JP2002176567A - ノイズ低減装置、撮像装置、信号処理装置、色信号分離装置、及び方法 - Google Patents

ノイズ低減装置、撮像装置、信号処理装置、色信号分離装置、及び方法

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JP2002176567A
JP2002176567A JP2000371720A JP2000371720A JP2002176567A JP 2002176567 A JP2002176567 A JP 2002176567A JP 2000371720 A JP2000371720 A JP 2000371720A JP 2000371720 A JP2000371720 A JP 2000371720A JP 2002176567 A JP2002176567 A JP 2002176567A
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color
signal
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frequency component
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Ken Terasawa
見 寺澤
Teruo Hieda
輝夫 稗田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で、撮影状況に合わせたノイ
ズ低減と解像感の確保された高画質な画像を提供するこ
と。 【解決手段】 撮像手段により得られる画像信号の各注
目画素の特異点を、該注目画素の周辺画素を用いて検出
し、除去する特異点除去回路(9)と、前記特異点除去
回路により特異点が除去された画像信号を記憶するメモ
リ(11)と、前記メモリに記憶された画像信号に基づ
いて、前記撮像手段により得られた画像信号のノイズを
除去するノイズ除去手段(2〜8)とを有し、前記ノイ
ズ除去手段から出力された画像信号を前記特異点除去回
路に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノイズ低減装置、撮
像装置、信号処理装置、色信号分離装置、及び方法に関
し、更に詳しくは、ディジタル画像信号のノイズ低減装
置、及びノイズ低減装置と好ましくは色信号分離装置を
用いた撮像装置及び信号処理装置、及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のディジタル信号処理技術の進歩
は、映像分野に大きな発展をもたらしている。ディジタ
ルビデオカメラやディジタルスチルカメラなど、ディジ
タル撮像装置の出現で、パソコンなどに画像データを記
録し、編集、加工することが容易かつ高画質にできるよ
うな環境となってきた。
【0003】一方、CCDの製造技術も確実に進歩して
おり、静止画用途では民生用のものでも100万画素を
越えるものが出てきた。さらに、CCD自体の小型化も
進んでおり、ビデオカメラではほとんどのものが4分の
1インチのCCDを採用している。
【0004】こういった状況の中では、CCDの感度の
低下を改善する為にノイズの低減を信号処理で行うこと
が重要な技術となってきている。
【0005】従来の巡回型ノイズ低減装置の例として
は、特開平05−328174号公報に示されるような
ものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方式では、ノイズの低減は実現できるものの、残像を
防ぐためにリミッタの閾値をあまり上げることができな
いので、ノイズ低減効果を大幅に向上させることができ
ない。それは、差分信号を帯域分割した場合も同様であ
る。
【0007】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、簡単な回路構成で、撮影状況に合わせたノイズ
低減と解像感の確保された高画質な画像を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のノイズ低減装置は、撮像手段により得られ
る画像信号の各注目画素の特異点を、該注目画素の周辺
画素を用いて検出し、除去する特異点除去手段と、前記
特異点除去手段により特異点が除去された画像信号を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像信号
に基づいて、前記撮像手段により得られた画像信号のノ
イズを除去するノイズ除去手段とを有し、前記ノイズ除
去手段から出力された画像信号を前記特異点除去手段に
供給する。
【0009】また、本発明のノイズ低減方法は、撮像手
段により得られる画像信号の各注目画素の特異点を、該
注目画素の周辺画素を用いて検出し、除去する特異点除
去工程と、前記特異点除去工程により特異点が除去され
た画像信号を記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶
された画像信号に基づいて、前記撮像手段により得られ
た画像信号のノイズを除去するノイズ低減工程とを有
し、前記ノイズ低減工程で得られた画像信号を前記特異
点除去工程に供給する。
【0010】また、本発明の別の構成によれば、ノイズ
低減装置は、撮像手段により得られる画像信号の各注目
画素の特異点を、該注目画素の周辺画素を用いて検出
し、除去する特異点除去手段と、前記特異点除去手段に
より特異点が除去された画像信号を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された画像信号を高周波成分と
低周波成分とに分離する第1の分離手段と、撮像手段に
より得られた画像信号を高周波成分と低周波成分とに分
離する第2の分離手段と、前記第1の分離手段により分
離された高周波成分に基づいて、前記第2の分離手段に
より分離された高周波成分のノイズを除去する第1のノ
イズ除去手段と、前記第1の分離手段により分離された
低周波成分に基づいて、前記第2の分離手段により分離
された低周波成分のノイズを除去する第2のノイズ除去
手段と、前記第1及び第2のノイズ除去手段からの出力
を合成し、画像信号を出力する合成手段とを有し、前記
合成手段から出力された画像信号を前記特異点除去手段
に供給する。
【0011】また、本発明のノイズ低減方法は、撮像手
段により得られる画像信号の各注目画素の特異点を、該
注目画素の周辺画素を用いて検出し、除去する特異点除
去工程と、前記特異点除去工程により特異点が除去され
た画像信号を記憶する記憶工程と、前記記憶工程に記憶
された画像信号を高周波成分と低周波成分とに分離する
第1の分離工程と、撮像手段により得られた画像信号を
高周波成分と低周波成分とに分離する第2の分離工程
と、前記第1の分離工程で分離された高周波成分に基づ
いて、前記第2の分離工程で分離された高周波成分のノ
イズを除去する第1のノイズ低減工程と、前記第1の分
離工程で分離された低周波成分に基づいて、前記第2の
分離工程で分離された低周波成分のノイズを除去する第
2のノイズ低減工程と、前記第1及び第2のノイズ低減
工程からの出力を合成し、画像信号を出力する合成工程
とを有し、前記合成工程で出力された画像信号を前記特
異点除去工程に供給する。
【0012】また、本発明の別の構成によれば、ノイズ
低減装置は、画像信号を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された画像信号を高周波成分と低周波成分と
に分離する第1の分離手段と、撮像手段により得られた
画像信号を高周波成分と低周波成分とに分離する第2の
分離手段と、前記第1の分離手段により分離された高周
波成分に基づいて、前記第2の分離手段により分離され
た高周波成分のノイズを除去する第1のノイズ低減手段
と、前記第1の分離手段により分離された低周波成分に
基づいて、前記第2の分離手段により分離された低周波
成分のノイズを除去する第2のノイズ低減手段と、前記
第1のノイズ低減手段から出力される各注目画素の高周
波成分の特異点を、該注目画素の周辺画素の高周波成分
を用いて検出し、除去する特異点除去手段と、前記特異
点除去手段により特異点が除去された高周波成分と、前
記第2のノイズ低減手段から出力される低周波成分とを
合成し、画像信号を出力する合成手段とを有し、前記合
成手段から出力された画像信号を前記記憶手段で記憶す
る。
【0013】また、本発明のノイズ低減方法は、画像信
号を記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された画
像信号を高周波成分と低周波成分とに分離する第1の分
離工程と、撮像手段により得られた画像信号を高周波成
分と低周波成分とに分離する第2の分離工程と、前記第
1の分離工程で分離された高周波成分に基づいて、前記
第2の分離工程で分離された高周波成分のノイズを除去
する第1のノイズ低減工程と、前記第1の分離工程で分
離された低周波成分に基づいて、前記第2の分離工程で
分離された低周波成分のノイズを除去する第2のノイズ
低減工程と、前記第1のノイズ低減工程で得られる各注
目画素の高周波成分の特異点を、該注目画素の周辺画素
の高周波成分を用いて検出し、除去する特異点除去工程
と、前記特異点除去工程により特異点が除去された高周
波成分と、前記第2のノイズ低減工程から出力される低
周波成分とを合成し、画像信号を出力する合成工程とを
有し、前記合成工程で出力された画像信号を前記記憶工
程で記憶する。
【0014】また、本発明の撮像装置は、上記いずれか
のノイズ低減装置と、被写体の光学像を電気信号に変換
して出力する撮像手段と、前記撮像手段から得られるカ
ラー画像信号を各色成分に分離する分離手段と、各色成
分がそれぞれ前記撮像手段のサンプリング周波数と同じ
空間周波数を有するように補間する補間手段とを有し、
前記補間手段の出力を前記ノイズ低減装置に供給する。
【0015】また、本発明の画像信号処理装置は、上記
いずれかのノイズ低減装置と、前記撮像手段から得られ
るカラー画像信号を各色成分に分離する分離手段と、各
色成分がそれぞれ前記撮像手段のサンプリング周波数と
同じ空間周波数を有するように補間する補間手段とを有
し、前記補間手段の出力を前記ノイズ低減装置に供給す
る。
【0016】更に、本発明の撮像方法は、撮像手段を用
いて被写体の光学像を電気信号に変換して出力する撮像
工程と、前記撮像工程で得られるカラー画像信号を各色
成分に分離する分離工程と、各色成分がそれぞれ前記撮
像手段のサンプリング周波数と同じ空間周波数を有する
ように補間する補間工程とを有し、前記補間工程の出力
を用いて上記いずれかのノイズ低減方法を実行する。
【0017】また、本発明の画像信号処理方法は、前記
撮像手段から得られるカラー画像信号を各色成分に分離
する分離工程と、各色成分がそれぞれ前記撮像手段のサ
ンプリング周波数と同じ空間周波数を有するように補間
する補間工程とを有し、前記補間工程の出力を用いて上
記いずれかのノイズ低減方法を実行する。
【0018】また、本発明の色信号分離装置は、撮像手
段から得られるカラー画像信号から、少なくとも第1の
色成分と、第2の色成分を分離する分離手段と、前記第
1の色成分の補間画像信号を生成する第1の補間手段
と、前記第2の色成分の補間画像信号を生成する第2の
補間手段と、前記第1の色成分と、前記第1の色成分の
補間画像信号とを合成し、前記撮像手段のサンプリング
周波数と同じ空間周波数の各色成分画像信号を出力する
第1の合成手段と、前記第2の色成分と、前記第2の色
成分の補間画像信号とを合成し、前記撮像手段のサンプ
リング周波数と同じ空間周波数の各色成分画像信号を出
力する第2の合成手段とを有する。
【0019】また、本発明の色信号分離方法は、撮像手
段から得られるカラー画像信号から、少なくとも第1の
色成分と、第2の色成分を分離する分離工程と、前記第
1の色成分の補間画像信号を生成する第1の補間工程
と、前記第2の色成分の補間画像信号を生成する第2の
補間工程と、前記第1の色成分と、前記第1の色成分の
補間画像信号とを合成し、前記撮像手段のサンプリング
周波数と同じ空間周波数の各色成分画像信号を出力する
第1の合成工程と、前記第2の色成分と、前記第2の色
成分の補間画像信号とを合成し、前記撮像手段のサンプ
リング周波数と同じ空間周波数の各色成分画像信号を出
力する第2の合成工程とを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態について以下に説明する。
【0022】図1は、本第1の実施形態におけるノイズ
低減装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は入力端子、2は減算器、3は絶対値回路、4は
リミッタ回路、5はリミッタ回路4に閾値を設定するた
めの設定端子、6は乗算器、7は乗算器6に利得を設定
するための設定端子、8は減算器、9は特異点除去回
路、10は出力端子、11はメモリである。
【0023】上記構成において、ノイズを含む原画像信
号Ioは入力端子1から入力される。減算器2は、原画
像信号Ioからメモリ11に蓄積されている参照画像信
号Irを減算し、差分画像信号Idを得る。差分画像信
号Idは絶対値回路3に入力され、差分値|Id|とそ
の符号(+/−)とに分離される。
【0024】リミッタ回路4は、絶対値化した差分画像
信号|Id|を、設定端子5からの設定値により定めら
れた閾値で微小振幅を残し、大きな振幅は閾値により制
限されるようにして、差分画像信号絶対値|Id|から
ノイズ成分を抽出する。
【0025】このようにして得られた差分画像信号絶対
値|Id|のノイズ成分は、乗算器6に入力され、設定
端子7からの設定値により定められた巡回係数で利得調
整され、ノイズ信号Inとなる。
【0026】減算器8は、ノイズ信号Inを原画像信号
Ioから減じる。この時、絶対値回路3で得られている
各画素に対応する符号信号(+/−)により演算の制御
を行う。つまり、ある画素におけるノイズ成分が負の場
合には、ノイズ除去後の画像信号Icは、 Ic=Io+In
【0027】となり演算は加算に、正の場合は Ic=Io−In となり減算になる。特異点除去回路9としては様々な回
路を考えることができる。例えば水平方向のメディアン
フィルタの場合、複数の参照画素を大小関係で順列した
時に、順列の中央に位置する画素の値を出力する。これ
により、画像信号Icからインパルス性のノイズが特異
点として除去された画像信号Iccを得る。
【0028】また、特異点除去回路9が水平方向の平均
値フィルタである場合は、複数の参照画素を順次加算
し、参照した画素数で除算した値を出力する。これによ
り、インパルス性のノイズが特異点として除去された画
像信号Iccを得る。
【0029】特異点除去回路9からの出力である画像信
号Iccは、出力端子10から出力されるとともに、参
照画像としてメモリ11に蓄積され、次フレームにおけ
るノイズ低減処理に使われる。
【0030】こうして合成された画像信号Iccは、フ
レーム巡回により低減されたノイズ信号Icのうち、パ
ルス性のノイズをさらに特異点除去手段で低減できるの
で、小規模なハードウェアの追加でノイズ低減効果を大
幅に改善できる。
【0031】また、巡回内に特異点除去回路を挿入して
あることで、よりノイズの低減された参照画像をメモリ
に蓄積できるようになり、巡回係数を高めるために乗算
器の利得を高くしても消え残りのノイズが出にくくなる
ので、ノイズの多い画像に対して好適にノイズ低減がは
かられる。
【0032】次に、本発明の第1の実施形態における色
分離処理について説明する。これは、CCD出力などで
色信号が多重化された状態の画像信号に対して特異点除
去を施す場合に利用され、上記の原画像信号Ioの生成
方法となる。
【0033】図2は、本発明のノイズ低減装置を含む撮
像装置の構成例を示す。図1において、101はCCD
であり、ここでは図3に示すような原色ベイヤー配列の
カラーフィルタで覆われた全画素読み出しCCDとす
る。また、102は二重相関サンプリング部(CD
S)、103は増幅回路(AGC)、104はアナログ
−デジタル(A/D)変換器、105は色分離回路、1
06及び107はノイズ除去回路である。
【0034】図2に示す構成において、CCD101に
よって得られた画像信号は、CDS102、AGC10
3を経てA/D変換器104に入力され、アナログ信号
がディジタル信号に変換される。
【0035】A/D変換器104の出力は、色分離回路
105に入力され、CCD101のサンプリング周波数
に対して1/2である各色信号が分離され補間されて、
各色ごとに分離された、CCD101のサンプリング周
波数に等しい色信号として同時に出力される。なお、本
第1の実施の形態では図3に示すカラーフィルタ配列を
用いているため、色分離回路105からはGreen
(以下G)と、Red(以下R)及びBlue(以下
B)のいずれか一方とが同時に出力される。
【0036】色分離回路105の2つの色信号出力は、
それぞれ独立にノイズ除去回路6、7に入力される。こ
のノイズ除去回路はそれぞれ図1に示す構成を有する。
【0037】ノイズ除去回路6、7によってノイズの低
減された画像信号は、それぞれ図示しないカメラ信号処
理部に入力され、公知のホワイトバランス、輪郭強調、
ガンマ補正、色補正などが施された上で、モニタなどの
表示媒体に表示したり、テープなどの記録媒体に記録さ
れる。
【0038】色分離回路105の構成の一例を図4に示
す。なお、図4で小文字のアルファベット表記された各
部の信号を、図5にそれぞれ示している。ここではCC
D出力信号の内、RとGのラインにおける動作を例にと
って説明するが、BとGのラインも以下の動作と同様に
処理される。
【0039】色信号が多重化された状態のCCD出力信
号aは入力端子201から入力され、分離回路202に
入力される。
【0040】分離回路202は、制御端子203から入
力される色分離制御信号bにより、多重化された色信号
aをCCD101のサンプリング周波数の1/2に落と
しつつ色分離を行い、R、G信号を図5の信号c、dに
示すようにそれぞれ分離する。
【0041】LPF204及び206は、例えば図6に
示すような構成を有し、CCD101のサンプリング周
波数の1/2のクロックでDFF2041、2042に
より遅延させたR信号またはG信号を含めて(1、2、
1)の係数をかけた上で加算器2043で加算し、ビッ
トシフト演算器2044で利得を合わせて、それぞれ低
周波信号e及びgに変換する。例えばRnに関しては、 FRn=(Rn-1+2Rn+Rn+1)/4
【0042】となる。また、Gnに関しては、 FGn=(Gn-1+2Gn+Gn+1)/4 となる。平均値フィルタ205及び207は、例えば図
7に示すような構成を有し、CCD101のサンプリン
グ周波数の1/2のクロックでDFF2051、205
2、2053により遅延させたR信号を含めた4画素を
加算器2054で加算し、ビットシフト演算器2055
で利得を合わせて、それぞれ平均値信号f及びhに変換
する。例えばRnに関しては、 ARn=(Rn-1+Rn+Rn+1+Rn+2)/4
【0043】となる。また、Gnに関しては、 AGn=(Gn-1+Gn+Gn+1+Gn+2)/4 となる。減算器208は、R信号の平均値信号fからG
信号の低周波信号gを減じて差分信号iを出力する。ま
た、減算器209は、G信号の平均値信号hからR信号
の低周波信号eを減じて差分信号jを出力する。
【0044】減算器210は、CCD出力信号aから差
分信号iを減じて補間R信号kを出力する。ここで得ら
れた補間R信号kは、図5において、 rn=Gn−(FRn−AGn)
【0045】を満たしており、局所的なホワイトバラン
スによる補間信号となる。同様に、減算器211は、C
CD出力信号aから差分信号jを減じて補間G信号lを
出力する。ここで得られた補間G信号lは、図5におい
て、 gn=Rn−(FGn−ARn) を満たしており、局所的なホワイトバランスによる補間
信号となる。合成回路212は、CCD出力信号aを色
分離して得られたR信号cと補間R信号kとを、制御端
子214から入力される合成制御信号mによって切り替
えることで、CCD101のサンプリング周波数と同じ
周波数のR信号nを出力し、出力端子216からノイズ
除去回路106に入力する。同様に、合成回路213
は、CCD出力信号aを色分離して得られたG信号dと
補間G信号lとを、制御端子215から入力される合成
制御信号mによって切り替え、CCD101のサンプリ
ング周波数と同じ周波数のG信号oを出力し、出力端子
217からノイズ除去回路107に入力する。
【0046】こうして出力される色信号R、GはCCD
101のサンプリング周波数に等しく補間されており、
特異点抽出除去回路9において画素間隔がCCD101
のサンプリング周波数の1/2の状態で処理するより
も、より効果的に特異点除去を行うことができる。
【0047】なお、LPF204及び206、平均値フ
ィルタ205及び207の係数については、本実施の形
態に束縛されることなく柔軟に変更が可能である。
【0048】また、本第1の実施形態においては、CC
D101を含む撮像装置にノイズ低減装置を応用した
が、CCD101を有さず、画像信号を外部より入力す
る画像信号処理装置に適用することも可能である。
【0049】上記の通り本第1の実施形態における色分
離回路は、局所的なホワイトバランスによる補間方法を
適用するために、ホワイトバランス前でのノイズ低減に
関する画素補間が可能となり、特異点除去を含むノイズ
低減処理の精度の大幅な向上を図ることができる。
【0050】(変形例)上記第1の実施形態で図2を参
照にして説明した色分離回路105の別の構成例を図8
に示す。なお、図8で小文字のアルファベット表記され
た各部の信号を、図9にそれぞれ示している。ここでは
CCD出力信号の内、RとGのラインにおける動作を例
にとって説明するが、BとGのラインも以下の動作と同
様に処理される。
【0051】色信号が多重化された状態のCCD出力信
号aは入力端子301から入力され、分離回路321に
入力されるとともに、2走査期間の遅延量を持つライン
メモリ318に入力される。ラインメモリ318の出力
は、分離回路322に入力されるとともに、更に2走査
期間の遅延量を持つラインメモリ319に入力され、ラ
インメモリ319の出力は分離回路323に入力され
る。
【0052】分離回路321〜323はそれぞれ、制御
端子331〜333から入力される色分離制御信号bに
より、多重化された色信号aをCCD101のサンプリ
ング周波数の1/2に落としつつ色分離を行い、R、G
信号をそれぞれ図9のck− 、dk−2、ck、d
k、ck+2、dk+2のようにそれぞれ分離する。
【0053】LPF304及び306は、例えば図10
に示すような構成を有し、CCD101のサンプリング
周波数の1/2のクロックでDFF410、420、4
11、421、412、422により遅延させたR信号
またはG信号を含めて、
【0054】
【0055】の係数をかけた上で加算器430、43
1、432、440で加算し、ビットシフト演算器45
0で利得を合わせて、それぞれ低周波信号e及びgに変
換する。例えばRnに関しては、 FRn={(Rk-2,n-1+2Rk-2,n+Rk-2,n+1)+2
(Rk,n-1+2Rk,n+Rk,n+1)+(Rk+2,n-1+2Rk+
2,n+Rk+2,n+1)}/16 となる。また、Gnに関しては FGn={(Gk-2,n-1+2Gk-2,n+Gk-2,n+1)+2
(Gk,n-1+2Gk,n+Gk,n+1)+(Gk+2,n-1+2Gk+
2,n+Gk+2,n+1)}/16 となる。平均値フィルタ305及び307は、例えば図
11に示すような構成であり、CCD101のサンプリ
ング周波数の1/2のクロックでDFF510、52
0、530、511、521、531、512、52
2、532により遅延させたR信号またはG信号を含め
た12画素を加算器540、541、542で加算し、
各加算器の信号は、中央の走査線信号に当たる加算器5
41の出力には2倍の重み付けを付けて加算器550で
加算し、ビットシフト演算器560で利得を合わせて、
それぞれ平均値信号f及びhに変換する。例えばRnに
関しては、 ARn={Rk-2,n-1+Rk-2,n+Rk-2,n+1+Rk-2,n+
2)+2(Rk,n-1+Rk,n+Rk,n+1+Rk,n+2)+(Rk
+2,n-1+Rk+2,n+Rk+2,n+1+Rk+2,n+2)}/16
【0056】となる。また、Gnに関しては AGn={(Gk-2,n-1+Gk-2,n+Gk-2,n+1+Gk-2,n+
2)+2(Gk,n-1+Gk,n+Gk,n+1+Gk,n+2)+(Gk
+2,n-1+Gk+2,n+Gk+2,n+1+Gk+2,n+2)}/16 となる。減算器308は、R信号の平均値信号fからG
信号の低周波信号gを減じて差分信号iを出力する。ま
た、減算器309は、G信号の平均値信号hからR信号
の低周波信号eを減じて差分信号jを出力する。
【0057】減算器310は、CCD出力信号aから差
分信号iを減じて補間R信号kを出力する。ここで得ら
れた補間R信号kは、図9において、 rn=Gn−(FRn−AGn)
【0058】を満たしており、局所的なホワイトバラン
スによる補間信号となる。同様に、減算器311は、C
CD出力信号aから差分信号jを減じて補間G信号lを
出力する。ここで得られた補間G信号lは、図9におい
て、 gn=Rn−(FGn−ARn) を満たしており、局所的なホワイトバランスによる補間
信号となる。合成回路312は、CCD出力信号aを色
分離して得られたR信号ckと補間R信号kとを、制御
端子314から入力される合成制御信号mによって切り
替えることで、CCD101のサンプリング周波数と同
じ周波数のR信号nを出力し、出力端子316から図2
に示すノイズ除去回路106に入力する。同様に、合成
回路313は、CCD出力信号aを色分離して得られた
G信号dkと補間G信号lとを、制御端子315から入
力される合成制御信号mによって切り替え、CCD10
1のサンプリング周波数と同じ周波数のG信号oを出力
し、出力端子317からノイズ除去回路107に入力す
る。
【0059】こうして出力される色信号R、GはCCD
101のサンプリング周波数に等しく補間されており、
特異点抽出除去回路9において画素間隔がCCD101
のサンプリング周波数の1/2の状態で処理するより
も、より効果的に特異点除去を行うことができる。
【0060】さらに、隣接する走査線情報も含めた補間
方法であるために、補間された画素の補間精度の向上が
図られている。
【0061】なお、LPF304及び306、平均値フ
ィルタ305及び307の係数については、本実施の形
態に束縛されることなく柔軟に変更が可能である。
【0062】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態について以下に説明する。
【0063】図12は、本第2の実施形態におけるノイ
ズ低減装置の構成を示すブロック図である。図12にお
いて、図1と同様の構成には同じ参照番号を付し、説明
を省略する。121及び122はローパスフィルタ(L
PF)、131及び132、21及び22は減算器、3
1及び32は絶対値回路、41及び42はリミッタ回
路、51及び52はリミッタ回路41及び41にそれぞ
れ閾値を設定するための設定端子、61及び62は乗算
器、71及び72は乗算器61及び62にそれぞれ利得
を設定するための設定端子、81及び82は減算器、1
4は加算器である。
【0064】上記構成において、ノイズを含む原画像信
号Ioは入力端子1から入力される。LPF122は、
原画像信号Ioから低周波原画像信号Io−lowを抽
出し、さらに原画像信号Ioから低周波原画像信号Io
−lowを減算器132で減じることで、高周波原画像
信号Io−highを得る。
【0065】一方、LPF121は、メモリ11に蓄積
されている参照画像信号Irから低周波参照画像信号I
r−lowを抽出し、さらに参照画像信号Irから低周
波参照画像信号Ir−lowを減算器131で減じるこ
とで、高周波参照画像信号Ir−highを得る。
【0066】減算器21、22は、帯域分割された原画
像信号Io−high、Io−lowから、帯域分割さ
れた参照画像信号Ir−high、Ir−lowをそれ
ぞれ減算し、差分画像信号Id−high、Id−lo
wを得る。差分画像信号Id−high、Id−low
は、それぞれ絶対値回路31、32に入力され、差分値
|Id−high|、|Id−low|とその符号(+
/−)とに分離される。
【0067】リミッタ回路41、42は、絶対値化した
高周波及び低周波の差分画像信号|Id−high|、
|Id−low|を、それぞれ独立に設けられた設定端
子51、52からの設定値により、定められた閾値で微
小振幅を残し、大きな振幅は閾値により制限されるよう
にして、ノイズ成分を高周波及び低周波の差分画像信号
絶対値|Id−high|、|Id−low|からそれ
ぞれ独立に抽出する。
【0068】このようにして得られた差分画像信号絶対
値|Id−high|、|Id−low|のノイズ成分
は、乗算器61、62に入力され、それぞれ独立に設け
られた設定端子71、72からの設定値により定められ
た巡回係数で利得調整され、ノイズ信号In−hig
h、In−lowとなる。
【0069】減算器81、82は、それぞれノイズ信号
In−high、In−lowを原画像信号Io−hi
gh、Io−lowからそれぞれ減じる。この時、絶対
値回路31、32で得られている各画素に対応する符号
信号(+/−)により演算の制御を行う。つまり、ある
画素におけるノイズ成分が負の場合には、ノイズ除去後
の画像信号Ic−xxx(xxxはlowまたはhig
h)は、 Ic−xxx=Io−xxx+In−xxx
【0070】となり演算は加算に、正の場合は Ic−xxx=Io−xxx−In−xxx となり減算になる。こうして高周波及び低周波成分につ
いて独立に得られたノイズ除去後の画像信号Ic−hi
gh、Ic−lowは、加算器14で加算されて全帯域
画像信号Icとなる。
【0071】特異点除去回路9は、上記第1の実施形態
で説明したものと同様の構成を有し、水平方向のメディ
アンフィルタや平均値フィルタなど、様々な回路を考え
ることができる。
【0072】特異点除去回路9からの出力である画像信
号Iccは、出力端子10から出力されるとともに、参
照画像としてメモリ11に蓄積され、次フレームにおけ
るノイズ低減処理に使われる。
【0073】上記の通り第2の実施形態によれば、第1
の実施形態と同様の効果に加え、さらに、ノイズ除去
を、差分画像信号にノイズ成分が少ない低周波画像信号
と、差分画像信号にノイズ成分が多い高周波画像信号に
分離して、独立の閾値、巡回係数設定ができるようにし
たため、画像の全帯域を一律の設定でノイズ除去するよ
りもより効果的にノイズ成分を除去できるようになる。
【0074】なお、第2の実施形態のノイズ低減装置
も、上記第1の実施形態及びその変形例において図4ま
たは図8を参照して説明した色分離回路105を含む図
2に示す構成を有する撮像装置に適用可能である。
【0075】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態について以下に説明する。
【0076】図13は、本第3の実施形態におけるノイ
ズ低減装置の構成を示すブロック図である。図13に示
す構成では、図12では加算器14による加算を特異点
除去回路9の全段で行っているのに対し、特異点除去回
路9における処理後に加算を行っているところが異な
る。それ以外は第2の実施形態で図12を参照して説明
したものと同様であるので、以下、相違点を中心に説明
する。
【0077】第2の実施形態と同様にして、減算器81
及び82により高周波及び低周波成分について独立に得
られたノイズ除去後の画像信号Ic−high、Ic−
lowのうち、高周波画像信号Ic−highは、特異
点除去回路9に入力される。
【0078】特異点除去回路9は、上記第1の実施形態
で説明したものと同様の構成を有し、水平方向のメディ
アンフィルタや平均値フィルタなど、様々な回路を考え
ることができる。
【0079】特異点除去回路9からの出力である画像信
号Icc−high及び差分器82からの出力Ic−l
owは、加算器14で加算されて全帯域画像信号Icc
となる。
【0080】全帯域画像信号Iccは、出力端子10か
ら出力されるとともに、参照画像としてメモリ11に蓄
積され、次フレームにおけるノイズ低減処理に使われ
る。
【0081】上記の通り第2の実施形態によれば、第2
の実施形態と同様の効果に加え、特異点除去手段を、ノ
イズ成分が多く混入している高周波画像信号にのみ適用
することで、より効果的なパルス性ノイズの低減が実現
できる。
【0082】なお、第3の実施形態のノイズ低減装置
も、上記第1の実施形態及びその変形例において図4ま
たは図8を参照して説明した色分離回路105を含む図
2に示す構成を有する撮像装置に適用可能である。
【0083】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、カメラヘッ
ドなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、デジタルビデオカメラ、デ
ジタルスチルカメラなど)に適用してもよい。
【0084】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の信号処理機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システ
ムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置の
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し実行することによ
っても、達成されることは言うまでもない。この場合、
記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述
した実施形態の機能を実現することになり、そのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成すること
になる。また、コンピュータが読み出したプログラムコ
ードを実行することにより、前述した実施形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティン
グシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0085】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、簡単な
回路構成で、撮影状況に合わせたノイズ低減と解像感の
確保された高画質な画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるノイズ低減装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明における撮像装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】CCDの画素配置の例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかる色分離手段の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態にかかる色分離処理に
おける画素信号の例を示す図である。
【図6】図4に示すLPFの構成例を示す図である。
【図7】図4に示す平均値フィルタの構成例を示す図で
ある。
【図8】本発明における色分離手段の別の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明の色分離処理における画素信号の別の例
を示す図である。
【図10】図8に示すLPFの構成例を示す図である。
【図11】図8に示す平均値フィルタの構成例を示す図
である。
【図12】本発明の第2の実施形態にかかるノイズ低減
装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施形態にかかるノイズ低減
装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 減算器 3 絶対値回路 4 リミッタ回路 5 設定端子 6 乗算器 7 設定端子 8 減算器 9 特異点除去回路 10 出力端子 11 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/78 H04N 1/40 101C Fターム(参考) 5B057 BA19 CA12 CB12 CE02 DA06 DB02 5C021 PA12 PA32 PA33 PA34 PA53 PA54 PA57 PA58 PA64 PA66 PA76 PA79 RA06 RB04 RB08 XB07 YA01 YC10 5C066 AA01 CA07 DC01 EC11 GA33 KA08 KC01 KC02 KC03 KD03 KD06 KE02 KE05 KE09 KG08 5C077 LL10 PP02 PP43 PP47 PQ03 SS01 TT09

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段により得られる画像信号の各注
    目画素の特異点を、該注目画素の周辺画素を用いて検出
    し、除去する特異点除去手段と、 前記特異点除去手段により特異点が除去された画像信号
    を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号に基づいて、前記撮
    像手段により得られた画像信号のノイズを除去するノイ
    ズ除去手段とを有し、 前記ノイズ除去手段から出力された画像信号を前記特異
    点除去手段に供給することを特徴とするノイズ低減装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ除去手段は、前記撮像手段に
    より得られた画像信号と、前記記憶手段に記憶された画
    像信号との差分を取る第1の差分手段と、前記差分の絶
    対値の小振幅成分を抽出する抽出手段と、前記小振幅成
    分を前記撮像手段により得られた画像信号から差し引く
    第2の差分手段とを含むことを特徴とする請求項1に記
    載のノイズ低減装置。
  3. 【請求項3】 撮像手段により得られる画像信号の各注
    目画素の特異点を、該注目画素の周辺画素を用いて検出
    し、除去する特異点除去手段と、 前記特異点除去手段により特異点が除去された画像信号
    を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号を高周波成分と低周
    波成分とに分離する第1の分離手段と、 撮像手段により得られた画像信号を高周波成分と低周波
    成分とに分離する第2の分離手段と、 前記第1の分離手段により分離された高周波成分に基づ
    いて、前記第2の分離手段により分離された高周波成分
    のノイズを除去する第1のノイズ除去手段と、 前記第1の分離手段により分離された低周波成分に基づ
    いて、前記第2の分離手段により分離された低周波成分
    のノイズを除去する第2のノイズ除去手段と、 前記第1及び第2のノイズ除去手段からの出力を合成
    し、画像信号を出力する合成手段とを有し、 前記合成手段から出力された画像信号を前記特異点除去
    手段に供給することを特徴とするノイズ低減装置。
  4. 【請求項4】 画像信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号を高周波成分と低周
    波成分とに分離する第1の分離手段と、 撮像手段により得られた画像信号を高周波成分と低周波
    成分とに分離する第2の分離手段と、 前記第1の分離手段により分離された高周波成分に基づ
    いて、前記第2の分離手段により分離された高周波成分
    のノイズを除去する第1のノイズ低減手段と、 前記第1の分離手段により分離された低周波成分に基づ
    いて、前記第2の分離手段により分離された低周波成分
    のノイズを除去する第2のノイズ低減手段と、 前記第1のノイズ低減手段から出力される各注目画素の
    高周波成分の特異点を、該注目画素の周辺画素の高周波
    成分を用いて検出し、除去する特異点除去手段と、 前記特異点除去手段により特異点が除去された高周波成
    分と、前記第2のノイズ低減手段から出力される低周波
    成分とを合成し、画像信号を出力する合成手段とを有
    し、 前記合成手段から出力された画像信号を前記記憶手段で
    記憶することを特徴とするノイズ低減装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のノイズ低減手段は、 前記第1の分離手段により分離された高周波成分と、前
    記第2の分離手段により分離された高周波成分との差分
    を取る第1の差分手段と、 前記差分の絶対値の小振幅成分を抽出する第1の抽出手
    段と、 前記小振幅成分を、前記第2の分離手段により分離され
    た高周波成分から差し引く第2の差分手段とを有し、 前記第2のノイズ低減手段は、 前記第1の分離手段により分離された低周波成分と、前
    記第2の分離手段により分離された低周波成分との差分
    を取る第3の差分手段と、 前記差分の絶対値の小振幅成分を抽出する第2の抽出手
    段と、 前記小振幅成分を、前記第2の分離手段により分離され
    た低周波成分から差し引く第4の差分手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載のノイズ低減装
    置。
  6. 【請求項6】 前記特異点除去手段はメディアンフィル
    タであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載のノイズ低減装置。
  7. 【請求項7】 前記特異点除去手段は水平方向の平均値
    フィルタであることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載のノイズ低減装置。
  8. 【請求項8】 前記1乃至7のいずれかに記載のノイズ
    低減装置を含む撮像装置であって、 被写体の光学像を電気信号に変換して出力する撮像手段
    と、 前記撮像手段から得られるカラー画像信号を各色成分に
    分離する分離手段と、 各色成分がそれぞれ前記撮像手段のサンプリング周波数
    と同じ空間周波数を有するように補間する補間手段とを
    有し、 前記補間手段の出力を前記ノイズ低減装置に供給するこ
    とを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記1乃至7のいずれかに記載のノイズ
    低減装置を含む画像信号処理装置であって、 前記撮像手段から得られるカラー画像信号を各色成分に
    分離する分離手段と、各色成分がそれぞれ前記撮像手段
    のサンプリング周波数と同じ空間周波数を有するように
    補間する補間手段とを有し、 前記補間手段の出力を前記ノイズ低減装置に供給するこ
    とを特徴とする画像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 撮像手段により得られる画像信号の各
    注目画素の特異点を、該注目画素の周辺画素を用いて検
    出し、除去する特異点除去工程と、 前記特異点除去工程により特異点が除去された画像信号
    を記憶する記憶工程と、 前記記憶工程で記憶された画像信号に基づいて、前記撮
    像手段により得られた画像信号のノイズを除去するノイ
    ズ低減工程とを有し、 前記ノイズ低減工程で得られた画像信号を前記特異点除
    去工程に供給することを特徴とするノイズ低減方法。
  11. 【請求項11】 前記ノイズ低減工程は、前記撮像手段
    により得られた画像信号と、前記記憶工程で記憶された
    画像信号との差分を取る第1の差分工程と、前記差分の
    絶対値の小振幅成分を抽出する抽出工程と、前記小振幅
    成分を前記撮像手段により得られた画像信号から差し引
    く第2の差分工程とを含むことを特徴とする請求項10
    に記載のノイズ低減方法。
  12. 【請求項12】 撮像手段により得られる画像信号の各
    注目画素の特異点を、該注目画素の周辺画素を用いて検
    出し、除去する特異点除去工程と、 前記特異点除去工程により特異点が除去された画像信号
    を記憶する記憶工程と、 前記記憶工程に記憶された画像信号を高周波成分と低周
    波成分とに分離する第1の分離工程と、 撮像手段により得られた画像信号を高周波成分と低周波
    成分とに分離する第2の分離工程と、 前記第1の分離工程で分離された高周波成分に基づい
    て、前記第2の分離工程で分離された高周波成分のノイ
    ズを除去する第1のノイズ低減工程と、 前記第1の分離工程で分離された低周波成分に基づい
    て、前記第2の分離工程で分離された低周波成分のノイ
    ズを除去する第2のノイズ低減工程と、 前記第1及び第2のノイズ低減工程からの出力を合成
    し、画像信号を出力する合成工程とを有し、 前記合成工程で出力された画像信号を前記特異点除去工
    程に供給することを特徴とするノイズ低減方法。
  13. 【請求項13】 画像信号を記憶する記憶工程と、 前記記憶工程で記憶された画像信号を高周波成分と低周
    波成分とに分離する第1の分離工程と、 撮像手段により得られた画像信号を高周波成分と低周波
    成分とに分離する第2の分離工程と、 前記第1の分離工程で分離された高周波成分に基づい
    て、前記第2の分離工程で分離された高周波成分のノイ
    ズを除去する第1のノイズ低減工程と、 前記第1の分離工程で分離された低周波成分に基づい
    て、前記第2の分離工程で分離された低周波成分のノイ
    ズを除去する第2のノイズ低減工程と、 前記第1のノイズ低減工程で得られる各注目画素の高周
    波成分の特異点を、該注目画素の周辺画素の高周波成分
    を用いて検出し、除去する特異点除去工程と、 前記特異点除去工程により特異点が除去された高周波成
    分と、前記第2のノイズ低減工程から出力される低周波
    成分とを合成し、画像信号を出力する合成工程とを有
    し、 前記合成工程で出力された画像信号を前記記憶工程で記
    憶することを特徴とするノイズ低減方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のノイズ低減工程は、 前記第1の分離工程で分離された高周波成分と、前記第
    2の分離工程で分離された高周波成分との差分を取る第
    1の差分工程と、 前記差分の絶対値の小振幅成分を抽出する第1の抽出工
    程と、 前記小振幅成分を、前記第2の分離工程で分離された高
    周波成分から差し引く第2の差分工程とを有し、 前記第2のノイズ低減工程は、 前記第1の分離工程で分離された低周波成分と、前記第
    2の分離工程で分離された低周波成分との差分を取る第
    3の差分工程と、 前記差分の絶対値の小振幅成分を抽出する第2の抽出工
    程と、 前記小振幅成分を、前記第2の分離工程で分離された低
    周波成分から差し引く第4の差分工程とを有することを
    特徴とする請求項12または13に記載のノイズ低減方
    法。
  15. 【請求項15】 前記特異点除去工程では、メディアン
    フィルタを用いることを特徴とする請求項10乃至14
    のいずれかに記載のノイズ低減方法。
  16. 【請求項16】 前記特異点除去工程では、水平方向の
    平均値フィルタを用いることを特徴とする請求項10乃
    至14のいずれかに記載のノイズ低減方法。
  17. 【請求項17】 前記10乃至16のいずれかに記載の
    ノイズ低減方法を実行する撮像方法であって、 撮像手段を用いて、被写体の光学像を電気信号に変換し
    て出力する撮像工程と、 前記撮像工程で得られるカラー画像信号を各色成分に分
    離する分離工程と、 各色成分がそれぞれ前記撮像手段のサンプリング周波数
    と同じ空間周波数を有するように補間する補間工程とを
    有し、 前記補間工程の出力を用いて前記ノイズ低減方法を実行
    することを特徴とする撮像方法。
  18. 【請求項18】 前記10乃至16のいずれかに記載の
    ノイズ低減方法を実行する画像信号処理方法であって、 前記撮像手段から得られるカラー画像信号を各色成分に
    分離する分離工程と、 各色成分がそれぞれ前記撮像手段のサンプリング周波数
    と同じ空間周波数を有するように補間する補間工程とを
    有し、 前記補間工程の出力を用いて前記ノイズ低減方法を実行
    することを特徴とする画像信号処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項10乃至16のいずれかに記載
    のノイズ低減方法を実現するためのプログラムコードを
    保持する記憶媒体。
  20. 【請求項20】 撮像手段から直接得られたホワイトバ
    ランスの取れていないカラー画像信号から、少なくとも
    第1の色成分と、第2の色成分を分離する分離手段と、 前記第1の色成分の補間画像信号を生成する第1の補間
    手段と、 前記第2の色成分の補間画像信号を生成する第2の補間
    手段と、 前記第1の色成分と、前記第1の色成分の補間画像信号
    とを合成し、前記撮像手段のサンプリング周波数と同じ
    空間周波数の各色成分画像信号を出力する第1の合成手
    段と、 前記第2の色成分と、前記第2の色成分の補間画像信号
    とを合成し、前記撮像手段のサンプリング周波数と同じ
    空間周波数の各色成分画像信号を出力する第2の合成手
    段とを有することを特徴とする色信号分離装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の補間手段は、 前記第1の色信号の低周波成分を得る第1のフィルタ手
    段と、 前記第1の色信号の平均値信号を得る第1の平均手段と
    を有し、 前記第2の補間手段は、 前記第2の色信号の低周波成分を得る第2のフィルタ手
    段と、 前記第2の色信号の平均値信号を得る第2の平均手段と
    を有し、 前記第1の補間手段は、更に、 前記第1の色信号の平均値信号から前記第2の色信号の
    低周波成分を減算して差分信号を出力する第1の差分手
    段と、 前記差分信号を前記撮像手段のカラー画像信号から減算
    し、第1の色成分の補間画像信号を出力する第2の差分
    手段を有し、 前記第2の補間手段は、更に、 前記第2の色信号の平均値信号から前記第1の色信号の
    低周波成分を減算して差分信号を出力する第3の差分手
    段と、 前記差分信号を前記撮像手段のカラー画像信号から減算
    し、第2の色成分の補間画像信号を出力する第4の差分
    手段とを有することを特徴とする請求項20に記載の色
    信号分離手段。
  22. 【請求項22】 前記第1及び第2のフィルタ手段と、
    前記第1及び第2の平均手段は、画像の水平方向ついて
    処理を行うことを特徴とする請求項21に記載の色信号
    分離手段。
  23. 【請求項23】 前記第1及び第2のフィルタ手段と、
    前記第1及び第2の平均手段は、2次元空間フィルタを
    用いて処理を行うことを特徴とする請求項21に記載の
    色信号分離手段。
  24. 【請求項24】 撮像手段から直接得られたホワイトバ
    ランスの取れていないカラー画像信号から、少なくとも
    第1の色成分と、第2の色成分を分離する分離工程と、 前記第1の色成分の補間画像信号を生成する第1の補間
    工程と、 前記第2の色成分の補間画像信号を生成する第2の補間
    工程と、 前記第1の色成分と、前記第1の色成分の補間画像信号
    とを合成し、前記撮像手段のサンプリング周波数と同じ
    空間周波数の各色成分画像信号を出力する第1の合成工
    程と、 前記第2の色成分と、前記第2の色成分の補間画像信号
    とを合成し、前記撮像手段のサンプリング周波数と同じ
    空間周波数の各色成分画像信号を出力する第2の合成工
    程とを有することを特徴とする色信号分離方法。
  25. 【請求項25】 前記第1の補間工程は、 前記第1の色信号の低周波成分を得る第1のフィルタ工
    程と、 前記第1の色信号の平均値信号を得る第1の平均工程と
    を有し、 前記第2の補間工程は、 前記第2の色信号の低周波成分を得る第2のフィルタ工
    程と、 前記第2の色信号の平均値信号を得る第2の平均工程と
    を有し、 前記第1の補間工程は、更に、 前記第1の色信号の平均値信号から前記第2の色信号の
    低周波成分を減算して差分信号を出力する第1の差分工
    程と、 前記差分信号を前記撮像手段のカラー画像信号から減算
    し、第1の色成分の補間画像信号を出力する第2の差分
    工程を有し、 前記第2の補間工程は、更に、 前記第2の色信号の平均値信号から前記第1の色信号の
    低周波成分を減算して差分信号を出力する第3の差分工
    程と、 前記差分信号を前記撮像手段のカラー画像信号から減算
    し、第2の色成分の補間画像信号を出力する第4の差分
    工程とを有することを特徴とする請求項24に記載の色
    信号分離方法。
  26. 【請求項26】 前記第1及び第2のフィルタ工程と、
    前記第1及び第2の平均工程では、画像の水平方向つい
    て処理を行うことを特徴とする請求項25に記載の色信
    号分離方法。
  27. 【請求項27】 前記第1及び第2のフィルタ工程と、
    前記第1及び第2の平均工程では、2次元空間フィルタ
    を用いて処理を行うことを特徴とする請求項25に記載
    の色信号分離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318630A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像入力装置、撮像モジュール、及び固体撮像装置
US7586525B2 (en) 2004-08-23 2009-09-08 Fujifilm Corporation Noise reduction apparatus, method and program

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