JP2002174220A - ね じ - Google Patents
ね じInfo
- Publication number
- JP2002174220A JP2002174220A JP2000372536A JP2000372536A JP2002174220A JP 2002174220 A JP2002174220 A JP 2002174220A JP 2000372536 A JP2000372536 A JP 2000372536A JP 2000372536 A JP2000372536 A JP 2000372536A JP 2002174220 A JP2002174220 A JP 2002174220A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- groove
- head
- shape
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじ中心部に設けられた溝部が潰れた際に
も、ねじを回すことができるねじの形状。 【解決手段】 頭部と脚部からなるねじであって、頭部
中心部に設けられた第1溝部と、頭部外周部に設けられ
た第2溝部とから形成されている。
も、ねじを回すことができるねじの形状。 【解決手段】 頭部と脚部からなるねじであって、頭部
中心部に設けられた第1溝部と、頭部外周部に設けられ
た第2溝部とから形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ねじに設けられ
た溝が潰れてもねじ回し可能なねじに関する。
た溝が潰れてもねじ回し可能なねじに関する。
【0002】
【従来の技術】 ねじ自体の形状としては、従来から種
々のものが知られている。さらに、ねじの頭部に形成さ
れる溝部については、用途に応じてプラス溝(十字溝)
が形成されたものやマイナス溝が形成されたものが知ら
れている。このタイプのねじを使う際に、溝の形状に合
わせてプラスドライバーやマイナスドライバーを用いる
が、ねじ回しする際の条件によっては、ねじ溝が潰れて
しまいねじが回せなくなるなどの不具合が生じる場合が
あった。
々のものが知られている。さらに、ねじの頭部に形成さ
れる溝部については、用途に応じてプラス溝(十字溝)
が形成されたものやマイナス溝が形成されたものが知ら
れている。このタイプのねじを使う際に、溝の形状に合
わせてプラスドライバーやマイナスドライバーを用いる
が、ねじ回しする際の条件によっては、ねじ溝が潰れて
しまいねじが回せなくなるなどの不具合が生じる場合が
あった。
【0003】このようなねじ溝の潰れを解決するねじと
して、実開平6−78611号(実願平5−27412
号明細書)に示されたものがある。該考案は、十字溝部
の底部中央に適宜深さの小穴をうがつことによって、十
字溝部が潰れた状態でも小穴に対応した冶具を用いるこ
とでねじを回すことを実現している。
して、実開平6−78611号(実願平5−27412
号明細書)に示されたものがある。該考案は、十字溝部
の底部中央に適宜深さの小穴をうがつことによって、十
字溝部が潰れた状態でも小穴に対応した冶具を用いるこ
とでねじを回すことを実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来のねじ
は、溝部潰れに対処するための小穴を設けているが、小
穴自体がねじ脚部のねじ部にまで達しており、頭部と脚
部の強度が不足し、場合によってはねじが折れてしまう
恐れがあった。
は、溝部潰れに対処するための小穴を設けているが、小
穴自体がねじ脚部のねじ部にまで達しており、頭部と脚
部の強度が不足し、場合によってはねじが折れてしまう
恐れがあった。
【0005】本発明の目的は、ねじ頭部にねじ溝部とは
別に外溝部を設けることにより、ねじの強度を保ちつつ
ねじ溝部に潰れが生じた際にも容易にねじを回すことが
できるねじを提供することにある。
別に外溝部を設けることにより、ねじの強度を保ちつつ
ねじ溝部に潰れが生じた際にも容易にねじを回すことが
できるねじを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭部と脚部か
らなるねじであって、頭部中心部に設けられた第1溝部
と、頭部外周部に設けられた第2溝部とから形成された
ことを特徴とする。
らなるねじであって、頭部中心部に設けられた第1溝部
と、頭部外周部に設けられた第2溝部とから形成された
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】 続いて図面を用いて、本発明を
説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すねじの構
造を示す図であり、ねじを頂部から見た図とねじ頂部a
−a線に対して横方向から見た図である。
説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すねじの構
造を示す図であり、ねじを頂部から見た図とねじ頂部a
−a線に対して横方向から見た図である。
【0008】ねじ1は、頭部2と脚部3から構成されて
いる。脚部3は、ねじ部4を有しており、ねじ部4には
ねじ山が切られている。また、頭部2には、十字溝部5
及び外溝部6が形成されている。十字溝部5の窪み部分
に外溝部6を配置するようにして、頭部2の強度を保つ
ようにしている。また、外溝部6は、ねじ頭部の頂部か
ら底部に掛けて溝が形成されている。外溝部6は外周部
よりねじ頭部中心に向かって幅が狭くなる若しくは同幅
となるような開放溝の形状をしている。ねじの材質とし
ては、鉄、ステンレス、黄銅、銅など既知のものを用い
ている。
いる。脚部3は、ねじ部4を有しており、ねじ部4には
ねじ山が切られている。また、頭部2には、十字溝部5
及び外溝部6が形成されている。十字溝部5の窪み部分
に外溝部6を配置するようにして、頭部2の強度を保つ
ようにしている。また、外溝部6は、ねじ頭部の頂部か
ら底部に掛けて溝が形成されている。外溝部6は外周部
よりねじ頭部中心に向かって幅が狭くなる若しくは同幅
となるような開放溝の形状をしている。ねじの材質とし
ては、鉄、ステンレス、黄銅、銅など既知のものを用い
ている。
【0009】通常は、頭部2の十字溝部5にプラスドラ
イバーを当てて、ねじを回すことにより、脚部3のねじ
部4が対象物にねじり込まれ固着することになる。一
方、十字溝部5が潰れてしまった場合には、外溝部6に
マイナスドライバーやピンセットなど様な細くて硬い冶
具をあてがいねじを回すことができる。外溝部6は、ね
じ頭部2の頂部から底部にかけて構成されているので、
冶具をあてがうのが容易で、ねじを回すのにも適してい
る。
イバーを当てて、ねじを回すことにより、脚部3のねじ
部4が対象物にねじり込まれ固着することになる。一
方、十字溝部5が潰れてしまった場合には、外溝部6に
マイナスドライバーやピンセットなど様な細くて硬い冶
具をあてがいねじを回すことができる。外溝部6は、ね
じ頭部2の頂部から底部にかけて構成されているので、
冶具をあてがうのが容易で、ねじを回すのにも適してい
る。
【0010】続いて、ねじ頭部2の外溝部6の形状に関
して他の実施形態について説明する。図2は、ねじ1を
頂部より見た図である。脚部の形状は、変わらないので
説明は省略する。前述した第1の実施形態では、外溝部
6は外周部よりねじ頭部中心に向かって幅が狭くなる若
しくは同幅となるような開放溝の形状をしている。それ
に対して、第2の実施形態に示された外溝部は、外周部
側が一部狭くなっておりねじ中心部に向かって溝幅を大
きくした窪み部分が形成された形状となっている。外溝
部6をこのような形状にすることにより、十字溝部5が
潰れた際に外溝部6を用いてねじを回す際に、外溝部6
にあてがった冶具がはずれにくくなり、確実にねじを回
すことが可能となる。
して他の実施形態について説明する。図2は、ねじ1を
頂部より見た図である。脚部の形状は、変わらないので
説明は省略する。前述した第1の実施形態では、外溝部
6は外周部よりねじ頭部中心に向かって幅が狭くなる若
しくは同幅となるような開放溝の形状をしている。それ
に対して、第2の実施形態に示された外溝部は、外周部
側が一部狭くなっておりねじ中心部に向かって溝幅を大
きくした窪み部分が形成された形状となっている。外溝
部6をこのような形状にすることにより、十字溝部5が
潰れた際に外溝部6を用いてねじを回す際に、外溝部6
にあてがった冶具がはずれにくくなり、確実にねじを回
すことが可能となる。
【0011】上記実施形態では、ねじ頭部に十字溝部が
設けられたものを想定して説明したが、マイナス溝形状
であってもよく。この場合も、マイナス溝の長手方向と
は垂直方向に外溝部を構成することでねじ頭部の強度を
保つことになる。
設けられたものを想定して説明したが、マイナス溝形状
であってもよく。この場合も、マイナス溝の長手方向と
は垂直方向に外溝部を構成することでねじ頭部の強度を
保つことになる。
【0012】また、上記実施形態では、ねじ頭部外周部
に2箇所の外溝部を設けた場合を想定して説明している
が、外溝部の数は2箇所に限定されるものではなく、複
数設けるたり、1箇所に設けるようにしても良い。ただ
し、実際には、十字溝部が形成されたねじでは、十字の
窪み部分に対応させて外溝部を最大4箇所とするのがね
じ頭部の強度を保つ上で適当である。
に2箇所の外溝部を設けた場合を想定して説明している
が、外溝部の数は2箇所に限定されるものではなく、複
数設けるたり、1箇所に設けるようにしても良い。ただ
し、実際には、十字溝部が形成されたねじでは、十字の
窪み部分に対応させて外溝部を最大4箇所とするのがね
じ頭部の強度を保つ上で適当である。
【0013】
【発明の効果】 ねじ頭部にねじ部とは別にねじ外周部
に外溝部を配置したことにより、ねじの強度を保ちつつ
ねじ溝部に潰れが生じた際にも容易にねじを回すことが
可能となる。
に外溝部を配置したことにより、ねじの強度を保ちつつ
ねじ溝部に潰れが生じた際にも容易にねじを回すことが
可能となる。
【図1】 第1の実施形態に関するねじ構造を示す図。
【図2】 第2の実施形態に関するねじ頭部の外溝部の
他の形状を示す図。
他の形状を示す図。
1 ねじ 2 頭部 3 脚部 4 ねじ部 5 十字溝 6 外溝部
Claims (4)
- 【請求項1】頭部と脚部からなるねじであって、 頭部中心部に設けられた第1溝部と、 頭部外周部に設けられた第2溝部とから形成されたこと
を特徴とするねじ。 - 【請求項2】前記第1溝部の端幅が短い部分に前記第2
溝部を設けたことを特徴とするねじ。 - 【請求項3】前記第2溝部の形状をねじ外周部からねじ
中心部に向けて略同一の溝幅としたことを特徴とするね
じ。 - 【請求項4】前記第2溝部の形状をねじ外周部の溝幅よ
りもねじ中心部に向けて溝幅を大きくしたことを特徴と
するねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372536A JP2002174220A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | ね じ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372536A JP2002174220A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | ね じ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002174220A true JP2002174220A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18842069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000372536A Pending JP2002174220A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | ね じ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002174220A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160002757U (ko) * | 2015-01-30 | 2016-08-09 | 솔라텍주식회사 | 태양광 led 지주캡 |
JPWO2014102959A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-01-12 | 日東精工株式会社 | ねじ用十字穴 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000372536A patent/JP2002174220A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014102959A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-01-12 | 日東精工株式会社 | ねじ用十字穴 |
KR20160002757U (ko) * | 2015-01-30 | 2016-08-09 | 솔라텍주식회사 | 태양광 led 지주캡 |
KR200481917Y1 (ko) * | 2015-01-30 | 2016-11-25 | 솔라텍주식회사 | 태양광 led 지주캡 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050414 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050606 |