JP2002180785A - 分解回収式推進工法用掘進機 - Google Patents

分解回収式推進工法用掘進機

Info

Publication number
JP2002180785A
JP2002180785A JP2000382565A JP2000382565A JP2002180785A JP 2002180785 A JP2002180785 A JP 2002180785A JP 2000382565 A JP2000382565 A JP 2000382565A JP 2000382565 A JP2000382565 A JP 2000382565A JP 2002180785 A JP2002180785 A JP 2002180785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
excavator
cutter
gear box
disassembled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000382565A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Sakamoto
裕司 阪本
Michio Hashiguchi
三千夫 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000382565A priority Critical patent/JP2002180785A/ja
Publication of JP2002180785A publication Critical patent/JP2002180785A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】掘進機のカッター駆動軸及びギアボックスを溶
断機などの火器を使用せずに人孔より効率よく分解回収
できるようにする。 【解決手段】掘進機の駆動軸6を内軸60と外軸61か
らなる内外2軸式とし、内軸60にカッターを取り付
け、長さが短い外軸61とギアボックス50を連結し
た。内軸60を先に外軸から取り外して回収し、外軸6
1をギアボックス50に取り付けたままで口径600〜
900mmφの人孔から分解して回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、推進埋設工法に
使用する掘進機に関し、掘進機を到達地点において分解
して回収できるようにしたものである。特に、口径60
0〜900mmφの人孔(マンホール)を通して分解回
収できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】推進工法は、推進管の先頭に掘進機を取
り付け、発進立坑内に設置したジャッキで掘進機及び推
進管を押して地中に管路を埋設するものである。到達地
点に設けた到達立坑へ向かって掘進機を前進させ、到達
した掘進機を立坑内で分解回収していた。また、到達立
坑を設置せず、到達地点の人孔等の地下構造物を利用し
て掘進機を回収する工法が開発されており、掘進機を人
孔の大きさに合わせて分解して回収している。
【0003】分解回収工法において、掘進機の外殻であ
るスキンプレートは円筒形であり、人孔等を通して回収
するには切断しなければならないので地中に残し、内巻
きコンクリートを打設して管路として利用している。ス
キンプレート内に溶接やボルトで固定されている部材は
それぞれ溶断したり、ボルトを取り外して分解・撤去し
ている。
【0004】特開平11−210375号公報には、ス
キンプレートをヒューム管などの推進管と同一材料にし
た分解型掘進機が開示されており、掘進機のカッターア
ームや隔壁の分解において、部材を溶断して人孔より回
収している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】掘進機のカッター駆動
軸は、駆動源であるモータの駆動力を掘進機先端に位置
するカッターに伝達するもので、モータとカッターの配
置の関係である程度の長さが必要である。従って、駆動
軸とモータ及びギアボックスを組み付けたままでは人孔
のような小さな空間を通すことができず、駆動軸とギア
ボックスを切り離して回収しなければならなかった。し
かし、再使用の際の再組立が面倒であると共に、軸の調
整などが必要になり、再組立が面倒であった。本発明
は、掘進機の再組立を容易にするため、駆動軸とギアボ
ックスを連結したままで人孔を通して回収可能な大きさ
に分解できるようにするものである。
【0006】また、部材を溶断して分解することは、溶
断のための設備を必要とし、可燃性ガスや酸素を用意し
なくてはならず、狭い人孔においてはこのような設備を
使用しないことが望ましい。また、作業中には火花が飛
んだりするので、既設の人孔においては爆発性ガスの存
在もあり好ましくなく、溶断設備などの火器を使用しな
いで掘進機を分解回収する必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】掘進機の駆動軸を内外2
軸式とし、内軸にカッターを取り付け、外軸をギアボッ
クスと連結することによって、外軸とギアボックスを連
結した状態で小径の人孔から搬出できるようにした。ま
た、部材の分解部分はピンまたはボルト結合とし、溶断
機などの火器を使用せずに分解搬出できるようにした。
【0008】
【作用】駆動軸を内外の2軸式としたので、外軸を短く
することができ、駆動軸である外軸をギアボックスに組
み付けたまま一緒に回収することができ、小径(600
〜900mmφ)の人孔からでも迅速に掘進機を分解回
収することができ、また、回収したカッター及び駆動軸
及びギアボックスは再調整をあまりすることなく再使用
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1及び図2に示すように、掘進機1は、ス
キンプレート2の内側に2〜4分割の隔壁3が設置され
ている。円形に組み立てられた隔壁3の中央部は、ギア
ボックス50の軸受部を通す円形の穴が形成されてい
る。軸受部には駆動軸6の軸受62が設置され、内軸6
0が回転可能に保持されている。内軸60の先端には分
解可能なカッター4が取り外し可能にピンまたはボルト
で固定してある。
【0010】カッター4は、カッターヘッド40と4本
のカッターアーム42及びセンタービット41からな
り、センタービット41とカッターアーム42はピンま
たはボルトでカッターヘッド40に固定してあり、取り
外しが可能である。カッターヘッド40と駆動軸6の内
軸60は一体構造である。内軸60の外周には雄スプラ
インが形成してあり、一方、外軸61には雌スプライン
が形成してあり、両者はスプライン結合によって一体的
に回転する。内軸と外軸の結合方式はスプラインに限定
されるものでなく、インローとインロー穴によるインロ
ー結合としてもよく、また、その他の結合方式でもよ
い。
【0011】外軸61の外周には駆動力伝達用の歯が形
成してあり、この歯はギアボックス50の歯車と噛み合
っており、モータ5の回転駆動力が伝達されるようにな
っている。掘進機1の先端に位置するカッターと掘進機
の内部に配置されたモータ5とを連結するにはある程度
の長さの駆動軸が必要であるが、本発明においては、内
軸60と外軸61によって駆動力をカッター4に伝達す
るようにしてあるので、比較的長い内軸60を回収する
と、比較的に短い外軸はギアボックス50に組み付けた
ままでも人孔を通り抜けることができる大きさであるの
で、分解回収が効率よくおこなわれ、また、ギアボック
スと外軸が組み付けられたまま回収できるので、再組立
時の調整が楽になり、効率よく回収再使用することが可
能となる。
【0012】掘進機1を発進用立抗に設置し、掘進機1
で掘進しながら発進立坑に設置した押圧ジャッキによっ
て掘進機及びその後に連結ジャッキを介して接続した推
進管を地中に押し込んで管路を地中に埋設形成してゆ
く。モータ5の駆動力はギアボックス50を介して駆動
軸6に伝達され、駆動軸に取り付けられたカッターアー
ム及びセンタービットを回転させて掘進機前面を掘削す
る。また、泥水が圧送ポンプにより掘進機前面に供給さ
れ、掘削土は泥土と共にチャンバーゲートを通って泥土
チャンバーに入る。泥土チャンバー内の掘削泥土は、排
土管7を通じてポンプで排出され、処分される。
【0013】推進管の推進完了地点の既設人孔に掘進機
先端が到達したならば、図5に示すように人孔の直壁部
分に予め設けておいて掘進機の貫入穴に掘進機を導き、
人孔内に掘進機のカッター部分を進入させる。人孔内で
センタービット41及びカッターアーム42をピンまた
はボルトなどの固定装置を外すことによって分解し、人
孔の開口部から地上に取り出す。
【0014】駆動軸6の内軸60を外軸61から抜き出
して回収し、隔壁3に取り付けてあるチャンバーゲート
31を取り外し、隔壁3を分解して回収する。内軸60
が取り外されて既に回収してあるので、ギアボックス5
0と外軸61を連結したまま一体的に取り外すことがで
きるので、人孔を通じて回収する。掘進機のその他の部
材である排土管、排土バルブ、方向修正用ジャッキ8、
計測機器等も分解して取り外して人孔を通じて回収す
る。
【0015】ギアボックス50やモータ5、及び排土管
7は、スキンプレート2の内方に設置されており、分解
して人孔まで人力で移動させるのは、狭い場所でもあり
困難であるので、スキンプレート2の天井にレール(図
示しない)を設置し、レールを移動するハンガーでギア
ボックス50等を吊るして人孔まで移動させることによ
り、部材の分解回収作業を効率よくおこなう。
【0016】地中に残置されたスキンプレートと人孔の
間を、シール材及びコンクリートを充填し、スキンプレ
ート内面に内巻きコンクリートを打設して管路として利
用できるようにする。コンクリート打設に代えて芯材を
ゴム被覆したパネル、剛性樹脂製パネル、または、FR
P製パネル等のライニング材をボルト、接着剤で取り付
け、管路の内張にする。
【0017】
【発明の効果】駆動軸を内外の2軸式としたので、外軸
を比較的短くでき、内軸を抜き出してから外軸をギアボ
ックスに組み付けたまま一緒に回収することができ、小
径の人孔からでも迅速に掘進機を分解回収することがで
きる。また、回収した駆動軸及びギアボックスは再調整
をあまりすることなく再使用することができる。更に、
分解する部分はピンやボルトなどの連結手段を使用して
組み立ててあるので、分解時に溶断機などの火器を使用
することなく安全に掘進機を分解回収することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘進機部材の分解概念図。
【図2】本発明の分解型掘進機の正面断面図。
【図3】掘進機が人孔に到達した状態の断面図。
【図4】掘進機が人孔に進入した状態の断面図。
【図5】分解回収状態の断面図。
【図6】埋設管路が完成した状態の断面図。
【符号の説明】
1 掘進機 2 スキンプレート 3 隔壁 4 カッター 5 モータ 6 駆動軸 50 ギアボックス 60 内軸 61 外軸 62 軸受

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘進機のカッターの駆動軸が内軸と外軸か
    らなる分離可能な二重軸であり、内軸にカッターが連結
    され、外軸にギアボックスが連結され、外軸とギアボッ
    クスを連結したまま分解回収できるようにした分解式推
    進工法用掘進機。
  2. 【請求項2】請求項1において、分解部分の組立はピン
    またはボルトなどの固定手段によっておこなわれる分解
    式推進工法用掘進機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、スキンプレー
    トの天井に部材運搬用レールが設置してある分解式推進
    工法用掘進機。
JP2000382565A 2000-12-15 2000-12-15 分解回収式推進工法用掘進機 Withdrawn JP2002180785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000382565A JP2002180785A (ja) 2000-12-15 2000-12-15 分解回収式推進工法用掘進機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000382565A JP2002180785A (ja) 2000-12-15 2000-12-15 分解回収式推進工法用掘進機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002180785A true JP2002180785A (ja) 2002-06-26

Family

ID=18850364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000382565A Withdrawn JP2002180785A (ja) 2000-12-15 2000-12-15 分解回収式推進工法用掘進機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002180785A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104912566A (zh) * 2015-06-05 2015-09-16 张永忠 大小方组合顶管掘进机
CN109339861A (zh) * 2018-09-27 2019-02-15 中建八局轨道交通建设有限公司 隧道内盾构机主驱动拆解运输方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104912566A (zh) * 2015-06-05 2015-09-16 张永忠 大小方组合顶管掘进机
CN109339861A (zh) * 2018-09-27 2019-02-15 中建八局轨道交通建设有限公司 隧道内盾构机主驱动拆解运输方法
CN109339861B (zh) * 2018-09-27 2020-05-22 中建八局轨道交通建设有限公司 隧道内盾构机主驱动拆解运输方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1314852A1 (en) Tunnel excavating machine and method for its recovery
KR101950206B1 (ko) 조립식 터널 굴진기를 이용한 비개착관거 시공방법
JP2002180785A (ja) 分解回収式推進工法用掘進機
JP4931635B2 (ja) 掘進機の再組立方法
JP3874095B2 (ja) シールド掘進機の到達時における坑口形成方法およびシールド掘進機
JP3165548B2 (ja) ケーシングチューブ
JP2007169947A (ja) トンネル掘削機のカッタ板
JP5444309B2 (ja) 掘進機、並びに掘進機の分解および回収方法
JP2647691B2 (ja) 地中埋設管の敷設替え方法および装置
JP3830918B2 (ja) 管路形成用トンネル掘削機
JP2006037595A (ja) 推進工法用掘進機および推進工法
JPH01121423A (ja) 分岐管の埋設方法
JP4966551B2 (ja) トンネル掘削機の回収方法
JP2013002117A (ja) シールド掘削機
JP2002206391A (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削機の回収方法
JP5701342B2 (ja) トンネル掘削機
JP4496539B2 (ja) 推進掘削機及び工法
JP2002188391A (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削機の解体方法
JP2002339687A (ja) セミシールド工法とシールド掘進機
JP2005336878A (ja) 推進管施工方法
JPH11210375A (ja) 掘削用推進機
JP2000160994A (ja) 泥濃式小口径管推進装置及び泥濃式小口径管推進工法
JP2002322896A (ja) 分割回収ができる推進掘削装置
JP2746866B2 (ja) 推進工法用掘進装置および推進工法
JPH06257370A (ja) ケーシングチューブ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304