JP2002173828A - ポリエステル綿混用繊維製品リサイクル方法 - Google Patents

ポリエステル綿混用繊維製品リサイクル方法

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JP2002173828A
JP2002173828A JP2000403849A JP2000403849A JP2002173828A JP 2002173828 A JP2002173828 A JP 2002173828A JP 2000403849 A JP2000403849 A JP 2000403849A JP 2000403849 A JP2000403849 A JP 2000403849A JP 2002173828 A JP2002173828 A JP 2002173828A
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JP
Japan
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fiber
polyester
cotton
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propanediol
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JP2000403849A
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English (en)
Inventor
Toshio Wada
敏男 和田
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Ecolog Recycling Japan Kk
Original Assignee
Ecolog Recycling Japan Kk
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大量に使用されているポリエステル綿混用繊
維製品のポリエステエルを繊維素材としてリサイクルす
るときに、大量に発生する廃棄綿繊維を繊維として再利
用する。 【構成】 セルラーゼ酵素により綿繊維のセルロースを
グルコースに変換し、この段階で分離したポリエステル
繊維を取り出し、生成したグルコースは生物学的製造方
法により1,3−プロパンジオールに変換し、さらにジ
カルボン酸と共重合してポリエステル樹脂として繊維化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維製品のリサイクル
方法に関するものであり、更に詳しくはポリエステルと
綿を混用した繊維製品のリサイクル方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】衣服などの繊維製品は多種多様な合成繊
維や天然繊維、あるいはそれらを混用して用いることが
多く、繊維製品をリサイクルして回収再生しようとして
も同一素材よりなる繊維製品のみを回収することは難し
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】衣服などの繊維製品は
天然繊維としては綿が多量に使用されており、また合成
繊維としてはポリエステル繊維が多量に使用されている
ので、ポリエステルと綿繊維を混用して使用した繊維製
品も大量であり、ポリエステルと綿繊維を混用して使用
した繊維製品をリサイクルして再利用することが求めら
れている。
【0004】ポリエステルと綿を混用して使用した繊維
製品は、混紡であったり、表裏の生地が別素材として使
い分けされていたりして、ポリエステルと綿の使用形態
が多様であり、それらを効率よく分離する必要がある。
【0005】ポリエステルと綿を混用して使用した繊維
製品のリサイクルとしては、製品を各々の原料素材に戻
し、新規なポリエステル繊維と綿繊維原料を得るのが理
想であるが、一度使用したポリエステル繊維はペレット
化や解重合で再度新規なポリエステル繊維素材に戻すの
は可能であるが、一度使用した綿を再度新規な綿繊維素
材に戻すのは実際上は不可能であるので、何らかの形で
繊維素材として回収再利用することが求められている。
【0006】回収再利用しようとする綿繊維の量は大量
であるので、よく使用する繊維素材として再利用する必
要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】廃棄されたポリエステル
繊維と綿繊維を混用して使用した繊維製品を、セルラー
ゼ酵素により綿繊維のセルロースを分解して、ポリエス
テル繊維と綿繊維を分離し、この段階で取り出したポリ
エステル繊維は、通常のペレット化や解重合で新規なポ
リエステル繊維素材として再利用する。
【0008】綿繊維はセルラーゼ酵素を用いてグルコー
スとし、そのグルコースをグリコール成分に変換し、該
グリコール成分をジカルボン酸と共重合してポリエステ
ル樹脂とし、さらに繊維化してポリエステル繊維素材と
して再利用する。
【0009】グルコースは、生物学的製造方法によりグ
リセロールに変換されることが知られており、さらにグ
リセロールも生物学的製造方法により1,3−プロパン
ジオールに変換することも知られている。
【0010】生物学的製造方法により廃棄された綿繊維
製品から、1,3−プロパンジオールを製造し、ジカル
ボン酸成分と共重合するグリコール成分としてこの1,
3−プロパンジオールを用いる。
【0011】1,3−プロパンジオールと共重合するジ
カルボン酸として、テレフタル酸を用いれば、PPT
(ポリプロピレンテレフタレート)が生成することも知
られており、該PPTを繊維化すればポリエステル繊維
として再利用できる。
【0012】
【作用】廃棄されたポリエステル繊維と綿繊維を混用し
て使用した繊維製品を、セルラーゼ酵素により綿繊維を
分解するので、液体中での酵素反応となり、ポリエステ
ル繊維と綿繊維の機械的分離作業を必要とせず、単に反
応槽に投入するだけでよく、綿繊維のセルロースのみに
酵素反応が行なわれるので、繊維製品が混紡のものであ
っても、部材ごとに違う繊維を用いたものであっても、
ポリエステル繊維のみを分離することができる。
【0013】綿繊維の主要部はセルロースであり、その
セルロース成分はセルラーゼ酵素によりグルコースに変
換され、さらにグルコースを生物学的製造方法により
1,3−プロパンジオールに変換するので、連続した生
物学的製造方法とすることができる。
【0014】1,3−プロパンジオールとテレフタル酸
を共重合するばあいに、エチレングリコールやその他の
共重合成分を付加することもできるので、必要とする繊
維性能に合わせて適用することが出来る。
【0015】
【実施例】図1は本発明のポリエステル綿混用繊維製品
リサイクル方法を示す説明図で、廃棄ポリエステル綿混
用繊維製品を反応槽内でセルラーゼ酵素と反応させるこ
とにより、綿繊維のセルロースがグルコースに変換され
る。
【0016】セルラーゼ酵素により綿繊維の大半がグル
コースに変換されるので、容易にポリエステル繊維のみ
を取り出すことが出来、このポリエステル繊維を通常の
方法を用いて新規なポリエステル繊維化する。
【0017】セルラーゼ酵素により変換されたグルコー
スは、微生物や酵素による生物学的製造方法によりグリ
セロールに変換されるが、生物学的製造方法であるの
で、同一反応槽を用いることも出来るし、生成したグル
コースを別の反応槽に移して反応させることも容易であ
る。
【0018】生成したグリセロールも同様に生物学的製
造方法により1,3−プロパンジオールに変換すること
ができるので、ジカルボン酸と共重合してポリエステル
樹脂とすることが出来るが、共重合反応は通常の工業化
学的方法を用いればよい。
【0019】共重合反応に用いるジカルボン酸としてテ
レフタル酸を用いれば、繊維として優れた品質のポリエ
ステルを得ることが出来、他の成分との共重合にも都合
が良い。
【0020】生成したポリエステル樹脂は、溶融押し出
し等の通常の方法を用いて新規なポリエステル繊維化す
る。
【0021】
【発明の効果】廃棄されたポリエステル繊維と綿繊維を
混用して使用した繊維製品を、セルラーゼ酵素により綿
繊維のセルロースを分解するので、ポリエステル繊維の
みを分離して取り出すのが容易であるだけでなく、生成
したグルコースを生物学的製造方法によりグリセロール
を経由して1,3−プロパンジオールに変換することが
出来るので、この1,3−プロパンジオールをジカルボ
ン酸と共重合してポリエステル樹脂として繊維化でき、
ポリエステル繊維をポリエステル繊維素材として再利用
出来るだけでなく、綿繊維もポリエステル繊維素材とし
て再利用出来る。
【0022】大量に使用されているポリエステル綿混用
繊維製品のポリエステルを繊維素材としてリサイクルす
るときに、大量に発生する廃棄綿繊維を繊維として再利
用することができ、しかもポリエステル繊維素材として
再利用するので大量の需要が見込め再生した製品の使い
道に困ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエステル綿混用繊維製品リサイク
ル方法を示す説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄されたポリエステル繊維と綿繊維を
    混用して使用した繊維製品を、セルラーゼ酵素により綿
    繊維のセルロースをグルコースに変換し、この段階で分
    離したポリエステル繊維を取り出し、生成したグルコー
    スは生物学的製造方法によりグリセロールに変換し、さ
    らに生成したグリセロールを生物学的製造方法により
    1,3−プロパンジオールに変換し、この1,3−プロ
    パンジオールをジカルボン酸と共重合してポリエステル
    樹脂として繊維化し、綿繊維をポリエステル繊維素材と
    して再利用するポリエステル綿混用繊維製品リサイクル
    方法
JP2000403849A 2000-12-04 2000-12-04 ポリエステル綿混用繊維製品リサイクル方法 Withdrawn JP2002173828A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316191A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 National Institute Of Advanced Industrial & Technology セルロース系高分子の選別除去方法および装置
US8524471B2 (en) 2007-03-19 2013-09-03 Sud-Chemie Ip Gmbh & Co. Kg Generation of chemical building blocks from plant biomass by selective depolymerization
EP3092335A4 (en) * 2014-01-06 2017-08-16 Reliance Industries Limited A process for recovering polyester
CN109312531A (zh) * 2016-06-20 2019-02-05 威士可兹菲泽有限公司 从纺织废料回收阻燃合成纤维的方法、阻燃合成纤维以及其应用
WO2022047843A1 (zh) * 2020-09-07 2022-03-10 苏州贤辉新纺织科技有限公司 一种采用回收聚酯纤维再生阻燃聚酯纤维的工艺方法

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