JP2002181214A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP2002181214A
JP2002181214A JP2000383092A JP2000383092A JP2002181214A JP 2002181214 A JP2002181214 A JP 2002181214A JP 2000383092 A JP2000383092 A JP 2000383092A JP 2000383092 A JP2000383092 A JP 2000383092A JP 2002181214 A JP2002181214 A JP 2002181214A
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JP2000383092A
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Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
Kazuhiro Tateno
一博 舘野
Takeshi Yoneda
剛 米田
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失を低減することができる逆止弁
を提供すること。 【解決手段】 流通孔4を備えた弁座体2と、この弁座
体2に装着された弾性を有する弁体3とで構成され、こ
の弁体3が、前記流通孔4を閉鎖する第一閉鎖部6と、
流体の圧力に応じて前記第一閉鎖部6の開口度合の拡大
を促進する促進部7とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、逆止弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】逆止弁は、流体を一方向だけに流し、逆
流を防止するために用いられる。たとえば、ボイラや水
処理装置などの配管においては、リフト式逆止弁,スイ
ング式逆止弁などの逆止弁が用いられている。これらの
逆止弁は、弁体および弁座が金属製であるので、流体中
の異物が前記弁体と前記弁座との間に噛み込むと漏れが
生じる。また、前記逆止弁において、異物の噛み込みに
より、前記弁体や前記弁座が傷付くと、この傷によって
も漏れが生じる。そのため、前記のような逆止弁におい
ては、動作の確実性についての改善が要望されていた。
【0003】そこで、前記のような異物の噛み込みに起
因する漏れの問題を解消するため、つぎのような構成の
逆止弁を用いることが考えられる。すなわち、先端が閉
鎖され、側面に流通孔を設けた筒状の弁座体と、前記流
通孔を覆うように前記弁座体に装着した筒状弁体とで構
成された逆止弁である。この逆止弁は、いわゆるムシゴ
ム式逆止弁である。前記ムシゴム式逆止弁においては、
前記筒状弁体が合成ゴムなどの弾性材料から製作されて
いるので、流体中の異物が前記弁座体と前記筒状弁体と
の間に挟み込まれたとしても、前記筒状弁体の変形によ
り、前記弁座体を覆うことができる。そのため、前記ム
シゴム式逆止弁においては、異物の噛み込みに起因する
漏れを防止することができる。
【0004】しかし、前記ムシゴム式逆止弁は、流体が
順方向に流れるときには、前記弁座体内の流体の圧力に
よって前記筒状弁体が押し広げられるように変形するこ
とにより、前記流通孔を開放する構成であるため、つぎ
のような問題がある。まず、前記ムシゴム式逆止弁は、
前記筒状弁体と前記弁座体との間に形成される流路を広
くすることができず、圧力損失が大きいという問題点が
ある。また、前記筒状弁体は、その弾力によって前記弁
座体の外周に装着した構成であるため、流体の圧力が僅
かなときには、前記筒状弁体が変形せず、前記流通孔を
開くことができないという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、圧力損失を低減することができる逆止弁
を提供することである。さらに、この発明が解決しよう
とする課題は、異物の噛み込みに起因する漏れを防止す
ることができる逆止弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、流通孔を備えた弁座体と、この弁座体に装着された
弾性を有する弁体とで構成され、この弁体が、前記流通
孔を閉鎖する第一閉鎖部と、流体の圧力に応じて前記第
一閉鎖部の開口度合の拡大を促進する促進部とを備えて
いることを特徴としている。
【0007】さらに、請求項2に記載の発明は、前記弁
体が、下流側へ延在させた第二閉鎖部を備えていること
を特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明の逆止弁は、弁座体と、この
弁座体に装着された弁体とで構成されている。
【0009】まず、前記弁座体は、たとえばその先端を
閉鎖した筒形状とする。そして、前記弁座体の側面に
は、所定個数の前記流通孔を形成する。
【0010】一方、前記弁体は、合成ゴムや合成樹脂な
どの弾性材料から製作する。そして、前記弁体には、第
一閉鎖部と促進部とを設ける。前記第一閉鎖部と前記促
進部とは、前記弁体を前記弁座体へ装着した状態におい
て、互いに周方向に隣り合うように設ける。つぎに、前
記第一閉鎖部および前記促進部について、詳細に説明す
る。
【0011】まず、前記第一閉鎖部は、流体が順方向に
流れるとき前記流通孔を開放し、流体が逆流しようとす
るとき前記流通孔を閉鎖する部分である。したがって、
前記第一閉鎖部は、前記流通孔を覆うように、前記流通
孔の形成箇所に対応させて設ける。
【0012】つぎに、前記促進部は、流体の圧力に応じ
て前記第一閉鎖部の開口度合の拡大を促進する部分であ
る。すなわち、前記促進部は、流体の圧力を受けた前記
第一閉鎖部が前記流通孔を開放する際、流体の圧力が僅
かであっても、前記第一閉鎖部の移動を開始させ易くす
るように、前記弁体の変形を促進する部分である。ま
た、前記促進部は、前記第一閉鎖部が前記流通孔を開放
した後、流体の圧力により前記第一閉鎖部が前記流通孔
から離反する方向に移動する際、流体の圧力に応じて前
記第一閉鎖部の移動量を多くするための部分である。
【0013】前記促進部は、前記弁体の長手方向に沿っ
てヒレ状に突出させた一対の板状部として形成する。そ
して、この一対の板状部の外側の側縁部同士を一体的に
結合した構成とする。そして、前記一対の板状部間に第
一スリット部が形成されるようにする。この構成による
と、前記一対の板状部が互いに離れるように湾曲するこ
とによって、前記第一閉鎖部を前記流通孔から離反する
方向へ移動させることができる。
【0014】さて、前記逆止弁において、流体が順方向
へ流れる場合には、前記第一閉鎖部は、流体の圧力によ
って前記流通孔から離反する方向に押圧される。そし
て、前記流通孔からの流体は、前記弁座体と前記第一閉
鎖部との間の空間を通って前記逆止弁の下流側に流れ
る。このとき、流体の圧力が小さくても、前記促進部に
よって、前記第一閉鎖部の移動が開始され、前記流通孔
を開放する。そして、前記流通孔の開放後は、流体の圧
力に応じて前記第一閉鎖部の開口度合の拡大が促進され
る。さらに、前記一対の板状部間の隙間が広がるので、
この隙間も流路として利用することができる。したがっ
て、前記逆止弁においては、前記第一閉鎖部を開放させ
るのに必要な流体の圧力が小さく、圧力損失を少なくす
ることができる。また、前記逆止弁においては、圧力損
失を少なくすることができるため、流量を多くすること
ができる。
【0015】一方、前記逆止弁において、流体が逆方向
へ流れようとする場合には、前記第一閉鎖部は、流体の
圧力によって前記流通孔へ向けて押圧されるため、前記
流通孔は閉鎖された状態を維持する。
【0016】ここで、以上の説明において、前記促進部
は、前記一対の第一板状部間に第一スリット部を形成し
た構成としているが、この発明においては、前記弁体の
一部を切り欠くことによって、前記弁体の変形を促進す
るように構成することができる。たとえば、前記促進部
は、前記弁体の内側において、前記弁体の厚み方向に沿
いかつ前記弁体の長手方向に沿うスリットや凹部などに
よって形成する。これらのスリットや凹部は、前記弁体
の外側表面に達しないように形成する。
【0017】さらに、この発明に係る逆止弁において
は、前記弁体に第二閉鎖部を設けることができる。この
第二閉鎖部は、前記弁体を下流側に延在させて形成す
る。前記第二閉鎖部は、順方向に流れる流体により、流
路を形成するような第二スリット部を備えている。この
第二スリット部は、流体が逆方向へ流れようとする場合
には、この流体の圧力によって閉じられる。
【0018】したがって、このような前記第二閉鎖部を
設けると、流体中に異物が混入していても、この異物を
前記第二スリット部内に包み込んだ状態で、前記第二ス
リット部を閉じることができるため、異物の噛み込みに
起因する漏れを確実に防止することができる。
【0019】以上のように、この発明に係る逆止弁にお
いては、前記促進部を設けることによって、圧力損失を
少なくすることができ、さらに前記第二閉鎖部を設ける
ことによって、異物の噛み込みに起因する漏れを確実に
防止することができる。
【0020】ここで、前記第二閉鎖部において、前記第
二スリット部は前記第一スリット部と連続するように形
成しているが、前記第二閉鎖部を十分に長く形成する場
合には、前記第二スリット部は前記第一スリット部と交
差するように形成することもできる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明に係る逆止弁の
第一実施例を示す斜視説明図であり、図2は、図1の正
面説明図であり、図3は、図2のIII−III線に沿う断面
説明図であり、図4は、第一実施例における流体の流通
状態を示す縦断面説明図であり、また図5は、図4のV
−V線に沿う断面説明図である。
【0022】図面において、逆止弁1は、弁座体2と、
この弁座体2に装着された弁体3とを備えている。
【0023】前記弁座体2は、円筒形状をなしており、
その先端は閉鎖されている。前記弁座体2の周面には、
4つの流通孔4,4,…が形成されている。これらの各
流通孔4は、2個で1組とされ、各組の2つの流通孔4
は、前記弁座体2の外周面において互いに180°反対
側に位置している。また、前記弁座体2の基部には、前
記逆止弁1を配管(図示省略)に取り付けるためのフラ
ンジ部5が一体的に形成されている。
【0024】前記弁体3は、合成ゴムや合成樹脂などの
弾性材料から形成されており、第一閉鎖部6,6と、促
進部7,7と、前記弁座体2への固定部8とが一体的に
形成されている。
【0025】まず、前記各第一閉鎖部6のそれぞれは、
前記各組の流通孔4,4のそれぞれに対応させて前記弁
体3に設けられている。すなわち、前記各第一閉鎖部6
は、前記各組の流通孔4,4を覆うように、前記弁体3
の側面において、互いに180°反対側の位置に形成さ
れている。前記各第一閉鎖部6のそれぞれの厚みは、前
記弁体3における他の箇所よりも厚くしてある。
【0026】つぎに、前記各促進部7は、前記弁体3の
周面において、前記各第一閉鎖部6間にそれぞれ設けら
れている。また、前記各促進部7のそれぞれは、前記弁
座体2の側面に対して径方向に延びかつ前記弁座体2の
軸線方向に延びるように形成された一対の第一板状部
9,9によって形成されている。これらの各対の第一板
状部9,9において、前記弁座体2よりも遠い側の側縁
部10,10は、その全長に亘って一体的に結合されて
いる。そして、その結果として、前記各対の第一板状部
9,9のそれぞれの間に第一スリット部11,11が形
成されている。ここで、前記各対の第一板状部9,9の
各側縁部10については、その厚みを前記各対の第一板
状部9,9より厚く形成することにより、前記各側縁部
10同士の結合部に亀裂が生じるのを防止している。
【0027】つぎに、前記固定部8は、前記弁体3の基
部においてフランジ状に形成されている。そして、前記
固定部8を前記フランジ部5に固定することによって、
前記弁体3を前記弁座体2に固定する。たとえば、図3
に二点鎖線で示すように、前記弁体3を覆うケース12
を前記弁座体2に装着することによって、前記逆止弁1
を逆止弁装置(符号省略)として構成する場合、前記弁
体3の固定は、前記フランジ部5と前記ケース12との
間に前記固定部8を挟み込むことによって行う。そし
て、前記逆止弁装置は、前記弁座体2に形成した第一接
続部13および前記ケース12に形成した第二接続部1
4を利用して配管(図示省略)に設ける。
【0028】つぎに、前記逆止弁1における動作につい
て、図1〜図5を参照しながら、詳細に説明する。
【0029】まず、流体が順方向,すなわち前記弁座体
2の内部から前記弁体3の外側へ流れる場合について、
図4および図5を参照しながら説明する。この場合、流
体の圧力は、前記各流通孔4を介して前記各第一閉鎖部
6に作用し、前記弁体3を変形させることによって、前
記各流通孔4を開放させる。すると、流体は、前記弁座
体2の外周面と前記各第一閉鎖部6との間の空間および
前記弁座体2の外周面と前記各対の第一板状部9,9間
との間の空間を介して、前記各流通孔4から前記逆止弁
1の下流側へ流れる。
【0030】ここで、前記各第一閉鎖部6が前記各流通
孔4を開放する際には、図4および図5に示すように、
前記各第一板状部9が前記各側縁部10を支点として互
いに離れる方向に湾曲している。そのため、流体の圧力
が僅かであっても、前記各第一閉鎖部6の移動を開始さ
せ、前記各流通孔4を開放することができる。
【0031】そして、前記各流通孔4が開放された後
は、前記各第一板状部9がさらに湾曲するように変形す
ることによって、前記各第一閉鎖部6のそれぞれを前記
各流通孔4から離反する方向へ移動させている。そのた
め、流体の圧力に応じて前記各第一閉鎖部6の移動量を
多くすることができる。また、前記各第一板状部9の変
形によって前記各対の第一板状部9,9間の隙間が広が
るため、前記各流通孔4からの流体は、前記各対の第一
板状部9,9と前記弁座体2との間に形成される空間内
も流れる。そのため、前記逆止弁1においては、流体が
順方向へ流れる場合には、前記弁座体2と前記弁体3と
の間の流路断面積を広くすることができるため、圧力損
失を少なくすることができる。また、前記逆止弁1にお
いては、圧力損失を少なくすることができるため、流量
を多くすることができる。
【0032】つぎに、流体が逆方向,すなわち前記弁体
3の外側から前記弁座体2の内部へ向けて流れようとす
る場合について説明する。この場合には、流体の圧力
は、前記弁体3の外側に作用し、前記各第一閉鎖部6を
前記弁座体2の側面へ向けて押圧するため、図1〜図3
に示すように、前記各流通孔4が閉鎖された状態を維持
する。ここで、前記各第一閉鎖部6は、前記のように、
前記弁体3の他の部分よりもその厚みを厚くしているた
め、高圧の流体が逆方向へ流れようとした場合に、この
流体の圧力によって前記各第一閉鎖部6が破損すること
を防止することができる。
【0033】以上のように、第一実施例の前記逆止弁1
は、前記各促進部7を設けることによって、流体が順方
向に流れるときの圧力損失を少なくすることができる。
【0034】つぎに、この発明に係る逆止弁の第二実施
例について、図6〜図10を参照しながら説明する。こ
の第二実施例を示す図6〜図10において、前記第一実
施例を示す図1〜図5と同一の符号は、同一の部材を示
し、それらの詳細な説明は省略する。
【0035】この第二実施例の逆止弁1は、前記第一実
施例における前記弁体3に第二閉鎖部15を設けたもの
である。この第二閉鎖部15は、前記弁体3を下流側に
延在させて形成されている。すなわち、前記第二閉鎖部
15は、前記各第一閉鎖部6および前記各促進部7に連
なり、前記弁座体2の先端を覆った後、前記弁座体2の
先端から所定長さ突出させて形成されている。そして、
前記第二閉鎖部15には、順方向に流れる流体により、
流路を形成するような第二スリット部16が設けられて
いる。この第二スリット部16は、流体が逆方向へ流れ
ようとすると、この流体の圧力によって閉じられる。
【0036】ここで、この第二実施例において、前記第
二閉鎖部15は、前記各促進部7の両側縁部10を前記
弁体3の先端から突出するまで延長し、この延長させた
両側縁部10間に一対の第二板状部17,17を設けた
構造としている。これらの各第二板状部17は、互いに
重ね合わさった状態で配置されており、したがって前記
各第二板状部17間には、常時は閉じている前記第二ス
リット部16が形成されている。ここで、前記第二閉鎖
部15においては、前記各第二板状部17を薄く形成す
ることにより、流体の圧力が小さくても前記第二スリッ
ト部16を開くことができるように構成している。
【0037】つぎに、この第二実施例の逆止弁1におけ
る動作について、図6〜図10を参照しながら、詳細に
説明する。
【0038】まず、流体が順方向へ流れる場合につい
て、図9および図10を参照しながら説明する。この場
合、流体の圧力は、まず前記各流通孔4を介して前記各
第一閉鎖部6に作用し、前記のように、前記各流通孔4
を開放させる。すると、流体は、前記各流通孔4から、
前記弁座体2の外周面と前記各第一閉鎖部6との間の空
間および前記弁座体2の外周面と前記各対の第一板状部
9,9間との間の空間を介して、前記第二閉鎖部15へ
向けて流れる。そして、前記第二閉鎖部15において
は、前記各第二板状部17は、図9および図10に示す
ように、前記各流通孔4からの流体によって内側から押
圧され、前記各第二板状部17の中央部が互いに離反す
るように湾曲し、前記第二スリット部16を開く。その
ため、前記各流通孔4からの流体は、前記弁座体2の外
周面と前記各第一閉鎖部6との間の空間および前記弁座
体2の外周面と前記各対の第一板状部9,9間との間の
空間を介して、前記第二スリット部16から前記逆止弁
1の下流側へ流れる。
【0039】このとき、この第二実施例の前記逆止弁1
においては、前記第一実施例の前記逆止弁1と同様に、
前記各第一閉鎖部6における圧力損失が少なくなってい
る。さらに、前記第二閉鎖部15は、前記各第二板状部
17の変形によって、流体の圧力が小さくても前記第二
スリット部16を開くことができる。そのため、この第
二実施例の前記逆止弁1においても、圧力損失を低減す
ることができる。
【0040】一方、流体が逆方向へ向けて流れようとす
る場合は、流体の圧力は、前記のように、前記弁体3の
外側に作用し、前記各第一閉鎖部6を前記弁座体2の側
面へ向けて押圧するため、前記各流通孔4は閉鎖され
る。これと同時に、流体の圧力は、前記各第二板状部1
7を互いに密着させるように作用する。したがって、前
記逆止弁1においては、図6〜図8に示すように、前記
各第一閉鎖部6によって前記各流通孔4が閉じされると
ともに、前記第二スリット部16が閉じられることにな
る。したがって、前記逆止弁1においては、流体の逆方
向の流れは、前記各第一閉鎖部6および前記第二閉鎖部
15によって防止することができるため、流体の逆流を
確実に防止することができる。
【0041】ここで、この第二実施例の前記逆止弁1に
おいては、流体中に異物が混入していたとしても、前記
第二閉鎖部15において、前記各第二板状部17間に異
物を包み込んだ状態で、前記第二スリット部16を閉じ
ることができるため、異物の噛み込みに起因する漏れを
確実に防止することができる。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、弁体に促進部を設け
ることによって、圧力損失を低減することができる。さ
らに、前記弁体の下流側に第二閉鎖部を設けることによ
り、異物の噛み込みに起因する漏れを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る逆止弁の第一実施例を示す斜視
説明図である。
【図2】図1の正面説明図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面説明図である。
【図4】第一実施例における流体の流通状態を示す縦断
面説明図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面説明図である。
【図6】この発明に係る逆止弁の第二実施例を示す斜視
説明図である。
【図7】図6の正面説明図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面説明図である。
【図9】第二実施例における流体の流通状態を示す正面
説明図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面説明図である。
【符号の説明】
2 弁座体 3 弁体 4 流通孔 6 第一閉鎖部 7 促進部 15 第二閉鎖部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通孔4を備えた弁座体2と、この弁座
    体2に装着された弾性を有する弁体3とで構成され、こ
    の弁体3が、前記流通孔4を閉鎖する第一閉鎖部6と、
    流体の圧力に応じて前記第一閉鎖部6の開口度合の拡大
    を促進する促進部7とを備えていることを特徴とする逆
    止弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体3が、下流側へ延在させた第二
    閉鎖部15を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載の逆止弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2389060B (en) * 2002-03-27 2005-12-28 Slurry Aeration Man Systems Lt A one-way valve
KR101551471B1 (ko) 2014-01-29 2015-09-09 신홍건 저압용 낙수 방지기
JP2016040184A (ja) * 2015-12-24 2016-03-24 三浦工業株式会社 薬剤包装体

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