JP2002176725A - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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JP2002176725A
JP2002176725A JP2000322961A JP2000322961A JP2002176725A JP 2002176725 A JP2002176725 A JP 2002176725A JP 2000322961 A JP2000322961 A JP 2000322961A JP 2000322961 A JP2000322961 A JP 2000322961A JP 2002176725 A JP2002176725 A JP 2002176725A
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end plate
protective cover
cable
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engagement
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JP2000322961A
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English (en)
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Katsuteru Asahi
勝輝 旭
Koji Miura
浩二 三浦
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続筒3の端部に支持固定した端板9aと保
護カバー16aの基端部との結合作業を容易にできる構
造を実現する。 【解決手段】 上記保護カバー16aの基端部外周面
に、円周方向に互いに離隔した状態で複数の係合凸部3
2を設ける。上記端板9aの外端面で、円周方向に関し
て上記各係合凸部32と整合自在となる部分に、これら
各係合凸部32を軸方向から挿入自在な複数の凹部を設
ける。更に、上記端板9aの一部に、これら各凹部の円
周方向に関する一方の端面に開口する状態で、上記各係
合凸部32と係合自在な係合凹溝35、35を設ける。
上記端板9aと上記保護カバー16aの基端部とを結合
する際には、上記各係合凸部32を、上記各凹部を通じ
て上記各係合凹溝35、35の内側に進入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るケーブル接続
部は、例えば地中送電線として使用するCVケーブル等
の送電ケーブルの端部同士を接続する為の、プレハブ型
直線接続部やプレハブ型Y分岐接続部として、或は上記
送電ケーブルの端部を変圧器、開閉装置等の電力機器に
接続する為の終端接続部として、それぞれ利用する。
【0002】
【従来の技術】地中送電線を構成するCVケーブル等の
送電ケーブルの端部同士を接続したり、或は送電ケーブ
ルの端部を変圧器、開閉装置等の電力機器に接続する為
に従来から、図10〜14に示す様なケーブル接続部が
使用されている。ケーブル1を構成するケーブル導体2
の端部は、接続筒3を介して、他のケーブルを構成する
ケーブル導体の端部、或は電力機器を構成する内部配線
の端部と電気的に接続する。図示の例の場合、上記接続
筒3は、エポキシ樹脂等の絶縁材製の絶縁筒4により、
接続用導体である埋込金具5の周囲を覆って成る。
【0003】上記埋込金具5は、銅等の導電性の良好な
金属により構成すると共に、その一端部(図10〜13
の右端部)を、有底円筒状に形成している。又、この有
底円筒状に形成した部分の奥面に、円筒状の凸部6を形
成している。そして、この凸部6に、やはり接続用導体
である、円筒状の接続子7の基端部(図10〜13の左
端部)を外嵌固定している。この接続子7は、複数本の
素子を円筒状に配列すると共にその両端部をばねにより
束ねたもので、その先端側(図10〜13の右端側)部
分の内径は、自由状態では後述する接続端子14の先端
部の外径よりも小さいが、その内側にこの接続端子14
の先端部を挿入する事により弾性的に拡張自在である。
【0004】又、上記絶縁筒2の一端部(図10〜13
の右端部)で上記埋込金具5の一端開口に整合する部分
には、挿入孔8を、この絶縁筒2の一端面に開口する状
態で設けている。この挿入孔8の奥半部(図10〜13
の左半部)は、その内径が一端側(図10〜13の右端
側)に向かう程大きくなる方向に傾斜したテーパ孔とし
ている。又、上記絶縁筒2の一端面で上記挿入孔8の周
囲部分に端板9を、複数本のねじ10により支持固定し
ている。又、上記絶縁筒2の一端面と上記端板9の内端
面(図10〜13の左端面)との間は、この端板9の内
端面に形成した係止溝11に係止したOリング12によ
りシールしている。尚、上記絶縁筒2の周囲に、この絶
縁筒2を保持固定するケースを設ける構造の場合には、
上記端板9を、このケースの端部に支持固定する場合も
ある。
【0005】上述の様に構成する接続筒3に、前記ケー
ブル1の端部を接続する際には、先ず、図10に示す様
に、このケーブル1を構成するケーブル導体2の端部で
絶縁層13から露出させた部分に、接続端子14を接続
固定する。即ち、この接続端子14の基端面に開口した
結合孔15に上記ケーブル導体2の端部を挿入した状態
で、この接続端子14の基端部を直径方向内方に押し潰
し、上記結合孔15の内周面と上記ケーブル導体2の端
部外周面とを密接させる。これと共に、上記ケーブル1
の周囲に、このケーブル1の奥側(図10〜13の右
側)から順に、保護カバー16、押圧装置17、プレモ
ールド絶縁体18を配置する。
【0006】次いで、図11に示す様に、上記絶縁筒2
の一端部に設けた挿入孔8に上記ケーブル1の端部を挿
入する。そして、上記ケーブル導体2の端部に接続した
上記接続端子14の先端部を、前記接続子7の先端側部
分の内側に挿入し、これら接続端子14の先端部外周面
と接続子7の内周面とを密接させる。この状態で、上記
ケーブル導体2と前記埋込金具5とが、上記接続端子1
4及び接続子7を介して、互いに導通する。尚、上記埋
込金具5には、他の導体等を介して、他のケーブルを構
成するケーブル導体の端部、或は電力機器を構成する内
部配線の端部を電気的に接続する。これにより、上記ケ
ーブル導体2と上記他のケーブルを構成するケーブル導
体或は上記内部配線とを導通させる。又、上記挿入孔8
の内周面と上記ケーブル1を構成する絶縁層13の端部
外周面との間の円筒状空間内に、上記プレモールド絶縁
体18を押し込んで、この円筒状空間を塞ぐ。
【0007】次いで、図12に示す様に、上記押圧装置
17を上記端板9に結合固定する。そして、この押圧装
置17を構成する押圧スリーブ19により上記プレモー
ルド絶縁体18を、ばね20、20の弾力に基づいて軸
方向に押圧する事により、このプレモールド絶縁体18
を上記円筒状空間内に楔状に食い込ませる。次いで、図
13に示す様に、上記保護カバー16を上記押圧装置1
7の周囲に配置すると共に、この保護カバー16の軸方
向両端部を、それぞれ上記端板9と、上記ケーブル1の
最外層である保護層21とに結合固定する。
【0008】上記保護カバー16は、鋼、銅合金、アル
ミニウム合金等の、導電性を有する金属製で、全体を円
筒状に形成している。この様な保護カバー16の径寸法
は、上記押圧装置17の周囲に配置する基端側(図10
〜13の左端側)で大きく、この押圧装置17から軸方
向に外れた先端側(図10〜13の右端側)で小さくし
ている。より具体的には、上記保護カバー16の内径寸
法を、基端側で上記押圧装置17の外径寸法よりも少し
大きくし、先端側で上記ケーブル1の最外層である保護
層21の外径寸法よりも少し大きくしている。
【0009】又、上記保護カバー16の基端部には、外
向フランジ状の鍔部22を設けている。そして、この鍔
部22を上記端板9に、複数本のボルト23、23によ
り結合固定している。即ち、この鍔部22の円周方向複
数個所に形成した通孔24、24内に上記ボルト23、
23を挿通した状態で、これら各ボルト23、23を上
記端板9に形成したねじ孔25、25に螺合し、更に緊
締している。又、これら端板9の外側面(図10〜13
の右側面)と上記鍔部22の端面との間は、この鍔部2
2の端面に形成した係止溝26に係止した、密封部材で
あるOリング27によりシールしている。又、上記保護
カバー16の先端部は、この先端部外周面と上記保護層
21の外周面との間に掛け渡す状態で絶縁テープ28を
巻回する等により、この保護層21に結合固定してい
る。この状態で、上記保護カバー16の先端部と上記保
護層21との間は、密封部材として機能する上記絶縁テ
ープ28によりシールされる。尚、上記保護カバー16
の基端寄り部分の外周面には、アース線を接続する為の
接地金具29を固定している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来のケ
ーブル接続部の場合、上記保護カバー16の基端部を上
記端板9に結合固定する作業が面倒である。この理由に
就いて、以下に説明する。例えば、地中のマンホールや
洞道に設置するケーブル1、1は、図14に示す様に、
これら(3相の)ケーブル1、1同士を互いに隣接させ
た状態で、壁30や床31等の近傍に配置する事が多
い。従って、上記保護カバー16の基端部と上記端板9
とを結合固定する為のボルト23、23の締め付け作業
は、この保護カバー16と上記壁30又は床31との間
部分、並びに互いに隣接する保護カバー16、16同士
の間部分に存在する狭い空間で行なわなければならず、
面倒である。本発明のケーブル接続部は、上述の様な事
情に鑑みて、端板と保護カバーの基端部との結合作業を
容易に行なえる構造を実現すべく発明したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル接続部
は、前述した従来のケーブル接続部と同様に、ケーブル
の端部周囲に設けられ、このケーブルの端部と共に絶縁
筒の内側に挿入されるプレモールド絶縁体と、上記ケー
ブルの周囲部分で上記絶縁筒の端部から露出した部分に
設けられ、上記プレモールド絶縁体を上記絶縁筒内の奥
部に向け押圧する押圧装置と、上記絶縁筒若しくはこの
絶縁筒を収納したケースの開口端部に支持固定した端板
と、上記押圧装置の周囲を覆う状態で設けられ、その基
端部を上記端板に結合した筒状の保護カバーと、この保
護カバーの両端部と上記端板及び最外層との間を密封す
る密封部材とを備える。特に、本発明のケーブル接続部
に於いては、上記保護カバーの基端部に係合部を、上記
端板に被係合部を、それぞれ設けると共に、これら係合
部と被係合部とを互いに係合させる事により、上記保護
カバーの基端部と上記端板とを結合している。
【0012】又、本発明のケーブル接続部のうち、請求
項2に記載したものの場合には、上記係合部として、上
記保護カバーの基端部外周面に円周方向に関し互いに間
隔をあけて設けた複数の係合凸部を採用すると共に、上
記被係合部として、上記保護カバーの基端部と対向する
上記端板の外側面の一部で円周方向に関する位相が上記
各係合凸部と整合自在となる部分に、それぞれこの端板
の外側面と内周面とに開口する状態で設けられ、それぞ
れの内側に上記各係合凸部を上記端板の軸方向から挿入
自在な複数の凹部と、これら各凹部の円周方向に関する
一方の端面と上記端板の内周面とに開口する状態で設け
られ、それぞれの内側に上記各係合凸部を、上記一方の
端面に設けた開口部から円周方向に挿入自在な複数の係
合凹溝とから成るものを採用する。
【0013】尚、この様な請求項2に記載した構造を採
用する場合に好ましくは、請求項3に記載した発明の様
に、上記各係合凸部と上記各係合凹溝とを係合させた状
態で、これら各係合凸部と各係合凹溝との係合が外れる
のを防止すべく、上記保護カバーが上記端板に対して回
転するのを防止する、係合解除防止手段を設ける。この
様な係合解除防止手段としては、例えば上記端板の一部
と上記保護カバーの一部との間にねじやピン等を掛け渡
す構造が考えられる。
【0014】更に、本発明のケーブル接続部のうち、請
求項4に記載したもの場合には、上記被係合部として、
上記端板の一部に設けられた、その中心軸の方向がこの
端板の中心軸の方向と一致する第一の円筒面に形成した
第一のねじ部を採用すると共に、上記係合部として、上
記保護カバーの基端部に設けた第二の円筒面に形成し
た、上記第一のねじ部と螺合する第二のねじ部を採用す
る。
【0015】
【作用】上述の様に構成する本発明のケーブル接続部に
よれば、複数のケーブルを互いに隣接させて配置した
り、これら各ケーブルを床や壁に近接させて配置した場
合でも、端板と保護カバーの基端部との結合作業を容易
に行なえる。即ち、本発明のケーブル接続部の場合に
は、保護カバーの基端部外周面に設けた係合部(各係合
凸部、第二のねじ部)を端板に設けた被係合部(各係合
凹溝、第一のねじ部)に係合させる事により、これら端
板と保護カバーの基端部との結合を行なえる。従って、
本発明の場合には、前述した従来構造の様に、端板と保
護カバーの基端部とを結合する為のボルトの締め付け作
業を行なう必要がない。この為、これら端板と保護カバ
ーとの結合作業を容易に行なえる。又、各係合凸部と各
係合凹溝との係合が不用意に外れるのを防止する為、請
求項3に記載した発明の様に係合解除防止手段を設ける
場合でも、この係合解除防止手段を広い空間に対向する
部分に設ければ、この係合解除手段の組み付け作業を容
易に行なえる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜6は、請求項1〜3に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、
本例の特徴は、端板9aと保護カバー16aの基端部と
の結合部の構造にある。その他の部分の構造及び作用
は、前述した従来構造の場合と同様であるから、同等部
分には同一符号を付して重複する説明を省略若しくは簡
略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0017】本例の場合、上記保護カバー16aの基端
(図1、4の左端)寄り部分の外周面で直径方向に関し
て互いに反対側となる2個所位置に、それぞれが円周方
向に長い板状の係合凸部(係合部)32、32を形成し
ている。又、これら両係合凸部32、32のうちの一方
(図2の左方)の係合凸部32の中間部には、切り割り
33を形成している。本例の場合、この切り割り33を
形成した係合凸部32と上記保護カバー16aの中間部
外周面に設けた接地金具29との、円周方向に関する位
相を互いに一致させている。
【0018】又、上記端板9aの外端部{図1、3
(A)、4の右端部}で、円周方向に関して上記各係合
凸部32、32と整合自在となる部分(直径方向に関し
て互いに反対側となる2個所位置)に、それぞれが円周
方向に長い凹部34、34を形成している。これら各凹
部34、34は、上記端板9aの外端面と内周面とに開
口する状態で設けられており、それぞれの内側に上記各
係合凸部32、32を、上記端板9aの軸方向{図1、
図3(A)、図4、5の左右方向、図2、図3(B)、
図6の表裏方向}から挿入自在としている。従って、上
記各凹部34、34の円周方向に関する長さ寸法は、上
記各係合凸部32、32の円周方向に関する長さ寸法よ
りも大きい。
【0019】又、上記端板9aの一部で、上記各凹部3
4、34の軸方向奥端部{図1、3(A)、4の左端
部}と円周方向に隣接する部分に、それぞれが円周方向
に長い係合凹溝(被係合部)35、35を形成してい
る。これら各係合凹溝35、35は、上記各凹部34、
34の円周方向に関する一方{図3(B)及び図6の時
計方向前方}の端面と上記端板9aの内周面とに開口す
る状態で設けている。又、本例の場合、これら各係合凹
溝35、35の幅寸法を、上記各係合凸部32、32の
厚さ寸法よりも少し大きくすると共に、これら各係合凹
溝35、35の円周方向に関する長さ寸法を、上記各係
合凸部32、32の円周方向に関する長さ寸法よりも大
きくしている。
【0020】又、上記端板9aの内周面で、上記凹部3
4、34及び係合凹溝35、35よりも軸方向奥側{図
1、3(A)、4の左側}部分には、係止溝36を形成
し、この係止溝36に密封部材であるOリング37を係
止している。又、上記端板9aの一部で、上記両係合凹
溝35、35のうちの一方(図1、3、4の上方)の係
合凹溝35の中間部と整合する部分に、ねじ孔38を、
この一方の係合凹溝35の内周面と上記端板9aの外周
面とを連通させる状態で、直径方向に形成している。
尚、後述する様に、前記切り割り33を形成した係合凸
部32を上記一方の係合凹溝35の円周方向の奥部にま
で挿入し切った状態で、上記ねじ孔38と上記切り割り
33とが整合する様に、各部の形成位置を規制してい
る。尚、本例の場合、上記ねじ孔38と上記切り割り3
3と後述するねじ39とが、請求項2に記載した「係合
解除防止手段」を構成する。
【0021】上述の様に構成する本例の場合、上記端板
9aに対して上記保護カバー16aの一端部を結合する
際には、先ず、図1に示す様に、この保護カバー16a
の基端縁を上記端板9aの外端面に対向させる。そし
て、この状態から、この保護カバー16aを上記端板9
a側に向け軸方向(図1の左方)に移動させる。そし
て、この保護カバー16aの基端部で上記各係合凸部3
2、32よりも基端側に突出した部分を、上記端板9a
の内周面に形成した係止溝36に係止したOリング37
の内径側に挿通する。これと共に、上記各係合凸部3
2、32を、上記端板9aの外端面に形成した各凹部3
4、34の内側に軸方向から挿入し、これら各係合凸部
32、32をこれら各凹部34、34の軸方向奥端面に
突き当てる。尚、この際、上記切り割り33を形成した
係合凸部32は、上記ねじ孔38の端部を開口させた係
合凹溝35に連通する凹部34の内側に挿入する。又、
この状態で、上記端板9aと上記保護カバー16aとの
間は、上記Oリング37によりシールされる。
【0022】上述の様に各係合凸部32、32を各凹部
34、34の奥端面に突き当てたならば、次いで、上記
保護カバー16aを{図2、3(B)の時計方向に}回
転させる。これにより、上記各係合凸部32、32を前
記各係合凹溝35、35の内側に、上記各凹部34、3
4の円周方向に関する一方の端面側の開口部から、円周
方向に進入する。そして、上記各係合凸部32、32の
円周方向端縁を上記各係合凹溝35、35の円周方向に
関する奥端面に突き当てる。この結果、これら各係合凸
部32、32と各係合凹溝35、35とが完全に係合
し、上記端板9aと上記保護カバー16aの基端部とが
互いに結合される。
【0023】又、前述した通り、上記各係合凸部32、
32の円周方向端縁を上記各係合凹溝35、35の奥端
縁に突き当てた状態では、上記端板9aに形成したねじ
孔38と一方の係合凸部32の中間部に設けた切り割り
33とが整合する。そこで、図4〜5に示す様に、上記
ねじ孔38にねじ39を、このねじ孔38の外径側開口
部から螺入する。そして、このねじ孔38の内径側開口
部から突出した上記ねじ39の先端部を、上記切り割り
33に係合させる。これにより、上記端板9aと前記保
護カバー16aとが相対回転するのを防止し、上記各係
合凸部32、32が上記各係合凹溝35、35から不用
意に抜け出るのを防止する。
【0024】上述の様に構成する本例のケーブル接続部
の場合、図6に示す様に、3相分のケーブル1、1を互
いに隣接させて配置したり、これら各ケーブル1、1を
壁30や床31に近接させて配置した場合でも、端板9
aと保護カバー16aの基端部との結合作業を容易に行
なえる。即ち、上述した様に、本例のケーブル接続部の
場合には、上記保護カバー16aの基端部外周面に設け
た各係合凸部32、32を上記端板9aに設けた各係合
凹溝35、35に係合させる事により、これら端板9a
と保護カバー16aの基端部との結合を行なえる。従っ
て、本例の場合には、前述した従来構造の様に、端板と
保護カバーの基端部とを結合する為のボルトの締め付け
作業を行なう必要がない。この為、上記端板9aと上記
保護カバー16aとの結合作業を、狭い空間内でも容易
に行なえる。
【0025】又、本例の場合、上記各係合凸部32、3
2と上記各係合凹溝35、35との係合が不用意に外れ
るのを防止する為に、上記端板9aの一部に形成したね
じ孔38にねじ39を螺入させる作業を行なうが、この
ねじ孔38は、上記壁30や床31、或は互いに隣接す
るケーブル1、1同士の間から外れた広い空間側(図
1、3、4、6の上側)に対向する状態で設けている。
この為、このねじ孔38に上記ねじ39を螺入させる作
業は、広いスペースを利用して容易に行なえる。
【0026】尚、上述した例では、係合凸部32、32
と係合凹溝35、35との係合が不用意に外れるのを防
止する為に、ねじ39等から成る係合解除防止手段を設
けた構造に就いて説明した。但し、本発明の場合、例え
ば上記係合凸部と上記係合凹溝とを互いに摩擦係合等さ
せて、これら係合凸部と係合凹溝との係合が不用意に外
れるのを防止できる様にすれば、上述の様な係合解除防
止手段を省略する事もできる。
【0027】次に、図7〜8は、請求項1、4に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合、端板9bの外側面の外径寄り部分に、その中心軸
の方向がこの端板9bの中心軸の方向と一致する、円筒
部40を突設している。そして、第一の円筒面である、
この円筒部40の外周面先半部(図7〜8の右半部)
に、第一のねじ部である、雄ねじ部41を形成してい
る。又、上記円筒部40の外周面基端寄り(図7〜8の
左端寄り)部分には、全周に亙り係止溝42を形成する
と共に、この係止溝にOリング43を係止している。
【0028】又、保護カバー16bの基端部分を断面ク
ランク形に形成する事により、この保護カバー16bの
基端部に大径円筒部44を形成している。そして、第二
の円筒面である、この大径円筒部44の内周面基半部
(図7〜8の右半部)に、上記雄ねじ部41と螺合自在
な第二のねじ部である、雌ねじ部45を形成している。
又、上記大径円筒部44の内周面先半部(図7〜8の左
半部)は、単なる円筒面としている。
【0029】上述の様な構造を有する本例の場合、上記
保護カバー16bの基端部を上記端板9bに結合する際
には、この保護カバー16bの基端部内周面に形成した
上記雌ねじ部45を、上記端板9bの外端面に設けた円
筒部40の外周面に形成した上記雄ねじ部41に螺合す
る。尚、この状態で、上記保護カバー16bの基端部内
周面と上記円筒部40の外周面との間は、上記Oリング
43によりシールされる。この様にして上記保護カバー
16bの基端部と上記端板9bとの結合を行なう本例の
場合も、上述した第1例の場合と同様、結合に際して複
数本のボルトの締め付け作業を行なうと言った、面倒な
作業を行なう必要がない。この為、複数のケーブル接続
部を互いに隣接させて配置したり、これら各ケーブル接
続部を床31や壁に近接させて配置した場合でも、上記
保護カバー16bの基端部を上記端板9bに結合する作
業を容易に行なえる。
【0030】次に、図9は、やはり請求項1、4に対応
する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例
の場合には、端板9cの外側面に設けた円筒部40a
と、保護カバー16cの基端部との径方向に関する配置
を、上述の図7〜8に示した第2例の場合と逆にしてい
る。即ち、上記保護カバー16cの基端部を上記円筒部
40aの内径側に配置している。そして、この円筒部4
0aの内周面先半部に、第一のねじ部である雌ねじ部4
5を、上記保護カバー16cの外周面基端寄り部に、第
二のねじ部である雄ねじ部41を、それぞれ形成し、こ
れら雌ねじ部45と雄ねじ部41とを螺合させている。
又、上記円筒部40aの内周面と上記保護カバー16c
の基端部外周面との間をシールするOリング43は、こ
の保護カバー16cの基端部外周面に形成した係止溝4
2に係止している。その他の構成及び作用は、上述した
第2例の場合と同様である。
【0031】
【発明の効果】本発明のケーブル接続部は、以上に述べ
た通り構成され作用するので、端板と保護カバーの基端
部との結合作業を容易に行なえる。この為、ケーブル接
続部を設置する為に要するコストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を、端板と保護カ
バーとを結合する以前の状態で示す断面図。
【図2】図1の右方から見た、保護カバーの端面図。
【図3】端板を示しており、(A)は断面図、(B)は
(A)の右方から見た図。
【図4】端板と保護カバーとを結合した後の状態で示す
断面図。
【図5】図4のA部拡大図。
【図6】図4の右方から見た図。
【図7】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図8】図7のB部拡大図。
【図9】本発明の実施の形態の第3例を示す、図8と同
様の図。
【図10】ケーブル接続部の従来構造の1例を、組立作
業の第一段階で示す断面図。
【図11】同第二段階で示す断面図。
【図12】同第三段階で示す断面図。
【図13】同組み立て完了後の状態で示す断面図。
【図14】一部を省略して示す、図13の右方から見た
図。
【符号の説明】 1 ケーブル 2 ケーブル導体 3 接続筒 4 絶縁筒 5 埋込金具 6 凸部 7 接続子 8 挿入孔 9、9a、9b、9c 端板 10 ねじ 11 係止溝 12 Oリング 13 絶縁層 14 接続端子 15 結合孔 16、16a、16b、16c 保護カバー 17 押圧装置 18 プレモールド絶縁体 19 押圧スリーブ 20 ばね 21 保護層 22 鍔部 23 ボルト 24 通孔 25 ねじ孔 26 係止溝 27 Oリング 28 絶縁テープ 29 接地金具 30 壁 31 床 32 係合凸部 33 切り割り 34 凹部 35 係合凹溝 36 係止溝 37 Oリング 38 ねじ孔 39 ねじ 40 円筒部 41 雄ねじ部 42 係止溝 43 Oリング 44 大径円筒部 45 雄ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G355 AA03 BA02 BA06 BA18 BA20 5G375 AA02 BA26 BB03 BB19 BB23 BB28 BB81 CA02 CA18 CB05 CB14 CB47 CB55 CD17 DB35 EA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの端部周囲に設けられ、このケ
    ーブルの端部と共に絶縁筒の内側に挿入されるプレモー
    ルド絶縁体と、上記ケーブルの周囲部分で上記絶縁筒の
    端部から露出した部分に設けられ、上記プレモールド絶
    縁体を上記絶縁筒内の奥部に向け押圧する押圧装置と、
    上記絶縁筒若しくはこの絶縁筒を収納したケースの開口
    端部に支持固定した端板と、上記押圧装置の周囲を覆う
    状態で設けられ、その基端部を上記端板に結合した筒状
    の保護カバーとを備えたケーブル接続部に於いて、この
    保護カバーの基端部に係合部を、上記端板に被係合部
    を、それぞれ設けると共に、これら係合部と被係合部と
    を互いに係合させる事により、上記保護カバーの基端部
    と上記端板とを結合している事を特徴とするケーブル接
    続部。
  2. 【請求項2】 係合部が、保護カバーの基端部外周面に
    円周方向に関し互いに間隔をあけて設けた複数の係合凸
    部であり、被係合部が、上記保護カバーの基端部と対向
    する上記端板の外側面の一部で円周方向に関する位相が
    上記各係合凸部と整合自在となる部分に、それぞれこの
    端板の外側面と内周面とに開口する状態で設けられ、そ
    れぞれの内側に上記各係合凸部を上記端板の軸方向から
    挿入自在な複数の凹部と、これら各凹部の円周方向に関
    する一方の端面と上記端板の内周面とに開口する状態で
    設けられ、それぞれの内側に上記各係合凸部を、上記一
    方の端面に設けた開口部から円周方向に挿入自在な複数
    の係合凹溝とから成るものである、請求項1に記載した
    ケーブル接続部。
  3. 【請求項3】 各係合凸部と各係合凹溝とを係合させた
    状態で、これら各係合凸部と各係合凹溝との係合が外れ
    るのを防止すべく、保護カバーが端板に対して回転する
    のを防止する係合解除防止手段を設けた、請求項2に記
    載したケーブル接続部。
  4. 【請求項4】 被係合部が、端板の一部に設けられた、
    その中心軸の方向がこの端板の中心軸の方向と一致する
    第一の円筒面に形成した第一のねじ部であり、係合部
    が、保護カバーの基端部に設けた第二の円筒面に形成し
    た、上記第一のねじ部と螺合する第二のねじ部である、
    請求項1に記載したケーブル接続部。
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