JP2002171354A - 自動検針システム用無線装置 - Google Patents
自動検針システム用無線装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動検針システム用無線装置において、無線
親局と無線子局との間の通信時間を短くし、低消費電力
化を図ること。 【解決手段】 自動検針システム用無線装置８におい
て、無線親局８１および無線子局８２は、それぞれ前回
の受信時に使用したビット同期タイミングをメモリ２
６、３６に保持している。このため、通信開始時は、保
持しているビット同期タイミングを補正するだけでよい
ので、毎回新規に確立する場合に比べて通信時間を短く
することができる。また、無線親局８１および無線子局
８２は、受信した電波のアナログ信号を２値変換してロ
ジック信号に変換するためのしきい値を初回の通信時に
算出してメモリ２６、３６に保持している。このため、
以後の通信時にはしきい値の算出が不要となるので、そ
の分、通信時間を短くできる。
親局と無線子局との間の通信時間を短くし、低消費電力
化を図ること。 【解決手段】 自動検針システム用無線装置８におい
て、無線親局８１および無線子局８２は、それぞれ前回
の受信時に使用したビット同期タイミングをメモリ２
６、３６に保持している。このため、通信開始時は、保
持しているビット同期タイミングを補正するだけでよい
ので、毎回新規に確立する場合に比べて通信時間を短く
することができる。また、無線親局８１および無線子局
８２は、受信した電波のアナログ信号を２値変換してロ
ジック信号に変換するためのしきい値を初回の通信時に
算出してメモリ２６、３６に保持している。このため、
以後の通信時にはしきい値の算出が不要となるので、そ
の分、通信時間を短くできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を利用し
て監視センターでメータ装置を自動検針する自動検針シ
ステムに関するものであり、更に詳しくは、監視センタ
ーに接続された通信回線端末側の伝送装置とメータ装置
との間を無線により接続する自動検針システム用無線装
置に関するものである。
て監視センターでメータ装置を自動検針する自動検針シ
ステムに関するものであり、更に詳しくは、監視センタ
ーに接続された通信回線端末側の伝送装置とメータ装置
との間を無線により接続する自動検針システム用無線装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通信回線を利用して監視センターにおい
てメータ装置を自動検針するシステムとしては、例え
ば、ガスメータ、水道メータ等の自動検針システムが知
られている。自動検針システムでは、監視センターに接
続された通信回線端末側の伝送装置と、各需要家に取付
けられた自動検針用メータ装置との間を無線により接続
する自動検針システム用無線装置が用いられている。こ
れにより、メータ装置と伝送装置との間の配線接続が不
要となっている。
てメータ装置を自動検針するシステムとしては、例え
ば、ガスメータ、水道メータ等の自動検針システムが知
られている。自動検針システムでは、監視センターに接
続された通信回線端末側の伝送装置と、各需要家に取付
けられた自動検針用メータ装置との間を無線により接続
する自動検針システム用無線装置が用いられている。こ
れにより、メータ装置と伝送装置との間の配線接続が不
要となっている。
【０００３】このような自動検針システム用無線装置
は、伝送装置に取付けられた無線親局と、自動検針用メ
ータ装置に接続された無線子局とを備えている。無線親
局と無線子局との間の無線通信は、消費電力を抑制する
観点等から、一般に非同期通信を採用している。この非
同期通信では、無線親局と無線子局との間で送信側から
受信側に一定長以上のビット同期確立信号を毎回通信ご
とに送信して、受信側がビット同期タイミングを確立
後、データ受信通信を開始する。
は、伝送装置に取付けられた無線親局と、自動検針用メ
ータ装置に接続された無線子局とを備えている。無線親
局と無線子局との間の無線通信は、消費電力を抑制する
観点等から、一般に非同期通信を採用している。この非
同期通信では、無線親局と無線子局との間で送信側から
受信側に一定長以上のビット同期確立信号を毎回通信ご
とに送信して、受信側がビット同期タイミングを確立
後、データ受信通信を開始する。
【０００４】また、受信側の受信状態は、ノイズ時は電
源とＧＮＤの間をランダムに移行するホワイトノイズ状
態であり、この状態から通信が開始すると送信側からの
データを乗せた受信電波を復調したアナログ信号入力状
態になる。このアナログ信号はサイン波のような波形で
あるので、受信側の装置を構成するマイクロコンピュー
タが認識できるパルス波形のロジック信号に変換する必
要がある。このロジック信号は、復調したアナログ信号
の直流電圧をしきい値を中心として２値に変換すること
により得られる。しきい値は、毎回通信開始時に、受信
側がＲＣ積分回路を用いて受信アナログ信号（直流電
圧）の平均値から算出している。
源とＧＮＤの間をランダムに移行するホワイトノイズ状
態であり、この状態から通信が開始すると送信側からの
データを乗せた受信電波を復調したアナログ信号入力状
態になる。このアナログ信号はサイン波のような波形で
あるので、受信側の装置を構成するマイクロコンピュー
タが認識できるパルス波形のロジック信号に変換する必
要がある。このロジック信号は、復調したアナログ信号
の直流電圧をしきい値を中心として２値に変換すること
により得られる。しきい値は、毎回通信開始時に、受信
側がＲＣ積分回路を用いて受信アナログ信号（直流電
圧）の平均値から算出している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ここで、伝送装置およ
び自動検針用メータ装置は、その間を有線配線すること
を前提として構成されており、これらの伝送装置および
自動検針用メータ装置のタイムアウトに間に合うように
無線通信を行わせるために、自動検針システム用無線装
置における無線区間の通信時間を短くしたいという要求
がある。
び自動検針用メータ装置は、その間を有線配線すること
を前提として構成されており、これらの伝送装置および
自動検針用メータ装置のタイムアウトに間に合うように
無線通信を行わせるために、自動検針システム用無線装
置における無線区間の通信時間を短くしたいという要求
がある。
【０００６】本発明の課題は、自動検針システム用無線
装置において、無線親局と無線子局との間の通信時間を
短くすることのできる構成を提案することにある。
装置において、無線親局と無線子局との間の通信時間を
短くすることのできる構成を提案することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、監視センターとの間で通信を行なう伝
送装置に接続されている無線親局と、メータ装置に接続
されている無線子局とを有する自動検針システム用無線
装置において、前記無線親局および前記無線子局のそれ
ぞれは、相互間で同期通信を行なうためのビット同期タ
イミングを記憶保持しているタイミング保持部と、この
タイミング保持部に保持されているビット同期タイミン
グに基づき相互間で同期通信を行なう同期通信部とを備
えていることを特徴としている。
めに、本発明は、監視センターとの間で通信を行なう伝
送装置に接続されている無線親局と、メータ装置に接続
されている無線子局とを有する自動検針システム用無線
装置において、前記無線親局および前記無線子局のそれ
ぞれは、相互間で同期通信を行なうためのビット同期タ
イミングを記憶保持しているタイミング保持部と、この
タイミング保持部に保持されているビット同期タイミン
グに基づき相互間で同期通信を行なう同期通信部とを備
えていることを特徴としている。
【０００８】ここで、前記無線親局および前記無線子局
のそれぞれは、更に、前記ビット同期タイミングを取得
するビット同期タイミング取得部を備え、このビット同
期タイミング取得部は、ビット同期確立信号を送信する
ビット同期確立信号送信部と、受信した前記ビット同期
確立信号のサンプリングを行なうことにより、または、
当該信号の立ち上がり、あるいは当該信号の立ち下がり
を割り込み信号として受信することにより、新規のビッ
ト同期タイミングを生成する新規ビット同期タイミング
の生成部とを備え、生成された新規ビット同期タイミン
グが前記タイミング保持部に保持されるようにすること
が望ましい。
のそれぞれは、更に、前記ビット同期タイミングを取得
するビット同期タイミング取得部を備え、このビット同
期タイミング取得部は、ビット同期確立信号を送信する
ビット同期確立信号送信部と、受信した前記ビット同期
確立信号のサンプリングを行なうことにより、または、
当該信号の立ち上がり、あるいは当該信号の立ち下がり
を割り込み信号として受信することにより、新規のビッ
ト同期タイミングを生成する新規ビット同期タイミング
の生成部とを備え、生成された新規ビット同期タイミン
グが前記タイミング保持部に保持されるようにすること
が望ましい。
【０００９】次に、この保持されたビット同期タイミン
グを補正できるようにするためには、前記無線親局およ
び前記無線子局のそれぞれは、更に、相互にビット同期
補正信号を送信するビット同期補正信号送信部と、当該
ビット同期補正信号を受信すると、前記ビット同期タイ
ミングを補正するタイミング補正部とを備えた構成とす
ればよく、このようにすれば、送信側は、前回の送信時
に保持されたビット同期タイミングで送信を行い、送信
される前記ビット同期補正信号は、前記ビット同期確立
信号に比べて信号長を短くできる。
グを補正できるようにするためには、前記無線親局およ
び前記無線子局のそれぞれは、更に、相互にビット同期
補正信号を送信するビット同期補正信号送信部と、当該
ビット同期補正信号を受信すると、前記ビット同期タイ
ミングを補正するタイミング補正部とを備えた構成とす
ればよく、このようにすれば、送信側は、前回の送信時
に保持されたビット同期タイミングで送信を行い、送信
される前記ビット同期補正信号は、前記ビット同期確立
信号に比べて信号長を短くできる。
【００１０】本発明の自動検針システム用無線装置の無
線親局と無線子局は、同期通信を行うためのビット同期
タイミングを保持しており、このビット同期タイミング
に基づいて相互間の無線通信が行われる。従って、通信
の都度、同期を取る場合に比べて通信時間を短縮でき
る。
線親局と無線子局は、同期通信を行うためのビット同期
タイミングを保持しており、このビット同期タイミング
に基づいて相互間の無線通信が行われる。従って、通信
の都度、同期を取る場合に比べて通信時間を短縮でき
る。
【００１１】また、ビット同期タイミングを補正する場
合も、新規にビット同期タイミングを生成する場合に比
べても短い通信時間で済むので、無線区間の通信時間を
短縮できる。
合も、新規にビット同期タイミングを生成する場合に比
べても短い通信時間で済むので、無線区間の通信時間を
短縮できる。
【００１２】次に、本発明の自動検針システムにおける
前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、通信開
始時に、受信電波を復調したアナログ信号を２値に変換
してロジック信号を得るためのしきい値を検出するしき
い値検出部と、検出されたしきい値に基づき、アナログ
信号をロジック信号に変換するＡ／Ｄ変換部とを備えて
いることを特徴としている。
前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、通信開
始時に、受信電波を復調したアナログ信号を２値に変換
してロジック信号を得るためのしきい値を検出するしき
い値検出部と、検出されたしきい値に基づき、アナログ
信号をロジック信号に変換するＡ／Ｄ変換部とを備えて
いることを特徴としている。
【００１３】この場合、前記しきい値検出部としては、
ＲＣ積分回路を備え、初回の通信時における受信アナロ
グ信号の平均値を前記しきい値として採用する構成のも
のを用いることができる。
ＲＣ積分回路を備え、初回の通信時における受信アナロ
グ信号の平均値を前記しきい値として採用する構成のも
のを用いることができる。
【００１４】この構成によれば、受信側では、ロジック
信号を得るためのしきい値を通信の都度算出する必要が
ないので、その分、無線区間の通信時間を短縮すること
ができる。
信号を得るためのしきい値を通信の都度算出する必要が
ないので、その分、無線区間の通信時間を短縮すること
ができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明を
適用した自動検針システム用無線装置の実施例を説明す
る。
適用した自動検針システム用無線装置の実施例を説明す
る。
【００１６】図１は、本発明の自動検針システム用無線
装置を採用している自動検針システムの全体を示す概略
構成図である。自動検針システム１は、基本的には一般
的な電気、ガス、水道の自動検針システムと同様な構成
であり、検針データ等を収集する中央収集装置２が設置
されている管理者側システムである本部局３と、この本
部局３に対して公衆電話網４を介して接続される電気、
ガス、水道等の消費者側システム５から構成されてい
る。
装置を採用している自動検針システムの全体を示す概略
構成図である。自動検針システム１は、基本的には一般
的な電気、ガス、水道の自動検針システムと同様な構成
であり、検針データ等を収集する中央収集装置２が設置
されている管理者側システムである本部局３と、この本
部局３に対して公衆電話網４を介して接続される電気、
ガス、水道等の消費者側システム５から構成されてい
る。
【００１７】消費者側システム５は、例えば、集合住
宅、工場等に設置されており、本部局３との間で公衆電
話網４（一般回線、ＰＨＳ回線、携帯電話網）を介して
通信を行うための伝送装置６と、この伝送装置６に通信
可能な複数台のメータ装置７（７（１）、７（２）、７
（３）・・・７（ｎ））（ｎは正の整数）と、伝送装置
６と各メータ装置７との間を無線通信（特定小電力無
線、ＰＨＳ等）により接続する自動検針システム用無線
装置８を有している。
宅、工場等に設置されており、本部局３との間で公衆電
話網４（一般回線、ＰＨＳ回線、携帯電話網）を介して
通信を行うための伝送装置６と、この伝送装置６に通信
可能な複数台のメータ装置７（７（１）、７（２）、７
（３）・・・７（ｎ））（ｎは正の整数）と、伝送装置
６と各メータ装置７との間を無線通信（特定小電力無
線、ＰＨＳ等）により接続する自動検針システム用無線
装置８を有している。
【００１８】自動検針システム用無線装置８は、伝送装
置６に接続された無線親局８１と、複数台のメータ装置
７にそれぞれ接続されている無線子局８２（８２
（１）、８２（２）、８２（３）・・・８２（ｎ））
（ｎは正の整数）から構成されている。各無線子局８２
は、メータ装置７の検針データを無線親局８１に供給す
る。
置６に接続された無線親局８１と、複数台のメータ装置
７にそれぞれ接続されている無線子局８２（８２
（１）、８２（２）、８２（３）・・・８２（ｎ））
（ｎは正の整数）から構成されている。各無線子局８２
は、メータ装置７の検針データを無線親局８１に供給す
る。
【００１９】図２は、自動検針システム用無線装置８を
構成する無線親局８１および無線子局８２の概略ブロッ
ク図である。無線親局８１は、マイクロコンピュータを
中心に構成されており、予め格納されている制御プログ
ラムを実行することにより同期通信部２１、データ受信
部２２、データ送信部２３などの各機能が実現される。
同期通信部２１の制御の下に、インターフェース２４を
介して接続されている送受信回路２５が駆動制御され、
無線通信により、各種のデータが各無線子局８２との間
で送受信され、受信したデータがメモリ２６に記憶され
る。この構成の無線親局８１は、インタフェース２７を
介して伝送装置６の側に接続されており、この伝送装置
６を介して本部局３との間で通信が行われる。
構成する無線親局８１および無線子局８２の概略ブロッ
ク図である。無線親局８１は、マイクロコンピュータを
中心に構成されており、予め格納されている制御プログ
ラムを実行することにより同期通信部２１、データ受信
部２２、データ送信部２３などの各機能が実現される。
同期通信部２１の制御の下に、インターフェース２４を
介して接続されている送受信回路２５が駆動制御され、
無線通信により、各種のデータが各無線子局８２との間
で送受信され、受信したデータがメモリ２６に記憶され
る。この構成の無線親局８１は、インタフェース２７を
介して伝送装置６の側に接続されており、この伝送装置
６を介して本部局３との間で通信が行われる。
【００２０】無線子局８２も同様にマイクロコンピュー
タを中心に構成されており、同期通信部３１、データ受
信部３２、データ送信部３３を有し、インターフェース
３４を介して接続されている送受信回路３５が同期通信
部３１により無線親局８１と無線通信が行われる。無線
親局８１からの受信データ等がメモリ３６に記憶され
る。この構成の無線子局８２はインターフェース回路３
７を介してメータ装置７の側に接続されている。
タを中心に構成されており、同期通信部３１、データ受
信部３２、データ送信部３３を有し、インターフェース
３４を介して接続されている送受信回路３５が同期通信
部３１により無線親局８１と無線通信が行われる。無線
親局８１からの受信データ等がメモリ３６に記憶され
る。この構成の無線子局８２はインターフェース回路３
７を介してメータ装置７の側に接続されている。
【００２１】無線親局８１および無線子局８２は、それ
ぞれメモリ２６、３６の中に、相互間で同期通信を行う
ためのビット同期タイミングを前回通信記録として記憶
保持している前回受信記録保持部２６ａ、３６ａを備え
ている。この前回受信記録保持部２６ａ、３６ａに保持
されているビット同期タイミングに基づき同期通信部２
１、３１による同期通信が行われる。
ぞれメモリ２６、３６の中に、相互間で同期通信を行う
ためのビット同期タイミングを前回通信記録として記憶
保持している前回受信記録保持部２６ａ、３６ａを備え
ている。この前回受信記録保持部２６ａ、３６ａに保持
されているビット同期タイミングに基づき同期通信部２
１、３１による同期通信が行われる。
【００２２】それぞれの同期通信部２１、３１は、ビッ
ト同期タイミングを取得するためのビット同期タイミン
グ取得部２１ａ，３１ａを備えている。これらのビット
同期タイミング取得部２１ａ，３１ａは、ビット同期タ
イミングを生成あるいは補正するビット信号を送信する
同期信号送信部２１ｂ、３１ｂと、ビット信号を受信す
ることによりビット同期タイミングを生成あるいは補正
するタイミング生成・補正部２１ｃ、３１ｃとから構成
される。
ト同期タイミングを取得するためのビット同期タイミン
グ取得部２１ａ，３１ａを備えている。これらのビット
同期タイミング取得部２１ａ，３１ａは、ビット同期タ
イミングを生成あるいは補正するビット信号を送信する
同期信号送信部２１ｂ、３１ｂと、ビット信号を受信す
ることによりビット同期タイミングを生成あるいは補正
するタイミング生成・補正部２１ｃ、３１ｃとから構成
される。
【００２３】同期信号送信部２１ｂ、３１ｂは、ビット
同期タイミングを確立するためのビット同期確立信号
と、それよりも信号長の短いビット同期タイミングを補
正するためのビット同期補正信号を送信する。
同期タイミングを確立するためのビット同期確立信号
と、それよりも信号長の短いビット同期タイミングを補
正するためのビット同期補正信号を送信する。
【００２４】タイミング生成・補正部２１ｃ、３１ｃ
は、ビット同期確立信号を受信すると、受信したビット
同期確立信号のサンプリングを行なうことにより、また
は、この信号の立ち上がり、あるいはこの信号の立ち下
がりを割り込み信号として受信することにより、新規の
ビット同期タイミングを生成する。この生成された新規
ビット同期タイミングにより、メモリ２６、３６の前回
受信記録保持部２６ａ、３６ａのビット同期タイミング
が更新される。
は、ビット同期確立信号を受信すると、受信したビット
同期確立信号のサンプリングを行なうことにより、また
は、この信号の立ち上がり、あるいはこの信号の立ち下
がりを割り込み信号として受信することにより、新規の
ビット同期タイミングを生成する。この生成された新規
ビット同期タイミングにより、メモリ２６、３６の前回
受信記録保持部２６ａ、３６ａのビット同期タイミング
が更新される。
【００２５】また、タイミング生成・補正部２１ｃ、３
１ｃは、保持されているビット同期タイミングをビット
同期補正信号により補正し、補正されたビット同期タイ
ミングを、メモリ２６、３６の前回受信記録保持部２６
ａ、３６ａに上書きする。
１ｃは、保持されているビット同期タイミングをビット
同期補正信号により補正し、補正されたビット同期タイ
ミングを、メモリ２６、３６の前回受信記録保持部２６
ａ、３６ａに上書きする。
【００２６】ここで、無線親局８１および無線子局８２
におけるデータ送信部２３、３３から送信されるデータ
をそれぞれ受信するデータ受信部２２、３２には、ロジ
ック変換部２２ａ、３２ａを備えている。これらのロジ
ック変換部２２ａ、３２ａは、受信電波を復調したアナ
ログ信号を２値に変換してロジック信号を得るためのし
きい値検出部２２ｂ、３２ｂと、検出されたしきい値に
基づきアナログ信号をロジック変換するＡ／Ｄ変換部２
２ｃ、３２ｃとから構成されている。
におけるデータ送信部２３、３３から送信されるデータ
をそれぞれ受信するデータ受信部２２、３２には、ロジ
ック変換部２２ａ、３２ａを備えている。これらのロジ
ック変換部２２ａ、３２ａは、受信電波を復調したアナ
ログ信号を２値に変換してロジック信号を得るためのし
きい値検出部２２ｂ、３２ｂと、検出されたしきい値に
基づきアナログ信号をロジック変換するＡ／Ｄ変換部２
２ｃ、３２ｃとから構成されている。
【００２７】しきい値検出部２２ｂ、３２ｂは、ＲＣ積
分回路を備えており、初回の通信時における受信アナロ
グ信号から平均値を求め、その値をメモリ２６、３６の
前回受信記録保持部２６ａ、３６ａに記憶保持してお
き、初回以降の通信時はその値を検出し、Ａ／Ｄ変換部
２２ｃ、３２ｃに供給する。
分回路を備えており、初回の通信時における受信アナロ
グ信号から平均値を求め、その値をメモリ２６、３６の
前回受信記録保持部２６ａ、３６ａに記憶保持してお
き、初回以降の通信時はその値を検出し、Ａ／Ｄ変換部
２２ｃ、３２ｃに供給する。
【００２８】このように構成された自動検針システム用
無線装置８では、無線親局８１および無線子局８２は、
前回の通信に用いたビット同期タイミングをメモリ２
６、３６に保持しているので、最初の通信において、ビ
ット同期確立信号によりビット同期タイミングを取得す
れば、次回からの通信では、保持しているビット同期タ
イミングを基に、通信を行うことができる。
無線装置８では、無線親局８１および無線子局８２は、
前回の通信に用いたビット同期タイミングをメモリ２
６、３６に保持しているので、最初の通信において、ビ
ット同期確立信号によりビット同期タイミングを取得す
れば、次回からの通信では、保持しているビット同期タ
イミングを基に、通信を行うことができる。
【００２９】また、ビット同期タイミングを補正するた
めに通信されるビット同期補正信号は、新規にビット同
期タイミングを取得するためのビット同期確立信号に比
べて信号長が短いので、ビット同期タイミングを確立す
るための通信時間を短縮することができる。なお、通信
中にビット同期補正信号を受信した場合にもビット同期
タイミングの補正をすることができる。
めに通信されるビット同期補正信号は、新規にビット同
期タイミングを取得するためのビット同期確立信号に比
べて信号長が短いので、ビット同期タイミングを確立す
るための通信時間を短縮することができる。なお、通信
中にビット同期補正信号を受信した場合にもビット同期
タイミングの補正をすることができる。
【００３０】さらに、本例では、前回の通信に使用した
ロジック信号変換に用いるしきい値をメモリ２６、３６
に記憶保持している。従って、しきい値検出部２２ｂ、
３２ｂは、最初の通信において受信した電波から復調さ
れたアナログ信号の直流電圧の平均値を算出しメモリ２
６、３６に記憶保持すれば、次回からの通信では、しき
い値を算出する場合より早く検出することができる。
ロジック信号変換に用いるしきい値をメモリ２６、３６
に記憶保持している。従って、しきい値検出部２２ｂ、
３２ｂは、最初の通信において受信した電波から復調さ
れたアナログ信号の直流電圧の平均値を算出しメモリ２
６、３６に記憶保持すれば、次回からの通信では、しき
い値を算出する場合より早く検出することができる。
【００３１】なお、自動検針システム用無線装置８は固
定設置されるため、受信信号レベルの変動が比較的少な
いので、最初の通信において電波が復調されたアナログ
信号の直流電圧から算出した平均値を次回以降の通信に
おいてロジック信号変換のためのしきい値として利用す
ることができる。
定設置されるため、受信信号レベルの変動が比較的少な
いので、最初の通信において電波が復調されたアナログ
信号の直流電圧から算出した平均値を次回以降の通信に
おいてロジック信号変換のためのしきい値として利用す
ることができる。
【００３２】このように、本例の自動検針システム用無
線装置８では、メモリ２６、３６に前回の通信に用いた
ビット同期タイミング、および、ロジック信号変換用し
きい値を保持しているので、通信開始時におけるビット
同期タイミングを確立するための通信時間、および、そ
の間に行われるロジック信号変換用しきい値の検出に必
要とされる通信時間を削除あるいは短縮できる。従っ
て、無線親局８１と無線子局８２の無線区間の通信時間
を全体として短くすることができる。
線装置８では、メモリ２６、３６に前回の通信に用いた
ビット同期タイミング、および、ロジック信号変換用し
きい値を保持しているので、通信開始時におけるビット
同期タイミングを確立するための通信時間、および、そ
の間に行われるロジック信号変換用しきい値の検出に必
要とされる通信時間を削除あるいは短縮できる。従っ
て、無線親局８１と無線子局８２の無線区間の通信時間
を全体として短くすることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動検針
システム用無線装置では、前回の無線ビット同期タイミ
ングを保持し、その後の無線通信動作はそのタイミング
あるいはそれを補正したタイミングに基づき行われる。
システム用無線装置では、前回の無線ビット同期タイミ
ングを保持し、その後の無線通信動作はそのタイミング
あるいはそれを補正したタイミングに基づき行われる。
【００３４】従って、通信を行なう毎にビット同期タイ
ミングを取る必要がない。また、記憶保持されているビ
ット同期タイミングを補正のためのビット同期補正信号
は、ビット同期タイミングを新規に確立させるビット同
期確立信号より短い信号長で良い。
ミングを取る必要がない。また、記憶保持されているビ
ット同期タイミングを補正のためのビット同期補正信号
は、ビット同期タイミングを新規に確立させるビット同
期確立信号より短い信号長で良い。
【００３５】よって、本発明によれば、無線区間の通信
時間を短縮することができるので、有線系を前提として
構成されている自動検針システム用無線装置の上位機
器、下位機器である自動検針用メータ装置および伝送装
置のタイムアウトに間に合うようにすることができる。
また、無線装置の低消費電力化も図れる。
時間を短縮することができるので、有線系を前提として
構成されている自動検針システム用無線装置の上位機
器、下位機器である自動検針用メータ装置および伝送装
置のタイムアウトに間に合うようにすることができる。
また、無線装置の低消費電力化も図れる。
【００３６】一方、本発明の自動検針システム用無線装
置では、受信電波を復調したアナログ信号を２値に変換
してロジック信号を得るためのしきい値を、初回の通信
時に算出し、以後の通信においては当該しきい値を用い
るようにしている。
置では、受信電波を復調したアナログ信号を２値に変換
してロジック信号を得るためのしきい値を、初回の通信
時に算出し、以後の通信においては当該しきい値を用い
るようにしている。
【００３７】従って、通信の度に、このようなしきい値
を算出している場合に比べて、無線区間の通信時間を短
縮し、無線装置の低消費電力化を図ることができる。
を算出している場合に比べて、無線区間の通信時間を短
縮し、無線装置の低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動検針システム用無線装置を採用し
ている自動検針システムの全体を示す概略構成図であ
る。
ている自動検針システムの全体を示す概略構成図であ
る。
【図２】本発明の自動検針システム用無線装置を構成す
る無線親局および無線子局の概略ブロック図である
る無線親局および無線子局の概略ブロック図である
１ 自動検針システム ２ 中央収集装置 ３ 本部局 ４ 公衆電話網 ５ 消費者側システム ６ 伝送装置 ７ メータ装置 ８ 自動検針システム用無線装置 ２１、３１ 同期通信部 ２２、３２ データ受信部 ２２、２３ データ送信部 ２４、３４ インタフェース ２５、３５ 送受信回路 ２６、３６ メモリ ２７、３７ インタフェース ２１ａ、３１ａ ビット同期タイミング取得部 ２１ｂ、３１ｂ 同期信号送信部 ２１ｃ、３１ｃ タイミング生成・補正部 ２２ａ、３２ａ ロジック変換部 ２２ｂ、３２ｂ しきい値検出部 ２２ｃ、３２ｃ Ａ／Ｄ変換部 ２６ａ、３６ａ 前回受信記録保持部 ８１ 無線親局 ８２ 無線子局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢上 努 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 (72)発明者 小林 幸生 長野県松本市和田3967番地10 東洋計器株 式会社内 Ｆターム(参考） 5K032 BA12 CC13 DA21 DB18 5K033 BA11 CB15 DA15 DA17 DB11 5K067 AA14 BB27 DD25 EE10 EE12 HH05 HH23 5K101 KK12 LL11 NN21 TT01
Claims (7)
- 【請求項１】 監視センターとの間で通信を行なう伝送
装置に接続されている無線親局と、メータ装置に接続さ
れている無線子局とを有する自動検針システム用無線装
置において、 前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、相互間
で同期通信を行なうためのビット同期タイミングを記憶
保持しているタイミング保持部と、このタイミング保持
部に保持されているビット同期タイミングに基づき相互
間で同期通信を行なう同期通信部とを備えていることを
特徴とする自動検針システム用無線装置。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、更に、 前記ビット同期タイミングを取得するビット同期タイミ
ング取得部を備えており、 このビット同期タイミング取得部は、ビット同期確立信
号を送信するビット同期確立信号送信部と、受信した前
記ビット同期確立信号のサンプリングを行なうことによ
り、または、当該信号の立ち上がり、あるいは当該信号
の立ち下がりを割り込み信号として受信することによ
り、新規のビット同期タイミングを生成する新規ビット
同期タイミングの生成部とを備えており、 生成された新規ビット同期タイミングが前記タイミング
保持部に保持されることを特徴とする自動検針システム
用無線装置。 - 【請求項３】 請求項１または２において、 前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、更に、
相互にビット同期補正信号を送信するビット同期補正信
号送信部と、当該ビット同期補正信号を受信すると、前
記ビット同期タイミングを補正するタイミング補正部と
を備えており、 前記ビット同期補正信号は、前記ビット同期確立信号に
比べて信号長が短いことを特徴とする自動検針システム
用無線装置。 - 【請求項４】 請求項１ないし３のうちのいずれかの項
において、 前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、更に、
通信開始時に、受信電波を復調したアナログ信号を２値
に変換してロジック信号を得るためのしきい値を検出す
るしきい値検出部と、検出されたしきい値に基づき、ア
ナログ信号をロジック信号に変換するＡ／Ｄ変換部とを
備えていることを特徴とする自動検針システム用無線装
置。 - 【請求項５】 請求項４において、 前記しきい値検出部はＲＣ積分回路を備えており、初回
の通信時における受信アナログ信号の平均値を前記しき
い値として採用することを特徴とする自動検針システム
用無線装置。 - 【請求項６】 監視センターとの間で通信を行なう伝送
装置に接続されている無線親局と、メータ装置に接続さ
れている無線子局とを有する自動検針システム用無線装
置において、 前記無線親局および前記無線子局のそれぞれは、通信開
始時に、受信電波を復調したアナログ信号を２値に変換
してロジック信号を得るためのしきい値を検出するしき
い値検出部と、検出されたしきい値に基づき、アナログ
信号をロジック信号に変換するＡ／Ｄ変換部とを備えて
いることを特徴とする自動検針システム用無線装置。 - 【請求項７】 請求項６において、 前記しきい値検出部はＲＣ積分回路を備えており、初回
の通信時における受信アナログ信号の平均値を前記しき
い値として採用することを特徴とする自動検針システム
用無線装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000366477A JP2002171354A (ja) | 2000-12-01 | 2000-12-01 | 自動検針システム用無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000366477A JP2002171354A (ja) | 2000-12-01 | 2000-12-01 | 自動検針システム用無線装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002171354A true JP2002171354A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18837091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000366477A Pending JP2002171354A (ja) | 2000-12-01 | 2000-12-01 | 自動検針システム用無線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002171354A (ja) |
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-
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- 2000-12-01 JP JP2000366477A patent/JP2002171354A/ja active Pending
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