JP2002174319A - ねじ送り装置及び医用寝台装置 - Google Patents

ねじ送り装置及び医用寝台装置

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JP2002174319A
JP2002174319A JP2000370500A JP2000370500A JP2002174319A JP 2002174319 A JP2002174319 A JP 2002174319A JP 2000370500 A JP2000370500 A JP 2000370500A JP 2000370500 A JP2000370500 A JP 2000370500A JP 2002174319 A JP2002174319 A JP 2002174319A
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JP
Japan
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movable body
feed screw
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moving member
support member
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JP2000370500A
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English (en)
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Hiroshi Sakaniwa
浩 坂庭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送りねじ装置のねじ部の摩耗状態を外から正
確にわかるようにする。 【解決手段】 固定支持部材7に、駆動部21によって
正転又は逆転の回転動力が与えられる送りねじ17を回
転自在に支持し、その送りねじ17のねじ部17aに、
移動部材9に固定支持され、その移動部材9を介して負
荷が作用する第1可動体19を螺合する一方、その第1
可動体19に、負荷が作用しない第2可動体39を移動
自在に運動連繋し、前記第1可動体19と第2可動体3
9との相対位置の変化を検出器41によって監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、医療用
等に適するねじ送り装置及び医用寝台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にねじ送り装置は、送りねじとその
送りねじのねじ部に螺合されたナットとの関係によって
比較的正確な送り精度が得られる所から、医療分野にお
いても多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】医療分野に用いられる
ねじ送り装置は、例えば、MRIやX線等の医用寝台を
移動させるのに用いられている。
【0004】ねじ送り装置の概要は、駆動モータによっ
て回転動力が与えられる送りねじの雄ねじ部に、医用寝
台に設けられた雌ねじ部が螺合し合う構造となってい
て、送りねじが回転することで、医用寝台が移動し、医
用寝台に載った患者を撮影位置に正しく位置決めするよ
うになっている。
【0005】しかしながら、ねじ部には医用寝台を介し
て患者の荷重が作用し、この荷重による負荷は作動中に
繰返し受けるようになる所から摩耗が発生する。
【0006】ねじ部に摩耗が起きると、医用寝台に載っ
た患者を撮影位置に正しく位置決めすることが困難とな
るばかりでなく、ガタ付きとなって現われ患者に不快感
を与える。
【0007】特に、医用寝台を水平移動させるのに対し
て上下動させるX線透視用寝台にあってはねじ山に直接
負荷が働くため、ねじ山がすり減りそれが進行すると場
合によっては噛み合い外れが起きる等の不具合いを招
く。
【0008】この場合、定期的に保守・点検を行なうこ
とでねじ山の摩耗状況の把握が可能となるが、使用頻度
によって摩耗状態が異なることと、全体がカバーされて
いるため、保守・点検作業がしずらく面倒となる。しか
も、点検作業中は使用できず稼働率の低下につながる等
の問題を有する。
【0009】そこで、この発明は、ねじ部の摩耗状態が
外から簡単にわかるようにして正確な保守・点検時期を
知ることができるようにしたねじ送り装置及び医用寝台
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1にあっては、固定支持部材と、
その固定支持部材に対してスライド自在にガイドされ負
荷が作用する移動部材と、前記固定支持部材に回転自在
に支持され駆動部によって正転又は逆転の回転動力が与
えられる送りねじと、その送りねじのねじ部と螺合し前
記移動部材に固定支持もしくは一体にされ、移動部材を
介して負荷が作用する第1可動体と、その第1可動体と
移動自在に連動連繋し負荷が作用しない第2可動体と、
前記第1可動体と第2可動体との相対位置を検出する検
出器とから成っている。
【0011】これにより、送りねじを正転又は逆転させ
ることで、その送りねじのねじ部と螺合し合う第1可動
体を介して移動部材が移動し、所定位置に位置決めされ
る。
【0012】この動作時において、第2可動体は第1可
動体と一緒に移動する。この移動時、第1可動体と第2
可動体の相対位置の変化は検出器によって監視される。
以下、時間の経過と共に例えば、負荷が作用する第1可
動体の摩耗が進行すると、第1可動体にガタ付きが発生
し、第1可動体と第2可動体との相対位置が変化し、そ
の変化量が検出器によって設定値を越えたことが検出さ
れることで、保守・点検を行なうねじの摩耗状態になっ
ていることが正確にわかるようになる。
【0013】また、この発明の請求項2にあっては、寝
台装置本体内に配置された固定支持部材と、その固定支
持部材に対してスライド自在にガイドされ医用寝台の天
板を支持する移動部材と、前記固定支持部材に回転自在
に支持され駆動部によって正転又は逆転の回転動力が与
えられる送りねじと、その送りねじのねじ部と螺合し前
記移動部材に固定支持もしくは一体にされ、天板からの
負荷が移動部材を介して作用する第1可動体と、その第
1可動体と移動自在に連動連繋し負荷が作用しない第2
可動体と、前記第1可動体と第2可動体との相対位置を
検出する検出器とを備えている。
【0014】これにより、送りねじを正転又は逆転させ
ることで、その送りねじのねじ部と螺合し合う第1可動
体を介して移動部材が移動し、医用寝台の天板は所定位
置に正しく位置決めされる。
【0015】この動作時において、第2可動体は第1可
動体と一緒に移動する。この移動時、第1可動体と第2
可動体の相対位置の変化は検出器によって監視される。
以下、時間の経過と共に例えば、天板からの負荷が作用
し第1可動体の摩耗が進行すると、第1可動体にガタ付
きが発生する。ガタ付きは、第1可動体と第2可動体と
の相対位置の変化となって現われ、その変化量が検出器
によって設定値を越えたことが検出されることで、寝台
装置の保守・点検を行なうねじの摩耗状態になっている
ことが正確にわかるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4の図面を参照
しながらこの発明の医療用X線透視撮影台に実施した実
施形態について具体的に説明する。
【0017】図1は医用寝台装置1に実施された送りね
じ装置3を示している。
【0018】送りねじ装置3が組込まれた医用寝台装置
1の領域は、ベース部5から一体に内筒スリーブ状に形
成された上下に長い固定支持部材7が立上がり、その固
定支持部材7を取囲むように外筒スリーブ状に形成され
た上下に長い移動部材9が配置されている。
【0019】移動部材9は、固定支持部材7の両サイド
に設けられたガイドレール11に対して上下にスライド
可能な摺動子13を有する一方、上端部には患者が載る
天板を前後にスライド自在に支持する上部機構部15が
設けられ、上部機構部15は、移動部材9と一緒に上下
動が可能となっている。
【0020】一方、送りねじ装置3は、図2に示すよう
に外周に雄ねじ部17aが刻まれた送りねじ17と、送
りねじ17の雄ねじ部17aに雌ねじ部19aが螺合し
合う第1可動体19と、第1可動体19に正転又は逆転
の回転動力を与える駆動部となる駆動モータ21とから
成っている。
【0021】送りねじ17は、上下方向に沿って配置さ
れ、その上端部は前記固定支持部材7から延長された上
部軸受部23によって、下端部は前記ベース部5に設け
られた下部軸受部25によってそれぞれ回転自在に支持
されている。
【0022】駆動モータ21は、ベース部5に固定支持
されると共に、そのモータプーリ27からの回転動力
は、伝導ベルト29により中間プーリ31を介して前記
送りねじ17に設けられたねじプーリ33に伝達される
ようになっている。
【0023】第1可動体19は、図2に示すように雌ね
じ部19aが前記送りねじ17の雄ねじ部17aと螺合
し合うと共に、前記第1可動体19と一体に組付けられ
たフランジ部35は前記移動部材9の内壁面に固着され
ている。
【0024】したがって、第1可動体19には前記移動
部材9を介して負荷が働くようになっている。
【0025】送りねじ17と第1可動体19は、硬質の
材料から成る送りねじ17に対して第1可動体19は軟
質の材料から成る関係となっていて、摩耗する速度が異
なるよう設定されている。
【0026】第1可動体19には、付勢ばね37を介し
て相対位置検出用のゲージとなる荷重の作用しない第2
可動体39が連動連繋し、その雌ねじ部39aは送りね
じ17の雄ねじ部17aと螺合している。
【0027】したがって、第2可動体39は第1可動体
17と一緒の上下動が可能になると共に、第1可動体1
9と第2可動体39の相対位置の変化はマイクロスイッ
チ等の検出器41によって検出されるようになってい
る。
【0028】検出器41は、スイッチ端子45を有する
スイッチ本体47が第2可動体39に支持部材49によ
って支持される一方、所定量下降した時、前記スイッチ
端子45を叩く作動子51が第1可動体19に支持部材
53によって支持された構造となっている。
【0029】検出器41のスイッチ本体47は、スイッ
チ端子45を介して信号が入力されることで、その入力
信号に基づきねじ部の摩耗量が規定に達したことを図外
の表示部に表示するようになっている。この場合、検出
器41は、摩耗が一定量越えた時点で検出するマイクロ
スイッチタイプとなっているが、リニアエンコーダ又は
ポテンションメータ等により摩耗状態を逐一検出を行な
うデジタルタイプ又はアナログタイプであってもよい。
【0030】なお、図1において55はエンコーダを示
しており、移動部材9の上下方向の移動量を検知するよ
うになっている。
【0031】このように構成された送りねじ装置3によ
れば、送りねじ17を正転又は逆転させることで、その
送りねじ17と螺合し合う第1可動体19を介して移動
部材9が移動することで、患者を載せた天板は所定位置
に位置決めされる。この動作時において、第2可動体3
9は第1可動体19と一緒に移動する。
【0032】この移動時、第1可動体19と第2可動体
39の相対位置の変化は検出器41によって監視され、
新しい間は何等変化は起きない。
【0033】一方、長期間使用すると、例えば、負荷が
作用する第1可動体19の摩耗が進むようになると、そ
の摩耗した分、第1可動体は下降する。その下降量は第
2可動体39に対する相対位置の変化となって現われ、
その変化量が設定値を越えると作動子51がスイッチ端
子45を叩く。この結果、ねじ部の摩耗が進行し保守・
点検を行なう時期になっていることが正確にわかるよう
になる。
【0034】また、検出器41の故障等を知らずに使用
し続け、摩耗が進行して、例えば、ねじの噛み合い外れ
が起きたとしても第2可動体39によって確実に支持さ
れるため、大きな事故につながることはない。
【0035】なお、この実施形態では送りねじ装置を医
用寝台装置について説明したが、これに特定されず、例
えば、工作機械等に実施することも可能である。
【0036】また、ねじの送りを上下方向について説明
を行なったが、水平方向に送る送りねじ装置として使用
することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明の送りね
じ装置及び医用寝台装置によれば、負荷が作用する第1
可動体と負荷が作用しない第2可動体との相対位置の変
化を検出器によって監視することで、負荷が作用する第
1可動体のねじ部の摩耗状態を的確に知ることができ
る。
【0038】これにより、送りねじ装置の保守・点検時
期が正確にわかるようになり、常に円滑で安定した送り
ねじの作動状態が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる送りねじ装置を医用寝台装置
に実施した要部の概要斜視図。
【図2】第2可動体と検出器の取付け状態を示した概要
説明図。
【図3】図1の概要側面図。
【図4】図3のA−A線概要切断面図。
【符号の説明】
7 固定支持部材 9 移動部材 19 第1可動体 21 駆動モータ(駆動部) 39 第2可動体 41 検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定支持部材と、その固定支持部材に対
    してスライド自在にガイドされ負荷が作用する移動部材
    と、前記固定支持部材に回転自在に支持され駆動部によ
    って正転又は逆転の回転動力が与えられる送りねじと、
    その送りねじのねじ部と螺合し前記移動部材に固定支持
    もしくは一体にされ、移動部材を介して負荷が作用する
    第1可動体と、その第1可動体と移動自在に連動連繋し
    負荷が作用しない第2可動体と、前記第1可動体と第2
    可動体との相対位置を検出する検出器とから成ることを
    特徴とするねじ送り装置。
  2. 【請求項2】 寝台装置本体内に配置された固定支持部
    材と、その固定支持部材に対してスライド自在にガイド
    され医用寝台の天板を支持する移動部材と、前記固定支
    持部材に回転自在に支持され駆動部によって正転又は逆
    転の回転動力が与えられる送りねじと、その送りねじの
    ねじ部と螺合し前記移動部材に固定支持もしくは一体に
    され、天板からの負荷が移動部材を介して作用する第1
    可動体と、その第1可動体と移動自在に連動連繋し負荷
    が作用しない第2可動体と、前記第1可動体と第2可動
    体との相対位置を検出する検出器とを備えていることを
    特徴とする医用寝台装置。
JP2000370500A 2000-12-05 2000-12-05 ねじ送り装置及び医用寝台装置 Pending JP2002174319A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014156680A1 (ja) * 2013-03-29 2017-02-16 株式会社日立製作所 寝台を備えた医用画像撮影システムおよびその異常診断方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014156680A1 (ja) * 2013-03-29 2017-02-16 株式会社日立製作所 寝台を備えた医用画像撮影システムおよびその異常診断方法
US10258298B2 (en) 2013-03-29 2019-04-16 Hitachi, Ltd. Medical image scanning system provided with bed and abnormality diagnosis method thereof

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