JP2002171559A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2002171559A
JP2002171559A JP2000367424A JP2000367424A JP2002171559A JP 2002171559 A JP2002171559 A JP 2002171559A JP 2000367424 A JP2000367424 A JP 2000367424A JP 2000367424 A JP2000367424 A JP 2000367424A JP 2002171559 A JP2002171559 A JP 2002171559A
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JP2000367424A
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Toru Tateishi
亨 舘石
Katsumi Murano
勝巳 村野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用可能チャネルの最大数が「3」以上であ
る場合にも最小限のデータ量の通知情報の授受により通
信中での使用チャネルの変更を行うことを可能とし、使
用可能チャネルの最大数が増大しても十分なスループッ
トを確保する。 【解決手段】 制御部13は、自局側使用可能チャネル
数が現使用チャネル数よりも大きいか否かにより使用チ
ャネル数を増加することが可能であるか否かを判定す
る。制御部13は、上記判定したチャネル増加の可否
を、増加可否ビットを送信することで通信相手端末へと
通知する。制御部13は、通信相手端末から送信された
増加可否ビットに基づいて、通信相手端末が使用チャネ
ル数を増加可能であるか否かを判定する。そして制御部
13は、自装置側および通信相手端末側の双方が使用可
能チャネル数を増加することが可能であれば、使用チャ
ネルを1つ増加するための再同期手順を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPHS(Pe
rsonal Handyphone System)端末のように、単位通信チ
ャネルを任意数同時に使用して通信を行うことが可能な
通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動局と基地局との間でのディジ
タル無線通信が実現され、音声通信だけでなくデータ通
信が行われるようになってきた。この場合、データ通信
に用いられる伝送チャネルは、音声通信に用いられてい
る音声用符号化データを置き換えてデータ通信を実現し
てきた。すなわち、PDC(Personal Digital Cellula
r)やPHSなどの移動通信システムにおいては、TD
MA(Time Division Multiple Access)における1つ
のタイムスロットに対応する1つのチャネルを一通信に
割り当てて音声通信を行っており、データ通信を行う場
合には、符号化された音声データの送信、または受信さ
れるデータパケットのいくつか連続した分を1つのデー
タフレーム単位として、端末間で行われる誤り制御のた
めの制御情報、および誤り検出符号、上位レイヤで送受
されるユーザデータ領域が含まれデータ通信に適用され
るというものであった。
【0003】これにより、データリンク制御としてユー
ザデータの送受信に誤り制御が行われ、データ伝送とし
てエラーフリーを要するアプリケーションが無線を用い
た移動通信の分野でも用いられるようになった。
【0004】ところで、このようなモバイル環境でのデ
ータ通信が一般的になるに連れ、通信速度の向上が望ま
れるようになった。そこで、複数のタイムスロットを単
一の端末に同時に割り当てることで、複数のチャネルを
束ねて構成される仮想的な大容量チャネルを用いること
ができるようにし、より高速なデータ伝送が実現される
ようになった。
【0005】なお、このように1つの端末に対して複数
の伝送チャネルを割り当ててデータ通信を許容する場
合、1つの呼に対して継続的に同じ伝送チャネルを割り
当てていると、他のユーザの通信に対する資源を圧迫す
ることになって公平なサービス提供の妨げとなったり、
他の端末が使用していた伝送チャネルが空きとなっても
その伝送チャネルを有効利用できないなどの不具合があ
るため、1つの呼に割り当てる伝送チャネル数をトラフ
ィックの混雑具合などを考慮して動的に変化させること
が行われる。
【0006】このように1つの呼に割り当てる伝送チャ
ネル数を動的に変化させるために従来は、各端末で自己
が現在使用することが可能な伝送チャネル数を例えば基
地局からの通知などに基づいて判定する。そしてこの判
定した使用可能な伝送チャネル数を通信を行っている端
末どうしで通知し合って、現在使用しているよりも多く
の伝送チャネルを双方の端末が使用可能であるならば、
その使用可能数の伝送チャネルでの通信を開始するため
の再同期手順を実行するようにしている。
【0007】具体的には、PHSのデータ通信プロトコ
ルであるPIAFS(PHS InternetAccess Forum Stand
ard)2.1の場合、2チャネルまでの同時使用が許容
されており、使用可能チャネル数が1チャネル/2チャ
ネルのいずれであるかを通知し合うために制御情報中に
1ビットのデータが設定されている。
【0008】ところが、上述のように使用可能チャネル
数を通知し合うようにする場合、PIAFS2.1のよ
うに使用可能チャネルの最大数が「2」であるならば1
ビットのデータで通知を行うことが可能であるが、より
高速な通信を可能とするために使用可能チャネルの最大
数を「3」以上に増大させようとするならば、使用可能
チャネル数を表現するのに複数ビットが必要となって制
御情報のビット数が増大し、各データフレーム内でのユ
ーザデータ領域が狭まってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
通信中の端末どうしで使用可能チャネル数を通知し合う
ようにしているので、使用可能チャネルの最大数が
「3」以上である場合には使用可能チャネル数の通知の
ために複数ビットが必要となって、ユーザデータ領域の
圧迫によるユーザデータのスループットの低下を来して
しまうという不具合があった。
【0010】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、使用可能チャ
ネルの最大数が「3」以上である場合にも最小限のデー
タ量の通知情報の授受により通信中での使用チャネルの
変更を行うことが可能で、これにより使用可能チャネル
の最大数が増大してもスループットを低下させることが
ない通信端末装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の本発明は、所定の通信網で提供されている通
信チャネルを3チャネル以上の所定の最大チャネル数ま
での範囲の任意数で同時に使用して同一の相手端末との
通信を行うことが可能で、かつ通信途中に所定の同期手
順を前記相手端末との間で実行することで使用する通信
チャネル数を変更することが可能な通信端末装置におい
て、通信中に、使用する通信チャネルを自装置が増加す
ることが可能であるか否かを判定する、例えば制御部の
一処理手段として実現される自局側増加可否判定手段
と、この自局側増加可否判定手段により判定されたチャ
ネル増加の可否を相手端末へと通知する、例えば制御部
の一処理手段として実現される増加可否通知手段とを備
えた。
【0012】また前記目的を達成するために第2の本発
明は、所定の通信網で提供されている通信チャネルを3
チャネル以上の所定の最大チャネル数までの範囲の任意
数で同時に使用して同一の相手端末との通信を行うこと
が可能で、かつ通信途中に所定の同期手順を前記相手端
末との間で実行することで使用する通信チャネル数を変
更することが可能な通信端末装置において、通信中に、
使用する通信チャネルを自装置が増加することが可能で
あるか否かを判定する、例えば制御部の一処理手段とし
て実現される自局側増加可否判定手段と、前記相手端末
からの通知に基づいて前記相手端末が使用する通信チャ
ネルを増加することが可能であるか否かを判定する、例
えば制御部の一処理手段として実現される相手側増加可
否判定手段と、前記自局側増加可否判定手段および前記
相手側増加可否判定手段がともに通信チャネルを増加す
ることが可能であると判定する場合に、使用する通信チ
ャネルを1チャネル増加するべく前記同期手順を起動す
る、例えば制御部の一処理手段として実現されるチャネ
ル増加制御手段とを備えた。
【0013】これらの手段を講じたことにより、第1の
発明の通信端末装置と第2の発明の通信端末装置との間
で通信を行う場合は、第2の発明の通信端末装置では、
第1の発明の通信端末装置が使用する通信チャネルを自
装置が増加することが可能であるか否かが第1の発明の
通信端末装置からの通知に基づいて監視されるととも
に、第2の発明の通信端末装置自体が使用する通信チャ
ネルを増加することが可能であるか否かも監視され、使
用する通信チャネルを双方の通信端末装置がおのおの増
加することが可能である場合には使用する通信チャネル
を1チャネル増加するべく前記同期手順が起動される。
従って、使用する通信チャネル数が双方の通信端末装置
がともに使用できる数になるまで通信チャネルを1チャ
ネル増加する同期手順が繰り返され、任意の数の通信チ
ャネルを使用しての通信状態が設定でき、しかも第1発
明の通信端末装置から第2の通信端末装置へは通信チャ
ネルを増加することが可能であるか否かを通知するのみ
であるから、その通知のための情報は使用可能チャネル
の最大数に拘わらずに一定サイズ(例えば1ビット)で
あって良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。
【0015】図1は、本発明に係るデータ通信端末装置
を適用して構成されたPHS端末装置の要部構成を示す
機能ブロック図である。
【0016】この図に示すように本実施形態のPHS端
末装置は、アンテナ1、無線部2、モデム部3、TDM
A部4、通話部5、スピーカ6、マイクロホン7、デー
タ通信処理部8、メモリ部9、操作部10、表示部1
1、サウンダ部12および制御部13を有している。
【0017】図示しない基地局から送信されて到来した
無線搬送波信号は、アンテナ1で受信されたのち無線部
2の高周波スイッチ(SW)21を介して受信部(R
X)22に入力される。この受信部22では、上記受信
された無線搬送波信号が周波数シンセサイザ(SYN)
23から発生された受信局部発振信号とミキシングされ
て受信中間周波信号または受信ベースバンド信号に周波
数変換される。なお、上記周波数シンセサイザ23から
発生される局部発振周波数は制御部13より指示され
る。
【0018】上記受信部22から出力された受信中間周
波信号または受信ベースバンド信号は、モデム部3のデ
ィジタル復調回路31に入力される。ディジタル復調回
路31では上記受信中間周波信号または受信ベースバン
ド信号のディジタル復調が行なわれ、これによりディジ
タル通話信号が再生される。
【0019】TDMA部4のTDMAデコーダ41は、
上記ディジタル復調回路31から出力されたディジタル
通話信号から、自局に割り当てられたタイムスロット
(制御部13より指示される)に挿入されているディジ
タルデータを抽出する。ここで抽出されるディジタルデ
ータは音声通信時においてはディジタル通話信号であっ
て、TDMAデコーダはこのディジタル通話信号は通話
部5へと与える。また上記抽出されるディジタルデータ
はデータ通信時においてはPIAFS伝送信号であっ
て、TDMAデコーダはこのPIAFS伝送データはデ
ータ通信処理部8へと与える。
【0020】通話部5は、ADPCMコーデック51
と、PCMコーデック52とからなる。ADPCMコー
デック51ではディジタル通話信号の誤り訂正あるいは
消失訂正のための復号処理が行なわれる。PCMコーデ
ック52では上記復号されたディジタル通話信号がアナ
ログ通話信号に変換される。そして、このアナログ通話
信号は図示しない受話増幅器で増幅されたのちスピーカ
6から出力される。
【0021】これに対し、マイクロホン7に入力された
送話音声は、通話部5において、図示しない送話増幅器
で増幅されたのち、PCMコーデック52でディジタル
送話信号に変換される。そして、このディジタル送話信
号はADPCMコーデック51で誤り訂正あるいは消失
訂正のための符号化処理が施された後、TDMA部4に
入力される。
【0022】TDMAエンコーダ42では、上記ADP
CMコーデック51から出力されたディジタル通話信
号、あるいはデータ通信処理部8から後述するように出
力されたPIAFS伝送データが制御部13により指示
されたタイムスロットに挿入されて、ディジタル変調回
路32に入力される。ディジタル変調回路32では、上
記ディジタル通話信号により高周波信号がディジタル変
調されて変調波信号が出力され、この変調波信号は無線
部2の送信部24に入力される。
【0023】送信部24では、上記変調された変調波信
号が周波数シンセサイザ23から発生された送信局部発
振信号とミキシングされることにより、制御部13より
指示された無線チャネル周波数にアップコンバートさ
れ、さらに所定の送信電力レベルに増幅される。そし
て、この送信部24から出力された無線搬送波信号は高
周波スイッチ21を介してアンテナ1から送信される。
【0024】データ通信処理部8では、TDMAデコー
ダ41からPIAFS伝送データが与えられると、誤り
検出処理や制御情報およびユーザデータの抽出・再編成
処理などが行われ、誤り検出の結果や制御情報およびユ
ーザデータが制御部13へと与えられる。またデータ通
信処理部8では、制御部13からユーザデータが与えら
れると、このユーザデータを適切なサイズに区切った上
で、そのユーザデータをユーザデータ領域に挿入したデ
ータフレームが構築され、これがPIAFS伝送データ
としてTDMAエンコーダ42へと与えられる。
【0025】メモリ部9は、例えばEEPROMやフラ
ッシュメモリなどを用いてなり、制御部13が各種の処
理を行なう上で必要となるデータや、電話帳情報などを
格納しておくためのものである。
【0026】操作部10は、ユーザが発信や着信応答、
ダイヤル番号入力、終話等の操作を行うための機能キー
やテンキーを備えており、ユーザによる指示入力を受付
けるためのものである。
【0027】表示部11は、制御部13の制御の下にユ
ーザに対して報知すべき種々の情報を可視表示するため
のものである。
【0028】サウンダ部12は、制御部13の制御の下
に着信音やアラームなどを発生するためのものである。
【0029】制御部13は、各部を総括して制御するこ
とでPHS端末装置としての動作を実現するものであ
る。この制御部13は、例えばマイクロコンピュータを
主処理部として有し、PHS端末装置における周知の一
般的な制御手段に加えて、自局側増加可否判定手段13
a、増加可否通知手段13b、相手側増加可否判定手段
13cおよびチャネル増加制御手段13dを有してい
る。
【0030】ここで自局側増加可否判定手段13aは、
自装置が現在収容されている基地局からの通知に基づい
て、現在使用が許容されているチャネル数(以下、自局
使用可能チャネル数と称する)を判定し、さらにその自
局使用可能チャネル数が現在使用中のチャネル数よりも
多いか否かに基づいて使用チャネルを増加することが可
能であるか否かを判定する。
【0031】増加可否通知手段13bは、自局側増加可
否判定手段13aによる判定結果を、データ通信用のデ
ータフレームにおける制御情報中に設定された増加可否
ビットに設定することで通信相手端末へと通知する。な
お本実施形態では、使用チャネルの増加が可能である場
合には増加可否ビットを「1」とし、また使用チャネル
の増加が不可能である場合には増加可否ビットを「0」
とすることとする。
【0032】相手側増加可否判定手段13cは、通信相
手端末から送られてくるデータフレームにおける制御情
報中に設定された増加可否ビットに基づいて、相手側に
おいて使用チャネルを増加することが可能であるか否か
を判定する。
【0033】そしてチャネル増加制御手段13dは、自
装置が発呼側端末である通信中に、自局側増加可否判定
手段13aおよび相手側増加可否判定手段13cの双方
が使用チャネルの増加が可能であると判定したならば、
使用チャネル数を現在より1チャネル増加するべく再同
期手順を実行させる。
【0034】次に以上のように構成されたPHS端末装
置の動作につき説明する。なお、本実施形態のPHS端
末装置は、音声通信の場合の動作や、PIAFS伝送デ
ータの送受信の動作などは従来よりある同種の装置と同
様であるのでその説明は省略し、ここでは本発明の特徴
的な動作、すなわち本実施形態のPHS端末装置どうし
でのデータ通信時の動作についてのみ説明することとす
る。
【0035】まず、データ通信を行っている際に制御部
13は、図2に示すような増加可否通知処理を所定のタ
イミング毎に繰り返し実行する。なおこの増加可否通知
処理は、自装置が発呼側端末および着呼側端末のいずれ
であるかに拘わらずに行われる。
【0036】この増加可否通知処理において制御部13
はまず、自局使用可能チャネル数を、自装置が現在収容
されている基地局からの通知に基づいて判定する(ステ
ップST1)。そして制御部13は、この判定した自局
使用可能チャネル数が現在使用中のチャネル数(以下、
現使用チャネル数と称する)よりも大きいか否かを確認
する(ステップST2)。
【0037】ここで、使用可能チャネル数が現使用チャ
ネル数よりも大きいならば、使用チャネル数を増加する
ことが可能であるので、増加可否ビットを「1」とする
ことをデータ通信処理部8に指定する(ステップST
3)。しかし、使用可能チャネル数が現使用チャネル数
以下であるならば、使用チャネル数を増加することが不
可能であるので、増加可否ビットを「0」とすることを
データ通信処理部8に指定する(ステップST4)。
【0038】データ通信処理部8は、制御部13から与
えられるユーザデータをPIAFSのデータフレームに
おけるユーザデータ領域の容量を超えない範囲毎に切り
出して、それを図3に示すようなユーザデータ領域A1
に挿入するとともに、制御情報領域A2に必要な制御情
報を、また誤り検出符号領域A3に当該データフレーム
の全体を対象とした第1誤り検出符号をそれぞれ挿入し
たデータフレームを順次生成する。このとき、制御情報
領域には増加可否ビットの挿入箇所が設定されていて、
データ通信処理部8は前述のような制御部13からの指
定に応じた状態の増加可否ビットを挿入する。
【0039】このようにして、自装置において使用チャ
ネルを増加することが可能であるか否かが通信相手端末
へと通知される。
【0040】ところで自装置が発呼側端末である場合に
制御部13は、上述の増加可否通知処理とは別に、図4
に示すようなチャネル増加管理処理を所定のタイミング
毎に繰り返し実行する。
【0041】このチャネル増加管理処理において制御部
13はまず、自局使用可能チャネル数を、自装置が現在
収容されている基地局からの通知に基づいて判定する
(ステップST11)。そして制御部13は、この判定
した自局使用可能チャネル数が現使用チャネル数よりも
大きいか否かを確認する(ステップST12)。
【0042】ここで、使用可能チャネル数が現使用チャ
ネル数よりも大きいならば、通信相手端末から送られて
きてデータ通信処理部8で受信された増加可否ビット
(以下、受信増加可否ビットと称する)の最新のものを
取得し(ステップST13)、その増加可否ビットが
「1」となっているか否かの判断、すなわち通信相手端
末が使用チャネルの増加が可能か否かの判断を行う(ス
テップST14)。
【0043】そして、増加可否ビットが「1」となって
いて、通信相手端末が使用チャネルの増加が可能である
ならば、制御部13は使用チャネル数を現使用チャネル
数よりも1チャネル増加するための再同期手順を起動し
(ステップST15)、これをもって今回のチャネル増
加管理処理を終了する。なお、使用可能チャネル数が現
使用チャネル数以下であったり、あるいは増加可否ビッ
トが「0」となっていて通信相手端末が使用チャネルの
増加が不可能であるならば、制御部13はステップST
15の処理を行うことなしにそのまま今回のチャネル増
加管理処理を終了する。
【0044】続いて、以上のような増加可否通知処理お
よびチャネル増加管理処理により実現される発呼側端末
と着呼側端末との間での通信シーケンスの具体例を図5
および図6を参照して説明する。
【0045】図5および図6は一連の通信シーケンスを
示しており、図5の後に図6が続くものとなっている。
また図5および図6の通信シーケンスは、PIAFSで
規定された手順を基本としたものであって、本実施形態
の特徴的なシーケンスを主体に示してある。また図5お
よび図6において、「通パラ」とあるのは「通信パラメ
ータ設定」を、「ARQデータ通信」とあるのは「Auto
matic Repeat requestシーケンスによるデータ通信」
を、「FCS連続誤り」とあるのは「Frame Check Sequ
enceにて規定された連続誤り」を、「ARQパラ要求」
は「ARQパラメータ設定」をそれぞれ示している。
【0046】まず、呼接続時には発呼側および着呼側の
双方とも使用可能チャネル数が2チャネルとなっている
ので、2チャネルを使用してのデータ通信を開始するべ
く初期接接続手順P1を行った後、2チャネルを使用し
てのARQデータ通信C1を実行する。なお、この初期
接接続手順P1およびARQデータ通信C1の最中に
は、発呼側端末および着呼側端末はともに使用可能チャ
ネル数を使用中であるので、増加可否ビットは全て
「0」とされる。
【0047】さて、図5中のT1時点において発呼側端
末の使用可能チャネル数が「1」に減少したことに応
じ、2チャネルを使用してのARQデータ通信C1が停
止され、使用チャネル数を「1」に変更するための再同
期手順P2を行った後、1チャネルを使用してのARQ
データ通信C2に移行する。なお、この再同期手順P2
およびARQデータ通信C2の最中には、発呼側端末は
使用可能チャネル数を使用中であるので発呼側端末から
送信される増加可否ビットは全て「0」とされ、また着
呼側端末は使用可能チャネル数「2」に対して使用中チ
ャネル数が「1」であるので発呼側端末から送信される
増加可否ビットは全て「1」とされる。
【0048】図6中のT2時点において発呼側端末の使
用可能チャネル数が「2」に増加したならば、発呼側端
末の使用中チャネル数よりも使用可能チャネル数が大き
くなり、使用チャネルの増加が可能となる。このとき発
呼側端末から送信される増加可否ビットは「1」とされ
ているので、発呼側端末では両端末が使用チャネルの増
加が可能であると判定し、1チャネルを使用してのAR
Qデータ通信C2を停止し、使用チャネル数を「2」に
変更するための再同期手順P3を行った後、2チャネル
を使用してのARQデータ通信C3に移行する。なお、
この再同期手順P3およびARQデータ通信C3の初期
には、発呼側端末および着呼側端末はともに使用可能チ
ャネル数を使用中であるので、増加可否ビットは全て
「0」とされる。
【0049】図6中のT3時点において発呼側端末の使
用可能チャネル数がさらに「3」に増加したならば、発
呼側端末の使用中チャネル数よりも使用可能チャネル数
が大きくなり、使用チャネルの増加が可能となる。この
とき発呼側端末から送信される増加可否ビットは「0」
とされているので、使用チャネルの増加は不可能である
と判定し、そのまま2チャネルを使用してのARQデー
タ通信C3を継続する。ただしT3時点の直後の送信デ
ータフレームF1より、発呼側端末は増減可否ビットを
「1」とする。
【0050】図6中のT4時点において着呼側端末の使
用可能チャネル数「3」に増加したならば、その直後の
送信データフレームF2より、着呼側端末は増減可否ビ
ットを「1」とする。これにより、発呼側端末は着呼側
端末が使用チャネルを増加することが可能となったと判
定する。そしてこの時には、発呼側端末は使用するチャ
ネル数を増加することが可能な状態となっているから、
2チャネルを使用してのARQデータ通信C3を停止
し、使用チャネル数を「3」に変更するための再同期手
順P4を行った後、3チャネルを使用してのARQデー
タ通信C4に移行する。なお、この再同期手順P4およ
びARQデータ通信C4では、発呼側端末および着呼側
端末はともに使用可能チャネル数を使用中であるので、
増加可否ビットは全て「0」とされる。
【0051】以上のように本実施形態によれば、自局使
用可能チャネル数が現使用チャネル数よりも大きいか否
か、すなわち使用チャネルを増加することが可能である
か否かを示す1ビットの増加可否ビットを通信相手端末
に通知するようにしておき、発呼側端末では、自局使用
可能チャネル数が現使用チャネル数よりも大きく、かつ
通信相手端末(着呼側端末)から増加可否ビットにて使
用チャネルを増加することが可能であることが通知され
ている場合には使用チャネルを1チャネル増加するため
の再同期手順を起動する。従って、いずれかの端末にお
ける使用チャネル数が使用可能チャネル数と同じになる
まで1チャネルずつ使用チャネルが増加されて行くこと
となり、使用可能チャネルの最大数がいくつであって
も、その時点で使用可能な最も多くのチャネルを使用し
ての通信を行うようにすることができる。そして本実施
形態では、そのために授受する情報は1ビットの増加可
否ビットのみであって、これは使用可能チャネルの最大
数に拘わらずに1ビットで良いのであって、使用可能チ
ャネルの最大数が増えてもユーザデータ領域を圧迫する
ことがく、常にスループットを十分に確保できる。
【0052】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、自装置が現在
収容されている基地局からの通知のみに基づいて自局使
用可能チャネル数を判定することとしているが、使用チ
ャネル数の上限数のユーザ設定を受け付け、基地局で許
容されるチャネル数が上記ユーザ設定された上限数を上
回る場合には自局使用可能チャネル数を上記ユーザ設定
された上限数に制限するなどのように、自局使用可能チ
ャネル数の判定基準は任意に変更が可能である。
【0053】また上記実施形態では、自局使用可能チャ
ネル数を相手端末に通知するために1ビットの増加可否
ビットを用いているが、複数ビットの通知データによる
通知を行うようにしても良い。
【0054】また上記実施形態では、本発明の通信端末
装置をPHS端末装置に適用し、PIAFSによるデー
タ通信を行う場合を例示しているが、複数チャネルを同
時に使用しての通信を行うことができるのであればPH
SおよびPIAFSに限らずに様々なシステムに本発明
の適用が可能である。
【0055】また上記実施形態では、増加可否通知処理
は自装置が発呼側端末および着呼側端末のいずれである
かに拘わらずに行うこととしているが、上記実施形態の
ように再同期手順の起動を必ず発呼側端末から行うので
あれば、発呼側端末は増加可否通知処理を行わないよう
にすることもできる。つまり、再同期手順の起動を行わ
ない側の通信端末装置において増加可否通知処理を行え
ば良いのである。
【0056】また上記実施形態では、使用チャネルの増
加の可否を通知する機能と、再同期手順を起動する機能
との双方を備えたPHS端末装置を例示しているが、い
ずれか一方のみを備えた通信端末装置として実現するこ
とも可能である。
【0057】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、第1の発明の通信端末
装置と第2の発明の通信端末装置との間で通信を行う場
合は、第2の発明の通信端末装置は、第1の発明の通信
端末装置が使用する通信チャネルを自装置が増加するこ
とが可能であるか否かを第1の発明の通信端末装置から
の通知に基づいて監視するとともに、第2の発明の通信
端末装置自体が使用する通信チャネルを増加することが
可能であるか否かも監視し、使用する通信チャネルを双
方の通信端末装置がおのおの増加することが可能である
場合には使用する通信チャネルを1チャネル増加するべ
く前記同期手順を起動する。従って、使用する通信チャ
ネル数が双方の通信端末装置がともに使用できる数にな
るまで通信チャネルを1チャネル増加する同期手順が繰
り返され、任意の数の通信チャネルを使用しての通信状
態が設定でき、しかも第1発明の通信端末装置から第2
の通信端末装置へは通信チャネルを増加することが可能
であるか否かを通知するのみであるから、その通知のた
めの情報は使用可能チャネルの最大数に拘わらずに一定
サイズ(例えば1ビット)であって良く、この結果、使
用可能チャネルの最大数が「3」以上である場合にも最
小限のデータ量の通知情報の授受により通信中での使用
チャネルの変更を行うことが可能で、これにより使用可
能チャネルの最大数が増大してもスループットを低下さ
せることがない通信端末装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末装置
を適用して構成されたPHS端末装置の要部構成を示す
機能ブロック図。
【図2】図1中の制御部13による増加可否通知処理の
際の処理手順を示すフローチャート。
【図3】データ通信処理部8が生成するデータフレーム
の構成の一例を模式的に示す図。
【図4】図1中の制御部13によるチャネル増加管理処
理の際の処理手順を示すフローチャート。
【図5】図1に示すPHS端末装置どうしでの通信シー
ケンス(その1)の具体例を示す図。
【図6】図1に示すPHS端末装置どうしでの通信シー
ケンス(その2)の具体例を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…無線部 3…モデム部 5…通話部 6…スピーカ 7…マイクロホン 8…データ通信処理部 13…制御部 13a…自局側増加可否判定手段 13b…増加可否通知手段 13c…相手側増加可否判定手段 13d…チャネル増加制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K034 AA02 CC01 DD03 EE03 FF04 HH04 HH14 HH63 JJ13 LL01 MM08 MM39 NN04 NN12 5K067 AA13 BB04 CC04 DD25 EE63 HH22 HH24 JJ21 JJ32 5K101 KK20 LL02 LL12 LL14 MM01 MM04 MM05 QQ08 QQ11 SS07 TT06 UU19 UU20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信網で提供されている通信チャ
    ネルを3チャネル以上の所定の最大チャネル数までの範
    囲の任意数で同時に使用して同一の相手端末との通信を
    行うことが可能で、かつ通信途中に所定の同期手順を前
    記相手端末との間で実行することで使用する通信チャネ
    ル数を変更することが可能な通信端末装置において、 通信中に、使用する通信チャネルを自装置が増加するこ
    とが可能であるか否かを判定する自局側増加可否判定手
    段と、 この自局側増加可否判定手段により判定されたチャネル
    増加の可否を相手端末へと通知する増加可否通知手段と
    を具備したことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信網で提供されている通信チャ
    ネルを3チャネル以上の所定の最大チャネル数までの範
    囲の任意数で同時に使用して同一の相手端末との通信を
    行うことが可能で、かつ通信途中に所定の同期手順を前
    記相手端末との間で実行することで使用する通信チャネ
    ル数を変更することが可能な通信端末装置において、 通信中に、使用する通信チャネルを自装置が増加するこ
    とが可能であるか否かを判定する自局側増加可否判定手
    段と、 前記相手端末からの通知に基づいて前記相手端末が使用
    する通信チャネルを増加することが可能であるか否かを
    判定する相手側増加可否判定手段と、 前記自局側増加可否判定手段および前記相手側増加可否
    判定手段がともに通信チャネルを増加することが可能で
    あると判定する場合に、使用する通信チャネルを1チャ
    ネル増加するべく前記同期手順を起動するチャネル増加
    制御手段とを具備したことを特徴とする通信端末装置。
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