC3によるCBRトラフィック
3,000cpsとを伝送路L5へ多重する。
【0008】このときATMスイッチSW2においても
ATMスイッチSW1と同様に、トラフィック制御が行
われ、プライオリティの高いCBRであるコネクション
C2及びコネクションC3のトラフィックは優先的に送
出され、帯域保証のないコネクションC1のUBRトラ
フィックデータは、有効帯域を越える分(3,000cps)が
廃棄される。
【0009】従って、伝送路L5上には、コネクション
C1のUBRトラフィック2,000cps(=5,000cps−3,00
0cps)、コネクションC2のCBRトラフィック15,000
cps及びコネクションC3のCBRトラフィック3,000cp
sが多重されて送出され、ATMスイッチSW3ではそ
れらのトラフィックデータを分離し、それぞれ各受信端
末T4〜T6へ配信する。
【0010】このように、例えばインターネットデータ
などのような帯域保証が要求されないデータをUBR伝
送により転送することにより、伝送路の残余帯域を有効
に活用することができる。しかし、図6に示すデータ転
送例では、実際にコネクションC1のトラフィックの有
効帯域は2,000cpsでしかないのに、コネクションC1の
トラフィックデータが伝送路L1及びL3上に、それぞ
れ10,000cps 及び5,000cpsの帯域を使用して送出されて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のとおり、UBR
データを送信した場合、途中経路のATMスイッチのト
ラフィック制御によって、ネットワーク伝送路の有効帯
域を越える分のトラフィックデータが廃棄されるが、そ
のATMスイッチに至るまでの伝送路には、廃棄される
トラフィックデータが無効に送出されていたことにな
り、その分余計な伝送帯域を使っていたことになる。
【0012】本発明は、ATMネットワークにおいて、
帯域非保証型のUBRデータ送信の際に、上記廃棄トラ
フィックデータが無効に送出されることを防ぎ、伝送帯
域がそれら廃棄データによって無駄に使用されることを
回避し、該伝送帯域を別のトラフィックデータの転送に
使用できるようにし、伝送帯域を有効利用し得るトラフ
ィック制御方法及びATM伝送装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のATMネットワ
ークにおけるトラフィック制御方法は、(1)セルの優
先度によるセル廃棄制御機能を有するATM多重伝送装
置を介し、コネクションが設定されるATMネットワー
クにおいて、前記ATM多重伝送装置は、設定されたコ
ネクションで廃棄されることなく伝送可能な実効セル速
度に関する情報を、セル送出元のATM伝送装置に伝達
し、前記セル送出元のATM伝送装置は、前記ATM多
重伝送装置から伝達された前記実効セル速度に関する情
報に従って、送出セル速度を制限するものである。
【0014】また、(2)前記セル送出元のATM伝送
装置は、前記ATM多重伝送装置から伝達された前記実
効セル速度に関する情報に従った送出セル速度の制限
を、タイマによる単位時間毎に解除するものである。
【0015】また、本発明のATM伝送装置は、ATM
ネットワークにおいて、ATMセルの送信元とその送信
先との間のコネクションを設定し、且つ、複数のコネク
ションをATMネットワーク伝送路に多重化すると共
に、ATMセルの優先度によるセル廃棄制御機能を有す
るATM伝送装置であって、セル廃棄の発生を検出する
セルロス検出手段と、セル廃棄の発生したコネクション
の、セル廃棄後のセル速度を監視するセル速度監視手段
と、該セル廃棄の発生したコネクションの逆方向パスに
より、前記セル廃棄後のセル速度又は廃棄セル量の情報
を含むセル流制御セルを、前記ATMセルの送信元のA
TM伝送装置に送出する手段と、を備えたものである。
【0016】また、本発明のATM伝送装置は、(4)
セルの優先度によるセル廃棄制御機能を有するATM多
重伝送装置によりATMネットワークを介し、送信先の
ATM伝送装置との間にコネクションが設定され、該コ
ネクションにより送信先ATM伝送装置へATMセルを
送出するATM伝送装置であって、前記ATM多重伝送
装置から当該コネクションにより伝達される、当該コネ
クションにおけるセル廃棄後のセル速度又は廃棄セル量
の情報を含むセル流制御セルを抽出する手段と、該セル
流制御セル内のセル速度又は廃棄セル量の情報に基づい
て、送出セル速度を制限する手段と、を備えたものであ
る。
【0017】また、(5)前記(4)に記載のATM伝
送装置は、前記ATM多重伝送装置から伝達される前記
セル流制御セル内のセル速度又は廃棄セル量の情報に応
じて制限した送出セル速度を、タイマによる単位時間毎
に解除する手段を備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明のATMネットワー
クにおけるトラフィック制御の説明図である。同図にお
いて、端末T1はコネクションC1のUBRデータ(1
0,000cps )を送出し、端末T2はコネクションC2の
CBRデータ(15,000cps )を送出したとする。また、
各伝送路L1〜L3の伝送容量は20,000cps であるとす
る。
【0019】ATMスイッチ(ATM−SW)は、コネ
クションC1とコネクションC2のトラフィックデータ
を多重して伝送路L3へ送出するが、伝送路L3の伝送
容量を超える分5,000cps(=10,000cps +15,000cps −
20,000cps )は、サービスクラスによるトラフィック制
御により、コネクションC1の帯域非保証のUBRデー
タ(セル)を廃棄する。
【0020】このとき、セル廃棄の生じたコネクション
C1に対してセルストリームと反対方向に、当該コネク
ションC1のATM接続パス/チャネル識別子(VPI
/VCI)を使用して、セル流制御用のバックプレッシ
ャーセル1−1を送出する。該セル流制御用のバックプ
レッシャーセル1−1には、廃棄トラフィックデータ量
(5,000cps)又は有効トラフィックデータ量(5,000cp
s)を格納し、それらの情報を端末T1に伝達する。
【0021】セル流制御用のバックプレッシャーセル1
−1を受信したUBRデータ送出元の端末T1は、受信
したバックプレッシャーセル1−1の情報から、当該コ
ネクションC1で廃棄されることなく伝送される実効セ
ル速度を認識し、該実効セル速度に送出セルストリーム
速度を制御し、図示の例の場合、UBRデータの速度を
5,000cpsに制限して送出する。
【0022】図2に本発明のセル流制御用のセルを生成
するATMスイッチの構成を示す。同図において、2−
1はトラフィック制御用のセルバッファである。ATM
スイッチATM−SWに入力されたセルは、トラフィッ
ク制御部においてサービスクラス毎にセルバッファ2−
1によりバッファリングされ、セル多重部2−4で読出
し制御されて多重化される。多重されたセルは、セル速
度監視部2−3を通過してATMスイッチATM−SW
外部へ出力される。
【0023】セル多重部2−4においてトラフィックの
輻輳が発生すると、セルバッファ2−1においてセルロ
スが発生する。セルロス検出部2−2はセルロス発生を
監視しており、セルロス発生時にそのコネクションのA
TM接続パス/チャネル識別子(VPI/VCI)をセ
ル速度監視部2−3へ通知する。
【0024】セル速度監視部2−3は、各コネクション
の実効セル速度(有効トラフィックデータ量)を監視し
ており、セルロス検出部2−2より通知された識別子
(VPI/VCI)のコネクションの実効セル速度測定
結果を、バックプレッシャーセル生成部2−5へ通知
し、バックプレッシャーセルの送出制御を行う。
【0025】なお、実効セル速度をバックプレッシャー
セル生成部2−5へ通知する構成に代えて、トラフィッ
ク制御部のセルロス検出部2−2で検出された廃棄セル
量(廃棄トラフィックデータ量)をバックプレッシャー
セル生成部2−5へ通知する構成とすることもできる。
【0026】バックプレッシャーセル生成部2−5は、
通知された実効セル速度又は廃棄セル量及びセルロス発
生のコネクション識別子(VPI/VCI)を基に、セ
ルロス発生コネクションのセルストリームと逆方向に、
即ちセル送出元に向けてバックプレッシャーセル1−1
を送出する。このバックプレッシャーセル1−1には当
該コネクションの実効セル速度又は廃棄セル量の情報
(有効帯域に関する情報)を格納する。
【0027】このようにして、輻輳情報通知用のセル流
制御セル(バックプレッシャーセル)1−1を、セルス
トリームの送出元に伝達することによって、UBRデー
タ送出元の端末へ実効セル速度又は廃棄セル量輻を含む
輻輳情報を通知することができる。
【0028】図3は本発明の送出セル流の制御を行うA
TM端末の構成を示す。同図に示すATM端末おいて、
上位レイヤ3−1は、ATMセルの生成及び終端処理を
行う。上位レイヤ3−1で生成されたATMセルは、ト
ラフィックシェイパ部のセルバッファ3−2に入力さ
れ、一旦蓄積される。
【0029】セルバッファ3−2は、蓄積したATMセ
ルを読み出し制御部3−3の読み出しタイミングに従っ
て出力し、読み出し制御部3−3の読み出しタイミング
の調整により、セル送出間隔の調整(トラフィックシェ
イピング)を行う。
【0030】また、ATM端末は、ATMスイッチから
伝送路を介して到来するATMセルを受信し、該受信A
TMセルからセル流制御セル(バックプレッシャーセ
ル)を制御セル抽出部3−4により抽出する。該制御セ
ル抽出部3−4で抽出したセル流制御セルはシェイパ制
御部3−5に入力される。
【0031】シェイパ制御部3−5は、セル流制御セル
内の実効セル速度又は廃棄セル量の情報を基に、当該A
TM端末から送出されるUBRデータのATMセルに対
して、読み出し制御部3−3による読み出しタイミング
を制御し、送出セルのセル流を制御する。
【0032】なお、複数のノード(コネクション経路上
の複数のATMスイッチ)から、異なる実効セル速度又
は廃棄セル量が格納された複数のセル流制御セル(バッ
クプレッシャーセル)が伝達された場合、実効セル速度
についてはその最も低い値に従い、また、廃棄セル量に
ついてはその合計を基に算出した実効セル速度に従っ
て、送出セルのセル流を制御する。
【0033】例えば、二つのATMスイッチからバック
プレッシャーセルが伝達され、それらバックプレッシャ
ーセルで伝える実効セル速度が、一方は5,000cps、他方
が8,000cpsであった場合は、実効セル速度の低い5,000c
psに従って、シェイパ制御部3−5は、読み出し制御部
3−3に対して5,000cpsの速度でセルバッファ3−2か
らATMセルを読み出すように制御し、送出セルのセル
速度(セル流)を5,000cpsに調整する。
【0034】図4は本発明の送出セル流の制御をタイマ
で解除するATM端末の構成を示す。ATMセルの生成
及び終端処理を行う上位レイヤ3−1から生成されたA
TMセルは、前述同様にトラフィックシェイパ部のセル
バッファ3−2に蓄積され、読み出し制御部3−3によ
る読み出しタイミング制御により、セル送出間隔の調整
(トラフィックシェイピング)が行われる。
【0035】シエイパ制御部4−5は、上位レイヤ3−
1からのセル出力要求信号、セル出力制限部4−4から
のセル流制限信号、及びタイマ4−6の出力信号を基
に、読み出し制御部3−3に対するセルバッファの読み
出しタイミングを制御して、送出セル流の調整(トラフ
ィックシェイピング)処理を行う。
【0036】セル出力制限部4−4は、前述の図3に示
した制御セル抽出部3−4を含むセル流制御情報収集機
能を有し、シェイパ制御部4−5は、このセル流制御情
報を基にシェイピング処理を制御する。そして、セル流
制御セルによって通知された情報を基に送出セル流を制
御した後、タイマ部4−6による特定の計時時間(例え
ば1秒)経過後、シェイパ制御部4−5は、上位レイヤ
3−1からのセル出力要求に応じ、その要求された送出
セル速度で、読み出し制御部3−3に対するセルバッフ
ァ読み出しタイミングを制御する。
【0037】こうすることにより、セル出力制限部4−
4により一度制限された送出セル速度は、タイマ部4−
6の計時により特定の時間が経過した後に、上位レイヤ
3−1の要求する出力帯域へ送出セル速度を増大させる
ことができる。従って、時々刻々変化するネットワーク
のトラフィック量に応じて、リアルタイムに送出セル量
を調整し、ネットワーク伝送路の有効利用を図ることが
できる。
【0038】図5に本発明を適用したATMネットワー
クでのデータ転送例を示す。同図において、端末T1,
T2,T3がトラフィックデータを送出しており、それ
ぞれのトラフィックデータは、端末T1からコネクショ
ンC1によるUBRデータ10,000cps 、端末T2からコ
ネクションC2によるCBRデータ15,000cps 、端末T
3からコネクションC3によるVBRデータ3,000cpsで
あるとする。ATMスイッチSW1,SW2は、各コネ
クションを多重してネットワーク伝送路へ送出する。
【0039】コネクションC1とコネクションC2を多
重するATMスイッチSW1は、多重後のトラフィック
量(10,000cps +15,000cps )が伝送容量(20,000cps
)を超えるために、コネクションC1の優先度の低い
UBRデータに対してセル廃棄を行い、コネクションC
1にセルロス(5,000cps=10,000cps +15,000cps −2
0,000cps )が発生する。
【0040】セルロス発生後のコネクションC1の実効
セル速度は5,000cps(=10,000cps−5,000cps)である
ので、ATMスイッチSW1はこの実効セル速度の情報
をセル送出元の端末T1に対してバックプレッシャーセ
ル5−1によって伝達する。
【0041】ATMスイッチSW2でのコネクションC
1,C2,C3の多重時においても同様に優先度の低い
コネクションC1でセルロス(3,000cps=5,000cps+1
5,000cps +3,000cps−20,000cps )が発生する。AT
MスイッチSW2は、セルロス発生後のコネクションC
1の実効セル速度が2,000cps(=5,000cps−3,000cps)
であるという情報を、セル送出元である端末T1に対し
てバックプレッシャーセル5−2によって通知する。
【0042】端末T1は、ATMスイッチSW1,SW
2からコネクションC1の逆方向パスによって伝達され
るバックプレッシャーセルの受信により、ネットワーク
の輻輳を知り、各バックプレッシャーセル5−1,5−
2内の「実効セル速度=5,000cps」及び「実効セル速度
=2,000cps」という情報から、その低い方の「実効セル
速度=2,000cps」という情報に基づいて送出セル流を2,
000cpsに制限する。
【0043】また、バックプレッシャーセルによって送
出セル流を制限した端末T1では、その上位レイヤから
のセル出力要求をタイマによる特定単位時間(例えば1
秒)毎に反映させ、送出セル流を変化させる。ネットワ
ークで輻輳が継続している場合には、セル廃棄発生のた
びにバックプレッシャーセルによって実効セル速度をセ
ル送出元に通知し、セル送出元はその通知に従って送出
セル流を制限する。
【0044】例えば、コネクションC3のVBRデータ
のトラフィック量が変化して2,000cpsとなったとする
と、コネクションC1の有効セル速度は3,000cpsになる
ため、ATMスイッチSW2からのバックプレッシャー
セルは「実効セル速度=3,000cps」として端末T1へ伝
達される。
【0045】これによって、端末T1とATMスイッチ
SW1との間、及びATMスイッチSW1とATMスイ
ッチSW2との間において、コネクションC1のトラフ
ィック量を適切な有効セル速度のデータ量とし、無効な
セル送出を防ぐことにより伝送路の帯域を他のコネクシ
ョンに有効に活用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクションの経路途中のATM多重装置から、該コネ
クションで伝送し得る有効な帯域情報を、セル送出元の
ATM端末に伝達し、該ATM端末は該有効な帯域にセ
ル送出速度を制限することにより、送信元端末と送信先
端末との間の全ての伝送路区間において連続した同一の
帯域でセルが伝送され、廃棄される無効なセルの送出を
防ぐことができる。
【0047】従って、帯域非保証のUBRデータ伝送に
おいて、従来無効に送出されていた廃棄セルの送出が減
少し、その分、無駄に占有されていた伝送路帯域を他の
通信トラフィックに流用することができ、伝送帯域の有
効利用を図ることができる。
【0048】また、セル送出元で一度制限した送出セル
流を、タイマによって特定単位時間毎解除してセル流送
出要求を反映させ、送出セル流を変化させることによ
り、時々刻々変化するネットワークのトラフィックにリ
アルタイムに適応して、適切な有効セル速度でデータを
送出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のATMネットワークにおけるトラフィ
ック制御の説明図である。
【図2】本発明のセル流制御用のセルを生成するATM
スイッチの構成を示す図である。
【図3】本発明の送出セル流の制御を行うATM端末の
構成を示す図である。
【図4】本発明の送出セル流の制御をタイマで解除する
ATM端末の構成を示す図である。
【図5】本発明を適用したATMネットワークでのデー
タ転送例を示す図である。
【図6】従来のATMネットワークでのデータ転送例を
示す図である。
【符号の説明】
1−1 バックプレッシャーセル T1,T2 ATM端末 ATM−SW ATMスイッチ L1,L2,L3 伝送路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルの優先度によるセル廃棄制御機能を
    有するATM多重伝送装置を介し、コネクションが設定
    されるATMネットワークにおいて、 前記ATM多重伝送装置は、設定されたコネクションで
    廃棄されることなく伝送可能な実効セル速度に関する情
    報を、セル送出元のATM伝送装置に伝達し、 前記セル送出元のATM伝送装置は、前記ATM多重伝
    送装置から伝達された前記実効セル速度に関する情報に
    従って、送出セル速度を制限することを特徴とするAT
    Mネットワークにおけるトラフィック制御方法。
  2. 【請求項2】 前記セル送出元のATM伝送装置は、前
    記ATM多重伝送装置から伝達された前記実効セル速度
    に関する情報に従った送出セル速度の制限を、タイマに
    よる単位時間毎に解除することを特徴とする請求項1に
    記載のATMネットワークにおけるトラフィック制御方
    法。
  3. 【請求項3】 ATMネットワークにおいて、ATMセ
    ルの送信元とその送信先との間のコネクションを設定
    し、且つ、複数のコネクションをATMネットワーク伝
    送路に多重化すると共に、ATMセルの優先度によるセ
    ル廃棄制御機能を有するATM伝送装置において、 前記ATM伝送装置は、セル廃棄の発生を検出するセル
    ロス検出手段と、 セル廃棄の発生したコネクションの、セル廃棄後のセル
    速度を監視するセル速度監視手段と、 該セル廃棄の発生したコネクションの逆方向パスによ
    り、前記セル廃棄後のセル速度又は廃棄セル量の情報を
    含むセル流制御セルを、前記ATMセルの送信元のAT
    M伝送装置に送出する手段と、 を備えたことを特徴とするATM伝送装置。
  4. 【請求項4】 セルの優先度によるセル廃棄制御機能を
    有するATM多重伝送装置によりATMネットワークを
    介し、送信先のATM伝送装置との間にコネクションが
    設定され、該コネクションにより送信先ATM伝送装置
    へATMセルを送出するATM伝送装置において、 前記ATM多重伝送装置から当該コネクションにより伝
    達される、当該コネクションにおけるセル廃棄後のセル
    速度又は廃棄セル量の情報を含むセル流制御セルを抽出
    する手段と、 該セル流制御セル内のセル速度又は廃棄セル量の情報に
    基づいて、送出セル速度を制限する手段と、を備えたこ
    とを特徴とするATM伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記ATM伝送装置は、前記ATM多重
    伝送装置から伝達される前記セル流制御セル内のセル速
    度又は廃棄セル量の情報に応じて制限した送出セル速度
    を、タイマによる単位時間毎に解除する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項4に記載のATM伝送装置。
JP2000378283A 2000-12-13 2000-12-13 Atmネットワークにおけるトラフィック制御方法及びatm伝送装置 Pending JP2002185465A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005123887A (ja) * 2003-10-16 2005-05-12 Advanced Telecommunication Research Institute International 無線ネットワークのための制御方法及び制御装置
JP2011223177A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Nec Corp 通信ネットワーク、通信装置及びそれらに用いる帯域制御方法

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