JP2002180278A - 鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法 - Google Patents

鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法

Info

Publication number
JP2002180278A
JP2002180278A JP2000372958A JP2000372958A JP2002180278A JP 2002180278 A JP2002180278 A JP 2002180278A JP 2000372958 A JP2000372958 A JP 2000372958A JP 2000372958 A JP2000372958 A JP 2000372958A JP 2002180278 A JP2002180278 A JP 2002180278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrochloric acid
concentration
pickling
pickling tank
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000372958A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Watanabe
秀美 渡辺
Hiroshi Tanabe
田辺  寛
Tetsuro Furui
哲朗 古井
Yasushi Haruna
靖志 春名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Special Steel Co Ltd filed Critical Sanyo Special Steel Co Ltd
Priority to JP2000372958A priority Critical patent/JP2002180278A/ja
Publication of JP2002180278A publication Critical patent/JP2002180278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的シンプル・コンパクトな設備にて、鋼
材酸洗における生産性を向上するとともに、酸洗工程で
の酸の原単位を低減すること。 【解決手段】(1) 鋼材の塩酸酸洗ラインにおいて、
塩酸酸洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該
抜き出した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回
収して濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩
酸酸洗槽に注入して、塩酸酸洗槽の塩酸濃度あるいは塩
酸濃度および鉄イオン濃度を制御することを特徴とする
鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度あるいは塩酸濃度および鉄イ
オン濃度の制御方法。 (2) 前記(1)により塩酸濃度および鉄イオン濃度
を所定範囲内に制御しながら酸洗することを特徴とする
鋼線材コイル・棒鋼又は鋼管の塩酸酸洗方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼線材・棒鋼・鋼
管等の鋼材の塩酸酸洗処理において、塩酸酸洗槽におけ
る塩酸濃度の制御方法、あるいは塩酸酸洗槽の塩酸濃度
および鉄イオン濃度の制御方法、さらには、これらの制
御を行いながら鋼材を塩酸酸洗する鋼材の塩酸酸洗方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼線材等の鋼材の酸洗処理液として一般
に塩酸が多く用いられるが、該塩酸は金属洗浄により多
量の金属イオンを含むようになり、また、塩酸濃度が低
下した時点で廃塩酸として中和処理などにより、処分さ
れる。また、この廃塩酸処分対策として、特公平2−8
961号にあるような陰イオン交換膜を用いて拡散透析
処理による廃塩酸中の遊離塩酸の回収方法がある。
【0003】また、特開平3−123035号に示すよ
うな噴霧焙焼法において、廃塩酸中の塩化鉄の分解反応
による塩酸及び遊離塩酸の全塩酸分を回収する方法があ
る。
【0004】さらに、回収した塩酸は通常35%濃塩酸
・工業用水で目標とする塩酸濃度に調整され、再び塩酸
槽に戻し循環使用されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平2−896
1号の拡散透析法による塩酸回収方法では、塩酸の場合
回収効率が低く、最大でも遊離塩酸の約80%台の回収
率にすぎない。
【0006】また膜方式のため、廃酸中、固形分(S
S)除去スペックが厳しく(一般的には1ppm 以下)、
膜が汚れると回収率がさらに低下してしまう。また特公
平3−12305号にあるような噴霧焙焼法による塩酸
回収は、大量の数%オーダーの塩酸の回収では全酸が回
収できること、また鉄分が乾粉の形で回収できるメリッ
トはあるが、設備が大規模となること(当然設備費も高
い)、炉方式のため連続運転が必要であり、耐火物の年
次補修・はり替が必要で数日間/年の設備休止期間が必
要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決するため、塩酸の比較的高い蒸気分圧から、化
学プラント単位操作として公知の真空蒸留法に着目し、
鋼線材等の鋼材の塩酸酸洗工程における塩酸回収に適用
することを考えた。
【0008】また、かかる方法を適用するに当り、発明
者らは酸洗速度が塩酸液中に溶解した鉄イオン濃度に依
存する点に着目し、実験を重ね、鋼線材コイルの塩酸酸
洗においては鋼線材コイルの線の重なり等の影響も加味
し、安定した塩酸酸洗を行なうためには塩酸酸洗槽の鉄
イオン濃度を20g/l以下にすることが有効であるこ
と、棒鋼、鋼管の塩酸酸洗時には30g/l以下にする
ことが有効であることを見い出した。
【0009】本発明はこれらの知見をもとに完成したも
のであり、その要旨は以下の通りである。 (1) 鋼材の塩酸酸洗ラインにおいて、塩酸酸洗槽か
ら所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き出した使
用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収して濃度調
整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸洗槽に注
入して塩酸酸洗槽の塩酸濃度を制御することを特徴とす
る鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法。 (2) 塩酸酸洗槽の塩酸濃度を一定に制御することを
特徴とする前記(1)項記載の鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃
度制御方法。 (3) 鋼材の塩酸酸洗ラインにおいて、塩酸酸洗槽か
ら所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き出した使
用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収して濃度調
整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸洗槽に注
入して塩酸酸洗槽の塩酸濃度および鉄イオン濃度を制御
することを特徴とする鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度および
鉄イオン濃度制御方法。 (4) 塩酸酸洗槽の塩酸濃度を一定に制御することを
特徴とする前記(3)項記載の鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃
度および鉄イオン濃度制御方法。 (5) 鋼線材コイルの塩酸酸洗ラインにおいて、塩酸
酸洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き
出した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収し
て濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸
洗槽に注入して、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を所定範囲内に
制御すると共に、該塩酸酸洗槽の鉄イオン濃度を20g
/l以下に制御しながら酸洗することを特徴とする鋼線
材コイルの塩酸酸洗方法。 (6) 棒鋼又は鋼管の塩酸酸洗ラインにおいて、塩酸
酸洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き
出した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収し
て濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸
洗槽に注入して、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を所定範囲内に
制御すると共に、該塩酸酸洗槽の鉄イオン濃度を30g
/l以下に制御しながら酸洗することを特徴とする棒鋼
又は鋼管の塩酸酸洗方法。
【0010】本発明は、鋼材の塩酸酸洗ラインにおけ
る、鋼材塩酸酸洗槽の酸洗濃度制御方法に関する。鋼材
の塩酸酸洗ラインは、鋼材を酸洗槽に出し入れする装
置、塩酸を入れる槽、使用済の塩酸を排出する排水口、
排酸を排水口から廃酸タンクへ配送する配管、新たな塩
酸を供給する供給管及び供給口から成る。槽内の溶液量
は常設又は取外し可能な計測器で計測するか槽内に目盛
を付けて目視にて計測すれば良い。溶液濃度も常設又は
取外し可能な濃度計で測定すれば良い。
【0011】塩酸酸洗槽中の使用済塩酸から所定量を順
次抜き出し、該抜き出した使用済塩酸から真空蒸留法に
よって塩酸を回収する。この方法により、鉄イオンを含
んだ使用済塩酸から塩酸を蒸発させて塩酸を鉄イオンか
ら分離し、気化した塩酸と水蒸気とを回収して再使用可
能な塩酸を得る。
【0012】ところで、真空蒸留法は塩酸が揮発性であ
り、片や鉄イオンが揮発性でないため、塩酸のみを分離
回収することを目的とした酸洗の排液処理には適した処
理方法である。なお塩酸を真空蒸発させる際に、使用済
塩酸溶液中の水も塩酸と共に蒸発し回収されるが、水は
塩酸に比べて揮発性に劣しいので使用済塩酸溶液より濃
度が高い塩酸溶液が回収可能である。このため、真空蒸
留法は酸洗工程での塩酸の再生用ラインとして導入でき
るのである。
【0013】さて、このようにして回収した塩酸は、使
用済塩酸溶液よりも濃度が高いので、この塩酸を酸洗溶
液として再使用するのにあたり濃度調整用の濃塩酸(メ
イクアップ用濃塩酸)を低減できるという特徴を有す
る。そこで使用済塩酸排水後、新しく給水する塩酸はこ
れを濃度調整して、所定量を前記塩酸酸洗層に注入す
る。回収塩酸の濃度調整は、通常の方法で良く、新しい
塩酸はこの回収した塩酸とメイクアップ用濃塩酸を使用
して(回収した塩酸が濃過ぎる場合には工業用水を使用
して)所定の濃度に調整すれば良い。
【0014】塩酸酸洗槽の塩酸濃度は、酸洗処理の進行
と共に濃度が低下するので、定期的又は連続的に塩酸濃
度を測定し使用済塩酸の排水と濃度調整済の新しい塩酸
の給水とを行って制御すれば良い。
【0015】本願請求項3に記載の発明は、本願発明の
解決手段によって、塩酸酸洗槽の塩酸濃度および鉄イオ
ン濃度を制御することを特徴とする鋼材塩酸酸洗槽の塩
酸濃度および鉄イオン濃度制御方法である。
【0016】鉄イオン濃度は塩酸酸洗槽から使用済塩酸
を排水する際に塩酸酸洗槽中の鉄イオン濃度を測定し、
更にそのときの塩酸酸洗槽内の塩酸の濃度と溶液量を計
測すれば調整できる。
【0017】本願請求項2に記載の発明は、本願請求項
1に記載の鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法におい
て、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を一定に制御することを特徴
とする。また、本願請求項4に記載の発明は、本願請求
項3に記載の鋼材酸洗酸洗槽の塩酸濃度および鉄イオン
濃度制御方法において、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を一定に
制御することを特徴とする。
【0018】請求項1および請求項3の様に塩酸濃度を
制御することは、塩酸酸洗槽内の塩酸濃度を測定し、制
御すべき塩酸濃度の下限に近づけば排水と給水の各バル
ブを操作し前述した給水用として濃度調整された新しい
塩酸を給水すれば良い。請求項2および請求項4のよう
に制御すべき塩酸濃度を一定に保持するためには濃度測
定を常時行ない、濃度のわずかな低下を測定したら排水
と給水の各バルブを速やかに開くよう連動させておけば
良い。これらの濃度制御や濃度一定の各作業は制御機器
やコンピュータ制御で行う。
【0019】本願請求項5に記載の発明は、鋼線材コイ
ルの塩酸酸洗方法に関するものである。鋼線材コイルの
塩酸酸洗において、コイルの重なり具合により重なった
部分の付近では酸洗液が局部的に劣化しやすいので、後
述するように、棒鋼や鋼管に比べて酸洗液の濃度を高め
に管理する必要がある。
【0020】本発明者は、ここで、塩酸酸洗槽の塩酸濃
度以外にも鉄イオン濃度の管理が重要であることを知見
し、特に鉄イオン濃度を20g/l以下に制御しながら
酸洗することによって、鋼線材コイルにおいても局部的
な酸洗不良を大きく低下できることを見出したものであ
る。塩酸濃度は15〜25%が好ましい。
【0021】また、鉄イオン濃度は20g/l以下とす
る。鉄イオン濃度が20g/lを越えると、鋼線材コイ
ルに対する酸洗能力が低下してしまうからである。好ま
しくは鉄イオン濃度16g/l以下である。
【0022】本願請求鋼6に記載の発明は、棒鋼又は鋼
管の塩酸酸洗方法に関するものである。本発明者らは、
棒鋼又は鋼管の塩酸酸洗においても、塩酸酸洗槽の塩酸
濃度以外にも鉄イオン濃度の管理が重要であることを知
見し、特に鉄イオン濃度を30g/l以下に制御しなが
ら酸洗することによって、鋼線材コイルにおいても局部
的な酸洗不良を大きく低下できることを見出したもので
ある。
【0023】そこで、種々の研究の結果、塩酸酸洗槽か
ら所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き出した使
用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収して濃度調
整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸洗槽に注
入して、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を所定範囲内に制御する
と共に、該塩酸酸洗槽の鉄イオン濃度を30g/l以下
に制御しながら酸洗することを特徴とする棒鋼又は鋼管
の塩酸酸洗方法を開発したものである。
【0024】棒鋼又は鋼管の塩酸酸洗においては、塩酸
濃度は12〜22%が好ましい。また、鉄イオン濃度は
30g/l以下とする。鉄イオン濃度が30g/lを越
えると、棒鋼や鋼管に対する酸洗能力が低下してしまう
からである。好ましくは鉄イオン濃度23g/l以下で
ある。
【0025】
【実施例】本発明の作用・実施例について図1を用いて
説明する。
【0026】真空蒸留設備では塩酸酸洗ラインの各塩酸
酸洗槽1より一定量の使用済塩酸を抜き出し、廃酸タン
ク2に一次ストックし、ポンプ3により加熱缶4に送
る。加熱缶4で廃酸液は蒸気5により間接加熱で約80
℃まで加熱される。加熱された廃酸液は水エジェクター
方式の真空ポンプ7にて10Torr程度の軽真空にされた
蒸発缶6にて遊離塩酸及び水分の一部を蒸発させる。塩
酸は蒸発しやすい性質をもつため水蒸気と共に次のサー
フェスコンデンサ8にて凝縮回収し、中間タンク9を介
し、回収塩酸タンク10に導かれる。また蒸発しない酸
化鉄は酸化鉄溶液タンク11へはいり中和処理工程へ送
られる。
【0027】回収塩酸は上記工程をとるためメタル分が
数10ppm 以下の純度の高い塩酸が効率よく得られる。
このメタル分の少ない回収塩酸は、目標の塩酸濃度にメ
イクアップ用濃塩酸及び工業水で調整し、抜き出した使
用済塩酸量と同量の濃度調整済塩酸を各塩酸酸洗槽1へ
戻す。
【0028】酸洗は鋼材を熱間加工した際に鋼材表面に
生じた酸化鉄を主体とするスケールを塩酸溶液に浸漬さ
せて溶解除去する処理である。このため溶液中の鉄イオ
ン濃度が高いとスケールの溶解能が低下してしまい、酸
洗に要する処理時間が長くなったり鋼材表面にスケール
が部分的に残存する酸洗不良を引き起こしたりする。そ
こで各塩酸酸洗槽1へ戻す塩酸の循環量は図2に示すよ
うに塩酸酸洗槽における酸洗能力が大きく低下しない2
0g/l以下、好ましくは16g/l以下となるように
その循環量を決定する。
【0029】また、棒鋼・鋼管の場合は30g/l以下
となるようその循環量を決定する。これにより塩酸酸洗
槽の酸洗能力が高位一定化され、生産性及び酸洗品質が
大幅に向上した。
【0030】また、設備的には主としてタンク・加熱缶
等シンプルな化学プラント要素で構成されるため設備が
コンパクトでかつメンテナンス負荷も少ない。
【0031】本実施例では複数の塩酸酸洗槽よりトータ
ル1m/hの塩酸を循環させ、約98%の効率で遊離
塩酸を回収し、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を約20%に鉄イ
オン濃度を16g/l以下に一定化させることができ
た。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり、比較的シンプル・
コンパクトな設備にて約98%高効率の塩酸回収が可能
であり、濃度の一定化により、ステンレス線材酸洗にお
いて生産性が40%向上するとともに酸洗工程での塩酸
での酸洗負荷を増加させた状態で塩酸原単位が約30
%、硝酸及び弗酸原単位が約30%低減した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す設備フロー図である。
【図2】鉄イオン濃度と塩酸酸洗能力の関係の実験値を
示す図である。
【符号の説明】
1…塩酸酸洗槽 2…廃酸タンク 3…ポンプ 4…加熱缶 5…蒸気 6…蒸発缶 7…真空ポンプ 8…サーフェスコンデンサ 9…中間タンク 10…回収塩酸タンク 11…酸化鉄溶液タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古井 哲朗 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内 (72)発明者 春名 靖志 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内 Fターム(参考) 4K053 PA02 PA11 PA15 PA18 QA01 RA19 TA16 TA24 XA14 XA15 XA24 YA03 YA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材の塩酸酸洗ラインにおいて、塩酸酸
    洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き出
    した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収して
    濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸洗
    槽に注入して塩酸酸洗槽の塩酸濃度を制御することを特
    徴とする鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法。
  2. 【請求項2】 塩酸酸洗槽の塩酸濃度を一定に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の鋼材塩酸酸洗槽の塩酸
    濃度制御方法。
  3. 【請求項3】 鋼材の塩酸酸洗ラインにおいて、塩酸酸
    洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出し、該抜き出
    した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩酸を回収して
    濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量前記塩酸酸洗
    槽に注入して塩酸酸洗槽の塩酸濃度および鉄イオン濃度
    を制御することを特徴とする鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度
    および鉄イオン濃度制御方法。
  4. 【請求項4】 塩酸酸洗槽の塩酸濃度を一定に制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の鋼材塩酸酸洗槽の塩酸
    濃度および鉄イオン濃度制御方法。
  5. 【請求項5】 鋼線材コイルの塩酸酸洗ラインにおい
    て、塩酸酸洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出
    し、該抜き出した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩
    酸を回収して濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量
    前記塩酸酸洗槽に注入して、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を所
    定範囲内に制御すると共に、該塩酸酸洗槽の鉄イオン濃
    度を20g/l以下に制御しながら酸洗することを特徴
    とする鋼線材コイルの塩酸酸洗方法。
  6. 【請求項6】 棒鋼又は鋼管の塩酸酸洗ラインにおい
    て、塩酸酸洗槽から所定量の使用済塩酸を順次抜き出
    し、該抜き出した使用済塩酸から真空蒸留法によって塩
    酸を回収して濃度調整し、該濃度調整した塩酸を所定量
    前記塩酸酸洗槽に注入して、塩酸酸洗槽の塩酸濃度を所
    定範囲内に制御すると共に、該塩酸酸洗槽の鉄イオン濃
    度を30g/l以下に制御しながら酸洗することを特徴
    とする棒鋼又は鋼管の塩酸酸洗方法。
JP2000372958A 2000-12-07 2000-12-07 鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法 Pending JP2002180278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000372958A JP2002180278A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000372958A JP2002180278A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002180278A true JP2002180278A (ja) 2002-06-26

Family

ID=18842421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000372958A Pending JP2002180278A (ja) 2000-12-07 2000-12-07 鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002180278A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162106A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Sanyo Special Steel Co Ltd 塩酸酸洗浴の管理方法
WO2008081508A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-10 Hirata Corporation 再生装置及び再生方法
JP5250426B2 (ja) * 2006-12-27 2013-07-31 平田機工株式会社 再生装置及び再生方法
CN104141140A (zh) * 2014-07-17 2014-11-12 武汉钢铁(集团)公司 用于冷轧搪瓷钢的防鳞爆酸洗添加剂
CN105060599A (zh) * 2015-08-28 2015-11-18 中南大学 一种不锈钢酸洗废水资源化回收方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162106A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Sanyo Special Steel Co Ltd 塩酸酸洗浴の管理方法
WO2008081508A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-10 Hirata Corporation 再生装置及び再生方法
WO2008081872A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-10 Hirata Corporation 再生装置及び再生方法
JP5250426B2 (ja) * 2006-12-27 2013-07-31 平田機工株式会社 再生装置及び再生方法
CN104141140A (zh) * 2014-07-17 2014-11-12 武汉钢铁(集团)公司 用于冷轧搪瓷钢的防鳞爆酸洗添加剂
CN105060599A (zh) * 2015-08-28 2015-11-18 中南大学 一种不锈钢酸洗废水资源化回收方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4197139A (en) Process for the reclamation of acid from spent pickle liquor
CN107311239A (zh) 含盐酸废酸的mvr蒸发浓缩回收工艺
WO2016063578A1 (ja) アンモニア含有排水の処理装置および処理方法
DE1546486A1 (de) Abtrennungsverfahren und Vorrichtung hierfuer
DE2027018A1 (de) Verfahren zur Ruckgewinnung von verbrauchter Salzsaure Beize
CA2492183C (en) Method and device for recycling metal pickling baths
US4213830A (en) Method for the transfer of heat
JP2002180278A (ja) 鋼材塩酸酸洗槽の塩酸濃度制御方法および鋼材の酸洗方法
RU2619768C1 (ru) Выпарная установка для концентрирования жидких растворов
US3100727A (en) Method and apparatus of automatically controlling a sulfuric acid treatment plant for ferrous materials
JP7263730B2 (ja) ボイラ水処理装置および処理方法
CN213924671U (zh) 一种改进的氯化石蜡生产用汽化系统
CN213416572U (zh) 蒸发装置
EP0630029B1 (en) Method for separating boric acid
JPH0657466A (ja) 酸洗廃液より硝酸と弗酸の混合酸又は硝酸、弗酸を回収する方法
JP2006283988A (ja) 脱気システム
CN107555695A (zh) 一种酸性蚀刻再生液的零排放系统以及处理方法
JP2942252B1 (ja) 放射性アルコール廃液の処理方法及びそれに用いる装置
CN115862918B (zh) 放射性废液处理方法和系统
US3478884A (en) Combined water distribution and regeneration system
JP2864180B2 (ja) 放射性物質を含む硝酸水溶液の処理方法
JP2864181B2 (ja) 放射性物質を含む硝酸水溶液の処理法
KR100307728B1 (ko) 붕산의 분리방법
JPH06331793A (ja) 硝酸溶液からのルテニウムの除去方法
JPH06114277A (ja) 復水脱塩装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004