JP2002177274A - 要望伝達装置及び医療機器 - Google Patents

要望伝達装置及び医療機器

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JP2002177274A
JP2002177274A JP2000382791A JP2000382791A JP2002177274A JP 2002177274 A JP2002177274 A JP 2002177274A JP 2000382791 A JP2000382791 A JP 2000382791A JP 2000382791 A JP2000382791 A JP 2000382791A JP 2002177274 A JP2002177274 A JP 2002177274A
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Keisuke Omura
恵介 大村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受診者24が超音波診断装置によって検査を
受けている際に、挙手や口頭によって検査の中止等の要
望を訴えることに抵抗を感じ、要望を伝達する際にスト
レスを感じる場合があった。 【解決手段】 受診者24は、要望を訴える際に要望伝
達装置の操作部12を操作する。操作部12は、操作さ
れることで要望伝達信号を出力する。表示器18は、要
望伝達信号を受けて、画面上に診断画像と共に要望を表
示する。また、音や光によって要望を伝達してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療補助装置、特
に診療行為を受けている受診者が利用する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療施設等において超音波診断装置によ
る検査が行われる。超音波診断装置を用いた検査では、
被検者の心臓若しくは胎児等の検査を行うため、医師
は、各検査に必要な超音波画像を得られる胸部若しくは
腹部等の特定部位にプローブを当てて、超音波診断装置
のディスプレー上に表示される画像を見ながら診断を行
う。ここで、検査内容によっては、体腔内、例えば口か
ら経食道プローブを挿入し、食道等を介して心臓若しく
は消化器等の検査を行う場合もある。
【0003】このような診察は、場合によっては、比較
的長時間に及ぶこともあり、また、超音波診断装置を利
用した検査では、より鮮明な診断画像を得るためにプロ
ーブは体表若しくは体腔内にある程度強く押しつけられ
る必要があり、そのため、場合によっては、医師による
プローブ操作により受診者に苦痛や違和感を与える場合
がある。
【0004】さらに、超音波診断が長引くと、受診者の
体表若しくは体腔内に当てられたプローブが発熱する場
合がある。
【0005】したがって、このような検査では、医師か
ら受診者に対して、例えば検査の中断若しくは中止等を
求める際又は痛み等を訴える際には手を挙げる若しくは
口で伝えるなどの方法によって要望を伝える旨の指示が
出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、肢体の
運動機能に障害を持っている受診者や言語機能に障害を
持っている受診者が上述する方法により要望を伝えるの
は極めて困難であり、また受診者が健常者であっても検
査室の雰囲気等の理由によって上述された方法によって
要望を伝達することに抵抗を感じ、要望を伝達する際に
ストレスを感じる場合があった。
【0007】また、超音波診断装置による診察は、場合
によっては暗室によって行われる。よって、腕をあげて
もそれを確認し難い場合もある。
【0008】さらに、検査室が明るい場合であっても、
超音波診断装置を用いた検査では、一般的には、被検者
のベッドの横に並ぶように超音波診断装置が配置されて
おり、医師は、超音波診断装置と向かい合う姿勢である
と共に受診者に対してほぼ横向きになる姿勢で、ディス
プレー上に表示される画像に注視しながらプローブ操作
を行う。
【0009】したがって、検査室が明るいと暗いとに関
わらず、手を挙げる等の要望を伝える方法では、医師が
気づかない等、要望が正確に伝わらない場合があった。
【0010】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、受診者が検査を受けている際
に、医師等に対して痛みによる検査の中止等の要望を容
易に訴える手段を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、診療行為を受けている際に受診者によっ
て操作され、受診者の要望に応じた要望伝達信号を出力
する操作部と、前記要望伝達信号を受けて、受診者の要
望を出力する要望出力手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0012】上記構成によれば、受診者が、医師等、診
療行為を行う者に対して、例えば診療行為の中止若しく
は中断等の要望を伝えたい場合には、操作部を操作する
ことによって、医師等に要望出力手段を介して要望を伝
えることができる。このとき、受診者は、操作部を単に
操作するだけで要望を伝えることができるため、意思を
伝達する際に生じるストレスを軽減することができる。
【0013】本発明における要望伝達装置が用いられる
診療行為としては、超音波診断装置を用いた検査、内視
鏡を用いた検査、MRIによる検査、CTその他X線を
利用した検査等、医療機器を利用した診察若しくは治療
は勿論のこと、医療機器を用いていない場合における診
察若しくは治療の行為も含まれる。
【0014】本発明の好適な態様では、前記要望出力手
段は、発光することによって前記要望を出力することを
特徴とする。
【0015】本発明の好適な態様では、前記要望出力手
段は、文字表示によって前記要望を出力することを特徴
とする。
【0016】上記構成によれば、要望出力手段は、例え
ば、伝えたい要望に応じた出力をすることも可能とな
り、その結果、多様性に富んだ受診者の要望を医師等に
より具体的に伝えることも可能となる。要望伝達手段に
よって伝えられる要望は、例えば、診療行為の中止若し
くは中断の他、診療行為に伴う痛みや不快感等の程度
等、受診者から医師等に伝えるべき事柄も含まれる。
【0017】本発明の好適な態様では、前記要望出力手
段は、音を発生することによって前記要望を出力するこ
とを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、受診者によって操作部
が操作されると、要望を伝達する音が発生するので、受
診者の要望が医師等に伝わると共に、受診者は、自ら操
作したことを聴覚によって確認することができる。複数
の要望を伝える構成にする場合、例えば、要望の種類や
要望の程度を伝達する場合においては、音を変化させる
ことによって複数の要望を伝達する構成としてもよい。
【0019】本発明の好適な態様では、前記要望出力手
段は、医療情報とともに前記要望を出力する医療機器用
表示器であることを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、受診者の要望は、医師
等が例えば診察のためにモニターしている医療機器用表
示器の画面上に表示される。一般的に医師等が診察を行
う際には、医師等は、医療機器用表示器を注視しながら
診察行為を行うため、上記のように医療機器用表示器の
画面上に要望を出力することによって、受診者の要望を
確実に医師等に伝達することができる。
【0021】本発明の好適な態様では、前記操作部は、
操作回数によって異なる要望を入力する入力部を含むこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の好適な態様では、前記操作部に
は、操作における押圧力によって異なる要望を入力する
入力部を含むことを特徴とする。
【0023】本発明の好適な態様では、前記操作部は、
押圧される向きによって異なる要望を入力する入力部を
含むことを特徴とする。
【0024】上記構成によれば、例えば単数若しくは少
数の入力部で多様性に富んだ要望を伝達することが可能
となり、場合によっては、入力部を含む操作部を小型化
することも可能となる。また、例えば、多様性に富んだ
要望を入力する際に、視覚に頼らずに入力部を操作する
ことができる操作部を実現することも可能であるため、
大変操作性のよい操作部を実現することができる。
【0025】本発明の好適な態様では、前記操作部は、
異なる要望を入力する複数の入力部を含み、前記複数の
入力部のそれぞれは、触覚によって識別可能であること
を特徴とする。
【0026】上記構成によれば、複数の入力部を視覚に
頼らずに操作することができるので、受診者にとってよ
り操作性のよい操作部を実現することができる。
【0027】例えば、複数の入力部のそれぞれの向き、
大きさ、形状若しくは感触を変え、複数の入力部のそれ
ぞれを識別可能とする構成にすることで、複数の入力部
を視覚に頼らずに操作することが可能となる。その結
果、受診者にとってより操作性のよい操作部を実現する
ことができる。この構成は、例えば暗室において診察が
行われる場合、及び視力に障害を持つ受診者に利用され
る場合において特に効果を発揮する。
【0028】複数の入力部を識別可能とする構成として
は、上記の例の他に、例えば、それら入力部の操作され
る部位にそれぞれ異なる点字状の突起部を設ける方法、
及びそれら入力部の操作される部位にそれぞれ異なる表
面処理を施す方法、若しくは操作部を握り易い形状に形
成し、各指が触れる位置に入力部を設ける方法等があげ
られる。
【0029】本発明の好適な態様では、前記操作部は、
異なる要望を入力する複数の入力部を含み、前記複数の
入力部のそれぞれは、視覚によって識別可能であること
を特徴とする。
【0030】例えば入力部の形状を変える、又は入力部
に識別を可能とする色若しくは文字、記号、シンボルマ
ーク等の表示を付けるなど、入力部を視覚によって識別
可能とする構成にすることによって、受診者にとって操
作性のよい操作部を実現することができる。
【0031】上記目的を達成するために、本発明は、操
作者によって操作され、受診者の受診部位に接触させる
接触部と、前記接触部からの情報に基づいて、受診者に
関する情報を表示する表示部と、検査を受けている際に
受診者によって操作され、前記接触部の接触に起因する
受診者の要望に応じた要望伝達信号を出力する操作部
と、前記要望伝達信号を受けて、受診者の要望を伝達す
る要望出力手段と、を含むことを特徴とする。
【0032】上記構成によれば、例えば、医師等の医療
機器を操作する操作者が、受診者に対して接触部を用い
て検査を行っている際に、受診者は、接触部が受診部位
に接触することに伴って生じる痛み等を操作者に逐次伝
えることも可能となる。その結果、操作者は、受診者か
らの要望に応じて接触部の操作を進めることも可能とな
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0034】(1)第1実施形態 図1は、本実施形態に係る要望伝達装置の概略的な全体
構成図を示すブロック図である。この実施形態では、要
望伝達装置は、超音波診断装置に組み込まれており、要
望伝達装置は、超音波診断装置による検査において利用
される。
【0035】図1の要望伝達装置10は、操作部12、
伝達処理部14、表示処理部16及び表示器18から構
成されており、要望伝達装置10の伝達処理部14及び
表示処理部16は、超音波診断装置の本体26内に組み
込まれている。また、要望伝達装置10の表示器18
は、超音波診断装置の超音波画像表示用の表示器を併用
する。
【0036】受診者24が超音波診断装置によって検査
を行っている医師に要望を伝えるために、操作部12は
受診者24によって操作される。ここでは、操作部12
は、受診者24の受診部位に医師がプローブ28を押し
当てる操作を行うときに、受診者24が痛みを感じた際
に押されることとする。
【0037】医師によるプローブ28の操作によって受
診者24が痛みを感じたとき、受診者24は、操作部1
2を操作する。操作部12は、要望伝達信号を伝達処理
部14に出力する。
【0038】伝達処理部14は入力された要望伝達信号
を検出し、要望伝達信号のON/OFFを判定する。要
望伝達信号がONであることが判定されると、伝達処理
部14は表示処理部16に要望伝達信号を出力する。
【0039】表示処理部16は要望伝達信号を受けて、
要望が表示された画像(以下、要望表示画像と呼ぶ)を
形成する。表示処理部16は、実際には、後述する画像
形成部32からの超音波画像も形成し、要望表示画像と
この超音波画像を合成する。表示器18はCRT等を含
み、合成された画像を表示する。
【0040】一方、プローブ28は、医師によって受診
者24の受診部位に押し当てられ操作される。プローブ
28は、送受信部30からの送信信号を受けて、受診者
24の受診部位に超音波を送信し、受診部位から超音波
を受信して受信信号に変換する。
【0041】送受信部30は、プローブ28からの受信
信号を受けて、受信信号の加算及びフィルタ処理を行
い、また、受信信号のダイナミックレンジ、エンハン
ス、ゲイン及びSTC等の調整を行う。また、送受信部
30は、検波等の処理によって受信信号を基に受診部位
の断層画像を形成するための情報を取り出す一方、自己
相関処理等によって血流画像としてのドプラ画像を形成
するための情報を取り出す。
【0042】画像形成部32は、送受信部30において
処理された受信信号を記憶し、ガンマ補正、リジェクシ
ョン及びウィンドウィング等を行い、表示器に表示する
ための信号に変換する。
【0043】表示処理部16は、Bモード、Mモード若
しくはドプラモード等の超音波画像を形成し、上述した
ように、要望表示画像とこの超音波画像とを合成させ
る。表示処理部16において合成された要望が表示され
た超音波画像は、例えば、図2または図4として後述す
る合成画像のように表示器18において表示される。
【0044】表示器18を注視しながらプローブ28を
操作している医師は、注視している表示器18の画面上
に受診者24が痛みを感じていることを意味する要望表
示が表示されていることで、診断をしながら受診者24
の要望を把握することができる。したがって、医師は、
受診部位へプローブ28を押し当てる力をコントロール
しながらプローブ28の操作を行い、画像診断を行うこ
とができる。表示器18に出力される表示としては、文
字による文章表示であっても、シンボル表示であっても
よい。表示処理部16は、また、VTR等の記録装置3
4に画像信号を出力する。
【0045】記録装置34は、表示処理部16からの画
像信号を受けて要望表示画像が合成されていない超音波
画像の画像情報を記録する。記録された画像情報は必要
に応じて超音波画像として出力することが可能であり、
医師による画像診断に活用することができる。このとき
記録装置34から出力される画像は、診断においては不
要な受信者24の要望が表示されていない超音波画像で
あり、診断に必要な画像を例えばより大きく出力するこ
とができる。ここで、記録装置34には、表示処理部1
6からの画像信号を受けて要望表示画像及び超音波画像
の画像情報を記録し、これらの記録された画像情報を基
に、必要に応じて超音波画像と要望表示画像が合成され
ている画像を出力することができる構成としても一向に
構わない。記録装置34は、VTRの他、プリンター若
しくはDVD等であっても構わない。
【0046】(2)第2実施形態 上記実施形態では、受診者24による要望を伝達する手
段は超音波画像を表示する表示器18であったが、要望
を伝達する手段は、図1に示すLED20等による発光
によって医師に伝達する構成であってもよい。この場
合、医師によるプローブ28の操作によって受診者24
が痛みを感じたとき、受診者24は、操作部12を操作
する。操作部12は、操作されることによって要望伝達
信号を伝達処理部14に出力する。伝達処理部14は、
入力された要望伝達信号を検出し、要望伝達信号のON
/OFFを判定する。伝達処理部14によって要望伝達
信号がONであることが判定されると、伝達処理部14
は、LED20に要望伝達信号を出力し、LED20
は、要望伝達信号を受けて発光する。
【0047】例えば、図3として後述するようにLED
を載置すれば医師は、表示器18を注視していても受診
者24が痛みを感じていることを意味する発光が容易に
目に入るので、診断をしながら受診者24の要望を把握
することができる。したがって、医師は、受診部位へプ
ローブ28を押し当てる力をコントロールしながらプロ
ーブ28の操作を行い、画像診断を行うことができる。
【0048】この構成は、超音波診断装置による検査が
暗室で行われる場合において特に有効であり、また、こ
の構成では、操作部12を操作する受診者24にも操作
部12を実際に操作したことを確認することが可能であ
るので、医師に実際に要望が伝わっているかどうか把握
できないことから生じる受診者24の不安を取り除くこ
とができる。
【0049】(3)第3実施形態 さらに別の実施形態として、受診者24による要望を伝
達する手段をスピーカー22とする構成であってもよ
い。この場合、医師によるプローブ28の操作によって
受診者24が痛みを感じたとき、受診者24は、操作部
12を操作する。操作部12は、操作されることによっ
て要望伝達信号を伝達処理部14に出力する。伝達処理
部14は、入力された要望伝達信号を検出し、要望伝達
信号のON/OFFを判定する。伝達処理部14によっ
て要望伝達信号がONであることが判定されると、伝達
処理部14は、スピーカー22に要望伝達信号を出力
し、スピーカー22は、要望伝達信号を受けて音を発す
る。
【0050】医師は、表示器18を注視していても受診
者24が痛みを感じていることを意味する音を聞くこと
ができるので、診断をしながら受診者24の要望を把握
することができる。したがって、医師は、受診部位へプ
ローブ28を押し当てる力をコントロールしながらプロ
ーブ28の操作を行い、画像診断を行うことができる。
【0051】この構成は、上述の第2実施形態の場合と
同様、超音波診断装置による検査が暗室で行われる場合
において特に有効である。
【0052】図2、3及び4は、受診者24の要望を出
力し、医師等に要望を伝える要望出力手段の実施形態の
一例である。
【0053】図2における要望出力手段は、超音波診断
装置に搭載されている超音波画像表示用の表示器18で
ある。
【0054】図2の実施形態では、図1に示される表示
処理部16において、あらかじめ設定されている位置及
び表示形態に従って要望表示36と超音波画像38が合
成される。本実施形態では、超音波画像38が表示器1
8の画面の中央にレイアウトされ、要望表示36として
の要望シンボル36は、画面の右端にレイアウトされて
いる。要望の表示は、画面内の要望シンボル36が発色
することによって医師に対して受診者24の要望を伝達
する構成となっている。
【0055】操作部12が、痛み等の程度を数段階のレ
ベルに区分して、それぞれのレベルに応じた要望伝達信
号を出力することができる構成を有する場合には、受診
者24は、感じる痛み等の程度に応じたレベルの要望伝
達信号を出力するように操作部12を操作することで、
要望シンボル36がそのレベルに応じて発する色を変化
させる構成としてもよい。
【0056】図3の実施形態では、超音波画像表示用の
表示器18の上にLED20によるランプが載置されて
いる。受診者24によって操作部12が操作されるとL
ED20が発光し、プローブ28の操作を行っている医
師に受診者24の要望が伝わると共に、受診者24自身
も操作部12を操作したことを確認することができる。
【0057】図3には変形例として、超音波画像38表
示用の表示器の上に載置された要望伝達用表示器18a
が示されている。この要望伝達用表示器18aにはLE
D20が内蔵されており、要望伝達用表示器18aの表
示面40は、超音波画像18c用の表示器の画面と同方
向を向いている。透明である表示面40の表面には、要
望の内容を表わす文章があらかじめ印刷されている。受
診者24によって操作部12が操作されると要望伝達用
表示器18aに内蔵されているLED20が発光し、表
示面40の要望の内容を表わす文章の周りの部分が発光
する。これによってプローブ28の操作を行っている医
師に受診者24の要望が伝わると共に、受診者24自身
も操作部12を操作したことを確認することができる。
【0058】上記変形例における要望伝達用表示器18
aは、上記のようなLED20が内蔵された表示器であ
る場合の他、CRT等のディスプレイを有する表示器で
あってもよい。
【0059】図4の実施形態では、図2の実施形態とお
おむね同様の構成を有するが、要望シンボル36が図2
の場合と異なっており、受診者24の要望が画面上に棒
グラフ状に表示される構成となっている。操作部12
が、痛み等の程度を数段階のレベルに区分して、それぞ
れのレベルに応じた要望伝達信号を出力することができ
る構成を有する場合には、受診者24は、感じる痛み等
の程度に応じたレベルの要望伝達信号を出力するように
操作部12を操作することで、要望シンボル36aの棒
グラフがその痛み等の程度に応じて伸縮し、要望シンボ
ル36aは、痛み等のレベルを報知する。本実施形態の
場合には、要望シンボル36aが、ある程度以上の痛み
等を表示する場合には、棒グラフが伸びると共に、棒グ
ラフの色が変化する構成としてもよい。この構成によれ
ば、受診者24がより強い要望を有するとき、要望をよ
り確実に医師に伝えることができる。
【0060】図2及び図4の実施形態では、図1に示さ
れる表示処理部16において、表示器18に表示される
画面上のどの位置にどのような表示形態で要望シンボル
36と超音波画像18が表示されるか、あらかじめ設定
されている構成となっているが、それぞれの画像の表示
位置、表示形態及び表示サイズ等を任意に設定すること
を可能とする設定部を設け、設定部から入力することに
よって要望シンボル36の表示位置、表示形態及び表示
サイズ等を設定することができる構成としてもよい。
【0061】図5、6及び7は、受診者24によって操
作され、要望伝達信号を出力する操作部12の実施形態
の一例である。
【0062】図5は、携帯可能なボックスタイプの操作
部12aである。操作部12の上面には一方向に回転す
る2つの入力部40aが操作部12aに回転可能に設け
られている。それぞれの入力部40aは、回転する方向
が異なるように設けられている。
【0063】2つの入力部40aのそれぞれは、押圧さ
れることによって回転し、入力部が回転されると要望伝
達信号を出力する。入力部40aは、それぞれ回転する
(押圧される)方向が異なるように設けられているた
め、受診者24は、入力部40aを見ることなく入力部
40aの操作を行うことが可能である。
【0064】本実施形態の操作部12aには、2つの要
望に対応するために2つの入力部40aが設けられてお
り、要望によってそれぞれの入力部40aを操作し分
け、その要望に関する程度を入力部40aの回転量によ
って入力することができる構成となっている。詳述する
と、入力部40aは、回転される量によって痛み等の程
度を数段階のレベルに区分して、それぞれのレベルに応
じた要望伝達信号を出力する。要望出力手段が、痛み等
のレベルを数段階に区分して、それぞれのレベルに応じ
た通報を行うことができる構成である場合には、受診者
24は、感じる痛み等の程度に応じて入力部40aを回
転させれば、操作部12aは、入力部40aの回転量に
応じた要望伝達信号を出力し、要望出力手段はこの要望
伝達信号を受けて、痛み等のレベルに応じた出力を行
う。これによって、医師は、受診者24の痛み等を含む
要望を把握しながらプローブ操作を行うことができる。
【0065】操作部12aの側面からは送信ライン42
が伸びており、操作部12aから出力される要望伝達信
号が、送信ライン42を通って伝達処理部14に送信さ
れる。
【0066】上記構成の他に、操作部12の構成を例え
ば、要望の種類と同じ数だけ回転可能な方向を有する入
力部を操作部12上に1つ設け、入力部の回転量によっ
て、要望に関する程度を入力することができるようにし
てもよい。
【0067】図6は、設置型の操作部12bを示してい
る。この実施形態では、操作部12bは、円錐の頂部を
切断したような形状を有しており、操作部12bの上部
には入力部としての入力ボタン40bが操作部12bに
埋もれるように設けられている。また、入力ボタン40
bは、操作部12bの上面と入力ボタン40bの上面の
高さがほぼ同じになるように操作部12bに設けられて
いる。したがって、受診者24が不用意に入力ボタン4
0bに押してしまうといった誤操作等を防止することが
できる。
【0068】入力ボタン40bは、ON/OFFを切り
換えるボタンであってもよく、また、入力ボタン40b
を押す際の押圧力に応じて出力が大きくなり、痛み等の
レベルに応じた要望伝達信号を出力することができる構
成であってもよい。
【0069】出力された要望伝達信号は、操作部12b
の底部から伸びている送信ライン42によって伝達処理
部14に送信される。
【0070】操作部12bの表面はゴム若しくは合成樹
脂等の柔らかい素材で覆われているため、操作部12b
に長時間手を添えていても苦痛を感じないようになって
いる。また、受診者24が、不用意に操作部12bにぶ
つかってしまったとしても、怪我をしないようになって
いる。
【0071】操作部12bの側面からは送信ライン42
が伸びており、操作部12bから出力される要望伝達信
号が、送信ライン42を通って伝達処理部14に送信さ
れる。
【0072】図6に示す操作部12bは、設置型である
が、操作部の形状をボール状にし、上記実施形態のよう
に、入力ボタン40bの上面と入力ボタン40bが設け
られている操作部の部位の高さがほぼ同じ高さになるよ
うに、入力ボタン40bが操作部上に埋め込まれて設け
られていてもよい。操作部の表面を上記実施形態のよう
に柔らかい素材で覆うことによって、長時間握っていて
も疲れにくい携帯型の操作部となる。
【0073】図7は、携帯型の操作部12cである。本
実施形態の操作部12cの握持部44には、握りやすい
ように、握ったときの指の形に合わせた溝が形成されて
いる。操作部12cの頂部には、親指によって操作され
やすい入力ボタン40cが設けられている。親指によっ
て入力ボタン40cを押し込むことによって、操作部1
2cから要望伝達信号が出力される。入力ボタン40c
は、ON/OFFを切り換えるボタンであってもよく、
また、入力ボタン40cを押す際の押圧力に応じて出力
が大きくなり、痛み等のレベルに応じた要望伝達信号を
出力することができるボタンであってもよい。出力され
た要望伝達信号は、操作部12cの底部から伸びている
送信ライン42によって伝達処理部14に送信される。
【0074】図5、図6及び図7の操作部12a、12
b及び12cにおいては、押圧力によって痛み等のレベ
ルに応じた要望を伝達する構成としているが、入力部4
0a、40b及び40cを押す回数若しくは押す周期に
よって痛み等のレベルに応じた要望を伝達する構成とし
てもよい。
【0075】図5、図6及び図7の操作部12a、12
b及び12cは、送信ライン42によって伝達処理部1
4まで直接繋がっていてもよく、また、途中を無線によ
って要望伝達信号を伝達処理部14に送信する構成であ
ってもよい。さらに、操作部12a、12b及び12c
に送信ライン42を設けずに、直接操作部12a、12
b及び12cから伝達処理部14へ要望伝達信号を送信
する構成としてもよい。無線によって要望伝達信号を送
信する方法としては、電波、光、赤外線その他要望伝達
信号を操作部から伝達処理部14まで送信することが可
能な手段であれば、いずれの手段によって送信すること
としても一向に構わない。
【0076】要望伝達信号を無線によって操作部12か
ら伝達処理部14へ送信する構成にすれば、操作部12
の自由度が高くなり、例えば検査を行う上で受診者24
が姿勢を変えたとしても、送信ライン42によって拘束
されることなく自由な姿勢で操作部12を携帯すること
ができる。また、送信ライン42が検査の際に受診部位
若しくはその周辺部等に掛かることによって、検査の障
害になることを防ぐことができる。
【0077】上述の要望伝達装置10は、超音波診断装
置による検査において用いられる場合、特にプローブ2
8を受診者24の体表に当てて検査を行っている場合に
沿って説明しているが、要望伝達装置10は、受診者2
4の食道、尿道若しくは血管内等の体腔内を検査する場
合においても利用されてもよい。受診者24の体腔内の
検査の際に要望伝達装置10が用いられる場合には、プ
ローブ28やプローブ28を体腔内にスムーズに挿入す
るためのガイドワイヤー等を体腔内に挿入する若しくは
体腔内から引き抜く際に要望伝達装置10が利用されて
も構わない。
【0078】さらに、超音波診断装置による検査におい
て用いられる場合に限らず、例えば、MRI、内視鏡、
骨評価装置、異物除去装置、CTその他X線による診察
若しくは治療において用いられてもよく、また、特に医
療機器を用いない通常の診察等の診療においても受診者
の要望を医師等に伝達するための手段として用いてもよ
い。
【0079】MRI若しくはCT等による医療装置によ
る診察又は放射線治療用の医療装置による治療を行う場
合、これらの医療装置は、一般的には大型であり、診療
者24にとってはなじみのない装置である場合が多く、
これらの装置を用いた診療行為は、受診者24に極度の
緊張等ストレスを与える場合が少なくない。したがっ
て、これらの医療装置による診療行為を行う際に、受診
者24に要望伝達装置の操作部12を携帯させ、診療の
中止若しくは中断等の要望を訴えたい場合に、受診者2
4によって操作部12を操作させる。
【0080】また、これら上記の医療装置による診療行
為では、一般的には、医療装置の操作者(医師、技師
等)は、受診者24が居る位置から隔絶された位置から
遠隔操作によって医療装置を操作する場合が多いため、
受診者24が操作部12を操作することによって、医療
装置用表示器等に要望が表示される構成とする他、操作
部12にマイクを設け、操作者に医療装置に関する質問
や要望を直接訴えることを可能とする構成としてもよ
い。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、受診者が診療を受けて
いる際に、受診者は、検査の中止等の要望をストレスを
感じることなく容易に医師等に訴えることが可能とな
る。また、受診者の要望が正確に医師等に伝えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る要望伝達装置の概略的な全
体構成図を示すブロック図である。
【図2】 要望出力手段の実施形態の一例を示す図であ
る。
【図3】 要望出力手段の実施形態の一例を示す図であ
る。
【図4】 要望出力手段の実施形態の一例を示す図であ
る。
【図5】 携帯型の操作部の実施形態の一例を示す図で
ある。
【図6】 設置型の操作部の実施形態の一例を示す図で
ある。
【図7】 携帯型の操作部の実施形態の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】 10 要望伝達装置、12 操作部、14 伝達処理
部、16 表示処理部、18 表示器、20 LED、
22 スピーカー。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診療行為を受けている際に受診者によっ
    て操作され、受診者の要望に応じた要望伝達信号を出力
    する操作部と、 前記要望伝達信号を受けて、受診者の要望を出力する要
    望出力手段と、 を含むことを特徴とする要望伝達装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記要望出力手段は、発光することによって前記要望を
    出力することを特徴とする要望伝達装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記要望出力手段は、文字表示によって前記要望を出力
    することを特徴とする要望伝達装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記要望出力手段は、音を発生することによって前記要
    望を出力することを特徴とする要望伝達装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の装置におい
    て、 前記要望出力手段は、医療情報とともに前記要望を出力
    する医療機器用表示器であることを特徴とする要望伝達
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置において、 前記操作部は、操作回数によって異なる要望を入力する
    入力部を含むことを特徴とする要望伝達装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、 前記操作部には、操作における押圧力によって異なる要
    望を入力する入力部を含むことを特徴とする要望伝達装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の装置において、 前記操作部は、押圧される向きによって異なる要望を入
    力する入力部を含むことを特徴とする要望伝達装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の装置において、 前記操作部は、異なる要望を入力する複数の入力部を含
    み、 前記複数の入力部のそれぞれは、触覚によって識別可能
    であることを特徴とする要望伝達装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の装置において、 前記操作部は、異なる要望を入力する複数の入力部を含
    み、 前記複数の入力部のそれぞれは、視覚によって識別可能
    であることを特徴とする要望伝達装置。
  11. 【請求項11】 操作者によって操作され、受診者の受
    診部位に接触させる接触部と、 前記接触部からの情報に基づいて、受診者に関する情報
    を表示する表示部と、 検査を受けている際に受診者によって操作され、前記接
    触部の接触に起因する受診者の要望に応じた要望伝達信
    号を出力する操作部と、 前記要望伝達信号を受けて、受診者の要望を伝達する要
    望出力手段と、 を含むことを特徴とする医療機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018094032A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 ダイキン工業株式会社 不快判定装置

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JP2018094032A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 ダイキン工業株式会社 不快判定装置

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