JP2002175109A - 生産情報提供装置、生産情報提供方法、および、記録媒体 - Google Patents

生産情報提供装置、生産情報提供方法、および、記録媒体

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JP2002175109A
JP2002175109A JP2000372413A JP2000372413A JP2002175109A JP 2002175109 A JP2002175109 A JP 2002175109A JP 2000372413 A JP2000372413 A JP 2000372413A JP 2000372413 A JP2000372413 A JP 2000372413A JP 2002175109 A JP2002175109 A JP 2002175109A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン上の仕掛かり在庫数についての考察を
加えられるような情報を提供する。 【解決手段】 ライン上の仕掛かり在庫が発生する要因
を、「作業」「搬送」「停滞」に分類し、要因ごとに、
適正な在庫数を決定する。一方、自動在庫読取り装置に
より、「搬送」「停滞」を要因とされる在庫数を検出す
る。また、「作業」を要因とされる在庫数は、予め検出
できる。そして、各要因の仕掛かり在庫数が、適正な在
庫数ととも表示される。これにより、ラインの管理者
は、どのような要因によって、不要な仕掛かり在庫が発
生しているかを、容易に判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産情報提供装
置、生産情報提供方法、および、記録媒体に関し、特
に、ラインを利用して生産される製品についての生産に
関する情報を提供するための生産情報提供装置、生産情
報提供方法、および、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工場経営では、好景気に支えられ
た需要の拡大に伴い、増産、増販を目標としてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在で
は、製品の需要に伸び悩みが見られる。したがって、計
画して製品を生産しても、在庫数が増える傾向が見られ
るようになった。
【0004】また、現在では、商品のライフサイクルが
短くなる傾向が見られる。したがって、売れ筋の商品で
あっても、増産した途端に流行が去り、このような要因
でも在庫数が増える傾向が見られる。
【0005】なお、従来、ラインを利用して製品を生産
する場合、ライン上にある仕掛かり在庫についての適正
な数について、明確な考え方がなかった。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、ライン上の仕掛かり在庫数に
ついての考察を加えられる生産情報提供装置、生産情報
提供方法および記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従っ
た生産情報提供装置は、ラインを利用して生産される製
品についての生産に関する情報を提供する装置であっ
て、前記ラインにおいて前記製品を生産する人数である
生産者数、および、前記ラインにおいて前記製品を生産
する機械の数である生産機械数を記憶する記憶部と、前
記生産者数、および、前記生産機械数に基づいて、前記
製品についての仕掛かり在庫数の理想値を算出する理想
値算出部と、前記製品についての実際の仕掛かり在庫数
を検出する検出部と、前記製品についての仕掛かり在庫
数の理想値、および、前記製品についての実際の仕掛か
り在庫数を表示する表示部とを含むことを特徴とする。
【0008】本発明に従うと、製品を生産するラインの
管理者が、ライン上の製品の仕掛かり在庫数について、
実際の値と理想値とを見ることができる。
【0009】これにより、ライン上の仕掛かり在庫数に
ついて、具体的に対処することができる。したがって、
製品の、ライン上の仕掛かり在庫数、ひいては、実際の
在庫数を、調整することができる。さらに、製品の仕掛
かり在庫数が調整できるため、製品のリードタイムの短
縮化を図ることもできる。
【0010】また、本発明の生産情報提供装置では、前
記検出部が、前記製品についての実際の仕掛かり在庫数
として、前記ライン上で作業をなされる状態にある製品
の数である作業中仕掛かり在庫数、前記ライン上で搬送
されている状態にある製品の数である搬送仕掛かり在庫
数、および、前記ライン上で作業をなされず停滞してい
る状態にある製品の数である停滞仕掛かり在庫数を検出
し、前記理想値算出部が、前記仕掛かり在庫数の理想値
として、前記作業中仕掛かり在庫数、前記搬送仕掛かり
在庫数、および、前記停滞仕掛かり在庫数の理想値を算
出し、前記作業中仕掛かり在庫数は、前記生産者数であ
り、前記搬送仕掛かり在庫数は、前記生産者数から1引
いた数、または、前記生産機械数から1引いた数であ
り、前記停滞仕掛かり在庫数は0であることが好まし
い。
【0011】これにより、より具体的に、仕掛かり在庫
数の理想値を求めることができる。また、本発明の生産
情報提供装置は、前記製品についての実際の仕掛かり在
庫数に対応する実際の在庫金額、および、前記製品につ
いての仕掛かり在庫数に対応する在庫金額の理想値を算
出する金額算出部をさらに含むことが好ましい。
【0012】これにより、仕掛かり在庫数の理想値から
のズレを、金額として、つまり、より具体的な問題とし
て、把握できる。
【0013】また、本発明の生産情報提供装置は、前記
製品についての実際の仕掛かり在庫数に対応する実際の
前記製品のリードタイム、および、前記製品についての
仕掛かり在庫数の理想値に対応するリードタイムの理想
値を算出する、リードタイム算出部をさらに含むことが
好ましい。
【0014】これにより、製品のリードタイムについ
て、具体的な目標を得ることができる。したがって、リ
ードタイムの実際の値と理想値との差を、生産計画を変
更する際の参考にできる。
【0015】また、本発明の生産情報提供装置では、前
記ラインが、前記製品を流すためのコンベアを含み、前
記記憶部が、前記コンベア上を流れる方向についての前
記製品の寸法である進行方向寸法、および、前記コンベ
ア上を流れる際に理想的とされる前記製品間の間隔であ
る理想間隔をさらに記憶し、前記製品についての仕掛か
り在庫数の理想値、前記進行方向寸法、および、前記理
想間隔の和を、前記コンベアの長さの理想値として算出
するコンベア長算出部がさらに含まれることが好まし
い。
【0016】これにより、仕掛かり在庫数を理想値に近
づける際の、具体的な方策を得ることができる。また、
コンベアの長さを短縮できる場合には、短縮したことに
よりできたスペースを、他の目的に、有効に活用でき
る。
【0017】本発明の別の局面に従った生産情報提供方
法は、ラインを利用して生産される製品についての生産
に関する情報を提供する方法であって、前記ラインにお
いて前記製品を生産する人数である生産者数、および、
前記ラインにおいて前記製品を生産する機械の数である
生産機械数を記憶するステップと、前記生産者数、およ
び、前記生産機械数に基づいて、前記製品についての仕
掛かり在庫数の理想値を算出するステップと、前記製品
についての実際の仕掛かり在庫数を検出するステップ
と、前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、およ
び、前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を表示す
るステップとを含むことを特徴とする。
【0018】本発明に従うと、製品を生産するラインの
管理者が、ライン上の製品の仕掛かり在庫数について、
実際の値と理想値とを見ることができる。
【0019】これにより、ライン上の仕掛かり在庫数に
ついて、具体的に対処することができる。したがって、
製品の、ライン上の仕掛かり在庫数、ひいては、実際の
在庫数を、調整することができる。さらに、製品の仕掛
かり在庫数が調整できるため、製品のリードタイムの短
縮化を図ることもできる。
【0020】また、本発明の生産情報提供方法では、前
記検出するステップでは、前記製品についての実際の仕
掛かり在庫数として、前記ライン上で作業をなされる状
態にある製品の数である作業中仕掛かり在庫数、前記ラ
イン上で搬送されている状態にある製品の数である搬送
仕掛かり在庫数、および、前記ライン上で作業をなされ
ず停滞している状態にある製品の数である停滞仕掛かり
在庫数を検出し、前記理想値を算出するステップでは、
前記仕掛かり在庫数の理想値として、前記作業中仕掛か
り在庫数、前記搬送仕掛かり在庫数、および、前記停滞
仕掛かり在庫数の理想値を算出し、前記作業中仕掛かり
在庫数は、前記生産者数であり、前記搬送仕掛かり在庫
数は、前記生産者数から1引いた数、または、前記生産
機械数から1引いた数であり、前記停滞仕掛かり在庫数
は0であることが好ましい。
【0021】また、本発明の生産情報提供方法は、前記
製品についての実際の仕掛かり在庫数に対応する実際の
在庫金額、および、前記製品についての仕掛かり在庫数
に対応する在庫金額の理想値を算出するステップをさら
に含むことが好ましい。
【0022】また、本発明の生産情報提供方法は、前記
製品についての実際の仕掛かり在庫数に対応する実際の
前記製品のリードタイム、および、前記製品についての
仕掛かり在庫数の理想値に対応するリードタイムの理想
値を算出する、ステップをさらに含むことが好ましい。
【0023】また、本発明の生産情報提供方法では、前
記ラインには、前記製品を流すためのコンベアが含ま
れ、前記記憶するステップでは、前記コンベア上を流れ
る方向についての前記製品の寸法である進行方向寸法、
および、前記コンベア上を流れる際に理想的とされる前
記製品間の間隔である理想間隔をさらに記憶し、前記製
品についての仕掛かり在庫数の理想値、前記進行方向寸
法、および、前記理想間隔の和を、前記コンベアの長さ
の理想値として算出するステップをさらに含むことが好
ましい。
【0024】本発明のさらに別の局面に従ったプログラ
ムを記録する記録媒体は、コンピュータに、ラインを利
用して生産される製品についての生産に関する情報を提
供するプログラムを記録する記録媒体であって、前記ラ
インにおいて前記製品を生産する人数である生産者数、
および、前記ラインにおいて前記製品を生産する機械の
数である生産機械数を記憶するステップと、前記生産者
数、および、前記生産機械数に基づいて、前記製品につ
いての仕掛かり在庫数の理想値を算出するステップと、
前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を検出するス
テップと、前記製品についての仕掛かり在庫数の理想
値、および、前記製品についての実際の仕掛かり在庫数
を表示するステップとを実行させるプログラムを記録す
ることを特徴とする。
【0025】本発明に従うと、製品を生産するラインの
管理者が、ライン上の製品の仕掛かり在庫数について、
実際の値と理想値とを見ることができる。
【0026】これにより、ライン上の仕掛かり在庫数に
ついて、具体的に対処することができる。したがって、
製品の、ライン上の仕掛かり在庫数、ひいては、実際の
在庫数を、調整することができる。さらに、製品の仕掛
かり在庫数が調整できるため、製品のリードタイムの短
縮化を図ることもできる。
【0027】また、本発明のプログラムを記録した記録
媒体は、前記検出するステップでは、前記製品について
の実際の仕掛かり在庫数として、前記ライン上で作業を
なされる状態にある製品の数である作業中仕掛かり在庫
数、前記ライン上で搬送されている状態にある製品の数
である搬送仕掛かり在庫数、および、前記ライン上で作
業をなされず停滞している状態にある製品の数である停
滞仕掛かり在庫数を検出させ、前記理想値を算出するス
テップでは、前記仕掛かり在庫数の理想値として、前記
作業中仕掛かり在庫数、前記搬送仕掛かり在庫数、およ
び、前記停滞仕掛かり在庫数の理想値を算出させ、前記
作業中仕掛かり在庫数は、前記生産者数であり、前記搬
送仕掛かり在庫数は、前記生産者数から1引いた数、ま
たは、前記生産機械数から1引いた数であり、前記停滞
仕掛かり在庫数は0であることが好ましい。
【0028】また、本発明のプログラムを記録した記録
媒体は、前記製品についての実際の仕掛かり在庫数に対
応する実際の在庫金額、および、前記製品についての仕
掛かり在庫数に対応する在庫金額の理想値を算出するス
テップをさらに実行させることが好ましい。
【0029】また、本発明のプログラムを記録した記録
媒体は、前記製品についての実際の仕掛かり在庫数に対
応する実際の前記製品のリードタイム、および、前記製
品についての仕掛かり在庫数の理想値に対応するリード
タイムの理想値を算出する、ステップをさらに実行させ
ることが好ましい。
【0030】また、本発明のプログラムを記録した記録
媒体は、前記ラインには、前記製品を流すためのコンベ
アが含まれ、前記記憶するステップでは、前記コンベア
上を流れる方向についての前記製品の寸法である進行方
向寸法、および、前記コンベア上を流れる際に理想的と
される前記製品間の間隔である理想間隔をさらに記憶さ
せ、前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、前記
進行方向寸法、および、前記理想間隔の和を、前記コン
ベアの長さの理想値として算出するステップをさらに実
行させることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の生産情報提供装
置の一実施の形態を、図面を参照しつつ、説明する。
【0032】本実施の形態の生産情報提供装置は、複数
または単数のコンベアを含む、所定の製品の生産ライン
における仕掛かり在庫数を管理するための情報を提供す
る装置である。
【0033】図1に、本実施の形態の生産情報提供装置
のブロック図を示す。生産情報提供装置は、CPU1、
メモリ2、表示部6、および、ハードディスク9を含
む。CPU1は、ハードディスク9に記憶されたプログ
ラムを実行し、情報を表示部6に表示させる。メモリ2
は、データベースの役割を有し、シミュレーションデー
タ記憶部21、作業者数・機械数・設備数データ記憶部
22、現状のコンベア長記憶部23、ライン上仕掛かり
在庫(搬送)データ記憶部24、および、ライン上仕掛
かり在庫(停滞)データ記憶部25を含む。
【0034】また、生産情報提供装置は、シミュレーシ
ョンデータ入力部11、作業者数・機械数・設備数入力
部12、現状のコンベア長入力部13、ライン上仕掛か
り在庫(搬送)データ入力部14、および、ライン上仕
掛かり在庫(停滞)データ入力部15を含む。そして、
これらは、それぞれ、シミュレーションデータ記憶部2
1、作業者数・機械数・設備数データ記憶部22、現状
のコンベア長記憶部23、ライン上仕掛かり在庫(搬
送)データ記憶部24、ライン上仕掛かり在庫(停滞)
データ記憶部25と接続されている。
【0035】生産情報提供装置では、シミュレーション
データ入力部11から、生産ラインにおける、生産実績
台数、実稼働時間、完成品の材料費、賃率、生産工程ご
との標準時間を入力される。また、作業者数・機械数・
設備数入力部12から、現在生産を行なっている作業者
数、使用している機械数、設備数を入力される。また、
現状のコンベア長入力部13から、生産工程ごとのコン
ベアの長さを入力される。上記のように入力された各デ
ータは、それぞれ、シミュレーションデータ記憶部2
1、作業者数・機械数・設備数データ記憶部22、また
は、現状のコンベア長記憶部23で記憶される。
【0036】また、生産情報提供装置は、ライン上の在
庫数を読取るための自動在庫読取り装置7を含む。自動
在庫読取り装置7は、たとえば、投光素子と受光素子か
らなる。そして、自動在庫読取り装置7によって読取ら
れた在庫数は、ライン上仕掛かり在庫(搬送)データ入
力部14またはライン上仕掛かり在庫(停滞)データ入
力部15を介して、ライン上仕掛かり在庫(搬送)デー
タ記憶部24またはライン上仕掛かり在庫(停滞)デー
タ記憶部25で記憶される。なお、本実施の形態では、
在庫の種類として、「作業」、「搬送」および「停滞」
が含まれる。ここで、図2を参照しつつ、これらの在庫
の種類について、説明する。
【0037】図2には、ライン上にある仕掛かり在庫の
種類と、それぞれの種類に対応した発生内容および適正
とされる在庫数の決定方法が、表形式で記載されてい
る。
【0038】まず、作業にかかる仕掛かり在庫数(以
下、「作業中仕掛かり在庫数」という)について説明す
る。作業中仕掛かり在庫数とは、製造工程内で作業が行
なわれる対象となる製品の数であり、図2では製品81
に対応した製品の数に相当する。作業中仕掛かり在庫数
は、製造過程で必ず発生する数である。なお、本実施の
形態では、適正な作業中仕掛かり在庫数は、作業者が製
品に対して作業を行なう場合には作業者数とされ、設備
機器により作業が行なわれる場合には設備機器数とされ
る。
【0039】次に、搬送にかかる仕掛かり在庫数(以
下、「搬送仕掛かり在庫数」という)について説明す
る。搬送仕掛かり在庫数とは、流れ作業時に、作業者間
または設備機器間に発生する仕掛かり在庫の数であり、
図2では製品82に対応した製品の数に相当する。な
お、本実施の形態では、搬送仕掛かり在庫数は、自動在
庫読取り装置7によって検出され、ライン上仕掛かり在
庫(搬送)データ入力部14に入力される。また、本実
施の形態では、適正な搬送仕掛かり在庫数は、作業者が
製品に対して作業を行なう場合には「作業者数−1」と
され、設備機器により作業が行なわれる場合には「設備
機器数−1」とされる。
【0040】次に、ラインにおいて停滞している仕掛か
り在庫数(以下、「停滞仕掛かり在庫数」という)につ
いて説明する。停滞仕掛かり在庫数とは、作業の遅れに
より作業者の手元に置かれている製品の数、および、作
業が完了したにも拘わらず次工程の要因で搬送できずに
いる製品の数であり、図2に示す製品83に対応した製
品の数に相当する。なお、本実施の形態では、停滞仕掛
かり在庫数は、自動在庫読取り装置7によって検出さ
れ、ライン上仕掛かり在庫(停滞)データ入力部15に
入力される。また、本実施の形態では、適正な停滞仕掛
かり在庫数は、「0」とされる。
【0041】また、生産情報提供装置は、適正な仕掛か
り在庫数算出部32、現状の仕掛かり在庫数算出部3
4、適正な仕掛かり在庫金額算出部42、現状の製造リ
ードタイム算出部44、現状の仕掛かり在庫金額算出部
45、適正なコンベア長算出部46、および、適正な製
造リードタイム算出部47を含む。
【0042】そして、CPU1は、ライン上仕掛かり在
庫(搬送)データ記憶部24およびライン上仕掛かり在
庫(停滞)データ記憶部25に記憶されている、搬送仕
掛かり在庫数および停滞仕掛かり在庫数、ならびに、作
業者数または設備機器数により、現状の仕掛かり在庫数
算出部34において、ライン上仕掛かり在庫数を算出す
る。ここで言うライン上仕掛かり在庫数とは、作業中仕
掛かり在庫数、搬送仕掛かり在庫数、および、停滞仕掛
かり在庫数の和である。なお、現状の仕掛かり在庫数算
出部34は、仕掛かり在庫数を算出する際、搬送仕掛か
り在庫数および停滞仕掛かり在庫数については、複数回
の測定結果の平均を求めてから、算出する。
【0043】また、CPU1は、適正な仕掛かり在庫数
算出部32に、作業者数・機械数・設備数データ記憶部
22内のデータを用い、上記した基準に基づいて、適正
な作業中仕掛かり在庫数、適正な搬送仕掛かり在庫数、
および、適正な停滞仕掛かり在庫数を算出する。
【0044】さらに、CPU1は、現状の仕掛かり在庫
金額算出部45に、シミュレーションデータ記憶部21
内のデータと現状の仕掛かり在庫数算出部34で算出さ
れた結果とを用いて、現状の仕掛かり在庫金額を算出さ
せる。なお、現状の仕掛かり在庫金額(Pa)は、下記
の近似式(1)に基づいて、算出される。近似式(1)
中では、Pbとはライン上仕掛かり在庫数であり、Pc
とは製品の完成品についての材料費であり、Pdとは労
務経費である。
【0045】Pa=Pb×(Pc+Pd) …(1) また、労務経費Pdは、式(2)に従って算出される。
式(2)中では、Peとは標準時間であり、Pfとは賃
率である。なお、式(2)における標準時間は、ライン
における各工程の標準時間の累計が利用される。つま
り、ラインにおける最初の工程についての式(2)の算
出に利用される標準時間Peは、最初の工程についての
標準時間であるが、3番目の工程についての式(2)の
算出に利用される標準時間Peは、最初の工程から3番
目の工程についての標準時間の和である。
【0046】より具体的に説明すると、1番目の工程の
標準時間を1.8分、2番目の工程の標準時間を2.6
分、3番目の工程の標準時間を0.6分とすると、1番
目の工程についての式(2)では標準時間Peは1.8
分となり、2番目の工程についての式(2)では標準時
間Peは(1.8+2.6)分となり、3番目の工程に
ついての式(2)では標準時間Peは(1.8+2.6
+0.6)分となる。
【0047】Pd=Pe×Pf …(2) また、CPU1は、現状の製造リードタイム算出部44
に、シミュレーションデータ記憶部21内のデータと現
状の仕掛かり在庫数算出部34で算出された結果とを用
いて、製品についての現状の製造リードタイムを算出さ
せる。なお、製造リードタイムPgは、式(3)に従っ
て算出される。式(3)中、Phは、生産における製造
タクトタイムである。
【0048】Pg=Pb×Ph …(3) なお、製造タクトタイムPhは、下記の式(4)に従っ
て算出される。式(4)中、Piは、ラインの実稼働時
間であり、Pjは、製品の生産実績台数である。
【0049】Ph=Pi÷Pj …(4) また、CPU1は、適正な仕掛かり在庫金額算出部4
2、適正なコンベア長算出部46、適正な製造リードタ
イム算出部47に、それぞれ、適正な仕掛かり在庫金
額、適正なコンベア長、適正な製造リードタイムを算出
させる。これらの算出についての詳細は後述する。そし
て、これらの適正な値は、表示部6に表示される。工場
の管理者は、表示された適正な値に基づいて、工場内の
状況を変更することができる。
【0050】なお、本実施の形態で、「適正な」とは、
ライン上仕掛かり在庫数を最小限に抑えるために適正
な、という意味である。
【0051】次に、CPU1による、生産情報提供装置
全体の制御内容をより具体的に説明するための、図3を
参照しつつ、生産情報提供装置の動作内容を説明する。
図3は、本実施の形態の生産情報提供装置を用いて、生
産ラインにおける仕掛かり在庫の削減を行なう作業のフ
ローチャートである。
【0052】まず、ステップS1(以下、ステップを省
略する)で、生産ラインが設置される工場のレイアウト
図や人員配置図など、仕掛かり在庫数の削減を考慮する
ために必要な資料が事前準備され、S2に進む。
【0053】次に、S2で、工場レイアウト図をもと
に、作業者等が、生産を開始する前に、生産ラインにお
ける各工程に自動在庫読取り装置7が設置され、S3に
進む。なお、S2では、シミュレーションに必要なデー
タの入力も行なわれる。このデータの具体例としては、
生産実績台数として1840台、実稼働時間として45
9分、完成品材料費として11376円、賃率として1
22円/分、工程ごとの標準時間として、A工程1.8
分、B工程2.6分、C工程0.6分を挙げることがで
きる。
【0054】次に、S3で、ライン上仕掛かり在庫に含
まれる作業中仕掛かり在庫数を把握するためのデータが
入力される。なお、ここで入力されるデータとは、人員
配置図を元に調査を行なった、各工程の作業者数、機械
・設備数、一台の機械・設備で同時に複数の製品に対し
て作業を行なっているか否か、等のデータである。
【0055】また、S3では、自動在庫読取り装置7に
より、搬送仕掛かり在庫数と停滞仕掛かり在庫数が複数
回測定され、すべての測定結果がライン上仕掛かり在庫
(搬送)データ記憶部24またはライン上仕掛かり在庫
(停滞)データ記憶部25に記憶される。
【0056】次に、S4では、S3で記憶された搬送仕
掛かり在庫数と停滞仕掛かり在庫数の測定結果を、すべ
て、現状の仕掛かり在庫数算出部34に転送する処理が
なされ、S5に進む。なお、転送するデータは、図4に
示すような表形式とされる。
【0057】具体的には、図4に示すように、各工程ご
とに、測定時刻に対応した、作業中仕掛かり在庫数、搬
送仕掛かり在庫数、停滞仕掛かり在庫数(図4中ではそ
れぞれ「作業中」、「搬送中」、「停滞中」と記載して
いる欄に対応)、および、これらの平均値が含まれる。
なお、図4の表には、これらの仕掛かり在庫数の合計も
含まれる。この合計が、ライン上仕掛かり在庫数に相当
する。
【0058】S5では、現状の仕掛かり在庫数算出部3
4において、現状のライン上仕掛かり在庫数が算出さ
れ、S6に進む。なお、この現状のライン上仕掛かり在
庫数仕掛かり在庫数の算出では、搬送仕掛かり在庫数と
停滞仕掛かり在庫数の複数回の測定結果の平均値が用い
られる。これにより、ライン上で、単発的に発生した設
備の故障やラインストップなどの影響が緩和される。
【0059】次に、S6では、適正な仕掛かり在庫数算
出部32において、図2を用いて説明した態様で、適正
なライン上仕掛かり在庫数が算出され、S7に進む。
【0060】S7では、表示部6に、S5で算出された
現状のライン上仕掛かり在庫数とS6で算出された適正
なライン上仕掛かり在庫数とを表示して、S8に進む。
なお、このときの表示部6における表示態様を図5に示
す。
【0061】図5には、各工程について、作業中、搬
送、停滞の各仕掛かり在庫数およびそれらの合計につい
て、現状の値と適正な値が記載されている。これによ
り、ラインの管理者は、工場で抱えている仕掛かり在庫
数の現状が、理想的な状態からどれだけ離れているか
を、容易に理解することができる。
【0062】次に、S8では、現状の仕掛かり在庫金額
算出部45で、現状のライン上仕掛かり在庫金額が算出
され、S9に進む。仕掛かり在庫金額は、上記の式
(1)および式(2)に従って算出される。
【0063】S9では、現状の製造リードタイム算出部
44で、現状の製造リードタイムが算出される。製造リ
ードタイムは、上記の式(3)および式(4)に従って
算出され、S10に進む。
【0064】ここで、現状のライン上仕掛かり在庫金額
および現状の製造リードタイムの算出方法について、一
例として、A工程の作業中の製品についてのこれらの算
出について、より具体的に説明する。
【0065】図4に記載された表に基づくと、A工程の
作業中仕掛かり在庫数は、「18」である。これに、生
産実績台数1840台、実稼働時間459分、完成品材
料費11376円、賃率122円/分、標準時間1.8
分を考慮すると、仕掛かり在庫金額は、式(5)のよう
に、208721円と算出される。
【0066】 18×(11376+1.8×122)=208721 …(5) また、A工程の製造リードタイムは、式(6)のように
4.5分と算出される。
【0067】 18×(459÷1840)=4.5 …(6) 次に、S10では、S8およびS9で算出された現状の
仕掛かり在庫金額と現状の製造リードタイムを、表示部
6に表示させ、S11に進む。なお、このときの表示部
6における表示態様を、図6に示す。
【0068】図6では、各工程について、仕掛かり在庫
の種類別に、標準時間、現状の仕掛かり在庫金額(図6
中の「金額」の欄に対応)、および、現状の製造リード
タイム(図6中の「製造リードタイム」の欄に対応)
が、表形式で記載されている。また、図6の表には、現
状の仕掛かり在庫金額および現状の製造リードタイム
の、仕掛かり在庫の全種類の合計も、記載されている。
【0069】次に、S11では、図5に示したような結
果に基づいて、生産ラインにおいて余分な仕掛かり在庫
数が出ることについての、ボトルネックが抽出され、S
12に進む。このボトルネックの抽出は、具体的には、
図5に示した表において、現状に対する値と適正な値の
差が大きい工程を、仕掛かり在庫の種類別(作業中、搬
送、停滞)に抽出することにより、行なわれる。なお、
この抽出は、表示部6を見た者によって行なわれてもよ
いし、CPU1によって、予め定められた基準値と差と
を比較することにより行なわれてもよい。また、抽出
は、工程ごとに考慮されて行なわれてもよいし、仕掛か
り在庫の種類別に考慮されて行なわれてもよく、これ
は、ユーザによって選択されるよう構成されている。す
なわち、ボトルネックは、「C工程であった」という結
果が出る場合(工程ごとに考慮されて抽出された場合)
もあれば、「搬送仕掛かり在庫であった」という結果が
出る場合(仕掛かり在庫の種類別に考慮されて抽出され
た場合)もある。
【0070】S12では、S11で、ボトルネックとな
る工程が抽出できたか否かを判断し、抽出ができなかっ
たと判断すると、そこで、処理を終了する。一方、抽出
できたと判断すると、S13に進む。なお、本実施の形
態では、仕掛かり在庫の種類別に考慮され、ボトルネッ
クは「搬送」にあるとされるとする。この場合、図6に
示した表示態様で、「搬送」の欄が、点滅するようにな
る(図6では、太線で囲むことにより表現している)。
【0071】S13では、搬送中の在庫がボトルネック
となっている原因を分析し、当該搬送中の仕掛かり在庫
数の削減案を検討して作成する処理が行なわれ、S14
に進む。なお、S13で作成される削減案としては、具
体的には、たとえば、作業者ごとの作業配分や生産方式
の見直しや、コンベア長の短縮などが挙げられる。この
ような分析は、表示部6の表示を見たラインの管理者等
によって行なわれてもよいし、CPU1が、予め定めら
れた削減案の中から適当と思われる削減案を抽出するこ
とによって行なわれてもよい。
【0072】なお、コンベア長の短縮について、適正な
コンベア長の算出方法を、図7および図8に基づいて、
説明する。なお、ここでは、製品の幅寸法または作業幅
が、コンベア長の算出に用いられるが、小型の製品の場
合には、製品幅が作業者の作業幅よりも小さくなる。こ
のような場合には、コンベアの、製品を搬送する部分の
長さを算出するときには製品幅が利用され、作業を行な
う部分の長さを算出するときには作業幅が利用される。
また、本実施の形態では、作業幅を600mm、製品間
の余裕幅を50mmとし、さらに、部品箱のサイズや配
置場所などを考慮して、コンベア長が算出されている。
なお、製品間の余裕幅は、ラインのスピードや作業者の
熟練度に合わせて、決定されるものである。
【0073】図7は、適正なコンベア長とされる前のコ
ンベアおよび作業者の配置を模式的に示す図であり、図
8は、適正なコンベア長とされた後のコンベアおよび作
業者の配置を模式的に示す図である。図7では、10人
の作業者91に対して、コンベア90の長さが14mと
されている。なお、作業者91間には、複数の製品92
が存在している。一方、図8では、10の作業者91に
対して、コンベア90の長さは、7.2mとされてい
る。この長さは、作業者数(10)と作業幅(600m
m)の積である6.0mと、製品幅(80mm)と製品
間の余裕(50mm)を足したものと適正な搬送仕掛か
り在庫数との積から算出された1.17mとの和に基づ
くと考えられる。
【0074】つまり、適正なコンベア長は、次の式
(7)のように算出される。 10×600+9×(80+50)=7.17m≒7.2m …(7) なお、各工程ごとに算出されたコンベア長は、表示部6
に表示することもできる。この場合の表示態様を、図9
に示す。図9では、各工程のコンベアに対する現状の長
さ、適正な長さ、および、これらの差が、コンベアで作
業する人員数および機械数とともに、表形式で、記載さ
れている。
【0075】S14では、S13で作成された削減案
に、コンベア長の短縮が含まれているか否かを判断し、
含まれていないと判断するとS15に進み、含まれてい
ると判断するとS16に進む。
【0076】S15では、S13で作成された削減案に
他の削減案が含まれていれば、それを実行するように、
含まれていなければ新たに削減案を検討して作成し、S
16に進む。S16では、S13またはS15で作成さ
れた削減案を実行してS17に進む。
【0077】S17では、改善後のライン上仕掛かり在
庫数の調査が行なわれ、S18に進む。S18では、S
17の調査において収集されたデータを分析して、S1
9に進む。S19では、S18における分析の結果、ラ
イン上仕掛かり在庫数が削減されたか否かを判断し、削
減されたと判断すると、処理を終了する。また、削減さ
れていないと判断すると、S8に戻る。
【0078】以上説明したCPU1の動作は、ハードデ
ィスク9に記憶されたプログラムの代わりに、CPU1
に接続された着脱可能な記録媒体に記録されたプログラ
ムに基づいて実行されてもよい。つまり、CPU1にC
D−ROM等の記録媒体の記録内容を読取り可能な装置
が接続され、当該装置によって読取られる記録媒体の記
録内容に基づいてCPU1が上記したような動作を実行
してもよい。
【0079】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明した本発明に従うと、製品を生
産するラインの管理者が、ライン上の製品の仕掛かり在
庫数について、実際の値と理想値とを見ることができる
ため、ライン上の仕掛かり在庫数について、当該管理者
は、具体的に対処することができる。したがって、製品
の、ライン上の仕掛かり在庫数、ひいては、実際の在庫
数を、調整することができる。さらに、製品の仕掛かり
在庫数が調整できるため、製品のリードタイムの短縮化
を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の生産情報提供装置のブロック
図である。
【図2】 図1の生産情報提供装置が対象とするライン
について、ライン上にある仕掛かり在庫の種類と、それ
ぞれの種類に対応した発生内容および適正とされる在庫
数の決定方法を示す図である。
【図3】 図1の生産情報提供装置を用いて、生産ライ
ンにおける仕掛かり在庫の削減を行なう作業のフローチ
ャートである。
【図4】 図1の生産情報提供装置において計測された
データの転送される態様を示す図である。
【図5】 図1の生産情報提供装置において算出された
現状のライン上仕掛かり在庫数および適正なライン上仕
掛かり在庫数の表示態様の一例を示す図である。
【図6】 図1の生産情報提供装置において算出された
現状の仕掛かり在庫金額と現状の製造リードタイムの表
示態様の一例を示す図である。
【図7】 現状のコンベアおよび作業者の配置を模式的
に示す図である。
【図8】 適正なコンベア長のコンベアおよび作業者の
配置を模式的に示す図である。
【図9】 図1の生産情報提供装置における、現状のコ
ンベア長と適正なコンベア長の表示態様の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 CPU、2 メモリ、6 表示部、7 自動在庫読
取り装置、9 ハードディスク、21 シミュレーショ
ンデータ記憶部、22 作業者数・機械数・設備数デー
タ記憶部、23 現状のコンベア長記憶部、24 ライ
ン上仕掛かり在庫(搬送)データ記憶部、25 ライン
上仕掛かり在庫(停滞)データ記憶部、32 適正な仕
掛かり在庫数算出部、34 現状の仕掛かり在庫数算出
部、42適正な仕掛かり在庫金額算出部、44 現状の
製造リードタイム算出部、45現状の仕掛かり在庫金額
算出部、46 適正なコンベア長算出部、47 適正な
製造リードタイム算出部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインを利用して生産される製品につい
    ての生産に関する情報を提供する装置であって、 前記ラインにおいて前記製品を生産する人数である生産
    者数、および、前記ラインにおいて前記製品を生産する
    機械の数である生産機械数を記憶する記憶部と、 前記生産者数、および、前記生産機械数に基づいて、前
    記製品についての仕掛かり在庫数の理想値を算出する理
    想値算出部と、 前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を検出する検
    出部と、 前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、および、
    前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を表示する表
    示部とを含む、生産情報提供装置。
  2. 【請求項2】 前記検出部は、前記製品についての実際
    の仕掛かり在庫数として、前記ライン上で作業をなされ
    る状態にある製品の数である作業中仕掛かり在庫数、前
    記ライン上で搬送されている状態にある製品の数である
    搬送仕掛かり在庫数、および、前記ライン上で作業をな
    されず停滞している状態にある製品の数である停滞仕掛
    かり在庫数を検出し、 前記理想値算出部は、前記仕掛かり在庫数の理想値とし
    て、前記作業中仕掛かり在庫数、前記搬送仕掛かり在庫
    数、および、前記停滞仕掛かり在庫数の理想値を算出
    し、 前記作業中仕掛かり在庫数は、前記生産者数であり、 前記搬送仕掛かり在庫数は、前記生産者数から1引いた
    数、または、前記生産機械数から1引いた数であり、 前記停滞仕掛かり在庫数は0である、請求項1に記載の
    生産情報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記製品についての実際の仕掛かり在庫
    数に対応する実際の在庫金額、および、前記製品につい
    ての仕掛かり在庫数に対応する在庫金額の理想値を算出
    する金額算出部をさらに含む、請求項1または請求項2
    に記載の生産情報提供装置。
  4. 【請求項4】 前記製品についての実際の仕掛かり在庫
    数に対応する実際の前記製品のリードタイム、および、
    前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値に対応する
    リードタイムの理想値を算出する、リードタイム算出部
    をさらに含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    生産情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記ラインは、前記製品を流すためのコ
    ンベアを含み、 前記記憶部は、前記コンベア上を流れる方向についての
    前記製品の寸法である進行方向寸法、および、前記コン
    ベア上を流れる際に理想的とされる前記製品間の間隔で
    ある理想間隔をさらに記憶し、 前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、前記進行
    方向寸法、および、前記理想間隔の和を、前記コンベア
    の長さの理想値として算出するコンベア長算出部をさら
    に含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の生
    産情報提供装置。
  6. 【請求項6】 ラインを利用して生産される製品につい
    ての生産に関する情報を提供する方法であって、 前記ラインにおいて前記製品を生産する人数である生産
    者数、および、前記ラインにおいて前記製品を生産する
    機械の数である生産機械数を記憶するステップと、 前記生産者数、および、前記生産機械数に基づいて、前
    記製品についての仕掛かり在庫数の理想値を算出するス
    テップと、 前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を検出するス
    テップと、 前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、および、
    前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を表示するス
    テップとを含む、生産情報提供方法。
  7. 【請求項7】 前記検出するステップでは、前記製品に
    ついての実際の仕掛かり在庫数として、前記ライン上で
    作業をなされる状態にある製品の数である作業中仕掛か
    り在庫数、前記ライン上で搬送されている状態にある製
    品の数である搬送仕掛かり在庫数、および、前記ライン
    上で作業をなされず停滞している状態にある製品の数で
    ある停滞仕掛かり在庫数を検出し、 前記理想値を算出するステップでは、前記仕掛かり在庫
    数の理想値として、前記作業中仕掛かり在庫数、前記搬
    送仕掛かり在庫数、および、前記停滞仕掛かり在庫数の
    理想値を算出し、 前記作業中仕掛かり在庫数は、前記生産者数であり、 前記搬送仕掛かり在庫数は、前記生産者数から1引いた
    数、または、前記生産機械数から1引いた数であり、 前記停滞仕掛かり在庫数は0である、請求項6に記載の
    生産情報提供方法。
  8. 【請求項8】 前記製品についての実際の仕掛かり在庫
    数に対応する実際の在庫金額、および、前記製品につい
    ての仕掛かり在庫数に対応する在庫金額の理想値を算出
    するステップをさらに含む、請求項6または請求項7に
    記載の生産情報提供方法。
  9. 【請求項9】 前記製品についての実際の仕掛かり在庫
    数に対応する実際の前記製品のリードタイム、および、
    前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値に対応する
    リードタイムの理想値を算出する、ステップをさらに含
    む、請求項6〜請求項8のいずれかに記載の生産情報提
    供方法。
  10. 【請求項10】 前記ラインには、前記製品を流すため
    のコンベアが含まれ、 前記記憶するステップでは、前記コンベア上を流れる方
    向についての前記製品の寸法である進行方向寸法、およ
    び、前記コンベア上を流れる際に理想的とされる前記製
    品間の間隔である理想間隔をさらに記憶し、 前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、前記進行
    方向寸法、および、前記理想間隔の和を、前記コンベア
    の長さの理想値として算出するステップをさらに含む、
    請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載の生産情報提
    供方法。
  11. 【請求項11】 ラインを利用して生産される製品につ
    いての生産に関する情報を提供するプログラムを記録す
    る記録媒体であって、コンピュータに、 前記ラインにおいて前記製品を生産する人数である生産
    者数、および、前記ラインにおいて前記製品を生産する
    機械の数である生産機械数を記憶するステップと、 前記生産者数、および、前記生産機械数に基づいて、前
    記製品についての仕掛かり在庫数の理想値を算出するス
    テップと、 前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を検出するス
    テップと、 前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、および、
    前記製品についての実際の仕掛かり在庫数を表示するス
    テップとを実行させるプログラムを記録する、記録媒
    体。
  12. 【請求項12】 前記検出するステップでは、前記製品
    についての実際の仕掛かり在庫数として、前記ライン上
    で作業をなされる状態にある製品の数である作業中仕掛
    かり在庫数、前記ライン上で搬送されている状態にある
    製品の数である搬送仕掛かり在庫数、および、前記ライ
    ン上で作業をなされず停滞している状態にある製品の数
    である停滞仕掛かり在庫数を検出させ、 前記理想値を算出するステップでは、前記仕掛かり在庫
    数の理想値として、前記作業中仕掛かり在庫数、前記搬
    送仕掛かり在庫数、および、前記停滞仕掛かり在庫数の
    理想値を算出させ、 前記作業中仕掛かり在庫数は、前記生産者数であり、 前記搬送仕掛かり在庫数は、前記生産者数から1引いた
    数、または、前記生産機械数から1引いた数であり、 前記停滞仕掛かり在庫数は0である、請求項11に記載
    の記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記製品についての実際の仕掛かり在
    庫数に対応する実際の在庫金額、および、前記製品につ
    いての仕掛かり在庫数に対応する在庫金額の理想値を算
    出するステップをさらに実行させる、請求項11または
    請求項12に記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記製品についての実際の仕掛かり在
    庫数に対応する実際の前記製品のリードタイム、およ
    び、前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値に対応
    するリードタイムの理想値を算出する、ステップをさら
    に実行させる、請求項11〜請求項13のいずれかに記
    載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記ラインには、前記製品を流すため
    のコンベアが含まれ、 前記記憶するステップでは、前記コンベア上を流れる方
    向についての前記製品の寸法である進行方向寸法、およ
    び、前記コンベア上を流れる際に理想的とされる前記製
    品間の間隔である理想間隔をさらに記憶させ、 前記製品についての仕掛かり在庫数の理想値、前記進行
    方向寸法、および、前記理想間隔の和を、前記コンベア
    の長さの理想値として算出するステップをさらに実行さ
    せる、請求項11〜請求項14のいずれか1項に記載の
    記録媒体。
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