JP2002181098A - ばね装置 - Google Patents

ばね装置

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JP2002181098A
JP2002181098A JP2000382135A JP2000382135A JP2002181098A JP 2002181098 A JP2002181098 A JP 2002181098A JP 2000382135 A JP2000382135 A JP 2000382135A JP 2000382135 A JP2000382135 A JP 2000382135A JP 2002181098 A JP2002181098 A JP 2002181098A
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JP
Japan
Prior art keywords
accelerator pedal
spring
receiving surface
depressed
slider
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000382135A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakamura
裕司 中村
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
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  • Mechanical Control Devices (AREA)
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  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセルペダルに対する踏み込み角度がき
つくダウンに必要な角度に達したか否かを確実に実感す
ることができるようにする。 【解決手段】 アクセルペダル1の後方にホルダー3に
対して一端側が支持されたばね部材2を配しておく、ば
ね部材2はアクセルペダル1の踏み込み角度が一定角度
に達するまでは、接点部9が受承面5上をスライド変位
するようにし、一定角度に達したら解除面6へと移行す
るようにする。こうすることで、ばね部材2の本体部7
は自由端側の支持を喪失して弾発力を急速に低下させる
ため、アクセルペダル1に対する操作負荷を急激に低減
させ、これによってキックダウン時期の到来を実感する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばね装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、多段式の自動変速機において
は、アクセルペダルを大きく踏み込んで所定のスロット
ル開度になったときに、シフトダウンが実行されるよう
にしたキックダウン制御がなされるようにしたものが知
られている。こうしたキックダウン制御は上記したスロ
ットル開度をセンサにより電気的に検出することによっ
てなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のものではアクセルペダルを所定角度まで踏み込まれた
ときにのみキックダウンが自動的に実行されるのである
が、運転者にとってはそのような角度まで踏み込みを行
ったか否かを実感することができなかった。本発明は上
記した従来の問題点に鑑みて開発工夫されたものであ
り、その目的は簡単な構成によって被操作部材に対する
操作量が一定量に達したか否かを確実に実感することが
できるばね装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、往復動の操作が可能な被操作部
材の作用による変位−操作負荷の関係がヒステリシスル
ープを描くばね装置であって、前記被操作部材の往動時
には、付勢力を蓄勢しつつ変位することで前記被操作部
材に対する操作負荷を増大させた後、前記被操作部材が
所定量変位した時に、前記操作負荷を急激に減少させる
転換点が設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のものにおい
て、前記被操作部材であるアクセルペダルの変位領域内
に設置され、前記アクセルペダルの踏み込みにより押さ
れ少なくとも一端側は受承面に対し同受承面から受ける
抗力を徐々に増大させることで前記弾発力を徐々に蓄勢
させるよう受承面上を摺接しつつ変位するばね部材を有
し、かつ前記受承面には前記アクセルペダルが所定角度
踏み込まれたときに前記ばね部材の前記一端側を復帰可
能に落とし込ませることで前記受承面からの抗力を急激
に低下させる前記転換点を含む解除面が連続して形成さ
れていることを特徴とするものである。さらに、請求項
3の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記被操作
部材であるアクセルペダルの変位領域内に設置され、前
記アクセルペダルの踏み込みにより押しこみ可能なスラ
イダーと、このスライダーに対し前記アクセルペダルが
所定の踏み込み角度まで踏み込まれるまでは、前記スラ
イダーに対し戻し方向に付勢し、前記所定の踏み込み角
度まで踏み込まれたときを境として前記スライダーを進
行方向に付勢するよう付勢方向の転換点となる中立点を
有したトグルばねとを備えてなることを特徴とするもの
である。
【0005】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、被操
作部材が往動する間、ばね装置はその変位と共に付勢力
が蓄勢され、このため被操作部材に対する操作負荷が次
第に増大してゆく。そして、被操作部材が所定量だけ変
位したときにばね装置は変位−操作負荷特性における転
換点を迎え、操作負荷が急激に減少する。したがって、
操作者はこの負荷の急激な変化をもって被操作部材に対
する変位が一定量に達したことを確実に知ることができ
る。請求項2の発明によれば、アクセルペダルを踏み込
んでゆく過程では、アクセルペダルに押されてばね部材
の少なくとも一端側は受承面上を摺接しつつスライドす
る。この間に、摺接端側は受承面からの抗力が徐々に増
大することにより、ばね部材全体の弾発力が次第に増加
し、これによってペダルの踏み込み力が次第に増加して
ゆく。そして、アクセルペダルが所定の踏み込み角度に
達したときにばね部材の摺接端は解除面へ落ち込んで急
激に抗力が低下するため、ばね部材全体の弾発力が低下
する。これにより、ペダルの踏み込み力が急激に減るた
め、運転者は一定の踏み込み角度に達したことを実感で
きる。請求項3の発明によれば、アクセルペダルを踏み
込んでゆくと、スライダーが押し込まれる。この間は、
トグルばねの付勢方向がスライダーの戻し方向となって
いるため、アクセルペダルはトグルばねを蓄勢させつつ
スライダーを押し込んでゆく。このことにより、アクセ
ルペダルは徐々に踏み込み力が増大してゆく。そして、
アクセルペダルが所定の踏み込み角度に達すると、トグ
ルばねは中立点に至り、これを越えると同ばねの付勢方
向が転換してスライダーを進行方向に付勢するようにな
るため、踏み込み力は急激に減少する。これにより、運
転者は一定の踏み込み角度に達したことを実感できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 −実施形態1− 図1〜図5は本発明の実施形態1を示すものである。図
において1はアクセルペダルであり、自動車のフロア面
に対し図示しないリターンスプリングを介して回動可能
に取り付けられ、踏み込み及び自動復帰可能となってい
る。また、フロア面においてアクセルペダル1の奥方に
は本例のばね装置が配されている。このばね装置は、ば
ね部材2とこのばね部材2を取り付けるためのホルダー
3とからなっている。
【0007】ホルダー3の上面には、ばね部材2の一端
部がボルト4を用いて締め付けられることによって全体
の取付けがなされている。また。ホルダー3の上面には
ボルト4による固定がなされている面に連続して受承面
5が設けられている。また、受承面5の終端はこの受承
面5より急勾配となった解除面6が連続し、フロア面へ
と連続している。そして、緩斜面である受承面5から急
斜面である解除面6への切り替わり部分が本発明の転換
点を構成する。
【0008】一方、ばね部材2は一端側にボルト4によ
って取り付けられる取付け端を有し、そこからアクセル
ペダル1側へ向けてほぼ山形形状をなして突出する本体
部7が連続しており、その頂点部分がアクセルペダル1
によって押圧される被押圧部8となっている。また、本
体部7の他端側は内向きにでかつC字状に回曲してホル
ダー3の受承面5及び解除面6に対する接点部9が形成
されている。ばね部材2は、アクセルペダル1が踏み込
まれる前の状態で、被押圧部8がアクセルペダル1とほ
ぼ接するようにしてある(離間していてもよい)。ま
た、接点部9はアクセルペダル1の踏み込みに伴って受
承面5上を摺接していく。このとき、アクセルペダル1
の踏み込みによって被押圧部8が押されると、本体部7
はボルト4による固定端側を支点として全体が回動変位
し、同時に被押圧部8が押されることに伴って山形形状
のなす角度(頂点部分の開き角度)を拡げるような圧潰
方向への変位を生じさせる。そして、アクセルペダル1
が所定角度(キックダウンを生じさせる角度)まで踏み
込まれると、接点部9が受承面5から解除面6へと移行
した位置(転換点)に至るような設定となっている。
【0009】実施形態1は上記のように構成されたもの
である。このように構成されたものにおいて、アクセル
ペダル1が踏み込まれるとばね部材2の被押圧部8が押
される。すると、ばね部材2の本体部7はボルト4によ
る固定端を中心とした回動変位と、被押圧部8が押し込
まれることに伴う本体部7自体の圧潰方向への変位とを
生じる結果、接点部9が受承面5を押し付けながら同面
上を摺動してゆく。このときには、図5に示すように、
接点部9の変位量の増加につれアクセルペダル1の踏み
込み力(操作負荷)が増大する。
【0010】そして、アクセルペダル1の踏み込みが進
行しキックダウン制御がなされる角度まで達すると、接
点部9は解除面6と受承面5との境界である転換点を経
て解除面6へと移行する。受承面5の勾配は接点部9が
差込み端を中心とした回動変位を生じるときの軌跡の接
線方向にほぼ等しく設定されていることから、接点部9
は受承面5に移行した瞬間にホルダー3による支持をほ
ぼ喪失するため、この時点で本体部7はそれ自体の圧潰
に伴う弾発力を失い、ボルト4による固定端を中心とし
た回動変位に伴う弾発力のみが操作負荷となる。したが
って、アクセルペダル1の踏み込み力はキックダウン制
御が開始される踏み込み角度を境として急激に低下する
ため、運転者はこれをもってキックダウンに必要な踏み
込み角度に達したことを体感することができる。その
後、アクセルペダル1を解放すると、アクセルペダル1
は図示しないリターンスプリングのばね力によって自動
復帰するとともに、ばね部材2も本体部7のばね力によ
って復帰する。この間の変位−操作負荷の特性は図5に
示す通りであり、これにより、ばね部材2はヒステリシ
スループを描きつつ原位置へ復帰する。
【0011】以上のように、実施形態1によれば、接点
部9がホルダー3の転換点を境として解除面6へ移行す
るようにしたから、アクセルペダル1の踏み込み力(操
作負荷)を急激に変化させることができ、これをもって
運転者はキックダウンを可能とする位置まで踏み込みが
なされたことを確実に実感することができる。
【0012】−実施形態2− 図6〜図8は本発明の実施形態2を示すものである。ホ
ルダー10にはアクセルペダル1の踏み込み方向に沿っ
て装着凹部11が形成されている。また、この装着凹部
11内の壁面には案内溝12が形成され、内部にはスラ
イダー13が組み込まれている。スライダー13は先端
側が案内溝12から突出しており、アクセルペダル1の
踏み込みによってスライダー13を案内溝12内へ押し
込むことができるようにしている。また、装着凹部11
内においてスライダー13とは反対側の壁面にはばね部
材14の一端側が固定されている。ばね部材14の他端
側は上記したスライダー13に接続されており、アクセ
ルペダル1が踏み込まれる前の状態では、図6に示すよ
うに、ばね部材14は装着凹部11の外方へ向かうよう
に斜めに取り付いており、スライダー13をアクセルペ
ダル1側へ向かう方向へ付勢する。しかし、アクセルペ
ダル1の所定角度(キックダウン制御が開始される角
度)の踏み込みによってスライダー13が押し下げられ
ると、ばね部材14はスライダー13のスライド方向に
対して直角となり、さらにアクセルペダル1が踏み込ま
れて上記とは逆方向に傾きばね力がアクセルペダル1か
ら遠ざかる方向に作用するようにしてある。つまり、ア
クセルペダル1の所定角度の踏み込みによってばね部材
14がスライダー13のスライド方向と直交する姿勢と
なった時を中立位置として、これを境にばね部材14の
付勢方向が逆転するわけである。
【0013】したがって、実施形態2のものにおいて
は、アクセルペダル1を踏み込むとスライダー13がば
ね部材14のばね力に抗して案内溝12内を変位する。
この間は、ばね部材14の付勢力がスライダー13をし
てアクセルペダル1を戻し方向に付勢するため、これが
アクセルペダル1に対する操作負荷となり、踏み込み角
度の増加に伴って増大する。しかし、アクセルペダル1
が所定角度まで踏み込まれてばね部材14がスライダー
13の変位方向と直交する姿勢になると、ばね部材14
はこれを中立点として以後はアクセルペダル1を踏み込
み方向に作用する方向に付勢するため、アクセルペダル
1に対する操作負荷は急激に低下する。したがって、運
転者は上記中立点を境として、操作負荷の急激な変化を
体感し、これをもってキックダウンに必要な踏み込み角
度に達したことを実感することができる。
【0014】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 いずれの実施形態においても、アクセルペダル1に適
用しキックダウン技術に適用した場合を示したが、本発
明はこの分野に限らず、広く他の分野に適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるアクセルペダルとばね装置
との配置を示す断面図
【図2】ばね部材とホルダーとの初期の取付け状況を示
す断面図
【図3】解除面への進行状況を示す断面図
【図4】解除面へ落ち込んだ状況を示す断面図
【図5】変位−操作負荷の特性図
【図6】実施形態2におけるアクセルペダルとばね装置
との配置を示す断面図
【図7】ばね部材が中立点にあるときの状況を示す断面
【図8】同じく中立点を通過したときの状況を示す断面
【符号の説明】
1…アクセルペダル 2,14…ばね部材 3、10…ホルダー 5…受承面 6…解除面 9…接点部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動の操作が可能な被操作部材の作用
    による変位−操作負荷の関係がヒステリシスループを描
    くばね装置であって、 前記被操作部材の往動時には、付勢力を蓄勢しつつ変位
    することで前記被操作部材に対する操作負荷を増大させ
    た後、前記被操作部材が所定量変位した時に、前記操作
    負荷を急激に減少させる転換点が設定されていることを
    特徴とするばね装置。
  2. 【請求項2】 前記被操作部材であるアクセルペダルの
    変位領域内に設置され、前記アクセルペダルの踏み込み
    により押され少なくとも一端側は受承面に対し同受承面
    から受ける抗力を徐々に増大させることで前記弾発力を
    徐々に蓄勢させるよう受承面上を摺接しつつ変位するば
    ね部材を有し、かつ前記受承面には前記アクセルペダル
    が所定角度踏み込まれたときに前記ばね部材の前記一端
    側を復帰可能に落とし込ませることで前記受承面からの
    抗力を急激に低下させる前記転換点を含む解除面が連続
    して形成されていることを特徴とする請求項1記載のば
    ね装置。
  3. 【請求項3】 前記被操作部材であるアクセルペダルの
    変位領域内に設置され、前記アクセルペダルの踏み込み
    により押しこみ可能なスライダーと、このスライダーに
    対し前記アクセルペダルが所定の踏み込み角度まで踏み
    込まれるまでは、前記スライダーに対し戻し方向に付勢
    し、前記所定の踏み込み角度まで踏み込まれたときを境
    として前記スライダーを進行方向に付勢するよう付勢方
    向の転換点となる中立点を有したトグルばねとを備えて
    なることを特徴とする請求項1記載のばね装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004060482A1 (de) * 2004-12-16 2006-06-29 Hella Kgaa Hueck & Co. Kick-Down Element für Fahrpedalgeber
KR100969107B1 (ko) 2008-08-26 2010-07-09 현대자동차주식회사 액셀 페달의 기계식 킥다운 장치

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EP1672252A3 (de) * 2004-12-16 2007-06-20 Hella KG Hueck & Co. Kick-Down Element für Fahrpedalgeber
KR100969107B1 (ko) 2008-08-26 2010-07-09 현대자동차주식회사 액셀 페달의 기계식 킥다운 장치

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