JP2002177623A - 指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置 - Google Patents
指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置Info
- Publication number
- JP2002177623A JP2002177623A JP2000378993A JP2000378993A JP2002177623A JP 2002177623 A JP2002177623 A JP 2002177623A JP 2000378993 A JP2000378993 A JP 2000378993A JP 2000378993 A JP2000378993 A JP 2000378993A JP 2002177623 A JP2002177623 A JP 2002177623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- finger
- fingerprint
- specific person
- game medium
- counting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 指がセンサー部の識別可能範囲外に押下され
た場合には、指の移動方向を指示し、指がセンサー部に
傾きをもって押下された場合には、その傾きを補正して
指紋を識別する指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置
を提供する。 【解決手段】 指紋認証装置の指紋照合制御部３０に、
指の押下位置判定手段３８と、傾き角補正手段３９とを
内蔵させたうえ、識別不能であることを報知して指の識
別可能範囲への移動を促す押下位置補正認識手段４１
と、指の移動方向を指示する移動方向指示手段４２とを
接続する。
た場合には、指の移動方向を指示し、指がセンサー部に
傾きをもって押下された場合には、その傾きを補正して
指紋を識別する指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置
を提供する。 【解決手段】 指紋認証装置の指紋照合制御部３０に、
指の押下位置判定手段３８と、傾き角補正手段３９とを
内蔵させたうえ、識別不能であることを報知して指の識
別可能範囲への移動を促す押下位置補正認識手段４１
と、指の移動方向を指示する移動方向指示手段４２とを
接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の遊技
媒体である球、またはスロットマシンの遊技媒体である
メダルを計数するための指紋認証装置を備えた遊技媒体
計数装置に関するものである。なお、本明細書において
媒体とは、これらの遊技媒体（球またはメダル）を意味
するものである。
媒体である球、またはスロットマシンの遊技媒体である
メダルを計数するための指紋認証装置を備えた遊技媒体
計数装置に関するものである。なお、本明細書において
媒体とは、これらの遊技媒体（球またはメダル）を意味
するものである。
【０００２】
【従来の技術】今日、パチンコ機またはスロットマシン
の遊技により獲得した媒体は、計数装置によって計数さ
れ、その計数結果がプリント出力された景品交換券をカ
ウンターに持参して景品と交換するようになっている。
ところが、媒体数を計数装置で計数させる際に不正電波
等によって意図的に計数装置を誤作動させ、不正な媒体
数を表示させた景品交換券を入手し、特殊景品に交換す
るという事犯が頻発している。
の遊技により獲得した媒体は、計数装置によって計数さ
れ、その計数結果がプリント出力された景品交換券をカ
ウンターに持参して景品と交換するようになっている。
ところが、媒体数を計数装置で計数させる際に不正電波
等によって意図的に計数装置を誤作動させ、不正な媒体
数を表示させた景品交換券を入手し、特殊景品に交換す
るという事犯が頻発している。
【０００３】そこで本発明者らは、ホール従業員などの
特定者が指紋認証装置により識別を受けた場合のみ、装
置に内蔵された回転円盤を回転させてメダルを計数する
ことができるメダル計数装置を開発し、先に特願２００
０−０３４１２８号として特許出願済みである。また、
本発明者らは、パチンコ球の計数においては、特定者が
指紋認証装置により識別を受けた場合のみ、媒体投入口
に設けられたシャッターを開閉してパチンコ球を計数す
ることができるパチンコ球計数装置を開発し、先に特願
２０００−０３４１２９号として特許出願済みである。
特定者が指紋認証装置により識別を受けた場合のみ、装
置に内蔵された回転円盤を回転させてメダルを計数する
ことができるメダル計数装置を開発し、先に特願２００
０−０３４１２８号として特許出願済みである。また、
本発明者らは、パチンコ球の計数においては、特定者が
指紋認証装置により識別を受けた場合のみ、媒体投入口
に設けられたシャッターを開閉してパチンコ球を計数す
ることができるパチンコ球計数装置を開発し、先に特願
２０００−０３４１２９号として特許出願済みである。
【０００４】予め登録された特定者を指紋により識別す
る従来の指紋認証装置の例を図７、８に示す。図７は指
紋認証装置のセンサー部（指紋画像入力部）の平面図で
あり、図８はセンサー部の光学系統の構成図である。こ
こで、３１は逆Ｕ字形のガイド、３２は指置き部であ
る。識別に際して、指はプリズム３３の斜面となる指置
き部３２に置かれる。光源３４から放射された光はプリ
ズム３３内を進み指置き部３２で反射する。その際、指
紋の凸部は指が指置き部３２に密着するため、光が拡散
してしまい反射が少なく、指紋の凹部は指が密着しない
ため、光の反射が多い。プリズム３３で反射した光は、
レンズ３５を介して撮像素子３６の受光部で結像し、こ
こで指紋の凹凸情報を光の明暗により得ることができ
る。特定者がセンサー部の指置き部３２に、図９に示す
ように逆Ｕ字形のガイド３１に平行として指を正しく置
くことによって予め登録された特定者であることを識別
することができる。
る従来の指紋認証装置の例を図７、８に示す。図７は指
紋認証装置のセンサー部（指紋画像入力部）の平面図で
あり、図８はセンサー部の光学系統の構成図である。こ
こで、３１は逆Ｕ字形のガイド、３２は指置き部であ
る。識別に際して、指はプリズム３３の斜面となる指置
き部３２に置かれる。光源３４から放射された光はプリ
ズム３３内を進み指置き部３２で反射する。その際、指
紋の凸部は指が指置き部３２に密着するため、光が拡散
してしまい反射が少なく、指紋の凹部は指が密着しない
ため、光の反射が多い。プリズム３３で反射した光は、
レンズ３５を介して撮像素子３６の受光部で結像し、こ
こで指紋の凹凸情報を光の明暗により得ることができ
る。特定者がセンサー部の指置き部３２に、図９に示す
ように逆Ｕ字形のガイド３１に平行として指を正しく置
くことによって予め登録された特定者であることを識別
することができる。
【０００５】上記したような従来の指紋認証装置のセン
サー部においては、指置き部３２の指紋識別可能範囲が
狭いため特定者の指がこの識別可能範囲から外れて押下
された場合や、識別可能範囲内に押下された場合であっ
ても、図１０に示すように指がセンサー部の逆Ｕ字形ガ
イド３１に平行でなく傾き角（捩じれ角）αをもって斜
めに傾いて押下された場合には、指紋の検出が不可能と
なっていた。即ち、特定者が予め正しく指紋を登録し、
センサー部に登録指を押下したにも係わらず、指紋照合
の結果識別不可能となり、登録者本人として認識されな
いという問題が頻発していた。
サー部においては、指置き部３２の指紋識別可能範囲が
狭いため特定者の指がこの識別可能範囲から外れて押下
された場合や、識別可能範囲内に押下された場合であっ
ても、図１０に示すように指がセンサー部の逆Ｕ字形ガ
イド３１に平行でなく傾き角（捩じれ角）αをもって斜
めに傾いて押下された場合には、指紋の検出が不可能と
なっていた。即ち、特定者が予め正しく指紋を登録し、
センサー部に登録指を押下したにも係わらず、指紋照合
の結果識別不可能となり、登録者本人として認識されな
いという問題が頻発していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、特定者がセンサー部の識別可能範囲
から外れて指を押下した場合には、識別不能であること
を報知するとともに指の移動方向を指示し、また、指を
センサー部の識別可能範囲内に斜めに傾いて押下した場
合には、その傾きを補正して指紋を識別することのでき
る指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置を提供するた
めになされたものである。
の問題点を解決し、特定者がセンサー部の識別可能範囲
から外れて指を押下した場合には、識別不能であること
を報知するとともに指の移動方向を指示し、また、指を
センサー部の識別可能範囲内に斜めに傾いて押下した場
合には、その傾きを補正して指紋を識別することのでき
る指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置を提供するた
めになされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の指紋認証装置を備えた遊技媒体計
数装置は、特定者が予め登録された指をセンサー部に押
下することにより特定者を識別する指紋認証装置を備え
た遊技媒体計数装置において、特定者が指を前記センサ
ー部の識別可能範囲から外れて押下した場合に、識別不
能であることを報知して指の識別可能範囲への移動を促
す押下位置補正認識手段と、指の移動方向を指示する移
動方向指示手段とを、指紋認証装置に設けたことを特徴
とするものである。
めになされた本発明の指紋認証装置を備えた遊技媒体計
数装置は、特定者が予め登録された指をセンサー部に押
下することにより特定者を識別する指紋認証装置を備え
た遊技媒体計数装置において、特定者が指を前記センサ
ー部の識別可能範囲から外れて押下した場合に、識別不
能であることを報知して指の識別可能範囲への移動を促
す押下位置補正認識手段と、指の移動方向を指示する移
動方向指示手段とを、指紋認証装置に設けたことを特徴
とするものである。
【０００８】また、本発明の指紋認証装置を備えた遊技
媒体計数装置は、特定者が予め登録された指をセンサー
部に押下することにより特定者を識別する指紋認証装置
を備えた遊技媒体計数装置において、特定者が指を前記
センサー部の識別可能範囲内に斜めに傾けて押下した場
合に、その傾きを補正して指紋の識別を可能とする傾き
角補正手段を、指紋認証装置に設けたことを特徴とする
ものである。
媒体計数装置は、特定者が予め登録された指をセンサー
部に押下することにより特定者を識別する指紋認証装置
を備えた遊技媒体計数装置において、特定者が指を前記
センサー部の識別可能範囲内に斜めに傾けて押下した場
合に、その傾きを補正して指紋の識別を可能とする傾き
角補正手段を、指紋認証装置に設けたことを特徴とする
ものである。
【０００９】本発明の指紋認証装置を備えた遊技媒体計
数装置は、特定者が指をセンサー部の識別可能範囲から
外れて押下した場合には識別不能であることを報知する
押下位置補正認識手段と、指の移動方向を指示する移動
方向指示手段とを設けたことにより、特定者が識別不能
状態であることを察知して指の押下位置の補正が必要で
あることを認識するとともに、指を正常な位置に速やか
に移動して正しい指紋識別を受けることができる。ま
た、特定者が指をセンサー部の識別可能範囲内に斜めに
傾けて押下した場合には、その傾き角を補正して指紋の
識別を可能としたので、指紋の照合をやり直す必要がな
い。
数装置は、特定者が指をセンサー部の識別可能範囲から
外れて押下した場合には識別不能であることを報知する
押下位置補正認識手段と、指の移動方向を指示する移動
方向指示手段とを設けたことにより、特定者が識別不能
状態であることを察知して指の押下位置の補正が必要で
あることを認識するとともに、指を正常な位置に速やか
に移動して正しい指紋識別を受けることができる。ま
た、特定者が指をセンサー部の識別可能範囲内に斜めに
傾けて押下した場合には、その傾き角を補正して指紋の
識別を可能としたので、指紋の照合をやり直す必要がな
い。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
好ましい実施形態を説明する。図１は本発明の指紋認証
装置を備えた遊技媒体計数装置の要部構成を示す斜視図
であって、１はメダルの計数を行う計数制御部、２はパ
チンコ球の計数を行う計数制御部、３は操作制御部、４
は管理端末、５はＨＵＢ（接続装置）である。ここで、
操作制御部３はメダルの計数制御部１、或いはパチンコ
球の計数制御部２と接続されている。操作制御部３に
は、指紋照合の際の不能状態であることなどを示す状態
表示ランプ６、指紋認証装置のセンサー部７、計数モー
ドの切り替え、即ち指紋認証を必要とする通常モードと
指紋認証を必要としないマニュアルモードとの切り替え
を行うための計数モード選択手段８、モニター９が設け
られており、操作制御部３を操作することにより、接続
されているメダルの計数制御部１、或いはパチンコ球の
計数制御部２を作動させて媒体の計数を行うことを可能
としている。なお、２１はシャッターである。
好ましい実施形態を説明する。図１は本発明の指紋認証
装置を備えた遊技媒体計数装置の要部構成を示す斜視図
であって、１はメダルの計数を行う計数制御部、２はパ
チンコ球の計数を行う計数制御部、３は操作制御部、４
は管理端末、５はＨＵＢ（接続装置）である。ここで、
操作制御部３はメダルの計数制御部１、或いはパチンコ
球の計数制御部２と接続されている。操作制御部３に
は、指紋照合の際の不能状態であることなどを示す状態
表示ランプ６、指紋認証装置のセンサー部７、計数モー
ドの切り替え、即ち指紋認証を必要とする通常モードと
指紋認証を必要としないマニュアルモードとの切り替え
を行うための計数モード選択手段８、モニター９が設け
られており、操作制御部３を操作することにより、接続
されているメダルの計数制御部１、或いはパチンコ球の
計数制御部２を作動させて媒体の計数を行うことを可能
としている。なお、２１はシャッターである。
【００１１】図２にはメダルを計数する遊技媒体計数装
置の要部構成のブロック図を示すが、本発明装置が計数
制御部１、操作制御部３、発券出力制御部１０とよりな
る。計数制御部１は遊技結果によって得られたメダルを
投入するホッパー１１と、その下部に配置された回転円
盤１２と、メダルセンサ１３を備えている。遊技結果に
よって得られたメダルをホッパー１１に投入した後、駆
動手段１４（モーター）により回転円盤１２を回転させ
てメダルを遠心力でメダルセンサ１３に送り、メダルを
計数する。メダルの計数後に、計数結果は発券出力制御
部１０からレシートや磁気カードの形で出力される。
置の要部構成のブロック図を示すが、本発明装置が計数
制御部１、操作制御部３、発券出力制御部１０とよりな
る。計数制御部１は遊技結果によって得られたメダルを
投入するホッパー１１と、その下部に配置された回転円
盤１２と、メダルセンサ１３を備えている。遊技結果に
よって得られたメダルをホッパー１１に投入した後、駆
動手段１４（モーター）により回転円盤１２を回転させ
てメダルを遠心力でメダルセンサ１３に送り、メダルを
計数する。メダルの計数後に、計数結果は発券出力制御
部１０からレシートや磁気カードの形で出力される。
【００１２】本発明においては計数制御部１に操作制御
部３を接続し、特定者が操作した時のみ計数制御部１の
回転円盤１２を駆動させることができるようにしてあ
る。図２に示す実施形態においては操作制御部３に特定
者の指紋を識別して特定者を個別に識別できる指紋認証
装置を具備させておき、予め登録した特定者を識別した
時にのみ、計数制御部の回転円盤１２を駆動させる駆動
指令出力信号を駆動手段１４に出力する構成としてあ
る。
部３を接続し、特定者が操作した時のみ計数制御部１の
回転円盤１２を駆動させることができるようにしてあ
る。図２に示す実施形態においては操作制御部３に特定
者の指紋を識別して特定者を個別に識別できる指紋認証
装置を具備させておき、予め登録した特定者を識別した
時にのみ、計数制御部の回転円盤１２を駆動させる駆動
指令出力信号を駆動手段１４に出力する構成としてあ
る。
【００１３】図３はパチンコ球を計数する遊技媒体計数
装置の要部構成を示すブロック図である。図示のよう
に、本装置も計数制御部２と、操作制御部３と、発券出
力制御部１０とにより構成され、これらの部分が接続さ
れて一体のユニットを形成している。計数制御部２はパ
チンコ球の投入口を開閉するシャッター２１と、その駆
動手段２２と、計数検出スイッチ２３と、シャッター２
１が開放状態にあることを検出する第１状態検出手段２
４およびシャッター２１が閉鎖状態にあることを検出す
る第２状態検出手段２５が設けられており、シャッター
２１が第１状態にあるときのみ媒体の計数が可能となっ
ている。計数終了後に、計数結果は発券出力制御部１０
から景品券として出力される。
装置の要部構成を示すブロック図である。図示のよう
に、本装置も計数制御部２と、操作制御部３と、発券出
力制御部１０とにより構成され、これらの部分が接続さ
れて一体のユニットを形成している。計数制御部２はパ
チンコ球の投入口を開閉するシャッター２１と、その駆
動手段２２と、計数検出スイッチ２３と、シャッター２
１が開放状態にあることを検出する第１状態検出手段２
４およびシャッター２１が閉鎖状態にあることを検出す
る第２状態検出手段２５が設けられており、シャッター
２１が第１状態にあるときのみ媒体の計数が可能となっ
ている。計数終了後に、計数結果は発券出力制御部１０
から景品券として出力される。
【００１４】従来の遊技媒体計数装置においては、この
計数制御部２を自由に作動させることができたのである
が、本発明では計数制御部２に操作制御部３を接続し、
特定者が操作した時のみ計数制御部２のシャッター２１
を第２状態から第１状態に開放して計数することができ
るようにしてある。図３に示す実施形態では、操作制御
部３に特定者を個別に識別できる指紋認証装置を具備さ
せておき、予め登録された特定者を識別したときのみ、
計数制御部２のシャッター２１を第１状態とする開放指
令信号を出力するものとしてある。
計数制御部２を自由に作動させることができたのである
が、本発明では計数制御部２に操作制御部３を接続し、
特定者が操作した時のみ計数制御部２のシャッター２１
を第２状態から第１状態に開放して計数することができ
るようにしてある。図３に示す実施形態では、操作制御
部３に特定者を個別に識別できる指紋認証装置を具備さ
せておき、予め登録された特定者を識別したときのみ、
計数制御部２のシャッター２１を第１状態とする開放指
令信号を出力するものとしてある。
【００１５】遊技媒体計数装置を以上のような構成とし
たため、遊技場の従業員の指紋を登録しておけば従業員
以外の遊技者が遊技媒体計数装置を使用しようとしても
回転円盤１２を回転させたり、シャッター２１を開放し
たりして媒体の計数を行うことは不可能であり、遊技者
による不正を防止することができる。
たため、遊技場の従業員の指紋を登録しておけば従業員
以外の遊技者が遊技媒体計数装置を使用しようとしても
回転円盤１２を回転させたり、シャッター２１を開放し
たりして媒体の計数を行うことは不可能であり、遊技者
による不正を防止することができる。
【００１６】しかしながら、前記したように、従来の指
紋認証装置においては、特定者が指をセンサー部７の識
別可能範囲から外れて押下した場合や、指をセンサー部
７の識別可能範囲内に押下しても斜めに傾けて押下した
場合には、指紋の識別が不可能となり、登録者本人であ
るにも係わらず本人と認識されないという問題があるも
のであった。
紋認証装置においては、特定者が指をセンサー部７の識
別可能範囲から外れて押下した場合や、指をセンサー部
７の識別可能範囲内に押下しても斜めに傾けて押下した
場合には、指紋の識別が不可能となり、登録者本人であ
るにも係わらず本人と認識されないという問題があるも
のであった。
【００１７】そこで、本発明において指紋認証装置に
は、特定者が指をセンサー部７の識別可能範囲から外れ
て押下した場合には、識別不能であることを報知して指
の識別可能範囲への移動を促す押下位置補正認識手段
と、指の移動方向を指示する移動方向指示手段とを設け
るものとした。また、特定者の指がセンサー部７の識別
可能範囲内に斜めに傾けて押下した場合には、その傾き
角を補正して指紋の識別を可能とする傾き角補正手段を
備えるものとした。
は、特定者が指をセンサー部７の識別可能範囲から外れ
て押下した場合には、識別不能であることを報知して指
の識別可能範囲への移動を促す押下位置補正認識手段
と、指の移動方向を指示する移動方向指示手段とを設け
るものとした。また、特定者の指がセンサー部７の識別
可能範囲内に斜めに傾けて押下した場合には、その傾き
角を補正して指紋の識別を可能とする傾き角補正手段を
備えるものとした。
【００１８】図４〜６は本発明の一実施形態を示す図で
あって、図４はセンサー部７の指置き部３２の平面図、
図５は指紋認証装置のブロック図、図６は指紋認証装置
の制御のフローチャート図である。図において、指置き
部３２には指の押下位置のずれを検出するための十字形
および円形の位置ずれ検出用マーク３７が、印刷、刻印
（凹形状）などにより設けられている。従って、特定者
が指紋照合を受ける場合には、指を円形のマーク内に置
くとともに、指紋の渦の中心が十字のクロス点に来るよ
うに指を押下することにより、正しい指紋照合を受ける
ことができる。なお、位置ずれを検出する手段は、上記
したようなマークに限定されるものではなく、例えば指
置き部３２を幾つかの微細な画素に分割することによっ
ても、上下左右の位置ずれや斜めの傾きを検出すること
ができる。
あって、図４はセンサー部７の指置き部３２の平面図、
図５は指紋認証装置のブロック図、図６は指紋認証装置
の制御のフローチャート図である。図において、指置き
部３２には指の押下位置のずれを検出するための十字形
および円形の位置ずれ検出用マーク３７が、印刷、刻印
（凹形状）などにより設けられている。従って、特定者
が指紋照合を受ける場合には、指を円形のマーク内に置
くとともに、指紋の渦の中心が十字のクロス点に来るよ
うに指を押下することにより、正しい指紋照合を受ける
ことができる。なお、位置ずれを検出する手段は、上記
したようなマークに限定されるものではなく、例えば指
置き部３２を幾つかの微細な画素に分割することによっ
ても、上下左右の位置ずれや斜めの傾きを検出すること
ができる。
【００１９】本発明の指紋認証装置は、図５に示すよう
に、指紋画像を入力するセンサー部７が指紋照合制御部
３０に接続されており、指紋照合制御部３０には指の押
下位置判定手段３８と傾き角補正手段３９が内蔵されて
いる。また、指紋照合制御部３０には該制御部からの指
令を受けて、指紋照合不能であることを報知して指の押
下位置の補正が必要であることを認識させるための状態
表示ランプ６、ブザー等の押下位置補正認識手段４１
と、指の移動方向を指示するモニター９、音声などの移
動方向指示手段４２が接続されている。
に、指紋画像を入力するセンサー部７が指紋照合制御部
３０に接続されており、指紋照合制御部３０には指の押
下位置判定手段３８と傾き角補正手段３９が内蔵されて
いる。また、指紋照合制御部３０には該制御部からの指
令を受けて、指紋照合不能であることを報知して指の押
下位置の補正が必要であることを認識させるための状態
表示ランプ６、ブザー等の押下位置補正認識手段４１
と、指の移動方向を指示するモニター９、音声などの移
動方向指示手段４２が接続されている。
【００２０】次に、本発明の指紋認証装置の制御フロー
を図６により説明する。ステップＳ１でセンサー部７か
ら入力した指紋画像を取り込み、ステップＳ２で押下さ
れた指紋が識別可能範囲内にあるか否かを判断する。指
の押下位置が識別可能範囲内にない時は、ステップＳ３
で位置ずれを検出し、ステップＳ４にて位置ずれが予め
定められた基準値以上であるかを判断する。位置ずれが
基準値未満であればステップＳ１に戻り、基準値以上で
あればステップＳ５に進んで指紋照合処理をＳＴＯＰす
るとともに、ステップＳ６にて照合不能であることをラ
ンプ等により報知して押下位置を補正する必要のあるこ
とを特定者に認識させ、ステップＳ７にてその移動方向
をモニター９等に、例えば「右へ」「左へ」「上へ」
「下へ」というような表示により指示して、ステップＳ
１に戻る。このようにして、指の押下位置ずれが指紋の
照合に支障を生ずるほど大きい場合には、特定者に識別
不能状態であることを報知するとともに、指の移動方向
を指示する。従って、特定者は指を速やかに正常な位置
に移動して、正確な指紋識別を受けることができる。
を図６により説明する。ステップＳ１でセンサー部７か
ら入力した指紋画像を取り込み、ステップＳ２で押下さ
れた指紋が識別可能範囲内にあるか否かを判断する。指
の押下位置が識別可能範囲内にない時は、ステップＳ３
で位置ずれを検出し、ステップＳ４にて位置ずれが予め
定められた基準値以上であるかを判断する。位置ずれが
基準値未満であればステップＳ１に戻り、基準値以上で
あればステップＳ５に進んで指紋照合処理をＳＴＯＰす
るとともに、ステップＳ６にて照合不能であることをラ
ンプ等により報知して押下位置を補正する必要のあるこ
とを特定者に認識させ、ステップＳ７にてその移動方向
をモニター９等に、例えば「右へ」「左へ」「上へ」
「下へ」というような表示により指示して、ステップＳ
１に戻る。このようにして、指の押下位置ずれが指紋の
照合に支障を生ずるほど大きい場合には、特定者に識別
不能状態であることを報知するとともに、指の移動方向
を指示する。従って、特定者は指を速やかに正常な位置
に移動して、正確な指紋識別を受けることができる。
【００２１】また、ステップＳ２で押下された指紋が識
別可能範囲内にあると判断された場合には、ステップＳ
８に進み、指の傾き角αを測定する。次いでステップＳ
９にてその傾き角αの補正を行い、ステップＳ１０にて
指紋照合処理を行なって後、ステップＳ１に戻る。この
ようにして、指の押下が識別可能範囲内である場合に
は、指が逆Ｕ字形のガイド３１に多少傾いた状態として
押下されても、その傾き角を補正して指紋を識別するこ
とができるので、特定者は指紋を再度照合する必要がな
い。
別可能範囲内にあると判断された場合には、ステップＳ
８に進み、指の傾き角αを測定する。次いでステップＳ
９にてその傾き角αの補正を行い、ステップＳ１０にて
指紋照合処理を行なって後、ステップＳ１に戻る。この
ようにして、指の押下が識別可能範囲内である場合に
は、指が逆Ｕ字形のガイド３１に多少傾いた状態として
押下されても、その傾き角を補正して指紋を識別するこ
とができるので、特定者は指紋を再度照合する必要がな
い。
【００２２】
【発明の効果】以上に説明したように、特定者が指をセ
ンサー部の識別可能範囲から外れて押下した場合には、
押下位置補正認識手段により識別不能であることを報知
して指の識別可能範囲への移動を促すとともに、移動方
向指示手段により指の移動方向を指示する。従って、特
定者は指を速やかに正常な位置に移動して、正しい指紋
識別を受けることができる。また、特定者が指をセンサ
ー部の識別可能範囲内に斜めに傾けて押下した場合に
は、傾き角補正手段がその傾きを補正して指紋の識別を
可能としたので、指紋の照合をやり直す必要がなく、特
定者はスムーズに媒体の計数を開始することができる利
点がある。
ンサー部の識別可能範囲から外れて押下した場合には、
押下位置補正認識手段により識別不能であることを報知
して指の識別可能範囲への移動を促すとともに、移動方
向指示手段により指の移動方向を指示する。従って、特
定者は指を速やかに正常な位置に移動して、正しい指紋
識別を受けることができる。また、特定者が指をセンサ
ー部の識別可能範囲内に斜めに傾けて押下した場合に
は、傾き角補正手段がその傾きを補正して指紋の識別を
可能としたので、指紋の照合をやり直す必要がなく、特
定者はスムーズに媒体の計数を開始することができる利
点がある。
【図１】 本発明の遊技媒体計数装置の要部構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】 メダルを計数する遊技媒体計数装置の要部構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図３】 パチンコ球を計数する遊技媒体計数装置の要
部構成を示すブロック図である。
部構成を示すブロック図である。
【図４】 センサー部の指置き部の平面図である。
【図５】 本発明の指紋認証装置のブロック図である。
【図６】 本発明の指紋認証装置の制御のフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図７】 指紋認証装置のセンサー部の平面図である。
【図８】 センサー部の光学系統の構成図である。
【図９】 センサー部に指を正しく置いた状態を示す説
明図である。
明図である。
【図１０】 センサー部に指を斜めに傾けて置いた状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
１ メダルの計数制御部 ２ パチンコ球の計数制御部 ３ 操作制御部 ４ 管理端末 ５ ＨＵＢ ６ 状態表示ランプ ７ センサー部 ８ 計数モード選択手段 ９ モニター １０ 発券出力制御部 １１ ホッパー １２ 回転円盤 １３ メダルセンサ １４ 駆動手段 ２１ シャッター ２２ 駆動手段 ２３ 計数検出スイッチ ２４ 第１状態検出手段 ２５ 第２状態検出手段 ３０ 指紋照合制御部 ３１ 逆Ｕ字形のガイド ３２ 指置き部 ３３ プリズム ３４ 光源 ３５ レンズ ３６ 撮像素子 ３７ 位置ずれ検出用マーク ３８ 押下位置判定手段 ３９ 傾き角補正手段 ４１ 押下位置補正認識手段 ４２ 移動方向指示手段
Claims (2)
- 【請求項１】 特定者が予め登録された指をセンサー部
に押下することにより特定者を識別する指紋認証装置を
備えた遊技媒体計数装置において、特定者が指を前記セ
ンサー部の識別可能範囲から外れて押下した場合に、識
別不能であることを報知して指の識別可能範囲への移動
を促す押下位置補正認識手段と、指の移動方向を指示す
る移動方向指示手段とを、指紋認証装置に設けたことを
特徴とする指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置。 - 【請求項２】 特定者が予め登録された指をセンサー部
に押下することにより特定者を識別する指紋認証装置を
備えた遊技媒体計数装置において、特定者が指を前記セ
ンサー部の識別可能範囲内に斜めに傾けて押下した場合
に、その傾きを補正して指紋の識別を可能とする傾き角
補正手段を、指紋認証装置に設けたことを特徴とする指
紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000378993A JP2002177623A (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | 指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000378993A JP2002177623A (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | 指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002177623A true JP2002177623A (ja) | 2002-06-25 |
Family
ID=18847460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000378993A Pending JP2002177623A (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | 指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002177623A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7760920B2 (en) | 2003-11-17 | 2010-07-20 | Fujitsu Limited | Biometric information obtaining apparatus |
| US20110062331A1 (en) * | 2004-12-28 | 2011-03-17 | Sony Corporation | Bioimaging apparatus |
| EP1890532B1 (en) * | 2005-04-26 | 2012-01-11 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | A system for delivering pain without causing physiological damage |
| JP2015009061A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2000
- 2000-12-13 JP JP2000378993A patent/JP2002177623A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7760920B2 (en) | 2003-11-17 | 2010-07-20 | Fujitsu Limited | Biometric information obtaining apparatus |
| US7801340B2 (en) | 2003-11-17 | 2010-09-21 | Fujitsu Limited | Biometric information obtaining apparatus |
| US20110062331A1 (en) * | 2004-12-28 | 2011-03-17 | Sony Corporation | Bioimaging apparatus |
| US8792967B2 (en) * | 2004-12-28 | 2014-07-29 | Sony Corporation | Bioimaging apparatus |
| EP1890532B1 (en) * | 2005-04-26 | 2012-01-11 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | A system for delivering pain without causing physiological damage |
| JP2015009061A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8215640B2 (en) | Gaming machine that randomly determines oscillation mode of table for rolling dice | |
| US5103081A (en) | Apparatus and method for reading data encoded on circular objects, such as gaming chips | |
| US20060080254A1 (en) | Individual authentication method, individual authentication device, and program for same | |
| EP1736940A1 (en) | Player authentication device and player management server | |
| EP1669942A1 (en) | Automated transaction control method, device and program | |
| KR20060044842A (ko) | 생체 인증 장치의 유도 화면 제어 방법, 생체 인증 장치 및그 프로그램을 수록한 기록 매체 | |
| EP3142037A1 (en) | Ic card access control method for biometrics authentication, biometrics authentication method, and biometrics authentication device | |
| JP2011004963A (ja) | 不正を防止すると共にゲームの進行をディーラにナビゲートするゲーミングシステム | |
| US20080207319A1 (en) | Peripheral device and method of detecting illegal action | |
| JP2002177623A (ja) | 指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置 | |
| US8216057B2 (en) | Gaming machine that prevents game from continuing without dice position and dots changing | |
| AU2006249276A1 (en) | Peripheral device, playing time measuring system and playing time measuring device | |
| US7508957B2 (en) | Method of registration of authorized agent information for a biometrics authentication device, authentication method for a biometrics authentication device, and biometrics authentication device | |
| JP3654341B2 (ja) | 指紋認証装置を備えた遊技媒体計数装置 | |
| EP1612716B1 (en) | User interface for image input in a biometric authentication device; corresponding biometric authentication device, method and program | |
| JP2003290533A (ja) | 遊技会員照合方法、履歴画像保存表示方法及び遊技場内会員システム | |
| JP3705350B2 (ja) | 遊技媒体計数装置 | |
| US6839848B1 (en) | Information processing system and peripheral apparatus | |
| JP2001242952A (ja) | 個人認証装置、個人認証方法および個人認証プログラムを記録した記録媒体 | |
| JP2008302205A (ja) | スロットマシン及びその制御方法 | |
| US20080305846A1 (en) | Slot Machine With Symbol Sensor And Control Method Thereof | |
| EP0436050A1 (en) | Slot machine | |
| US20230162550A1 (en) | Fixedly Mounted Ticket Detection Device for an Access Control System | |
| US7347782B2 (en) | Paper motion detector in a gaming machine | |
| JPH0676146A (ja) | メダル選択装置及びメダル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040809 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050128 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050316 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |