JP2002171913A - 商品の味付け装置及び商品の味付け処理システム - Google Patents

商品の味付け装置及び商品の味付け処理システム

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JP2002171913A
JP2002171913A JP2000370991A JP2000370991A JP2002171913A JP 2002171913 A JP2002171913 A JP 2002171913A JP 2000370991 A JP2000370991 A JP 2000370991A JP 2000370991 A JP2000370991 A JP 2000370991A JP 2002171913 A JP2002171913 A JP 2002171913A
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powder seasoning
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靖 薬師川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定且つ均等な味付け処理が安価に可能であ
り、しかも清掃部位が少なく、商品替え時の作業性に優
れた装置やシステムを提供することを課題とする。 【解決手段】 上方の組合せ計量装置10から排出され
て落下中の中間製品に粉体調味料を付着させる味付け装
置30に、中間製品の落下経路を挟んで対向配置した一
対の静電ガン33,33と、該静電ガン33,33に圧
縮エアを搬送する配管35へ、粉体調味料を貯留する調
味料タンク37から単位時間当り一定量の粉体調味料を
取り出して落下供給する調味料定量供給機構36とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナック菓子等の
商品、特にポテトチップ等の商品の味付け処理システム
に関し、食品製造技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般にスナック菓子等の商品は、計量装
置によって所定重量に計量された後、包装装置によって
包装されて出荷状態に製造されるが、ポテトチップ等の
味付け商品の場合は、上記の計量、包装作業の他に、油
で揚げられたスライスポテト等の中間製品を塩やその他
の調味料によって味付けする味付け作業が行われる。こ
の味付け作業を行う装置としては、静電作用を用いて落
下中の中間製品の表面に粉体調味料を均等に付着させて
味付け製品を得るものが、例えば特開昭54−4408
6号に開示されている。
【0003】この公報に開示された装置は、粉体調味料
を散布する際、該粉体調味料に高電位を与えることによ
り、中間製品と粉体調味料との間に電位を発生させ、浮
遊する粉体調味料中に中間製品を落下させて、静電作用
によって粉体調味料を中間製品の全表面に亘り均等に付
着させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スナック菓
子等の商品の場合、調味料がポテトチップ等の表面に均
等に付着されていることはもちろん必要であるが、加え
て嗜好面から、一定量の調味料が付着されていることが
重要となっている。つまり、要望される味付け、さらに
いうならば要望される濃さの味付けが確実になされてい
るか否かということが、商品の売れ行きを左右するので
ある。そのため、商品の生産ラインに設けられた味付け
装置には、対象商品の量が常に変動する状況下において
も、中間製品に対して均等な味付け処理を施すことが求
められる。
【0005】一方、中間製品に対して均等な味付け処理
を施すために、徒に多くの粉体調味料を使用したのでは
製造コストの増大につながり、ひいては製品価格の高騰
を招くこととなり、消費者に無意味な費用負担を強いる
ことになる。そのため、調味料の使用量を必要最低限の
量に抑えることも、同時に解決しなければならない課題
である。
【0006】さらに、一定の処理速度という制約の中
で、連続的にしかも常に均等な味付け処理を実現するこ
とも必要となってくる。
【0007】これらの点に関しては、上記公報に記載の
装置は何ら配慮がなされておらず、消費者やメーカのニ
ーズを満足させるまでには至っていない。
【0008】さらに、この種の装置を用いた場合、味付
け後の製品は、組合せ計量装置等の計量装置に供給さ
れ、所定重量に計量された後、さらに包装装置に供給さ
れるのが通例であり、そのため、次のような不具合の発
生が考えられるのである。
【0009】つまり、計量装置には調味料が付着された
製品が供給されるから、該計量装置への製品供給経路や
該計量装置各部の製品が直接接触する部位に調味料が付
着することになる。そのため、同一のシステムを用いて
異なる味付けの商品を処理する場合に、味を一定に保持
するため、商品替えのたびにシステムを停止させて、上
記供給経路や計量装置の各部を清掃しなければならない
ことになる。
【0010】また、この種の商品に用いられる調味料は
塩分を含むものが多く、そのため、この調味料が付着し
た供給経路や計量装置各部で錆が発生し易くなり、食品
衛生上の問題を生じたり、システムの作動不良を生じた
りすることになり、また、これを防止するために一層頻
繁に清掃を行わなければならないことになる。
【0011】そこで、本発明は、この種の商品の味付け
装置や味付け処理システムとして、一定且つ均等な味付
け処理が安価に可能であり、しかも清掃部位が少なく、
商品替え時の作業性に優れた装置やシステムを提供する
ことを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0013】まず、請求項1に記載の発明は、落下中の
中間製品に粉体調味料を静電作用によって付着させるこ
とにより、該中間製品を味付けする商品の味付け装置に
関するもので、中間製品の落下経路に粉体調味料を帯電
させて散布する帯電散布手段と、該帯電散布手段に粉体
調味料をエアと共に供給する調味料供給手段と、粉体調
味料の散布量が一定となるように制御する制御手段とが
備えられていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、中間製品の落下経路に
は散布量が一定とされた粉体調味料が浮遊するから、該
粉体調味料は中間製品の表面に一定量付着されることに
なる。しかも、粉体調味料は帯電されているから、中間
製品に均等に付着されることになる。したがって、味付
け製品の品質が安定して確保されるようになる。
【0015】特に、一方向から粉体調味料を散布する方
式であると、粉体調味料は中間製品に良好に付着しな
く、しかも該中間製品が平面的な形状であると、粉体調
味料は中間製品の片面に偏って付着する虞があるが、上
記発明によれば、静電作用を利用するから、これらの懸
念は軽減される。
【0016】そして、請求項2に記載の発明は、上記請
求項1の味付け装置において、制御手段は、調味料供給
源から調味料供給手段に供給される粉体調味料の量を制
御することを特徴とする。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または請求項2の味付け装置において、制御手段
は、調味料供給手段によるエアの供給時間を制御するこ
とを特徴とする。
【0018】そして、請求項4に記載の発明は、上記請
求項1から請求項3のいずれかの味付け装置において、
制御手段は、調味料供給手段によるエアの流量を制御す
ることを特徴とする。
【0019】これらのいずれの発明によっても、エアと
共に供給されて帯電散布手段により散布される粉体調味
料の散布量を精度よく制御することが可能となるから、
味付け製品の品質が一層安定して確保されるようにな
る。
【0020】特に、エアの供給時間や流量といった条件
を一定とした上で、このエアに供給する粉体調味料の量
を制御することにより、容易に所望の粉体調味料の散布
量が得られる。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1から請求項4のいずれかの味付け装置において、複
数の帯電散布手段が備えられていることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、複数の帯電散布手段に
よって粉体調味料を散布できるから、該粉体調味料を中
間製品に一層均等に付着させることができるばかりでな
く、粉体調味料の散布量をさらに一層精度よくしかも細
かく制御することが可能となる。また、例えば1つの帯
電散布手段が作動を停止した場合でも、粉体調味料の散
布量が一定となるように残りの帯電散布手段を制御する
ことができるから、生産性の維持が可能となる。
【0023】さらに、請求項6に記載の発明は、上記請
求項5の味付け装置において、複数の帯電散布手段は、
中間製品の落下経路の周囲にほぼ均等な間隔で配置され
ていることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、複数の方向からしかも
均等な間隔を置いて粉体調味料が散布されるから、該粉
体調味料を中間製品により一層均等に付着させることが
できるようになる。特にポテトチップ等のように平面的
な形状の中間製品の場合、一方からのみ粉体調味料を供
給すると、調味料が該中間製品の片面に偏って付着する
という虞を、一層軽減することが可能となる。
【0025】そして、請求項7に記載の発明は、上記請
求項5の味付け装置において、複数の帯電散布手段は、
中間製品の落下経路に沿って上下位置に分配されて配置
されていることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、中間製品の落下方向に
おける粉体調味料の散布空間の長さが長くなるから、例
えば中間製品の落下速度を速めた場合でも、粉体調味料
を中間製品に良好に付着させることができるようにな
る。
【0027】また、請求項8に記載の発明は、上記請求
項1から請求項7のいずれかの味付け装置において、帯
電散布手段による粉体調味料の散布方向は、中間製品の
落下経路と直交しない方向であることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、粉体調味料は、落下す
る中間製品の流れを阻害しないように散布されるから、
中間製品の円滑な落下並びに落下速度が維持され、高速
運転状態が保たれることとなる。
【0029】また、例えばこの味付け装置の下方に包装
装置が配置されている場合、落下中の中間製品の落下速
度が急変すると、包装装置における包材シール部への中
間製品の噛み込み等の不具合が生じる虞があるが、上記
発明によってこの懸念が軽減されるようになる。
【0030】一方、請求項9に記載の発明は、商品の味
付け処理システムに関するもので、請求項1から請求項
8のいずれかに記載の味付け装置が備えられていると共
に、この味付け装置の上方に、中間製品を所定重量に計
量する計量装置が配置され、且つ上記味付け装置を構成
する制御手段は、上記計量装置で計量された中間製品の
重量に応じた所定量となるように、粉体調味料の散布量
を制御することを特徴とする。
【0031】通常計量装置から排出されて落下する中間
製品の重量に応じて、散布された粉体調味料の消費量は
増減するが、この発明によれば、例えば計量装置におい
て製品重量の切り替えがあった場合、それに応じて粉体
調味料の散布量が変更されるので、粉体調味料の散布過
多による中間製品に付着されなかった粉体調味料の増加
や、粉体調味料の散布過少による中間製品の味付け不足
等の不具合が防止され、常に一定の味付けがなされた製
品が得られるようになる。
【0032】また、中間製品は、計量装置で所定重量に
計量された後、下方の味付け装置によって味付けされる
から、計量装置への製品供給路や該計量装置各部の製品
が直接接触する部位に調味料が付着することがなくな
り、商品替え時におけるこれらの部位の清掃が不要とな
る。
【0033】そして、請求項10に記載の発明は、上記
請求項9の味付け処理システムにおいて、味付け装置の
下方に、味付け済みの商品を包装する包装装置が配設さ
れ、且つ、制御手段は、該包装装置または計量装置の運
転速度に応じた所定量となるように、粉体調味料の散布
量を制御することを特徴とする。
【0034】通常包装装置または計量装置の運転速度、
言い換えれば味付け装置における単位時間当りの中間製
品の落下供給回数に応じて、散布された粉体調味料の消
費量は増減するが、この発明によれば、例えば包装装置
または計量装置に運転速度の切り替えがあった場合、そ
れに応じて粉体調味料の散布量が変更されるので、上記
請求項9の発明同様、粉体調味料の散布過多による中間
製品に付着されなかった粉体調味料の増加や、粉体調味
料の散布過少による中間製品の味付け不足等の不具合が
防止され、常に一定の味付けがなされた製品が得られる
ようになる。
【0035】その上で、計量装置から味付け装置を経て
包装装置へ製品が落下しながら供給されることになり、
計量、味付け、包装の各作業が連続的に能率よく行われ
ることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
商品の味付け処理システムについて説明する。
【0037】図1に示すように、この味付け処理システ
ム1は、中間製品を搬送すると共に分配供給するための
搬送装置2の下流に配置されており、組合せ計量装置1
0と、帯電装置20と、味付け装置30と、粉体調味料
回収装置40と、包装装置50とを有している。
【0038】上記組合せ計量装置10は、搬送装置2の
分散供給口2aの下方に対向して設置された加振式の分
散テーブル11と、該分散テーブル11の周囲に放射状
に配置された複数の放射トラフ12…12と、該放射ト
ラフ12…12に対応して円形配置された上下一対のプ
ールホッパ13…13及び計量ホッパ14…14と、上
記計量ホッパ14…14の下方に設置された集合シュー
ト15と、該集合シュート15の下端部の排出口直下に
設置されたタイミングホッパ16とを備えている。ま
た、上記タイミングホッパ16の下方に、中間製品の通
過を検出する光電式の物品センサ17a,17bが設置
されている。
【0039】こうすることにより、分散テーブル11上
に供給された中間製品は、放射トラフ12…12に分散
供給されたのちプールホッパ13…13を経て計量ホッ
パ14…14に供給され、該計量ホッパ14…14によ
り中間製品の重量が計量されて組合せ演算が行われるよ
うになっている。そして、組合せ演算の結果、所定重量
となる組合せに対応する計量ホッパ14…14から中間
製品が排出され、集合シュート15で集合、排出されて
タイミングホッパ16に貯留される。該タイミングホッ
パ16は、下方の包装装置50からの信号に基づいて開
閉動作するもので、例えば、包装装置50から排出要求
信号があると開動作し、上記中間製品は下方に排出され
る。そして、物品センサ17a,17bにより、排出さ
れて落下する中間製品の通過が検出される。
【0040】また、上記帯電装置20は、中間製品の落
下経路を挟んで対向するように配設されて、一方が高圧
電源21に接続されると共に他方が接地された一対の電
極22a,22bを有している。こうすることにより、
落下中の中間製品は、これらの電極22a,22b間に
形成される電界空間を通過する間に所定の極性に帯電さ
れる。
【0041】そして、本発明の特徴部である上記味付け
装置30は、上記帯電装置20によって所定の極性に帯
電された中間製品を取り込む取込シュート31と、該取
込シュート31の下端部開口に臨んで上端部が開口する
味付けシュート32とを備えている。
【0042】上記味付けシュート32には、取込シュー
ト31の下端部開口の下方且つ中間製品の落下経路の周
囲に均等な間隔を置いて、粉体調味料を味付けシュート
32内方に散布すると共に粉体調味料を所定の極性に帯
電させる一対の静電ガン33,33が取り付けられてい
る。そして、これらの静電ガン33,33には、圧縮エ
アの供給源であるコンプレッサ34から延びる調味料供
給手段としての配管35の比較的下流側で分岐する分岐
管35a,35bがそれぞれ接続されている。また、上
記配管35の比較的上流側で分岐する分岐管35cに
は、スクリュウ落下式の調味料定量供給機構36が接続
されている。この調味料定量供給機構36の一方の端部
は、粉体調味料を貯留する調味料タンク37内に挿入さ
れている。
【0043】ここで、上記静電ガン33,33につい
て、図2で詳しく説明する。
【0044】一対の静電ガン33,33は、同一平面上
に且つ粉体調味料を散布する端部が互いに対向するよう
に味付けシュート32の周壁に取り付けられている。ま
た、各静電ガン33,33の粉体調味料を散布する端部
には、味付けシュート32の内方に向かうほどラッパ状
に拡径する形状とされたデフレクタ33a,33aがそ
れぞれ備えられており、該端部を介して散布される粉体
調味料は、矢印Aで示すように拡散される。
【0045】次に、上記調味料定量供給機構36につい
て、図3で詳しく説明する。
【0046】この調味料定量供給機構36は、調味料タ
ンク37内の粉体調味料を単位時間当り一定量だけ取り
出し、矢印Bで示すように配管35に落下供給するもの
で、駆動モータ36aと、該駆動モータ36aの出力軸
36a′の先端部側に取り付けられて、粉体調味料を図
面右方から左方へ搬送するためのスクリュウ36bと、
これら出力軸36a′とスクリュウ36bとを収容する
外筒部材36cとを有している。そして、調味料タンク
37内に挿入された上記外筒部材36cの図面右方の所
定箇所に、粉体調味料を該外筒部材36c内に取り込む
ための開口36c′が設けられている。
【0047】さらに、駆動モータ36a寄りの外筒部材
36cの所定箇所には、上部にエアを取り込むエア口3
6dが設けられると共に、下部に配管35の分岐管35
cが接続されている。
【0048】また、図1に示すように、分岐管35c
と、分岐管35aないし35bとで挟まれた配管35の
途中に、矢印Cで示す粉体調味料を含むエアの流れを開
閉制御すると共に流量制御するための切換バルブ38が
設けられている。
【0049】そして、上記味付け装置30の制御システ
ムについて説明すると、図4に示すように、該味付け装
置30には、これを総括的に制御する制御部39が備え
られており、この制御部39は、味付け装置30に備え
られた静電ガン33,33と、調味料定量供給機構36
と、切換バルブ38とに作動制御のための制御信号を出
力する。
【0050】また、制御部39は、組合せ計量装置10
からの中間製品の組合せ計量信号や、組合せ計量装置1
0の物品センサ17a,17bからの物品通過信号を入
力し、また、粉体調味料回収装置40の切換バルブ44
(後述)に作動制御のための制御信号を出力し、そし
て、包装装置50からの排出要求信号を入力する。
【0051】さらに、上記制御部39は、帯電装置20
から例えば電極22aへの印加電圧等のデータを入力す
ると共に、帯電装置20に作動制御のための制御信号を
出力する。
【0052】一方、図1に示すように、上記粉体調味料
回収装置40は、上記味付けシュート32の下部が嵌合
すると共に包装装置50に臨んで下端部が開口する排出
シュート41を備えており、該排出シュート41の比較
的上部に設けられた一対の吸引口41a,41aと、余
分な粉体調味料を吸引回収するサイクロン回収機42と
が、配管43で接続された構成とされている。また、上
記サイクロン回収機42は、バキュームポンプ42aに
より排気される。そして、サイクロン回収機42の手前
側の配管43の途中には、粉体調味料の回収をオンオフ
制御するための切換バルブ44が設けられている。
【0053】次に、上記味付け処理システム1の動作に
ついて説明する。
【0054】まず、搬送装置2に設けられた分配供給口
2aを介して、味付け処理システム1の組合せ計量装置
10に供給された中間製品は、該組合せ計量装置10に
よって所定重量に計量されて下方に排出されると、物品
センサ17a,17bによりその通過が検出される。味
付け装置30の制御部39は、物品通過信号を入力する
と、静電ガン33,33を作動させる。
【0055】組合せ計量装置10から排出されたのち、
帯電装置20によって所定の極性に帯電された中間製品
は、取込シュート31を経て、味付けシュート32に落
下供給される。一方、調味料定量供給機構36によっ
て、調味料タンク37から単位時間当り一定量の粉体調
味料が取り出され、分岐管35cを介して配管35へ落
下供給されると、粉体調味料は、配管35内を矢印Cで
示すように圧縮エアで搬送される。そして、該粉体調味
料は、分岐管35a,35bを介して一対の静電ガン3
3,33から味付けシュート32内方に散布されると共
に、所定の極性、つまり上記中間製品の極性とは逆の極
性に帯電される。
【0056】その場合、調味料定量供給機構36に備え
られたスクリュウ36bの回転によって、図3右方から
左方に搬送されてきた粉体調味料は、エア口36dから
吸引されるエアにより分岐管35cを介して配管35
に、単位時間当り一定量だけ安定して落下供給される。
その結果、中間製品の落下経路には、散布量が一定とさ
れた粉体調味料が浮遊し、この粉体調味料は、落下する
中間製品の表面に一定量付着されることになる。したが
って、所定の味付けがなされた味付け製品が得られる。
【0057】しかも、中間製品の極性とは逆の極性に帯
電されて味付けシュート32内方で分散浮遊している粉
体調味料の雰囲気内を、所定の極性に帯電された中間製
品が落下することから、静電作用によって粉体調味料は
中間製品に確実に且つ全表面に均等に付着されることに
なる。
【0058】そして、味付け装置30に備えた制御部3
9により、帯電装置20からの入力データに基づいて、
帯電装置20及び静電ガン33,33に制御信号を出力
するようにしたから、中間製品及び粉体調味料の帯電の
程度をそれぞれ変更することが可能となる。したがっ
て、例えば、湿度の高い環境下での味付け処理作業にお
いては、中間製品と粉体調味料との間の電位差を大きく
することにより、常時一定且つ均等に中間製品に粉体調
味料を付着させることができるようになる。
【0059】また、制御部39により調味料定量供給機
構36のスクリュウ36bの回転数を制御すると、配管
35に落下供給される粉体調味料の量を変更することが
できるから、また、配管35の途中に設けられた切換バ
ルブ38の開閉制御により粉体調味料を含むエアの供給
時間を制御すると、あるいは流量制御により粉体調味料
を含むエアの流量を制御すると、静電ガン33,33に
供給される粉体調味料の量を変更することができるか
ら、粉体調味料の散布量が任意に変更可能となると共
に、散布量を精度よく制御することが可能となる。
【0060】そして、一対の静電ガン33,33を、均
等な間隔で互いに対向するように味付けシュート32に
取り付けたから、1つの静電ガン33を取り付けた場合
に比較して、粉体調味料の散布量をさらに一層精度よく
しかも細かく制御することが可能となるばかりでなく、
2方向からしかも均等な間隔を置いて粉体調味料が散布
されるから、特にポテトチップ等のように平面的な形状
の中間製品の場合でも、片面に偏って粉体調味料が付着
するという不具合が軽減される。
【0061】また、上記静電ガン33,33の粉体調味
料を散布する端部に、それぞれデフレクタ33a,33
aを備えたから、粉体調味料は中間製品の落下経路と直
交しない方向に散布されることとなり、散布される粉体
調味料が中間製品の円滑な落下を阻害することがなくな
る。したがって、高速運転状態が保たれることとなる。
【0062】さらに、上記したように、制御部16によ
り粉体調味料の散布量を任意に変更することが可能とな
ったから、製品重量の切り替えがあった場合、組合せ計
量装置10における中間製品の組合せ計量信号を入力す
ることにより、中間製品の重量に応じた所定量となるよ
うに、粉体調味料の散布量を制御することができる。そ
の結果、粉体調味料の散布過多あるいは過少といった不
具合が防止され、常に一定の味付けがなされた製品が得
られるようになる。
【0063】その上で、中間製品は、組合せ計量装置1
0で所定重量に計量された後、下方の味付け装置30に
よって味付けされるから、組合せ計量装置10への製品
供給路や該組合せ計量装置10各部の製品が直接接触す
る部位に調味料が付着することがなくなり、商品替え時
におけるこれらの部位の清掃が不要となる。
【0064】また、同じく上記したように、制御部16
により粉体調味料の散布量を任意に変更することが可能
となったから、組合せ計量装置10または包装装置50
に運転速度の切り替えがあった場合、運転速度に対応す
る組合せ計量装置10における物品通過信号の入力回数
または包装装置50からの排出要求信号の入力回数に応
じて所定量となるように、粉体調味料の散布量を制御す
ることができる。その結果、粉体調味料の散布過多ある
いは過少といった不具合が防止され、常に一定の味付け
がなされた製品が得られるようになる。
【0065】その上で、組合せ計量装置10から味付け
装置30を経て包装装置50へ製品が落下しながら供給
されることになり、計量、味付け、包装の各作業が連続
的に能率よく行われることになる。
【0066】そして、上記包装装置50によって所定の
包材で包装された包装済み製品は、例えば、重量チェッ
カ、シールチェッカ等の品質検査機器に受け渡される。
【0067】一方、味付けシュート32内方に散布され
て中間製品に付着されなかった粉体調味料は、切換バル
ブ44を開動作させることによって、矢印D(図1参
照)で示すように排出シュート41を介してサイクロン
回収機42で回収されるから、粉体調味料の無駄が防止
されると共に、排出シュート41の下方に配置された包
装装置50において、味付け製品に加えて余分な調味料
が供給されて、包み込まれるといった不具合が回避され
る。さらに、回収された粉体調味料の再利用が可能とな
る。
【0068】なお、上記実施の形態において、一対の静
電ガン33,33を用いたが、さらに多数の静電ガン3
3…33を用いてもよい。こうすることにより、味付け
シュート32内方に浮遊する粉体調味料の散布量を一層
容易に制御することができるようになる。そして、上記
一対の静電ガン33,33は、中間製品の落下経路の周
囲に設けられているから、これらの静電ガン33,33
により散布される粉体調味料は落下中の中間製品の表面
に均等に付着するが、さらに多数の静電ガン33…33
を用いると、粉体調味料は中間製品の表面により一層均
等に付着することとなり、味付けの均等化が図られる。
【0069】また、上記実施の形態において、複数の静
電ガン33,33を、中間製品の落下経路に沿って上下
位置に分配して配置した場合については説明を省いた
が、この場合においても上記同様、粉体調味料は落下中
の中間製品の表面に均等に付着されることになる。さら
に、中間製品の落下方向における粉体調味料の散布空間
の長さが長くなるから、例えば中間製品の落下速度を速
めた場合でも、粉体調味料を中間製品に良好に付着させ
ることができるようになる。
【0070】そして、上記実施の形態において、配管3
5への粉体調味料の供給に、該配管35に対して水平配
置したスクリュウ36bによるスクリュウ落下式の調味
料定量供給機構36を用いたが、スクリュウを上記配管
35に対して垂直配置したものを用いてもよい。また、
スクリュウ落下式の調味料定量供給機構36に代えて、
その他粉体の少量定量搬送に適した電磁フィーダ式や超
音波搬送式等の定量供給機構を用いてもよい。
【0071】また、上記実施の形態において、タイミン
グホッパ16や取込シュート31を用いたが、設置スペ
ースの制約等の理由によりこれらを省くことができる。
【0072】そして、上記実施の形態において、制御部
39により帯電装置20と味付け装置30とが連動する
ように制御したが、例えば、格別精度のよい付着量の味
付け処理を必要としない場合には連動させなくてもよ
い。
【0073】また、上記実施の形態において、中間製品
は集合シュート15に接触しながら落下するため、該集
合シュート15を接地しておけば、帯電装置20を省く
ことができる。さらに、制御部39が組合せ計量装置1
0からの排出信号を入力するようにすれば、物品センサ
17a,17bを省くことができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粉体調味料の散布量を一定とするように制御したから、
一定の味付けがなされた味付け製品が安定してしかも安
価に確保される。また、静電作用によって、粉体調味料
は中間製品に確実に且つ均等に付着される。その上で、
計量装置から排出され、落下中の中間製品に粉体調味料
を付着させて味付け製品を得るようにしたから、調味料
が接触する部位が低減され、清掃性や作業性に優れた味
付け処理システムが実現する。本発明は、特に多様化す
る嗜好に対応可能な食品の組合せ計量分野に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る味付け処理システ
ムの概略構成図である。
【図2】 図1のア−ア線に沿う要部拡大断面図であ
る。
【図3】 調味料定量供給機構を説明するための一部破
断要部拡大図である。
【図4】 制御システム図である。
【符号の説明】
1 味付け処理システム 10 組合せ計量装置(計量装置) 30 味付け装置 33 静電ガン(帯電散布手段) 35 配管(調味料供給手段) 37 調味料タンク(調味料供給源) 39 制御部(制御手段) 50 包装装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 落下中の中間製品に粉体調味料を静電作
    用によって付着させることにより、該中間製品を味付け
    する商品の味付け装置であって、中間製品の落下経路に
    粉体調味料を帯電させて散布する帯電散布手段と、該帯
    電散布手段に粉体調味料をエアと共に供給する調味料供
    給手段と、粉体調味料の散布量が一定となるように制御
    する制御手段とが備えられていることを特徴とする商品
    の味付け装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、調味料供給源から調味料供
    給手段に供給される粉体調味料の量を制御することを特
    徴とする請求項1に記載の商品の味付け装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、調味料供給手段によるエア
    の供給時間を制御することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の商品の味付け装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、調味料供給手段によるエア
    の流量を制御することを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれかに記載の商品の味付け装置。
  5. 【請求項5】 複数の帯電散布手段が備えられているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の商品の味付け装置。
  6. 【請求項6】 複数の帯電散布手段は、中間製品の落下
    経路の周囲にほぼ均等な間隔で配置されていることを特
    徴とする請求項5に記載の商品の味付け装置。
  7. 【請求項7】 複数の帯電散布手段は、中間製品の落下
    経路に沿って上下位置に分配されて配置されていること
    を特徴とする請求項5に記載の商品の味付け装置。
  8. 【請求項8】 帯電散布手段による粉体調味料の散布方
    向は、中間製品の落下経路と直交しない方向であること
    を特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    商品の味付け装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の味付け装置が備えられていると共に、この味付け装置
    の上方に、中間製品を所定重量に計量する計量装置が配
    置され、且つ上記味付け装置を構成する制御手段は、上
    記計量装置で計量された中間製品の重量に応じた所定量
    となるように、粉体調味料の散布量を制御することを特
    徴とする商品の味付け処理システム。
  10. 【請求項10】 味付け装置の下方に、味付け済みの商
    品を包装する包装装置が配設され、且つ、制御手段は、
    該包装装置または計量装置の運転速度に応じた所定量と
    なるように、粉体調味料の散布量を制御することを特徴
    とする請求項9に記載の商品の味付け処理システム。
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