JP2002183923A - テープヘッド位置合わせ装置 - Google Patents

テープヘッド位置合わせ装置

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JP2002183923A JP2001317591A JP2001317591A JP2002183923A JP 2002183923 A JP2002183923 A JP 2002183923A JP 2001317591 A JP2001317591 A JP 2001317591A JP 2001317591 A JP2001317591 A JP 2001317591A JP 2002183923 A JP2002183923 A JP 2002183923A
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テープ媒体の進行方向に対し、テープヘッドが
所望の角度を有するように位置合わせを行う。 【解決手段】テープヘッドの両端に複数の水平線及び垂
直線から構成されるマークを形成し、そのマークとテー
プヘッド上を横切るテープ端との位置関係を視認により
確認しながらテープヘッド位置を調整することにより、
より正確なテープヘッド位置合わせが可能となる。ま
た、第1のテープヘッドによりテープ媒体の位置合わせ
帯域に書き込まれた位置合わせ遷移部を第2のテープヘ
ッドで読み取り、その信号を分析することによりより正
確なテープヘッド位置合わせを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全般に、テープヘッ
ドを、テープヘッドを横切って移送される媒体の移送方
向と正確に位置合わせするための少なくとも1つの位置
合わせ素子を含むテープヘッドに関する。より具体的に
は、本発明は、テープヘッドの書込み素子と一体に形成
され、書込み素子が、テープヘッドを横切って移送され
る媒体の移送方向と正確に位置合わせできるようにテー
プヘッドの磁軸と位置合わせされる、少なくとも1つの
位置合わせ素子を含むテープヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】1つのパスにおいて、テープの全長に沿
って1つあるいは複数の個別のサーボバンドにサーボコ
ードを書き込むサーボライタヘッドがよく知られてい
る。サーボコードは、サーボライタヘッド上に形成され
る書込み素子(磁気変換器)によってテープ上に書き込
まれる。書込み素子は、たとえば、シェブロンパターン
のような所定のパターンを有する。サーボバンドは、あ
るピッチだけ離れた空間であり、近接するサーボバンド
間の領域は、たとえば、データ記憶のような用途のため
に確保される。典型的には、個別のサーボバンドの少な
くとも2つのサーボバンド上にあるサーボコードはサー
ボ信号を生成するために用いられ、そのサーボ信号は、
テープの長さに沿った1つあるいは複数の個別のデータ
バンドに対して、データの読出し、あるいは書込みを行
うために読出し/書込みヘッド上のデータ素子を正確な
位置に位置合わせするために用いられる。そのデータバ
ンドは、サーボバンド間の領域に配置される。サーボコ
ードは、テープの製造中にテープ上に予め記録され、個
別のサーボバンドが、テープの幅にわたる所定の場所に
配置される。それらの所定の場所は、テープのためのフ
ォーマット仕様によって定義することができる。たとえ
ば、フォーマット仕様は、サーボバンドの数、データバ
ンドの数、テープの幅にわたる互いに対するその位置を
決定する。
【0003】より多くのデータがテープ上の同じ量の物
理的な空間に格納されるので、より良好な基準および位
置精度が必要である。格納されるデータの量を増やすた
めに、書込みおよび読出し素子の機構サイズをミクロン
あるいはサブミクロンの寸法にまで縮小し、テープの幅
にわたって収容することができるデータバンドの数を増
加させるようにしなければならない。テープをサーボ書
込みするには、書込みおよびデータ素子の機構サイズが
縮小するのに応じて、一層高い精度が要求される。サー
ボコードがテープに書き込まれる際に、サーボコードは
書込み素子のパターンの中央に配置され、直線状にテー
プを走査するために、できるだけテープの移動方向に垂
直でなければならない。
【0004】理想的には、テープがサーボライタヘッド
上を移送されるとき、書込み素子のためのパターンは、
ヘッド上のテープの移動方向に対して正確に向けられる
べきである。典型的には、その向きはテープの移動方向
に垂直である。大部分の応用形態では、サーボライタヘ
ッダは、たとえば、フィールド交換可能ユニット(以
下、FRU)のような取付具あるいは治具に取り付けら
れる。FRUは、サーボライタヘ、ッドを、テープに対
して固定された方向に配置する。FRUは、サーボライ
タヘッドをテープおよび/またはテープの移動方向に対
して位置合わせできるように、サーボライタヘッド、F
RUあるいはその両方の位置がテープに対して調整され
るように設計することができる。
【0005】サーボライタヘッドを位置合わせすること
を試みる従来の方法は、サーボライタヘッド上に視認可
能な指示子を配置することを含む。典型的には、視認可
能な指示子は、サーボライタヘッドの磁軸の場所を近似
するように配置される。視認可能な指示子がテープの移
動方向に垂直に、あるいはテープエッジのうちの一方あ
るいは両方に垂直になるように見えるまで、テープに対
して方位角を調整することにより、サーボライタヘッド
が位置合わせされる。視認可能な指示子を形成するため
の方法は、道具を用いてサーボライタヘッドにマークを
付し、視認可能な指示子を形成することを含む。たとえ
ば、刻み(あるいは切り込み)を入れたマークを用い
て、視認可能な指示子を形成することができる。
【0006】図1aおよび図1bを参照すると、従来技
術のテープヘッド200は、テープヘッド200の磁軸
250に沿って配置される1つあるいは複数の書込み変
換器241を備える。相対するエッジ221および22
3を有するテープ220は、テープヘッド200に接触
し、移送方向Dにテープヘッド200を横切って移送さ
れる。視認可能な指示子215がテープヘッド200上
に形成され、テープヘッド200上の全体の基準点を規
定するように機能する。典型的には、視認可能な指示子
215は磁軸250の近似的な場所を規定する。テープ
ヘッド200の位置は、視認可能な指示子215が、約
90°の角度を表す角度a1によって示されるように、
移送方向Dに概ね垂直に見えるまで、テープ220に対
して調整される(251)。視認可能な指示子215が
抱える1つの欠点は、テープヘッド200上の指示子2
15の場所が全体の基準点、すなわち磁軸250の近似
にしかならないことである。テープヘッド200が製造
された後に、視認可能な指示子215がテープヘッド2
00上に形成されるので、視認可能な指示子215を磁
軸と正確に位置合わせすることは、不可能ではないにし
ても非常に難しい。それゆえ、視認可能な指示子215
を通る軸217は、磁軸250と同一直線上にはなく、
その結果として、磁軸250は、移送方向Dに垂直では
ない方位角a 3(すなわちa3≠90°)を有することに
なる。軸217は磁軸250から変位し(図1bを参
照)、磁軸250とは平行でない可能性が非常に高い。
結果として、視認可能な指示子215は、書込み変換器
241を移送方向Dと正確に位置合わせするために用い
ることができる正確な指示子とはならない。さらに、書
込み変換器241がミクロンあるいはサブミクロン範囲
の機構サイズを有する場合には、視認可能な指示子21
5によって引き起こされるわずかな位置合わせ誤差であ
っても、書込み変換器241と移送方向Dとの実質的な
位置合わせ不良が生じるようになる。
【0007】また、サーボライタヘッドを位置合わせす
るための従来の試みは、サーボライタヘッドをテープと
位置合わせするために、サーボライタヘッドの相対する
辺を用いることも含んでいた。このアプローチは、サー
ボライタヘッドの相対する辺が、その相対する辺が互い
に平行に、かつサーボライタヘッドの磁軸に平行および
/または垂直になるように製造されていることを想定し
ている。しかしながら、実際には、サーボライタヘッド
は、鋸歯等を用いて切断される場合がある。結果とし
て、相対する辺は厳密には互いに平行にはならないであ
ろう。たとえば、サーボライタヘッドは、長方形を有す
るのではなく、平行四辺形の形状を有するであろう。
【0008】図2aおよび図2bを参照すると、従来技
術のテープヘッド300は、互いに平行ではなく、かつ
テープヘッド300の磁軸350に平行あるいは垂直で
はない相対する辺301および303を有する(すなわ
ちテープヘッド300は、長方形ではない形状を有す
る)。テープヘッド300は、磁軸350に沿って配置
される1つあるいは複数の書込み変換器341を備え
る。相対するテープエッジ321および323を有する
テープ320はテープヘッド300と接触し、移送方向
Dにテープヘッド300を横切って移送される。一方の
辺301上の片側の軸305は、相対する辺301の一
方あるいは両方が、図2bの角度a2によって示される
ように、相対するテープエッジ(321および323)
の一方あるいは両方と垂直になるように見えるまで調整
される(351)。しかしながら、相対する辺301は
互いに平行ではないので、角度a2がテープエッジ(3
21および323)に垂直になるように見えるとき、磁
軸350は移送方向Dに垂直にはならない。これは、片
側の軸305が磁軸350に平行ではないことに一部起
因することに留意されたい。結果として、磁軸350
は、片側の軸305が角度a2であるとき、移送方向D
に垂直ではない角度a4をなす(すなわち、a4≠90°
である)。同様に、相対する辺303を用いて、相対す
る辺303のいずれか一方が、相対するテープエッジ3
21および323の一方あるいは両方に平行になるよう
に、テープヘッド300を位置合わせする場合には、相
対する辺301がテープエッジ(321および323)
に平行になるように見えるとき、磁軸350は、移送方
向Dに垂直にはならないであろう。それゆえ、磁軸35
0が移送方向Dに垂直でない場合には、書込み変換器3
41も移送方向Dに垂直にはならない。
【0009】サーボライタヘッドの応用形態では、上記
の位置合わせの問題の結果、製造中にテープ上に書き込
まれるサーボコードの方位角に誤差が生じるようにな
る。たとえば、リニアテープオープン(LTO)フォー
マットでは、サーボコードは、5つのバンドにおいてテ
ープ上に書き込まれる。データヘッドのテープへの位置
合わせは、近接するサーボバンド間のバンド対バンドの
位置合わせを用いて達成される。その近接するサーボバ
ンド内のサーボコードを用いて、近接するバンド内のサ
ーボコードの平均値である位置信号を導出する。サーボ
ライタヘッドの書込み変換器が移送方向に位置合わせさ
れないとき、近接するサーボバンドのうちの1つのサー
ボコードが、別の近接するサーボバンド内のサーボコー
ドより先にテープ上に書き込まれるであろう(すなわ
ち、テープ上で視認されるとき、1つのサーボバンドが
他のサーボバンドより先に書き込まれるように見えるで
あろう)。結果として、近接するサーボバンド内のサー
ボコードは、位置信号を導出するために用いられる平均
値にスキュー(バンド間スキュー)を発生させる固有の
方位角誤差を有する。バンド間スキューによって、バン
ドID不良が発生するようになるか、あるいはバンド間
スキューによって、データヘッドを位置決めするために
長い時間がかかるようになる。
【0010】上記のように、変換器の機構サイズを縮小
するには、上記の従来技術を用いて達成することができ
る位置合わせ精度より高い精度が要求される。たとえ
ば、サーボコードが、テープに書き込まれる、あるいは
テープから読み出されるデータより前にテープ上に予め
記録される同一面サーボ(same-surface-application)
の応用形態では、サーボバンドがテープの移動方向に平
行で、かつサーボコードがテープの移動方向に垂直に位
置合わせされるように、サーボコードがテープに正確に
位置合わせされることが重要である。サーボコードがテ
ープに正確に位置合わせされない場合には、サーボコー
ドは、近接するデータバンド内のデータを占有および/
または干渉するようになる。データがテープに書き込ま
れる前に、サーボコードがテープ上に予め記録されるの
で、結果的な位置合わせ不良は、テープが製造された後
に補正することはできない。それゆえ、製造中に正確な
位置合わせを行うことが不可欠である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、テープヘッ
ド上の書込み素子を、テープヘッドを横切って移送され
るテープの移送方向と正確に位置合わせすることが必要
とされる。さらに、バンド間スキューが著しく低減ある
いは排除されるように、テープヘッド上の書込み素子
を、テープヘッドを横切って移送されるテープの移送方
向と正確に位置合わせすることが必要とされる。また、
テープヘッドの相対する辺が平行であるか、あるいはテ
ープヘッドに物理的にマークを付すことによらずに、書
込み素子をテープの移送方向と全体的に位置合わせする
ことが必要とされる。
【0012】
【課題を解決するための手段】概して、本発明は、少な
くとも1つの書込み素子と、書込み素子と一体に形成さ
れる1つあるいは複数の位置合わせ素子とを含むテープ
ヘッドにおいて具現される。位置合わせ素子および書込
み素子は、テープヘッドの磁軸に対して固定された向き
を有する。書込み素子および位置合わせ素子はいずれ
も、テープヘッドに供給される書込み電流によって誘発
される磁界を生成するように機能する。書込み素子から
の磁界は、移送方向においてテープヘッドを横切って移
送される媒体上の書込みバンドに、複数の書込み遷移部
(transition)を書き込む。同様に、各位置合わせ素子か
らの磁界は、媒体上の位置合わせバンドに複数の位置合
わせ遷移部を書き込む。移送方向に対する書込み素子の
正確な位置合わせは、個別の位置合わせバンド内の位置
合わせ遷移部を観測し、その後、その観測された位置合
わせ遷移部が、書込み素子が移送方向に位置合わせされ
たことを示すまで、磁軸と移送方向との間のヘッド対媒
体角を調整することにより達成することができる。
【0013】本発明の一実施形態では、テープヘッド
は、書込み素子と一体に形成される1つの位置合わせ素
子を含み、書込み素子および位置合わせ素子はいずれ
も、磁軸に対して固定された向きを有する。位置合わせ
素子からの磁界が、媒体上の1つの位置合わせバンドに
複数の位置合わせ遷移部を書き込む。移送方向に対する
書込み素子の正確な位置合わせは、その1つの位置合わ
せバンド内の位置合わせ遷移部を観測し、その後、その
観測された位置合わせ遷移部が、書込み素子が移送方向
に位置合わせされたことを示すまで、磁軸と移送方向と
の間のヘッド対媒体角を調整することにより達成するこ
とができる。
【0014】移送方向に対する書込み素子の位置合わせ
が、テープヘッドの形状には依存しないため、互いに対
して平行ではないテープヘッドの辺によって引き起こさ
れる上記の位置合わせ不良は、本発明によって解決され
る。それゆえ、テープヘッドの辺は、互いに対して平行
である必要はない。さらに、移送方向に対する書込み素
子の位置合わせが、媒体上の位置合わせ遷移部を観測す
ることにより判定されるので、視認可能な指示子が磁軸
と位置合わせされないことに起因すると考えられる位置
合わせ不良も、本発明によって解決される。それゆえ、
テープ上に不完全な視認可能な指示子を設けることは、
実質的に必要ではなくなる。
【0015】さらに、より高い位置合わせ精度に対する
要求、およびより良好な基準および位置精度に対する要
求は、本発明の位置合わせ素子によって解決される。書
込み素子および位置合わせ素子はいずれも磁軸に対して
固定された向きを有するので、移送方向に対する書込み
素子の向きは、媒体上に書き込まれる位置合わせ遷移部
の向きから判定することができる。
【0016】バンド間スキューに関連する問題は、バン
ド間スキューが移送方向に対する書込み素子の位置合わ
せ不良によって引き起こされるので、本発明の位置合わ
せ素子によって排除、あるいは著しく低減することがで
きる。結果として、サーボバンド間の方位角誤差は、書
込み素子が、媒体上に書き込まれる位置合わせ遷移部に
よって示されるような移送方向と位置合わせされるとき
に、無視することができる。
【0017】別の実施形態では、本発明は、書込み素子
と一体に形成される水平および/または垂直素子を備え
ることができる。水平素子は、互いに平行で、かつ磁軸
に垂直である。媒体の相対するエッジに対するテープヘ
ッドの全体的な視認による位置合わせは、水平素子が、
媒体の相対するエッジのいずれか一方あるいは両方に対
して平行に見えるようになるまで、ヘッド対媒体角を調
整することにより達成することができる。移送方向に対
するテープヘッドの全体的な視認による位置合わせが、
垂直素子が移送方向に垂直に、あるいは相対するエッジ
の一方または両方に垂直に見えるまで、ヘッド対媒体角
を調整することにより達成できるように、垂直素子は磁
軸と同一直線上にあり、かつ磁軸の場所を正確に指示す
る。水平および垂直素子は、全体的な視認による位置合
わせを達成するために、個別に、あるいは組み合わせて
用いることができる。
【0018】視認可能な指示子を用いることに関する上
記の問題は、本発明の垂直素子によって解決される。第
一に、垂直素子が磁軸の場所の視認可能な正確な指示を
与えるように、垂直素子は書込み素子と一体に形成さ
れ、かつ磁軸と同一直線上にある。それゆえ、従来技術
の視認可能な指示子とは異なり、テープヘッドが製造さ
れた後に、磁軸の場所を推測あるいは近似する必要はな
い。第二に、垂直素子は磁軸と同一直線上にあるため、
それらは磁軸に平行でもある。結果として、垂直素子
が、移送方向に対して、あるいは相対するエッジの一方
あるいは両方に対して視覚的に垂直である場合には、磁
軸は、移送方向と全体的に垂直に位置合わせされてい
る。同様に、水平素子は磁軸に垂直であるので、水平素
子が相対するエッジあるいは移送方向に視覚的に平行で
ある場合には、磁軸も、移送方向と全体的に垂直に位置
合わせされている。
【0019】さらに、相対するテープエッジおよび/ま
たは移送方向に対する磁軸の全体的な位置合わせが、テ
ープヘッドの形状、あるいはテープヘッドにおける平行
な辺の欠如とは無関係であるので、テープヘッドの辺が
互いに平行ではない場合の上記の問題は、本発明の水平
および垂直素子によって実質的に意味がなくなる。
【0020】本発明のさらに別の実施形態では、位置合
わせ素子によって生成される位置合わせ遷移部を用い
て、媒体の移送方向に対するテープヘッドの位置合わせ
を達成する。位置合わせ遷移部からある信号が導出さ
れ、その信号を用いて、媒体の移送方向に対するテープ
ヘッドの方位角を調整する。位置合わせ遷移部は、他に
使用するために予め指定されている媒体上の領域を占有
することができ、位置合わせ遷移部は、その後、テープ
ヘッドによって上書きすることもできる。
【0021】それゆえ、テープに対してデータの読み出
しおよび/または書き込みを行うテープヘッドを、テー
プの移送方向と位置合わせするための要求は、本発明の
位置合わせ素子によって取り扱われる。たとえば、デー
タを記憶するために用いられることになるテープの製造
中に、位置合わせ素子を含むテープヘッドを用いて、テ
ープ上に位置合わせ遷移部を書き込むことができる。製
造後、テープは、データの読出しおよび/または書込み
を行うように構成されるデータヘッドを横切って移送さ
れることができる。データヘッドは、位置合わせ遷移部
を読み出す変換器を備えることができ、そこからの信号
を処理し、かつ使用して、データヘッドがテープの移送
方向と位置合わせされるように、データヘッドの方位角
を調整することができる。位置合わせ遷移部は、テープ
に永続的に書き込まれることができるか、あるいはその
後、データヘッドによって上書きすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の他の態様および利点は、
例を用いて本発明の原理を示す、添付の図面とともに取
り上げられる以下の詳細な説明から明らかになるであろ
う。
【0023】以下の詳細な説明およびいくつかの図面で
は、同様の素子は同様の参照番号で特定される。
【0024】例示するための図面に示されるように、本
発明は、テープヘッドの少なくとも1つの書込み素子
を、テープヘッドを横切って移送される媒体の移送方向
と正確に位置合わせするための装置において具現され
る。テープヘッドは少なくとも1つの位置合わせ素子を
備える。位置合わせ素子は書込み素子と一体に形成さ
れ、位置合わせ素子および書込み素子はいずれも、テー
プヘッドの磁軸に対して第1の固定された向きを有す
る。さらに、位置合わせ素子は、第1の可変のピッチだ
け近接する位置合わせ素子から離隔して配置されること
ができる。書込み素子および位置合わせ素子は、テープ
ヘッドに供給される書込み電流によって誘発される磁界
を生成する。書込み素子からの磁界は、媒体上に複数の
書込み遷移部を書き込む。その書き込まれた遷移部は、
媒体上の書込みバンドを画定する。同様に、位置合わせ
素子からの磁界は、媒体上に複数の位置合わせ遷移部を
書き込み、それにより媒体上の位置合わせバンドを画定
する。位置合わせ遷移部は、移送方向に対して記録され
た向きを有する。位置合わせ素子は、書込み素子に対し
て、媒体上に書き込まれる位置合わせ遷移部が、書き込
まれた遷移部と干渉せず、かつ書き込まれた遷移部を上
書きしないように配置することができる。さらに、位置
合わせ遷移部は、他に使用するために予め指定されてい
る媒体上の領域を占有しないように、媒体上に配置する
ことができる。移送方向に対する書込み素子の正確な位
置合わせは、位置合わせバンド内の位置合わせ遷移部を
観測し、位置合わせ遷移部の記録された向きが、書込み
素子が移送方向に対して好ましい向きを有することを示
すまで、テープヘッドの磁軸と媒体の移送方向との間の
ヘッド対媒体角を調整することにより得られる。
【0025】ここで、図3、図4、図5および図6が参
照され、その図面では、テープヘッド10は、少なくと
も1つの書込み素子41(2つの書込み素子41が示さ
れる)と、少なくとも1つの位置合わせ素子31(2つ
が示される)とを備える。位置合わせ素子31は、以下
に説明されるように、テープヘッド10の製造中に書込
み素子41と一体に形成される。位置合わせ素子31
は、第1の可変のピッチ(P1、P2)だけ互いから離隔
して配置される。第1の可変のピッチ(P1、P2)は、
位置合わせ素子31の中央の間で測定することができる
(図3に示される)か、あるいは、第1の可変のピッチ
(P1、P2)を測定するために、たとえば、1つの位置
合わせ素子31の上端から別の位置合わせ素子31の下
端までの距離のような、いくつかの他の基準点を選択す
ることができる。好ましい実施形態では、第1の可変の
ピッチ(P1、P2)は互いに等しい(すなわち、P1
2)。しかしながら、第1の可変のピッチ(P1
2)は等しい必要はなく、位置合わせ素子31間で変
更することができる。たとえば、ピッチP1は、ピッチ
2より長くすることができ、その逆にすることもでき
る。位置合わせ素子31および書込み素子41は、磁界
(図示せず)を生成するように構成される。磁界は、テ
ープヘッド10に供給される書込み電流(図示せず)に
よって誘発される。書込み電流を供給するために必要と
される原理および電子装置は、テープヘッド技術におい
てよく知られている。たとえば、コイルを形成するため
に、テープヘッド10内に形成されるアパーチャ(図示
せず)を通して導体(図示せず)を引き回すことができ
る。導体に供給される電流が、磁界を誘発することがで
きる。
【0026】図4では、書込み素子41からの磁界が、
媒体20上の複数の書込み遷移部43を書き込む。媒体
20は、相対するエッジ21および23を備え、移送方
向Tにテープヘッド10を横切って移送される。媒体2
0には、たとえば、データ記憶の応用形態において用い
られるタイプのような磁気テープを用いることができ
る。書込み遷移部43は、媒体20上の書込みバンド4
5を画定する。同様に、位置合わせ素子31からの磁界
は、媒体20上に複数の位置合わせ遷移部33を書き込
む。位置合わせ遷移部33は、媒体20上の位置合わせ
バンド35を画定する。移送方向Tは、左から右の方向
にテープヘッド10を横切って移動するように示される
が、本発明の原理は、右から左への移送方向にも同様に
当てはまる。位置合わせ素子31は、媒体20に書き込
まれる位置合わせ遷移部33が、書き込まれた遷移部4
3と干渉せず、遷移部43を上書きしないように、書込
み素子41に対して配置することができる。さらに、位
置合わせ遷移部33は、位置合わせ遷移部33が、他に
使用するための予め指定されている媒体20上の領域A
(4つが示される)を占有しないように、媒体20上に
配置することができる。
【0027】領域Aのための応用形態は、磁気テープ上
のデータ記憶のためのフォーマット仕様に準拠すること
を含む。たとえば、フォーマット仕様は、リニアテープ
オープンフォーマット(LTO)、ULTRIUM(登
録商標)フォーマット、TRAVAN(登録商標)フォ
ーマット、およびMAGSTAR(登録商標)MP35
70フォーマットを含むことができる。典型的な高密度
テープ記憶の応用形態のためのフォーマット仕様では、
領域Aは、複数のデータバンドを含むことができる。各
データバンドは、データヘッドを用いて、データバンド
に書き込まれるか、あるいはデータバンドから読み出さ
れるデータを含む。書込み素子41が媒体20上にサー
ボコードを書き込むサーボライタヘッドの応用形態で
は、その技術に関して、サーボコードを含む書き込まれ
た遷移部43が、データバンド内のデータと干渉せず、
そのデータを上書きしないことがよく知られている。し
たがって、媒体20上の互いに対する書込みバンド4
5、位置合わせバンド35および任意のデータバンドの
位置は、フォーマット仕様によって規定されるであろ
う。
【0028】本発明の一実施形態では、書き込まれた遷
移部43は、媒体20上に予め記録されるサーボコード
を含む。サーボコードは、製造プロセスの一部として予
め記録することができる。サーボコードは、書込みバン
ド45が移送方向Tに平行である有効なサーボバンドに
なるように、書込みバンド45を占有する。領域Aは、
位置合わせ遷移部33がサーボコードを上書きせず、か
つ位置合わせ遷移部33がサーボコードと干渉しないよ
うに、サーボバンドを含むことができる。位置合わせ遷
移部33がサーボコードに接近し、位置合わせ遷移部3
3からの磁界がサーボコードと接触する場合には、サー
ボコードとの干渉が生じるようになり、それによりサー
ボコードを上書きするか、消去するか、あるいはサーボ
コードに誤りを発生させる。そのフォーマット仕様は、
位置合わせ遷移部33とサーボコードとの間に悪影響を
及ぼすのを防ぐように設計されるべきである。
【0029】第1の固定された向きO1は、磁軸Mと同
一直線上になるようにでき、その結果、位置合わせ素子
31は互いに同一直線上にあり、磁軸Mに沿って位置合
わせされる(図3および図5を参照されたい)。一方、
第1の固定された向きO1は、磁軸Mに平行であり、位
置合わせ素子31は、図6の平行な軸A1およびA2によ
って示されるように、磁軸Mからオフセットされた位置
を有する。平行な軸(A1およびA2)のうちの同じ軸に
沿って配置される位置合わせ素子31は、互いに同一直
線上にある(軸A1を参照されたい)。
【0030】ここで図5、図6、図7a、図7b、図8
a、図8bが参照され、その中では、媒体20が、移送
方向Tにテープヘッド10を横切って移送される。書込
み素子41は、位置合わせ素子31によって媒体20上
に書き込まれる位置合わせ遷移部33を観測し(図4参
照)、個別の位置合わせバンド35内の位置合わせ遷移
部33の記録された向きΔ1(図7a、図7b、図8a
および図8b参照)が、書込み素子41が移送方向Tに
対して好ましい向きβを有することを示す(図5および
図6参照)まで、磁軸Mと移送方向Tとの間のヘッド対
媒体角θを調整することにより、移送方向Tと正確に位
置合わせすることができる。それゆえ、媒体20がテー
プヘッド10を横切って移送されるのに応じて、ヘッド
対媒体角θがθ1からθ2に調整されるので、位置合わせ
遷移部33の記録された向きΔ1は、図7a、図7bお
よび図8a、図8bに示されるようにΔ1からΔ2に変化
する。
【0031】本発明の一実施形態では、好ましい向きβ
は移送方向Tに垂直であり、ヘッド対媒体角θ2は90
°である。第1の固定された向きO1が磁軸Mと同一直
線上にあるので、ヘッド対媒体角θ2が90°であると
き、好ましい向きβも90°である。また、ヘッド対媒
体角θ2が90°であるとき、記録された向きΔ2も90
°である。しかしながら、本発明は、ここに図示および
記載される角度に限定されるものと解釈されるべきでは
ない。好ましい向きβ、記録された向きΔ2、およびヘ
ッド対媒体角θは、90°以外の角度にすることができ
る。さらに、その角度は互いに同じである必要はない。
たとえば、ヘッド対媒体角θが90°であるとき、記録
された向きΔ2は45°に、好ましい向きβは60°に
することができる。好ましい向きβ、記録された向きΔ
2、およびヘッド対媒体角θの間の実際の関係は、応用
形態によるであろう。
【0032】本発明の別の実施形態では、図5および図
7bに示されるように、位置合わせ素子31が互いに同
一直線上にあり、磁軸Mに沿って位置合わせされるよう
に、第1の固定された向きO1が磁軸Mと同一直線上に
ある。それゆえ、記録された向きΔ2が移送方向Tに垂
直である場合、磁軸Mが移送方向Tにほぼ正確に垂直に
位置合わせされているとき(すなわちθ2=90°)、
近接する位置合わせバンド35内の位置合わせ遷移部3
3は互いに同一直線上にある。
【0033】図6および図8bを参照すると、本発明の
さらに別の実施形態では、図6の平行な軸A1およびA2
によって示されるように、第1の固定された向きO1
磁軸Mに平行である。同じ平行な軸に沿って配置された
位置合わせ素子31は互いに同一直線上にあり、磁軸M
に平行である(軸A1を参照)。結果として、記録され
た向きΔ2が移送方向Tに垂直である場合、磁軸Mが移
送方向Tにほぼ完全に垂直に位置合わせされているとき
(すなわちθ2=90°)、同じ平行な軸(軸A1を参
照)に沿って配置される位置合わせ素子31によって書
き込まれる位置合わせ遷移部33は互いに同一直線上に
ある。
【0034】図9および図10では、位置合わせ素子3
1は、約10.0μm〜約300.0μm長の長さL2
を有することができる。実際の長さL2は応用形態に依
存し、媒体20上に書き込まれる位置合わせ遷移部33
のための所望のサイズに依存する。具体的には、長さL
2は、以下に説明されるように、位置合わせ遷移部33
を読み取るための読取り変換器の能力によって決定され
る場合がある。位置合わせ素子31の長さL2は同じで
ある必要はない、すなわち、図9および図10に示され
る2つの位置合わせ素子31は、異なる長さL2を有す
ることができる。長さL2は、位置合わせ遷移部33が
サイズおよび形状が均一であるように、全ての位置合わ
せ素子31の場合に同一であることが好ましい。さら
に、読取りヘッド上の読取り変換器は、以下に説明され
るように、位置合わせ遷移部を読み取るために問題のな
いサイズにすることができる。
【0035】位置合わせ素子31は、1.0μm未満の
線幅W2(すなわち、W2<1.0μm)を有することが
できるか、あるいは位置合わせ素子31は、1.0μm
以上の線幅W2(すなわち、W2≧1.0μm)を有する
ことができる。
【0036】本発明の一実施形態では、書込み素子41
は、図9および図10に示されるように、第1の線幅W
1と第1の長さL1とを有する。位置合わせ素子31の線
幅W 2は、書込み素子41の第1の線幅W1以下である
(すなわち、W2≦W1)。別の実施形態では、第1の線
幅W1は、1.0μm未満(すなわち、W1<1.0μ
m)にすることができるか、第1の線幅W1は、1.0
μm以上(すなわち、W1≧1.0μm)にすることが
できる。書込み素子41は、約10.0μm〜約30
0.0μm長である第1の長さL1を有することができ
る。また図9および図10は、第1の可変のピッチ(P
1、P2)が、1つの位置合わせ素子31の上端から別の
位置合わせ素子31の下端まで測定することができるこ
とをも示す。
【0037】位置合わせ素子31および書込み素子41
は、当分野においてよく知られているフォトリソグラフ
ィ技術を用いて、テープヘッド10上に形成することが
できる。たとえば、薄膜の磁気抵抗テープヘッド用の読
取り変換器および書込み変換器を形成するために、フォ
トリソグラフィを用いることが、当分野においてよく知
られている。
【0038】位置合わせ素子31および書込み素子41
を形成するためにフォトリソグラフィを用いることに対
する利点は、フォトリソグラフィによる精度で、互い
に、かつ磁軸Mに対して位置合わせ素子31および書込
み素子41を配置することができることを含む。結果と
して、第1の固定された向きO1は、高精度で決定する
ことができる。たとえば、第1の固定された向きO
1は、位置合わせ素子31の場合に90°に、書込み素
子41の場合に45°に設定することができる。CAD
装置を用いて、パターン(すなわち形状)、サイズ(す
なわち幅および高さ)を電子工学的に描き、位置合わせ
素子31および書込み素子41の場所を決定することが
できる。たとえば、磁軸Mは、所定の線(磁軸M)に対
する位置合わせ素子31および書込み素子41の位置お
よび向きを決定するCADレイアウトにおいて、予め決
められた線にすることができる。それゆえ、図9および
図10では、位置合わせ素子31は、同一直線上にある
か(図9参照)、平行であるか(図10参照)、あるい
は磁軸Mに対してどの角度にも向けられるように、配置
することができる。
【0039】したがって、図11aおよび図11bで
は、テープヘッド10は、互いに平行ではない相対する
辺12および14を有する多角形状を有する(すなわ
ち、テープヘッド10は長方形ではない)。移送方向T
に垂直に見えるように辺14を位置合わせすることを試
みても、この位置合わせ技術は、磁軸Mが辺14に平行
であることを想定しており、ここで辺14が平行ではな
いので、ヘッド対媒体角θは移送方向Tに垂直にはなら
ないであろう。同様に、媒体20の相対するエッジ21
および23に平行に見えるように辺12を位置合わせす
ることを試みても、磁軸Mが辺12に垂直であることが
想定されており、ここで辺12が垂直ではないので、ヘ
ッド対媒体角θは移送方向Tに垂直にはならないであろ
う。それゆえ、本発明の位置合わせ素子31は、テープ
ヘッドの辺とその磁軸との間の想定された関係に基づく
従来の技術を改善する。結果として、図11aおよび図
11bでは、テープヘッド10の形状が不均一であるこ
とに関係なく、テープヘッド10を調整して(50)ヘ
ッド対媒体角θが移送方向Tに垂直になるまで、位置合
わせ遷移部33を観測することができる。
【0040】さらに、磁軸Mと移送方向Tとの間の位置
合わせが生じている時点を判定することが、位置合わせ
遷移部33の記録された向きΔを観測することによるの
で、テープヘッド10が互いに平行な辺12および14
を有し、磁軸Mが辺14に平行ではなく、かつ/または
辺12に垂直ではない場合でも、本発明の原理によれ
ば、磁軸Mが移送方向Tと位置合わせされるであろう。
第1の固定された向きO 1は、テープヘッド10の製造
中に確立されるので、位置合わせ遷移部33の記録され
た向きΔは、移送方向Tに対する書込み素子41の向き
と、移送方向Tに対する書き込まれた遷移部43の向き
との正確な指示子になる。
【0041】本発明の一実施形態では、位置合わせ遷移
部33の記録された向きΔは、位置合わせ遷移部33が
媒体20の少なくとも一部に書き込まれた後に、磁気的
に反応する材料(図示せず)を媒体20に塗着すること
により観測される。磁気的に反応する材料は、位置合わ
せ遷移部33がこの磁気的に反応する材料によって視認
可能にされるように、媒体20の位置合わせ遷移部33
を有する部分に塗着される。一旦、視認可能にされたな
ら、位置合わせ遷移部33の向きを基準点と比較するこ
とができる。たとえば、相対するテープエッジ(21、
23)あるいは移送方向Tを基準点として用いることが
できる。媒体20の幅および位置合わせ遷移部33のサ
イズに応じて、位置合わせ遷移部33を視認し、それを
基準点に対して比較するために、拡大装置を用いること
が必要とされる場合がある。たとえば、所望の記録され
た向きΔが相対するテープエッジ(21、23)に垂直
である場合には、位置合わせ遷移部33は、その端部に
垂直になるはずである。位置合わせ遷移部33が垂直で
ない場合には、ヘッド対媒体角θが、記録された向きΔ
が相対するエッジ(21、23)および/または移送方
向Tに垂直に位置合わせされるように計算どおりに調整
される。上記のプロセスは、記録された向きΔが相対す
るテープエッジ(21、23)に垂直になるまで繰り返
すことができる。磁気的に反応する材料は、限定はしな
いが、たとえば、強磁性粒子および磁性流体を含む。磁
性流体を用いて、媒体20の一部をコーティングし、位
置合わせ遷移部33を視認可能にすることが好ましい。
【0042】本発明の別の実施形態では、図12に示さ
れるように、位置合わせ遷移部33は、第1の電気信号
1(破線で示される)を読み取るように構成される第
1の読取り素子40(2つが示される)を有する個別の
読取りヘッド60によって観測される。読取りヘッド6
0は媒体20と接触し(その接触は直接的であっても、
非常に接近していてもよい)、第1の電気信号S1は、
媒体20が移送方向Tに読取りヘッド60を横切って移
送されるのに応じて、第1の読取り素子40上を通過す
る位置合わせ遷移部33によって生成される。ヘッド対
媒体角θは、第1の電気信号S1が、記録された向きΔ
が移送方向Tに対して好ましい位置合わせを有すること
を示す所定のシグネチャ(電気的あるいは電子的)と一
致するまで、調整される(50)。結果として、所定の
シグネチャは、書込み素子41が移送方向Tに対する好
ましい向きβを有することも指示する。第1の電気信号
1は、たとえば、読取りヘッド60と電気的に通信で
きるオシロスコープのような信号測定装置の画面80上
で観測することができる。図12では、第1の電気信号
1は、オシロスコープ(図示せず)の画面80のチャ
ネル1 CH1上で観測される。画面80は、x軸X上
で時間を、y軸Y上で第1の電気信号S1の振幅Amp
1を示す。振幅Amp1には、たとえば、第1の読取り
素子40によって生成される読取り電流の測定値を用い
ることができる。第1の電気信号S1はローレンツの分
布を有することができ、ピーク検出を用いて、第1の電
気信号S1のピーク振幅PA1が所定のシグネチャと一致
するか否かを判定することができる。
【0043】本発明のさらに別の実施形態では、読取り
ヘッド60は、近接する位置合わせバンド35内の位置
合わせ遷移部33によって生成される第2の電気信号S
2(破線で示される)を読み取るように構成される少な
くとも1つの第2の読取り素子40を備えることができ
る。ヘッド対媒体角θは、第1および第2の電気信号
(S1およびS2)が所定のシグネチャと一致するまで調
整される(50)。上記のように、所定のシグネチャ
は、書込み素子41が移送方向Tに対して好ましい向き
βを有することも示す。第1および第2の電気信号(S
1およびS2)は、たとえば、画面80上で観測すること
ができる。図12では、第1の電気信号S1は、チャネ
ル1 CH1上で観測され、第2の電気信号S2は、チ
ャネル2 CH2上で観測される。所定のシグネチャに
は、第1の電気信号S1のピーク振幅PA1と、許容可能
な範囲DT内に概ね時間的に同期して生じる第2の電気
信号S 2のピーク振幅PA2とを用いることができる。た
とえば、第1および第2の電気信号(S1およびS2
は、ローレンツの分布を有することができ、ピーク検出
を用いて、ピーク振幅(PA1およびPA2)が所定のシ
グネチャと一致するか否かを判定することができる。
【0044】理想的には、位置合わせ遷移部33が互い
に同一直線上にあり、記録された向きΔが軸Cによって
示されるような移送方向Tとの好ましい位置合わせ状態
(Δ=90°)を有するとき、ピーク振幅PA1および
PA2は、図12に示されるように、概ね同期して生じ
るであろう。しかしながら、第1および第2の電気信号
(S1およびS2)のピーク振幅PA1およびPA2は、許
容可能な範囲DTによって示されるような許容可能な時
間窓内に生じることができる。
【0045】一方、位置合わせ遷移部33が、Δ ≠9
0°のように互いに同一直線上にないとき(図7a参
照)、第1および第2の電気信号(S1およびS2)のピ
ーク振幅PA1およびPA2は、PA1がPA2の前あるい
は後に生じるように、あるいはその逆になるように、互
いに対して時間的にシフトされるであろう。あらゆる場
合に、その時間シフトが許容可能である度合いは応用形
態に依存し、許容可能な範囲DTは、所与の応用形態の
場合に許容可能である時間シフトを規定する時間差であ
る。
【0046】好ましい位置合わせは移送方向Tに垂直で
ある(すなわち、図12において、記録された向きΔ=
90°)であるが、好ましい位置合わせは、移送方向T
に対して90°である必要はない。上記のように、記録
された向きΔのための他の角度でも、好ましい位置合わ
せのための条件を満たすことができる。さらに、図12
に示される方法以外の方法を用いて、位置合わせ遷移部
33を観測できることが、当業者には理解されよう。た
とえば、信号をコンピュータ(CPU)あるいはDSP
によって処理できるように、信号をデジタル領域に変換
する(たとえば、デジタル/アナログコンバータを用い
て)ために、第1および/または第2の電気信号(S1
およびS2)をシステムに接続することができる。CP
U/DSP上で実行されるアルゴリズムが、第1の電気
信号S1および/または第2の電気信号S2が所定のシグ
ネチャと一致する時点を判定することができる。システ
ムからの出力信号を用いて、所定のシグネチャと一致す
るまで、ヘッド対媒体角θを調整することができる(5
0)。テープヘッド10は、フィールド交換可能ユニッ
ト(FRU)(図示せず)等に取り付けることができ
る。システムからの出力信号を用いて、FRUあるいは
テープヘッド10に接続され、FRUあるいはテープヘ
ッド10の方位角を調整するように構成される精密アク
チュエータを制御することができる。たとえば、精密ア
クチュエータには、ステッパモータ、あるいは微細機械
式アクチュエータ等を用いることができる。移送方向T
に対してテープヘッド10を調整する(50)ための別
の方法は、所定のシグネチャがシステムによって一致さ
れまで、あるいは図12に示されるような画面上で視覚
的に観測されるまで、精密マイクロメータを用いて、テ
ープヘッド10の方位角を手動で調整することであろ
う。さらに、第1および第2の電気信号(S1および
2)をシステムによって処理して、移送方向Tを横切
る方向Zにテープヘッド10を移動させることができ
る。その移動を用いて、テープヘッド10を媒体20上
の中央に配置し、かつ/または読取り素子40上に中心
がくるように位置合わせバンド35を配置することがで
きる。
【0047】ここで図17を参照すると、テープヘッド
10は、位置合わせ素子31および書込み素子41と一
体に形成される少なくとも1つの読取り素子51(3つ
が示される)を備える。各読取り素子51は、位置合わ
せ素子31の選択された1つと対をなし、位置合わせさ
れる(破線A´を参照)。位置合わせ遷移部33が媒体
20(図示せず)上に書き込まれる際に、媒体20が移
送方向Tにテープヘッド10を横切って移送されるのに
応じて、位置合わせ遷移部33が読取り素子51上を通
過するように、読取り素子51は位置合わせ素子31の
下流に配置される。読取り素子51は、位置合わせ遷移
部33が読取り素子51上を通過する際に、位置合わせ
遷移部33に応答して読取り信号(図示せず)を生成す
るように構成される変換器である。読取り素子51から
の読取り信号は、読取り信号の大きさが、位置合わせ遷
移部33が良好に書き込まれたことを指示するか否かを
判定するために解析される。
【0048】それゆえ、読取り信号を用いて、書き込ま
れた位置合わせ遷移部33の有効性をモニタすることが
できる。位置合わせ素子31に供給される書込み電流
が、結果として、位置合わせ遷移部33が図12の第1
および第2の読取り素子40によって容易に検出される
ようにする磁界の生成には不十分である場合には、各読
取り素子51からの読取り信号の大きさをモニタし、そ
れを用いて、対をなす位置合わせ素子31に供給される
書込み電流を増加することができる。たとえば、読取り
ヘッド60によって、位置合わせ遷移部33が容易に検
出されない場合には、正確な位置合わせを達成するのが
困難である場合がある。それゆえ、正確な位置合わせを
容易にするために、位置合わせ遷移部33が媒体20上
に良好に書き込まれるようにすることが望ましい。読取
り信号の大きさは、図12を参照して先に記載されたオ
シロスコープを用いてモニタすることができ、書込み電
流は、読取り信号が、位置合わせ遷移部33が良好に書
き込まれたことを指示するまで、増加させることができ
る。上記のようなCPUあるいはDSPを含むシステム
を用いて、読取り信号をモニタし、かつ位置合わせ素子
に供給される書込み電流を制御することができる。読取
り信号の大きさが、位置合わせ遷移部33が良好に書き
込まれたことを指示しない場合には、適切なレベルまで
書込み電流を増加させることができる。
【0049】上記の実施形態では、書込み素子41を好
ましい向きβに位置合わせすることに関連して、位置合
わせ素子31および位置合わせ遷移部33が説明され
た。しかしながら、本発明の位置合わせ素子31は、テ
ープヘッドを、テープヘッドを横切って移送される媒体
の移送方向に位置合わせする必要がある状況に適用する
ことができる。
【0050】さらに、位置合わせ遷移部33が他に用い
るために予め指定されている領域Aを占有しない上記の
実施形態とは対照的に、位置合わせ素子31は、位置合
わせ遷移部33が図18bに示されるように、領域Aを
占有するように配置することができる。
【0051】ここで図18aを参照すると、媒体20
は、位置合わせバンド35内に書き込まれた位置合わせ
遷移部33を有する。ヘッド対媒体角θは、記録された
向きΔが移送方向Tに対して好ましい位置合わせを有す
るまで、調整することができる(50)。図12の読取
りヘッド60を用いてテープヘッド10を位置合わせす
るプロセス、あるいは磁気的に反応する材料の塗着を用
いて、位置合わせ遷移部33が確実に好ましい位置合わ
せ状態を有するようにすることができる。図18aで
は、好ましい位置合わせは、記録された向きΔが90°
である時点である。結果として、位置合わせ遷移部33
は、好ましい位置合わせ状態で媒体20上に予め記録さ
れる。
【0052】ここで図18bを参照すると、図18aの
媒体20が、その後、移送方向Dにデータヘッド70を
横切って移送される。移送方向Dは、図18bに示され
るように、左から右であるか、あるいはその逆にするこ
とができる。データヘッド70は、位置合わせ遷移部3
3がデータ素子81上を通過するのに応答して、データ
信号S1およびS2を生成するように構成される複数のデ
ータ素子81(2つが示される)を備える。データ素子
81は、磁軸M´に沿って形成される。データヘッド7
0には、たとえば、サーボ読取り/書込みヘッドを用い
ることができる。
【0053】データヘッド70間の正確な位置合わせ
は、データ信号S1およびS2が、データヘッド70が移
送方向Dに対して好ましい方位角を有することを示すシ
グネチャと一致するまで、磁軸M´と移送方向Dとの間
のデータヘッド対媒体角Ψを調整する(55)ことによ
り得られる。好ましい方位角は、磁軸M´が移送方向D
に垂直になる(Ψ=90°)時点であることが好まし
い。
【0054】データヘッド70は、磁軸M´に沿って形
成される少なくとも1つの書込み素子(図示せず)を備
えることができる。データヘッド70が移送方向Dに対
して好ましい方位角Ψを有するとき、書込み素子および
データ素子81はいずれも、移送方向Dと位置合わせさ
れる(すなわち、図5の書込み素子41の好ましい向き
βと同様)。
【0055】図12を参照して先に記載された方法を用
いて、データ信号(S1およびS2)を解析し、シグネチ
ャが一致するまで方位角を調整することができる(5
5)。一旦、方位角の調整が完了すれば、データ素子8
1は、新しいデータで位置合わせ遷移部33を上書きす
ることができる。サーボライタの応用形態では、書込み
素子41から書き込まれた遷移部45は、データヘッド
70のサーボ素子91によって読み取られ、横断方向Z
´にあるデータヘッド70を移送方向Dに移動するため
に用いることができるサーボコードを含む。データヘッ
ド70の移動を用いて、データ素子81を、各データバ
ンドA上に配置することができる。データ素子81は、
2つあるいはそれ以上のデータ素子が1つデータバンド
A内の1つの位置合わせ遷移部33を読み取るように配
置することができるか(図18bを参照)、あるいはデ
ータ素子81は、データ素子81が、個別のデータバン
ドA内の位置合わせ遷移部33を読み取るように配置す
ることができる(図12の読取りヘッド60の場合に示
された構成と同様)。いずれの場合でも、データ素子8
1によって、2点の測定が行われる。第1の場合には
(図18b)、データ素子81は、同じ位置合わせ遷移
部33からの2点を検出する。第2の場合には(図12
と同様)、データ素子81は、データヘッド70の上端
および下端において、データバンドA内に配置される個
別の位置合わせ遷移部33からの2点を検出する。横断
方向Z´におけるデータヘッド70の移動を用いて、媒
体20の幅W(図4を参照)を上下にデータヘッド70
を移動させ、種々のデータバンドAからデータを読み取
るために、データ素子81を配置することができる。サ
ーボ素子91はデータ素子81と位置合わせされるの
で、移送方向Dに対するデータ素子81の位置合わせに
よって、サーボ素子91も移送方向Dに対して位置合わ
せされる。
【0056】本発明の原理は、データヘッドを媒体の移
送方向と位置合わせするためにも適用することができ
る。たとえば、データヘッドは、媒体からのデータを格
納および検索するために用いられる媒体ドライブ内の構
成要素にすることができる。媒体ドライブは、たとえ
ば、コンピュータあるいはネットワークと接続すること
ができる。媒体に対するデータヘッドの位置合わせは、
本発明の位置合わせ遷移部33を用いて達成される。
【0057】したがって、図18aにも示される、本発
明の別の実施形態では、位置合わせ遷移部33は、図1
8を参照して先に記載されたように、1つあるいは複数
の位置合わせバンド35において、好ましい位置合わせ
状態で媒体20上に予め記録される(この実施形態を例
示するために、書込み素子41およびその対応する書込
み遷移部43ならびに書込みバンド45は無視されるこ
とになる)。
【0058】図18bでは、媒体20は、予め記録され
た位置合わせ遷移部33を備えており、磁軸M´上に位
置合わせされるデータ素子81(2つが示される)を含
むデータヘッド70を横切って移送される。位置合わせ
バンド35の位置は、データあるいはサーボコード記憶
のような他の目的で使用するために予め指定されている
領域Aに対応することができる。データ素子81は、領
域A内のデータの読出しおよび/または書込みを行うこ
とができる。データ素子81は、位置合わせ遷移部33
がデータ素子81上を通過するのに応答して、データ信
号S1およびS2を生成するように構成される。データ信
号(S1およびS2)の一方あるいは両方が、データヘッ
ド70と接続される方位角制御ユニット(図示せず)に
よって受信される。方位角制御ユニットは、磁軸M´と
移送方向Dとの間のデータヘッド対媒体角Ψを調整する
(55)ように動作する。
【0059】データヘッド70と移送方向Dとの間の正
確な位置合わせは、データ信号(S 1およびS2)の一方
あるいは両方が、データヘッド70が移送方向Dに対す
る好ましい方位角を有することを示すデータシグネチャ
と一致するまで、データヘッド対媒体角Ψを調整する
(55)ことにより得られる。好ましい方位角は、磁軸
M´が移送方向Dに垂直になる時点である(Ψ=90
°)ことが好ましい。方位角を良好に調整した(55)
後に、位置合わせ遷移部33は、データ素子81によっ
て上書きすることができる。たとえば、データ素子81
は、データヘッド70に供給されるデータ電流に応答し
て磁界を生成することができる。磁界は、1つあるいは
複数のデータ遷移部(図示せず)で、位置合わせ遷移部
33のいくつかあるいは全てを上書きするように作用す
る。領域Aがサーボコードのために指定される場合に
は、位置合わせ遷移部33を上書きすることはオプショ
ンではなくなるであろう。代わりに、媒体20を、1回
あるいは定期的な位置合わせのメンテナンスの一部とし
て用いることができ、そのメンテナンスでは、媒体20
を含むカートリッジにより、領域A内の位置合わせ遷移
部33を用いてデータヘッド70を位置合わせする。位
置合わせをした後、そのカートリッジは取り出され、領
域A内に予め記録されたサーボコードを有する媒体20
を含むカートリッジによって置き換えられる。
【0060】さらに、データ信号(S1およびS2)を個
別に、あるいは組み合わせて用いて、横断方向Z´にあ
るデータヘッド70を移送方向Dに移動させ、データヘ
ッド70を媒体20上の中央に、かつ/またはデータ素
子81を各バンド(領域A)上の中央に配置することが
できる。上記のように、データ信号(S1およびS2)を
受信する制御システムを用いて、方位角を調整し(5
5)、横断方向Zにあるデータヘッド70を移動させる
ことができる。
【0061】図18bを参照して先に記載された実施形
態では、データ信号(S1およびS2)は、図12を参照
して先に記載されたようなCPU/DSPを用いて処理
することができる。同様に、データヘッド対媒体角Ψに
対する調整および横断方向Zにあるデータヘッド70の
移動は、図12を参照して先に記載されたような、アク
チュエータ、モータ等を用いて達成することができる。
【0062】図13に示されるように、本発明の一実施
形態では、テープヘッド10は、磁軸Mの第1の端部7
7に配置され、少なくとも1つの水平素子61(6つが
示される)を含む第1の全体位置合わせパターン63
と、磁軸Mの第2の端部79に配置され、少なくとも1
つの水平素子61(6つが示される)を含む第2の全体
位置合わせパターン65とを含む。水平素子61は位置
合わせ素子31および書込み素子41と一体に形成さ
れ、各水平素子61は、磁軸Mに対する第2の固定され
た向きO2を有する。第2の固定された向きO2は、磁軸
に垂直であることが好ましい。水平素子61は位置合わ
せ素子31および書込み素子41と一体に形成されるの
で、第2の固定された向きO2は、位置合わせ素子31
および書込み素子41を参照して先に記載されたよう
に、フォトリソグラフィによる精度で設定することがで
きる。
【0063】図14および図15を参照すると、媒体2
0が移送方向Tにテープヘッド10を横切って移送され
る際に、相対するエッジ21が第1の全体位置合わせパ
ターン63に近接し、水平素子61aが、相対するエッ
ジ21の外側で視認可能になる。同様に、相対するエッ
ジ23が第2の全体位置合わせパターン65に近接し、
水平素子61bが、相対するエッジ23の外側で視認可
能になる。磁軸Mと移送方向Tとの間の全体的な視認に
よる位置合わせは、水平素子(61a、61b)の一方
あるいは両方が各相対するエッジ(21、23)に平行
になるまで、ヘッド対媒体角θを調整する(50)こと
により得られる。
【0064】図14では、水平素子(61a、61b)
は、相対するエッジ(21、23)と破線67aおよび
67bとの間の角度δによって示されるように、各相対
するエッジ(21、23)に平行ではない。しかしなが
ら、図15では、ヘッド対媒体角θを調整した後に(5
0)、水平素子(61a、61b)の両方が、破線67
aおよび67bによって示されるように、相対するエッ
ジ(21、23)に平行である。位置合わせが視認可能
な位置合わせであるので、水平素子(61a、61b)
と、相対するエッジ(21、23)との間の平行な関係
は、全体的な関係である。好ましい向きβは移送方向T
とほぼ完全に垂直な位置合わせ状態にはなく、角度β´
によって示されるように、書込み素子41が移送方向T
と概ね垂直な位置合わせ状態にある。
【0065】水平素子61がミクロンあるいはサブミク
ロンの機構サイズを有する場合には、たとえば、マイク
ロスコープあるいはボアスコープのような光学的な拡大
装置を用いて、相対するエッジ(21、23)を参照し
て水平素子61を観測することが必要とされる場合があ
る。全体的な視認による位置合わせは、機械による視認
およびパターン認識を用いて全体的な視認による位置合
わせを達成することを含む、手動、あるいは自動化され
た方法で達成することができる。ヘッド対媒体角θの調
整50は、先に説明したように、テープヘッド10ある
いはFRUを移動させることにより達成することができ
る。テープヘッド10の全体的な視認による位置合わせ
の後、テープヘッド10は、視認可能な水平素子を隠す
ために、上下に(矢印Vを参照)テープヘッド10を移
動させることにより再配置することができる。上下方向
への移動Vは、全体的な視認による位置合わせによって
達成された相対するエッジ(21、23)に平行な関係
を保持する。
【0066】ここで図16aおよび図16bを参照する
と、水平素子61および81が、第2の可変のピッチ
(P3、P4)だけ離隔して配置される。第2の可変のピ
ッチ(P3、P4)は、約20.0μm〜約200.0μ
mの範囲内にすることができる。好ましい実施形態で
は、第2の可変のピッチ(P3、P4)は互いに等しい
(すなわちP3=P4)。しかしながら、第2の可変のピ
ッチ(P3、P4)は、図16bに示されるように等しい
必要はなく、ピッチP3をピッチP4より大きくすること
ができる。水平素子61は、図16aのように磁軸Mの
一方の側に対をなすように配列することができるか、あ
るいは水平素子81は、図16bのような磁軸Mに沿っ
て対称に配列することができる。
【0067】水平素子(61、81)は高さH1を有す
る。本発明の一実施形態では、高さH1は、1.0μm
未満である(すなわち、H1<1.0μm)。別の実施
形態では、高さH1は、1.0μm以上である(すなわ
ち、H1≧1.0μm)。水平素子(61、81)のた
めの高さH1は、全ての水平素子の場合に同じであるこ
とが好ましい。しかしながら、高さH1は、水平素子
(61、81)の中で変更することができる。水平素子
(61、81)は、全ての水平素子(61、81)の場
合に同じであることができるか、水平素子(61、8
1)の中で変更することができる幅WHを有する。幅WH
は、約50μm〜約1.0mm幅の範囲内にあることが
好ましい。
【0068】図14、図15、図16aおよび図16b
に示されるように、本発明の一実施形態では、第1およ
び第2の全体位置合わせパターン(63、65)は、水
平素子61と一体に形成され、磁軸Mと同一直線上にあ
る垂直素子71を備える。垂直素子71がいずれも、移
送方向Tに対する磁軸Mの場所の正確な視認可能な指示
子として機能するように、第1の全体位置合わせパター
ン63内の垂直素子71の少なくとも一部が相対するエ
ッジ21の外側で視認可能であり、第2の全体位置合わ
せパターン65内の垂直素子71の少なくとも一部が相
対するエッジ23の外側で視認可能である。磁軸Mと移
送方向Tとの間の全体的な視認による位置合わせは、水
平素子61の一方あるいは両方が各相対するエッジ(2
1、23)に平行であり、かつ垂直素子71の一方ある
いは両方が各相対するエッジ(21、23)との好まし
いエッジ向きφを有するまで、ヘッド対媒体角θを調整
すること(50)により得られる。好ましいエッジ向き
φは、相対するエッジ(21、23)に垂直であること
が好ましい。
【0069】図15に示されるように、本発明の別の実
施形態では、相対するエッジ(21、23)の外側で視
認することができる水平素子61は、テープヘッド10
を視覚的に媒体20上の中央に配置するために用いられ
る。先に記載したように、水平素子61を用いて、テー
プヘッド10の全体的な視認による位置合わせを行った
後、相対するエッジ(21、23)に対する平行な関係
が保持されるように、テープヘッド10を上下に移動さ
せることができ(V)、相対するエッジ21とテープヘ
ッド10の上端との間の距離がおおむねD1になるよう
に、かつ相対するエッジ23とテープヘッド10の下端
との間の距離が概ねD2になるように、テープヘッド1
0を視覚的に媒体20上の中央に配置することができ
る。それゆえ、テープヘッド10が媒体20に対して対
称的に中央に配置されることになる場合には、D1=D
2である。一方、テープヘッド10が媒体20に対して
対称ではない場合には、D1およびD2は、互いに概ね
等しくならなくてもよく、D1およびD2の値は応用形
態に依存するであろう。
【0070】さらに、上記の実施形態が垂直素子71を
含む場合には、垂直素子71を用いて、テープヘッド1
0の磁軸Mが確実に、各相対するエッジ(21、23)
に対する好ましいエッジ向きφを有するようにすること
ができる。たとえば、好ましいエッジ向きφ=90°で
あり、水平素子(61a、61b)が相対するエッジ
(21、23)に平行であるとき、テープヘッド10を
上下に移動させ(V)、媒体20上の中央に配置するこ
とができる。水平素子61は、全体的な視覚による位置
合わせ中に、相対するエッジ(21、23)の外側でも
っぱら視認可能である必要がある。その後、テープヘッ
ド10を上下に移動させ(V)、水平素子61を媒体2
0の背後に隠すことができる。
【0071】テープヘッド10を媒体20上の中央に配
置することの利点は、媒体20上に書込み遷移部(3
3、43)を書き込む前に、媒体20に対する書込み素
子41および位置合わせ素子31の近似的な位置がわか
るように、テープヘッド10を最初に視覚的に中央に配
置することを含む。
【0072】図16aを参照すると、垂直素子71は、
線幅WVおよび高さHVを有する。線幅WVは、約0.5
μm〜約3.0μm幅にすることができる。高さH
Vは、約20.0μm〜約200.0μmにすることが
できる。本発明の一実施形態では、垂直素子71の線幅
Vは、位置合わせ素子31の線幅W2以上である(図9
および図10を参照)(すなわち、WV≧W2)。
【0073】垂直素子71を用いることの1つの利点
は、それらの素子が位置合わせ素子31および書込み素
子41と一体に形成され、磁軸Mと同一直線上にあるこ
とである。結果として、移送方向Tに対する書込み素子
の改善された全体的な位置合わせが可能となる。なぜな
ら、垂直素子71が、テープヘッド10と、媒体20の
相対するエッジ(21、23)とに対して磁軸Mの場所
のための正確な視認マーカとして機能するためである。
それゆえ、本発明の全体的な視認による位置合わせは、
テープヘッドの形状に依存せず、テープヘッドが製造さ
れた後にテープヘッド上に形成される不正確な視認可能
な指示子より優れている。
【0074】垂直素子71および水平素子61を個別
に、あるいは組み合わせて用いて、テープヘッド10の
全体的な視認による位置合わせを達成することができ
る。手動あるいは自動化された手段により、上記のよう
な垂直素子71および/または水平素子61を用いて全
体的な視認による位置合わせを実行することができる。
【0075】本発明の別の実施形態では、テープヘッド
10の全体的な位置合わせは、以下に記載されるように
水平素子61を用いて達成される(図13、図14およ
び図15を参照)。水平素子61は、磁軸Mのそれぞれ
第1および第2の端部(77、79)に配置される第1
および第2の全体位置合わせパターン(63、65)に
含まれる。水平素子61は書込み素子41と一体に形成
される。しかしながら、図13、図14、および図15
に示されるような位置合わせ素子31は、全体的な視認
による位置合わせのみが望まれているので、この実施形
態には含まれない。移送方向Tに対する書込み素子41
の全体的な視認による位置合わせは、先に記載されたの
と同じようにして達成される。上記のような垂直素子7
1は、個別に、あるいは水平素子61と組み合わせて、
全体的な視認による位置合わせを達成するために、この
実施形態に含まれることができる。垂直素子71のため
の好ましいエッジ向きφは、相対するエッジ(21、2
3)に垂直である。図16aおよび図16bを参照して
先に記載されたような寸法(幅、高さおよび長さ)は、
上記の実施形態にも当てはまる。
【0076】水平素子61および垂直素子71は、位置
合わせ素子31および書込み素子41を参照して先に記
載されたような書込み電流に応答して磁界を生成するよ
うに構成することができる。しかしながら、水平素子6
1によって媒体20上に書き込まれる任意の遷移部は、
後続の書込み電流パルスによって入れ替えられる(すな
わち、上書きされる)であろう。同様に、垂直素子71
によって媒体20上に書き込まれる任意の遷移部は、水
平素子61からの遷移部によって基本的には上書きされ
るであろう。典型的には、相対するエッジ(21、2
3)に近いテープヘッド10の部分は、相対するエッジ
(21、23)において媒体が持ち上がるため、媒体2
0がテープヘッド10を横切って移送される際に、媒体
20と接触しない。この持ち上がりの結果、水平素子6
1および垂直素子71からの磁界が著しく低減され、磁
界強度が低すぎて媒体20上に遷移部を良好に書き込む
ことができないので、テープ上に書き込まれる遷移部
が、劣悪に画定されるか、あるいはほとんど存在しない
ように、媒体20はテープヘッド10から変動したある
距離だけ離れて存在する。
【0077】ここで記載されるように、位置合わせ素子
31、水平素子61および81、垂直素子71は、テー
プヘッドの当業者に知られている技術、および書込み素
子41および読取り素子51を形成するためのフォトリ
ソグラフィを用いて形成することができる。テープヘッ
ド10は、図3および図17に示されるようなフェライ
ト−ガラス−フェライト積層体から形成することがで
き、テープヘッド10は2つのフェライト層11間に挟
まれたガラス層13を備える。ガラス層13は、素子、
すなわち書込み素子41、位置合わせ素子31、読取り
素子51、水平素子(61、81)、および垂直素子7
1が一体に形成される平坦な表面を有することが好まし
い。テープヘッド10は、一枚のフェライト−ガラス−
フェライト材料から一括で形成することができ、その
後、鋸等を用いてそのシートから各テープヘッド10を
切り出すことができる。
【0078】マイクロエレクトロニクス技術においてよ
く知られているフォトリソグラフィプロセスを用いて、
素子のためのパターンを形成できるように、ガラス層1
3のための平坦な表面が望まれる。素子を形成する間隙
は、空気、フォトレジスト、あるいはいくつかの他の非
磁性材料から形成することができる。書込み素子41
は、たとえば、ハーフシェブロンパターン、フルシェブ
ロンパターン、ハーフダイヤモンドパターン、フルダイ
ヤモンドパターンを含む形状を有することができる(そ
れぞれ図3a、図3bおよび図3cを参照されたい)が
これらに限定されない。書込み素子41のための形状
は、ここに図示および記載される形状に限定されるもの
と解釈されるべきではなく、他の形状を用いることがで
き、応用形態、および書込み素子41によって書き込ま
れる遷移部を良好に読み取るための読取り変換器の能力
が、書込み素子41の形状を決定する。ガラス層13の
ために曲面を用いることができるが、曲面上に素子のた
めの均一なパターンを形成することはさらに難しい。さ
らに、曲面上に均一なパターンを形成することは、平面
上のパターンを形成するために必要とされるものより、
複雑で、高価な装置を必要とする。本発明の素子のため
のパターンを形成するために、従来のフォトリソグラフ
ィ装置を用いることができる。
【0079】本発明のテープヘッド10には、閉ループ
サーボヘッド、薄膜磁気抵抗ヘッド、薄膜磁気抵抗サー
ボ書込みヘッド等を用いることができる。たとえば、L
TOのような応用形態の場合には、素子のための機構サ
イズは、ミクロンおよびサブミクロン範囲になるが、本
発明の原理は、テープヘッドの変換器素子を媒体の移送
方向と位置合わせすること、あるいはテープヘッド自体
を媒体の移送方向に位置合わせすることが望まれる任意
のテープヘッドに当てはまる。
【0080】典型的なテープヘッド10を形成し、素子
(31、41、51、61、71および81)のための
パターンを形成する方法は、2000年1月25日にBe
ck等に付与された「Batch Fabricated Servo Write Hea
d Having Low Write-Gap Linewidth Variation」という
タイトルの米国特許第6,018,444号に記載され
ており、その全体を参照により本明細書に援用する。
【0081】本発明を、構造的と方法的特徴に関してあ
る程度特定的な言葉で説明したが、本明細書に開示した
手段は本発明を実施する好ましい形態を含むものであ
り、本発明はこれら図示し記載された特定の特徴に制限
されないことを理解されたい。したがって、本発明は、
均等の原則に従って適切に解釈される特許請求の範囲に
記載された範囲内におけるいかなる形態または変更につ
いても含むものである。本発明は、以下に要約される。
【0082】1.テープヘッド(10)を横切って移送
され、相対するエッジ(21、23)を有する媒体(2
0)の移送方向(T)に対して、前記テープヘッド(1
0)上に書込み素子(41)を正確に位置合わせするた
めの装置であって、前記書込み素子(41)と一体に形
成される少なくとも1つの位置合わせ素子(31)を備
え、前記書込み素子(41)および前記位置合わせ素子
(31)はいずれも、前記テープヘッド(10)の磁軸
(M)に対して第1の固定された向きを(O1)を有
し、前記書込み素子(41)および前記位置合わせ素子
(31)は、前記テープヘッドに供給される書込み電流
によって誘発される磁界を生成するように構成され、前
記書込み素子(41)が生成する前記磁界は、前記媒体
(20)上に複数の書込み遷移部(43)を書込み、そ
れにより前記媒体(20)上に書込みバンド(45)を
画定し、前記位置合わせ素子(31)が生成する前記磁
界は、前記移送方向(T)に対して記録された向き
(Δ)を有する複数の位置合わせ遷移部(33)を前記
媒体(20)上に書込み、それにより前記媒体(20)
上に位置合わせバンド(35)を画定し、前記正確な位
置合わせは、前記位置合わせバンド(35)内の前記位
置合わせ遷移部(33)を観測し、前記位置合わせ遷移
部(33)の前記記録された向き(Δ)が、前記書込み
素子(41)が前記移送方向(T)に対して好ましい向
き(β)を有することを示すまで、前記磁軸(M)と前
記移送方向(T)との間のヘッド対媒体角(θ)を調整
する(50)ことにより得られる、ことを特徴とする装
置。
【0083】2.前記位置合わせ素子(31)は、前記
位置合わせ遷移部(33)が前記書込み遷移部(43)
と干渉せず、前記書込み遷移部(43)を上書きもせ
ず、かつ他に使用するために予め指定されている前記媒
体(20)上の領域(A)を占有しないように配置され
ることを特徴とする第1項に記載の装置。
【0084】3.他に使用するために予め指定されてい
る前記媒体(20)上の前記領域(A)はフォーマット
仕様に準拠することを特徴とする第2項に記載の装置。
【0085】4.前記書込み遷移部(43)は、前記媒
体(20)上に予め記録されるサーボコードを含む請求
項1に記載の装置。
【0086】5.前記好ましい向き(β)は、前記移送
方向(T)に垂直であることを特徴とする第1項に記載
の装置。
【0087】6.前記ヘッド対媒体角(θ)は、前記好
ましい向き(β)が前記移送方向(T)と垂直であると
きに、90°であることを特徴とする第5項に記載の装
置。
【0088】7.前記位置合わせ素子(31)の前記第
1の固定された方向(O1)は、前記位置合わせ素子
(31)が前記磁軸(M)に沿って位置合わせされるよ
うに、前記磁軸(M)と同一直線上にあることを特徴と
する第1項に記載の装置。
【0089】8.前記位置合わせ素子(31)の前記第
1の固定された向き(O1)は、前記磁軸(M)に平行
(A1、A2)であり、前記位置合わせ素子(31)は、
前記磁軸(M)からオフセットされた位置を有すること
を特徴とする第1項に記載の装置。
【0090】9.前記位置合わせ遷移部(33)を観測
するために、前記テープヘッド(10)と所定の関係で
配置された個別の読取りヘッド(60)を備え、前記読
取りヘッド(60)は、前記媒体(20)が前記読取り
ヘッド(60)を横切って移送される際に、前記位置合
わせバンド(35)内に記録された前記位置合わせ遷移
部(33)から第1の読取り信号(S1)を生成するよ
うに構成された第1の読取り素子(40)を備え、前記
ヘッド対媒体角(θ)は、前記第1の読取り信号
(S1)が前記記録された向き(Δ)が前記移送方向
(T)に対して好ましい位置合わせ状態を示す所定のシ
グネチャと一致し、かつ、前記所定のシグネチャが前記
書込み素子(41)が前記移送方向(T)に対して好ま
しい向き(β)を有するまで調整される(50)、こと
を特徴とする第1項に記載の装置。
【0091】10.前記読取りヘッド(60)はさら
に、前記媒体(20)が前記読取りヘッド(60)を横
切って移送される際に、近隣の位置合わせバンド(3
5)内に記録された前記位置合わせ遷移部(33)から
第2の読取り信号(S2)を生成するように構成された
第2の読取り素子(40)を備え、かつ、前記所定のシ
グネチャは、指定された許容範囲DT内にほぼ同時に生
じる前記第1の読取り信号(S1)および前記第2の読
取り信号(S2)を有することを特徴とする第9項に記
載の装置。
【0092】11.少なくとも1つの水平素子(61)
を有し、前記磁軸(M)の第1の端部(77)に配置さ
れる第1の全体位置合わせパターン(63)を備え、少
なくとも1つの水平素子(61)を有し、前記磁軸
(M)の第2の端部(79)に配置される第2の全体位
置合わせパターン(65)を備え、前記第1および前記
第2の全体位置合わせパターン(63、65)の前記水
平素子(61)は、前記書込み素子(41)および前記
位置合わせ素子(31)と一体に形成され、前記各水平
素子(61)は、前記磁軸(M)に対して第2の固定さ
れた向きO2を有し、前記媒体(20)が前記テープヘ
ッド(10)を横切って移送される際に、前記相対する
エッジ(21、23)のうちの第1のエッジが前記第1
の全体位置合わせパターン(63)に近接し、前記水平
素子(61)が前記相対するエッジ(21、23)のう
ちの前記第1のエッジの外側で視認され、また前記相対
するエッジ(21、23)のうちの第2のエッジが前記
第2の全体位置合わせパターン(65)に近接し、その
前記水平素子(61)が前記相対するエッジ(21、2
3)のうちの前記第2の端部の外側で視認され、前記磁
軸(M)と前記移送方向(T)との間の全体視認位置合
わせは、前記水平素子(61)が前記第1のエッジおよ
び前記第2のエッジで構成される前記相対するエッジ
(21、23)のうちの一方あるいは両方と平行になる
まで、前記ヘッド対媒体角(θ)を調整することにより
得られ、前記全体視認位置合わせの後に、前記テープヘ
ッド(10)は、前記視認可能な水平素子(61)が隠
れるように再配置される、ことを特徴とする第1項に記
載の装置。
【0093】12.前記各相対するエッジ(21、2
3)の外側で視認可能な前記第1および前記第2の全体
位置合わせパターン(63、65)内の前記水平素子
(61)は、前記媒体(20)に対して前記テープヘッ
ド(10)を視覚的に中央に配置するように、前記テー
プヘッド(10)を調整するために用いられることを特
徴とする第11項に記載の装置。
【0094】13.前記第1および前記第2の全体位置
合わせパターン(63、65)は、前記磁軸(M)と同
一直線上にあり、前記水平素子(61)と一体に形成さ
れた垂直素子(71)を備え、前記第1および前記第2
の全体位置合わせパターン(63、65)内の前記垂直
素子(71)の少なくとも一部は、両方の前記垂直素子
(71)が、前記移送方向(T)に対する前記磁軸
(M)の場所の正確な視認可能な指示子として機能する
ように前記各相対するエッジ(21、23)の外側で視
認することができ、かつ、前記磁軸(M)と前記移送方
向(T)との間の前記全体視認位置合わせは、前記垂直
素子(71)の一方あるいは両方が、前記第1のエッジ
(21)あるいは前記第2のエッジ(23)に対して好
ましいエッジ向き(φ)を有するまで、前記ヘッド対媒
体角(θ)を調整することにより得られる、ことを特徴
とする第11項に記載の装置。
【0095】14.前記好ましいエッジ方向(φ)は、
前記相対するエッジ(21、23)に垂直であることを
特徴とする第13項に記載の装置。
【0096】15.前記書込み素子(41)および前記
位置合わせ素子(31)と一体に形成される少なくとも
1つの読取り素子(51)をさらに備え、前記読取り素
子(51)は、前記媒体(20)が前記移送方向(T)
に前記テープヘッド(10)を横切って移送される際
に、前記位置合わせ遷移部(33)が前記読取り素子
(51)上を通過するように、前記位置合わせ素子(3
1)と位置合わせされ(A´)、前記読取り素子(5
1)は、前記位置合わせ遷移部(33)に応答して読取
り信号を生成するように構成され、前記読取り信号は、
前記読取り信号の大きさが、前記位置合わせ遷移部(3
3)が良好に書き込まれたことを示すか否かを判定する
ために解析される、ことを特徴とする第1項に記載の装
置。
【0097】16.前記位置合わせ素子(31)に対す
る前記書込み電流は、前記読取り信号の大きさが前記位
置合わせ遷移部(33)が良好に書き込まれたことを示
さないときに、増加することを特徴とする第15項に記
載の装置。
【0098】17.前記位置合わせ素子(31)は、前
記位置合わせ遷移部(33)が他に使用するためにあら
かじめ指定されている前記媒体(20)上の領域(A)
を占有するように配置されることを特徴とする第1項に
記載の装置。
【0099】18.前記媒体(20)は移送方向Dに個
別のデータヘッド(70)を横切って移送され、前記デ
ータヘッド(70)は、前記データヘッド(70)の磁
軸(M´)に沿って形成される複数のデータ素子(8
1)を備え、前記データ素子(81)はそれぞれ、前記
位置合わせ遷移部(33)が前記データ素子(81)上
を通過するのに応答して、データ信号を生成するように
構成され、前記位置合わせ遷移部(33)は前記媒体
(20)上に予め記録され、前記移送方向(D)に対し
て好ましい位置合わせ状態を有し、前記データヘッド
(70)と前記移送方向(T)との間の前記正確な位置
合わせは、前記データ素子(81)のうちの少なくとも
2つからの前記データ信号を解析し、前記データ信号
が、前記データヘッド(70)が前記移送方向(D)に
対して好ましい方位角を有することを示すシグネチャと
一致するまで、前記磁軸(M´)と前記移送方向(D)
との間のデータヘッド対媒体角(Ψ)を調整する(5
5)ことにより得られる、ことを特徴とする第17項に
記載の装置。
【0100】19.前記データヘッド(70)はさら
に、前記磁軸(M´)に沿って形成される少なくとも1
つの書込み素子(91)を備え、前記書込み素子(9
1)および前記データ素子(81)はいずれも、前記デ
ータヘッド(70)が前記移送方向(D)に対して前記
好ましい方位角を有するときに、前記移送方向(D)と
位置合わせされることを特徴とする第18項に記載の装
置。
【0101】20.テープヘッド(10)を横切って移
送され、相対するエッジ(21、23)を有する媒体
(20)の移送方向(T)に対して、前記テープヘッド
(10)の書込み素子(41)を全体的に視認により位
置合わせするための装置であって、前記テープヘッド
(10)の磁軸(M)の第1の端部(77)に配置さ
れ、少なくとも1つの水平素子(61)を有する第1の
全体位置合わせパターン(63)を備え、前記磁軸
(M)の第2の端部(79)に配置され、少なくとも1
つの水平素子(61)を有する第2の全体位置合わせパ
ターン(65)を備え、前記第1および前記第2の全体
位置合わせパターン(63、65)の前記水平素子(6
1)は前記書込み素子(41)と一体に形成され、前記
各水平素子(61)は前記磁軸(M)に対して第2の固
定された向き(O2)を有し、前記書き込み素子(4
1)は、前記テープヘッド(10)に供給される書込み
電流によって誘発される磁界を生成するように構成さ
れ、前記磁界は、前記媒体(20)上に複数の書込み遷
移部(43)を書込み、それにより前記媒体(20)上
に書込みバンド(45)を画定し、前記媒体(20)が
前記テープヘッド(10)を横切って移送される際に、
前記相対するエッジ(21、23)のうちの第1のエッ
ジが、前記第1の全体位置合わせパターン(63)に近
接し、その前記水平素子(61)は前記相対するエッジ
(21、23)のうちの前記第1のエッジの外側で視認
可能であり、かつ、前記相対するエッジ(21、23)
のうちの第2のエッジが、前記第2の全体位置合わせパ
ターン(65)に近接し、その前記水平素子(61)は
前記相対するエッジ(21、23)のうちの前記第2の
エッジの外側で視認可能であり、前記移送方向(T)に
対する前記書込み素子(41)の前記全体視認位置合わ
せは、前記水平素子(61)の一方あるいは両方が前記
相対するエッジ(21、23)のうちの前記各第1ある
いは第2のエッジに平行になるまで、前記磁軸(M)と
前記移送方向(T)との間のヘッド対媒体角(θ)を調
整する(50)ことにより得られる、ことを特徴とする
装置。
【0102】21.前記第1および前記第2の全体位置
合わせパターン(63、65)はさらに、第2の可変の
ピッチ(P3、P4)だけ離隔して配置された複数の水平
素子(61)を備えることを特徴とする第20項に記載
の装置。
【0103】22.前記各相対するエッジ(21、2
3)の外側で視認することができる前記第1および前記
第2の全体位置合わせパターン(63、65)内の前記
水平素子(61)は、前記媒体(20)に対して前記テ
ープヘッド(10)を視覚的に中央に配置するように前
記テープヘッド(10)を調整するために用いられるこ
とを特徴とする第20項記載の装置。
【0104】23.前記第1および前記第2の全体位置
合わせパターン(63、65)はさらに、前記磁軸
(M)と同一直線上にあり、前記水平素子(61)と一
体に形成される垂直素子(71)を備え、前記第1およ
び前記第2の全体位置合わせパターン(63、65)内
の前記垂直素子(71)の少なくとも一部は、双方の前
記垂直素子(71)が前記移送方向(T)に対する前記
磁軸(M)の場所の正確な視認可能な指示子として機能
するように、それぞれの前記相対するエッジ(21、2
3)の外側で視認可能であり、前記移送方向(T)に対
する前記書込み素子(41)の前記全体視認位置合わせ
は、前記垂直素子(71)の一方あるいは両方が、前記
各第1および第2のテープエッジ(21、23)に対し
て好ましいエッジ向き(φ)を有するまで、前記ヘッド
対媒体角(θ)を調整することにより得られる、ことを
特徴とする第20項に記載の装置。
【0105】24.前記好ましいエッジ向き(φ)は、
前記相対するエッジ(21、23)に対して垂直である
ことを特徴とする第23項に記載の装置。
【0106】25.データヘッド(70)を横切って移
送される媒体(20)の移送方向(D)に対して前記デ
ータヘッド(70)を正確に位置合わせするために、前
記データヘッド(70)の少なくとも1つのデータ素子
(81)を用いるための装置であって、前記移送方向
(D)に対して好ましい位置合わせ(Δ)を有する位置
合わせバンド(35)内の前記媒体(20)上に予め記
録される複数の位置合わせ遷移部(33)を有し、前記
データ素子(81)は、前記媒体(20)が前記移送方
向(D)に前記データヘッド(70)を横切って移送さ
れる際に、前記位置合わせ遷移部(33)が前記データ
素子(81)上を通過するのに応答して、データ信号を
生成するように構成され、前記データヘッド(70)と
前記移送方向(D)との間の方位角を調整する(55)
ための方位角制御ユニットを備え、前記方位角制御ユニ
ットは前記データ信号を受信し、前記データヘッド(7
0)に接続され、前記正確な位置合わせは、前記データ
信号を解析し、前記データ信号が、前記データヘッド
(70)が前記移送方向(D)に対して好ましい方位角
を有することを示すシグネチャと一致するまで、前記デ
ータヘッド(70)と前記移送方向(D)との間のデー
タヘッド対媒体角(Ψ)を調整することにより得られ
る、ことを特徴とする装置。
【0107】26.前記好ましい方位角は、前記移送方
向(D)に垂直であることを特徴とする第25項に記載
の装置。
【0108】27.前記データ素子(81)は、前記デ
ータヘッド(70)に供給されるデータ電流に応答して
磁界を生成するように構成され、前記磁界は、前記位置
合わせ遷移部(33)の少なくとも一部を複数のデータ
遷移部で上書きすることを特徴とする第25項に記載の
装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは従来技術の視認可能な指示子を用いるテー
プヘッド位置合わせの位置合わせ前を表した図である。
bはその位置合わせ後を表す図である。
【図2】aはテープの縁を用いた従来技術によるテープ
ヘッド位置合わせの位置合わせ前を表す図である。bは
その位置合わせ後の図である。
【図3】aないしcは、本発明による書込み素子の形状
を表す図である。dは本発明による位置合わせ素子を含
むテープヘッドの外形図である。
【図4】本発明による、媒体上への位置合わせ遷移部お
よび書込み遷移部の書込み位置の例を表す図である。
【図5】本発明による第1の固定された向きを示す図で
ある。
【図6】本発明による好ましい向きを示す図である。
【図7】本発明による位置合わせ前後の記録された向き
を示す図である。
【図8】本発明による位置合わせ前後の記録された向き
を示す図である。
【図9】本発明による位置合わせ素子および書込み素子
の長さおよび線幅を示す図である。
【図10】本発明による位置合わせ素子および書込み素
子の長さおよび線幅を示す図である。
【図11】a、bはそれぞれ本発明による互いに平行で
はない辺を有するテープヘッドの位置合わせを示す図で
ある。
【図12】本発明による位置合わせ遷移部を観測するた
めの読取りヘッドおよび読み取りヘッドで生成された位
置合わせ遷移部に応答するデータ信号を表した図であ
る。
【図13】本発明による、全体の位置合わせのための水
平素子および垂直素子を有するテープヘッドを示す図で
ある。
【図14】本発明による全体的な視認による位置合わせ
前の垂直素子および水平素子を有するテープヘッドを示
す図である。
【図15】本発明による全体的な視認による位置合わせ
後の垂直素子および水平素子を有するテープヘッドを示
す図である。
【図16】本発明による水平素子および垂直素子の長
さ、幅、および高さを示す図である。
【図17】本発明による位置合わせ素子と対をなす読取
り素子が一体となったテープヘッドの平面図である。
【図18】aは、本発明による、媒体に位置合わせ遷移
部を書き込み、その後にその媒体を使用し、ヘッド対媒
体角を調整することで媒体の移送方向にデータヘッドを
正確に位置合わせするテープヘッドを表した図である。
bは、さらにテープ進行方向に対し縦方向にテープヘッ
ド位置を調整できるテープヘッドを表した図である。
【符号の説明】
10 テープヘッド 20 媒体 21、23 相対するエッジ 31 位置合わせ素子 33 位置合わせ遷移部 35 位置合わせバンド 40 読取り素子 41 書込み素子 43 書込み遷移部 45 書込みバンド 51 読取り素子 60 読取りヘッド 61 水平素子 63 第1の全体位置合わせパターン 65 第2の全体位置合わせパターン 70 データヘッド 71 垂直素子 77 第1の端部 79 第2の端部 81 データ素子(水平素子) 91 書込み素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ エム クリフォード ジュニア アメリカ合衆国 カリフォルニア94022 ロスアルトスヒル タングルウッドレーン 26789 Fターム(参考) 5D042 AA06 BA01 CA01 EA02 EA06 EA07 FA01 FA02 FA05 GA02 HA15 HA18 HB03 HC02 HC03 5D054 AA01 AB11 AB13 AB18 BB33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープヘッド(10)を横切って移送さ
    れ、相対するエッジ(21、23)を有する媒体(2
    0)の移送方向(T)に対して、前記テープヘッド(1
    0)上に書込み素子(41)を正確に位置合わせするた
    めの装置であって、 前記書込み素子(41)と一体に形成される少なくとも
    1つの位置合わせ素子(31)を備え、前記書込み素子
    (41)および前記位置合わせ素子(31)はいずれ
    も、前記テープヘッド(10)の磁軸(M)に対して第
    1の固定された向きを(O1)を有し、 前記書込み素子(41)および前記位置合わせ素子(3
    1)は、前記テープヘッドに供給される書込み電流によ
    って誘発される磁界を生成するように構成され、 前記書込み素子(41)が生成する前記磁界は、前記媒
    体(20)上に複数の書込み遷移部(43)を書込み、
    それにより前記媒体(20)上に書込みバンド(45)
    を画定し、 前記位置合わせ素子(31)が生成する前記磁界は、前
    記移送方向(T)に対して記録された向き(Δ)を有す
    る複数の位置合わせ遷移部(33)を前記媒体(20)
    上に書込み、それにより前記媒体(20)上に位置合わ
    せバンド(35)を画定し、 前記正確な位置合わせは、前記位置合わせバンド(3
    5)内の前記位置合わせ遷移部(33)を観測し、前記
    位置合わせ遷移部(33)の前記記録された向き(Δ)
    が、前記書込み素子(41)が前記移送方向(T)に対
    して好ましい向き(β)を有することを示すまで、前記
    磁軸(M)と前記移送方向(T)との間のヘッド対媒体
    角(θ)を調整する(50)ことにより得られる、こと
    を特徴とする位置決め装置。
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