JP2002177452A - 遊戯機 - Google Patents
遊戯機Info
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Abstract
み込むような音場、耳元でささやかれるような音場、ま
たは音像が前後に移動し得る音場)を再生し得る遊戯機
を提供すること。 【解決手段】 遊戯機は、遊戯状態を制御する制御手段
と、3チャンネル以上の効果音および/または報知音を
発生させる音源情報または音源ソースが収められた音源
と、該制御手段および該音源からの信号を受けて3チャ
ンネル以上のサラウンド信号に変換するサラウンド変換
手段と、該サラウンド変換手段からの信号をアナログ信
号に変換する複数の信号変換手段と、複数の増幅器と、
複数のスピーカとを備える。
Description
り詳細には、遊戯者を包み込むような音場を再生し得る
遊戯機に関する。
機、パチンコ遊戯機)は、効果音や遊戯中の報知音をモ
ノラルスピーカで再生していた。しかし、モノラルスピ
ーカによる音の再生では臨場感に乏しく、遊戯者は十分
な満足感が得られなかった。
や遊戯中の報知音をステレオスピーカで再生するパチン
コ遊戯機が提案されている。図8は、このようなパチン
コ遊戯機における効果音または報知音の再生を説明する
ためのブロックダイアグラムである。パチンコ遊戯機51
における効果音および報知音の音信号は、CPU52(これ
は、パチンコ遊戯機の遊戯状態も制御する)により制御
されるステレオまたはモノラル音源53から発せられ、増
幅器57(57A、57B)を経てステレオスピーカ58(すなわ
ち、Lスピーカ58AよびRスピーカ58B)により遊戯者に再
生される。このようにスピーカおよび/または音源をス
テレオ化することにより、遊戯者は、より臨場感のある
遊戯を楽しめるようになった。しかし、ステレオスピー
カでは、図9に示すように、再生音場が遊戯者の左右前
方の領域に限られるので、遊戯者を包み込むような音場
再生は不可能である。その結果、遊戯における臨場感は
未だ不十分である。
するために、2チャンネルのステレオまたはモノラル音
源からの信号をミキシングや仮想音像定位処理を用い
て、仮想的にサラウンド音場を形成する遊戯機が提案さ
れている(特開2000−93579号)。しかし、この遊戯機
によれば、音像の移動により遊戯者を包み込むような音
場を形成するためには、ミキシングの際に、係数処理を
時間的に変化させる必要が有り煩雑である。また、3チ
ャンネル以上のサラウンド音源ではなく、2チャンネル
のステレオまたはモノラル音源から、仮想的に3チャン
ネル以上のサラウンド音場を形成しているにすぎないの
で、臨場感のある音場再生はまだ不十分であるという問
題がある。
なされたものであり、その目的とするところは、きわめ
て臨場感にあふれた音場(遊戯者を包み込むような音
場、耳元でささやかれるような音場、または音像が前後
に移動し得る音場)を再生し得る遊戯機を提供すること
にある。
遊戯状態を制御する制御手段と、3チャンネル以上の効
果音および/または報知音を発生させる音源情報または
音源ソースが収められた音源と、該制御手段および該音
源からの信号を受けて3チャンネル以上のサラウンドデ
ジタル信号に変換するサラウンド変換手段と、該サラウ
ンド変換手段からのデジタル信号をアナログ音声信号に
変換する複数の信号変換手段と、複数の増幅器と、複数
のスピーカとを備える。
上記サラウンド変換手段からの信号を受けて仮想音像定
位処理を行なう仮想音像定位手段をさらに備える。
ンド変換手段からの信号は、少なくとも前方左チャンネ
ル信号、前方右チャンネル信号、サラウンド左チャンネ
ル信号、サラウンド右チャンネル信号を含み、遊戯機
は、該前方左チャンネル信号に対応した音声信号を再生
する前方左スピーカと、該前方右チャンネル信号に対応
した音声信号を再生する前方右スピーカと、サラウンド
左チャンネル信号およびサラウンド右チャンネル信号を
仮想音像定位処理して得られる仮想音像定位処理済左信
号に対応した音声信号を再生するサラウンド左スピーカ
と、サラウンド左チャンネル信号およびサラウンド右チ
ャンネル信号を仮想音像定位処理して得られる仮想音像
定位処理済右信号に対応した音声信号を再生するサラウ
ンド右スピーカとを備える。
ンド変換手段からの信号は、少なくとも前方左チャンネ
ル信号、前方右チャンネル信号、サラウンド左チャンネ
ル信号、サラウンド右チャンネル信号を含み、遊戯機
は、サラウンド左チャンネル信号およびサラウンド右チ
ャンネル信号を仮想音像定位処理して得られる仮想音像
定位処理済左信号と該前方左チャンネル信号とを混合す
る混合手段と、サラウンド左チャンネル信号およびサラ
ウンド右チャンネル信号を仮想音像定位処理して得られ
る仮想音像定位処理済右信号と該前方右チャンネル信号
とを混合する混合手段とを備える。
は、上記サラウンド変換手段からの信号は、少なくとも
前方左チャンネル信号、前方右チャンネル信号、前方中
央チャンネル信号を含み、遊戯機は、該前方左チャンネ
ル信号に対応した音声信号を再生する前方左スピーカ
と、該前方右チャンネル信号に対応した音声信号を再生
する前方右スピーカと、該前方中央チャンネル信号に対
応した音声信号を再生する前方中央スピーカとを備え
る。
ンド変換手段からの信号は、少なくとも前方左チャンネ
ル信号、前方右チャンネル信号、前方中央チャンネル信
号を含み、遊戯機は、該前方中央チャンネル信号と該前
方左チャンネル信号とを混合する混合手段と、該前方中
央チャンネル信号と該前方右チャンネル信号とを混合す
る混合手段とを備える。
説明する。本発明による遊戯機は、3チャンネル以上の
効果音および/または報知音を発生させる音源情報また
は音源ソースが収められた音源、および音源からの信号
を受けて3チャンネル以上のサラウンド信号に変換する
サラウンド変換手段を備えている。従って、2チャンネ
ルのステレオまたはモノラル音源から仮想的にサラウン
ド音場を形成するのではなく、音源に収納された3チャ
ンネル以上の効果音および/または報知音を発生させる
音源情報または音源ソースからの信号を、サラウンド変
換手段により実際に3チャンネル以上のサラウンド信号
に変換しサラウンド音場を形成するので、遊戯者の周り
には、きわめて臨場感あふれる3チャンネル以上のサラ
ウンド音場を形成することができる。
行なう仮想音像定位手段を備えているので、遊戯機前面
に設けられたサラウンドスピーカから、仮想音像定位処
理により遊戯者を包み込むような位置(例えば、側方、
斜め前方、後方)に定位することができる。したがっ
て、遊戯者の側(後)方にサラウンドスピーカを配置す
ることなく、遊戯機が前面に備えるサラウンドスピーカ
のみできわめて臨場感あふれる音場を形成することがで
きる。
ネルへのミキンシング処理(すなわち、遊戯者を包み込
むような位置(例えば、側方、斜め前方、後方)に定位
された音像の移動を行なう処理)が行われた音源情報ま
たは音源ソースを収めることができるので、音像の移動
を行なう場合に遊戯機内で仮想音像定位手段への入出力
のミキシングをする必要がなく、また、係数処理を時間
的に変化させる必要がなく、きわめて容易に臨場感あふ
れる音場を形成することができる。
方右スピーカ、サラウンド左スピーカ、サラウンド右ス
ピーカを備えており、少なくとも前方左チャンネル信
号、前方右チャンネル信号、サラウンド左チャンネル信
号およびサラウンド右チャンネル信号を含む4チャンネ
ル以上のサラウンド信号を再生できるので、きわめて臨
場感あふれるサラウンド音場を形成することができる。
済左信号を前方左チャンネル信号に混合し、仮想音像定
位処理済右信号を前方右チャンネル信号に混合すること
ができるので、サラウンド左スピーカおよびサラウンド
右スピーカを使用することなく(または、サラウンド左
スピーカおよびサラウンド右スピーカを備えることな
く)、前方左スピーカおよび前方右スピーカから、仮想
音像定位処理済左信号および仮想音像定位処理済右信号
を再生することができる。
ピーカ、前方右スピーカ、前方中央スピーカを備えてお
り、少なくとも前方左チャンネル信号、前方右チャンネ
ル信号、前方中央チャンネル信号を含む3チャンネル以
上のサラウンド信号を再生できるので、きわめて臨場感
あふれるサラウンド音場を形成することができる。
ル信号を前方左チャンネル信号および前方右チャンネル
信号に混合することができるので、前方中央スピーカを
使用することなく(または、前方中央スピーカを備える
ことなく)、前方左スピーカおよび前方右スピーカか
ら、前方中央チャンネル信号を再生することができる。
ましい実施形態について具体的に説明するが、本発明は
これらの実施形態には限定されない。簡単のため、本明
細書においてはスロットマシン(例えば、パチスロ機)
について説明するが、本発明は、これ意外に、例えば、
パチンコ機、ピンボールマシン、いわゆるアーケードゲ
ーム機(すなわち、ゲームセンターで利用されるゲーム
機)、ファミコンなどの家庭用ゲーム機に適用されるこ
とが明らかである。
遊戯機における効果音および/または報知音の再生を説
明するためのブロックダイアグラムである。図2は、本
発明の好ましい実施形態による遊戯機を示す概略正面図
である。図3は、本発明の好ましい実施形態による遊戯
機を用いた場合の再生音場を説明するための概念図であ
る。
(例えば、CPU)2、音源3、サラウンド変換手段4、仮想
音像定位手段5、信号変換手段6、増幅器7およびスピー
カ8を備えている。
の報知音を発生させるための音源ソース(例えば、「リ
ーチ」、「大当たり」などの音)が収められている。音
源ソースは、例えば、3チャンネル以上のサラウンド信
号が圧縮音声符号化されて収められている。または、音
源3は、3チャンネル以上の効果音および/または報知
音を発生させるための音源情報(例えば、FM音源等のシ
ンセサイザ音源)のみが収められていてもよい。さら
に、音源3は、音源ソースと音源情報とを組み合わせて
使用してもよい。好ましくは、音源ソースまたは音源情
報は、遊戯者を包み込むような位置(例えば、側方、斜
め前方、後方)に定位された音像の移動を行なうミキシ
ング、いわばサラウンドエンコード処理が行われて、音
源3に収められている。
合に、任意の適切な方式が採用され得るが、好ましく
は、圧縮率の高いサラウンドエンコード方式が採用され
得る。音源3に収納する音源ソースの量、種類を増加す
ることができ、遊戯状態に応じて多種類の音源を再生す
ることができるからである。音声圧縮符号化の方式は、
例えば、DOLBY DIGITAL、DTS、MPEGまたはDOLBY PRO LO
GIC等が採用され得る。音源3は、代表的には、半導体メ
モリから構成された音源ICが採用され得る。また、音源
3は、ハードディスク、CD、CD−ROM、DVDなどの記録媒
体も採用することができ、さらに音源ICと記録媒体とを
組み合わせて使用することもできる。ハードディスク、
DVD等は記録容量が大きいので、音源3に収納する音源ソ
ースの量、種類を増加することができる。
れた音源ソースの圧縮音声符号化方式に対応した方式の
サラウンドデコーダが採用され得る。サラウンドデコー
ダ4は、音源3からの圧縮音声符号化された信号を量子化
されたデジタル信号として3チャンネル以上のサラウン
ド信号に復号化する。サラウンドデコーダ4は、代表的
には、DSP(Digital Signal Processor)から構成され
ている。
ー型フィルタ、ラティス型フィルタが用いられる。本実
施形態においては、図4に示すような、非相関化処理回
路を有するシャフラー型フィルタが用いられる。
化されたサラウンド信号のチャンネル数に対応して、遊
戯機前面に設けられている。例えば、6チャンネルのサ
ラウンド信号である場合には、図2のように、前方中央
スピーカ8A、前方左スピーカ8B、前方右スピーカ8C、サ
ラウンド左スピーカ8D、サラウンド右スピーカ8Eおよび
低域スピーカ8Fが設けられている。増幅手段7(7A〜7
F)および信号変換手段6(6A〜6F)もサラウンド信号の
チャンネル数に対応して設けられている。信号変換手段
6は、例えば、与えられる信号がデジタル信号である場
合にはD/Aコンバータが採用され得る。
する。遊戯状態に応じて、例えば、CPU2の制御により音
源3から6チャンネルの圧縮音声符号化された信号が、
サラウンドデコーダ4に与えられる。サラウンドデコー
ダ4は、CPU2の制御により音源3からの圧縮音声符号化さ
れた信号を、前方中央チャンネル信号CF、前方左チャン
ネル信号LF、前方右チャンネル信号RF、サラウンド左チ
ャンネル信号LS、サラウンド右チャンネル信号RS、低域
チャンネル信号LFEに復号化する。その後、各々の信号
は係数乗算器9(9A〜9F)によって所定の係数が乗算さ
れ、信号量が適切に調節され、スピーカ8A〜8Fから再生
される音の音量が適切に調節される。
ンネル信号LSおよびサラウンド右チャンネル信号RSはそ
れぞれ仮想音像定位手段5に与えられる。仮想音像定位
手段5においては、サラウンド左チャンネル信号LSおよ
びサラウンド右チャンネル信号RSは、非相関化処理回路
10に与えられる。任意の適切な非相関化処理回路10が用
いられるが、代表例としては、オールパスフィルタ(AP
F)が挙げられる。APF10D、10Eを通すことにより、図5
に示すように、サラウンド左チャンネル信号LSとサラウ
ンド右チャンネル信号RSとの間に周波数に応じて所定の
(例えば、140度〜160度の)位相差が得られる。所定の
位相差を有するサラウンド左チャンネル信号LSおよびサ
ラウンド右チャンネル信号RSは、加算器11および減算器
12を通される。加算器11により加算された信号は、所定
の伝達関数Hsumを有するフィルタ部13で処理され、減算
器12により減算された信号は、所定の伝達関数Hdifを有
するフィルタ部14で処理される。伝達関数Hsumおよび伝
達関数Hdifは、例えば、図6に示すような周波数対ゲイ
ン特性を有するように設定される。さらに、フィルタ部
13および14で処理された信号は、加算器15および減算器
16を通され、仮想音像定位処理済左信号LS’および仮想
音像定位処理済右信号RS’が出力される。
ネル信号LF、前方右チャンネル信号RF、仮想音像定位処
理済左信号LS’、仮想音像定位処理済右信号RS’、低域
チャンネル信号LFEは、DAコンバータ6A〜6Fによって、
各々アナログ音声信号に変換される。
信号は、増幅器7A〜7Fで増幅され、スピーカ8A〜8Fに与
えられる。そして、遊戯機前面に設けられた前方中央ス
ピーカ8A、前方左スピーカ8B、前方右スピーカ8C、低域
スピーカ8Fから、遊戯機前方にサラウンド音場を形成す
ることができる。さらに、遊戯機前面に設けられたサラ
ウンド左スピーカ8D、サラウンド右スピーカ8Eからは、
図3に示すように、例えば遊戯者の側方に、仮想スピー
カXLおよびXRを設けるように、この仮想スピーカの位置
に効果音および/または報知音の音像を定位することが
できる。従って、遊戯機前面に設けたスピーカ8A〜8Fの
みで臨場感あふれる音場を形成することができる。ま
た、サラウンド音源3には各チャンネル間においてミキ
シング処理が行なわれた信号を圧縮音声符号化して収納
することができるので、遊戯状態に応じて適宜に仮想ス
ピーカの定位位置を所定の位置(例えば、遊戯者の左右
斜め前方、遊戯者の後方)に移動することができる。従
って、図3に示すように、遊戯者を包み込むような再生
音場の移動範囲17が形成される。
る。図7は、本実施形態による効果音および/または報
知音の再生を説明するためのブロックダイアグラムであ
る。図1と同一部分には同一符号を付け説明を省略す
る。本実施形態においては、左右サラウンドスピーカ、
前方中央スピーカを使用しない場合においても、きわめ
て臨場感のあふれたサラウンド音場を形成することがで
きる(すなわち、図7はサラウンド左右スピーカおよび
前方中央スピーカを備えている場合について説明する
が、サラウンド左右スピーカおよび前方中央スピーカを
備えなくてもよい)。
前方左チャンネル信号LFおよび前方右チャンネル信号RF
に混合する混合器22および23、仮想音像定位処理済左信
号LS’を前方左チャンネル信号LFに混合する混合器24、
仮想音像定位処理済右信号RS’を前方右チャンネル信号
RFに混合する混合器25、係数乗算器9G〜9Mをさらに備え
ている。
ことなく6チャンネルサラウンド再生を行なう場合に
は、係数乗算器9Gの係数を所定の値に、係数乗算器9Aの
係数を0にそれぞれ設定し、前方中央チャンネル信号CF
を前方左チャンネル信号LFおよび前方右チャンネル信号
RFにそれぞれ混合する。そのため、前方左スピーカ8Bお
よび前方右スピーカ8Cからは、前方中央チャンネル信号
CFを含んだ信号を再生することができる。したがって、
前方中央スピーカ8Aを使用することなく(または、備え
ることなく)、きわめて臨場感にあふれた6チャンネル
サラウンド音場を形成することができる。なお、前方中
央スピーカ8Aを使用する場合には、係数乗算器9Aの係数
を所定の値に、係数乗算器9Gの値を0に設定すればよ
い。
ウンド右スピーカ8Eを使用することなく6チャンネルサ
ラウンド再生を行なう場合には、係数乗算器9L、9Mの係
数を所定の値に、係数乗算器9J、9Kの係数を0にそれぞ
れ設定し、仮想音像定位処理済左信号LS’を前方左チャ
ンネル信号LFに混合し、仮想音像定位処理済右信号RS’
を前方右チャンネル信号RFに混合する。したがって、前
方左スピーカ8Bからは仮想音像定位処理済左信号を含ん
だ信号を、前方右スピーカ8Cからは仮想音像定位処理済
右信号を含んだ信号をそれぞれ再生することができる。
したがって、サラウンド左スピーカ8D、サラウンド右ス
ピーカ8Eを使用することなく(または、備えることな
く)、きわめて臨場感にあふれた6チャンネルサラウン
ド音場を形成することができる。なお、サラウンド左ス
ピーカ8Dおよびサラウンド右スピーカ8Eを使用する場合
には、係数乗算器9J、9Kの係数を所定の値に、係数乗算
器9L、9Mの値を0に設定すればよい。
場合には、低域チャンネル信号LFEを前方左チャンネル
信号LFおよび前方右チャンネル信号RFに所定の係数を乗
算し混合すればよい(図示せず)。
2以下に設定することにより、前方中央チャンネル信号
CFを、前方左チャンネル信号LFおよび前方右チャンネル
信号RFに混合する際に、フルスケールのデジタル信号を
加算することにより生じるオーバーフローを防止でき
る。同様に、係数乗算器9H、9I、9L、9Mを例えば1/2
以下に設定することにより、仮想音像定位処理済左信号
LS’を前方左チャンネル信号LFに、仮想音像定位処理済
右信号RS’を前方右チャンネル信号RFに混合する際にオ
ーバーフローを防止できる。
は音源情報をステレオまたはモノラルで収めた音源26、
係数乗算器9N、9O、混合器27、28を備えている。そし
て、必要に応じて、CPU2は音源3の代わりに、音源26を
動作させる。すなわち、遊戯機21は、音源3から3チャ
ンネル以上のサラウンド信号を再生する代わりに、音源
26からのステレオまたはモノラル信号を再生する。音源
26からの例えば、ステレオ左信号Lおよびステレオ右信
号Rは、係数乗算器9N、9Oで所定の係数が乗算された
後、混合手段27、28を介して、増幅器7B、7C、そしてス
ピーカ8B、8Cに与えられる。音源26に収納されているス
テレオ左信号Lおよびステレオ右信号Rがデジタル信号で
ある場合には、DAコンバータ(図示せず)を用いてアナ
ログ信号に変換した後に混合手段27、28に与えられる。
このようにして、遊戯機21は音源3からのサラウンド音
場だけではなく、音源26によるステレオもしくはモノラ
ル音場も形成することができる。したがって、音源3か
らのサラウンド音場と音源26からのステレオもしくはモ
ノラル音場とを遊戯状態に応じて使用することができる
ので、サラウンド音場の臨場感をより際立たせることが
でき、かつ、遊戯者は遊戯状態に応じた様々な臨場感に
より遊戯を楽しむことができる。
説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されな
い。例えば、サラウンドデコーダ4の方式がDOLBY PRO L
OGICである場合には、音源ソースとして2チャンネルの
ステレオ信号が収められている場合にも対応することが
できる。すなわち、DOLBY PRO LOGICでは、3チャンネ
ル以上の圧縮音声符号化された信号を3チャンネル以上
のサラウンド信号に復号化するだけでなく、音源3に圧
縮されずに収められた2チャンネルのステレオ信号を3チ
ャンネル以上のサラウンド信号に変換することができ
る。
右スピーカを配置する場合には、遊戯機に仮想音像定位
手段を設ける必要はない。さらに、遊戯機に仮想音像定
位処理を行なう経路と仮想音像定位処理を行なわない経
路とを並列に設け、これらの経路を係数乗算器等により
切換えることにより、遊戯者の側(後)方に配置したサ
ラウンド左右スピーカを使用する場合と遊戯機に設けた
サラウンド左右スピーカを使用する場合との両方に対応
することができる。
上の効果音および/または報知音を発生させる音源情報
または音源ソースが収められた音源と、サラウンド音源
からの信号を3チャンネル以上のサラウンド信号に変換
するサラウンド変換手段とを備えているので、きわめて
臨場感あふれた音場を形成することができる。
る効果音および/または報知音の再生を説明するための
ブロックダイアグラムである。
概略正面図である。
た場合の再生音場を説明するための概念図である。
るための概念図である。
と移相との関係の一例を示す模式的グラフである。
達関数HsumおよびHdifの周波数とゲイン特性との関係を
示すグラフである。
おける効果音および/または報知音の再生を説明するた
めのブロックダイアグラムである。
説明するためのブロックダイアグラムである。
念図である。
Claims (6)
- 【請求項1】遊戯状態を制御する制御手段と、 3チャンネル以上の効果音および/または報知音を発生
させる音源情報または音源ソースが収められた音源と、 該制御手段および該音源からの信号を受けて3チャンネ
ル以上のサラウンドデジタル信号に変換するサラウンド
変換手段と、 該サラウンド変換手段からのデジタル信号をアナログ音
声信号に変換する複数の信号変換手段と、 複数の増幅器と、 複数のスピーカとを備える、遊戯機。 - 【請求項2】前記サラウンド変換手段からの信号を受け
て仮想音像定位処理を行なう仮想音像定位手段をさらに
備える、請求項1に記載の遊戯機。 - 【請求項3】前記サラウンド変換手段からの信号が、少
なくとも前方左チャンネル信号、前方右チャンネル信
号、サラウンド左チャンネル信号、サラウンド右チャン
ネル信号を含み、 該前方左チャンネル信号に対応した音声信号を再生する
前方左スピーカと、 該前方右チャンネル信号に対応した音声信号を再生する
前方右スピーカと、 サラウンド左チャンネル信号およびサラウンド右チャン
ネル信号を仮想音像定位処理して得られる仮想音像定位
処理済左信号に対応した音声信号を再生するサラウンド
左スピーカと、 サラウンド左チャンネル信号およびサラウンド右チャン
ネル信号を仮想音像定位処理して得られる仮想音像定位
処理済右信号に対応した音声信号を再生するサラウンド
右スピーカとを備える、請求項2に記載の遊戯機。 - 【請求項4】前記サラウンド変換手段からの信号が、少
なくとも前方左チャンネル信号、前方右チャンネル信
号、サラウンド左チャンネル信号、サラウンド右チャン
ネル信号を含み、 サラウンド左チャンネル信号およびサラウンド右チャン
ネル信号を仮想音像定位処理して得られる仮想音像定位
処理済左信号と該前方左チャンネル信号とを混合する混
合手段と、 サラウンド左チャンネル信号およびサラウンド右チャン
ネル信号を仮想音像定位処理して得られる仮想音像定位
処理済右信号と該前方右チャンネル信号とを混合する混
合手段とを備える、請求項2または3に記載の遊戯機。 - 【請求項5】前記サラウンド変換手段からの信号が、少
なくとも前方左チャンネル信号、前方右チャンネル信
号、前方中央チャンネル信号を含み、 該前方左チャンネル信号に対応した音声信号を再生する
前方左スピーカと、 該前方右チャンネル信号に対応した音声信号を再生する
前方右スピーカと、 該前方中央チャンネル信号に対応した音声信号を再生す
る前方中央スピーカとを備える、請求項1〜4のいずれ
かに記載の遊戯機。 - 【請求項6】前記サラウンド変換手段からの信号が、少
なくとも前方左チャンネル信号、前方右チャンネル信
号、前方中央チャンネル信号を含み、 該前方中央チャンネル信号と該前方左チャンネル信号と
を混合する混合手段と、 該前方中央チャンネル信号と該前方右チャンネル信号と
を混合する混合手段とを備える、請求項1〜5のいずれ
かに記載の遊戯機。
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