JP2002184098A - 記録媒体、記録装置、再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

記録媒体、記録装置、再生装置及び記録再生方法

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JP2002184098A
JP2002184098A JP2000379398A JP2000379398A JP2002184098A JP 2002184098 A JP2002184098 A JP 2002184098A JP 2000379398 A JP2000379398 A JP 2000379398A JP 2000379398 A JP2000379398 A JP 2000379398A JP 2002184098 A JP2002184098 A JP 2002184098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブが媒体に物理的に信号を記録でき、
その信号フォーマットやデータ構造規格が読み出し専用
媒体と互換性を持つようになっている媒体では、媒体相
互間で許可されない違法な記録による媒体ができてしま
う。 【解決手段】 プリフォーマッタには、複数の異なった
暗号化キーが予め用意されており、作成する媒体の種類
に応じてキー選択回路13で、その中の一つの暗号化キ
ーを選択する。ディスクキーデータ暗号化回路11は、
キー選択回路13で選択された暗号化キーでディスクキ
ーKdを暗号化し、記録装置用の暗号化データEkrを
生成する。ディスクキーデータ暗号化回路12は、ディ
スクキーKdを、再生装置用暗号化キーKPで暗号化
し、再生装置用暗号化データEkpを生成する。生成さ
れた2つの暗号化データEkr、Ekpは、読み出し専
用領域である第2の領域5に記録される。第1の領域4
にはデータはこの段階では記録されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体、記録装
置、再生装置及び記録再生方法に係り、特に不正なコピ
ーを防止するための記録媒体、その記録媒体にコンテン
ツデータを記録する記録装置、その記録媒体からコンテ
ンツデータを再生する再生装置及び記録再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、著作権保護のために、記録媒
体に記録されたコンテンツデータの不正コピーを防止す
る方法が種々提案されている(例えば、特開平2−28
7970号公報、特開平9−91781号公報、特開2
000−113586号公報など)。特開平2−287
970号公報には、記録媒体から読み出した媒体識別コ
ードを記録装置内の不揮発性メモリに入力して、暗号コ
ードの記録配置アドレスを得てアクセスして暗号コード
を解読し、媒体識別コードが記録装置内の不揮発性メモ
リに登録されていない場合には記録/再生を禁止する記
録再生方法が開示されている。
【0003】また、特開平9−91781号公報には、
記録媒体上には記録媒体毎に異なる媒体識別コード(不
可逆性記録)と媒体識別コードが記録されているか否か
を判定する媒体判定コード(不可逆性記録又はピットで
形成)があり、両者を使い記録媒体が正規か否かを判別
する記録再生方法が開示されている。更に、特開200
0−113586号公報には、暗号化コンテンツと共に
コンテンツを利用するための鍵を媒体に記録して、媒体
固有のIDと組み合わせてコピーしたディスクの利用を
許可したり、課金を可能とする方法が開示されている。
【0004】ところで、共通の記録フォーマットでデー
タを記録する、コンパクトディスク(CD)とCD−
R、CD−R/Wなどの円盤状記録媒体では、データ書
き込みを制限する媒体識別方法は特段ない。このため、
CDとCD−R、CD−R/Wの場合、ドライブ(記録
装置)が媒体に物理信号的に記録さえできれば、本来は
書き込み型媒体にコピーしてはならないCD上の音楽情
報や、コンピュータソフト等が自由に複製できてしまう
欠点がある。
【0005】そこで、DVD(Digital Versatile Disk)
では、CDの事例を教訓にリードイン領域にあるコント
ロールデータ内にあるフィジカル・フォーマット・イン
フォーメーション(Physical format information)に
物理情報として規格書の種類とバージョンを表すブック
タイプ・アンド・パートバージョン(Book Type andpar
t version)が容易に読み取り可能な状態で(生のデー
タで)記録されている。そして、記録装置はリードイン
領域にある物理情報を記録前にチェックして、記録して
はいけない媒体へは記録しない(できないのではない)
ように強く推奨している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実には上記
DVDの規格書は基本的に公開が原則であり秘匿性が低
く、媒体の種類を表すデータの記録位置や記録するデー
タの内容は公開されているも同然である。また記録され
ているデータも高々1バイトのしかも裸のデータであ
り、ドライブ(記録装置)が媒体に物理信号を記録さえ
できれば、機器の改造やドライバソフトの改変などによ
り前記の制御データを改竄して、本来は許可されない媒
体への違法な記録が容易にできてしまう。
【0007】結局、ドライブ(記録装置)が媒体に物理
的に信号を記録でき、その信号フォーマットやデータ構
造規格が読み出し専用媒体と互換性を持つようになって
いる媒体(例えばCD類、DVD類)では、媒体相互間
で許可されない違法な記録による媒体、つまり著作物の
複製ができてしまうという宿命を持つ。
【0008】更に、最近ではパッケージメディアの作成
数量が少量多品種になり、従来はパッケージメディアに
は使われなかったCD−RやDVD−Rのような媒体
が、一度だけ書き込み可能であるという特性を生かし
て、従来は読み出し専用媒体で行われていたパッケージ
メディアの製作に使われ始めている。すなわち、従来よ
りパッケージメディアとして使用されていたCD−RO
MやDVD−ROMにコンテンツデータなどの情報信号
を記録するには、大規模な工場設備が必要であり、一般
市販の記録装置ではCD−ROMやDVD−ROMへの
不正コピーは不可能であり、その製作には費用がかなり
かかる。
【0009】このため、上記の少量出版ではCD−RO
MやDVD−ROMでパッケージメディアとして提供す
ると、費用がかかるために、CD−ROMやDVD−R
OMに比べて極めて安価に作成できるCD−RやDVD
−Rのような媒体が、パッケージメディアの製作に使わ
れるようになってきている。しかし、CD−R、CD−
R/WやDVD−Rはブランクディスクとして一般に市
販されており、複写されては困るパッケージメディアを
製作した媒体であるCD−RやDVD−Rと、容易に入
手できるCD−R、CD−R/WやDVD−Rのブラン
クディスクとに区別がない。
【0010】前述したように、CD−R、CD−R/W
やDVD−Rの場合、ドライブ(記録装置)が媒体に物
理信号的に記録さえできれば、本来は書き込み型媒体に
コピーしてはならないパッケージメディアを製作した媒
体であるCD−RやDVD−Rの少量出版の音楽情報
や、コンピュータソフト等のコンテンツデータが同一の
書き込み方法で自由に複製できてしまう欠点がある。
【0011】このような矛盾があるにもかかわらず、書
き込み可能な媒体による少量出版のパッケージを作成せ
ざるを得ないコンテンツサイドから上記の不正なコピー
(複製)を規制する技術が強く望まれている。しかし、
前述した各公報記載の従来の不正コピー防止方法では、
CD−R、CD−R/WやDVD−Rなどのブランクデ
ィスクに対して、再生可能な情報信号の記録が行えるの
か、再生が正常にできないような情報信号の記録しかで
きないのかの選択ができず、対応が不十分である。
【0012】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
機器の改造やドライバソフトの改変などによりデータを
改竄して許可されない媒体への違法な記録、再生を防止
し得る記録媒体、記録装置、再生装置及び記録再生方法
を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、少量出版のよ
うなパッケージメディアの用途に対応可能な記録媒体、
記録装置、再生装置及び記録再生方法を提供することに
ある。
【0014】更に、本発明の他の目的は、上位互換性を
実現可能な記録媒体、記録装置、再生装置及び記録再生
方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の記録媒体は、書き込み専用又は書き換え可
能な第1の領域と、ユーザにより改変できない読み出し
専用の第2の領域とが設けられており、複数の記録装置
用暗号化キーの中から選択された、記録が許可された記
録装置に割り当てられた一つの記録装置用暗号化キーを
用いて、所定のキーデータを暗号化した第1の暗号化デ
ータと、複数の記録装置用暗号化キーとは異なる値で、
再生が許可された再生装置に割り当てられた再生装置用
暗号化キーで所定のキーデータを暗号化した第2の暗号
化データとが、第2の領域に予め記録され、かつ、第1
の領域が初期化状態で未記録であることを特徴とする。
【0016】この発明では、ユーザにより改変できない
読み出し専用の第2の領域に、記録が許可された記録装
置に割り当てられた一つの記録装置用暗号化キーを用い
て、所定のキーデータを暗号化した第1の暗号化データ
と、再生装置に割り当てられた再生装置用暗号化キーで
所定のキーデータを暗号化した第2の暗号化データとが
予め記録されているので、物理的記録方法が同じ未記録
記録媒体でも、第1の領域にコンテンツデータを記録す
る記録装置や、第1の領域に記録されたコンテンツデー
タを再生する再生装置の指定が記録媒体上で可能にな
る。
【0017】ここで、上記の第1の暗号化データ及び第
2の暗号化データを複数記録するようにした場合は、複
数の記録装置や複数の再生装置に対応できる。
【0018】また、上記の目的を達成するため、本発明
の記録装置は、記録媒体の第2の領域から第1の暗号化
データを読み出す読み出し手段と、予め割り当てられた
記録装置用暗号化キーを復号鍵として用いて、読み出し
手段により読み出された第1の暗号化データを復号して
暫定キーデータを得る復号手段と、復号手段により復号
された暫定キーデータで、記録するコンテンツデータを
暗号化して暗号化コンテンツデータを生成する暗号化手
段と、暗号化コンテンツデータを記録媒体の第1の領域
に書き込む記録手段とを有する構成としたものである。
【0019】この発明では、記録装置に割り当てられた
記録装置用暗号化キーと、第1の領域が未記録であるブ
ランクメディアを製造する際に使った、記録することを
許可する記録装置用の暗号鍵とが同じである場合に限
り、暫定キーデータとして第2の領域に記録されてい
る、第1の暗号化データを復元でき、この所定のディス
クキーを暗号鍵として記録するコンテンツデータを暗号
化した暗号化コンテンツデータを記録することができ、
再生装置での再生が可能とすることができる。
【0020】また、上記の目的を達成するため、本発明
の再生装置は、第2の領域から第2の暗号化データを読
み出す第1の読み出し手段と、第1の領域から暗号化コ
ンテンツデータを読み出す第2の読み出し手段と、予め
割り当てられた再生装置用暗号化キーを復号鍵として用
いて、第1の読み出し手段により読み出された第2の暗
号化データを復号して再生キーデータを得る第1の復号
手段と、第2の読み出し手段により読み出された暗号化
コンテンツデータを、第1の復号手段により復号された
再生キーデータで復号して再生コンテンツデータを得る
第2の復号手段とを有する構成としたものである。
【0021】この発明では、再生する記録媒体が、その
第1の領域に不正又は改造された記録装置で記録制限を
破ってコンテンツデータを記録した媒体である場合は、
記録装置でコンテンツデータの暗号化に用いたキーデー
タが、第2の暗号化データを暗号化するときに用いた所
定のキーデータと異なるため、再生キーデータを復号鍵
として暗号化コンテンツデータを復号しても、正しいコ
ンテンツデータの復号ができないようにできる。
【0022】ここで、再生が許可された再生装置に割り
当てられた一又は二以上の再生装置用暗号化キーを用い
て暗号化された一又は二以上の第2の暗号化データが予
め第2の領域に記録されている場合は、個々の再生装置
に異なる再生装置用暗号化キーを割り当てることで、再
生制限、つまり再生が許可される再生装置と再生可能な
媒体との組み合わせに制限を加えることができる。
【0023】また、上記の目的を達成するため、本発明
の記録再生方法は、書き込み専用又は書き換え可能な第
1の領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の
第2の領域とが設けられており、複数の記録装置用暗号
化キーの中から選択された、記録が許可された記録装置
に割り当てられた一つの記録装置用暗号化キーを用い
て、所定のキーデータを暗号化した第1の暗号化データ
と、複数の記録装置用暗号化キーとは異なる値で、再生
が許可された再生装置に割り当てられた再生装置用暗号
化キーで所定のキーデータを暗号化した第2の暗号化デ
ータとが、第1の領域に予め記録され、かつ、第1の領
域が初期化状態で未記録である記録媒体の第2の領域に
コンテンツデータを記録し、再生する記録再生方法であ
って、記録媒体の第2の領域から第1の暗号化データを
読み出す第1のステップと、予め割り当てられた記録装
置用暗号化キーを復号鍵として用いて、第1のステップ
により読み出された第1の暗号化データを復号して暫定
キーデータを得る第2のステップと、暫定キーデータ
で、記録するコンテンツデータを暗号化して暗号化コン
テンツデータを生成する第3のステップと、暗号化コン
テンツデータを記録媒体の第1の領域に書き込む第4の
ステップと、第2の領域から第2の暗号化データを読み
出す第5のステップと、第1の領域から暗号化コンテン
ツデータを読み出す第6のステップと、予め割り当てら
れた再生装置用暗号化キーを復号鍵として用いて、第5
のステップにより読み出された第2の暗号化データを復
号して再生キーデータを得る第7のステップと、第6の
ステップにより読み出された暗号化コンテンツデータ
を、再生キーデータで復号して再生コンテンツデータを
得る第8のステップとを含むことを特徴とする。
【0024】ここで、上記の第1の暗号化データ及び第
2の暗号化データは、所定のキーデータを別々に暗号化
した複数の第1の暗号化データのうち、記録が許可され
た記録装置に割り当てられた一又は二以上の記録装置用
暗号化キーを用いて暗号化された一又は二以上の第1の
暗号化データと、所定のキーデータを別々に暗号化した
複数の第2の暗号化データのうち、再生が許可された再
生装置に割り当てられた一又は二以上の再生装置用暗号
化キーを用いて暗号化された一又は二以上の第2の暗号
化データとしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる記録媒体の
一実施の形態の構成図を示す。同図において、記録媒体
である光ディスク1は、最内周領域2の外縁から始まり
外周リードアウト領域3の内周までデータが記録され
る。この光ディスク1の記録領域は、ディスク外周部分
にある記録装置において書き込み専用若しくは書き換え
が可能なユーザデータ領域4からなる第1の領域と、内
周部分にある読み出し専用のリードイン領域5からなる
第2の領域により構成される。
【0026】第1の領域の内周側に位置するリードイン
領域(第2の領域)5には、後述するが、作成(製造)
されたブランクメディアが記録を許可する記録装置を選
択できるようにするための暗号化データの他に、ディス
クの物理フォーマットで定められた様々な制御データが
「コントロールデータ」として読み出し専用となるよ
う、例えば原盤に記録するデータをレーザによりカッテ
ィングし原盤を作成した後、その原盤からスタンパを作
成し、ポリカ等の樹脂で成型しピットデータとして記録
する。
【0027】第2の領域5は当初未記録状態であるが、
グルーブと呼ばれる書き込み時のトラッキング案内溝が
連続的に予め成型されており、記録装置は第2の領域5
への書き込みの際、この案内溝をトレースすることで正
しいトラック上にデータを書き込みできるようになって
いる。
【0028】次に、本発明の記録装置の第1の実施の形
態について説明する。図2は本発明になる記録装置(プ
リフォーマッタ)の第1の実施の形態のブロック図を示
す。同図において、コンテンツが未記録の光ディスク1
には第2の領域5の読み出し専用のリードイン領域に、
予め暗号化したデータを記録するため、図2に示すプリ
フォーマッタにより原盤にピットにより暗号化データが
記録される。すなわち、この第2の領域5に記録される
データは、作成(製造)されたブランクメディアが記録
を許可する記録装置を選択できるようにするためのデー
タである。プリフォーマッタの出力はカッティングマシ
ンに入力されレーザにより読み出し専用領域である第2
の領域5の部分に読み出し専用の記録がされる。プリフ
ォーマッタは、ディスク製造工場に設けられるものであ
る。
【0029】次に、図2に示すプリフォーマッタ(記録
装置)について説明する。プリフォーマッタのディスク
キーデータ暗号化回路11及び12には、ディスクキー
(Kd)と呼ばれ記録時にコンテンツのスクランブルに
利用される任意のデータがそれぞれ入力される。このプ
リフォーマッタには、記録を許可する記録装置の分類に
より複数の異なった暗号化キー(KR−1、2、3)が
予め用意されており、作成(製造)する媒体の種類に応
じてキー選択回路13で、その中の一つの暗号化キーを
選択する。
【0030】ディスクキーデータ暗号化回路11は、キ
ー選択回路13で選択された暗号化キーで前記のディス
クキー(Kd)を暗号化し、記録装置用の暗号化データ
(Ekr)を生成する。また、ディスクキーデータ暗号
化回路12は、前記のディスクキー(Kd)を、再生装
置用に用意された暗号化キー(KP)14で暗号化し、
再生装置用の暗号化データ(Ekp)を生成する。
【0031】生成された2つの暗号化データEkr、E
kpは、データ結合器15にそれぞれ供給されて所定の
フォーマットにより結合され、前記ディスクの物理フォ
ーマットで定められた様々な制御データである「コント
ロールデータ」と共にカッティングマシンに入力され、
レーザにより光ディスク1の読み出し専用領域である第
2の領域5に記録(プリレコーディング)される。
【0032】図3(a)はプリレコーディングされるリ
ードイン領域5のフォーマット構成の一例を示す。リー
ドイン領域5内のコントロールデータ領域18には、暗
号化データのほかにディスクの物理フォーマットで定め
られた様々な制御データが「コントロールデータ」とし
て記録される。コントロールデータは、図3(b)に示
すように、読み出しエラーに対応するため16物理セク
タを単位として複数回(例えば192回)繰り返し記録
される。
【0033】図3(c)は繰り返される16物理セクタ
の内容で、第1セクタにはディスクの物理情報が、第2
セクタにはディスク製造業者が自由に使える領域であ
る。通常のDVDでは以降の第3セクタから最終の第1
6セクタまでは著作権者の予約領域で空いているが、本
実施の形態では図3(d)に示すように、第3番目のセ
クタに、生成された暗号化データEkr、Ekpを記録
するものとする。
【0034】光ディスク1の第1の領域(ユーザデータ
領域4及び外周リードアウト領域3)はこの段階では未
記録で、記録時に使われる案内溝(グルーブ)を原盤に
記録しておく。この第1の領域のフォーマットは光ディ
スク1の種類(CD−RAM、CD−R、CD−R/
W)により異なる。
【0035】次に、原盤からマザー、マスター、スタン
パを複製して、金型であるスタンパを使い射出成型など
でポリカなどの樹脂をディスクとして成型する。成型さ
れたディスクには更にスパッタ装置などで記録膜、反射
膜を付け、最終的に腐食防止のため保護膜を塗布し必要
であればレーベル印刷などを施しブランクディスクとし
て供給、販売する。この時、第1の領域は未だ未記録状
態である。
【0036】次に、ディスクキー(Kd)を暗号化する
暗号化キー(KR−1、2、3)と媒体に記録される2
つの暗号化データEkr、Ekpの関係および、暗号化
データが記録されたブランクメディアと記録装置の関係
について、図4と共に説明する。
【0037】図4(a)において、縦軸は作成するブラ
ンクメディアの種類、横軸は作成の際に用いる暗号化キ
ー、表の中身はそれぞれのブランクメディアに記録され
る暗号化データを示している。例えば、少量出版をする
ための専用メディア(記録メディアー1)を作成する場
合、ディスクキーKdの暗号化には暗号化キーKR−1
を選択する。これにより、暗号化データはEkr−1と
なり、これが記録を許可する記録装置の分類を示すデー
タとなる。また、ディスクキー(Kd)を再生装置用に
用意された暗号化キー(KP)で暗号化したデータEk
pは、記録装置には無関係で共通であるから記録装置の
分類に関わらず記録される。
【0038】同様に、有料のコンテンツ記録用メディ
ア、つまり少量出版やフリーコンテンツの記録に使われ
たくない専用媒体(記録メディアー2)を作るには、図
4(a)に示すように、ディスクキーKdの暗号化に暗
号化キーKR−2を選択する。これにより、暗号化デー
タはEkr−2となり、これが記録を許可する記録装置
の分類を示すデータとなる。また、ディスクキー(K
d)を再生装置用に用意された暗号化キー(KP)で暗
号化したデータEkpは、記録装置には無関係で共通で
あるから記録装置の分類に関わらずEkpである。
【0039】更に、フリー(著作権を主張しない)コン
テンツを記録用ブランクメディア(記録メディアー3)
を作るには、ディスクキーKdの暗号化に暗号化キーK
R−3を選択する。これにより、ディスクキー(Kd)
を暗号化した暗号化データはEkr−3となり、これが
記録を許可する記録装置の分類を示すデータとなる。ま
たディスクキー(Kd)を再生装置用に用意された暗号
化キー(KP)で暗号化したデータEkpは、記録装置
には無関係で共通であるから記録装置の分類に関わらず
Ekpである。
【0040】コンテンツデータを記録する記録装置での
詳細な動作は後述するが、これら目的別に異なる暗号化
データが記録されたブランクディスクに対する記録装置
の対応をまとめたものが図4(b)である。記録装置#
1は少量出版用の記録装置であり、通常は一般に市販さ
れるものではなく、工場(コンテンツ制作側)に設置さ
れる装置であり、記録時に暗号化データを解くためのキ
ーとしてKR−1が予め割り当てられ実装されている。
従って、暗号化データEkrが暗号化キーKR−1を鍵
として暗号化されているEkr−1の場合には復号が可
能であり、この記録装置でEkr−1を復号すれば、少
量出版をするための専用メディア(記録メディアー1)
にコンテンツを記録する場合には復号の結果正しいディ
スクキーKdが得られる。
【0041】その後、それを用いて記録するコンテンツ
を暗号化するので、詳細な動作は後述するが再生装置で
使われるコンテンツ復号用のキーは常にKdであること
から、この記録装置では少量出版をするための専用メデ
ィア(記録メディアー1)にコンテンツを正しく記録/
再生できる。
【0042】しかし、記録装置#1で少量出版専用メデ
ィア(記録メディアー1)以外のブランクメディアを使
用して記録しようとすると、記録装置#1に実装されて
いる暗号鍵はKR−1であるのにブランクメディアに入
っている暗号化データは異なる暗号化キーで暗号化され
たEkr−1以外であるから正しいディスクキーKdは
得られず、間違ったディスクキーK’dを使ってコンテ
ンツを暗号化することになる。その記録済みメディアを
再生装置で再生すると、再生装置で使われるコンテンツ
復号用のキーは常にKdであるから、前記記録装置で間
違ったディスクキーK’dで暗号化されたコンテンツデ
ータを再生装置では正しく復号できずコンテンツを利用
できない。
【0043】同様に、記録装置#2は有料コンテンツ記
録用の記録装置であり、通常は一般に市販されるもので
はなく、有料コンテンツの利用料金を予め支払った限定
された利用者にのみ設置が許可される装置であり、記録
時に暗号化データを解くためのキーとしてKR−2が予
め割り当てられ実装されている。記録装置#3は、フリ
ーコンテンツ記録用の記録装置であり、通常は一般に市
販されるものであり、記録時に暗号化データを解くため
のキーとしてKR−3が予め割り当てられ実装されてい
る。
【0044】従って、暗号化データEkrが暗号化キー
KR−2を鍵として暗号化されているEkr−2の場合
には記録装置#2で復号が可能であり、暗号化キーKR
−3を鍵として暗号化されているEkr−3の場合には
記録装置#3で復号が可能であり、復号可能である記録
装置でのみ復号の結果正しいディスクキーKdが得ら
れ、正しく再生できるようにコンテンツを記録すること
ができる。
【0045】このように、予め記録が許可された媒体と
記録装置の組み合わせ以外では、記録されている暗号化
コンテンツデータは利用価値の無いランダムデータとな
り、媒体と記録装置の組み合わせに制限をかけることが
できるわけである。
【0046】次に、コンテンツデータを記録する記録装
置の基本的な動作を説明する。図5は本発明になる記録
装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図にお
いて、記録装置はコンテンツデータを記録する前に、ブ
ランクメディアである光ディスク1の第2の領域5にプ
リレコーディングされているコントロールデータを読み
出して、記録装置用暗号化データEkrを読み出す。
【0047】読み出された暗号化データEkrは、ディ
スクキーデータ復号回路20に供給され、ここで記録装
置に予め割り当てられ実装されている暗号化キー(KR
−m)を使って暫定ディスクキーK’dに復号される。
次に、記録されるコンテンツデータ(Dav)21は、
コンテンツデータ暗号化回路22に供給され、ここでデ
ィスクキーデータ復号回路20により復号された暫定デ
ィスクキーK’dを暗号鍵として暗号化されてEdav
とされ、更にデータフォーマットを整え、誤り訂正符号
(ECC)付加し、更に変調等の所定の信号処理が施さ
れて光ディスク1の第1の領域(ユーザデータ領域)4
に書き込まれる。
【0048】ここで、コンテンツデータの記録を行う記
録装置とブランクメディアの組み合わせが「記録を許可
されている組み合わせ」の場合、光ディスク1から読み
出された暗号化データEkrは、記録装置に予め割り当
てられ実装されている暗号化キーKR−mと同じ暗号化
キー(例えば、記録装置#1と記録メディア−1であれ
ば双方ともKR−1)で、ディスクキーKdを暗号化し
ているはずなので、暫定ディスクキーK’dはディスク
キーKdと必ず同じになる。
【0049】そのディスクキーKdを用いて記録するコ
ンテンツデータDavを暗号化した暗号化コンテンツデ
ータEdavを記録することになるので、この記録装置
で記録された記録済みディスクは、再生装置でコンテン
ツ復号用のキーKdで復号されなければコンテンツを正
しく再生できない。従って、記録を行う記録装置とブラ
ンクメディアの組み合わせが「記録を許可されている組
み合わせ」の場合、暫定ディスクキーK’dはディスク
キーKdと必ず同じになるのでコンテンツデータを正し
く記録、再生できることになる。
【0050】一方、許可されていない記録装置とブラン
クメディアの組み合わせでコンテンツデータの記録を強
行すると、コンテンツデータ記録前に光ディスク1から
読み出された暗号化データEkrが、記録装置に予め割
り当てられ実装されている暗号化キーKR−mと異なる
暗号化キーで、ディスクキーKdを暗号化しているデー
タであるはずなので、暫定ディスクキーK’dはディス
クキーKdと必ず異なったものとなる。
【0051】その暫定ディスクキーK’d(≠Kd)を
用いてコンテンツデータDavをコンテンツ暗号化した
暗号化コンテンツデータEdavを記録した記録済みデ
ィスクを再生装置で再生したとしても、再生装置で使わ
れるコンテンツ復号用のキーは常にKdであるから、コ
ンテンツデータを復号しようとしても正しく復号でき
ず、無意味なデータとなりコンテンツを利用できない。
【0052】上記で説明した正規の記録以外の不正な記
録方法について考えてみる。まず違法な記録を実現する
には、プリレコーディングされた暗号化データEkr、
Ekpを他のブランクメディア(例えば記録メディア−
1のEkr−1を記録メディア−2)に転写すれば実現
できることになるが、記録再生制限に関わる暗号化デー
タEkr、Ekpは第2の領域5の読み出し専用(RO
M)領域に記録されており、その改変は不可能であり、
マスタリング装置等の大規模な工場設備が必要であり、
容易に転写・改変できるものではない。
【0053】また、異なるEkrから正しいディスクキ
ーKdを得ようとしても、従来のDVDのリードイン領
域にあるコントロールデータ内にあるブックタイプ・ア
ンド・パートバージョン(Book Type and part versio
n)と異なり、暗号化データEkr、Ekpは従来のD
VDの媒体識別フラグのように容易に読み取り可能な状
態(生のデータ)で記録されていないので、暗号アルゴ
リズムや暗号化鍵が判らないかぎり解読は容易ではな
い。
【0054】次に、暗号化の具体的一例について説明す
る。暗号化はDESやRSAなど公知の方法でも構わな
い。暗号化にはキーデータを初期値にM系列の乱数を発
生させ暗号化したいデータと排他的論理和をとる方法と
する。復号化は暗号化と同様にキーデータを初期値にM
系列の乱数を発生させ復号したいデータと排他的論理和
をとれば元のデータが復元できる。
【0055】図6(a)はPN乱数発生器の一例の回路
図を示す。同図において、PN乱数発生器は、4段縦続
接続されたD型フリップフロップ241〜244による
4ビットシフトレジスタと、最終段のD型フリップフロ
ップ244のQ出力データと初段のD型フリップフロッ
プ241のQ出力データとを入力として受ける排他的論
理和(EOR)回路25と、EOR回路25の出力信号
を位相反転して初段のD型フリップフロップ241のD
入力端子に帰還入力するインバータ26とから構成され
ており、M系列(最長線形符号系列)を用いた擬似乱数
発生回路を構成している。
【0056】M系列はレジスタへの初期値及び帰還回路
(EOR回路25及びインバータ26)の構成により、
レジスタのクロック毎に出力に現れるビットパターンが
異なり、最長2n−1の周期を持つ擬似乱数パターンが
得られる。この特性を活かしてデータのスクランブルを
始め、通信分野(スペクトラム拡散方式など)に多用さ
れている。
【0057】図6(a)に示すPN乱数発生器は、4ビ
ットのシフトレジスタを用いており、PN符号長15ク
ロックで、例えばシフトレジスタの初期値として「00
00」binをロードしてクロック毎にシフトレジスタを
ビットシフトすると、その出力には図7(a)に示すよ
うに、”0”に始まり15クロックを1周期とする疑似
乱数が得られる。
【0058】また、シフトレジスタの初期値として例え
ば「1001」binをロードしてクロック毎にシフトレ
ジスタをビットシフトすると、その出力には図7(b)
に示すように”1”に始まり15クロックを1周期とす
る、図7(a)とは異なるパターンの疑似乱数が得られ
る。
【0059】このような疑似乱数を発生するPN乱数発
生器29は、図6(b)に示すように入力データとPN
乱数とを乗算する乗算器30と共にスクランブラ28を
構成することができる。スクランブラ28は前述したデ
ィスクキーデータ暗号化回路11、12、コンテンツデ
ータ暗号化回路22などとして用いることができ、同じ
入力データであっても、乗算器30から出力される暗号
化データは、PN乱数発生器29の初期値によって擬似
乱数が異なるために、PN乱数発生器29の初期値によ
って異なる。
【0060】また、上記のPN乱数発生器29は、図6
(c)に示すように、暗号化データとPN乱数を乗算す
る乗算器33と共にデスクランブラ32を構成すること
ができる。デスクランブラ32は、前述したディスクキ
ーデータ復号回路20などとして用いることができ、P
N乱数発生器29の初期値(キーデータ)と帰還回路の
構成を知らないと、正しく元のデータを復元する事はで
きない。これによりデータを秘匿する事が可能になる。
【0061】なお、図6ではPN乱数発生器のレジスタ
長を説明のために4ビットとしたので疑似乱数の発生周
期は15クロックであるが、レジスタ長を更に長く例え
ば40ビットや64ビットにする事でPN乱数発生器の
パターン周期は飛躍的に長くなり、出力される疑似乱数
のパターンもより複雑で長周期となり、暗号化回路1
1、12、22の出力はさらに解読しにくくなり、秘匿
性が高まる。
【0062】次に、本発明になる再生装置の第1の実施
の形態について説明する。図8は本発明になる再生装置
の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図におい
て、再生装置は記録時と同様にコンテンツデータを再生
する前に、記録済みメディアである光ディスク1の第2
の領域5にプリレコーディングされているコントロール
データを読み出し、同時に再生装置用暗号化データEk
pを読み出す。
【0063】読み出された再生装置用暗号化データEk
pは、ディスクキーデータ復号回路35に供給され、こ
こで再生装置に予め割り当てられ実装されている再生装
置用の暗号化キーKPを使ってディスクキーKdに復号
される。再生装置では再生装置用の暗号化キーKPは常
に媒体に記録されている暗号化データEkpを暗号化し
たキーと同じである。
【0064】次に、記録済みの光ディスク1の第1の領
域(ユーザデータ領域)4に記録されている暗号化され
たコンテンツデータEdavが読み出されてコンテンツ
データ復号回路36に供給され、ここで既にディスクキ
ーデータ復号回路35で復号されている再生ディスクキ
ーKdを復号キーとして復号化される。既に記録装置の
ところで説明したように、記録を行う記録装置とブラン
クメディアの組み合わせが記録を許可されている組み合
わせの場合、コンテンツデータを暗号化するキーはディ
スクキーKdで暗号化しているはずなので、光ディスク
1から読み出した暗号化コンテンツデータEdavは、
コンテンツデータ復号回路36で再生ディスクキーKd
を用いて復号され、正しいコンテンツデータ(Dav)
37が得られる。
【0065】これに対し、正しくない組み合わせの記録
であれば記録時にコンテンツデータを暗号化するキーは
K’d≠Kdとなり、再生時の復号キーKdと異なって
しまうため、光ディスク1から読み出した暗号化コンテ
ンツデータEdavは、コンテンツデータ復号回路36
で本来の再生ディスクキーKdと異なるディスクキーを
用いて復号されることとなり、復号したコンテンツデー
タは無意味なデータとなりコンテンツデータを正常に再
生できないことになる。従って、結果として不正コピー
を防止することができる。
【0066】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。前記の第1の実施の形態は基本形であり、実
際には上位の例えば少量出版用の記録装置でフリー(著
作権を主張しない)コンテンツを記録することしかでき
ないブランクメディア(記録メディアー3)に記録でき
ないことは不便である。そこで、この第2の実施の形態
では、上記の問題を解決するため、暗号化データEkr
を複数記録して複数の記録装置に対応することができる
ようにしたものである。
【0067】まず、本発明の第2の実施の形態のプリフ
ォーマッタの構成について説明する。図9は本発明にな
る記録装置のプリフォーマッタの第2の実施の形態のブ
ロック図を示す。同図において、このプリフォーマッタ
にはディスクキー(Kd)と呼ばれる任意のデータが入
力されてディスクキーデータ暗号化回路41、42、4
3及び44にそれぞれ供給され、記録時にコンテンツの
スクランブルに利用される。
【0068】一方、このプリフォーマッタには、記録を
許可する記録装置の分類により複数の暗号化キー(KR
−1、2、3)が予め用意されており、作成(製造)す
る媒体の種類に応じた暗号化キーKR−1、KR−2及
びKR−3をそれぞれディスクキーデータ暗号化回路4
1、42及び43に別々に供給し、ここでディスクキー
Kdを別々に暗号化して、暗号化データEkr1、Ek
r2及びEkr3を生成させる。これらの暗号化データ
Ekr1、Ekr2及びEkr3は、データ結合器45
に供給されて記録装置用の暗号化データとして後述の図
10と共に説明するように、製造しようとするブランク
メディアの種類に応じて選択的に結合される。
【0069】一方、ディスクキーKdは第1の実施の形
態と同様に再生装置用に用意された暗号化キーKPを用
いてディスクキーデータ暗号化回路44にて再生装置用
の暗号化データEkpとして生成された後、データ結合
器46に供給される。
【0070】データ結合器45により選択的に結合され
た暗号化データEkr−1及びEkr2、又はEkr3
のみと、ディスクキーデータ暗号化回路44で生成され
た再生装置用の暗号化データEkpとはデータ結合器4
6に供給され、ここで所定のフォーマットにより結合さ
れ、ディスクの物理フォーマットで定められた様々な制
御データである「コントロールデータ」と共にカッティ
ングマシン(図示せず)に入力され、ここでレーザによ
り光ディスク47(ここでは原盤)の読み出し専用領域
である第2の領域49に記録される。
【0071】また、記録媒体である光ディスク47の記
録再生可能な第1の領域48は、この段階では未記録
で、記録時に使われる案内溝(グルーブ)を記録してお
く。この第1の領域48のフォーマットはディスクの種
類(CD−RAM、CD−R、CD−R/W)により異
なる。次に、上記のようにしてカッティングされた原盤
からマザー、マスター、スタンパと順次に複製をして、
金型であるスタンパを使い射出成型などでポリカなどの
樹脂を成型する。
【0072】成型されたディスクにはさらにスパッタ装
置などで記録膜、反射膜を付け、最終的に腐食防止のた
め保護膜を塗布する。これに必要であればレーベル印刷
などを施しブランクディスクとして供給、販売する。こ
のブランクディスクである光ディスク47の第1の領域
48は未だ未記録状態である。
【0073】次に、第2の実施の形態の記録媒体と記録
を許可する記録装置の関係について、図10と共に説明
する。ディスクキー(Kd)を暗号化する暗号化キー
(KR−1、KR−2、KR−3)と媒体に記録される
暗号化データEkr−1、Ekr−2、Ekr−3及び
Ekpの関係、及び暗号化データが記録されたブランク
メディアと記録装置の関係について説明する。
【0074】図10(a)において縦軸は作成するブラ
ンクメディアの種類、横軸は作成の際に用いる暗号化キ
ー、表の中身はそれぞれのブランクメディアに記録され
る暗号化データを示している。例えば、少量出版と有料
コンテンツの記録を許可するメディア(記録メディアー
1)を作成する場合、ブランクディスクには暗号化キー
KR−1でディスクキーKdを暗号化した少量出版用記
録装置に対応した暗号化データEkr−1と、有料コン
テンツの記録を許可する記録装置用の暗号化キーKR−
2でディスクキーKdを暗号化した暗号化データEkr
−2、それとEkr−3の代わりになるランダムデータ
で構成されたダミーデータを記録する。
【0075】また、フリーコンテンツの記録を許可する
メディア(記録メディアー2)を作成する場合、ブラン
クディスクには暗号化キーKR−3でディスクキーKd
を暗号化したフリーコンテンツの記録を許可する記録装
置用の暗号化データEkr−3と、Ekr−1及びEk
r−2の代わりになるランダムデータで構成されたダミ
ーデータを記録する。
【0076】また、ディスクキーKdを再生装置用に用
意された暗号化キーKPで暗号化したデータEkpは記
録装置には無関係で共通であるから、記録メディア−1
及び記録メディア−2のいずれの場合も、記録装置の分
類に関わらず第2の領域49に記録される。
【0077】これら目的別に異なる暗号化データが記録
されたブランクディスクに対する記録装置の対応をまと
めたものが図10(b)である。記録装置#1は少量出
版用の記録装置であり、記録時に暗号化データを解くた
めのキーとしてKR−1が予め割り当てられ実装されて
いる。
【0078】従って、プリレコーディングされている暗
号化データのうちEkr−1を取り出し、この記録装置
で少量出版をするための専用メディア(記録メディアー
1)にコンテンツを記録する場合には復号の結果正しい
ディスクキーKdが得られ、それを用いて記録するコン
テンツデータを暗号化するので、再生装置で使われるコ
ンテンツ復号用のキーは常にKdであることから、この
記録装置では少量出版と有料コンテンツの記録を許可す
る記録メディア-1にコンテンツデータを正しく記録/
再生できる。
【0079】また、図10(b)に示すように、記録装
置#2は有料コンテンツ記録用の記録装置であるので、
プリレコーディングされた暗号化データのうちEkr−
2を取り出し、復号の結果正しいディスクキーKdが得
られ、それを用いて記録するコンテンツデータを暗号化
するので、再生装置で使われるコンテンツ復号用のキー
は常にKdであることから、この記録装置では少量出版
と有料コンテンツの記録を許可する記録メディア−1に
コンテンツデータを正しく記録/再生できる。
【0080】このように、少量出版と有料コンテンツの
記録を許可する記録メディア−1には記録装置#1、#
2のいずれでも正しい記録が可能だが、記録装置#3は
フリーのコンテンツデータの記録のみ許可されているの
で、この少量出版と有料コンテンツデータの記録を許可
する記録メディア−1へコンテンツデータを記録しよう
とすると、記録装置#3に実装されている暗号鍵はKR
−3であるから、ブランクメディアに入っている、異な
る暗号化キーで暗号化されたEkr−1、Ekr−2を
いずれも復号することはできず、正しいディスクキーK
dは得られず、ダミーデータを復号した間違ったディス
クキーK’dを使ってコンテンツデータを暗号化して記
録することになる。
【0081】その記録済みメディアを再生装置で再生す
ると、再生装置で使われるコンテンツ復号用のキーは本
来は読み出した暗号化データEkpを、再生装置に用意
されている暗号化キーKPで復元したKdであり、ディ
スクキーK’dと異なるから、記録装置#3で暗号化さ
れたコンテンツデータを再生装置では正しく復号できず
記録済みメディアの第1の領域に記録されているコンテ
ンツデータを正常に再生復元できない。
【0082】従って、予め記録が許可された記録媒体
(記録済みメディア)と記録装置の組み合わせ以外で
は、記録媒体に記録されている暗号化コンテンツデータ
は、再生された場合に利用価値の無いランダムデータと
なり、記録媒体と記録装置の組み合わせに制限をかける
ことができるわけである。
【0083】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。以上の第1及び第2の実施の形態では、未記
録媒体(ブランクメディア)を製造する際、プリフォー
マッタにより、記録装置毎に記録を許可する媒体を定め
て、予めこの媒体に記録することを許可される記録装置
用の暗号化キー(暗号鍵)を使ってディスクキーデータ
Kdを暗号化した暗号化データEkr、又はEkr−
1、Ekr−2及びEkr−3と、記録装置に割り当て
られた暗号化キーとは異なった再生装置に割り当てられ
た暗号化キー(暗号鍵)KPで同じディスクキーデータ
Kdを暗号化した暗号化データEkpを予めブランクメ
ディアの改変が不可能な第2の領域(ROM領域)5に
記録しておき、続いて記録装置によりコンテンツデータ
を上記のブランクメディアのユーザデータ領域に記録す
る際に、記録装置はブランクメディアを製造する際定め
た、この媒体に記録することを許可する暗号化キーと同
じ暗号鍵が記録装置に割り当てられている場合は、上記
の第2の領域から再生した暗号化キーから正しい所定の
データ(ディスクキーKd)が得られるので、それを使
ってコンテンツスクランブルを行う。
【0084】再生装置は記録装置に割り当てられた暗号
鍵とは異なった再生装置に割り当てられた暗号化キーK
Pで暗号化したデータを復号してコンテンツ暗号鍵(デ
ィスクキーKd)を復元して、それを使ってコンテンツ
データを復元する。これにより、もし、不正もしくは改
造された記録装置で上記の制限を破って記録した場合、
記録媒体の第2の領域5から再生される再生装置用の暗
号化データEkpを、再生装置に割り当てられた暗号化
キーKPで復元したデータKdが、再生しようとする記
録媒体のユーザデータ領域に記録されているコンテンツ
データのスクランブルに使用した暗号化キーK’dとは
必ず異なるので、再生装置で正しくコンテンツのデータ
が再生できない。このようにして、記録装置が不正に改
造された場合であっても、記録が許可されない媒体へコ
ンテンツ記録を強行しても利用できないようにして媒体
の不正使用を制限している。
【0085】これに対し、この第3の実施の形態では、
再生装置用暗号化データEkpを複数設け、個々の再生
装置に異なる再生キーKPを割り当てることにより、再
生の制限、つまり再生可能な媒体に制限を加えるように
したものである。例えば、同じ少量出版用ブランクディ
スクでも、会員(成人)向きの少量出版と一般向けの少
量出版を分けて作る場合に有効である。
【0086】つまり、会員(成人)向きの少量出版に使
われるメディアの再生装置用暗号化データEkpと、一
般向けの少量出版で使われるメディアの再生装置用暗号
化データEkpを異なったキーで暗号化してプリフォー
マットしておけば、再生装置への復号キーKPの割り当
てにより再生制限が実現できる。これにより、一般に市
販されている再生装置とは異なる特殊なKPを持つ(例
えば会員にだけ販売するような)再生装置でのみ再生可
能な記録済みディスクを作ることが可能になる。
【0087】次に、プリフォーマッタの第3の実施の形
態について説明する。図11は本発明になる記録装置
(プリフォーマッタ)の第3の実施の形態のブロック図
を示す。同図において、プリフォーマッタにはディスク
キーKdと呼ばれる任意のデータが入力され、記録時に
コンテンツのスクランブルに利用される。
【0088】一方、このプリフォーマッタには、再生装
置の分類に応じて複数の暗号化キー(KP−1、2、
3)が予め用意されており、再生装置の種類に応じた暗
号化キーKP−1、KP−2及びKP−3をそれぞれデ
ィスクキーデータ暗号化回路51、52及び53に別々
に供給し、ここでディスクキーKdを別々に暗号化し
て、暗号化データEkp1、Ekp2及びEkp3を生
成させる。
【0089】これらの暗号化データEkp1、Ekp2
及びEkp3は、データ結合器55に供給されて再生装
置用の暗号化データとして、後述するように使用しよう
とする再生装置の分類に応じて、選択的に結合される。
例えば、会員向けの再生装置用のブランクディスクでは
Ekp1とダミーデータの結合出力、一般向けの再生装
置用のブランクディスクではEkp1とEkp2とダミ
ーデータの結合出力、フリーコンテンツ用のブランクデ
ィスクではEkp1、Ekp2及びEkp3の結合出力
がデータ結合器55から出力される。
【0090】一方、ディスクキーKdは記録装置用に用
意された暗号化キーKRを用いてディスクキーデータ暗
号化回路54にて記録装置用の暗号化データEkrとし
て生成された後、データ結合器56に供給される。
【0091】データ結合器55により結合された暗号化
データと、ディスクキーデータ暗号化回路54で生成さ
れた記録装置用の暗号化データEkrとはデータ結合器
56に供給され、ここで所定のフォーマットにより結合
され、ディスクの物理フォーマットで定められた様々な
制御データである「コントロールデータ」と共にカッテ
ィングマシン(図示せず)に入力され、ここでレーザに
より光ディスク57(ここでは原盤)の読み出し専用領
域である第2の領域59に記録される。
【0092】また、光ディスク57の第1の領域58は
この段階では未記録で、記録時に使われる案内溝(グル
ーブ)を原盤に記録しておく。この第1の領域58のフ
ォーマットはディスクの種類(CD−RAM、CD−
R、CD−R/W)により異なる。次に、上記のように
カッティングされた原盤からマザー、マスター、スタン
パの順で順次複製をして、金型であるスタンパを使い射
出成型などでポリカなどの樹脂を成型する。成型された
ディスクにはさらにスパッタ装置などで記録膜、反射膜
を付け、最終的に腐食防止のため保護膜を塗布する。こ
れに必要であればレーベル印刷などを施しブランクディ
スクとして供給、販売する。このブランクディスクの第
1の領域58は未だ未記録状態である。なお、記録媒体
と記録を許可する記録装置の関係は、第1及び第2の実
施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0093】次に、第3の実施の形態の記録媒体と再生
を許可する再生装置の関係について、図12と共に説明
する。ここでは、ディスクキーKdを暗号化する暗号化
キー(KP−1、2、3)と媒体に記録される記録装置
用暗号化データEkrは1つとしてEkp1、2、3の
関係および、暗号化データが記録された記録済み光ディ
スク(記録メディア)と再生装置の関係について説明す
る。
【0094】図12(a)において、縦軸は作成する記
録媒体(記録メディア)の種類、横軸は作成の際に用い
る暗号化キー、表の中身はそれぞれのブランクメディア
に記録される暗号化データを示す。また、ディスクキー
Kdを記録装置用に用意された暗号化キーKRで暗号化
したデータEkrは、再生装置には無関係で共通であ
る。
【0095】図12(a)に示すように、会員専用ブラ
ンクディスク(記録メディアー1)を作成する場合、暗
号化キーKP−1を用いる。従って、ディスクキーKd
を暗号化した暗号化データはEkp1となり、これが再
生を許可を示すデータとして前述の第2の領域59に予
め記録される。同様に、会員以外には再生されたくない
ブランクディスク(記録メディアー2)を作るには、前
記のEkp1に加えて暗号化キーKP−2でディスクキ
ーKdを暗号化した暗号化データEkp2を共に前述の
第2の領域59に予め記録する。また、市販の媒体(記
録メディア−3)にはEkp1、Ekp2に加えて暗号
化キーKR−3でディスクキーKdを暗号化した暗号化
データEkp3を共に前述の第2の領域59に予め記録
する。
【0096】再生装置での詳細な動作は後述するが、こ
れら目的別に異なる暗号化データが記録された記録済み
記録媒体(記録メディア)に対する再生装置の対応をま
とめたものが図12(b)である。再生装置#1は会員
専用の再生装置であり、記録時に暗号化データを解くた
めのキーとしてKP−1が予め割り当てられ実装されて
いる。従って、3種類の記録メディアのいずれもに含ま
れる暗号化データEkp1がKP−1を復号鍵として復
号されるので、正しいディスクキーKdが得られ、それ
を用いて暗号化されたコンテンツデータEdavを復号
するので、再生装置ではコンテンツを正しく再生でき
る。従って、再生装置#1は3種類の記録メディアのい
ずれも再生可能である。これは上位互換性を保つために
も必要である。
【0097】しかし、再生装置#2で前記の会員向の記
録メディア−1を再生しようとすると、再生装置#2に
実装されている暗号鍵はKP−2であるのに、記録メデ
ィア−1には一般向けの暗号化データEkp2は無く、
入っている暗号化データは異なる暗号化キーで暗号化さ
れたEkp1であるから正しいディスクキーKdは得ら
れず、間違ったディスクキーK’dを使ってコンテンツ
を復号するため、その記録済みメディア−1を再生する
と記録装置で使われるコンテンツ暗号用のキーは常にK
dであるから、記録装置で暗号化されたコンテンツデー
タを再生装置では正しく復号できずコンテンツを利用で
きないことになる。
【0098】従って、予め再生が許可された媒体と再生
装置の組み合わせ以外では、媒体から再生し復号したコ
ンテンツデータは利用価値の無いランダムデータとな
り、媒体と再生装置の組み合わせに制限をかけることが
できるわけである。また、市販の再生装置である再生装
置#3では、実装されている暗号鍵はKP−3であるた
め、暗号化データEkp3が入っている記録メディアー
3の再生しか許されない。
【0099】次に、本発明の再生装置の第3の実施の形
態の構成について説明する。図13は本発明になる再生
装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図にお
いて、再生装置はコンテンツデータを再生する前に、記
録済み光ディスク60の第2の領域62にプリレコーデ
ィングされているコントロールデータを読み出し、同時
に再生装置用暗号化データEkp1、Ekp2、Ekp
3を読み出す。読み出された複数の暗号化データEkp
1、Ekp2、Ekp3は、再生装置に予め割り当てら
れ実装されている再生装置用の暗号化キーKPを使って
ディスクキーデータ復号回路63によりディスクキー
K’dを復号する。
【0100】ここで、図13に示すように、再生装置が
前述した会員向けの再生装置#1であり、予め割り当て
られて実装されている再生装置用の暗号化キーがKP−
1であるものとすると、記録済み光ディスク60がどの
ような種類であっても、図12(a)と共に説明したよ
うに第2の領域62には少なくとも暗号化データEkp
1は記録されているので、第2の記録領域62から再生
された暗号化データEkp1がディスクキーデータ復号
回路63に供給されて再生装置用の暗号化キーKP−1
を復号鍵として復号されてディスクキーKdが得られ
る。
【0101】一方、記録済み光ディスク60の第1の領
域61から再生された暗号化コンテンツデータEdav
は、コンテンツデータ復号回路64に供給され、ここで
ディスクキーデータ復号回路63で復号されたディスク
キーKdを復号鍵として復号される。ここで、記録を行
う記録装置とブランクメディアの組み合わせが記録を許
可されている組み合わせの場合、コンテンツデータはデ
ィスクキーKdで暗号化されており、再生を行う再生装
置と記録済み光ディスク60の組み合わせが再生するこ
とが許されているなら、再生装置用の暗号化キーKP−
1を使って暗号化データEkp1を復号した暫定ディス
クキーはKdに等しくなるはずである。従って、読み出
した暗号化コンテンツデータEdavは、コンテンツデ
ータ復号回路64において、再生ディスクキーKdによ
り復号され正しいコンテンツデータ(Dav)65が得
られる。
【0102】これに対し、図14に示すように、再生装
置が前述した一般向けの再生装置#2であり、予め割り
当てられて実装されている再生装置用の暗号化キーがK
P−2であり、記録済み光ディスク60が有料・会員向
けの記録メディア−1であるものとすると、図12
(a)と共に説明したように記録済み光ディスク60の
第2の領域62には暗号化データEkp1は記録されて
いるが、Ekp2は記録されていないので、ディスクキ
ーデータ復号回路63は再生装置用の暗号化キーKP−
2を復号鍵として暗号化データEkp1を復号されて暫
定ディスクキーK’d(≠Kd)が得られる。
【0103】このため、記録済み光ディスク60の第1
の領域61から再生された暗号化コンテンツデータEd
avは、コンテンツデータ復号回路64において、記録
時と異なる暗号化キーを復号鍵として復号されるので、
復号したコンテンツデータは無意味なデータとなり、図
14に67で模式的に示すようにコンテンツデータは復
元されず、コンテンツを利用できないことになる。
【0104】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば前述した第2の実施の形態と
同等の機能はEkrを複数記録して複数の記録装置に対
応する代わりに、記録装置側に複数の暗号化キー(KR
−m)を持つことで実現でき、同様に、第3の実施の形
態と同等の機能が再生装置用暗号化データEkpを複数
記録して複数の再生装置に対応する代わりに、個々の再
生装置に複数の異なる再生キーKPを割り当てることで
も実現できる。
【0105】また、図9の第2の実施の形態と図11の
第3の実施の形態とを組み合わせ、記録装置用の暗号化
データと再生装置用の暗号化データをそれぞれ3種類、
予め第2の領域に記録してもよい。更には、それらの暗
号化データは3種類に限定しなくてもよい。
【0106】また、予め記録が許可された記録媒体(記
録済みメディア)と記録装置の組み合わせ以外では、記
録媒体に記録されている暗号化コンテンツデータは、利
用価値の無いランダムデータとして再生するように説明
したが、再生出力自体を禁止したり、再生不可であるこ
とを表示や警報音などにより報知するようにしてもよ
い。
【0107】また、本発明は書き込み可能なデータ領域
と読み出し専用領域の2つの領域を持つ光ディスクであ
れば、書き込み専用媒体に限定することなく、書き換え
可能な媒体(例えば、DVD−RAM、DVD−R/W
など)にも応用可能であり、更には光ディスク以外の記
録媒体(磁気ディスク、磁気テープなど)でも、書き込
み可能な第1の領域とユーザが改変できない読み出し専
用の第2の領域とを設けることにより、適用可能であ
る。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
物理的記録方法が同じ未記録記録媒体でも、第1の領域
にコンテンツデータを記録する記録装置や、第1の領域
に記録されたコンテンツデータを再生する再生装置の指
定が記録媒体上でできるようにしたため、少量出版のよ
うなパッケージメディアの用途では、同一の媒体から一
般に市販されている媒体で作成したものとは異なる書き
込み媒体を作らなくてはならないという矛盾を解決する
ことができ、機器の改造やドライバソフトの改変などに
よりデータを改竄して許可されない媒体への違法な記録
を不可能にすることができ、コンテンツサイドからの不
正コピー防止の強い要求に応えることができる。
【0109】また、本発明によれば、記録装置用の暗号
化データを複数記録して複数の種類の記録装置に対応で
きるようにしたため、上位の記録装置では、複数の暗号
化データのどれを用いても所定のキーデータを復元して
暗号化したコンテンツデータの記録ができ、上位互換性
を実現することができる。
【0110】更に、本発明によれば、再生装置用の暗号
化データを複数記録して複数の種類の再生装置に対応で
きるようにしたため、個々の再生装置に異なる再生装置
用暗号化キーを割り当てることで、再生制限、つまり再
生が許可される再生装置と再生可能な媒体の組み合わせ
に制限を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体の一実施の形態の構成図
である。
【図2】本発明になる記録装置(プリフォーマッタ)の
第1の実施の形態のブロック図である。
【図3】プリレコーディングされるリードイン領域のフ
ォーマット構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における暗号化キー
と媒体に記録される暗号化データの関係および、暗号化
データが記録されたブランクメディアと記録装置の関係
を示す図である。
【図5】本発明になる記録装置(プリフォーマッタ)の
第1の実施の形態のブロック図である。
【図6】PN乱数発生器の一例の回路図、及びスクラン
ブラとデスクランブラの構成の一例を示す図である。
【図7】図6のPN乱数発生器の初期値によりスクラン
ブル出力が変化することを示す図である。
【図8】本発明になる再生装置の第1の実施の形態のブ
ロック図である。
【図9】本発明になる記録装置(プリフォーマッタ)の
第2の実施の形態のブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における暗号化キ
ーと媒体に記録される暗号化データの関係および、暗号
化データが記録されたブランクメディアと記録装置の関
係を示す図である。
【図11】本発明になる記録装置(プリフォーマッタ)
の第3の実施の形態のブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態における暗号化デ
ータと媒体の関係および、暗号化データが記録された記
録済み光ディスク(記録メディア)と再生可能な再生装
置の関係を示す図である。
【図13】本発明になる再生装置の第3の実施の形態の
正常再生時のブロック図である。
【図14】本発明になる再生装置の第3の実施の形態の
異常再生時のブロック図である。
【符号の説明】
1、47、57、60 光ディスク 3 外周リードアウト領域 4、48、58、61 第1の領域(書き込み可能なユ
ーザデータ領域) 5、49、59、62 第2の領域(読み出し専用リー
ドイン領域) 11、12 ディスクキー暗号化回路 13 キー選択回路 15、45、46、55、56 データ結合器 20、35、63 ディスクキーデータ復号回路 21 記録されるコンテンツデータ 22 コンテンツデータ暗号化回路 28 スクランブラ 29 PN乱数発生器 32 デスクランブラ 36、64 コンテンツデータ復号回路 37 復元されたコンテンツデータ 41〜44、51〜54 ディスクキーデータ暗号化回
路 Kd ディスクキー(ディスクキーデータ) K’d 暫定ディスクキー Ekr、Ekr1〜Ekr3 記録装置用の暗号化デー
タ Ekp、Ekp1〜Ekp3 再生装置用の暗号化デー
タ KR−1、KR−2、KR−3 媒体用の暗号化キー KP 再生装置用の暗号化キー Dav コンテンツデータ Edav 暗号化コンテンツデータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き込み専用又は書き換え可能な第1の
    領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の第2
    の領域とが設けられており、複数の記録装置用暗号化キ
    ーの中から選択された、記録が許可された記録装置に割
    り当てられた一つの記録装置用暗号化キーを用いて、所
    定のキーデータを暗号化した第1の暗号化データと、前
    記複数の記録装置用暗号化キーとは異なる値で、再生が
    許可された再生装置に割り当てられた再生装置用暗号化
    キーで前記所定のキーデータを暗号化した第2の暗号化
    データとが、前記第2の領域に予め記録され、かつ、前
    記第1の領域が初期化状態で未記録であることを特徴と
    する記録媒体。
  2. 【請求項2】 書き込み専用又は書き換え可能な第1の
    領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の第2
    の領域とが設けられており、複数の記録装置用暗号化キ
    ーを用いて、所定のキーデータを別々に暗号化した複数
    の第1の暗号化データのうち、記録が許可された記録装
    置に割り当てられた一又は二以上の記録装置用暗号化キ
    ーを用いて暗号化された一又は二以上の第1の暗号化デ
    ータと、前記複数の記録装置用暗号化キーとは異なる値
    の複数の再生装置用暗号化キーを用いて、前記所定のキ
    ーデータを別々に暗号化した複数の第2の暗号化データ
    のうち、再生が許可された再生装置に割り当てられた一
    又は二以上の再生装置用暗号化キーを用いて暗号化され
    た一又は二以上の第2の暗号化データとが、前記第2の
    領域に予め記録され、かつ、前記第1の領域が初期化状
    態で未記録であることを特徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録媒体の前記第1の領
    域にコンテンツデータを記録する記録装置であって、 前記記録媒体の第2の領域から前記第1の暗号化データ
    を読み出す読み出し手段と、 予め割り当てられた記録装置用暗号化キーを復号鍵とし
    て用いて、前記読み出し手段により読み出された前記第
    1の暗号化データを復号して暫定キーデータを得る復号
    手段と、 前記復号手段により復号された暫定キーデータで、記録
    するコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデ
    ータを生成する暗号化手段と、 前記暗号化コンテンツデータを前記記録媒体の前記第1
    の領域に書き込む記録手段とを有することを特徴とする
    記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の記録媒体の前記第1の領
    域にコンテンツデータを記録する記録装置であって、 前記記録媒体の第2の領域から一又は二以上の前記第1
    の暗号化データを読み出す読み出し手段と、 予め割り当てられた一又は二以上の記録装置用暗号化キ
    ーのうちの一つを復号鍵として用いて、前記読み出し手
    段により読み出された一又は二以上の前記第1の暗号化
    データのうちの一つを復号して暫定キーデータを得る復
    号手段と、 前記復号手段により復号された暫定キーデータで、記録
    するコンテンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデ
    ータを生成する暗号化手段と、 前記暗号化コンテンツデータを前記記録媒体の前記第1
    の領域に書き込む記録手段とを有することを特徴とする
    記録装置。
  5. 【請求項5】 書き込み専用又は書き換え可能な第1の
    領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の第2
    の領域とが設けられており、前記第2の領域には、複数
    の記録装置用暗号化キーの中から選択された、記録が許
    可された記録装置に割り当てられた一つの記録装置用暗
    号化キーを用いて、所定のキーデータを暗号化した第1
    の暗号化データと、前記複数の記録装置用暗号化キーと
    は異なる値で、再生が許可された再生装置に割り当てら
    れた再生装置用暗号化キーで前記所定のキーデータを暗
    号化した第2の暗号化データとが予め記録されており、
    前記第1の領域には、前記第2の領域から読み出した前
    記第1の暗号化データを記録装置に予め割り当てられた
    記録装置用暗号化キーを復号鍵として用いて復号して得
    られた暫定キーデータで、コンテンツデータを暗号化し
    てなる暗号化コンテンツデータが記録されていることを
    特徴とする記録済みの記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録済みの記録媒体を再
    生する再生装置であって、 前記第2の領域から前記第2の暗号化データを読み出す
    第1の読み出し手段と、 前記第1の領域から前記暗号化コンテンツデータを読み
    出す第2の読み出し手段と、 予め割り当てられた再生装置用暗号化キーを復号鍵とし
    て用いて、前記第1の読み出し手段により読み出された
    前記第2の暗号化データを復号して再生キーデータを得
    る第1の復号手段と、 前記第2の読み出し手段により読み出された前記暗号化
    コンテンツデータを、前記第1の復号手段により復号さ
    れた再生キーデータで復号して再生コンテンツデータを
    得る第2の復号手段とを有することを特徴とする再生装
    置。
  7. 【請求項7】 書き込み専用又は書き換え可能な第1の
    領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の第2
    の領域とが設けられており、前記第2の領域には、複数
    の記録装置用暗号化キーを用いて、所定のキーデータを
    別々に暗号化した複数の第1の暗号化データのうち、記
    録が許可された記録装置に割り当てられた一又は二以上
    の記録装置用暗号化キーを用いて暗号化された一又は二
    以上の第1の暗号化データと、前記複数の記録装置用暗
    号化キーとは異なる値の複数の再生装置用暗号化キーを
    用いて、前記所定のキーデータを別々に暗号化した複数
    の第2の暗号化データのうち、再生が許可された再生装
    置に割り当てられた一又は二以上の再生装置用暗号化キ
    ーを用いて暗号化された一又は二以上の第2の暗号化デ
    ータとが予め記録されており、前記第1の領域には、前
    記第2の領域から読み出した前記一又は二以上の第1の
    暗号化データの一つを記録装置に予め割り当てられた一
    又は二以上の記録装置用暗号化キーの一つを復号鍵とし
    て用いて復号して得られた暫定キーデータで、コンテン
    ツデータを暗号化してなる暗号化コンテンツデータが記
    録されていることを特徴とする記録済みの記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の記録済みの記録媒体を再
    生する再生装置であって、 前記第2の領域から前記一又は二以上の第2の暗号化デ
    ータを読み出す第1の読み出し手段と、 前記第1の領域から前記暗号化コンテンツデータを読み
    出す第2の読み出し手段と、 前記第1の読み出し手段により読み出された前記一又は
    二以上の第2の暗号化データのうち、予め割り当てられ
    た一又は二以上の再生装置用暗号化キーに対応する一の
    第2の暗号化データを、一の前記再生装置用暗号化キー
    を復号鍵として用いて復号して再生キーデータを得る第
    1の復号手段と、 前記第2の読み出し手段により読み出された前記暗号化
    コンテンツデータを、前記第1の復号手段により復号さ
    れた再生キーデータで復号して再生コンテンツデータを
    得る第2の復号手段とを有することを特徴とする再生装
    置。
  9. 【請求項9】 書き込み専用又は書き換え可能な第1の
    領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の第2
    の領域とが設けられており、複数の記録装置用暗号化キ
    ーの中から選択された、記録が許可された記録装置に割
    り当てられた一つの記録装置用暗号化キーを用いて、所
    定のキーデータを暗号化した第1の暗号化データと、前
    記複数の記録装置用暗号化キーとは異なる値で、再生が
    許可された再生装置に割り当てられた再生装置用暗号化
    キーで前記所定のキーデータを暗号化した第2の暗号化
    データとが、前記第2の領域に予め記録され、かつ、前
    記第1の領域が初期化状態で未記録である記録媒体の前
    記第1の領域にコンテンツデータを記録し、再生する記
    録再生方法であって、 前記記録媒体の第2の領域から前記第1の暗号化データ
    を読み出す第1のステップと、 予め割り当てられた記録装置用暗号化キーを復号鍵とし
    て用いて、前記第1のステップにより読み出された前記
    第1の暗号化データを復号して暫定キーデータを得る第
    2のステップと、 前記暫定キーデータで、記録するコンテンツデータを暗
    号化して暗号化コンテンツデータを生成する第3のステ
    ップと、 前記暗号化コンテンツデータを前記記録媒体の前記第1
    の領域に書き込む第4のステップと、 前記第2の領域から前記第2の暗号化データを読み出す
    第5のステップと、 前記第1の領域から前記暗号化コンテンツデータを読み
    出す第6のステップと、 予め割り当てられた再生装置用暗号化キーを復号鍵とし
    て用いて、前記第5のステップにより読み出された前記
    第2の暗号化データを復号して再生キーデータを得る第
    7のステップと、 前記第6のステップにより読み出された前記暗号化コン
    テンツデータを、前記再生キーデータで復号して再生コ
    ンテンツデータを得る第8のステップとを含むことを特
    徴とする記録再生方法。
  10. 【請求項10】 書き込み専用又は書き換え可能な第1
    の領域と、ユーザにより改変できない読み出し専用の第
    2の領域とが設けられており、複数の記録装置用暗号化
    キーを用いて、所定のキーデータを別々に暗号化した複
    数の第1の暗号化データのうち、記録が許可された記録
    装置に割り当てられた一又は二以上の記録装置用暗号化
    キーを用いて暗号化された一又は二以上の第1の暗号化
    データと、前記複数の記録装置用暗号化キーとは異なる
    値の複数の再生装置用暗号化キーを用いて、前記所定の
    キーデータを別々に暗号化した複数の第2の暗号化デー
    タのうち、再生が許可された再生装置に割り当てられた
    一又は二以上の再生装置用暗号化キーを用いて暗号化さ
    れた一又は二以上の第2の暗号化データとが、前記第2
    の領域に予め記録され、かつ、前記第1の領域が初期化
    状態で未記録である記録媒体の前記第1の領域にコンテ
    ンツデータを記録し、再生する記録再生方法であって、 前記記録媒体の第2の領域から一又は二以上の前記第1
    の暗号化データを読み出す第1のステップと、 予め割り当てられた一又は二以上の記録装置用暗号化キ
    ーのうちの一つを復号鍵として用いて、前記第1のステ
    ップで読み出された一又は二以上の前記第1の暗号化デ
    ータのうちの一つを復号して暫定キーデータを得る第2
    のステップと、前記暫定キーデータで、記録するコンテ
    ンツデータを暗号化して暗号化コンテンツデータを生成
    する第3のステップと、 前記暗号化コンテンツデータを前記記録媒体の前記第1
    の領域に書き込む第4のステップと、 前記第2の領域から前記一又は二以上の第2の暗号化デ
    ータを読み出す第5のステップと、 前記第1の領域から前記暗号化コンテンツデータを読み
    出す第6のステップと、 前記第5のステップで読み出された前記一又は二以上の
    第2の暗号化データのうち、予め割り当てられた一又は
    二以上の再生装置用暗号化キーに対応する一の第2の暗
    号化データを、一の前記再生装置用暗号化キーを復号鍵
    として用いて復号して再生キーデータを得る第7のステ
    ップと、 前記第6のステップで読み出された前記暗号化コンテン
    ツデータを、前記再生キーデータで復号して再生コンテ
    ンツデータを得る第8のステップとを含むことを特徴と
    する記録再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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