JP2002171391A - 画像読み取り装置、その制御方法、及び制御プログラムを提供する媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、その制御方法、及び制御プログラムを提供する媒体

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JP2002171391A
JP2002171391A JP2000367260A JP2000367260A JP2002171391A JP 2002171391 A JP2002171391 A JP 2002171391A JP 2000367260 A JP2000367260 A JP 2000367260A JP 2000367260 A JP2000367260 A JP 2000367260A JP 2002171391 A JP2002171391 A JP 2002171391A
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Mitsuru Amimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点深度が浅いロッドレンズアレイとCCD
等の読み取り素子を固定位置に設置して一体化した読み
取りユニットにおいても、焦点が高精度に合焦した画像
を得ることができる画像読み取り装置等を提供する。 【解決手段】 レンズとCCD等の読み取り素子を固定
位置に設置して一体化した画像読み取りユニット に対
して、読み取りユニット1と被写体との距離を可変でき
る手段を用意し、焦点の合い具合を検出するためのチャ
ートを被写体位置に設置し、焦点の合い具合を検出しな
がら距離可変手段により前記読み取りユニット1を動か
して、最も焦点が合った距離を検出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズと読み取り
素子を固定位置に設置した画像読み取りユニットを有す
る画像読み取り装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り装置においては、C
CD等の読み取り素子と被写体との焦点を合わせるため
に、読み取り素子と被写体の間に設置してあるレンズを
動かして焦点を合わせる、といった方法が一般的に採ら
れている。
【0003】さらに最近では、画像読み取り装置、特
に、原稿読み取り用の装置には、小型化、低コスト化の
目的のために、レンズと読み取り素子とを固定配置して
一体化したものが製品化されている。
【0004】一方、印刷ドットで構成される印刷物原稿
などを被写体として読み取る際には、所謂モアレの発生
を抑えることが重要である。そのため、一般的には、画
像処理を用いてモアレの発生を抑えている。また、読み
取り素子と被写体の間に設置してあるレンズを意図的に
動かして焦点をずらし、印刷物の濃度変化の高周波成分
を低減させて、モアレの発生を抑えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
と読み取り素子を固定配置した上記従来の画像読み取り
装置では、レンズを動かして焦点を合わせるような構成
になっていないため、従来とは違った焦点合わせの方法
が必要になった。
【0006】また、上記ユニットにロッドレンズアレイ
を用いた等倍光学系の装置も提案されているが、ロッド
レンズアレイは焦点深度が浅く、焦点を合わせる必要性
が高い、といった問題があった。
【0007】さらに、ロッドレンズアレイは焦点深度が
浅い反面、焦点が合っている位置ではロッドレンズの解
像力が高く、印刷物が被写体の場合には、印刷物の濃度
変化の高周波成分をCCD等の読み取り素子に伝え易
い。このため、特に、ロッドレンズアレイを用いた等倍
光学系が固定された読み取りユニットでは、焦点が合っ
ている位置ではモアレが発生し易い、という課題があっ
た。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、焦点深
度が浅いロッドレンズアレイとCCD等の読み取り素子
を固定位置に設置した読み取りユニットにおいても、焦
点が高精度に合焦した画像を得ることができる画像読み
取り装置等を提供することを目的とする。また、上記の
読み取りユニットを用い、印刷ドットで構成される印刷
物原稿を読み取った場合でも、モアレを低減することが
できる画像読み取り装置等を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る画像読み取り装置では、
画像読み取り用のレンズと読み取り素子を固定位置に設
置した読み取りユニットと、前記読み取りユニットと被
写体との間の距離を変化させる距離可変手段と、焦点測
定用のチャートを前記読み取りユニットで読み取って焦
点を検出する焦点検出手段と、前記焦点検出手段の出力
結果に基づいて、前記距離可変手段で前記読み取りユニ
ットと被写体との間の距離を制御させる制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1に記載の画像読み取り装置において、
前記焦点検出手段は、前記チャートに形成された焦点測
定用の画像領域を読み取り、その読み取り画像データに
基づいて解像力指標を計測することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項2に記載の画像読み取り装置において、
前記制御手段は、前記焦点検出手段により計測された解
像力指標が略最大となるよう前記読み取りユニットと前
記被写体との間の距離を制御することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1記載の画像読み取り装置において、更
に、画像読み取り際の読み取りモードを選択するモード
選択手段を有し、前記制御手段は、前記焦点検出手段に
よる焦点の合焦度具合、及び前記モード選択手段により
選択された読み取りモードに応じて、前記距離可変手段
によって前記読み取りユニットと前記被写体との間の距
離を制御することを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項4に記載の画像読み取り装置において、
前記焦点検出手段は、前記チャートに形成された焦点測
定用の画像領域を読み取り、その読み取り画像データに
基づいて解像力指標を計測することを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項5に記載の画像読み取り装置において、
前記モードには少なくとも写真原稿モードと印刷物原稿
モードとを有することを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項6に記載の画像読み取り装置において、
前記制御手段は、前記モード選択手段により写真原稿モ
ードが選択された場合には、印刷物原稿モードが選択さ
れた場合よりも前記解像力指標を大きくするよう前記読
み取りユニットと前記被写体との間の距離を制御するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項6に記載の画像読み取り装置において、
前記制御手段は、前記モード選択手段により印刷物原稿
モードが選択された場合には、写真原稿モードが選択さ
れた場合よりも前記解像力指標を小さくするよう前記読
み取りユニットと前記被写体との間の距離を制御するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明に係る画像読み取り装
置では、請求項1乃至8のいずれかに記載の画像読み取
り装置において、前記制御手段により、前記焦点検出手
段の検出動作を行ないつつ、前記距離可変手段で前記読
み取りユニットと被写体との間の距離を制御させた場合
に、所定の焦点距離を決定する焦点決定手段を更に備え
たことを特徴とする。
【0018】請求項10記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項9に記載の画像読み取り装置におい
て、前記所定の焦点距離は、前記読み取りユニットと前
記被写体との間の距離であることを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項1乃至10のいずれかに記載の画像読
み取り装置において、前記チャートは、被写体位置に設
置されていることを特徴とする。
【0020】請求項12記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項1乃至11のいずれかに記載の画像読
み取り装置において、前記被写体は、原稿台ガラスに載
置されることを特徴とする。
【0021】請求項13記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項1乃至12に記載の画像読み取り装置
において、前記距離可変手段は、前記読み取りユニット
と前記被写体との間の距離をカムにより変化させること
を特徴とする。
【0022】請求項14記載の発明に係る画像読み取り
装置では、請求項1乃至13のいずれかに記載の画像読
み取り装置において、前記読み取りユニットは、前記画
像読み取り用のレンズと前記読み取り素子を固定位置に
設置して一体化した読み取りユニットであることを特徴
とする。
【0023】請求項15記載の発明に係る制御方法で
は、画像読み取り用のレンズと読み取り素子を固定位置
に設置した読み取りユニットを有する画像読み取り装置
の制御方法において、前記読み取りユニットと被写体と
の間の距離を変化させる距離可変工程と、焦点測定用の
チャートを前記読み取りユニットで読み取って焦点を検
出する焦点検出工程と、前記焦点検出工程での検出結果
に基づいて前記距離可変工程における前記読み取りユニ
ットと被写体との間の距離を制御させる制御工程とを有
することを特徴とする。
【0024】請求項16記載の発明に係る画像読み取り
装置の制御方法では、請求項15記載の画像読み取り装
置の制御方法において、前記焦点検出工程は、前記チャ
ートに形成された焦点測定用の画像領域を読み取り、そ
の読み取った画像データに基づいて解像力指標を計測す
ることを特徴とする。
【0025】請求項17記載の発明に係る制御方法で
は、請求項16に記載の制御方法において、前記制御工
程では、前記焦点検出工程により計測された解像力指標
が略最大となるよう前期読み取りユニットと前記被写体
との間の距離を制御することを特徴とする。
【0026】請求項18記載の発明に係る制御方法で
は、請求項14に記載の制御方法において、更に、画像
読み取りの際の読み取りモードを選択するモード選択工
程を有し、前記制御工程では、前記焦点検出工程による
焦点の合照度具合、及び前記モード選択行程により選択
された読み取りモードに応じて、前記距離可変工程での
前記読み取りユニットと前記被写体との間の距離を制御
することを特徴とする。
【0027】請求項19記載の発明に係る制御方法で
は、請求項18に記載の制御方法において、前記制御工
程では、前記チャートに形成された焦点測定用の画像領
域を読み取り、その読み取った画像データに基づいて解
像力指標を計測することを特徴とする。
【0028】請求項20記載の発明に係る制御方法で
は、請求項19に記載の制御方法において、前記モード
には少なくとも写真原稿モードと印刷物原稿モードとを
有することを特徴とする。
【0029】請求項21記載の発明に係る制御方法で
は、請求項20に記載の制御方法において、前記制御手
段は、前記モード選択工程により写真原稿モードが選択
された場合には、印刷物原稿モードが選択された場合よ
りも前記解像力指標を大きくするように前記読み取りユ
ニットと前記被写体との間の距離を制御することを特徴
とする。
【0030】請求項22記載の発明に係る制御方法で
は、請求項20に記載の制御方法において、前記制御手
段は、前記モード選択工程により印刷物原稿モードが選
択された場合には、写真原稿モードが選択された場合よ
りも前記解像力指標を小さくするように前記読み取りユ
ニットと前記被写体との間の距離を制御することを特徴
とする。
【0031】請求項23記載の発明に係る制御方法で
は、請求項14乃至22のいずれかに記載の制御方法に
おいて、前記制御工程において、前記焦点検出工程での
検出動作を行ないつつ、前記距離可変工程での前記読み
取りユニットと被写体との間の距離を制御する場合に、
所定の焦点距離を決定する焦点距離を決定する焦点決定
工程を更に有することを特徴とする。
【0032】請求項24記載の発明に係る制御方法で
は、請求項23に記載の制御方法において、前記所定の
焦点距離は、前記読み取りユニットと前記被写体との間
の距離であることを特徴とする。
【0033】請求項25記載の発明に係る制御方法で
は、請求項14乃至24のいずれかに記載の制御方法に
おいて、前記チャートは、被写体位置に設置されている
ことを特徴とする。
【0034】請求項26記載の発明に係る制御方法で
は、請求項14乃至25のいずれかに記載の制御方法に
おいて、前記被写体は、原稿台ガラスに載置されること
を特徴とする。
【0035】請求項27記載の発明に係る制御方法で
は、請求項14乃至26のいずれかに記載の制御方法に
おいて、前記距離可変工程では、前記読み取りユニット
と前記被写体との間の距離をカムにより変化させること
を特徴とする。
【0036】請求項28記載の発明に係る制御方法で
は、請求項14乃至27のいずれかに記載の制御方法に
おいて、前記読み取りユニットは、前記画像読み取り用
のレンズと前記読み取り素子を固定位置に設置して一体
化した読み取りユニットであることを特徴とする。
【0037】請求項29記載の発明に係る記憶媒体で
は、請求項14乃至28のいずれかの制御方法を実現す
るためのプログラムコードを保持する。
【0038】請求項30記載の発明に係るプログラムで
は、請求項14乃至28のいずれかに記載の制御方法を
実現するためのプログラムコードを有する事を特徴とす
る。
【0039】請求項31記載の発明に係る画像読み取り
装置では、画像読み取り用のレンズと読み取り素子を固
定位置に設置して一体化した読み取りユニットと、前記
読み取りユニットと被写体との間の距離を変化させる距
離可変手段と、被写体位置に設置された焦点測定用のチ
ャートを前記読み取りユニットで読み取って焦点の合焦
度合いを検出する焦点検出手段と、前記焦点検出手段の
検出動作を行いつつ、前記距離可変手段で前記読み取り
ユニットと被写体との間の距離を変化させ、所定の焦点
距離を決定する焦点決定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0040】請求項32記載の発明に係るでは、請求項
31記載の画像読み取り装置において、前記焦点検出手
段は、前記チャートに形成された焦点測定用の画像領域
を読み取り、その読み取り画像データに基づいて解像力
指標を計測し、前記焦点決定手段は、前記解像力指標が
最大となる時の前記読み取りユニットと被写体との間の
距離を、前記所定の焦点距離として決定することを特徴
とする。
【0041】請求項33記載の発明に係るでは、請求項
32記載の画像読み取り装置において、画像読み取り時
の読み取りモードを選択するモード選択手段と、前記モ
ード選択手段により選択された読み取りモードに応じ
て、前記読み取りユニットを、前記解像力指標が最大と
なる距離から別の距離へ前記距離可変手段によって移動
する焦点変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0042】請求項34記載の発明に係る画像読み取り
装置の制御方法では、画像読み取り用のレンズと読み取
り素子を固定位置に設置して一体化した読み取りユニッ
トに対し、前記読み取りユニットと被写体との間の距離
を変化させる距離可変手段を用意し、被写体位置に焦点
測定用のチャートを設置した後、前記焦点測定用のチャ
ートを前記読み取りユニットで読み取って焦点の合焦度
合いを検出する焦点検出行程を行いつつ、前記距離可変
手段で前記読み取りユニットと被写体との間の距離を変
化させ、所定の焦点距離を決定する焦点決定行程を実行
することを特徴とする。
【0043】請求項35記載の発明に係る画像読み取り
装置の制御方法では、請求項34記載の画像読み取り装
置の制御方法において、前記焦点検出行程は、前記チャ
ートに形成された焦点測定用の画像領域を読み取り、そ
の読み取り画像データに基づいて解像力指標を計測し、
前記焦点決定行程は、前記解像力指標が最大となる時の
前記読み取りユニットと被写体との間の距離を、前記所
定の焦点距離として決定することを特徴とする。
【0044】請求項36記載の発明に係る画像読み取り
装置の制御方法では、請求項35記載の画像読み取り装
置の制御方法において、画像読み取り時の読み取りモー
ドを選択するモード選択行程と、前記モード選択行程に
より選択された読み取りモードに応じて、前記読み取り
ユニットを、前記解像力指標が最大となる距離から別の
距離へ前記距離可変手段によって移動する焦点変更行程
とを実行することを特徴とする。
【0045】請求項37記載の発明に係る制御プログラ
ムを提供する媒体では、画像読み取り用のレンズと読み
取り素子を固定位置に設置して一体化した読み取りユニ
ットと、前記読み取りユニットと被写体との間の距離を
変化させる距離可変手段とを備えた画像読み取り装置の
制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒
体であって、前記制御プログラムは、被写体位置に設置
された焦点測定用のチャートを前記読み取りユニットで
読み取って焦点の合焦度合いを検出する焦点検出ステッ
プと、前記焦点検出ステップの検出動作を行いつつ、前
記距離可変手段で前記読み取りユニットと被写体との間
の距離を変化させ、所定の焦点距離を決定する焦点決定
ステップとを備えたことを特徴とする。
【0046】請求項38記載の発明に係る制御プログラ
ムを提供する媒体では、請求項37記載の制御プログラ
ムを提供する媒体において、前記焦点検出ステップは、
前記チャートに形成された焦点測定用の画像領域を読み
取り、その読み取り画像データに基づいて解像力指標を
計測するステップとし、前記焦点決定ステップは、前記
解像力指標が最大となる時の前記読み取りユニットと被
写体との間の距離を、前記所定の焦点距離として決定す
るステップであることを特徴とする。
【0047】請求項39記載の発明に係る制御プログラ
ムを提供する媒体では、請求項38記載の制御プログラ
ムを提供する媒体において、前記制御プログラムは、画
像読み取り時の読み取りモードを選択するモード選択ス
テップと、前記モード選択ステップにより選択された読
み取りモードに応じて、前記読み取りユニットを、前記
解像力指標が最大となる距離から別の距離へ前記距離可
変手段によって移動する焦点変更ステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0049】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係る画像入力装置の要部を示す構造図である。
【0050】同図において、1は読み取りユニット、2
はステッピングモータ、3はベルト、4は原稿台ガラ
ス、5は制御基板、6は原稿、7はシェーディング及び
焦点測定用のチャート、8はフラットケーブル、9は外
部コンピュータである。さらに、101は読み取りユニ
ット1を取り付けるホルダー、201は読み取りユニッ
ト1とホルダー101の距離を変更するアクチュエータ
である。
【0051】図2は、図1中の読み取りユニット1の構
造図である。
【0052】同図において、10は赤色LED、11は
緑色LED、12は青色LED、13は導光体、14は
光電変換素子(CCDセンサ)、15はロッドレンズア
レイである。
【0053】読み取りユニット1に取り付けられた光電
変換素子14は、図2に示すように読み取りユニット1
の長軸方向に沿って配置されている。本実施形態の場
合、A4原稿短手方向で300DPI相当の密度を持つ
読み取りユニットであり、合計で2756画素分の光電
変換素子が配列されている。
【0054】図3は、図1中のアクチュエータ201の
詳細構造図である。
【0055】このアクチュエータ201は、ステッピン
グモータ202とカム203から構成されている。ステ
ッピングモータ202及びカム203は、読み取りユニ
ット1の反対側にも設置されており、つまり読み取りユ
ニット1の両端部に設置されている。
【0056】図4は、LED10,11,12の制御回
路を示す回路図であり、ここではLED10を例にとっ
て説明する。
【0057】502は電流制御用のトランジスタ、50
3は電流制限用の抵抗、504は電流をオン/オフする
トランジスタスイッチ、505はベース抵抗、506は
オペアンプ、507はベース抵抗、508は0.5Vの
基準電圧源、509はA/Dコンバータ、510はコン
トローラ、511はリレースイッチである。通常、リレ
ースイッチ511は図中のノーマルクローズ(N.
C.)側に閉じている。
【0058】LED10を点灯するためには、トランジ
スタスイッチ504をオンし、電流が流れる経路を作
る。オペアンプ506と抵抗507とトランジスタ50
2は閉ループを形成し、抵抗503とトランジスタスイ
ッチ504に流れる電流により発生する電圧と0.5V
基準電圧源508の電圧とが同じ値になるように制御す
る。その結果、抵抗503に流れる電流は一定に保た
れ、LED10に流れる電流もほぼ一定に保たれる。
【0059】一方、電源電圧Vccが低下した場合に、
オペアンプ506の閉ループ制御を外れ、LED電流が
減少する場合がある。その対策として、A/Dコンバー
ター509によって、オペアンプ509の差動入力電圧
をモニターして差動+入力と差動−入力の電圧が一致し
なくなった時にはリレー511をOPEN側に閉じて、
オペアンプ509の閉ループ制御とトランジスタ502
の閉ループ制御をキャンセルする。
【0060】図5(a),(b)は、図1中のチャート
7の構成を示す図である。
【0061】同図(a)に示すように、チャート7は、
黒色補正板301と白色補正板302と焦点測定用領域
板303とを配置して構成されており、焦点測定用領域
部303は、図5(b)に示すような170μm毎に白
と黒の線が交互に並んでいる個所303aを両端部と中
央部に設定している。170μmは、300DPI(=
84.7μm画素ピッチ)読み取り素子の半分の解像度
で、サンプリング定理に基づく1/2周期に該当する。
ここでは、測定し易いように、さらに半分の周期成分と
なるように170μm毎に白と黒の線を配置している。
【0062】次に、以上のように構成される画像読み取
り装置の動作について説明する。
【0063】<焦点検出動作>本実施形態の特徴を成す
焦点検出動作について説明する。
【0064】制御基板5は、まずシェーディングを行な
うため、図5に詳細に示されたチャート7の黒色補正板
301を読み取り、外部コンピュータ9内に黒色シェー
ディングとして記憶する。次に、同様に白色補正板30
2を読み取り、外部コンピュータ9内に白色シェーディ
ングとして記憶する。これを使用して、原稿を読み取る
時は、画像信号から黒色シェーディングを差し引き、白
色シェーディングで正規化することで、正しい画像を得
ることができる。
【0065】次に、原稿との焦点を合わせるため、読み
取りユニット1と原稿との距離を可変できるアクチュエ
ータ201を利用する。制御基板5は、アクチュエータ
201のステッピングモータ202によりカム203を
回転させることで、ホルダー101を基準点として、読
み取りユニット1と原稿との距離を可変する。
【0066】外部コンピュータ9は、次式1に従って、
実際に読み取りユニット1を通して読み取ったチャート
7の画像データから解像力指標(以降MTFと呼ぶ)を
計測する。実際に読み取った画像は、焦点の合い具合と
レンズの解像力とに起因して、白と黒の境界がぼやけた
ような画像になる。焦点の具合がMTFにも影響を与え
ることになる。例えば、この画像データの白濃度最小値
と黒濃度最大値の差分、並びに基準白濃度302と基準
黒濃度301の差分を計算する。 MTF=(白濃度最小値−黒濃度最大値)/(基準白濃度値−基準黒濃度値) …(1) 制御基板5は、ステッピングモータ202及びカム20
3を回転させることにより、読み取りユニット1と原稿
との距離を変え、その都度、外部コンピュータ9はMT
Fを計測して、MTFの最大値の場合について距離を割
り出す。
【0067】MTFが最大値の時は、すなわち、焦点が
最もよく合っていることと同義であり、制御基板5は、
この時の距離で原稿の読み取りを行なう。
【0068】<読み取り動作の概要>次に、本実施形態
の読み取り動作を説明する。
【0069】まず、制御基板5によりステッピングモー
タ2が駆動される。この駆動力は、ベルト3によってホ
ルダー101、すなわち読み取りユニット1に伝達さ
れ、読み取りユニット1は、原稿台ガラス4に沿って連
続的に移動しながら原稿6を走査する。
【0070】各部の動作を説明すると、図6のタイミン
グチャートに示すように、光電変換素子14には制御基
板5から画素読み取りクロック(Clock)と、一定
周期の読み取り開始パルス(Hsync)とが与えられ
る。赤色LED10、緑色LED11及び青色LED1
2の点灯は、読み取り開始パルス(Hsync)毎に切
り換えられる。読み取りユニット1の移動に連れて、各
LED10,11,12を順次点灯させるが、この周期
内で、各LED10,11,12は、PWM制御により
画素信号が最適な出力振幅となるように、必要な時間分
だけ発光する。
【0071】<LED10,11,12の制御>次に、
LED10,11,12の制御について説明する。
【0072】LEDの特性は、製造上、順方向電圧のば
らつきや、電流−発光特性のばらつき、温度依存性など
があり、また発光色によっても特性が異なる。また、受
光側では、光学系の伝達特性や光電変換素子14の特性
の影響に対しても設計上考慮しなければならない。一
方、光電変換素子14から出力される画像信号を受け取
る制御基板5においては、画像信号の出力振幅が一定の
範囲内に納まることが望ましい。このため、個々のLE
D10,11,12に対して発光量の調整を行なう必要
がある。
【0073】そこで、まずは、LED10,11,12
が安定して発光するように、図4の回路構成でLED1
0,11,12を流れる電流値が一定になるように制御
する。
【0074】<PWM制御>LED10,11,12の
パルス幅制御(PWM制御)について説明する。
【0075】図2において、原稿6の走査を開始する前
に、チャート7の白色補正板302を読み取って、各L
ED10、11,12のPWM制御値を決定する。図4
に示したコントローラ510は、図7のフローチャート
に従い、PWM値を決定する。
【0076】なお、図7のフローチャートに従ったプロ
グラムをコントローラ510内の記憶装置に格納し動作
することにより、次の制御方法を実現させることが可能
となる。
【0077】図7のフローを説明すると、まず、図6に
示すように、赤色LED10を読み取り開始パルス(H
sync)の周期の最大パルス幅で点灯させる(ステッ
プS1)。次に、この発光に対する画像信号の出力振幅
を計測し、既定値を超えていないかチェックし(ステッ
プS2)、超えていれば、オンパルス幅を少し縮めて
(ステップS3)、再度判定する。これを繰り返して出
力振幅が既定値に合うようなパルス幅を決定する(ステ
ップS4)。
【0078】このフロー中のPWM波形の概念を図8に
示す。同様に他の緑色LED11、青色LED12につ
いても同様の手順を行なう。こうして決められた各LE
D10、11,12のPWM波形は、図8に示す様なタ
イミングで、読み取り開始パルス(Hsync)に同期
して発生させられ、図4のトランジスタスイッチ504
がオン・オフしてLEDの点灯時間を制御する。
【0079】<LED発光後の動作>LEDの光は、導
光体13で読み取りユニット1の長軸方向に分散されな
がら、且つ原稿面に到達する。この光は原稿面で拡散反
射され、ロッドレンズアレイ15により光電変換素子1
4上に集光される。
【0080】原稿面で反射したLED10,11,12
の光を受けて、光電変換素子14には電荷が蓄積され、
次の周期の読み取り開始パルス(Hsync)で光電変
換素子14内の転送部に保存され、画素読み取りクロッ
ク(Clock)によって1画素毎の電気信号として出
力される。
【0081】各LED10,11,12によって色分解
されて検出された画像信号は、フラットケーブル8を通
して制御基板5から外部コンピュータ9に送られ、外部
コンピュータ9内の画像処理が行われる。
【0082】このように本実施形態では、レンズとCC
D等の読み取り素子を固定位置に設置して一体化した画
像読み取りユニット1に対して、読み取りユニット1と
原稿との距離を可変してMTF計測し、このMTFに基
づき最適な焦点位置に読み取りユニット1を置くように
したので、焦点深度が浅いロッドレンズアレイを用いた
一体化した画像読み取りユニット1においても焦点が合
っている画像を得ることができる。
【0083】[第2実施形態]本実施形態では、上記第
1実施形態と同様にチャート7を読み取りユニット1で
読み取って焦点の合い具合を検出しながら、アクチュエ
ータ201により読み取りユニット1を動かし、最も焦
点が合った距離を検出した後、読み取りモードに応じ
て、アクチュエータ201により読み取りユニット1
を、最も焦点が合った距離から別の距離に移動させるよ
うにしたものである。
【0084】図9は、本発明の第2実施形態に係る画像
読み取り装置の焦点検出動作を示すフローチャートであ
る。なお、この図のフローチャートに従ったプログラム
を外部コンピュータ9内の記憶装置に格納し動作するこ
とにより、次の制御方法を実現させることが可能とな
る。
【0085】まず、原稿の読み取りを行なう際に、外部
コンピュータ9は、操作者の指示により読み取りモード
を設定する(ステップS21)。
【0086】制御基板5は、上記第1実施形態と同様に
ステッピングモータ202及びカム203を回転させる
ことにより、読み取りユニット1と原稿6との距離を変
え、その都度、外部コンピュータ9はMTFを計測し
て、MTFの最大値の場合について距離を割り出す(ス
テップS22)。MTFが最大値の時は、すなわち、焦
点が最もよく合っていることと同義であり、制御基板5
は、この時の距離を最も焦点が合っている距離として記
憶する。
【0087】読み取りモードには、写真原稿モードと印
刷物原稿モードの2種類があり、設定された読み取りモ
ードは、制御基板5に伝えられる(ステップS23)。
制御基板5は、写真原稿モードの場合は、最も焦点が合
っている距離、すなわちMTF値が最大の位置に読み取
りユニット1を固定し(ステップS24)、画像読み取
りを行う(ステップS26)。
【0088】また、印刷物原稿モードの場合は、MTF
値が約40%になるまで距離を変更する(ステップS2
5)。もちろん、約40%のMTF値はあくまで目安で
あり、レンズの特性や原稿の画像特性によって調整する
のが最良であるが、ここでは割愛する。そして、印刷物
原稿モードの場合は、読み取りユニット1は、このMT
F約40%の位置を保ったまま画像読み取りを行う(ス
テップS26)。
【0089】図10に印刷物原稿の印刷ドット概念を示
す。ここでは、印刷ドットが45゜のスクリーン角を付
けられて並んでいる。原稿地肌とドットの境界線では、
濃度の変化が急峻で、濃度変化の高周波成分が存在して
いる。
【0090】上述のように、読み取りモードには、写真
原稿モードと印刷物原稿モードの2種類を示したが、印
刷物原稿のように白地に黒文字で記載されることが多い
原稿の場合、写真等に比べて濃度の変化が急峻である。
したがって、印刷物原稿の反射光を読み取った場合には
高周波成分が多く含まれ、写真原稿に比べてモアレが発
生しやすい。つまり、濃度変化が急峻な被写体を読み取
る場合にはMTFを下げるよう被写体と読み取りユニッ
トとの距離を制御し、一方、濃度変化がそれほど急峻で
なく解像度が要求される場合には、MTFが大きくなる
よう被写体と読み取りユニットとの距離を制御してや
る。その意味で、印刷物原稿モードとは、被写体の濃度
変化が急峻でない場合などのモードであり、写真原稿モ
ードとは、被写体の濃度変化が急峻である場合などのモ
ードをいう。
【0091】本実施形態で使用している読み取り素子は
300DPIであるが、サンプリング定理による1/2
fs、すなわち150DPI(=170μm)の周期よ
りも高い周波数成分に対しては、エリアシングノイズを
発生し、これが画像的にはモアレ現象となる。
【0092】実際には図11に示すように、読み取りユ
ニット1内では、ロッドレンズアレイ15を通過して結
像した画像を読み取るため、ドットはぼやけて高周波数
成分は減少する。これから判るように、焦点をずらして
ドットをぼやけさせると、高周波数成分は減少してモア
レが低減する。
【0093】図12(a),(b)は、本実施形態に用
いたロッドレンズアレイのMTF特性を説明するための
図であり、同図(a)はロッドレンズアレイと原稿との
距離ΔLを示し、同図(b)はMTF特性図である。使
用波長λは570nmとする。
【0094】同図(b)から明らかなように、MTFは
ピーク時に約82%あり、これでは、印刷物原稿の濃度
変化の高周波成分を通し過ぎてしまう。そこで、上述し
たように、MTF値が約40%になるまで距離を変更す
る。但し、原稿は通常、紙で構成されており、原稿台ガ
ラス4上に設置した場合に、紙の反りや皺により原稿台
ガラス4から浮く。そのため、浮いた原稿面に焦点が合
わないように、ΔLがプラス方向でMTF値が40%に
なるようにする。
【0095】そして、印刷物原稿モードの場合は、読み
取りユニット1は、このMTF約40%の位置を保った
まま画像読み取りを行なう。
【0096】このように本実施形態では、レンズとCC
D等の読み取り素子を固定位置に設置して一体化した画
像読み取りユニット1に対して、読み取りユニット1と
原稿との距離を可変してMTF計測し、このMTFに基
づき最適な焦点距離を知ることができる。そして、画像
読み取りモードに応じて、意図的に焦点をずらして、画
像読み取りを行なうことで、MTFが高いロッドレンズ
アレイを用いて一体化した画像読み取りユニット1にお
いて、印刷ドットで構成される印刷物原稿を読み取った
場合でも、印刷物原稿の濃度変化の高周波成分を意図的
に減らすことができ、モアレを低減することが可能にな
る。
【0097】つまり、焦点深度が浅いロッドレンズアレ
イとCCD等の読み取り素子を固定位置に設置した読み
取りユニットにおいても、焦点が高精度に合焦した画像
を得ることが可能になる。さらに、このような読み取り
ユニットを用い、印刷ドットで構成される印刷物原稿を
読み取った場合でも、印刷物原稿の濃度変化の高周波成
分を意図的に減らすことができ、モアレを低減すること
が可能になる。
【0098】なお、上記実施の形態では、一体化した画
像読み取りユニット1を用いて説明したが、画像読み取
りユニットにおいて、レンズと読み取り素子を固定位置
に設置され得るような着脱可能なレンズと読み取り素子
を用いても構わない。
【0099】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(また
はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読み出し実行することによっても、完成される
ことは言うまでもない。
【0100】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0101】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
読み取り用のレンズとCCD等の読み取り素子を固定位
置に設置した読み取りユニットにおいても、焦点が高精
度に合焦した画像を得ることが可能になる。さらに、印
刷物原稿の濃度変化の高周波成分を意図的に減らすこと
ができ、モアレを低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像入力装置の要
部を示す構造図である。
【図2】図1中の読み取りユニット1の構造図である。
【図3】図1中のアクチュエータ201の詳細構造図で
ある。
【図4】LED10,11,12の制御回路を示す回路
図であり
【図5】図1中のチャート7の構成を示す図である。
【図6】第1実施形態の動作を示すタイミングチャート
である。
【図7】LEDのPWM制御方法を示すフローチャート
である。
【図8】PWM波形の概念を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第2実施形態に係る画像読み取り装置
の焦点検出動作を示すフローチャートである。
【図10】印刷物原稿の印刷ドット概念図である。
【図11】レンズを通した印刷物原稿の印刷ドット概念
図である。
【図12】ロッドレンズアレイのMTF特性を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 読み取りユニット 2 ステッピングモータ 3 ベルト 4 原稿台ガラス 5 制御基板 6 原稿 7 焦点検出用チャート 8 フラットケーブル 9 外部コンピュータ 10 赤色LED 11 緑色LED 12 青色LED 13 導光体 14 光電変換素子 15 ロッドレンズアレイ 101 ホルダー 201 アクチュエータ 202 ステッピングモータ 203 カム 501 LED 502 電流制御用のトランジスタ 503 電流制限用の抵抗’ 504 トランジスタスイッチ 506 オペアンプ 508 基準電圧源 509 コンパレータユニット 510 コントローラ 511 リレースイッチ

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り用のレンズと読み取り素子
    を固定位置に設置した読み取りユニットと、 前記読み取りユニットと被写体との間の距離を変化させ
    る距離可変手段と、 焦点測定用のチャートを前記読み取りユニットで読み取
    って焦点を検出する焦点検出手段と、 前記焦点検出手段の出力結果に基づいて、前記距離可変
    手段で前記読み取りユニットと被写体との間の距離を制
    御させる制御手段とを備えたことを特徴とする画像読み
    取り装置。
  2. 【請求項2】 前記焦点検出手段は、前記チャートに形
    成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その読み取
    り画像データに基づいて解像力指標を計測することを特
    徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記焦点検出手段によ
    り計測された解像力指標が略最大となるよう前記読み取
    りユニットと前記被写体との間の距離を制御することを
    特徴とする請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 更に、画像読み取り際の読み取りモード
    を選択するモード選択手段を有し、 前記制御手段は、前記焦点検出手段による焦点の合焦度
    具合、及び前記モード選択手段により選択された読み取
    りモードに応じて、前記距離可変手段によって前記読み
    取りユニットと前記被写体との間の距離を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記焦点検出手段は、前記チャートに形
    成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その読み取
    り画像データに基づいて解像力指標を計測することを特
    徴とする請求項4に記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記モードには少なくとも写真原稿モー
    ドと印刷物原稿モードとを有することを特徴とする請求
    項5に記載の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記モード選択手段に
    より写真原稿モードが選択された場合には、印刷物原稿
    モードが選択された場合よりも前記解像力指標を大きく
    するよう前記読み取りユニットと前記被写体との間の距
    離を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像読
    み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記モード選択手段に
    より印刷物原稿モードが選択された場合には、写真原稿
    モードが選択された場合よりも前記解像力指標を小さく
    するよう前記読み取りユニットと前記被写体との間の距
    離を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像読
    み取り装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段により、前記焦点検出手段
    の検出動作を行ないつつ、前記距離可変手段で前記読み
    取りユニットと被写体との間の距離を制御させた場合
    に、所定の焦点距離を決定する焦点決定手段を更に備え
    たことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の
    画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の焦点距離は、前記読み取り
    ユニットと前記被写体との間の距離であることを特徴と
    する請求項9に記載の画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】 前記チャートは、被写体位置に設置さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    に記載の画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】 前記被写体は、原稿台ガラスに載置さ
    れることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記
    載の画像読み取り装置。
  13. 【請求項13】 前記距離可変手段は、前記読み取りユ
    ニットと前記被写体との間の距離をカムにより変化させ
    ることを特徴とする請求項1乃至12に記載の画像読み
    取り装置。
  14. 【請求項14】 前記読み取りユニットは、前記画像読
    み取り用のレンズと前記読み取り素子を固定位置に設置
    して一体化した読み取りユニットであることを特徴とす
    る請求項1乃至13のいずれかに記載の画像読み取り装
    置。
  15. 【請求項15】 画像読み取り用のレンズと読み取り素
    子を固定位置に設置した読み取りユニットを有する画像
    読み取り装置の制御方法において、前記読み取りユニッ
    トと被写体との間の距離を変化させる距離可変工程と、 焦点測定用のチャートを前記読み取りユニットで読み取
    って焦点を検出する焦点検出工程と、 前記焦点検出工程での検出結果に基づいて前記距離可変
    工程における前記読み取りユニットと被写体との間の距
    離を制御させる制御工程とを有することを特徴とする制
    御方法。
  16. 【請求項16】 前記焦点検出工程は、前記チャートに
    形成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その読み
    取った画像データに基づいて解像力指標を計測すること
    を特徴とする請求項15記載の画像読み取り装置の制御
    方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程では、前記焦点検出工程
    により計測された解像力指標が略最大となるよう前期読
    み取りユニットと前記被写体との間の距離を制御するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の制御方法。
  18. 【請求項18】 更に、画像読み取りの際の読み取りモ
    ードを選択するモード選択工程を有し、 前記制御工程では、前記焦点検出工程による焦点の合照
    度具合、及び前記モード選択行程により選択された読み
    取りモードに応じて、前記距離可変工程での前記読み取
    りユニットと前記被写体との間の距離を制御することを
    特徴とする請求項14に記載の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記制御工程では、前記チャートに形
    成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その読み取
    った画像データに基づいて解像力指標を計測することを
    特徴とする請求項18に記載の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記モードには少なくとも写真原稿モ
    ードと印刷物原稿モードとを有することを特徴とする請
    求項19に記載の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記モード選択工程
    により写真原稿モードが選択された場合には、印刷物原
    稿モードが選択された場合よりも前記解像力指標を大き
    くするように前記読み取りユニットと前記被写体との間
    の距離を制御することを特徴とする請求項20に記載の
    制御方法。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記モード選択工程
    により印刷物原稿モードが選択された場合には、写真原
    稿モードが選択された場合よりも前記解像力指標を小さ
    くするように前記読み取りユニットと前記被写体との間
    の距離を制御することを特徴とする請求項20に記載の
    制御方法。
  23. 【請求項23】 前記制御工程において、前記焦点検出
    工程での検出動作を行ないつつ、前記距離可変工程での
    前記読み取りユニットと被写体との間の距離を制御する
    場合に、所定の焦点距離を決定する焦点距離を決定する
    焦点決定工程を更に有することを特徴とする請求項14
    乃至22のいずれかに記載の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記所定の焦点距離は、前記読み取り
    ユニットと前記被写体との間の距離であることを特徴と
    する請求項23に記載の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記チャートは、被写体位置に設置さ
    れていることを特徴とする請求項14乃至24のいずれ
    かに記載の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記被写体は、原稿台ガラスに載置さ
    れることを特徴とする請求項14乃至25のいずれかに
    記載の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記距離可変工程では、前記読み取り
    ユニットと前記被写体との間の距離をカムにより変化さ
    せることを特徴とする請求項14乃至26のいずれかに
    記載の制御方法。
  28. 【請求項28】 前記読み取りユニットは、前記画像読
    み取り用のレンズと前記読み取り素子を固定位置に設置
    して一体化した読み取りユニットであることを特徴とす
    る請求項14乃至27のいずれかに記載の制御方法。
  29. 【請求項29】 請求項14乃至28のいずれかの制御
    方法を実現するためのプログラムコードを保持する記憶
    媒体。
  30. 【請求項30】 請求項14乃至28のいずれかに記載
    の制御方法を実現するためのプログラムコードを有する
    ことを特徴とするプログラム。
  31. 【請求項31】 画像読み取り用のレンズと読み取り素
    子を固定位置に設置して一体化した読み取りユニット
    と、 前記読み取りユニットと被写体との間の距離を変化させ
    る距離可変手段と、 被写体位置に設置された焦点測定用のチャートを前記読
    み取りユニットで読み取って焦点の合焦度合いを検出す
    る焦点検出手段と、 前記焦点検出手段の検出動作を行いつつ、前記距離可変
    手段で前記読み取りユニットと被写体との間の距離を変
    化させ、所定の焦点距離を決定する焦点決定手段とを備
    えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  32. 【請求項32】 前記焦点検出手段は、前記チャートに
    形成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その読み
    取り画像データに基づいて解像力指標を計測し、 前記焦点決定手段は、前記解像力指標が最大となる時の
    前記読み取りユニットと被写体との間の距離を、前記所
    定の焦点距離として決定することを特徴とする請求項3
    1記載の画像読み取り装置。
  33. 【請求項33】 画像読み取り時の読み取りモードを選
    択するモード選択手段と、 前記モード選択手段により選択された読み取りモードに
    応じて、前記読み取りユニットを、前記解像力指標が最
    大となる距離から別の距離へ前記距離可変手段によって
    移動する焦点変更手段とを備えたことを特徴とする請求
    項32記載の画像読み取り装置。
  34. 【請求項34】 画像読み取り用のレンズと読み取り素
    子を固定位置に設置して一体化した読み取りユニットに
    対し、前記読み取りユニットと被写体との間の距離を変
    化させる距離可変手段を用意し、被写体位置に焦点測定
    用のチャートを設置した後、 前記焦点測定用のチャートを前記読み取りユニットで読
    み取って焦点の合焦度合いを検出する焦点検出行程を行
    いつつ、前記距離可変手段で前記読み取りユニットと被
    写体との間の距離を変化させ、所定の焦点距離を決定す
    る焦点決定行程を実行することを特徴とする画像読み取
    り装置の制御方法。
  35. 【請求項35】 前記焦点検出行程は、前記チャートに
    形成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その読み
    取り画像データに基づいて解像力指標を計測し、 前記焦点決定行程は、前記解像力指標が最大となる時の
    前記読み取りユニットと被写体との間の距離を、前記所
    定の焦点距離として決定することを特徴とする請求項3
    4記載の画像読み取り装置の制御方法。
  36. 【請求項36】 画像読み取り時の読み取りモードを選
    択するモード選択行程と、 前記モード選択行程により選択された読み取りモードに
    応じて、前記読み取りユニットを、前記解像力指標が最
    大となる距離から別の距離へ前記距離可変手段によって
    移動する焦点変更行程とを実行することを特徴とする請
    求項35記載の画像読み取り装置の制御方法。
  37. 【請求項37】 画像読み取り用のレンズと読み取り素
    子を固定位置に設置して一体化した読み取りユニット
    と、前記読み取りユニットと被写体との間の距離を変化
    させる距離可変手段とを備えた画像読み取り装置の制御
    方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体で
    あって、 前記制御プログラムは、 被写体位置に設置された焦点測定用のチャートを前記読
    み取りユニットで読み取って焦点の合焦度合いを検出す
    る焦点検出ステップと、 前記焦点検出ステップの検出動作を行いつつ、前記距離
    可変手段で前記読み取りユニットと被写体との間の距離
    を変化させ、所定の焦点距離を決定する焦点決定ステッ
    プとを備えたことを特徴とする制御プログラムを提供す
    る媒体。
  38. 【請求項38】 前記焦点検出ステップは、前記チャー
    トに形成された焦点測定用の画像領域を読み取り、その
    読み取り画像データに基づいて解像力指標を計測するス
    テップとし、 前記焦点決定ステップは、前記解像力指標が最大となる
    時の前記読み取りユニットと被写体との間の距離を、前
    記所定の焦点距離として決定するステップであることを
    特徴とする請求項37記載の制御プログラムを提供する
    媒体。
  39. 【請求項39】 前記制御プログラムは、 画像読み取り時の読み取りモードを選択するモード選択
    ステップと、 前記モード選択ステップにより選択された読み取りモー
    ドに応じて、前記読み取りユニットを、前記解像力指標
    が最大となる距離から別の距離へ前記距離可変手段によ
    って移動する焦点変更ステップとを備えたことを特徴と
    する請求項38記載の制御プログラムを提供する媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282214A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toshiba Corp 画像読み取り装置及びその設定方法
JP2011528451A (ja) * 2008-07-15 2011-11-17 アルコン,インコーポレイティド 瞳孔力学により疑似調節度合を高めた焦点深度拡張(edof)レンズ
US8089664B2 (en) 2007-01-31 2012-01-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device

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