JP2002176373A - アンテナ整合回路 - Google Patents

アンテナ整合回路

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JP2002176373A
JP2002176373A JP2000370638A JP2000370638A JP2002176373A JP 2002176373 A JP2002176373 A JP 2002176373A JP 2000370638 A JP2000370638 A JP 2000370638A JP 2000370638 A JP2000370638 A JP 2000370638A JP 2002176373 A JP2002176373 A JP 2002176373A
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Taku Murakami
卓 村上
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機において、本体使用時と、イヤホ
ンマイク使用時であって、自由空間に置かれた状態と携
帯状態とで、常にアンテナ特性を最良にする。 【解決手段】 開示されるアンテナ整合回路は、携帯電
話機本体での使用時、アンテナ1と送受信部3との整合
をとる整合回路2を備えた携帯電話機において、イヤホ
ンマイク接続ジャック9へのイヤホンマイクのプラグの
接続中を検出したとき信号を出力するプラグ接続検出部
7と、携帯電話機が自由空間にあるとき第1の信号を出
力し、携帯電話機が携帯中のとき第2の信号を出力する
温度センサ8と、プラグ接続検出部7からの信号が出力
されているとき、温度センサ8からの第1の信号の出力
時に、補助整合回路5を整合回路2に対して接続し、温
度センサ8からの第2の信号の出力時に、補助整合回路
6を整合回路2に対して接続するように切り替えを行う
切替部4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機のア
ンテナ特性を、使用状態に応じて最適に切り替えること
によって、常に良好な通話状態を維持できるようにする
ための、アンテナ整合回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、携帯電話機の利用者が著
しく増加したが、その反面、自動車の運転中における携
帯電話機の使用による交通事故の増加が大きな社会的問
題となっている。また、携帯電話機が送出する高周波電
力の人体に対する悪影響が懸念されるようになってい
る。そのため、通話中に携帯電話機を手で支える必要が
ないようにするために、携帯電話機本体は洋服のポケッ
ト等に入れたままにして、イヤホンマイクを用いて通話
を行う使用形態をとる利用者が増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話機の使用に際して、携帯電話機を手で支えて通話する
場合と、携帯電話機本体を洋服のポケット等に入れてイ
ヤホンマイクを用いて通話する場合とでは、携帯電話機
の送受信回路とアンテナとの整合状態が変化するので、
携帯電話機のアンテナ整合回路の状態が固定のままで
は、それぞれの場合に、アンテナ特性を良好な整合状態
に保つことができず、従って、常に最適な通話状態を維
持することができないという問題があった。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、携帯電話機のアンテナの整合状態を、そ
の使用状態に応じて最適に切り替えることができるよう
にすることによって、携帯電話機を常に良好な通話状態
に維持することが可能な、アンテナ整合回路を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明はアンテナ整合回路に係り、携
帯電話機本体での使用時、アンテナと送受信部との整合
をとるための整合回路を備えた携帯電話機において、上
記携帯電話機に対するイヤホンマイクの使用時、上記整
合回路に対して、その整合状態を維持するための補助整
合回路を付加する補助整合回路付加手段を設けたことを
特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のアンテナ整合回路に係り、上記補助整合回路付加手
段が、イヤホンマイク接続ジャックに対するイヤホンマ
イクのプラグ接続中を検出したとき信号を出力するプラ
グ接続検出手段と、上記携帯電話機が置かれている自由
空間の温度によって第1の信号を出力し、上記携帯電話
機を携帯している人体の温度によって第2の信号を出力
する温度検出手段と、上記プラグ接続検出手段からの信
号が出力されているとき、上記温度検出手段からの第1
の信号の出力によって、第1の補助整合回路を上記整合
回路に対して接続し、上記温度検出手段からの第2の信
号の出力によって、第2の補助整合回路を上記整合回路
に対して接続するように切り替えを行う切替手段とから
なることを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のアンテナ整合回路に係り、上記第1の補助整合回路
が、イヤホンマイク使用時であって、上記携帯電話機が
自由空間に置かれているとき、上記整合回路とともに、
上記アンテナを送受信部に対して整合状態に保ち、上記
第2の補助整合回路が、イヤホンマイク使用時であっ
て、上記携帯電話機が携帯状態のとき、上記整合回路と
ともに、上記アンテナを送受信部に対して整合状態に保
つものであることを特徴としている。ンテナ整合回路。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のアンテナ整合回路に係り、上記補助整合回路付加手
段が、イヤホンマイク接続ジャックに対するイヤホンマ
イクのプラグ接続中を検出したとき信号を出力するプラ
グ接続検出手段と、上記携帯電話機を携帯している人体
の温度によって信号を出力する温度検出手段と、上記プ
ラグ接続検出手段からの信号が出力されているとき、第
1の補助整合回路を上記整合回路に対して接続する第1
のスイッチ手段と、上記温度検出手段からの信号が出力
されているとき、第2の補助整合回路を上記整合回路に
対して接続する第2のスイッチ手段とからなることを特
徴としている。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のアンテナ整合回路に係り、上記第1の補助整合回路
が、イヤホンマイク使用時であって、上記携帯電話機が
自由空間に置かれているとき、上記整合回路とともに、
上記アンテナを送受信部に対して整合状態に保ち、上記
第2の補助整合回路が、イヤホンマイク使用時であっ
て、上記携帯電話機が携帯状態のとき、上記整合回路及
び第1の補助整合回路とともに、上記アンテナを送受信
部に対して整合状態に保つものであることを特徴として
いる。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は5記載のアンテナ整合回路に係り、上記第1のスイッ
チ手段及び第2のスイッチ手段が、ダイオードスイッチ
からなることを特徴としている。
【0011】
【作用】この発明の構成では、携帯電話機本体での使用
時、アンテナと送受信部との整合をとるための整合回路
を備えた携帯電話機において、プラグ接続検出手段を備
えて、イヤホンマイク接続ジャックに対するイヤホンマ
イクのプラグ接続中を検出し、温度検出手段を備えて、
携帯電話機が置かれている自由空間の温度によって第1
の信号を出力するとともに、携帯電話機を携帯している
人体の温度によって第2の信号を出力し、切替手段を備
えて、プラグ接続検出手段からの信号が出力されている
とき、温度検出手段からの第1の信号の出力によって、
第1の補助整合回路を整合回路に対して接続し、温度検
出手段からの第2の信号の出力によって、第2の補助整
合回路を整合回路に対して接続するように切り替えを行
うので、携帯電話機の使用状態が、携帯電話機本体での
使用状態であるか、又はイヤホンマイクでの使用状態の
ときは、携帯電話機が携帯状態の場合であるか、自由空
間に置かれた状態であるかに応じて、アンテナの整合状
態をそれぞれの状態での最良の状態にするので、携帯電
話機を常に良好な通話状態に維持することができる。
【0012】また、この発明の別の構成では、携帯電話
機本体での使用時、アンテナと送受信部との整合をとる
ための整合回路を備えた携帯電話機において、プラグ接
続検出手段を備えて、イヤホンマイク接続ジャックに対
するイヤホンマイクのプラグ接続中を検出したとき信号
を出力し、温度検出手段を備えて、携帯電話機を携帯し
ている人体の温度によって信号を出力し、第1のスイッ
チ手段を備えて、プラグ接続検出手段からの信号が出力
されているとき、第1の補助整合回路を整合回路に対し
て接続し、第2のスイッチ手段を備えて、温度検出手段
からの信号が出力されているとき、第2の補助整合回路
を整合回路に対して接続するので、携帯電話機の使用状
態が、携帯電話機本体での使用状態であるか、又はイヤ
ホンマイクでの使用状態のときは、携帯電話機が携帯状
態の場合であるか、自由空間に置かれた状態であるかに
応じて、アンテナの整合状態をそれぞれの状態での最良
の状態にするので、携帯電話機を常に良好な通話状態に
維持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるアンテナ整合回路
の構成を示すブロック図、図2は、本実施例のアンテナ
整合回路の動作を説明するためのフローチャートであ
る。この例のアンテナ整合回路は、図1に示すように、
アンテナ1と、整合回路2と、送受信部3と、切替部4
と、第1の補助整合回路5と、第2の補助整合回路6
と、プラグ接続検出部7と、温度センサ8と、イヤホン
マイク接続ジャック9とから概略構成されている。
【0014】アンテナ1は、相手局との間で、電波の送
受信を行う。整合回路2は、アンテナ1と、送受信部3
との整合をとる。送受信部3は、送信時、整合回路2を
経て送信信号をアンテナ1へ送出し、受信時、整合回路
2を経てアンテナ1からの受信信号を受け取る。切替部
4は、携帯電話機の使用状態に応じて、補助整合回路を
接続しないか、又は補助整合回路5と補助整合回路6の
どちらかを、整合回路2へ接続する。補助整合回路5
は、携帯電話機を人体から離れた場所(自由空間)に置
いて通話する場合に、整合回路2の整合状態を調整す
る。補助整合回路6は、携帯電話機を携帯状態で人体に
接近した場所に置いて通話する場合に、整合回路2の整
合状態を調整する。プラグ接続検出部7は、イヤホンマ
イク接続ジャック9にイヤホンマイクのプラグが接続さ
れていることを検出したとき、プラグ接続検出信号を切
替部4へ送出する。温度センサ8は、携帯電話機の周囲
温度に応じて、切替部4の切り替えを制御する信号を切
替部4へ送出する。イヤホンマイク接続ジャック9は、
図示されないイヤホンマイクのプラグを携帯電話機の送
受信部3へ接続する。
【0015】次に、図2を参照して、この例のアンテナ
整合回路の動作を説明する。利用者が携帯電話機を使用
して通話状態である(図2ステップS1)とき、プラグ
接続検出部7からのプラグ接続検出信号の有無によっ
て、利用者の携帯電話機の使用状態が、イヤホンマイク
を使用せずに携帯電話機本体を使用している状態(携帯
電話機本体の送話器と受話器(不図示)を使用して通話
している状態)か、又は携帯電話機に対してイヤホンマ
イクを使用している状態(イヤホンマイクのマイクとイ
ヤホン(不図示)を使用して通話している状態)かを判
定する(図2ステップS2)。イヤホンマイク接続ジャ
ック9にイヤホンマイクのプラグが接続されず、従っ
て、プラグ接続検出信号が出力されていないときは、携
帯電話機本体を使用している(図2ステップS3)こと
が判定される。この状態では切替部4は不動作状態とな
って、整合回路2が、補助整合回路5と補助整合回路6
のいずれの側にも接続されない未接続状態となる(図2
ステップS4)。この状態では、アンテナ1には、整合
回路2だけが接続された状態となるが、整合回路2は、
携帯電話機を手に持って、携帯電話機本体を使用して通
話している状態での、最良の整合状態で、アンテナ1を
送受信部3に接続するので、携帯電話機は、この状態で
の良好な通話状態に維持される(図2ステップS1
1)。
【0016】一方、イヤホンマイク接続ジャック9にイ
ヤホンマイクのプラグが接続され、従って、プラグ接続
検出信号が出力されているときは、イヤホンマイクを使
用している(図2ステップS5)ことが判定されて、こ
の状態では切替部4は動作可能な状態となる。そして、
温度センサ8からの信号によって、携帯電話機の状態
が、人体から離れて置かれた状態(自由空間状態)にあ
るか、又は人体に接近して置かれた状態(携帯状態)に
あるかが判定され(図2ステップS6)、これによっ
て、切替部4の切り替え状態が決定される。温度センサ
8からの信号が自由空間の温度(人体の温度より低い)
を示す状態のときは、携帯電話機が人体から離れた自由
空間に置かれた状態にある(図2ステップS7)と判定
される。この状態では、温度センサ8からの低温状態の
信号(L信号)によって、切替部4は、補助整合回路5
を整合回路2に対して接続する(図2ステップS8)
が、補助整合回路6は、整合回路2の整合状態を、携帯
電話機が自由空間にあるときの整合状態にするので、ア
ンテナ1は最良の整合状態で送受信部3に接続され、従
って、携帯電話機は、この状態での良好な通話状態に維
持される(図2ステップS11)。
【0017】また、温度センサ8からの信号が、人体の
温度を示す状態のときは、携帯電話機が人体の被服のポ
ケットに入れられたときのように、携帯状態にある(図
2ステップS9)と判定される。この状態では、温度セ
ンサ8からの高温状態の信号(H信号)によって、切替
部4は、補助整合回路6を整合回路2に対して接続する
(図2ステップS10)が、補助整合回路6は、整合回
路2の整合状態を、携帯電話機が携帯状態にあるときの
整合状態にするので、アンテナ1は最良の整合状態で送
受信部3に接続され、従って、携帯電話機は、この状態
での良好な通話状態に維持される(図2ステップS1
1)。
【0018】このように、この例のアンテナ整合回路に
よれば、携帯電話機の使用状態が、携帯電話機本体での
使用状態であるか、又はイヤホンマイクでの使用状態で
あるかを判別して、携帯電話機本体での使用時には、ア
ンテナの整合状態をその状態での最良の状態にするとと
もに、さらにイヤホンマイクの使用時には、携帯電話機
が携帯状態の場合と自由空間にある場合とを判別して、
アンテナの整合状態をそれぞれの状態での最良の状態に
するので、携帯電話機を常に良好な通話状態に維持する
ことができる。
【0019】◇第2実施例 図3は、この発明の第2実施例であるアンテナ整合回路
の構成を示すブロック図である。この例のアンテナ整合
回路は、図3に示すように、アンテナ11と、整合回路
12と、送受信部13と、第1のダイオードスイッチ1
4Aと、第2のダイオードスイッチ14Bと、第1の補
助整合回路15と、第2の補助整合回路16と、プラグ
接続検出部17と、温度センサ18と、イヤホンマイク
接続ジャック19とから概略構成されている。
【0020】この例のアンテナ11,整合回路12,送
受信部13,補助整合回路15,補助整合回路16,イ
ヤホンマイク接続ジャック19は、図1に示された第1
実施例の場合の、アンテナ1,整合回路2,送受信部
3,第1の補助整合回路5,第2の補助整合回路6,イ
ヤホンマイク接続ジャック9と同様である。ダイオード
スイッチ14Aは、オン状態のとき、第1の補助整合回
路15を整合回路12に接続する。ダイオードスイッチ
14Bは、オン状態のとき、第2の補助整合回路16を
整合回路12に接続する。プラグ接続検出部17は、イ
ヤホンマイク接続ジャック19にイヤホンマイクのプラ
グが接続されているとき、ダイオードスイッチ14Aを
オンにする信号を出力する。温度センサ18は、携帯電
話機が携帯状態のとき、ダイオードスイッチ14Bをオ
ンにする信号を出力する。
【0021】次に、図3を参照して、この例のアンテナ
整合回路の動作を説明する。利用者が携帯電話機本体を
使用して通話状態であるときは、イヤホンマイク接続ジ
ャック19にイヤホンマイクのプラグが接続されないの
で、プラグ接続検出部17は出力信号を発生せず、従っ
て、ダイオードスイッチ14Aはオフの状態である。ま
た、携帯電話機は手で支えられて自由空間に近い状態に
あるので、温度センサ18は出力信号を発生せず、従っ
て、ダイオードスイッチ14Bもオフの状態である。こ
の状態では、アンテナ11には、整合回路12だけが接
続された状態となるが、整合回路12は、携帯電話機本
体を使用している状態での整合状態にするので、アンテ
ナ11は最良の整合状態で送受信部13に接続され、従
って、携帯電話機は、この状態での良好な通話状態に維
持される。
【0022】一方、利用者がイヤホンマイクを使用して
通話状態であって、携帯電話機が自由空間にある状態で
は、温度センサ18から出力信号が発生しないので、ダ
イオードスイッチ14Bはオフの状態であるが、イヤホ
ンマイク接続ジャック19にイヤホンマイクのプラグが
接続され、従って、プラグ接続検出部17から出力信号
が発生しいるので、ダイオードスイッチ14Aがオン状
態となる。この状態では、補助整合回路15が整合回路
12に対して接続された状態になるが、補助整合回路1
5は、整合回路12の整合状態を、イヤホンマイク使用
状態で、携帯電話機が自由空間にあるときの整合状態に
するので、アンテナ11は最良の整合状態で送受信部1
3に接続され、従って、携帯電話機は、この状態での良
好な通話状態に維持される。
【0023】また、利用者がイヤホンマイクを使用して
通話状態であって、携帯電話機が携帯状態のときは、イ
ヤホンマイク接続ジャック19にイヤホンマイクのプラ
グが接続され、従って、プラグ接続検出部17から出力
信号が発生しているので、ダイオードスイッチ14Aが
オン状態になるとともに、温度センサ18から出力信号
が発生しているので、ダイオードスイッチ14Bもオン
状態となる。この状態では、補助整合回路15と補助整
合回路16とが並列に整合回路12に対して接続された
状態となるが、補助整合回路15と補助整合回路16と
は、整合回路12の整合状態を、イヤホンマイク使用状
態で、携帯電話機が携帯状態にあるときの整合状態にす
るので、アンテナ11は最良の整合状態で送受信部13
に接続され、従って、携帯電話機は、この状態での良好
な通話状態に維持される。
【0024】このように、この例のアンテナ整合回路に
よれば、携帯電話機の使用状態が、携帯電話機本体での
使用状態であるときは、アンテナの整合状態をその状態
での最良の状態にするとともに、イヤホンマイクでの使
用時には、携帯電話機が携帯状態の場合と自由空間にあ
る場合とに応じて、アンテナの整合状態をそれぞれの状
態での最良の状態にするので、携帯電話機を常に良好な
通話状態に維持することができる。
【0025】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、第1実施
例における切替部4は、機械的な3点切替スイッチであ
ってもよく、又は同等な動作を行うことが可能なように
構成した半導体スイッチでもよい。補助整合回路5,
6,15,16は、アンテナ1,11の形状,構造と、
整合回路2,12の構成に応じて、それぞれの使用状態
で、最良の整合状態を実現できるように、それらの回路
構成を定められるものとする。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のアンテ
ナ整合回路によれば、携帯電話機の使用状態が、携帯電
話機本体での使用状態であるか、又はイヤホンマイクで
の使用状態のときは、携帯電話機が携帯状態の場合であ
るか、自由空間に置かれた状態であるかに応じて、アン
テナの整合状態をそれぞれの状態での最良の状態にする
ので、携帯電話機を常に良好な通話状態に維持すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるアンテナ整合回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のアンテナ整合回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】この発明の第2実施例であるアンテナ整合回路
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11 アンテナ 2,12 整合回路 3,13 送受信部 4 切替部(切替手段) 5,6,15,16 補助整合回路 7,17 プラグ接続検出部(プラグ接続検出手
段) 8,18 温度センサ(温度検出手段) 9,19 イヤホンマイク接続ジャック 14A,14B ダイオードスイッチ(スイッチ手
段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機本体での使用時、アンテナと
    送受信部との整合をとるための整合回路を備えた携帯電
    話機において、 前記携帯電話機に対するイヤホンマイクの使用時、前記
    整合回路に対して、その整合状態を維持するための補助
    整合回路を付加する補助整合回路付加手段を設けたこと
    を特徴とするアンテナ整合回路。
  2. 【請求項2】 前記補助整合回路付加手段が、 イヤホンマイク接続ジャックに対するイヤホンマイクの
    プラグ接続中を検出したとき信号を出力するプラグ接続
    検出手段と、 前記携帯電話機が置かれている自由空間の温度によって
    第1の信号を出力し、 前記携帯電話機を携帯している人体の温度によって第2
    の信号を出力する温度検出手段と、 前記プラグ接続検出手段からの信号が出力されていると
    き、前記温度検出手段からの第1の信号の出力によっ
    て、第1の補助整合回路を前記整合回路に対して接続
    し、前記温度検出手段からの第2の信号の出力によっ
    て、第2の補助整合回路を前記整合回路に対して接続す
    るように切り替えを行う切替手段とからなることを特徴
    とする請求項1記載のアンテナ整合回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の補助整合回路が、イヤホンマ
    イク使用時であって、前記携帯電話機が自由空間に置か
    れているとき、前記整合回路とともに、前記アンテナを
    送受信部に対して整合状態に保ち、前記第2の補助整合
    回路が、イヤホンマイク使用時であって、前記携帯電話
    機が携帯状態のとき、前記整合回路とともに、前記アン
    テナを送受信部に対して整合状態に保つものであること
    を特徴とする請求項2記載のアンテナ整合回路。
  4. 【請求項4】 前記補助整合回路付加手段が、 イヤホンマイク接続ジャックに対するイヤホンマイクの
    プラグ接続中を検出したとき信号を出力するプラグ接続
    検出手段と、 前記携帯電話機を携帯している人体の温度によって信号
    を出力する温度検出手段と、 前記プラグ接続検出手段からの信号が出力されていると
    き、第1の補助整合回路を前記整合回路に対して接続す
    る第1のスイッチ手段と、 前記温度検出手段からの信号が出力されているとき、第
    2の補助整合回路を前記整合回路に対して接続する第2
    のスイッチ手段とからなることを特徴とする請求項1記
    載のアンテナ整合回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の補助整合回路が、イヤホンマ
    イク使用時であって、前記携帯電話機が自由空間に置か
    れているとき、前記整合回路とともに、前記アンテナを
    送受信部に対して整合状態に保ち、前記第2の補助整合
    回路が、イヤホンマイク使用時であって、前記携帯電話
    機が携帯状態のとき、前記整合回路及び第1の補助整合
    回路とともに、前記アンテナを送受信部に対して整合状
    態に保つものであることを特徴とする請求項4記載のア
    ンテナ整合回路。
  6. 【請求項6】 前記第1のスイッチ手段及び第2のスイ
    ッチ手段が、ダイオードスイッチからなることを特徴と
    する請求項4又は5記載のアンテナ整合回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009031384A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 無線通信装置
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